JPH08182712A - 手術台支持コラムに患者支持手段を選択的に接続する接続装置 - Google Patents
手術台支持コラムに患者支持手段を選択的に接続する接続装置Info
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】患者支持手段を支持装置から別の装置に移送す
る間の安全性を高める。 【解決手段】ピン受容部２６，２２は、ラッチ要素３８
の一方をラッチされる位置で受容する戻り止め凹部４８
を有するとともに、他方の要素３８に係合する制御面も
有し、制御面は接続要素２４が受容部に受容されるとき
他方の要素３８をそのラッチをはずされた位置に移行さ
せる。ここで各接続要素がコラムピン受容部及び搬送用
台車ピン受容部により同時に受容されているとき、受容
された要素２４の要素３８が、コラムピン受容部及び台
車ピン受容部２６，２２の一方が有する戻り止め凹部４
８及び受容部２６，２２の他方が有する制御面５０に係
合する。
る間の安全性を高める。 【解決手段】ピン受容部２６，２２は、ラッチ要素３８
の一方をラッチされる位置で受容する戻り止め凹部４８
を有するとともに、他方の要素３８に係合する制御面も
有し、制御面は接続要素２４が受容部に受容されるとき
他方の要素３８をそのラッチをはずされた位置に移行さ
せる。ここで各接続要素がコラムピン受容部及び搬送用
台車ピン受容部により同時に受容されているとき、受容
された要素２４の要素３８が、コラムピン受容部及び台
車ピン受容部２６，２２の一方が有する戻り止め凹部４
８及び受容部２６，２２の他方が有する制御面５０に係
合する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は手術台の支持コラム
あるいは（患者）搬送用台車に患者支持手段を選択的に
接続する接続装置に関するものであり、前記接続装置が
少なくとも２個のピン形接続要素を含み、前記ピン形接
続要素は前記患者支持手段に固定され且つ前記支持コラ
ムあるいは前記搬送用台車のピン受容部に挿入できると
共に、前記各接続要素が少なくとも２個のラッチ要素を
有し、前記ラッチ要素はラッチされた位置またはラッチ
をはずされた位置に調節できるよう可動に支持され、前
記搬送台車と前記支持コラムとの間の相対動作を介して
前記患者支持手段が前記コラムから前記搬送用台車（も
しくは前記台車から前記コラム）に移送され、このとき
各前記接続要素が前記コラムピン受容部内及び前記搬送
用台車ピン受容部内に同時に受容され、各前記ピン受容
部は、前記ラッチ要素の一方を前記ラッチされる位置で
受容する戻り止め凹部をさらに有するとともに、他方の
前記ラッチ要素に連関する制御面も有し、前記制御面は
前記接続要素が前記受容部に受容されるとき前記他方の
ラッチ要素をその前記ラッチをはずされた位置に移行さ
せ、ここで前記各接続要素が前記コラムピン受容部及び
前記搬送用台車ピン受容部により同時に受容されている
とき、受容された前記接続要素の各前記ラッチ要素が、
前記コラムピン及び前記台車ピン受容部の一方が有する
戻り止め凹部及び前記コラムピン及び前記台車ピン受容
部の他方が有する前記制御面に連関する。
あるいは（患者）搬送用台車に患者支持手段を選択的に
接続する接続装置に関するものであり、前記接続装置が
少なくとも２個のピン形接続要素を含み、前記ピン形接
続要素は前記患者支持手段に固定され且つ前記支持コラ
ムあるいは前記搬送用台車のピン受容部に挿入できると
共に、前記各接続要素が少なくとも２個のラッチ要素を
有し、前記ラッチ要素はラッチされた位置またはラッチ
をはずされた位置に調節できるよう可動に支持され、前
記搬送台車と前記支持コラムとの間の相対動作を介して
前記患者支持手段が前記コラムから前記搬送用台車（も
しくは前記台車から前記コラム）に移送され、このとき
各前記接続要素が前記コラムピン受容部内及び前記搬送
用台車ピン受容部内に同時に受容され、各前記ピン受容
部は、前記ラッチ要素の一方を前記ラッチされる位置で
受容する戻り止め凹部をさらに有するとともに、他方の
前記ラッチ要素に連関する制御面も有し、前記制御面は
前記接続要素が前記受容部に受容されるとき前記他方の
ラッチ要素をその前記ラッチをはずされた位置に移行さ
せ、ここで前記各接続要素が前記コラムピン受容部及び
前記搬送用台車ピン受容部により同時に受容されている
とき、受容された前記接続要素の各前記ラッチ要素が、
前記コラムピン及び前記台車ピン受容部の一方が有する
戻り止め凹部及び前記コラムピン及び前記台車ピン受容
部の他方が有する前記制御面に連関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】このよ
うな接続装置は、ドイツ特許出願公開公報ＤＥ−Ａ−４
０ １５ ４７１からも知られており、これについて公
開された内容は本明細書中に完全に包含されているとす
る。従来の接続装置においては、手術台支持コラムと搬
送台車との間の垂直方向の相対的運動を通してのみ、患
者支持手段を搬送台車から支持コラムへ（あるいはその
逆の）移送することが可能である。この場合、移送前に
（患者支持手段）受容構成要素（支持コラムあるいは搬
送台車）のピン受容部の制御面が（患者支持手段）配送
構成要素（搬送台車あるいは支持コラム）のラッチ要素
をはずし、移送後に配送構成要素（搬送台車あるいは支
持コラム）のピン受容部の制御面により、受容構成要素
（支持コラムあるいは搬送台車）のラッチ要素がラッチ
される。
うな接続装置は、ドイツ特許出願公開公報ＤＥ−Ａ−４
０ １５ ４７１からも知られており、これについて公
開された内容は本明細書中に完全に包含されているとす
る。従来の接続装置においては、手術台支持コラムと搬
送台車との間の垂直方向の相対的運動を通してのみ、患
者支持手段を搬送台車から支持コラムへ（あるいはその
逆の）移送することが可能である。この場合、移送前に
（患者支持手段）受容構成要素（支持コラムあるいは搬
送台車）のピン受容部の制御面が（患者支持手段）配送
構成要素（搬送台車あるいは支持コラム）のラッチ要素
をはずし、移送後に配送構成要素（搬送台車あるいは支
持コラム）のピン受容部の制御面により、受容構成要素
（支持コラムあるいは搬送台車）のラッチ要素がラッチ
される。
【０００３】本発明の目的は、上記されたタイプの接続
装置を、患者支持手段をある支持装置から別の装置に移
送する間の安全性が高められるよう形成することであ
る。
装置を、患者支持手段をある支持装置から別の装置に移
送する間の安全性が高められるよう形成することであ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
は、各ラッチ要素がセンサに連関し、このセンサが各ラ
ッチ要素がラッチされた位置にあることを検知すること
により達成される。センサは各々指示装置に接続され、
関連するラッチ要素が実際にラッチされており支持装置
から患者支持手段が意図せずに脱落する可能性のないこ
とを操作者に示すことができる。またセンサを手術台の
運動機能制御部に含め、支持コラムに接続された制御装
置に連結させることも可能である。関連するラッチ要素
がラッチされた位置にあることが連関するセンサにより
検知されない限り、患者支持手段の全ての運動機能は制
御装置によってブロックされる。運動機能は、関連セン
サが連関するラッチ要素がラッチされた位置に見出ださ
れることを示す信号を送出したとき初めてイネーブル状
態にされる。運動機能を制御する制御装置は一般にコラ
ム内にあるので、センサは通常コラムピン受容部内に配
置される。
は、各ラッチ要素がセンサに連関し、このセンサが各ラ
ッチ要素がラッチされた位置にあることを検知すること
により達成される。センサは各々指示装置に接続され、
関連するラッチ要素が実際にラッチされており支持装置
から患者支持手段が意図せずに脱落する可能性のないこ
とを操作者に示すことができる。またセンサを手術台の
運動機能制御部に含め、支持コラムに接続された制御装
置に連結させることも可能である。関連するラッチ要素
がラッチされた位置にあることが連関するセンサにより
検知されない限り、患者支持手段の全ての運動機能は制
御装置によってブロックされる。運動機能は、関連セン
サが連関するラッチ要素がラッチされた位置に見出ださ
れることを示す信号を送出したとき初めてイネーブル状
態にされる。運動機能を制御する制御装置は一般にコラ
ム内にあるので、センサは通常コラムピン受容部内に配
置される。
【０００５】実施例においては、各センサは、コラムピ
ン受容部内に配置されたホール検知器及び連関するラッ
チ要素内に配置された磁石を含む。これにより、ラッチ
要素の位置を直接ラッチに触れることなく検知できる。
ホール検知器及び磁石は、それらが掃除の際障害となら
ぬよう支持材中に完全に埋め込むことができる。
ン受容部内に配置されたホール検知器及び連関するラッ
チ要素内に配置された磁石を含む。これにより、ラッチ
要素の位置を直接ラッチに触れることなく検知できる。
ホール検知器及び磁石は、それらが掃除の際障害となら
ぬよう支持材中に完全に埋め込むことができる。
【０００６】好適実施例によると、ラッチ要素が接続要
素内に回転可能に支持された爪として構成され、爪の各
々が２つの部分を有し、２つの部分の一方がコラムピン
受容部あるいは搬送用台車ピン受容部の戻り止め凹部内
に受容され、他方が（上の順序の場合）搬送用台車ピン
受容部あるいはコラムピン受容部の制御面に係合するよ
うにされる。また搬送用台車ピン受容部においては、爪
がラッチされるとき、ラッチされた位置にある爪内部の
磁石の向い側に位置する戻り止め凹部側のポイントと前
記ホール検知器の向い側に位置するポイントとの間に磁
場伝達装置が配置されている。これゆえ、支持コラムピ
ン受容部内でのホール検知器の配置が一層、自由にな
る。そのような磁場伝達装置としては、例えば搬送用台
車ピン受容部内に埋め込まれた軟鉄要素がある。
素内に回転可能に支持された爪として構成され、爪の各
々が２つの部分を有し、２つの部分の一方がコラムピン
受容部あるいは搬送用台車ピン受容部の戻り止め凹部内
に受容され、他方が（上の順序の場合）搬送用台車ピン
受容部あるいはコラムピン受容部の制御面に係合するよ
うにされる。また搬送用台車ピン受容部においては、爪
がラッチされるとき、ラッチされた位置にある爪内部の
磁石の向い側に位置する戻り止め凹部側のポイントと前
記ホール検知器の向い側に位置するポイントとの間に磁
場伝達装置が配置されている。これゆえ、支持コラムピ
ン受容部内でのホール検知器の配置が一層、自由にな
る。そのような磁場伝達装置としては、例えば搬送用台
車ピン受容部内に埋め込まれた軟鉄要素がある。
【０００７】本発明の他の特徴及び利点については、本
発明を添付図面と関連させて実施例により説明する以下
の記述から明らかとなろう。
発明を添付図面と関連させて実施例により説明する以下
の記述から明らかとなろう。
【０００８】
【実施例】図１ａには、全体として符号１０で示される
手術台支持コラムが示され、このコラムはコラム足部１
２及びコラム足部１２上に支持され且つ高さを調節でき
るコラム頭部を有する。高さ調節機構は図示されていな
いが通常のどんな方法で設けられてもよく、一般的には
液圧あるいは機械によるリフト用装置である。
手術台支持コラムが示され、このコラムはコラム足部１
２及びコラム足部１２上に支持され且つ高さを調節でき
るコラム頭部を有する。高さ調節機構は図示されていな
いが通常のどんな方法で設けられてもよく、一般的には
液圧あるいは機械によるリフト用装置である。
【０００９】支持コラムの左隣に全体として符号１６で
示される搬送用台車が図示されており、この台車は手術
台の患者支持手段あるいはテーブルプレート１８を保持
する。搬送用台車１６は２本の側部フレーム部分２０か
らなり、フレーム部は横断部材２５，２７で接続されて
いる（図１ｄ）。横断部材２５，２７は、２本の側部フ
レーム２０の間且つ図１ｄの搬送台車の右端にある車輪
２８から横断部材２５，２７までの空間に接近自在であ
るよう、中央部分に位置している。これゆえ、支持コラ
ムが２本のフレーム部分２０の間で図１ｄ（搬送用台車
の概略平面図で、支持コラムは破線部分）の示すような
位置に来るよう、搬送用台車を支持コラム１０の所に持
って来ることができる。
示される搬送用台車が図示されており、この台車は手術
台の患者支持手段あるいはテーブルプレート１８を保持
する。搬送用台車１６は２本の側部フレーム部分２０か
らなり、フレーム部は横断部材２５，２７で接続されて
いる（図１ｄ）。横断部材２５，２７は、２本の側部フ
レーム２０の間且つ図１ｄの搬送台車の右端にある車輪
２８から横断部材２５，２７までの空間に接近自在であ
るよう、中央部分に位置している。これゆえ、支持コラ
ムが２本のフレーム部分２０の間で図１ｄ（搬送用台車
の概略平面図で、支持コラムは破線部分）の示すような
位置に来るよう、搬送用台車を支持コラム１０の所に持
って来ることができる。
【００１０】いくらか非対称形である側部フレーム２０
の上端にピン受容部２２が形成され、この受容部が、テ
ーブルプレート１８の長手方向側面部の両縁に設置され
テーブルプレート１８から下方へ延びる接続要素２４を
受容する。接続要素の正確な形態は、他の図との関連に
おいてより詳細に説明される。コラム頭部１４の１組の
対向側面にピン受容部２６が同様に設けられ、搬送用台
車１６の支持コラム１０に対する図１ｄに示された位置
において、これらピン受容部２６が搬送台車のピン受容
部２２に対峙するようにする。
の上端にピン受容部２２が形成され、この受容部が、テ
ーブルプレート１８の長手方向側面部の両縁に設置され
テーブルプレート１８から下方へ延びる接続要素２４を
受容する。接続要素の正確な形態は、他の図との関連に
おいてより詳細に説明される。コラム頭部１４の１組の
対向側面にピン受容部２６が同様に設けられ、搬送用台
車１６の支持コラム１０に対する図１ｄに示された位置
において、これらピン受容部２６が搬送台車のピン受容
部２２に対峙するようにする。
【００１１】テーブルプレートあるいは患者支持手段１
８を搬送台車１６から支持コラム１０に移送するために
は、搬送台車１６は支持コラム１０に対して図１ｂに示
される位置に移される。この位置で、接続要素２４はコ
ラム頭部１４のピン受容部２６のちょうど真上に来てい
る。次に、コラム頭部１４がコラム内部のリフト用装置
により、支持面手段１８上の接続要素２４がコラム頭部
１４上のピン受容部２６内に完全に係合するまでリフト
される。
８を搬送台車１６から支持コラム１０に移送するために
は、搬送台車１６は支持コラム１０に対して図１ｂに示
される位置に移される。この位置で、接続要素２４はコ
ラム頭部１４のピン受容部２６のちょうど真上に来てい
る。次に、コラム頭部１４がコラム内部のリフト用装置
により、支持面手段１８上の接続要素２４がコラム頭部
１４上のピン受容部２６内に完全に係合するまでリフト
される。
【００１２】このとき、接続要素２４は、搬送用ワゴン
１６のピン受容部２２内及びコラム頭部１４のピン受容
部２６内の両方に同時に受容される。
１６のピン受容部２２内及びコラム頭部１４のピン受容
部２６内の両方に同時に受容される。
【００１３】次に図１ｅにおいて、コラム頭部１４はさ
らにリフトされて、患者支持手段１８の接続要素２４は
搬送台車のピン受容部２２から引き出される。この状態
では、搬送台車はもう取り除かれてよい（図１ｆ）。そ
して手術台は、従来の方法で必要に応じて所望の作業用
（手術用）高さに調節できる（図１ｇ）。患者支持手段
の支持コラム１０から搬送用台車１６への移送は、反対
の手順で行われる。
らにリフトされて、患者支持手段１８の接続要素２４は
搬送台車のピン受容部２２から引き出される。この状態
では、搬送台車はもう取り除かれてよい（図１ｆ）。そ
して手術台は、従来の方法で必要に応じて所望の作業用
（手術用）高さに調節できる（図１ｇ）。患者支持手段
の支持コラム１０から搬送用台車１６への移送は、反対
の手順で行われる。
【００１４】患者支持手段１８は、使用されている支持
装置から（患者）支持面手段１８が意図しないのにはず
れることを防止するため、搬送台車１６と支持コラム１
０の双方にラッチされねばならない。支持面手段１８を
支持コラム１０から搬送台車１６（あるいはその逆）に
移行させる間どのようにラッチしたりラッチがはずれた
りするかは他の図を参照しつつより詳しく説明される。
装置から（患者）支持面手段１８が意図しないのにはず
れることを防止するため、搬送台車１６と支持コラム１
０の双方にラッチされねばならない。支持面手段１８を
支持コラム１０から搬送台車１６（あるいはその逆）に
移行させる間どのようにラッチしたりラッチがはずれた
りするかは他の図を参照しつつより詳しく説明される。
【００１５】１個の接続要素２４が図２−４により詳細
に図示されている。この接続要素は、ボア３２を有する
ブロック形フランジ部分３０を含み、患者支持手段１８
に接続要素２４を固定するボルトをこのボアを通して挿
入できる。台形の基礎体３４がフランジ部分３０と一体
的に接続される。基礎体は各小側面（前面）に叉形凹部
（forklike recess ）３６を有し、各凹部内に爪（paw
l）３８が軸４０回りに回転可能に支持されている。爪
３８はその内側上縁部にストップ４２を有し、このスト
ップは、図３に示されるように、基礎体３４のストップ
受け４４との係合により、爪が叉形凹部３６から飛び出
ることを防止する。爪３８は両方とも、それらの間で作
用する図示されていない螺旋圧縮ばねにより、外側に回
転した位置に付勢されている。
に図示されている。この接続要素は、ボア３２を有する
ブロック形フランジ部分３０を含み、患者支持手段１８
に接続要素２４を固定するボルトをこのボアを通して挿
入できる。台形の基礎体３４がフランジ部分３０と一体
的に接続される。基礎体は各小側面（前面）に叉形凹部
（forklike recess ）３６を有し、各凹部内に爪（paw
l）３８が軸４０回りに回転可能に支持されている。爪
３８はその内側上縁部にストップ４２を有し、このスト
ップは、図３に示されるように、基礎体３４のストップ
受け４４との係合により、爪が叉形凹部３６から飛び出
ることを防止する。爪３８は両方とも、それらの間で作
用する図示されていない螺旋圧縮ばねにより、外側に回
転した位置に付勢されている。
【００１６】搬送台車上のピン受容部２２及びコラム頭
部１４上のピン受容部２６は同一形状に形成される。こ
れら受容部は、接続要素２４の基礎体３４にフィットす
る形であり、各受容部は接続要素を、半分だけ収容する
ようになっている。２個の開放ピン受容部２２及び２６
は、それらの開放面がちょうど互いに向き合う位置に来
たとき、接続要素２４を完全に収容する凹部を形成する
ようになっている。しかし、各ピン受容部が、接続要素
２４の正面表面（爪のある面）に面している２つの側部
表面の一方においてのみ爪受容部あるいは戻り止め（de
tent）凹部４８を有し、もう一方の側部表面５０は滑ら
かで（凹部がなく）制御面を形成することは重要であ
る。もし接続要素がコラム頭部のピン受容部２６内に挿
入されると（図３）、図３の右方に位置しているラッチ
用爪３８は、連関する戻り止め凹部４８内に移行でき
る。図３左側のラッチ用爪３８は、図３で示されている
接続要素２４の基礎体３４内にある螺旋圧縮ばねの力
で、滑らかな制御表面５０に押し付けられる。爪３８は
その回転軸方向に関して、コラム頭部のピン受容部２６
の手前半分までしか入らないことに注目すべきである。
コラム頭部１４のピン受容部２６内で接続要素２４が位
置できる軸４０方向での最も奥の位置が、図２に符号５
２で示されている。
部１４上のピン受容部２６は同一形状に形成される。こ
れら受容部は、接続要素２４の基礎体３４にフィットす
る形であり、各受容部は接続要素を、半分だけ収容する
ようになっている。２個の開放ピン受容部２２及び２６
は、それらの開放面がちょうど互いに向き合う位置に来
たとき、接続要素２４を完全に収容する凹部を形成する
ようになっている。しかし、各ピン受容部が、接続要素
２４の正面表面（爪のある面）に面している２つの側部
表面の一方においてのみ爪受容部あるいは戻り止め（de
tent）凹部４８を有し、もう一方の側部表面５０は滑ら
かで（凹部がなく）制御面を形成することは重要であ
る。もし接続要素がコラム頭部のピン受容部２６内に挿
入されると（図３）、図３の右方に位置しているラッチ
用爪３８は、連関する戻り止め凹部４８内に移行でき
る。図３左側のラッチ用爪３８は、図３で示されている
接続要素２４の基礎体３４内にある螺旋圧縮ばねの力
で、滑らかな制御表面５０に押し付けられる。爪３８は
その回転軸方向に関して、コラム頭部のピン受容部２６
の手前半分までしか入らないことに注目すべきである。
コラム頭部１４のピン受容部２６内で接続要素２４が位
置できる軸４０方向での最も奥の位置が、図２に符号５
２で示されている。
【００１７】図４は、接続要素２４が搬送用台車１６上
のピン受容部２２内に受容されるもう１つの状態を図示
する。ここでは図２及び図４における左側のラッチ用爪
３８が、設けられた戻り止め凹部４８内に入り、一方右
側のラッチ用爪３８は接続要素２４の基礎体３４内に、
滑らかな制御面５０によって押し付けられる。図３及び
図４から、患者支持手段１８はコラム頭部１４のみなら
ず搬送用台車１６にもラッチ及び固定されることが理解
できる。
のピン受容部２２内に受容されるもう１つの状態を図示
する。ここでは図２及び図４における左側のラッチ用爪
３８が、設けられた戻り止め凹部４８内に入り、一方右
側のラッチ用爪３８は接続要素２４の基礎体３４内に、
滑らかな制御面５０によって押し付けられる。図３及び
図４から、患者支持手段１８はコラム頭部１４のみなら
ず搬送用台車１６にもラッチ及び固定されることが理解
できる。
【００１８】各ラッチ用爪３８が連関する戻り止め凹部
４８内にラッチされているかどうか確認できるように、
センサが設けられる。これらセンサには２個のホール
（効果）検知器５４，５６が含まれ、図２−４に示され
るようにコラムピン受容部のボア内に設置される。各爪
３８において、ボア５８内に永久磁石６０が設置されて
いる。ラッチ用爪３８内に設置された磁石６０は、コラ
ムピン受容部４８及び連関するホール検知器の戻り止め
凹部内に受容され、図３に示されているように爪３８が
戻り止め凹部４８内に完全に入ると直ちにホール検知器
５４が信号を作成するようにしてある。
４８内にラッチされているかどうか確認できるように、
センサが設けられる。これらセンサには２個のホール
（効果）検知器５４，５６が含まれ、図２−４に示され
るようにコラムピン受容部のボア内に設置される。各爪
３８において、ボア５８内に永久磁石６０が設置されて
いる。ラッチ用爪３８内に設置された磁石６０は、コラ
ムピン受容部４８及び連関するホール検知器の戻り止め
凹部内に受容され、図３に示されているように爪３８が
戻り止め凹部４８内に完全に入ると直ちにホール検知器
５４が信号を作成するようにしてある。
【００１９】搬送用台車ピン受容部の戻り止め凹部内に
受容されるようにしてある残る一方のラッチ用爪の場合
は、もう少し複雑である。磁石６０は先述のラッチ用爪
３８の場合と同様に設置される。ホール検知器５６は、
コラムピン受容部におけるホール検知器５４より幾分高
い位置にある。患者支持面手段を支持コラム１０から搬
送用台車１６に移動するにあたりコラム１０、ひいては
コラムピン受容部２６が下げられてラッチ用爪３８が図
３位置から図４位置に移行すると、コラム１０のピン受
容部は図４に破線で示された位置へと動く。コラムピン
受容部がこの動きによりラッチ用爪３８から取り除か
れ、爪３８は搬送用台車ピン受容部内にラッチするが、
この場合当該ラッチ用爪中の磁石６０とホール検知器５
６は、信号を作成できるほど接近できない。このため、
図４及び図５に示すように、爪内部に設置された磁石６
０とコラムピン受容部内部に設置されたホール検知器５
６との間に磁場伝達要素６２が設けられ、この伝達要素
がこのとき搬送用台車ピン受容部２２内にラッチしてい
る爪３８の磁石６０の向い側に位置するポイント６４
と、コラムピン受容部内のホール検知器５６の向い側に
位置するポイント６６とを接続する。ラッチ用爪３８が
搬送用台車ピン受容部内のラッチ位置に到達した瞬間が
図４に図示されている。
受容されるようにしてある残る一方のラッチ用爪の場合
は、もう少し複雑である。磁石６０は先述のラッチ用爪
３８の場合と同様に設置される。ホール検知器５６は、
コラムピン受容部におけるホール検知器５４より幾分高
い位置にある。患者支持面手段を支持コラム１０から搬
送用台車１６に移動するにあたりコラム１０、ひいては
コラムピン受容部２６が下げられてラッチ用爪３８が図
３位置から図４位置に移行すると、コラム１０のピン受
容部は図４に破線で示された位置へと動く。コラムピン
受容部がこの動きによりラッチ用爪３８から取り除か
れ、爪３８は搬送用台車ピン受容部内にラッチするが、
この場合当該ラッチ用爪中の磁石６０とホール検知器５
６は、信号を作成できるほど接近できない。このため、
図４及び図５に示すように、爪内部に設置された磁石６
０とコラムピン受容部内部に設置されたホール検知器５
６との間に磁場伝達要素６２が設けられ、この伝達要素
がこのとき搬送用台車ピン受容部２２内にラッチしてい
る爪３８の磁石６０の向い側に位置するポイント６４
と、コラムピン受容部内のホール検知器５６の向い側に
位置するポイント６６とを接続する。ラッチ用爪３８が
搬送用台車ピン受容部内のラッチ位置に到達した瞬間が
図４に図示されている。
【００２０】この磁場伝達要素６２は、例えば軟鉄（要
素）である。
素）である。
【００２１】ホール検知器は、コラム１０内部の指示
（提示）装置あるいは制御装置のどちらかに図示されて
いない方法で接続され、ラッチ状態が提示されるかある
いは制御装置がラッチ状態について情報を受けるように
する。
（提示）装置あるいは制御装置のどちらかに図示されて
いない方法で接続され、ラッチ状態が提示されるかある
いは制御装置がラッチ状態について情報を受けるように
する。
【００２２】本発明の上記解決手段により、ラッチ用爪
がそのラッチ位置に到達したかどうかを確実に決定・判
定できる。これゆえ、不完全にラッチして患者支持手段
が支持コラムあるいは搬送台車から意図せずに外れるこ
とを回避できる。
がそのラッチ位置に到達したかどうかを確実に決定・判
定できる。これゆえ、不完全にラッチして患者支持手段
が支持コラムあるいは搬送台車から意図せずに外れるこ
とを回避できる。
【図１】 ａ−ｇは、患者支持手段の支持コラムから搬
送台車（及びその逆）への移送を図示する概略見取り図
である。
送台車（及びその逆）への移送を図示する概略見取り図
である。
【図２】 接続ピン、支持コラムピン受容部及び搬送台
車ピン受容部を有する本発明の接続装置の部分概略斜視
図である。
車ピン受容部を有する本発明の接続装置の部分概略斜視
図である。
【図３】 支持コラムのピン受容部内にラッチされた接
続要素を図示する概略断面図である。
続要素を図示する概略断面図である。
【図４】 搬送台車のピン受容部内に受容された接続要
素を図３に対応して示す図である。
素を図３に対応して示す図である。
【図５】 磁場伝達装置を通じての磁石とホール検知器
（Hall detector ）の協力関係を図示する概略斜視図で
ある。
（Hall detector ）の協力関係を図示する概略斜視図で
ある。
２２，２６ ピン受容部 ２４ 接続要素 ３８ ラッチ要素 ４８ 戻り止め凹部 ５０ 制御面
Claims (7)
- 【請求項１】 手術台の支持コラムあるいは搬送用台車
に患者支持手段を選択的に接続する接続装置であって、
前記接続装置が少なくとも２個のピン形接続要素を含
み、ピン形接続要素は前記患者支持手段に固定され且つ
前記支持コラムあるいは前記搬送用台車のピン受容部に
挿入でき、前記各接続要素が少なくとも２個のラッチ要
素を有し、前記ラッチ要素はラッチされた位置またはラ
ッチをはずされた位置に調節できるよう可動に支持さ
れ、前記搬送台車と前記支持コラムとの間の相対動作を
介して前記患者支持手段が前記コラムから前記搬送用台
車にもしくは前記台車から前記コラムに移送され、この
とき各前記接続要素が前記コラムピン受容部内及び前記
搬送用台車ピン受容部内に同時に受容され、各前記ピン
受容部は、前記ラッチ要素の一方を前記ラッチされる位
置で受容する戻り止め凹部をさらに有するとともに、他
方の前記ラッチ要素に係合する制御面も有し、前記制御
面は前記接続要素が前記受容部に受容されると前記他方
のラッチ要素をその前記ラッチをはずされた位置に移行
させ、ここで前記各接続要素が前記コラムピン受容部及
び前記搬送用台車ピンの受容部により同時に受容されて
いるとき、受容された前記接続要素の各前記ラッチ要素
が、前記コラムピン受容部及び前記台車ピン受容部の一
方が有する戻り止め凹部及び前記コラムピン受容部及び
前記台車ピン受容部の他方が有する前記制御面に係合す
るものである前記接続装置において、 各前記ラッチ要素が前記ラッチされた位置にあるかどう
かを検知するセンサが、前記各ラッチ要素に付随してい
ることを特徴とする接続装置。 - 【請求項２】 各前記センサが指示装置に接続されるこ
とをさらに特徴とする請求項１記載の接続装置。 - 【請求項３】 各前記センサが、支持コラムに連関して
位置し且つ手術台の運動機能を制御する制御装置に接続
されることをさらに特徴とする請求項１記載の接続装
置。 - 【請求項４】 前記センサが前記コラムピン受容部内に
配置されることを特徴とする請求項１記載の接続装置。 - 【請求項５】 各前記センサが前記コラムピン受容部内
に配置されるホール検知器を含み、前記ホール検知器が
前記ラッチ要素の１つに配置された磁石と連関すること
を特徴とする請求項１記載の接続装置。 - 【請求項６】 前記ラッチ要素が前記接続要素内に回転
可能に支持された爪として形成され、前記爪の各々が２
つの部分を有し、前記２つの部分の一方が前記コラムピ
ン受容部あるいは前記搬送用台車ピン受容部の前記戻り
止め凹部内に受容され、他方が（上の順序の場合）前記
搬送用台車ピン受容部あるいは前記コラムピン受容部の
前記制御面に係合するようにされ、また搬送用台車ピン
受容部においては、前記爪がラッチされるとき、前記ラ
ッチされた位置にある前記爪内部の前記磁石の向い側に
位置する戻り止め凹部側のポイントと前記ホール検知器
の向かい側に位置するポイントとの間に、磁場伝達装置
が配置されていることを特徴とする請求項５記載の接続
装置。 - 【請求項７】 前記磁場伝達装置が、前記搬送ピン受容
部の前記２個のポイントを接続する軟鉄要素から形成さ
れることを特徴とする請求項６記載の接続装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4423374.4 | 1994-07-04 | ||
| DE4423374A DE4423374C2 (de) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | Verbindungseinrichtung zum wahlweisen Verbinden einer Patientenlagerfläche mit der Stützsäule eines Operationstisches |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08182712A true JPH08182712A (ja) | 1996-07-16 |
| JP3549033B2 JP3549033B2 (ja) | 2004-08-04 |
Family
ID=6522193
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16889895A Expired - Fee Related JP3549033B2 (ja) | 1994-07-04 | 1995-07-04 | 手術台支持コラムに患者支持手段を選択的に接続する接続装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5611638A (ja) |
| EP (1) | EP0691117B1 (ja) |
| JP (1) | JP3549033B2 (ja) |
| DE (2) | DE4423374C2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007136176A (ja) * | 2005-11-14 | 2007-06-07 | Maquet Gmbh & Co Kg | 患者用ベッドシステム |
| JP2007136177A (ja) * | 2005-11-14 | 2007-06-07 | Maquet Gmbh & Co Kg | 患者用ベッドシステム |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB9416888D0 (en) * | 1994-08-20 | 1994-10-12 | Smiths Industries Plc | Patient support systems |
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| DE19514305C2 (de) * | 1995-04-18 | 2002-12-05 | Maquet Gmbh & Co Kg | Mobiles Patientenlagersystem |
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| US6725582B2 (en) * | 1999-06-10 | 2004-04-27 | Quality Steel Foundries Ltd. | Assembly for fastening a ground engaging tool to a support structure |
| US7063297B2 (en) * | 2003-06-30 | 2006-06-20 | Lowrance Electronics, Inc. | Mounting assembly |
| US20050206214A1 (en) * | 2004-03-18 | 2005-09-22 | Bodypoint Designs, Inc. | Pivoting side mount for a pelvic stabilization device |
| DE102005053753A1 (de) * | 2005-11-10 | 2007-05-16 | Maquet Gmbh & Co Kg | Hydraulische Säulenklemmung |
| DE102005053754A1 (de) * | 2005-11-10 | 2007-05-16 | Maquet Gmbh & Co Kg | Einrichtung zum Verstellen der Liegefläche eines Operationstisches |
| DE102005053755A1 (de) | 2005-11-10 | 2007-05-16 | Maquet Gmbh & Co Kg | Polsterelement für eine Patientenliegefläche eines Operationstisches |
| DE102005054230A1 (de) | 2005-11-14 | 2007-05-24 | Maquet Gmbh & Co. Kg | Verfahren und Einrichtung zur bidirektionalen IR-Datenübertragung zwischen einem Operationstisch und einem Bediengerät |
| DE102005054223A1 (de) * | 2005-11-14 | 2007-05-16 | Maquet Gmbh & Co Kg | Einrichtung zum Verstellen eines Operationstisches |
| DE102005054175A1 (de) | 2005-11-14 | 2007-05-16 | Maquet Gmbh & Co Kg | Gelenkanordnung zur Verbindung zweier Segmente einer Patientenlagerfläche |
| DE102005054174A1 (de) | 2005-11-14 | 2007-05-16 | Maquet Gmbh & Co Kg | Patientenlagerfläche für einen Operationstisch |
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-
1994
- 1994-07-04 DE DE4423374A patent/DE4423374C2/de not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-06-28 US US08/496,082 patent/US5611638A/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-07-03 EP EP95110362A patent/EP0691117B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-07-03 DE DE59507124T patent/DE59507124D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-07-04 JP JP16889895A patent/JP3549033B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| JP2007136176A (ja) * | 2005-11-14 | 2007-06-07 | Maquet Gmbh & Co Kg | 患者用ベッドシステム |
| JP2007136177A (ja) * | 2005-11-14 | 2007-06-07 | Maquet Gmbh & Co Kg | 患者用ベッドシステム |
Also Published As
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|---|---|
| JP3549033B2 (ja) | 2004-08-04 |
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| US5611638A (en) | 1997-03-18 |
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| DE4423374C2 (de) | 2000-01-05 |
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