JPH08182555A - シートリクライニング装置 - Google Patents

シートリクライニング装置

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Publication number
JPH08182555A
JPH08182555A JP6326603A JP32660394A JPH08182555A JP H08182555 A JPH08182555 A JP H08182555A JP 6326603 A JP6326603 A JP 6326603A JP 32660394 A JP32660394 A JP 32660394A JP H08182555 A JPH08182555 A JP H08182555A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tooth
plate
base plate
center shaft
reclining device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6326603A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Matsuura
寛 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jtekt Column Systems Corp
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kiko Co Ltd filed Critical Fuji Kiko Co Ltd
Priority to JP6326603A priority Critical patent/JPH08182555A/ja
Priority to KR1019950056926A priority patent/KR0145983B1/ko
Priority to US08/578,136 priority patent/US5678895A/en
Publication of JPH08182555A publication Critical patent/JPH08182555A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートリクライニング装置におけるセンター
シャフトの軸支部構造を改良することにより、軸方向ガ
タを減少させる。 【構成】 シートバックの両側下部に固定されるツース
プレート13と、このツースプレート13に形成した円
弧状の歯部8に噛合する歯部16を形成したツース部材
4と、このツース部材4に摺接してツース部材4の歯部
16を前記ツースプレート13の歯部8に係脱させるカ
ム部材9と、このカム部材9を操作する操作レバー12
とを有し、ツースプレート13と操作レバー12とをベ
ースプレート1に固定したセンターシャフト2に回動可
能に軸支してなるシートリクライニング装置において、
前記センターシャフト2に大径部2aを形成し、この大
径部2aの端面に当接するように操作レバー12、ツー
スプレート13及びベースプレート1を順に挿入し、セ
ンターシャフト2のベースプレート1が挿入される部位
を異形にて形成してベースプレート1と異形でかしめ固
定して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車等のシートリク
ライニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シートリクライニング装置は、運転乗員
の安全運転姿勢の確保と安楽な着座を目的としてシート
バックの傾斜角度を所定の範囲内で所望に設定できるよ
うにした座席装置である。
【0003】従来、このシートリクライニング装置に
は、シートバックに固定したアームにアッパーツースを
連結し、該アッパーツースがシートクッションに固定す
るベースプレートのセンターシャフトに回動可能に軸着
され、かつ、そのセンターシャフトを中心とするアッパ
ーツースの円周部に形成した歯部に噛合する歯部を有す
るロアーツースがベースプレートに軸支され、このロア
ーツースを回動操作するカム及びそのカムを回動操作す
る操作レバーがベースプレートに軸支されてなるもので
あった。
【0004】さらに、上記従来のシートリクライニング
装置を外歯方式と呼ぶとすれば、この逆に内歯方式とし
たシートリクライニング装置がある。この内歯方式のも
のは、ベースプレートのセンターシャフトに回動可能に
軸支してアームを連結するツースプレートに、センター
シャフトを中心とする所定半径の扇形エンボス部を形成
し、その円弧部内周面に歯部を形成するとともに、該歯
部に噛合する歯部を有するツース部材とこのツース部材
に係合するカム部材とを揺動可能に収納するエンボス部
をベースプレートに設け、かつ、操作レバーの軸をベー
スプレートに開設した長孔を挿通しカム部材に係合させ
てツース部材を回動するように構成したものがある。
【0005】このツース部材を有するシートリクライニ
ング装置は、操作レバーを回動してカム部材を一体に回
動させることにより、ツース部材の歯部が扇形エンボス
部の歯部から離脱するようになっており、この逆に操作
レバーを放すと、操作レバーのリターンばねの力でカム
部材が元の状態に復帰してツース部材と扇形エンボス部
の歯部が互いに噛合するというものである。
【0006】上記従来のシートリクライニング装置によ
れば、ベースプレートにセンターシャフトを溶接等で固
定し、アッパーツース、操作レバーを挿入した後、Cリ
ングを嵌着したり、またセンターシャフトをかしめる等
して抜け止めしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記シ
ートリクライニング装置によれば、操作レバーやアッパ
ーツースが回動するため、Cリングを嵌めたり、単にか
しめただけの構造では、軸方向の受け面が少なく、受け
面を確保するためにワッシャー等を介在させる必要があ
り、部品点数が増加し、コストが高くなる。
【0008】さらに、構造上軸方向の隙間が大きくなり
やすく、操作レバーやアッパーツースにガタが生じて倒
れや開きを生じる可能性が高くなるため、ツース部材の
歯部とツースプレートの歯部との噛合が浅くなってロッ
ク強度が低下する等の不具合がある。
【0009】そこで、この発明は上記事情に鑑みて、シ
ートリクライニング装置を改良することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるシート
リクライニング装置は、シートバックの両側下部に固定
されるツースプレートと、このツースプレートに形成し
た円弧状の歯部に噛合する歯部を形成したツース部材
と、このツース部材に摺接してツース部材の歯部を前記
ツースプレートの歯部に係脱させるカム部材と、このカ
ム部材を操作する操作レバーとを有し、前記ツースプレ
ートと操作レバーとをベースプレートに固定したセンタ
ーシャフトに回動可能に軸支してなるシートリクライニ
ング装置において、前記センターシャフトに大径部を形
成し、この大径部の端面に当接するように操作レバー、
ツースプレート及びベースプレートを順に挿入し、セン
ターシャフトのベースプレートが挿入される部位を異形
にて形成するとともに、ベースプレートと異形嵌合して
なり、センターシャフトをかしめて該センターシャフト
をベースプレートに固定したことを特徴とする。
【0011】
【作用】操作レバー、ツース部材を挿入した後、ベース
プレートを異形嵌合させてかしめて固定するため、横方
向の隙間を減少させることができ、操作レバーやツース
プレートのガタ、倒れ防止及び開きを防止できる。
【0012】また、ベースプレートの大径部で操作レバ
ーの側面を受けるため、受け面を大きくでき、ワッシャ
ー等を必要とせず、部品点数の削減ができる。
【0013】さらに、ベースプレートとツースプレート
の隙間が小さく、ガタが少ないため、ツースプレートと
ベースプレートに挟持されたツース部材の歯部とツース
プレートの歯部との噛合が浅くなってロック強度が低下
する等の不具合を防止できる。
【0014】
【実施例】以下この発明の実施例につき図に基づき説明
する。図1,2に示すように、ベースプレート1に段付
きのセンターシャフト2を一側から挿通しその異径頭部
をかしめて直交連結し、エンボス凸部5,5aをベース
プレート1に形成し、このエンボス凸部5,5aの対向
する案内面にツース部材4がセンターシャフト2の略半
径方向にスライド可能に摺接して収納される。
【0015】センターシャフト2は大径部2aを有する
段付きでその頭部2bをベースプレート1にかしめて結
合する構造であり、組付けに際しては、図2において、
センターシャフト2に、初めに操作レバー12、ついで
ツースプレート13、そして最後にツース部材4とカム
部材9を収納してベースプレート1をそれぞれ嵌合した
後、センターシャフト2の頭部をベースプレート1にか
しめ結合するものとする。
【0016】なお、センターシャフト2のベースプレー
ト1が挿着される部位2cは、異形、例えば、小判型形
状にて形成され、ベースプレート1と異形嵌合して、ベ
ースプレート1に対してセンターシャフト2が回転しな
いようにする。
【0017】図3に示すように、ツース部材4には斜辺
部7とこの斜辺部7に連続して突出部7aが形成される
とともに、底辺部には所定半径の円周縁に歯部8が形成
されている。このツース部材4の斜辺部7と、ベースプ
レート1にエンボス凸部5に対向して形成したエンボス
凸部5bの案内面に挟まれて上下動可能に、カム部材9
が設けられている。カム部材9には操作ピン11が突設
され、操作ピン11はツースプレート13の長孔6を貫
通し、操作レバー12に形成した長孔12aに挿入され
ている。操作レバー12はアーム22を連結するツース
プレート13の上でセンターシャフト2に回動可能に軸
着され、ベースプレート1との間に張設したリターンば
ね14にて常に反時計方向へ回転付勢されている。
【0018】ツースプレート13は、センターシャフト
2を中心とする略円形の基部を有し、その基部の円周縁
から若干内方に、扇形のエンボス凹部15が形成され、
そのエンボス凹部15の円弧内周縁に前記ツース部材4
の歯部8と噛合する歯部16が形成されている。ツース
プレート13の基部には、センターシャフト2を中心と
する所定半径の円周上にある長孔6が開設され、また、
ツースプレート13の円周部はベースプレート1に所定
の間隔で形成した曲げ部17とベースプレート1に挟持
されて摺接している。曲げ部17はベースプレート1に
略U字形の切欠部を形成し、その舌片部をツースプレー
ト側へ曲げたものである。
【0019】なお、センターシャフト2には渦巻きばね
18の内端部が係止され、渦巻きばね18の外端部はツ
ースプレート13に突設したばね受けピン19に係止さ
れていて、渦巻きばね18はツースプレート13をセン
ターシャフト2を中心として反時計方向の前倒し方向へ
常に回転付勢している。ばね受けピン19の頭部20は
ベースプレート1の円弧部21の肉厚部を挟み込む半径
と高さを有する段付き形状に形成されている。円弧部2
1はセンターシャフト2を中心とする所定半径の円周上
にあることは勿論である。円弧部21の両端に形成した
谷部23はツースプレート13の回動範囲を規制する回
転ストッパーとなる。
【0020】次に上記実施例の作用につき説明すると、
リクライニング調節、すなわち、ツースプレート13を
傾動させるときは、操作レバー12をセンターシャフト
2を中心として時計方向へ回動させることにより、操作
ピン11が長孔12aを回動してカム部材9がツース部
材4の斜辺部7とエンボス凸部5bの案内面に案内され
て上方へ直線的に移動することにより、ツース部材4の
押圧が解除されるとともに、ツース部材4の突出部7a
がカム部材9に押され、ツース部材4はエンボス凸部
5,5aの案内面に案内されて上方へ移動するようにな
る。
【0021】そこで、ツース部材4が浮動して歯部8,
16の噛合が解除されているので、ツースプレート13
が自由に回動できる状態になり、渦巻きばね18の力で
前側へ倒れようとする。ついで、ツースプレート13の
所望の傾斜角度を設定し、操作レバー12を放すと、カ
ム部材9がツース部材4の斜辺部7と摺接してツース部
材4を圧し下げながら下方へ直線的に移動することによ
り、歯部8,16は噛合する。したがって、ツースプレ
ート13の設定された傾斜角度がロックされる。
【0022】かくして、ツース部材4の斜辺部7にカム
部材9が摺接し、カム部材9はエンボス凸部5bの案内
面に摺接しているので、ツース部材4に掛かる力はカム
部材9を介してベースプレート1のエンボス凸部5bに
て受けられ、操作ピン11を介して操作レバー12には
直接負荷しない構造であるから、操作レバーの操作は軽
くなる。また、ツースプレート13をベースプレート1
の曲げ部17で押える一方、ばね受けピン19の頭部2
0がベースプレート1の円弧部21に被るようにしたか
ら、ベースプレート1とツースプレート4間に挟持する
ツース部材4とカム部材9の剥離運動が生じることなく
安全である。
【0023】なお、本実施例においては、ツース部材4
とカム部材9とをベースプレート1に形成したエンボス
凸部5,5a,5bの各案内面にてスライド可能に保持
しているが、ベースプレート1にエンボス凹部3を形成
し、このエンボス凹部3の内周面を案内面として、ツー
ス部材4とカム部材9とをスライド可能に収納するよう
にしてもよい。この場合、エンボス凹部3の深さはツー
ス部材4の肉厚よりも薄くなる。また、エンボス凸部
5,5a,5bとエンボス凹部3の両方をベースプレー
ト1に形成するようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、操作レ
バー、ツース部材を挿入した後、ベースプレートを異形
嵌合させてかしめて固定するため、横方向の隙間を減少
させることができ、操作レバーやツースプレートのガ
タ、倒れ防止及び開きを防止できる。また、ベースプレ
ートの大径部で操作レバーの側面を受けるため、受け面
を大きくでき、ワッシャー等を必要とせず、部品点数の
削減ができる。さらに、ベースプレートとツースプレー
トの隙間が小さく、ガタが少ないため、ツースプレート
とベースプレートに挟持されたツース部材の歯部とツー
スプレートの歯部との噛合が浅くなってロック強度が低
下する等の不具合を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す正面図
【図2】図1の断面側面図
【図3】要部拡大図
【符号の説明】
1…ベースプレート 2…センターシャフト 2a…大径部 3,15…エンボス凹部 4…ツース部材 5,5a,5b…エンボス凸部 6…長孔 7…斜辺部 8,16…歯部 9…カム部材 10…係合孔 11…操作ピン 12…操作レバー 13…ツースプレート 14…リターンばね 17…曲げ部 18…渦巻きばね 19…ばね受けピン 20…頭部 21…円弧部 22…谷部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックの両側下部に固定されるツ
    ースプレートと、このツースプレートに形成した円弧状
    の歯部に噛合する歯部を形成したツース部材と、このツ
    ース部材に摺接してツース部材の歯部を前記ツースプレ
    ートの歯部に係脱させるカム部材と、このカム部材を操
    作する操作レバーとを有し、前記ツースプレートと操作
    レバーとをベースプレートに固定したセンターシャフト
    に回動可能に軸支してなるシートリクライニング装置に
    おいて、前記センターシャフトに大径部を形成し、この
    大径部の端面に当接するように操作レバー、ツースプレ
    ート及びベースプレートを順に挿入し、センターシャフ
    トのベースプレートが挿入される部位を異形にて形成す
    るとともに、ベースプレートと異形嵌合してなり、セン
    ターシャフトをかしめて該センターシャフトをベースプ
    レートに固定したことを特徴とするシートリクライニン
    グ装置。
  2. 【請求項2】 ツースプレートに形成した円弧状の歯部
    は、ツースプレートにセンターシャフトを中心とする所
    定半径の凹部を形成し、この凹部の円弧状内周面に形成
    されてなり、この歯部に係脱するツース部材及びカム部
    材をツースプレートとベースプレートの間に介在してな
    ることを特徴とする請求項1記載のシートリクライニン
    グ装置。
  3. 【請求項3】 ツースプレートは、その内周部がベース
    プレートに所定の間隔で設けた曲げ部とベースプレート
    に挟持されてなることを特徴とする請求項1又は2記載
    のシートリクライニング装置。
JP6326603A 1994-12-27 1994-12-28 シートリクライニング装置 Pending JPH08182555A (ja)

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JP6326603A JPH08182555A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 シートリクライニング装置
KR1019950056926A KR0145983B1 (ko) 1994-12-27 1995-12-26 시트용 경사 조절 장치
US08/578,136 US5678895A (en) 1994-12-27 1995-12-26 Reclining device for seat

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6326603A JPH08182555A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 シートリクライニング装置

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ID=18189666

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JP6326603A Pending JPH08182555A (ja) 1994-12-27 1994-12-28 シートリクライニング装置

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