JPH08182479A - 芯材ロール食品の製造装置 - Google Patents

芯材ロール食品の製造装置

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JPH08182479A
JPH08182479A JP7016512A JP1651295A JPH08182479A JP H08182479 A JPH08182479 A JP H08182479A JP 7016512 A JP7016512 A JP 7016512A JP 1651295 A JP1651295 A JP 1651295A JP H08182479 A JPH08182479 A JP H08182479A
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roll
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transfer conveyor
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Teruo Miyamoto
輝夫 宮本
Kazunori Terasaki
和範 寺崎
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YANAGYA KK
Yanagiya Co Ltd
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YANAGYA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チーズ巻きカマボコ等の芯材ロール食品を人
手によらず効率よく、常に一定形状にして製造できる技
術の提供。 【構成】 帯状薄皮の連続搬送コンベア装置1と;帯状
薄皮の結着材塗り付け装置4と;帯状薄皮の所定長さ切
断装置6と;切断された薄皮を受け取る縦引込み装置3
と;薄皮の一端側を後で供給される芯材を略半巻きする
長さ分上向きに曲げて立上げ部を形成する枕7を有した
間欠搬送コンベア装置2aと;立上げ部の内側コーナへ
の芯材供給装置19aと;立上げ部の上端部を芯材上部
外周に巻付ける一端側巻付け部と、巻付けられた薄皮部
分を芯材と共に転がすロール部と、ロール部を上下方向
移動自在に保持する高さ調整部とからなる薄皮ロール装
置21aと;薄皮の上端部を芯材上部へ巻付けるまで内
側コーナへ押付ける芯材押付け装置20aと;を備えた
構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芯入りカマボコ等芯材
に薄皮をロールして設ける芯材ロール食品の製造装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えばすり身を薄く延べたのを焙焼して
形成した薄皮によってチーズ棒等を芯材としてロール巻
きすることにより、チーズ巻きカマボコ等の食品を製造
する方法がある。この場合、従来では、帯状に設けられ
た薄皮をカマボコ一個分の大きさに切断して一面に手で
結着材を薄く塗り付けた後、人が芯材に前記薄皮を手で
巻付けることによって、一個ずつカマボコ状に成形して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような芯入り食品を大量生産する場合、従来のような手
作業によるものでは大変な重労働となるし、これを解消
する程度に人手を増やすと大変なコストアップになる等
の問題があった。また、結着材としてすり身等を薄皮に
塗り付けると、ロール時に芯材がスリップして巻きが緩
んで良好な締付け状態が得られなかったり、巻き緩まな
いように力を入れると結着材が内部で流動して一方向に
偏ったり迫り出されたりして一定した姿に成形し難い等
の問題があった。
【0004】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、芯材ロール食品を人手によらず効率よく、また常に
一定形状にして製造することができるようにした芯材ロ
ール食品の製造装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の手段として本発明請求項1記載の芯材ロール食品の製
造装置では、連続して供給される帯状薄皮の連続搬送コ
ンベア装置と;前記連続搬送コンベア装置上の帯状薄皮
に結着材を塗り付ける塗り付け装置と;前記結着材を塗
り付けた帯状薄皮を所定長さに切断する切断装置と;前
記所定長さに切断された薄皮を連続搬送コンベア装置の
終端から受け取る縦引込み装置と;前記縦引込み装置か
ら薄皮を受取ると共に、該薄皮の一端側を後で供給され
る芯材を略半巻きする長さ分上向きに曲げて立上げ部を
形成する枕を有した間欠搬送コンベア装置と;前記立上
げ部の内側コーナに沿って芯材を供給する芯材供給装置
と;前記立上げ部の内側コーナに沿って芯材が供給され
た後、前記立上げ部の上端部を前記芯材上部外周に巻付
ける一端側巻付け部と、該一端側巻付け部による巻付け
後該巻付けられた薄皮部分に押付け力が調整されて接す
ると共に該薄皮部分を芯材と共に前記薄皮の他端側まで
転がすロール部と、前記一端側巻付け部と該ロール部と
を上下方向移動自在に保持する高さ調整部とからなる薄
皮ロール装置と;前記内側コーナに沿って供給された芯
材を一端側巻付け部が前記薄皮の上端部を芯材上部へ巻
付けるまで内側コーナへ押付ける芯材押付け装置と;を
備えた構成とした。
【0006】また、請求項2記載の芯材ロール食品の製
造装置では、前記間欠搬送コンベア装置を前記連続搬送
コンベア装置の終端側両側にそれぞれ配置すると共に、
前記縦引込み装置から薄皮を受取ってそれぞれ前記間欠
搬送コンベア装置へ受渡す横引き装置を備え、かつ、前
記縦引込み装置の引込み速度を前記連続搬送コンベア装
置の搬送速度より早く設定した構成とした。
【0007】
【作用】本発明請求項1記載の芯材ロール食品の製造装
置では、塗り付け装置と切断装置で結着材を塗り付けた
所定長さの薄皮を人手を要することなく形成することが
できる。また、この薄皮に立上げ部を形成し、この立上
げ部の内側コーナに供給された芯材を前記内側コーナに
押付け状態としているから、まず、薄皮の一端側を芯材
の巻き始めに、この芯材をスリップさせることなく両者
を均等に配置した状態で人手を要することなく巻き始め
ることができる。そして、この巻付けた薄皮部分を軽く
押付けた状態としながら転がすから、薄皮を緩ませるこ
となく芯材に人手を要することなく奇麗に巻付けていく
ことができる。
【0008】請求項2記載の芯材ロール食品の製造装置
では、縦引込み装置が連続搬送コンベア装置からその搬
送速度より早い速度で薄皮を取り込み、その取込んだ薄
皮を横引き装置が二方向へ分けるから、一方向へ取込み
中に他方向の薄皮を停止させてロール巻きすることがで
き、効率を落すことなく連続的に製造することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例をチーズ巻きカマボ
コの製造装置に使用したものを例にとり、図面に基づい
て詳細に説明する。図1は実施例のチーズ巻きカマボコ
の製造装置を示す平面図、図2は実施例のチーズ巻きカ
マボコの製造装置を示す正面図であり、まず、その構成
を説明する。
【0010】図中1は連続搬送コンベア装置、2a,2
bはこの連続搬送コンベア装置1に続けて設けた左右一
対の間欠搬送コンベア装置であり、3は前記連続搬送コ
ンベア装置1と左右の間欠搬送コンベア装置2a,2b
との間に配置した縦引込み装置である。
【0011】前記連続搬送コンベア装置1上には、その
始端側からノズル4、ならし塗り付け装置5、定寸切断
装置6を順に配置している。前記ノズル4は、連続搬送
コンベア装置1外に設けた結着材型成機4aと接続され
ており、製造装置外の薄皮焙焼機7によって前記連続搬
送コンベア装置1の始端側へ連続供給される帯状薄皮8
aの上面へ結着材9を略全幅に亘って供給するものであ
る。
【0012】前記ならし塗り付け装置5は、帯状薄皮8
a上の結着材9を薄く均等にならすものである。前記定
寸切断装置6は、連続搬送される帯状薄皮8aをカッタ
ー6aが一方から斜め走行することにより、送り方向と
直角に切断しカマボコ一個分の薄皮8bを形成するもの
である。
【0013】前記縦引込み装置3は、前記連続搬送コン
ベア装置1上の薄皮8bを、前記左右の間欠搬送コンベ
ア装置2a,2bの間であって始端側に配置した振り分
け台10上へ前記連続搬送コンベア装置1の搬送速度よ
り早い速度で急速に取り込むものであって、図2,図3
に示すように、エアシリンダ11で連続搬送コンベア装
置1の終端から振り分け台10方向へ往復移動自在にし
たフレーム12と、このフレーム12の先端に設けられ
たエアシリンダ13と、該エアシリンダ13によって連
続搬送コンベア装置1の搬送面下方から適宜上方へ昇降
自在にした下受け板15と、エアシリンダ13の昇降に
よって前記下受け板15とで薄皮8bを挟持する上当て
爪16と、を備えている。
【0014】前記左側の間欠搬送コンベア装置2aに
は、図5に示すように、搬送面外縁上に前記薄皮8bの
左側縁を載せ掛ける角型のベルトを一体に設けることに
より枕17としている。また、この左側間欠搬送コンベ
ア装置2a上には、図1,図2に示すように、その始端
側から左横引き装置18aと、左芯材供給装置19a
と、左芯材押付け装置20aおよび左薄皮ロール装置2
1aと、を順に配置している。
【0015】前記左横引き装置18aは、図4に示すよ
うに、プーリ22,23によって前記左側間欠搬送コン
ベア装置2a上を横切る状態に張設されたベルト24
と、このベルト24に固定されガイドレール(図示せ
ず)によって左右移動自在なフレーム25に固定された
一対のエアシリンダ26,27と、該エアシリンダ26
によって前記振り分け台10下方から適宜上方へ昇降自
在にした下受け板28と、エアシリンダ27によって昇
降し前記下受け板28とで薄皮8bを挟持する上当て爪
29とを備え、更に、前記プーリ22を所定回転数ずつ
正確に正転と逆転をさせ、正転時には前記下受け板28
や上当て爪29等を振り分け台10の下方位置まで移動
させ逆転時には同下受け板28等を枕17上まで移動さ
せるステッピングモータ30と、を備えている。
【0016】前記左芯材供給装置19aは、ストッカー
32aと、該ストッカー32aから一個あてプッシャ3
2cで押出した芯材31を受取って定位置へ供給する投
入装置32eからなり、この投入装置32eは、図6に
示すように、前記枕17と搬送面とのコーナ17aに投
入先を定めるガイド片32gの先からプッシャ32kの
押出しにより、図5に示す枕17によって薄皮8bの端
部を曲げて形成された内側コーナ8cに沿って芯材31
を一個ずつ供給するものである。
【0017】前記左芯材押付け装置20aと左薄皮ロー
ル装置21aとは、ひとつのフレーム33に一体に設け
られている。このフレーム33は、図7に示すように、
左側間欠搬送コンベア装置2a上を横切る状態に配置さ
れている。また、その一側方には、駆動装置(図示せ
ず)で横行自在とした移動フレーム34が設けられてい
る。
【0018】そして、前記左芯材押付け装置20aは、
薄皮8bと略同一長さに設けられた押付け部36を先端
に有するアーム37と、該アーム37を軸支し枕17位
置に供給された芯材31の押当て位置から薄皮8bの載
置位置外まで前記押付け部36を揺動させる揺動エアモ
ータ38と、を備えている。尚、前記押付け部36は、
図8に示すように、芯材8bを適宜上方から斜め下のコ
ーナ17aに向けて押圧する角度に設けられている。
【0019】また、前記左薄皮ロール装置21aは、前
記移動フレーム34に取付けた支持フレーム35を介し
て設けられており、前記左間欠搬送コンベア装置2aの
搬送面幅より適宜長く、かつ前記フレーム33の摺動方
向と直角方向に向けたすべり止め突条39を下面側に多
数設けたロール板40と、該ロール板40の一端部と前
記支持フレーム35の一端部とをそれぞれ両端の水平支
軸41,42で軸支した一端側高さ調整部43と、前記
ロール板40の他端部であって該他端部に移動フレーム
34の摺動方向に長く設けた長穴44に対し水平軸45
で軸支したロッド46を前記支持フレーム35の他端部
に垂直に固定したスリーブ47に摺動自在に保持した他
端側高さ調整部49と、を備えている。図中48はロー
ル板40の押付け力調整用のスプリングである。そし
て、前記ロール板40の一端側に配置した水平支軸41
まわりの受け部は大きな円筒状として一端側巻付け部4
1aを兼ねている。尚、50はロール板40の一端部に
進退自在に設けたねじ軸51を、前記一端側高さ調整部
43に設けたストッパ52に当接させて最低高さを適宜
設定する最低高さ調整部である。
【0020】尚、前記右側間欠搬送コンベア装置2b上
には、その始端側から右横引き装置18bと、右芯材供
給装置19bと、右芯材押付け装置20bおよび右薄皮
ロール装置21bと、を順に配列しているが、これ等は
それぞれ前記左側間欠搬送コンベア装置2a上に配置し
た左横引き装置18a、左芯材供給装置19a、左芯材
押付け装置20aおよび左薄皮ロール装置21aと同じ
構成としたので、主要な個所のみ同一の符号を付してそ
の説明は省略する。
【0021】また、図中60は製造装置外に設けた蒸し
機であり、前記左右の間欠搬送コンベア装置2a,2b
の終端部を搬出コンベア61でこの蒸し機60と連接し
ている。
【0022】次に、本実施例の作用を説明する。まず、
図1に示すように、薄皮焙焼機7から連続搬送コンベア
装置1へ帯状薄皮8aを連続供給する。この帯状薄皮8
aは、魚肉や畜肉等のすり身にゴマまたはタラコ、ノリ
等を添加し薄く伸ばして焙焼したものである。この連続
搬送コンベア装置1上では、帯状薄皮8a上にノズル4
から結着材(塗り身)9としてすり身を略等分に供給
し、これをならし塗り付け装置6で薄く均等にならした
後、定寸切断装置6のカッター6aを薄皮の一側縁から
コンベア装置の搬送速度に合せて他側縁方向へ、つまり
斜め方向へ移動させながらカマボコ1個分の大きさを定
寸として切断していく。そして、この定寸に形成された
薄皮8bは、そのまま次々と終端側へ搬送する。
【0023】定寸に形成された薄皮8bの先端縁が連続
搬送コンベア装置1の終端から突出したとき、縦引込み
装置3のエアシリンダ11により、図3(イ)に示すよ
うに、前記連続搬送コンベア装置1の終端に配置された
下受け板15が、同図(ロ)に示すように、エアシリン
ダ13によって搬送面より下方から上昇して薄皮8bの
先端縁を載置した状態で持上げると共に、上当て爪16
に当接させ薄皮8bの先端縁をそのまま持上げ状態で挟
持する。
【0024】先端縁挟持後、この縦引込み装置3は、前
記エアシリンダ11によってフレーム12を急速に後退
させて薄皮8bを振り分け台10上に載置し、エアシリ
ンダ13が下受け板15と上当て爪16による挟持状態
を解放したら、直ちに前記受け取り側へ移動する。
【0025】振り分け台10上に薄皮8bを載置する
と、図4に示すように、左横引き装置18aのステッピ
ングモータ30によって前記振り分け台10の左側縁に
配置された下受け板28が、エアシリンダ26によって
上昇して薄皮18bの左側縁を載置した状態で持上げる
と共に、エアシリンダ27によって上当て爪29が下降
し薄皮8bの左側縁をそのまま持上げ状態で挟持する。
【0026】左側縁挟持後、前記ステッピングモータ3
0によってフレーム25を左方向へ摺動して薄皮8bを
左側間欠搬送コンベア装置2a上に載置し、エアシリン
ダ26,27が下受け板28と上当て爪29による挟持
状態を解放したら、直ちにこの左横引き装置18aは振
り分け台10側へ移動する。前記左横引き装置18a
は、薄皮8bを左側間欠搬送コンベア装置2a上に載置
する際、図5に示すように、薄皮8bの左側縁を枕17
上に載せ掛け状態として立上げ部8dを形成すると共に
薄皮上面に内側コーナ8cを形成する。この立上げ部8
dの高さは、後述する芯材31をコーナ17aへ押し付
けたとき、その上端が枕17より突出すると共に、芯材
31の上面を適宜過ぎるまで巻付け可能な長さとしてい
る。尚、次に振り分け台10に載置された薄皮は、今度
は右横引き装置18bが右側間欠搬送コンベア装置2b
側へ移しかえて同様に処理し、これが交互に行われる。
【0027】次に、左側間欠搬送コンベア装置2a上の
薄皮8bは、まず、図6に示すように、左芯材供給装置
19aのストッカー32aから受け取った芯材31をガ
イド片32gからプッシャ32kで押出すことにより、
チーズ棒からなる芯材31を内側コーナ8cに沿うよう
に供給していく。
【0028】このとき、左薄皮ロール装置21aは、図
7(イ)に示すように、移動フレーム34によって枕1
7寄り側に待機し、左芯材押付け装置20aはアーム3
7を一点鎖線で示す反枕位置に配置している。前記芯材
31を供給された薄皮8bがこの待機位置にくると、ま
ず、図7(イ),図8(イ)に示すように、揺動エアモ
ータ38がアーム37を回動し、先端の押付け部36で
芯材31をコーナ17a方向へ押付ける。この押付け部
36で芯材31を押付けながら移動フレーム34で薄皮
ロール装置21aを反枕側へ移動させる。
【0029】移動フレーム34の移動により、ロール板
40の先端における水平軸支部が枕17を通過し、図8
(ロ)に示すように、枕17から突出した状態の薄皮左
側縁を一端側巻付け部41aで芯材31の上面へ巻付け
る。そして、この後、前記揺動エアモータ38がアーム
37を反枕方向へ回動すると共に、ロール板40がその
下面でこの芯材31上面に巻付けた薄皮上面を押付けた
状態としながら反枕側へ移動する。薄皮8bは、図7
(ロ)に示すように、芯材31に巻付きながら転動す
る。このとき、その直径が大きくなっていくが、ロッド
46がスリーブ47内を摺動し、ロール板40を適宜上
方へ逃がすからロールした薄皮に余分な力を与えず正し
く巻付けることができる。また、この場合、ロール板4
0の自重で押付けて転がすのでなく、スプリング48で
軽く転がすようにする。これは、薄皮には滑り易い結着
材が塗り付けてあるから、薄皮の巻付け層が増える程、
竹の子状にずれたり結着材が迫り出され易くなるのを防
止するのである。
【0030】薄皮8bの巻付け後、同じロール板40で
搬出コンベア61上に転り落とす。このようにして左側
間欠搬送コンベア装置2aと右側間欠搬送コンベア装置
2bとで交互に形成し、搬出コンベア61にて蒸し機6
0へ送って加熱することにより、チーズ巻きカマボコを
製造することができる。
【0031】以上、説明してきたように本実施例のチー
ズ巻きカマボコの製造装置では、結着材を塗り付けた薄
皮8bでチーズ棒による芯材31を巻き付けてチーズ巻
きカマボコを製造することができる。
【0032】縦引込み装置3で連続搬送コンベア装置1
より早い速度で薄皮8bを取り込み、左右の横引き装置
18a,18bで二方向に分けることができるので、薄
皮8bをロールするために一定位置で停止させる時間を
設けても、全体的に早い速度で処理し大量生産すること
ができる。
【0033】搬送面に枕17を設け薄皮8bの縁を乗せ
掛けたので、薄皮の縁部を立上らせ芯材31に巻付け易
くすることができる。
【0034】左右の芯材押付け装置20a,20bによ
って巻付け始めの芯材を押えつけることができるので、
芯材をスリップさせず正しく巻付けることができる。
【0035】ロール板40の高さを自在に調整する高さ
調整部43,49を設けたので、簡単な構造としながら
も薄皮を緩ませることなく、また、高速で正しく巻付け
ることができる。
【0036】以上、本発明の実施例を説明してきたが、
本発明の具体的な構成はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があ
っても本発明に含まれる。
【0037】例えば、実施例では、帯状薄皮8aへの結
着材9の塗り付けは、ノズル4で供給してならし塗り付
け装置5で均等にならすとしたが、これに限らず、結着
材ホッパーに臨んだロール面に結着材を付着させ、この
付着量をケーシングとの隙間で制限したロール転写機に
よって結着材を一定量ずつ転写してもよいし、ロールを
一定の隙間を設けて並列に設け、このロールの接近側同
士が下向きとなるように回転させることにより、上部の
ホッパーから一定量ずつの結着材を隙間下方に送り込ん
で薄皮に塗り付けるようにしてもよい。または、ノズル
で結着材を薄皮に吹付けてもよい。
【0038】芯材としてはチーズ棒の他、ソーセージ、
カニ棒、タマゴ焼き等を使用することができる。また、
芯材は手で供給することもできる。
【0039】枕17は搬送面に一体に設けるとしたが、
コンベアフレーム側から搬送面上に棒状体を支持して設
けたり、搬送面の縁を必要部分だけ立上げてるようにし
てもよい。
【0040】実施例では、間欠搬送コンベア装置を連続
搬送コンベア装置の終端側両側に設けて二個所でロール
するとしたが、これに限らず、間欠搬送コンベア装置は
一台でもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明請求項
1記載の芯材ロール食品の製造装置にあっては、前記構
成としたため、帯状薄皮と芯材から芯材ロール食品を人
手を要することなく次々と製造することができる。ま
た、芯材をスリップさせることなく薄皮の一端を確実に
巻付けることができるから、後の巻付け工程で緩ませる
ことがない。薄皮を軽く押し付けることにより、滑り易
い結着材を塗り付けた薄皮を竹の子状にずらすことな
く、また、巻付けた薄皮の間から結着材を迫り出すこと
なく、正確に巻取ると共に奇麗な形状に形成して製造す
ることができる等の効果が得られる。
【0042】請求項2記載の芯材ロール食品の製造装置
にあっては、前記構成としたため、前記効果に加え、一
方向のコンベア装置側へ薄皮を取込み中に他方向のコン
ベア装置側の薄皮を停止させてロール巻きできるから、
効率を落すことなく連続的に製造することができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のチーズ巻きカマボコの製造装置を示す
平面図である。
【図2】実施例のチーズ巻きカマボコの製造装置を示す
正面図である。
【図3】実施例の縦引込み装置の作動順序を(イ),
(ロ)の順に示す説明図である。
【図4】実施例の左横引き装置の作動状態を示す説明図
である。
【図5】実施例の薄皮を枕に載せ掛けた状態を示す説明
図である。
【図6】実施例の芯材供給状態を示す説明図である。
【図7】実施例の左芯材押付け装置と左薄皮ロール装置
との作動順序を(イ),(ロ)の順に示す説明図であ
る。
【図8】実施例の薄皮の巻付け始めを(イ),(ロ)の
順に示す説明図である。
【符号の説明】 1 連続搬送コンベア装置 2a 左側間欠搬送コンベア装置 2b 右側間欠搬送コンベア装置 3 縦引込み装置 4 ノズル(塗り付け装置) 6 定寸切断装置 8b 薄皮 8c 薄皮の内側コーナ 8d 薄皮の立上げ部 17 枕(立上げ手段) 18a 左横引き装置 18b 右横引き装置 19a 左芯材供給装置 19b 右芯材供給装置 20a 左芯材押付け装置 20b 右芯材押付け装置 21a 左薄皮ロール装置 21b 右薄皮ロール装置 36 押付け部(芯材押当て手段) 38 揺動エアモータ(芯材押当て手段) 40 ロール板(薄皮ロール手段) 41 水平支軸(薄皮ロール手段) 41a 一端側巻付け部 43 一端側高さ調整部 48 ロール板押付け力調整用のスプリング 49 他端部高さ調整部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続して供給される帯状薄皮の連続搬送
    コンベア装置と;前記連続搬送コンベア装置上の帯状薄
    皮に結着材を塗り付ける塗り付け装置と;前記結着材を
    塗り付けた帯状薄皮を所定長さに切断する切断装置と;
    前記所定長さに切断された薄皮を連続搬送コンベア装置
    の終端から受け取る縦引込み装置と;前記縦引込み装置
    から薄皮を受取ると共に、該薄皮の一端側を後で供給さ
    れる芯材を略半巻きする長さ分上向きに曲げて立上げ部
    を形成する枕を有した間欠搬送コンベア装置と;前記立
    上げ部の内側コーナに沿って芯材を供給する芯材供給装
    置と;前記立上げ部の内側コーナに沿って芯材が供給さ
    れた後、前記立上げ部の上端部を前記芯材上部外周に巻
    付ける一端側巻付け部と、該一端側巻付け部による巻付
    け後該巻付けられた薄皮部分に押付け力が調整されて接
    すると共に該薄皮部分を芯材と共に前記薄皮の他端側ま
    で転がすロール部と、前記一端側巻付け部と該ロール部
    とを上下方向移動自在に保持する高さ調整部とからなる
    薄皮ロール装置と;前記内側コーナに沿って供給された
    芯材を一端側巻付け部が前記薄皮の上端部を芯材上部へ
    巻付けるまで内側コーナへ押付ける芯材押付け装置と;
    を備えたことを特徴とする芯材ロール食品の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記間欠搬送コンベア装置を前記連続搬
    送コンベア装置の終端側両側にそれぞれ配置すると共
    に、前記縦引込み装置から薄皮を受取ってそれぞれ前記
    間欠搬送コンベア装置へ受渡す横引き装置を備え、か
    つ、前記縦引込み装置の引込み速度を前記連続搬送コン
    ベア装置の搬送速度より早く設定した請求項1記載の芯
    材ロール食品の製造装置。
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CN116058519A (zh) * 2023-03-06 2023-05-05 四川托璞勒科技有限公司 一种制卷机

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