JP3560734B2 - 多層食品材料の製造方法及びその製造装置 - Google Patents
多層食品材料の製造方法及びその製造装置Info
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多層食品材料の製造方法及びその製造装置に関し、特に串に第1層の食品材料を巻き付け、その上に第2層を形成し、次いで第3層を巻き付ける多層食品材料の製造方法及びその製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、2種以上の食品素材を巻き付けた食品としてチーズ入りちく輪が知られている(例えば特開平7−23747公報)が、これはすりみを矩形状のシートに成形し、そのシートの上に半固形状のチーズを重ね手作業で串に巻き付けるものであった。
また、竹輪の製造においてドラムに板状のすり身原料を供給し、ドラムの外周上面に沿って串を一定間隔ごとに移送させ串に巻き付けて竹輪を製造するものは知られている(例えば、実公平4−25992号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術の2種以上の食品素材を手作業で串に巻き付けるものでは、手作りものとして好まれてはいるものの、多層のすり身が密に付いておらず、綺麗に仕上がらず、食感も劣り製品価値が低いものであった。そして、手作業では能率的に製造することができないという問題があった。
また、従来の竹輪輪製造装置は、すりみを回転する串に巻き付けるものであるが、これは、2種以上の食品材料を巻き付けるものではなく、また2種以上の多層に巻かれたものの美観、及び串に巻き付ける作業能率等の考慮がなされていなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の多層食品材料の製造方法は、成形ドラムに第1層の板状食品材料を供給し、成形ドラムの周囲を回転しながら搬送する串に第1層の食品材料を巻き付ける工程、前記工程で串に巻き付けられた第1層の食品材料の上に第2層の食品材料を形成する工程、次いで成形ドラムに第3層の板状食品材料を供給し、成形ドラムの周囲を回転しながら搬送する第1層及び第2層の食品材料が形成されている串に第3層の食品材料を巻き付ける工程とを含むことを特徴とするものである。
【0005】
また、本発明は、串に巻き付けられた第1層の食品材料の上に第2層の食品材料を形成する工程が、板状に成形された食品材料を供給し第1層の食品材料の上に巻き付けるものであることを特徴とするものである。
また、本発明は、串に巻き付けられた第1層の食品材料の上に第2層の食品材料を形成する工程が、粉状及び/又は粒状の食品材料を供給し第1層の食品材料の上に第2層の食品材料を形成するものであることを特徴とするものである。
【0006】
また、本発明は、串に巻き付けられた第1層の食品材料の上に第2層の食品材料を形成する工程が、液状の食品材料を供給し第1層の食品材料の上に第2層の食品材料を形成するものであることを特徴とするものである。
また、本発明は、第1層の食品材料がすり身であり、第2層の食品材料がチーズであり、第3層の食品材料がすり身であることを特徴とするものである。
【0007】
また、本発明の多層食品材料の製造装置は、成形ドラムに第1層の板状食品材料を供給する手段、成形ドラムの周囲に串を搬送する手段、成形ドラムの周囲に搬送された串を回転させる押さえベルトとを備えた成形ドラムの周囲を回転しながら搬送する串に第1層の食品材料巻き付け装置、第1層の食品材料が巻き付けられた串を搬送する手段と第2層の食品材料を供給する手段とを備えた第2層の食品材料の形成装置、並びに成形ドラムに第3層の板状食品材料を供給する手段、成形ドラムの周囲に第1層及び第2層の食品材料が形成された串を搬送する手段、成形ドラムの周囲に搬送された串を回転させる押さえベルトとを備えた成形ドラムの周囲を回転しながら搬送する第1層及び第2層の食品材料が形成されている串に第3層の食品材料巻き付け装置とを有することを特徴とするものである
【0008】
また、本発明の多層食品材料の製造装置は、第2層の食品材料の形成装置が、第1層の食品材料が巻き付けられた串を回転させながら搬送するコンベアを有し、第2層の食品材料を供給する手段が、第2層の食品材料を板状に成形し供給するノズル、ほぼ水平に設けられた第1搬送ローラ、第2層の板状食品材料を切断する手段、切断された第2層の板状食品材料を第1搬送ローラから剥離する手段、第1搬送ローラの下方にほぼ水平に設けられた第2搬送ローラ、第2搬送ローラから第2層の板状食品材料を剥離する手段とを備えものであることを特徴とするものである。
【0009】
また、本発明の多層食品材料の製造装置は、第2層の食品材料の形成装置が、第1層の食品材料が巻き付けられた串を回転させながら搬送するコンベアを有し、第2層の食品材料を供給する手段が、第2層の食品材料を板状に成形し供給するノズル、ほぼ水平に設けられた第1搬送ローラ、第2層の板状食品材料を切断する手段、切断された第2層の板状食品材料を第1搬送ローラから剥離する手段、第1搬送ローラの下方にほぼ水平に設けられた凸部を有する第2搬送ローラ、第2搬送ローラから第2層の板状食品材料を剥離する手段とを備えものであることを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明の多層食品材料の製造装置は、第2層の食品材料の形成装置が、第1層の食品材料が巻き付けられた串を回転させながら搬送するコンベアを有し、第2層の食品材料が粉状及び/又は粒状の供給手段を備えものである。
さらに、本発明の多層食品材料の製造装置は、第2層の食品材料の形成装置が、第1層の食品材料が巻き付けられた串を回転させながら搬送するコンベアを有し、第2層の食品材料が液状の供給手段を備えものである。
【0011】
【作用】
本発明の多層食品材料の製造においては、串に第1層の食品材料を巻き付け、その上に第2層を形成し、次いで第3層を巻き付けるというもので、能率的に製造を行うことができ、多層の食品材料同志が互い密着し、綺麗に仕上がたものが得られ、またその後の工程での焼き上がりが綺麗で食感のよいものを製造することができるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明において第1層の食品材料としては、例えば魚肉、畜肉、鶏肉等のすりみ等であり、第2層の食品材料をとしては、例えばチーズであり、また第3層の食品材料としては、例えば魚肉、畜肉、鶏肉等のすりみ等である。
多層の食品材料は、第1層の食品材料としてはの魚肉、畜肉、鶏肉等のすりみを串に巻き付け、第2層の食品材料をとしてはチーズを巻き付け、又はチーズを付着させ、さらにその上に第3層の食品材料としてはの魚肉、畜肉、鶏肉等のすりみをに巻き付けたチーズ入り竹輪である。
また、多層の食品材料は、第1層、第2層、第3層の上に、さらに第4の層、第5の層、第6の層を巻き付け、付着させた多層の食品材料とすることができる。以下に、本発明の実施例ついて図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
【実施例1】
本発明の第1の実施例について、多層食品材料としてチーズ入り竹輪の製造を例に図1〜図15に示す。
図1は本発明の第1の実施例の多層食品材料の製造についての全体を示す図である。図2〜図6は第1層の食品材料の巻き付けを説明する図であり、図7〜図9は第2層の食品材料の形成を説明する図であり、図10〜図15は第3層の食品材料の巻き付けを説明する図である。
まず、図1に示すように、本発明の第1の実施例の多層食品材料のチーズ入り竹輪製造は、第1層の食品材料のすり身巻き付け部(20)、第2層の食品材料のチーズ層形成部(40)及び第3層の食品材料のすり身巻き付け部(60)を有している。
【0014】
まず、串(1)は、傾斜している移送台(11)の供給部(9)より、上下に動くアーム(10)の作動で1本づつ送られる。移送台(11)の上を矢印のように転がり、その端部で2本のチェーン(22)に等間隔で設けられている支持具により串(1)の両側を支持し、矢印のように成形ドラム(21)に搬送される。チェーン(22)は、成形ドラム(21)の周囲に串(1)を搬送するもので、ホイール(23)(24)に掛けられており駆動されている。
【0015】
第1層となるすり身(5)は、ホッパー(26)のドラム(27)を回転させて板状に形成され、成形ドラム(21)の周面に供給される。そして、成形ドラム(21)の周囲を回転しながら搬送する串(1)に第1層のすり身(2)が巻き付けられる。なお、串(1)の回転については後述する。
第1層のすり身(2)が巻き付けられた串(1)は、さらにチェーン(22)で矢印のように搬送され、チェーン(22)の支持具から送出移送扞(12)に送られ、そして第2層となるチーズ形成部(40)に搬送される。
【0016】
第2層のチーズ形成部(40)は、串を回転させながら搬送するコンベア(46)、及び第2層のチーズを供給する手段を有している。
チーズはノズル(41)で板状チーズ(6)に成形され、第1搬送ローラ(42)に渡され、第1搬送ローラ(42)上で切断され、第1搬送ローラ(42)から剥離されて、切断された板状チーズ(7)は第2搬送ローラ(43)の凸部(44)に渡される。
【0017】
板状チーズ(7)は、第2搬送ローラ(43)の凸部(44)から剥離されて、コンベア(46)で回転しながら搬送されている串に渡される。串はコンベア(46)で回転しながら搬送されているので、板状チーズ(7)は、第1層のすり身(2)の上に巻き付けられ、第2層となるチーズ(3)が形成される。チーズ(3)が巻き付けられた串(1)は、コンベア(46)から送出移送扞(13)に送られ、第3層の食品材料の巻き付け部(60)に搬送される。
【0018】
送出移送扞(13)でチーズ形成部(40)より送られた串は、2本のチェーン(62)に設けられている支持具でチーズ(3)が形成されてい串の両側を支持し、矢印のように成形ドラム(61)に搬送される。チェーン(62)は、成形ドラム(61)の周囲に串を搬送するもので、ホイール(63)(64)に掛けられており駆動されている。
【0019】
第3層となるすり身(8)は、ホッパー(66)のドラム(67)を回転させて板状に形成し、成形ドラム(61)の成形面に供給される。そして、成形ドラム(61)の周囲を回転しながら搬送する串に第3層のすり身(4)が巻き付けられる。
このようにして、串に第1層のすり身を巻き付け、第2層のチーズの形成し、さらに第3層のすり身の巻き付けを行いチーズ入り竹輪を製造するものである。
すり身(4)が巻き付けられた串は、さらにチェーン(62)で矢印のように搬送され、チェーン(62)の支持具から送出移送扞(14)に送られ、次ぎ工程、例えば焼成工程に搬送される。
【0020】
次いで、図2〜図6で、第1層の食品材料の巻き付けについて詳細に説明する。図2は、図1に示す第1層の食品材料の巻き付け部(20)を詳細に示す図である。図3は、図2に示す第1層の食品材料の巻き付け部を拡大して示す図であり、図4は図3に示す「A」の断面図、図5は図3に示す「B」の断面図、図6は図3に示す「C」の断面図である。
図2に示すように、串(1)は、傾斜している移送台(11)の供給部(9)から上下に動くアーム(10)の作動で1本づつ、移送台(11)の上を矢印のように送られる。
【0021】
移送台(11)上を送られた串(1)は、移送台(11)の端で2本のチェーン(22)に設けられている支持具(25)により串(1)の両側が保持され、矢印のように成形ドラム(21)に搬送される。ドラム(21)の周面には、第1層となるすり身(5)がホッパー(26)のドラム(27)で板状に形成されて供給される。串(1)は支持具(25)で保持・搬送される。そしてベルト(30)により押さえられ回転しながら搬送され、ドラム(21)の周面で第1層のすり身(2)が巻き付けられる。
また、巻き付けられたすり身(2)は、回転しながら搬送され、ドラム(21)の周面で整形、修正も行われることになる。さらに、搬送されてチェーン(22)の支持具(25)より送出移送扞(12)に送られ、矢印のように第2層のチーズ形成部に搬送される。
【0022】
チェーン(22)は、成形ドラム(21)のチェーン走行部及びホイール(23)(24)に掛けられ駆動される(図示していないが駆動手段はホイール(23)に設けることが好ましい)。またチェーン(22)に設けられている支持具(25)はU字形でその一方が長く、もう一方が短いなっており、移送台(11)から串を持ち上げ、また支持具(25)から串を解放して移送台(12)に送られるようになってるものが好ましい。
【0023】
次ぎに、ベルト(30)について説明する。ベルト(30)は、支持具(25)で保持・搬送される串(1)を回転させながら搬送するものである。
ベルト(30)は、成形ドラム(21)の串搬入側のベルト車(31)と搬出側のベルト車(33)、及びそれらの中間に位置する張力調整ベルト車(32)に掛けられている。張力調整ベルト車(32)は支点(34)で回動できるレバー(35)の一端部に設けられ、レバー(35)のもう一方の端部(36)には張力調整手段であるばね(37)が設けられている。レバー(35)の端部(36)は、ばね(37)の作用で張力調整ベルト車(32)を動かしてベルト(30)に所定の張力を加える。これにより、ベルト(30)は所定の張力が加わった状態で駆動され、串(1)は成形ドラム(21)の鍔部に押し付けられながらで回転する。
【0024】
なお、ブラシ(38)は串(1)を清掃するものである。これは巻き付け、整形、修正ですり身(2)が横にはみ出し、その後の焼成工程で串に焼き付き、串抜き作業等が困難になるので、ブラシ(24)で清掃することが好ましい。また、成形ドラム(21)の周面を清掃するためにその下部にブラシ(39)を設けることが好ましい。また、成形ドラムの周面は、巻き付け、整形、修正する食品材料に応じて適宜の粗さ、あるいは滑らかさにするものである。場合によっては布、例えば晒しを外周面に巻き付けてもよい。
【0025】
次いで、図3〜図6で第1層の食品材料のすり身巻き付けについて詳述する。図3に示すように、串(1)は、ドラム(21)の周りを支持具(25)で保持され、回転しながら矢印のように搬送される。
この場合、成形ドラム(21)の周面とその縁部は矢印方向に回転しており、この周面の速度は、チェーンによる串(1)の搬送速度より速く移動するように設定している。
まず、串(1)は、図3の「A」の位置に支持具(25)で保持され搬送される。
【0026】
図4は、図3の「A」の位置の断面図であり、ここで、成形ドラム(21)の周面と縁部の構造及び作動を説明する。
成形ドラム(21)は、周面(211)及びチェーンの走行部(212)を有する円筒、並びに鍔部(215)を軸(216)に設けているものである。
周面(211)とその縁部は、第1の層食品材料の巻き付けが行われるところであり、走行部(212)はチェーン(22)が走行するところである。また鍔部(215)は串(1)が支えられて回転するところである。
周面(211)及び走行部(212)を有する円筒は、軸受(213)を介して軸(216)に回転可能に取り付けられている。この円筒にはギヤ(214)が一体に設けられている。鍔部(215)は軸(216)に固定して取り付けられている。なお、鍔部(215)を軸(216)に回転可能に取り付けることもできる。
【0027】
このドラムの動きは、鍔部(215)は軸(216)に固定して取り付けられており、鍔部(215)の回転は軸(216)で駆動される。
周面(211)及びチェーンの走行部(212)を有する円筒は、軸受(213)を介して軸(216)に回転可能に取り付けられており、この円筒の回転はギヤ(214)で駆動される。また支持具(25)を設けたチェーン(22)はその駆動手段により走行部(212)を走行するものである。
このように、鍔部(215)、周面(211)及びチェーンの走行部(212)を有する円筒、チェーン(22)は、それぞれが駆動されているので、鍔部(215)の回転速度、周面(211)の回転速度、及びチェーン(22)の搬送速度はそれぞれ異なる速度にすることができるものである。
【0028】
次いで、串(1)は、図3の「B」の位置に保持され搬送される。
串(1)が「B」の位置に搬送されたとき、ホッパー(26)のすり身(5)がドラム(27)で板状すり身(15)に形成され、成形ドラム(21)の周面に供給される。
矢印の方向に回転している成形ドラム(21)の速度は、串(1)の搬送速度より速く設定しているので、板状のすり身(15)は串の下に入り込むように送られ、矢印の方向に回転している串への巻き付けが開始され、串(1)が搬送されながら巻き付けが行われる。
【0029】
図3の「B」の位置の断面を示す図5のように、成形ドラム(21)の周面(211)上の板状のすり身(15)は、ベルト(30)で回転している串(1)に巻き付けられる。これは周面(211)上の板状のすり身(15)が、串(1)の搬送速度より速く移動して回転している串(1)に巻き付けるものである。
さらに、串(1)が搬送され、図3の「C」の位置の断面を示す図6のように、第1層のすり身(2)が巻き付けられるものである。第1層のすり身(2)が巻き付けられた串は、さらにチェーンで搬送され、送出移送扞(12)に送られ、そしてチーズ形成部に搬送される。
【0030】
次いで、図7〜図9で第2層であるチーズ形成について詳述する。
図7は、図1の第2層のチーズ形成部の正面図で搬送を説明する図である。図8、図9は図1の第2層のチーズ形成部のチーズを供給する手段を説明する図である。図7に示すように、チーズ形成部では、第1層のすり身(2)が巻き付けられ串(1)をコンベア(46)のフック(47)で保持して搬送する。また、ベルト(48)で串(1)を回転させる。これは串(1)にベルト(48)を接触させ、ベルト(48)を図の紙面に垂直に移動するさせことにより串(1)を回転させるものである。なお(49)はコンベア(46)のフレームである。
【0031】
図8(a)(b)及び図9(c)(d)でチーズの供給を説明する。まず、図8(a)に示すように、ノズル(41)で板状に成形されたチーズ(6)は、連続的に第1の搬送ローラ(42)に供給される。次いで図8(b)に示すように、第1の搬送ローラ(42)で回転搬送され、カッター(50)で一定の長さに切断される。切断された板状チーズ(7)は、第1搬送ローラ(42)の下方部分の位置に設けられた細線(51)で剥離され先端部が下方に垂れ下がって来る。
【0032】
次いで、図9(c)に示すように、第1搬送ローラ(42)の下方部分で剥離され、垂れ下がっている板状チーズ(7)は、第2搬送ローラ(43)の凸部(44)の斜面(45)に渡され、第2搬送ローラ(43)は回転し、切断されたチーズ(7)は、切り離され第2搬送ローラ(43)の凸部(44)に移る。
さらに、図9(d)に示すように、第2搬送ローラ(43)は回転し、第2搬送ローラ(43)の凸部(44)上のチーズ(7)は、下方に移送される。そして剥離手段の細線(52)で凸部(44)からチーズ(7)を剥離して、コンベア(46)を回転しながら搬送されているすり身(2)の上に巻き付けられ、第2層としてのチーズ(3)が形成されるものである。
【0033】
なお、第1搬送ローラ(42)の周面速度をノズル(41)で板状に成形されたチーズ(6)の速度とほぼ同じ速度とされ、第1搬送ローラ(42)に供給される板状チーズが引き延ばされたり、または板状チーズにしわが寄るのを防止する。また第2搬送ローラ(43)の凸部(44)は、その周面速度を第1搬送ローラ(42)の周面速度よりも速くして、第2搬送ローラ(43)の凸部(44)に板状チーズが渡されるようする。そして板状チーズが、第1搬送ローラ(42)上にあるときよりも大きな間隔を開けて搬送されて、第3層の巻き付けとのタイミングを合わせるものである。
【0034】
次ぎに、図10〜図15で第3層の食品材料であるすり身の巻き付けについて詳述する。
図10は、図1に示す第1層のすり身の巻き付け部(20)を詳細に示す図であり、図11は図10の平面図である。図12は図10に示す第3層のすり身の巻き付け部を拡大して示す図であり、図13は図10に示す「D」の断面図、図14は図10に示す「E」の断面図、図15は図10に示す「F」の断面図である。
図10、図11に示すように、送出移送扞(13)で第2層のチーズ形成部より送られたチーズ(3)が形成されている串が送られて来る。
2本のチェーン(62)に設けられている支持具(65)でチーズ(3)が形成されてい串の両側を支持し、矢印のように成形ドラム(61)に搬送される。チェーン(62)は、成形ドラム(61)の周囲に串を搬送するもので、ホイール(63)(64)に掛けられており駆動されている。
【0035】
また、串はベルト(70)で回転させながら搬送される。ベルト(70)は、成形ドラム(61)の串搬入側のベルト車(71)と搬出側のベルト車(73)、及びそれらの中間に位置する張力調整ベルト車(72)に掛けられている。張力調整ベルト車(72)は支点(74)で回動できるレバー(75)の一端部に設けられ、レバー(75)のもう一方の端部(76)には張力調整手段であるばね(77)が設けられている。レバー(75)の端部(76)は、ばね(77)の作用で張力調整ベルト車(72)を動かしてベルト(70)に所定の張力を加えることにより、ベルト(70)は所定の張力が加わった状態で駆動され、串は成形ドラム(61)の鍔部に押し付けられながらで回転する。
【0036】
ブラシ(78)は串(1)を清掃するものである。また、成形ドラム(61)の周面を清掃するためにその下部にブラシ(79)を設けることが好ましい。また、成形ドラムの周面は、巻き付け、整形、修正する食品材料に応じて適宜の粗さ、あるいは滑らかさにするものである。
ドラム(61)の周面には、第3層となるすり身(8)がホッパー(66)のドラム(67)で板状に形成されて供給される。串は支持具(65)で保持・搬送される。そしてベルト(70)により押さえられ回転しながら搬送され、ドラム(61)の周面で第3層のすり身(4)が巻き付けられる。
【0037】
次いで、図12〜図15で第3層食品材料のすり身の巻き付けについて詳述する。
図12に示すように、串(1)は、ドラム(61)の周りを支持具(65)で保持され、回転しながら矢印のように搬送される。
この場合、成形ドラム(61)の周面とその縁部は矢印方向に回転しており、この周面の速度は、チェーンによる串の搬送速度より速く移動するように設定している。
まず、チーズ(3)が形成されてい串は、図12の「D」の位置に支持具(65)で保持され搬送される。
【0038】
図13は、図12の「D」の位置の断面図である。
成形ドラム(61)は、周面(611)及びチェーンの走行部(612)を有する円筒、並びに鍔部(615)を軸(616)に設けているものである。周面(611)とその縁部は、第3の層食品材料のすり身の巻き付けが行われるところであり、走行部(612)はチェーン(62)が走行するところである。また鍔部(615)は串が支えられて回転するところである。周面(611)及び走行部(612)を有する円筒は、軸受(613)を介して軸(616)に回転可能に取り付けられている。この円筒にはギヤ(614)が一体に設けられている。鍔部(615)は軸(616)に固定して取り付けられている。
【0039】
そして、鍔部(615)は軸(616)に固定して取り付けられており、鍔部(615)の回転は軸(616)で駆動される。周面(611)及びチェーンの走行部(612)を有する円筒は、軸受(613)を介して軸(616)に回転可能に取り付けられており、この円筒の回転はギヤ(614)で駆動される。また支持具(65)を設けたチェーン(62)はその駆動手段により走行部(612)を走行するものである。このように、鍔部(615)、周面(611)及びチェーンの走行部(612)を有する円筒、チェーン(62)は、それぞれが駆動されているので、鍔部(615)の回転速度、周面(611)の回転速度、及びチェーン(62)の搬送速度はそれぞれ異なる速度にすることができるものである。
【0040】
次いで、串は、図12の「E」の位置に保持され搬送される。
串(1)が「E」の位置に搬送されたとき、ホッパー(66)の第3層のすり身(8)がドラム(67)で板状体(18)に形成され、成形ドラム(61)の周面に供給される。
矢印の方向に回転している成形ドラム(61)の速度は、串(1)の搬送速度より速く設定しているので、板状すり身(18)はチーズ(3)が形成されてい串の下に入り込むように送られ、矢印の方向に回転している串への巻き付けが開始され、串(1)が搬送されながら巻き付けが行われる。
【0041】
図12の「E」の位置の断面を示す図14のように、成形ドラム(61)の周面(611)上の板状すり身(18)は、ベルト(70)で回転している串(1)に巻き付けられる。これは周面(611)上のすり身(18)が、串(1)の搬送速度より速く移動して回転している串(1)に巻き付けるものである。
さらに、串(1)が搬送され、図12の「E」の位置の断面を示す図15のように、第3層のすり身(4)が巻き付けられるものである。
第1層のすり身(2)、第2層のチーズ(3)及び第3層のすり身(3)が巻き付けられたチーズ入り竹輪は、成形ドラム(61)の周面(611)上でその外周が整形され、均一で密にになり、また周面(611)の縁部で小口の整形が行われる。
【0042】
【実施例2】
本発明の第2の実施例について、多層食品材料としてチーズ入り竹輪の製造を例に図16、図17及び図18に示す。
図16は本発明の第2の実施例の多層食品材料の製造についての全体を示す図である。図17及び図18はチーズの供給を説明する図である。
図16に示す本発明の第2の実施例の多層食品材料のチーズ入り竹輪製造は、上述した第1の実施例と、第1層の食品材料のすり身巻き付け部(20)、及び第3層の食品材料のすり身巻き付け部(60)は同じものであり、第2層の食品材料のチーズ層が別の形成部によものである。
【0043】
まず、串(1)は、移送台(11)の供給部(9)より、アーム(10)の作動で1本づつ送られ、チェーン(22)の支持具により串(1)を保持し成形ドラム(21)に搬送される。第1層となるすり身(5)は、ホッパー(26)のドラム(27)で板状に形成され、成形ドラム(21)の周囲を回転しながら搬送される串(1)に第1層のすり身(2)が巻き付けられる。
第1層のすり身(2)が巻き付けられた串(1)は、さらに送出移送扞(12)に送られ、そして第2層となるチーズ形成部(40)の串を回転させながら搬送するコンベア(46)に送られる。
【0044】
第2層のチーズ形成部で、チーズはノズル(41)で板状チーズ(6)に成形され、第1搬送ローラ(42)に渡され、そこで切断され、第1搬送ローラ(42)から剥離されて板状チーズ(7)は第2搬送ローラ(43)に渡される。
板状チーズ(7)は、第2搬送ローラ(43)から剥離されて、コンベア(46)上を回転しながら搬送されている串に渡される。
板状チーズ(7)は、第1層のすり身(2)の上に巻き付けられて第2層のチーズ(3)が形成される。チーズ(3)が巻き付けられた串は、コンベア(46)から送出移送扞(13)に送られ、第3層の食品材料の巻き付け部(60)に搬送される。
第3層となるすり身(8)は、ホッパー(66)のドラム(67)で形成されて成形ドラム(61)の成形面に供給され、成形ドラム(61)の周囲を回転しながら搬送する串に第3層のすり身(4)が巻き付けられる。
【0045】
図17(a)(b)及び図18(c)(d)でチーズの供給を説明する。まず、図17(a)に示すように、ノズル(41)で板状に成形されたチーズ(6)は、連続的に第1の搬送ローラ(42)に供給される。次いで図17(b)に示すように、第1の搬送ローラ(42)で回転搬送され、カッター(50)で一定の長さに切断される。切断された板状チーズ(7)は、第1搬送ローラ(42)の下方部分の位置に設けられた細線(51)で剥離され先端部が下方に垂れ下がる。次いで、図18(c)に示すように、第1搬送ローラ(42)の下方部分で剥離され、垂れ下がっている板状チーズ(7)は、第2搬送ローラ(43)に渡される。
【0046】
さらに、図18(d)に示すように、第2搬送ローラ(43)は回転し、第2搬送ローラ(43)上のチーズ(7)は、下方に移送される。そして剥離手段の細線(52)でチーズ(7)を剥離して、コンベア(46)を回転しながら搬送されているすり身(2)の上に巻き付けられ、第2層としてのチーズ(3)が形成されるものである。
なお、第1搬送ローラ(42)の周面速度をノズル(41)で板状に成形されたチーズ(6)の速度とほぼ同じ速度とされ、第1搬送ローラ(42)に供給される板状チーズが引き延ばされたり、または板状チーズにしわが寄るのを防止する。これに対して第2搬送ローラ(43)は、その周面速度を第1搬送ローラ(42)の周面速度よりも速くして、第2搬送ローラ(43)に渡される板状チーズが、第1搬送ローラ(42)上にあるときよりも大きな間隔を開けて搬送されるようにして、第3層の巻き付けとのタイミングを合わせるものである。
【0047】
【実施例3】
本発明の第3の実施例は、多層食品材としてのチーズ入り竹輪の製造において第2層となるチーズ層の形成が、粉状及び/又は粒状チーズを用いる場合について図19に示す。チーズ入り竹輪の製造は、第1層のすり身の巻き付け部(20)、第2層のチーズの形成部(80)及び第3層のすり身の巻き付け部(60)を有している。
第1層のすり身の巻き付け部(20)において、ホイール(23)に掛けられチェーン(22)で搬送されて成形ドラム(21)ですり身(2)が巻き付けられ、矢印のように搬送され、チェーン(22)の支持具から送出移送扞(12)に送られ、そしてチーズ形成部(80)に搬送される。
【0048】
チーズ形成部(80)は、串を回転させながら搬送するコンベア(46)、及びチーズを供給する手段を有している。
チーズは、粉状及び/又は粒状にしたもので、コンベア(46)の上を回転しながら搬送するすり身(2)が巻き付けられたものに、粉状及び/又は粒状のチーズ(81)を振り掛けてチーズの層を形成するものである。
コンベア(46)の下部には、付着されずに落下するチーズ(83)を回収するホッパー(82)を設け、その排出口より回収する。場合によっては循環させるものである。
チーズ(3)が形成された串は、コンベア(46)から送出移送扞(13)に送られ、第3層のすり身の巻き付け部(60)のチェーン(62)で、矢印のように成形ドラム(61)に搬送されて、さらに第3層のすり身の巻き付けを行いチーズ入り竹輪を製造するものである。
【0049】
【実施例4】
本発明の第4の実施例はチーズ入り竹輪の製造において第2層となるチーズ層の形成が、粉状及び/又は粒状チーズを用いる場合について図20に示す。
第4の実施例のチーズ入り竹輪製造において、第1層のすり身の巻き付け部及び第3層のすり身の巻き付け部は上記第1の実施例で説明したものと同様のものであり、第1層すり身が巻き付けられ、第2層となるチーズ形成部に搬送される。
【0050】
図20に示すように、チーズ形成部は、串を回転させながら搬送するコンベア(90)、及びチーズを供給する手段を有している。チーズの供給手段は、粉状及び/又は粒状のチーズ(91)の容器(92)、送り出し口(93)を有いる。粉状及び/又は粒状のチーズ(91)は、送り出し口(93)より容器(92)に送られ、容器(92)の表面が平らになるように入れられている。容器(92)で粉状及び/又は粒状のチーズ(91)の表面が平らになるようにするため容器(92)に振動を与える。
【0051】
容器(92)に表面が平らに入れられている粉状及び/又は粒状のチーズ(91)の上を、コンベア(90)ですり身(2)を回転しながら搬送し、粉状及び/又は粒状のチーズ(91)をすり身(2)に付着させてチーズ層(94)を形成するものである。チーズ層(94)が形成された串は、コンベア(90)で、第3層のすり身の巻き付け部に搬送されて、さらに第3層のすり身の巻き付けを行い多層食品材料であるチーズ入り竹輪を製造するものである。
【0052】
【実施例5】
本発明の第5の実施例はチーズ入り竹輪の製造において第2層のチーズを液状用いる場合について図21に示す。
図21(a)は、本発明の第4の実施例のチーズの形成部の側面図であり、図21(b)はその断面図である。
チーズ入り竹輪の製造において、第1層のすり身の巻き付け部及び第3層のすり身巻き付け部は上記第1の実施例で説明したものと同様のものであり、第1層のすり身が巻き付けられてチーズ形成部に搬送される。
【0053】
図21(a)(b)に示すように、串の搬送コンベア(96)、串を回転させるベルト(101)を有し、すり身(2)が巻き付けられた串を回転させながら搬送する。また、串の搬送コンベア(96)は液状のチーズの容器(97)に垂れ下がるようにろローラ(100)で支持する。
チーズの供給手段は、液状のチーズ(98)を容器(97)に送出口(99)より送られる。なお液状のチーズ(98)は、その表面張力で容器(97)より盛り上がるように容れておくこともできる。
【0054】
容器(97)に容れられている液状のチーズ(98)の上を、コンベア(96)ですり身(2)を回転しながら搬送し、液状のチーズ(98)をすり身(2)に付着させてチーズの層(95)を形成するものである。
チーズの層(95)が形成された串は、コンベア(96)で、第3層のすり身の巻き付け部に搬送されて、さらにすり身の巻き付けを行いチーズ入り竹輪となるものである。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、第1層の食品材料を巻き付け、その上に第2層を形成し、次いで第3層を巻き付けるというもので能率的に製造を行うことができる。また成形ドラムにより巻き付けが行なはれるので、多層の食品材料同志が互い密着し、綺麗に仕上がたものが得られ、またその後の工程での焼き上がりが綺麗で食感のよいものを製造することができるものである。
さらに、第2層の食品材料、例えばチーズを板状、粉状、粒状又は液状で用い能率的に製造することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の多層食品材料の製造についての全体を示す図
【図2】本発明の第1の実施例の第1層の食品材料の巻き付けを説明する図
【図3】本発明の第1の実施例の第1層の食品材料の巻き付けを説明する図
【図4】本発明の第1の実施例の第1層の食品材料の巻き付けを説明する図
【図5】本発明の第1の実施例の第1層の食品材料の巻き付けを説明する図
【図6】本発明の第1の実施例の第1層の食品材料の巻き付けを説明する図
【図7】本発明の第1の実施例の第2層の食品材料の形成を説明する図
【図8】本発明の第1の実施例の第2層の食品材料の形成を説明する図
【図9】本発明の第1の実施例の第2層の食品材料の形成を説明する図
【図10】本発明の第1の実施例の第3層の食品材料の巻き付けを説明する図
【図11】本発明の第1の実施例の第3層の食品材料の巻き付けを説明する図
【図12】本発明の第1の実施例の第3層の食品材料の巻き付けを説明する図
【図13】本発明の第1の実施例の第3層の食品材料の巻き付けを説明する図
【図14】本発明の第1の実施例の第3層の食品材料の巻き付けを説明する図
【図15】本発明の第1の実施例の第3層の食品材料の巻き付けを説明する図
【図16】本発明の第2の実施例を示す図
【図17】本発明の第2の実施例の第2層の食品材料の形成を説明する図
【図18】本発明の第2の実施例の第2層の食品材料の形成を説明する図
【図19】本発明の第3の実施例を示す図
【図20】本発明の第4の実施例を示す図
【図21】本発明の第5の実施例を示す図
【符号の説明】
1.串
2.第1層のすり身
3.チーズ
4.第3層のすり身
9.供給部
11.移送台
20.第1層の食品材料の巻き付け部
21.61.成形ドラム
22.62.チェーン
25.65.支持具
26.66.ホッパー
27.67.ドラム
30.70.ベルト
31.32.33.ベルト車
37.ばね
40.第2層の食品材料の形成部
41.ノズル
42.第1搬送ローラ
43.第2搬送ローラ(43)
46.コンベア
60.第3層の食品材料の巻き付け部
Claims (10)
- 成形ドラムに第1層の板状食品材料を供給し、成形ドラムの周囲を回転しながら搬送する串に第1層の食品材料を巻き付ける工程、前記工程で串に巻き付けられた第1層の食品材料の上に第2層の食品材料を形成する工程、次いで成形ドラムに第3層の板状食品材料を供給し、成形ドラムの周囲を回転しながら搬送する第1層及び第2層の食品材料が形成されている串に第3層の食品材料を巻き付ける工程とを含むことを特徴とする多層食品材料の製造方法。
- 串に巻き付けられた第1層の食品材料の上に第2層の食品材料を形成する工程が、板状に成形された食品材料を供給し第1層の食品材料の上に巻き付けるものであることを特徴とする請求項1に記載の多層食品材料の製造方法。
- 串に巻き付けられた第1層の食品材料の上に第2層の食品材料を形成する工程が、粉状及び/又は粒状の食品材料を供給し第1層の食品材料の上に第2層の食品材料を形成するものであることを特徴とする請求項1に記載の多層食品材料の製造方法。
- 串に巻き付けられた第1層の食品材料の上に第2層の食品材料を形成する工程が、液状の食品材料を供給し第1層の食品材料の上に第2層の食品材料を形成するものであることを特徴とする請求項1に記載の多層食品材料の製造方法。
- 第1層の食品材料がすり身であり、第2層の食品材料がチーズであり、第3層の食品材料がすり身であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の多層食品材料の製造方法。
- 成形ドラムに第1層の板状食品材料を供給する手段、成形ドラムの周囲に串を搬送する手段、成形ドラムの周囲に搬送された串を回転させる押さえベルトとを備えた成形ドラムの周囲を回転しながら搬送する串に第1層の食品材料巻き付け装置、第1層の食品材料が巻き付けられた串を搬送する手段と第2層の食品材料を供給する手段とを備えた第2層の食品材料の形成装置、並びに成形ドラムに第3層の板状食品材料を供給する手段、成形ドラムの周囲に第1層及び第2層の食品材料が形成された串を搬送する手段、成形ドラムの周囲に搬送された串を回転させる押さえベルトとを備えた成形ドラムの周囲を回転しながら搬送する第1層及び第2層の食品材料が形成されている串に第3層の食品材料巻き付け装置とを有することを特徴とする多層食品材料の製造装置。
- 第2層の食品材料の形成装置が、第1層の食品材料が巻き付けられた串を回転させながら搬送するコンベアを有し、第2層の食品材料を供給する手段が、第2層の食品材料を板状に成形し供給するノズル、ほぼ水平に設けられた第1搬送ローラ、第2層の板状食品材料を切断する手段、切断された第2層の板状食品材料を第1搬送ローラから剥離する手段、第1搬送ローラの下方にほぼ水平に設けられた第2搬送ローラ、第2搬送ローラから第2層の板状食品材料を剥離する手段とを備えものであることを特徴とする請求項6に記載の多層食品材料の製造装置。
- 第2層の食品材料の形成装置が、第1層の食品材料が巻き付けられた串を回転させながら搬送するコンベアを有し、第2層の食品材料を供給する手段が、第2層の食品材料を板状に成形し供給するノズル、ほぼ水平に設けられた第1搬送ローラ、第2層の板状食品材料を切断する手段、切断された第2層の板状食品材料を第1搬送ローラから剥離する手段、第1搬送ローラの下方にほぼ水平に設けられた凸部を有する第2搬送ローラ、第2搬送ローラから第2層の板状食品材料を剥離する手段とを備えものであることを特徴とする請求項6に記載の多層食品材料の製造装置。
- 第2層の食品材料の形成装置が、第1層の食品材料が巻き付けられた串を回転させながら搬送するコンベアを有し、第2層の食品材料が粉状及び/又は粒状の供給手段を備えものであることを特徴とする請求項6に記載の多層食品材料の製造装置。
- 第2層の食品材料の形成装置が、第1層の食品材料が巻き付けられた串を回転させながら搬送するコンベアを有し、第2層の食品材料が液状の供給手段を備えものであることを特徴とする請求項6に記載の多層食品材料の製造装置。
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