JPH0818213A - はんだ付け装置 - Google Patents

はんだ付け装置

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Publication number
JPH0818213A
JPH0818213A JP14916094A JP14916094A JPH0818213A JP H0818213 A JPH0818213 A JP H0818213A JP 14916094 A JP14916094 A JP 14916094A JP 14916094 A JP14916094 A JP 14916094A JP H0818213 A JPH0818213 A JP H0818213A
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JP
Japan
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conveyor
small
elevator base
elevation angle
height
Prior art date
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Pending
Application number
JP14916094A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimitsu Kato
敏光 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIHON DENNETSU KK
Nihon Dennetsu Co Ltd
Original Assignee
NIHON DENNETSU KK
Nihon Dennetsu Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NIHON DENNETSU KK, Nihon Dennetsu Co Ltd filed Critical NIHON DENNETSU KK
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  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Molten Solder (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 配線基板を搬送する搬送コンベアの仰角の変
化に合わせて、エレベータ基台に設けた小搬送コンベア
の上昇制御を自動的に行う。 【構成】 仰角θが調節可能の搬送コンベア5と、小搬
送コンベア22を有するエレベータ基台21と、搬送コ
ンベア5と小搬送コンベア22の高さH3 が同一レベル
であることを検出する上昇位置検出センサS2 とを有
し、上昇位置検出センサS2 の出力に基づいてエレベー
タ基台21の上昇を自動的に停止させる構成を特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配線基板を搬送する搬
送コンベアの仰角の変化によって搬送コンベアから配線
基板が移載される小搬送コンベアの高さが変化しても、
これを自動的に補正可能としたはんだ付け装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】はんだ付けプロセスを大別すると、フロ
ーはんだ付けプロセスとリフローはんだ付けプロセスと
に分けることができる。そして、はんだ付け後の配線基
板の無洗浄化とマイクロソルダリングとを実現するため
に、低酸素濃度の不活性ガス(例えば窒素ガス:N2 )
雰囲気中でこれらのはんだ付けプロセスを行う例が多
い。他方で、少ない窒素ガス消費量でより低酸素濃度の
雰囲気を形成することが、はんだ付け装置のランニング
コストを低く抑制する上では必須の要件である。
【0003】ところで、配線基板が搬送される高さ位置
(レベル)を変更したり他方の搬送系の高さに合わせる
ために、エレベータ機構が使用されることが一般的に行
われている。例えば、特開平3−216269号公報に
開示される「リフロー装置」には、移載用のコンベアを
昇降させることによって搬送レベルの異なるコンベア間
で配線基板を移載する技術が説明されている。
【0004】また、実開昭63−150754号公報に
開示される「はんだ付け装置」のように、フロー式のは
んだ付け装置において、仰角を可変・調節できるように
構成することによって、ピールバックポイントにおける
はんだの離間性を調節可能とし、最適なはんだ付け性が
得られるようにしたはんだ付け装置がある。
【0005】そして、このように配線基板の搬送コンベ
アが水平面から所定の角度で上昇するように構成され
た、つまり仰角を有するはんだ付け装置では、配線基板
搬入側のコンベア高さと搬出側のコンベア高さが異なる
ので、前記のようなエレベータ機構を使用して配線基板
を所定の高さ位置に搬送させる技術が一般的に採用され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、仰角を調節
すると調節の回動点が搬送コンベアのどこにあるかによ
って配線基板を搬出あるいは搬入する高さが変化する。
したがって、この変化に合わせてエレベータ機構の上昇
停止位置あるいは下降停止位置を設定しなければならな
いという問題点があった。
【0007】また、仰角が変わると、搬送手段の水平面
における搬送距離も変化する。例えば、仰角が大きくな
ると水平面における搬送距離は短くなる。したがって、
仰角の変化に伴ってエレベータ機構との間隔が変化する
という問題があった。そして、この間隔変化は搬送コン
ベアとエレベータ機構との間に移載障害が発生する原因
となるという問題点があった。
【0008】本発明は、搬送コンベアの仰角の変化に合
わせてエレベータ基台に設けた小搬送コンベアの上昇/
下降制御を自動的に行えるように構成し、また、搬送コ
ンベアと小搬送コンベアとの間隔を自動的に補正可能な
はんだ付け装置を実現することによって、運転操作性と
信頼性の高いはんだ付けプロセス環境を実現するはんだ
付け装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1に
記載の発明は、搬送コンベアの送入側または送出側の高
さとエレベータ基台の小搬送コンベアの高さが同一レベ
ルであることを検出して、前記エレベータ基台の上昇停
止位置または下降停止位置を設定するためのセンサを設
けたものである。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、エレベー
タ基台の小搬送コンベアの搬送方向の長さを可変に構成
したものである。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、搬送コン
ベアの送出側または送入側とエレベータ基台の小搬送コ
ンベアの搬送方向の長さの変化を搬送コンベアの仰角の
変化に応じて演算する制御部を設け、この制御部の演算
結果に基づいて前記小搬送コンベアの搬送方向長さを調
節する調節手段を設けたものである。
【0012】また、請求項4に記載の発明は、搬送コン
ベアの仰角の調節により変化する搬送コンベアの送入側
または送出側の高さとエレベータ基台の小搬送コンベア
の高さが同一レベルであることを検出して前記エレベー
タ基台の上昇停止位置または下降停止位置を設定するた
めのセンサを設け、前記エレベータ基台の小搬送コンベ
アの搬送方向の長さを前記搬送コンベアの仰角の変化に
応じて演算する制御部を設け、この制御部の演算結果に
基づいて前記小搬送コンベアの搬送方向長さを調節する
調節手段を設けたものである。
【0013】
【作用】本発明に係る請求項1に記載の発明において
は、搬送コンベアの送入側または送出側の高さとエレベ
ータ基台の小搬送コンベアの高さが同一レベルであるこ
とをセンサで検出し、その停止位置における高さを自動
的に同一レベルにする。
【0014】また、請求項2に記載の発明は、搬送コン
ベアの仰角の調節に伴う水平方向の長さの変化に応じて
小搬送コンベアの搬送方向の長さを調節することができ
る。
【0015】また、請求項3に記載の発明は、搬送コン
ベアの仰角の調節に伴う水平方向の長さの変化に応じて
小搬送コンベアの搬送方向の長さの変化を、制御部で演
算し、この演算結果に基づいて小搬送コンベアの搬送方
向長さを自動的に補正する。
【0016】また、請求項4に記載の発明は、搬送コン
ベアの送入側または送出側の高さとエレベータ基台の小
搬送コンベアの高さが同一レベルであることをセンサで
検出し、その停止位置における高さを自動的に同一レベ
ルにすることができるとともに、搬送ベルトの仰角の調
節に伴う水平方向の長さの変化を制御部で演算し、この
演算結果に基づいてコンベアの搬送方向の長さを自動的
に補正することができる。
【0017】
【実施例】図1,図2は本発明の一実施例を示すもの
で、図1ははんだ付け装置の全体を示す側断面図、図2
は図1の要部と、その動作を示す拡大断面図である。
【0018】これらの図において、1は配線基板、2は
はんだ付け装置の全体を示す。3は筐体、4は前記配線
基板1を搬送する搬送装置で、搬送チェーン等からなる
搬送コンベア5が配設されている。6は前記配線基板1
を保持する爪片、7は前記筐体3の搬入口、8aは前記
搬送コンベア5に配線基板1を送入する送入側、8bは
送出側、9は前記搬送装置4に設けられたプリヒータ、
10ははんだ槽で、はんだ融液11の噴流波12を形成
する加熱装置とポンプ(いずれも図示せず)を備えてい
る。
【0019】一方、搬送コンベア5の送入側8aに搬送
コンベア5を回動自在に保持する支点軸13を設けてあ
り、この支点軸13の回動角度すなわち仰角θを支点軸
13に設けたアブソリュート型の角度センサS1 によっ
て検出する構成であり、また、送出側8bには昇降によ
り仰角θを調節するための基部材17に螺合されたねじ
桿15,ハンドル16からなる昇降機構14が支軸18
に取り付けられている。そして、はんだ槽10もねじ桿
15,ハンドル16からなる昇降機構19が取り付けら
れ、いずれも昇降調節可能に構成されている。
【0020】他方、搬送コンベア5の送出側8bにはエ
レベータ基台21上に配線基板1を載置して移送する小
搬送コンベア22を設けている。この小搬送コンベア2
2にはテンションローラ23を備え、圧縮ばね24の押
圧力によって小搬送コンベア22にテンションを与えつ
つ搬送方向の長さの変化を可能とするとともに、伸縮駆
動用モータ26によって回転駆動するねじ桿27が伸縮
駆動アーム28を前進/後退させ、小搬送コンベア22
の搬送方向の長さの変化を調節する調節手段を設けてあ
る。なお、この前進/後退した距離はアブソリュート型
リニアスケールセンサS6 によって検出・測定する構成
である。
【0021】また、搬送コンベア5の送出側8bに取付
片20を介してリミットスイッチで構成した搬送コンベ
ア5の上昇位置検出用センサS2 を設け、さらにエレベ
ータ基台21の下降による下降位置に同じくリミットス
イッチで構成した下降位置検出用センサS3 を設ける。
そして、小搬送コンベア22の送入側25aのエレベー
タ基台21に検出片29を設け、この検出片29が各セ
ンサS2 ,S3 に当接したことをもって上昇停止位置と
下降停止位置とを検出する構成である。なお、本実施例
では下降位置検出用センサS3 の位置が小搬送コンベア
22の高さと搬出口30側の搬出側コンベア31の高さ
と同一となるように固定して設けている。しかし、搬出
側コンベア31の高さH3 も変化する場合は、搬出側コ
ンベア31に下降位置検出用センサS3 を設け、搬出側
コンベア31の高さ変動に合わせてエレベータ基台21
の下降停止位置が設定されるように構成してもよい。
【0022】なお、上昇位置検出用センサS2 はエレベ
ータ基台21の検出片29の上側に、また、下降位置検
出用センサS3 もエレベータ基台21の検出片29の下
側に取り付けてもよい。ただし、この場合、下降位置検
出用センサS3 を作動させる作動片(図示せず)を固定
して取り付ける。
【0023】そしてさらに、エレベータ基台21には小
搬送コンベア22に配線基板1が進入して移載されたこ
とを検出するための進入検出用センサS4 として反射型
光学センサと、配線基板1が次段の搬出側コンベア31
または図示しない装置に移載されたことを検出するため
の移載検出用センサS5 として反射型光学センサとを設
けている。
【0024】他方、エレベータ基台21はアクチュエー
タ32で上下方向に上昇/下降駆動する構成であり、ア
クチュエータ32としては空気圧シリンダを使用したも
のや油圧を使用したものを用いると便利である。また、
図1において、33は筐体3の搬入口7側に設けた搬入
側コンベアである。
【0025】図3は本発明の制御系の構成を示すブロッ
ク図、図4は図3の制御系におけるデータテーブルの一
例を説明する図である。
【0026】図3において、制御部41はマイクロコン
ピュータシステムやプログラマブルコントローラ等で構
成し、その入力ポートには、角度センサS1 の出力信号
SA,上昇位置検出用センサS2 の出力信号SHI,下降
位置検出用センサS3 の出力信号SLOW ,進入検出用セ
ンサS4 の出力信号SIN,移載検出用センサS5 の出力
信号SOUT ,リニアスケールセンサS6 の出力信号SL
を入力し、その出力ポートには、エレベータ基台21の
アクチュエータ32を駆動制御するための駆動制御信号
SE を出力し、アクチュエータ駆動部42を介してアク
チュエータ32の上下駆動を制御する。また、小搬送コ
ンベア22の搬送方向の長さを調節するための制御信号
SD を出力し、伸縮駆動部43を介して伸縮駆動用モー
タ26の回転を制御する。さらに、小搬送コンベア22
の回転を制御するための制御信号SM を出力し、小搬送
コンベア駆動部44を介して小搬送コンベアモータ45
の回転を制御する構成である。
【0027】図4は、図3の制御部41のメモリ空間に
あらかじめ記憶させるデータテーブルの一例を示す仰角
θに対する水平面における搬送距離の変化ΔLの関係を
例示している。ちなみにこの例は〔数1〕の関係にあ
り、Fは図1の搬送コンベア5の長さによって決まる定
数である。
【0028】
【数1】ΔL=F(1−cosθ) 次に、図1〜図3の動作について図5,図6を参照に説
明する。
【0029】本実施例では、制御部41をマイクロコン
ピュータシステムで構成しているのでその制御手順をソ
フトウェア上で実現することができる。
【0030】図5は、小搬送コンベア22の搬送方向の
距離を調節・制御するための手順を説明するフローチャ
ートである。そして、(1)〜(3)は各ステップを示
す。
【0031】なお、図3において、制御部41のオペレ
ーティングシステムは、アプリケーションプログラムを
マルチタスクで実行させているものとする。したがっ
て、図5の制御手順と図6の制御手順とは時間的に並列
に実行される。
【0032】図5において、小搬送コンベア22の搬送
方向距離の調節・制御は次のように行われる。すなわ
ち、ステップ(1)で仰角θを読み込み、続いてステッ
プ(2)でデータテーブルを参照して小搬送コンベア2
2の搬送方向の長さを算出する。そして、ステップ
(3)ではリニアスケールセンサS6 の出力信号SL を
参照しつつ、駆動信号SD を出力し、小搬送コンベア2
2の搬送方向長さが所定の長さとなるように伸縮駆動用
モータ26を駆動する。
【0033】図6において、エレベータ基台21の上昇
/下降制御および小搬送コンベア22の回転制御は次の
ように行われる。すなわち、ステップ(11)でシステ
ムイニシャライズを行う。つまり、エレベータ基台21
を上昇停止位置に移動させる(出力信号SHIを参照し駆
動信号SE を出力する)。また、小搬送コンベア22を
回転させる駆動信号SM を出力する。
【0034】続いて、ステップ(12)に移行し、仰角
θが0(ゼロ)であるか否かを判断する。そして、0で
ある場合はステップ(12)で待機し、0でない場合は
ステップ(13)へ移行する。そして、配線基板1が小
搬送コンベア22上に進入したか否かを判断する(出力
信号SIN参照)。進入していなければステップ(13)
で待機し、進入した場合はステップ(14)へ移行し、
エレベータ基台21が下降停止位置か否かを判断する
(出力信号SLOW を参照)。そして下降停止位置でなけ
ればステップ(15)へ移行して小搬送コンベア22を
停止し(駆動信号SM を出力)、さらにステップ(1
6)へ移行してエレベータを下降させる(駆動信号SE
を出力)。他方、エレベータ基台21が下降停止位置に
あればステップ(17)へ移行してエレベータ基台21
を停止させる(駆動信号SE を出力)。
【0035】続いてステップ(18)へ移行し、小搬送
コンベア22を回転させる(駆動信号SM を出力)。そ
して、ステップ(19)へ移行し、移載が完了したか否
かを判断する(出力信号SOUT 参照)。移載が完了しな
ければステップ(19)で待機し(出力信号SOUT を参
照)、移載が完了したらステップ(20)へ移行してエ
レベータ基台21が上昇停止位置か否かを判断する(出
力信号SHIを参照)。上昇停止位置でなければステップ
(21)へ移行し、所定時間Δtすなわち移載検出用セ
ンサS5 上を配線基板1が通過完了してから次段のコン
ベア(搬出側コンベア31)または装置(図示せず)に
完全に移載されるまでの時間が通過した後、エレベータ
基台21を上昇させる(駆動信号SE を出力)。他方、
エレベータ基台21が上昇停止位置にあればステップ
(22)へ移行してエレベータを停止させる(駆動信号
SE を出力)。
【0036】続いてステップ(12)に戻り、以上の動
作を繰り返す。
【0037】なお、本実施例では搬送コンベア5の送入
側8aの高さは搬入側コンベア33の高さH1 と同一で
あり、搬出側コンベア31の高さH2 も搬入側コンベア
33の高さH1 と同一で、例えば900mmである。ま
た、本実施例のはんだ付け装置2はインラインに使用さ
れている。他方、仰角θで傾斜している搬送コンベア5
の送出側8bにおける高さはH3 である。
【0038】また、本実施例では、図7に示すように搬
送コンベア5の仰角θが0(ゼロ)の場合、H2 =H3
となりエレベータ基台21の上昇/下降は不要となる。
すなわち、この場合は上昇位置検出用センサS2 および
下降位置検出用センサS3 の両者にエレベータ基台21
の検出片29が当接し、図6に示すステップ(15)お
よびステップ(16)、ステップ(21)の手順が実行
されなくなり、エレベータ基台21の上昇/下降動作は
行われない。このため、小搬送コンベア22は駆動,停
止の間けつ駆動することなく常時駆動状態を保持するこ
とになる。
【0039】本実施例は、搬送用コンベア5の送出側8
bにエレベータ基台21を設けた例を説明したが、実開
昭63−150754号公報のはんだ付け装置のような
場合は、搬送用コンベア5の支点軸13が中央位置側に
設けてあるので送入側8aにも本発明のエレベータ基台
21を設ける必要を生ずる。すなわち図1に示す搬送コ
ンベア5の仰角θの変化に伴って搬送コンベア5の送入
側8aの高さH1 も変化するからである。しかし、この
ような場合にあっても本実施例の技術を送入側8aにも
応用すればよい。また、搬送コンベア5の支点軸13が
図1のように送入側8aでなく送出側8bに設けられて
いる場合には、送入側8aにエレベータ基台21を設け
ればよい。
【0040】すなわち、搬送コンベア5の送入側8aの
高さが搬入側コンベア33の高さH1 よりも低くなった
場合であって、搬入側コンベア33から搬送されてきた
配線基板1が、搬入側コンベア33と同一高さにある図
示されていないエレベータ基台の小搬送コンベアに移載
された後、エレベータ基台が下降し、搬送コンベア5の
送入側8aの高さと同一になる。次いで、小搬送コンベ
アから搬送コンベア5に移載され仰角θで搬送される。
このとき、小搬送コンベアの高さと搬送コンベア5の送
入側8aの高さが同一であることを検出する下降位置検
出用センサ(図示せず)から信号を検出する。この後、
エレベータ基台は上昇し、搬入側コンベア33と同一と
なる。このとき小搬送コンベアへの進入検出用センサは
(搬入側コンベア33)あるいは他の装置から配線基板
1が進入したことを検出し、移載検出用センサは搬送コ
ンベア5に配線基板1が移載されたことを検出すること
になる点が相違する。また、エレベータ基台の下降停止
位置あるいは上昇停止位置は搬送用コンベア5の送入側
8aの高さを検出して制御することになる。
【0041】なお、本発明がチャンバを備えたはんだ付
け装置やリフローはんだ付け装置に適用できることはい
うまでもない。
【0042】また、小搬送コンベア22の部材には伸縮
性を有する弾性部材、例えば合成樹脂系またはゴム系の
部材を用いれば、テンションローラ23は必ずしも必要
ではない。すなわち、小搬送コンベア22の搬送方向の
長さが伸縮することに伴って、コンベア部材が伸縮する
からである。
【0043】また、小搬送コンベア22の伸縮駆動用モ
ータ26に代えて、空気圧や油圧によるアクチュエータ
(図示せず)を用いることができるのは当然である。
【0044】さらに、昇降用のアクチュエータ32とし
て空気圧または油圧のシリンダの他に電動モータを使用
し、送りねじ機構やクランク機構、チェーンやベルトを
使用した吊り上げ/吊り下げ機構、等々の公知の技術を
用いて昇降駆動できることも当然である。
【0045】他方で、伸縮駆動用モータ26を用いず
に、伸縮駆動用モータ26が駆動するべきところのねじ
桿27を手動で調節する機構とすることも可能である。
但しこの場合、搬送コンベア5の仰角θを調節したら、
小搬送コンベア22の長さを手動で調節することにな
る。しかし、仰角θに対する小搬送コンベア22の長さ
調節量は〔数1〕から一義的に求めることができるの
で、小搬送コンベア22の長さを表示するスケール(図
示せず)をリニアスケールセンサS6 に代えて設け、該
スケールを搬送コンベア5の仰角θで目盛ることによっ
て極めて容易に手動調節することが可能である。また、
搬送コンベア5の仰角θが容易に読み取れるように、目
盛り板(図示せず)を設けると良い。つまり、その目盛
り板から読み取った仰角θに合わせて小搬送コンベア2
2の長さを調節すればよいからである。そしてこの場
合、図5示すステップ(1)〜ステップ(3)の制御手
順は不要となる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる請求
項1に記載の発明は、搬送コンベアの仰角の調節により
変化する前記搬送コンベアの送入側または送出側の高さ
と前記エレベータ基台の小搬送コンベアの高さが同一レ
ベルであることを検出して、前記エレベータ基台の上昇
停止位置または下降停止位置を設定するためのセンサを
設けたので、エレベータ基台の上昇/下降制御を仰角θ
の変化に合わせて自動的に行うことができる。
【0047】さらに、請求項2に記載の発明は、エレベ
ータ基台の小搬送コンベアの搬送方向の長さを可変に構
成したので、仰角の変化に対応して調節でき、配線基板
を円滑に移載することができる。
【0048】また、請求項3に記載の発明は、前記エレ
ベータ基台の小搬送コンベアの搬送方向の長さを前記搬
送コンベアの仰角の変化に応じて演算する制御部を設
け、この制御部の演算結果に基づいて前記小搬送コンベ
アの搬送方向長さを調節する調節手段を設けたので、仰
角の変化に対し自動的に対応でき、配線基板を円滑に移
載することができる。
【0049】また、請求項4に記載の発明は、搬送コン
ベアの前記仰角の調節により変化する搬送コンベアの送
入側または送出側の高さとエレベータ基台の小搬送コン
ベアの高さが同一レベルであることを検出して前記エレ
ベータ基台の上昇停止位置または下降停止位置を設定す
るためのセンサを設け、前記搬送コンベアの送出側また
は送入側と前記エレベータ基台の小搬送コンベアの搬送
方向の長さの変化を前記搬送コンベアの仰角の変化に応
じて演算する制御部を設け、この制御部の演算結果に基
づいて前記小搬送コンベアの搬送方向長さを調節する調
節手段を設けたので、仰角の変化に対応して、小搬送コ
ンベアの高さを自動的に搬送コンベアの送出側と一致さ
せることができるばかりでなく、小搬送コンベアの長さ
を仰角の変化に対応して調節でき、配線基板を円滑に移
載することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側断面図である。
【図2】図1の要部とその動作を示す拡大断面図であ
る。
【図3】本発明の制御系の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図3の制御系に記憶させるデータテーブルの一
例を示す図である。
【図5】小搬送コンベアの搬送方向の距離を調節,制御
する手順を示すフローチャートである。
【図6】エレベータ基台の上昇/下降および小搬送コン
ベアの回転を制御する手順を示すフローチャートであ
る。
【図7】図1における仰角が0の場合の動作を説明する
ための要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 配線基板 2 はんだ付け装置 3 筐体 4 搬送装置 5 搬送コンベア 7 搬入口 8a 送入側 8b 送出側 10 はんだ槽 13 支点軸 14 昇降機構 21 エレベータ基台 22 小搬送コンベア 23 テンションローラ 24 圧縮ばね 25a 送入側 25b 送出側 26 伸縮駆動用モータ 27 ねじ桿 28 伸縮駆動アーム 30 搬出口 31 搬出側コンベア 32 アクチュエータ 41 制御部 42 アクチュエータ駆動部 43 伸縮駆動部 44 小搬送コンベア駆動部 45 小搬送コンベアモータ S1 角度センサ S2 上昇位置検出用センサ S3 下降位置検出用センサ S4 進入検出用センサ S5 移載検出用センサ S6 リニアスケールセンサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仰角の調節が可能に構成され、配線基板
    を搬送しながらはんだ付けする搬送コンベアと、この搬
    送コンベアの送入側または送出側の少なくとも一方に配
    設され前記配線基板を搬送する小搬送コンベアを有する
    とともに、その搬送高さが調節可能なエレベータ基台と
    を備えたはんだ付け装置において、 前記搬送コンベアの仰角の調節により変化する前記搬送
    コンベアの送入側または送出側の高さと前記エレベータ
    基台の小搬送コンベアの高さが同一レベルであることを
    検出して前記エレベータ基台の上昇停止位置または下降
    停止位置を設定するためのセンサを設けた、 ことを特徴とするはんだ付け装置。
  2. 【請求項2】 仰角の調節が可能に構成され、配線基板
    を搬送しながらはんだ付けする搬送コンベアと、この搬
    送コンベアの送入側または送出側の少なくとも一方に配
    設され前記配線基板を搬送する小搬送コンベアを有する
    とともに、その搬送高さが調節可能なエレベータ基台と
    を備えたはんだ付け装置において、 前記エレベータ基台の小搬送コンベアの搬送方向の長さ
    を可変に構成した、 ことを特徴とするはんだ付け装置。
  3. 【請求項3】 仰角の調節が可能に構成され、配線基板
    を搬送しながらはんだ付けする搬送コンベアと、この搬
    送コンベアの送入側または送出側の少なくとも一方に配
    設され前記配線基板を搬送する小搬送コンベアを有する
    とともに、その搬送高さが調節可能なエレベータ基台と
    を備えたはんだ付け装置において、 前記エレベータ基台の小搬送コンベアの搬送方向の長さ
    を前記搬送コンベアの仰角の変化に応じて演算する制御
    部を設け、この制御部の演算結果に基づいて前記小搬送
    コンベアの搬送方向長さを調節する調節手段を設けた、 ことを特徴とするはんだ付け装置。
  4. 【請求項4】 仰角の調節が可能に構成され、配線基板
    を搬送しながらはんだ付けする搬送コンベアと、この搬
    送コンベアの送入側または送出側の少なくとも一方に配
    設され前記配線基板を搬送する小搬送コンベアを有する
    とともに、その搬送高さが調節可能なエレベータ基台と
    を備えたはんだ付け装置において、 前記搬送コンベアの前記仰角の調節により前記搬送コン
    ベアの送入側または送出側の高さと前記エレベータ基台
    の小搬送コンベアの高さが同一レベルであることを検出
    して前記エレベータ基台の上昇停止位置または下降停止
    位置を設定するためのセンサを設け、 前記エレベータ基台の小搬送コンベアの搬送方向の長さ
    を前記搬送コンベアの仰角の変化に応じて演算する制御
    部を設け、この制御部の演算結果に基づいて前記小搬送
    コンベアの搬送方向長さを調節する調節手段を設けた、 ことを特徴とするはんだ付け装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1431182A2 (en) * 2002-12-19 2004-06-23 MARCHESINI GROUP S.p.A. System for height adjustment of a station for feeding items in a packaging machine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1431182A2 (en) * 2002-12-19 2004-06-23 MARCHESINI GROUP S.p.A. System for height adjustment of a station for feeding items in a packaging machine
EP1431182A3 (en) * 2002-12-19 2004-08-11 MARCHESINI GROUP S.p.A. System for height adjustment of a station for feeding items in a packaging machine

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