JPH08182130A - ガス絶縁電気機器 - Google Patents

ガス絶縁電気機器

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Publication number
JPH08182130A
JPH08182130A JP6322248A JP32224894A JPH08182130A JP H08182130 A JPH08182130 A JP H08182130A JP 6322248 A JP6322248 A JP 6322248A JP 32224894 A JP32224894 A JP 32224894A JP H08182130 A JPH08182130 A JP H08182130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
tanks
tank
accident
gas pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP6322248A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohiro Kaneman
直弘 金万
Hirokazu Takei
弘和 武井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP6322248A priority Critical patent/JPH08182130A/ja
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  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1つのガス区分に2つ以上のタンクがある場
合でも、ガス区分を分割して増やすことなく、事故箇所
をタンクごとに細分化して標定することができるガス絶
縁電気機器を提供する。 【構成】 GIS1において、共通のガス区分33に接
続された複数のタンク14,15がある場合、各タンク
のガス配管に、それぞれ流量計71,72を設ける。事
故点標定装置は、ガス圧力センサ51〜54が検出した
ガス圧力上昇が所定値を超えた場合、そのガス圧力セン
サが接続されたタンクに事故が発生したと標定する。ま
た、タンク14,15については、ガス圧力センサ53
がガス圧力上昇を検出したことと、流量計71又は72
がガスの流出を検出したときに、ガスの流出のあったタ
ンクに事故が発生したと標定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス絶縁開閉装置(以
下「GIS」という。)又はガス遮断器のようなガス絶
縁電気機器に関するもので、特に、短絡事故又は地絡事
故などの事故箇所の標定を行うための事故点標定装置を
有するガス絶縁電気機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の事故点標定装置を有するGISに
ついて、図4を用いて説明する。図において、1はGI
Sで、複数のタンク11〜18と、各タンク11〜18
間を仕切る絶縁スペーサ21〜27を具備している。絶
縁スペーサ21〜27のうち、タンク11〜16間を仕
切る絶縁スペーサ21〜25は、タンク間のガスの流通
を禁止するガス区分スペーサである。また、タンク16
〜18間を仕切る絶縁スペーサ26,27は、タンク間
のガスの流通を許容するガス通気スペーサである。
【0003】各タンク11〜18内に充填された絶縁ガ
スを管理し、各タンク内の異常を監視するために、ガス
区分30〜34が設けられる。各ガス区分30〜34
は、ガス配管に接続された1つのガス圧力センサ50〜
54を具備している。これらのガス区分の内、ガス区分
30,31,32は、それぞれ1つのガス区分が1つの
タンク11,12,13に止弁41,42,43を介し
て接続される。
【0004】ガス区分33は、1つのガス区分が2つの
タンク14,15に接続され、各タンク14,15のガ
ス配管に止弁44,45が設けられる。ガス区分34
は、1つのタンク16に止弁46を介して接続される。
タンク16は隣接するタンク17,18とガス通気して
いるので、ガス区分34は、タンク16〜18を1つの
タンクとして管理する。
【0005】各ガス区分に設けられたガス圧力センサ5
0〜54の出力は、図5に示す事故点標定装置8に入力
される。事故点標定装置8では、各ガス圧力センサ50
〜54の出力P0〜P4が圧力センサ入力回路81によ
り信号処理され、マルチプレクサ83を介して判定回路
84に導入される。判定回路84では、各ガス圧力セン
サ50〜54ごとにガス圧力の上昇を監視し、あるガス
圧力センサにおいて所定値以上のガス圧力上昇が検出さ
れた場合、そのガス圧力センサが接続されたガス区分の
タンクに事故が発生したと標定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のGISで
は、ガス区分33のように、1つのガス区分に2つのタ
ンク14,15が接続されている場合には、1つのガス
区分中に1つのガス圧力センサ53が設けられているだ
けであるので、2つのタンク14,15のいずれが事故
箇所であるか標定することができない。
【0007】これに対して、1つのタンクごとに1つの
ガス区分を構成すると、ガス区分の数を増やさなければ
ならず、ガス絶縁電気機器のコスト上昇をまねく。本発
明は、1つのガス区分に2つ以上のタンクがある場合で
も、ガス区分を分割して増やすことなく、事故箇所をタ
ンクごとに細分化して標定することができるガス絶縁電
気機器を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】タンク内のガス圧力の上
昇に基づいて事故点の標定を行う事故点標定装置を有す
るガス絶縁電気機器において、共通のガス区分に接続さ
れた複数のタンクがある場合、前記共通のガス区分に1
つのガス圧力センサを設け、前記複数のタンクごとに接
続されたガス配管に流量計を設ける。事故点標定装置
は、前記ガス圧力センサが検出したガス圧力上昇と前記
流量計が検出したガスの流出に基づいて事故が発生した
箇所の標定をタンクごとに行う。
【0009】
【作用】共通のガス区分に接続された複数のタンクの
内、1つのタンクに短絡事故又は地絡事故が発生する
と、そのタンク内のガス圧力が上昇する。このガス圧力
上昇は共通のガス圧力センサにより検出される。ガス圧
力上昇が発生すると、事故が発生したタンクから、ガス
区分及び他のタンクにガスが流出する。各タンクごとに
設けた流量計は、このガスの流出を検出する。
【0010】事故点標定装置は、ガス圧力センサがガス
圧力上昇を検出したことと、流量計がガスの流出を検出
したことにより、その流量計が取り付けられたタンク内
部で事故が発生したと標定する。
【0011】
【実施例】本発明のガス絶縁電気機器をGISに適用し
た例について、図を用いて説明する。図1はGISの全
体構成を示す。図において、1はGISで、複数のタン
ク11〜18と、各タンク11〜18間を仕切る絶縁ス
ペーサ21〜27を具備している。
【0012】絶縁スペーサ21〜27のうち、タンク1
1〜16間を仕切る絶縁スペーサ21〜25は、タンク
間のガスの流通を禁止するガス区分スペーサである。ま
た、タンク16〜18間を仕切る絶縁スペーサ26,2
7は、タンク間のガスの流通を許容するガス通気スペー
サである。以後の説明においては、タンク16〜18は
1つのタンクとして取り扱う。
【0013】各タンク11〜18の内部には、各種電気
機器が収納され、SF6 ガスなどの絶縁ガスが充填密封
される。各タンク11〜18に収納された電気機器とし
ては、母線BUS、断路器DS、ガス遮断器GCB、接
地開閉器ES、変成器PT、変流器CT、避雷器LA、
ケーブルヘッドCHDがある。各タンク11〜18内に
充填された絶縁ガスを管理し、各タンク内の異常を監視
するために、ガス区分30〜34が設けられる。各ガス
区分30〜34は、ガス配管に接続された密度スイッチ
91と連成計92を具備し、各ガス配管は止弁93を介
してガス給排口94と接続される。さらに、各ガス区分
30〜34は、ガス配管に接続された1つのガス圧力セ
ンサ50〜54を具備している。
【0014】これらのガス区分の内、ガス区分30,3
1,32は、それぞれ1つのガス区分が1つのタンク1
1,12,13に止弁41,42,43を介して接続さ
れる。ガス区分33は、1つのガス区分が2つのタンク
14,15に対して止弁44,45を介して接続され
る。
【0015】ガス区分34は、1つのタンク16に止弁
46を介して接続される。タンク16は隣接するタンク
17,18とガス通気しているので、ガス区分34は、
タンク16〜18を1つのタンクとして管理する。ま
た、1つのガス区分33に2つのタンク14,15が接
続されたガス配管において、各タンク14,15の止弁
44,45の充排口側にそれぞれ流量計71,72が取
り付けられる。
【0016】この流量計71,72の出力及びガス圧力
センサ50〜54の出力が、図2に示す事故点標定装置
6に入力される。事故点標定装置6では、各ガス圧力セ
ンサ50〜54の出力P0〜P4が圧力センサ入力回路
61に入力され、流量計71,72の出力F1,F2が
流量計入力回路62に入力される。圧力センサ入力回路
61と流量計入力回路62により信号処理された信号は
マルチプレクサ63に入力される。
【0017】マルチプレクサ63は、各信号を順次切り
換えて判定回路64に入力する。判定回路64では、ガ
ス圧力センサ50〜54が検出したガス圧力上昇と流量
計71,72が検出したガス流出に基づいて、GIS1
内で発生した事故点を標定する。この判定回路64の判
定結果は、表示部65により表示され、外部出力部66
を介して外部に出力される。
【0018】判定回路64の事故点標定の動作につい
て、図3の波形図を用いて説明をする。始めに、1つの
ガス区分33に接続された2つのタンク14,15の一
方に短絡事故又は地絡事故が発生した場合について説明
する。まず、いずれのタンク14,15にも事故が発生
していない平常時の波形を図3aに示す。平常時には、
圧力センサ53の出力P3と流量計71,72の出力F
1,F2は急激な変化をしない。
【0019】次に、一方のタンク14において事故が発
生した場合の各出力波形を図3bに示す。タンク14で
ガス圧力が上昇すると、ガス圧力センサ53の出力P3
が上昇する。また、圧力の上昇によりタンク14からガ
ス区分33ともう一方のタンク15へガスが流出するた
め、タンク14側に取り付けられた流量計71によりガ
スの流出が計測される。流量計71の出力F1は図示の
ように変化する。もう一方の流量計72では、ガスの流
出がないので、流量計72の出力F2に大きな変化は発
生しない。
【0020】判定回路64は、ガス圧力センサ53がガ
ス圧力上昇を検出したことと、流量計71がガスの流出
を検出したことにより、流量計71が取り付けられたタ
ンク14で事故が発生したと標定する。もう一方のタン
ク15において事故が発生した場合、各出力波形は図3
cに示すようになる。判定回路64は、ガス圧力センサ
53がガス圧力上昇を検出したことと、流量計72がガ
スの流出を検出したことにより、流量計72が取り付け
られたタンク15に事故が発生したと標定する。
【0021】その他の、1つのガス区分に1つのタンク
が接続された部分(ガス区分30〜32,34)につい
ては、前述の従来例と同様に、ガス圧力センサ50〜5
2,54のガス圧力上昇に基づいて事故点を標定する。
すなわち、タンク11〜13,16〜18のいずれかに
おいて短絡事故又は地絡事故が発生すると、該当ガス区
分内のガス圧力が上昇する。このガス圧力上昇は各タン
クに対応して設けられたガス圧力センサ50〜52,5
4により検出される。判定回路64は、あるガス圧力セ
ンサの検出したガス圧力上昇値が所定値を超えたとき、
そのガス圧力センサが接続されたガス区分のタンクに事
故が発生したと標定する。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、1つのガス区分に2つ
以上のタンクがある場合でも、ガス区分を分割して増や
すことなく、事故箇所をタンクごとに細分化して標定す
ることができるガス絶縁電気機器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したGISの全体構成図。
【図2】図1のGISにおける事故点標定装置を示すブ
ロック図。
【図3】図2の事故点標定装置の動作を説明するための
波形図。
【図4】従来のGISの全体構成図。
【図5】図4のGISにおける事故点標定装置を示すブ
ロック図。
【符号の説明】
1…GIS 11〜18…タンク 21〜27…絶縁スペーサ 30〜34…ガス区分 41〜46…止弁 50〜54…ガス圧力センサ 6…事故点標定装置 61…圧力センサ入力回路 62…流量計入力回路 63…マルチプレクサ 64…判定回路 65…表示部 66…外部出力部 71,72…流量計

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク内のガス圧力の上昇に基づいて事
    故点の標定を行う事故点標定装置を有するガス絶縁電気
    機器において、共通のガス区分に接続された複数のタン
    クと、前記共通のガス区分に設けられたガス圧力センサ
    と、前記複数のタンクごとに接続されたガス配管に設け
    られた流量計と、前記ガス圧力センサが検出したガス圧
    力上昇と前記流量計が検出したガスの流出に基づいて事
    故が発生した箇所の標定をタンクごとに行う事故点標定
    装置とを具備することを特徴とするガス絶縁電気機器。
JP6322248A 1994-12-26 1994-12-26 ガス絶縁電気機器 Pending JPH08182130A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6322248A JPH08182130A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 ガス絶縁電気機器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6322248A JPH08182130A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 ガス絶縁電気機器

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Publication Number Publication Date
JPH08182130A true JPH08182130A (ja) 1996-07-12

Family

ID=18141560

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6322248A Pending JPH08182130A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 ガス絶縁電気機器

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JP (1) JPH08182130A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114440133A (zh) * 2021-12-17 2022-05-06 河南平高电气股份有限公司 用于sf6充气、放气回收装置的监测模块及流量计纠偏方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114440133A (zh) * 2021-12-17 2022-05-06 河南平高电气股份有限公司 用于sf6充气、放气回收装置的监测模块及流量计纠偏方法

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