JPH0620345B2 - ガス絶縁式電気設備の監視装置 - Google Patents

ガス絶縁式電気設備の監視装置

Info

Publication number
JPH0620345B2
JPH0620345B2 JP63156476A JP15647688A JPH0620345B2 JP H0620345 B2 JPH0620345 B2 JP H0620345B2 JP 63156476 A JP63156476 A JP 63156476A JP 15647688 A JP15647688 A JP 15647688A JP H0620345 B2 JPH0620345 B2 JP H0620345B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
compartment
pressure
temperature
gas compartment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63156476A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH027829A (ja
Inventor
啓一郎 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP63156476A priority Critical patent/JPH0620345B2/ja
Publication of JPH027829A publication Critical patent/JPH027829A/ja
Publication of JPH0620345B2 publication Critical patent/JPH0620345B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
  • Installation Of Bus-Bars (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はガス絶縁式開閉装置等のガス絶縁式電気設備
の監視装置に関するものである。
〔従来の技術〕
通常のガス絶縁式開閉装置を第6図に示す。同図におい
て、30は遮断器、31は直線形断路器、32は線路用
接地装置、33はケーブル接続装置、34はケーブル分
割貫通形変流器、35は母線、36は点検用接地装置、
37は直角形断面断路器、38は導体(充電部)であ
る。
導体38は三相分を一括して絶縁スペーサ39により絶縁
支持のうえ、金属容器に収納し、内部に数気圧のSF
ガスを密封している。SFガスは絶縁および消弧媒体
として機能する。また、前記絶縁スペーサ39は導体3
8の支持とともに、容器内を各エレメントごとに区分し
て複数の独立したガス区画室を形成し、SFガスの充
・排気は必要な部分のみ行うようになっている。
これにより、小さい絶縁寸法で高い絶縁性能を得ること
ができ、従来の設備の比較すると、装置の容積や設置面
積を大幅に縮小することができ、しかも信頼性の高いも
のになる。
このガス絶縁式開閉装置においては、ガス区画室内の封
入ガス(SFガス)の漏れによるガス圧力低下あるい
は異常過熱等によるガス圧力上昇を監視する必要があ
る。このための監視装置として、第5図に示すように、
ガス区画室1に、ガスの充填・排気のためのガス配管4
1を取付け、この配管41の途中にガス圧力の異常を検
出するための圧力スイッチ43が設けられる。
このとき、ガス圧力は、ガス密度が一定でも外気温度の
変化に追従するガス温度の変化によって変化するので、
圧力スィッチ43は感温部44の中の基準ガスの温度
と、ガス区画室1内の温度とがバランスしているときは
動作せず、ガス区画室1でガス洩れによるガス密度の低
下などにより圧力バランスがあるレベル以上に達したと
きに動作するようになっている。なお、第5図におい
て、45は開閉便、46はガス充・排口である。
〔発明が解決しようとする課題〕
ガス区画室1内のガスは内部の導体38への通電によっ
て外気温度以上に加熱されるが、圧力スィッチ43の感
温部44中の基準ガスは外気温度とほぼ等しい状態にあ
る。
したがって、圧力スィッチ43の動作圧力はガス区画室
1内の導体38の通電状態の大小によって一定せず、ガ
ス区画室1内の真のガス密度との間に誤差を生じるとい
う問題があった。
したがって、この発明の目的は、ガス区画室内のガス密
度を誤差の少ない値で検出して、ガス密度の低下や異常
なガス圧力の上昇を監視するガス絶縁式電気設備の監視
装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明のガス絶縁式電気設備の監視装置は、ガス区画
室の圧力を計測する圧力計と、ガス区画室内の導体に流
れる電流を計測する電流と、ガス区画室の周囲の外気温
度を計測する温度計と、演算装置とを備え、前記電流計
で計測しながら導体に電流Iを通電したときのガス区
画室のガス温度上昇値ΔTを式(1)により演算し、 :電流Iの通電時のガス区画室のガス圧力 P:通電前の前記圧力計により計測したガス区画室の
ガス圧力 T:前記温度計により測定した外気温度 K:定数 前記電流計の計測値に従って導体に電流Iを通電した
ときのガス区画室のガス温度上昇値ΔTを式(2)によ
り演算し、 α:定数 これからガス区画室のガス温度ΔT+Tを演算し、
ガス密度を演算するようにしたものである。
〔作用〕
この発明によれば、初期通電時のガス圧力変化からガス
温度上昇値ΔTを初期値として設定し、これと以後の
運転時の通電電流現とからガス温度上昇値ΔTを演算
し、これと外気温度Tとからガス区画室なのガス温度
ΔT+Tを演算するものである。したがって、ガス
区画室内の導体への通電電流に影響されるガス温度を正
確に検出することができるため、これからガス区画室内
のガス密度を誤差の少ない値で検出して、ガス密度の低
下や異常なガス圧力の上昇を高精度に監視することがで
きる。
〔実施例〕
第1図はこの実施例にかかるガス絶縁式電気設備の監視
装置を示している。第1図において、導体を収容した管
路3は導体を絶縁支持するための絶縁スペーサ4によっ
て区画され、ガス区画室1が形成される。このガス区画
室1内にはSFガスが封入されている。
ガス区画室1にはSFガスの充填・排気口5を有する
配管6が取付けられ、この配管6の開閉弁7,7間に圧
力センサ8が設けられる。
また、この圧力センサ8とは別に、ガス区画室1の周囲
の外気温度を測定するための温度計(温度センサ等、図
示せず)と、ガス区画室1内の圧力を測定する圧力形
と、ガス区画室1内の導体に流れる電流を計測する電流
計(図示せず)とがそれぞれ設けられる つぎに、この監視装置の操作手順を説明する。ガス区画
室1内のガス密度が一定である場合、第2図に直線Aで
示すように、ガス温度Tとガス圧力Pとは直線的な関
係となるので、導体への通電開始前のガス特性を次の方
程式で表すものとする。
=k×T+p これから、ガス温度Tは次式で表される。
T=(P−p)/k もし、ガス区画室1にガス漏れが生じている場合には、
ガス密度が低下し、熱容量が低下するため、ガス圧力と
温度は直線Bで示すような関係になる。
通電を開始し、時間経過とともに変化するガス区画室1
内のガス圧力Pと外気温度Tとを記録すれば、その
時々の通電によるガス温度上昇値ΔTは次式により演
算できる。
ΔT=T−T =(P−p)/k−T …(1) このΔTを初期値として設定する。このときのΔT
の経過時間に対する特性を第3図に示す。
この初期値をベースにして通電電流がIとなったとき
のガス温度上昇値ΔTは、 ΔT=ΔT×(I/Iα …(2) (αは前出)より演算可能である。α値は装置の設計デ
ータより決定される。ΔTのときの経過時間に対する
特性を第3図に併せて示す。
このようにして、ガス絶縁式電気設備の運転時の外気温
度の測定値と、通電電流の測定値とから演算したΔT
に外気温度Tを足してガス温度ΔT+Tが演算で
きる。したがって、このガス温度から、たとえばビッテ
ィ・ブリッヂマンのガス状態方程式(Beattie-Bridgeman
formula)を用いてガス密度を求めることができるた
め、高精度でガス密度の監視を行うことができる。
〔発明の効果〕
この発明によれば、初期通電時のガス圧力変化からガス
温度上昇値ΔTを初期値として設定することにより、
運転時の通電電流値と外気温度とからガス区画室のガス
温度を演算することができるため、ガス区画室内のガス
密度を高精度で検出して、ガス密度の低下や異常なガス
圧力の上昇を正確に監視することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の概略図、第2図はガス区
画室内のガス圧力と温度との関係を示すグラフ、第3図
は通電状態での経過時間とガス温度上昇値との関係を示
すグラフ、第4図は通常のガス絶縁式開閉装置の断面
図、第5図は従来の監視装置の概略図である。 1……ガス区画室、4……絶縁スペーサ、8……圧力セ
ンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02H 5/08 B 9061−5G 6/00 A 9061−5G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス区画室の圧力を計測する圧力計と、ガ
    ス区画室内の導体に流れる電流を計測する電流計と、ガ
    ス区画室の周囲の外気温度を計測する温度計と、演算装
    置とを備え、 前記電流計で計測しながら導体に電流Iを通電したと
    きのガス区画室のガス温度上昇値ΔTを式(1)により
    演算し、 :電流Iの通電時のガス区画室のガス圧力 P:通電前の前記圧力計により計測したガス区画室の
    ガス圧力 T:前記温度計により測定した外気温度 K:定数 前記電流計の計測値に従って導体に電流Iを通電した
    たときのガス区画室のガス温度上昇値ΔTを式(2)に
    より演算し、 α:定数 これからガス区画室のガス温度ΔT+Tを演算し、
    ガス密度を求めるようにしたガス絶縁式電気設備の監視
    装置。
JP63156476A 1988-06-23 1988-06-23 ガス絶縁式電気設備の監視装置 Expired - Lifetime JPH0620345B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63156476A JPH0620345B2 (ja) 1988-06-23 1988-06-23 ガス絶縁式電気設備の監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63156476A JPH0620345B2 (ja) 1988-06-23 1988-06-23 ガス絶縁式電気設備の監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH027829A JPH027829A (ja) 1990-01-11
JPH0620345B2 true JPH0620345B2 (ja) 1994-03-16

Family

ID=15628589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63156476A Expired - Lifetime JPH0620345B2 (ja) 1988-06-23 1988-06-23 ガス絶縁式電気設備の監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0620345B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105337231B (zh) * 2014-08-15 2017-12-12 中国广核集团有限公司 核电站发配电系统检测及优化方法
JP6514598B2 (ja) * 2015-07-28 2019-05-15 株式会社日立製作所 ガスリーク検知装置およびガスリーク検知方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH027829A (ja) 1990-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20110108550A (ko) 가스절연 송전선의 누기 측정장치
JPH0620345B2 (ja) ガス絶縁式電気設備の監視装置
US2798377A (en) Apparatus for providing temperature indications of inaccessible objects
JPS61153555A (ja) 流体中においての物理的状態変化の直前にあることあるいは変化が起つたことを検出するための方法および装置
EP2834654B1 (en) Method and apparatus for detecting a glowing contact in a power circuit
JPH027830A (ja) ガス絶縁式電気設備の監視装置
JPS61150305A (ja) 油入電器の寿命診断装置
JPH08105812A (ja) ガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置
JPH0113300B2 (ja)
JPH10325759A (ja) 温度センサ
JPH07129870A (ja) ガス絶縁開閉装置のガス漏れ検出装置
JPS5838753Y2 (ja) ガス絶縁電気機器
JP3441833B2 (ja) ガスセンサ
JPH0523487B2 (ja)
JPH01232626A (ja) ガス絶縁開閉機器の通電異常検出装置
JPH06201752A (ja) 事故点標定機能付ガス圧力監視装置
JPH0246129A (ja) 電気機器の異常温度判定方式
JPS628480Y2 (ja)
JPH06105425A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH02198351A (ja) ガス洩れ検出装置
JP2019009948A (ja) 事故点評定装置
JP2722813B2 (ja) ガス絶縁開閉装置の故障点標定方法
JP2002017010A (ja) ガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置
JPS6381232A (ja) ガス絶縁電気機器の異常過熱監視方法
JPH03207205A (ja) ガス絶縁式電気設備の通電異常監視装置