JPH08105812A - ガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置 - Google Patents

ガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置

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JPH08105812A
JPH08105812A JP6148770A JP14877094A JPH08105812A JP H08105812 A JPH08105812 A JP H08105812A JP 6148770 A JP6148770 A JP 6148770A JP 14877094 A JP14877094 A JP 14877094A JP H08105812 A JPH08105812 A JP H08105812A
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JP
Japan
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gas
temperature
gas pressure
wall surface
conversion value
Prior art date
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Pending
Application number
JP6148770A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Honda
眞治 本多
Matsukichi Kato
松吉 加藤
Takehiko Yamada
剛彦 山田
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Takaoka Toko Co Ltd
Original Assignee
Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Publication date
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  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のガス圧力センサで検出したそれぞれの
ガス圧力実測値を、通電電流に影響されることなく温度
補正して、基準温度におけるガス圧力換算値を求め、ガ
ス漏れを早期に検出することのできる低廉な監視装置を
提供する。 【構成】 ガス絶縁電気機器の連接する複数の密閉タン
ク11〜14に、ガス圧力センサ41〜44をそれぞれ
設け、いずれか1つの密閉タンク11の外壁表面に共通
の温度センサ5を設ける。さらに、複数のガス圧力セン
サ41〜44で検出したそれぞれのガス圧力実測値を、
共通の温度センサ5で検出した外壁表面温度をガス平均
温度とみなして補正し、基準温度におけるガス圧力換算
値を算出する温度補正手段6を設け、算出したガス圧力
換算値を、あらかじめ設定しておいた判定値と比較し
て、ガス漏れの有無を判定するガス漏れ判定手段7を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス絶縁開閉装置など
の密閉タンクに封入された絶縁ガスの漏れを監視するガ
ス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁電気機器に封入された六フッ化
硫黄などの絶縁ガスは、通電部などの電気的構成部品を
密閉タンクから電気的に絶縁し、また対流作用により密
閉タンク内を冷却する機能を備えている。したがって絶
縁ガスの漏れは電気機器の性能に大きな影響を与えるの
で、従来はガス密度スイッチを用いて監視していた。
【0003】また近年では、特開平3−222613号
公報にみられるようにガス圧力センサと気温センサを組
合せたガス漏れ監視装置や、特開平4−192509号
公報にみられるように最高ガス温度とガス圧力と負荷率
とを検出するガス漏れ検出装置が導入されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術のうち、
ガス密度スイッチを用いた監視では、ガス平均温度に相
当する箇所にガス密度スイッチを取付ければ良いが、実
際には密閉タンク内の温度分布は通電電流による内部発
熱の影響を受けて複雑に変化するために誤差を生じ、ガ
ス漏れの判定値を厳しくすると誤動作が発生し、判定値
を緩くするとガス漏れの検出が遅れる難点があった。ま
た、この方法はあらかじめ設定しておいた所定の判定値
に達した時点で初めて警報を発する方式であり、ガス圧
力を常時監視してその低下傾向から微少なガス漏れを早
期に判定して、ガス漏れ箇所の調査、修理や絶縁ガスの
補充などの処置を計画的に行うことが困難であった。
【0005】上記の難点を改善するために、ガス圧力セ
ンサを用いてガス圧力の値を常時検出する装置が導入さ
れているが、ガス圧力は温度に依存して変化するので、
ガス圧力の低下が温度低下に起因するものかあるいはガ
ス漏れに起因するものかを判断することが難しい。すな
わち、前記ガス圧力センサと気温センサを組合せたガス
漏れ監視装置では、ガス平均温度の代用として外気温度
を用いて補正を行うために、通電電流が小さく、内部発
熱の影響の小さいことがガス漏れ判定時の前提となり、
適用上の制約がある。また、前記最高ガス温度とガス圧
力と負荷率とを検出する装置では、それぞれの密閉タン
クに温度センサを設ける必要があり、センサ数やデータ
量が増大し、監視装置が高価格化する難点があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、複数のガス圧力
センサで検出したそれぞれのガス圧力実測値を、通電電
流に影響されることなく温度補正して、基準温度におけ
るガス圧力換算値を求め、ガス漏れを早期に検出するこ
とのできる低廉な監視装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては、ガス
絶縁電気機器の連接する複数の密閉タンクに、封入され
た絶縁ガスの圧力を検出するガス圧力センサをそれぞれ
設け、いずれか1つの密閉タンクの外壁表面に、外壁表
面温度を検出する共通の温度センサを設ける。さらに、
前記複数のガス圧力センサで検出したそれぞれのガス圧
力実測値を、前記共通の温度センサで検出した外壁表面
温度をガス平均温度とみなして補正し、基準温度におけ
るガス圧力換算値を算出する温度補正手段を設け、算出
したガス圧力換算値を、あらかじめ設定しておいた判定
値と比較して、ガス漏れの有無を判定するガス漏れ判定
手段を設ける。
【0008】
【作用】前記のように構成された本発明の監視装置によ
れば、それぞれのガス圧力実測値を補正して基準温度に
おけるガス圧力換算値を算出する際に共通の外壁表面温
度を用いることで、通電電流の影響による誤差を低減す
ることができる。すなわち、通電電流により内部発熱を
生じると、いずれの密閉タンクにおいてもガス平均温度
は外気温度よりも上昇し、外壁の厚さ方向の熱伝導によ
り外壁表面温度も上昇するので、ガス平均温度を外壁の
表面で間接的に検出することができる。この現象は同一
の通電電流の流れる複数の密閉タンクで同様に発生する
ため、いずれか1つの密閉タンクの外壁表面温度を共通
の温度センサで検出して、この外壁表面温度を参照して
全ての密閉タンクのガス圧力実測値を補正することによ
り、通電電流に影響されることなくガス圧力換算値を求
めることができ、ガス漏れを早期に検出することができ
る。
【0009】
【実施例】図1は、本発明によるガス絶縁電気機器のガ
ス漏れ監視装置の一実施例である。ガス絶縁電気機器の
連接する複数の密閉タンク11〜14の内部の空隙には
電気的構成部品2を密閉タンク11〜14から電気的に
絶縁し、また対流作用により密閉タンク11〜14の内
部を冷却するために、絶縁ガス3が所定の圧力で封入さ
れている。このガス圧力を検出するために、密閉タンク
11〜14に配管やフランジなどを用いてガス圧力セン
サ41〜44をそれぞれ設ける。一方、密閉タンク11
の外壁表面に、外壁表面温度を検出する温度センサ5を
設ける。さらに、複数のガス圧力センサ41〜44で検
出したそれぞれのガス圧力実測値の電気信号と、温度セ
ンサ5で検出した外壁表面温度の電気信号を取り込み、
外壁表面温度をガス平均温度とみなして、ガス圧力実測
値を補正して基準温度におけるガス圧力換算値を算出す
る温度補正手段6を設け、算出したガス圧力換算値を取
り込んで、あらかじめ設定しておいた判定値と比較し
て、ガス漏れの有無を判定するガス漏れ判定手段7を設
ける。
【0010】なお、ガス圧力センサ41〜44には半導
体式歪ゲージやポテンショメータ付圧力計、温度センサ
5には白金測温抵抗体や熱電対、温度補正手段6やガス
漏れ判定手段7にはマイクロプロセッサやパーソナルコ
ンピュータなどをそれぞれ用いる。
【0011】次に、上記のように構成された実施例にお
けるガス漏れ監視の方法について説明する。密閉タンク
11の内部のガス圧力は、図2中の曲線Aに示すように
ガス平均温度に依存して変化するので、定格封入ガス圧
力は、通常は図2の状態0、すなわち基準温度t0にお
けるガス圧力P0で表現される。実際の機器運転時に
は、外気温度の変化に加えて、通電電流の影響を受けて
ガス平均温度は複雑に変化し、またこれに伴いガス圧力
も変化する。今、機器が図2の状態Bに相当する、ガス
平均温度t1、ガス圧力P1である場合を想定すると、
ガス圧力センサ41ならびに共通の温度センサ5は、そ
れぞれ圧力実測値P1と温度t1を検出して、これに相
当する電気信号を出力する。温度補正手段6はこれらの
電気信号を取り込み、所定の補正式を用いることで図2
の状態Cで示される基準温度t0でのガス圧力換算値P
11を求めることができる。ガス漏れ判定手段7は、ガ
ス圧力換算値P11があらかじめ設定しておいた判定値
PNよりも小さければガス漏れと判定して、接点出力や
ランプ点灯などの異常通報を行う。他の密閉タンク12
〜14についても同様、ガス圧力センサ42〜44で検
出したそれぞれのガス圧力実測値について共通の温度t
1を参照して温度補正することにより監視を行う。
【0012】上記のようなガス漏れ監視の方法において
は、ガス平均温度を正確に求めることが高精度な温度補
正に不可欠であり、密閉タンク11の外壁表面で温度を
求める有効性について以下に説明する。通電電流により
密閉タンク11の内部で発熱がある場合、ガス平均温度
は外気温度よりも上昇する。この時、密閉タンク11自
体の温度も上昇し、外壁表面に共通の温度センサ5を設
けておけば、間接的にガス平均温度を検出することがで
きる。実用的には、図3に示すように、凹状の密閉タン
ク11に温度センサ5を設けたり、断熱材8により温度
センサ5が外気に触れないようにしたりして、ガス平均
温度の検出精度向上を図ることができる。このようにし
て、密閉タンク11についてはガス平均温度を正確に求
めることができ、したがってガス圧力の補正を高精度に
行うことができる。
【0013】同様にして、密閉タンク12〜14のガス
圧力についても密閉タンク11の外壁表面の温度を用い
ることにより、通電電流の影響を低減して補正を高精度
に行うことができる。厳密には、同一の通電電流に対す
るガス平均温度上昇は、各密閉タンク11〜14の構造
により多少異なるが、外気温度で補正する場合と比較し
て、密閉タンク11〜14のうちいずれか1つの外壁温
度を用いて補正する場合のほうが、精度は格段に向上す
る。
【0014】以上の説明のとおり、複数の密閉タンク1
1〜14のいずれか1つの外壁表面温度を検出してガス
平均温度とすることにより、通電電流に影響されること
なくガス圧力の高精度な温度補正を行い、ガス漏れを早
期に検出することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、ガス平均温度に相当す
る外壁表面温度でガス圧力の高精度な温度補正を行うの
で、ガス漏れの早期検出が可能となる。また、複数の密
閉タンクに対して温度センサは1つ設ければよいので、
データ量も少なくて済み監視装置の簡素化、低価格化が
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガス絶縁電気機器のガス漏れ監視
装置の一実施例を示す図である。
【図2】本発明によるガス圧力の温度補正の方法を示す
図である。
【図3】本発明による共通の温度センサの取付方法の例
を示す図である。
【符号の説明】
11〜14 密閉タンク 2 電気的構成部品 3 絶縁ガス 41〜44 ガス圧力センサ 5 温度センサ 6 温度補正手段 7 ガス漏れ判定手段 8 断熱材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連接する複数の密閉タンク内に通電部な
    どの電気的構成部品を収納して、空隙に絶縁ガスを所定
    の圧力で封入したガス絶縁電気機器において、 前記複数の密閉タンクにそれぞれ設けられて、封入され
    た絶縁ガスの圧力を検出する複数のガス圧力センサと、 前記複数の密閉タンクのいずれか1つの外壁表面に設け
    られて、外壁表面温度を検出する共通の温度センサと、 前記複数のガス圧力センサで検出したそれぞれのガス圧
    力実測値を、前記共通の温度センサで検出した外壁表面
    温度をガス平均温度とみなして補正し、基準温度におけ
    るガス圧力換算値を算出する温度補正手段と、 算出したガス圧力換算値を、あらかじめ設定しておいた
    判定値と比較して、ガス漏れの有無を判定するガス漏れ
    判定手段と、 を有するガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置。
JP6148770A 1994-06-08 1994-06-08 ガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置 Pending JPH08105812A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009061912A3 (en) * 2007-11-06 2009-08-06 Purdue Research Foundation Leak localization in a cavitated body
US7641382B2 (en) * 2000-04-28 2010-01-05 Canon Kabushiki Kaisha Leak judgment method, and computer-readable recording medium with recorded leak-judgment-executable program
CN110535058A (zh) * 2019-09-04 2019-12-03 上海乐研电气有限公司 具有在线采样校验功能的电气系统及其校验方法

Cited By (4)

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