JPH09289731A - 閉鎖配電盤の異常過熱検出装置 - Google Patents
閉鎖配電盤の異常過熱検出装置Info
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- JPH09289731A JPH09289731A JP10024096A JP10024096A JPH09289731A JP H09289731 A JPH09289731 A JP H09289731A JP 10024096 A JP10024096 A JP 10024096A JP 10024096 A JP10024096 A JP 10024096A JP H09289731 A JPH09289731 A JP H09289731A
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Abstract
の発生個所の発見を、小型で安価に実現できる異常過熱
検出装置を得る。 【解決手段】 閉鎖配電盤50内の主回路導体接続部2
が視野7に入るよう赤外線検出器4a(サーモパイル使
用)を固定して設置する。視野7の平均温度Tav及び
主回路導体1を流れる電流Iおよび閉鎖配電盤50の外
部周囲の気温度Tを計測し、演算器5に記憶した正常な
ときの(Tav−T)の値と電流との関係と比較して、
その差があらかじめ定めたレベルを超えれば視野7内に
おける異常過熱が発生したと判定する。
Description
主として主回路導体接続部の異常過熱を検出する装置に
関する。
を監視することは、電気機器の異常を早期に発見し事故
を未然に防止する上で優れた監視手段の一つであり、小
型の機器では機器内の任意の点に、その点の温度を計測
できる点温度計を設置しておく方法が従来から用いられ
ている。しかしながら、電力の制御に用いられるいわゆ
る制御盤とか閉鎖配電盤では、盤の寸法が相当程度大き
く、発熱する部位もある範囲に広がって存在する場合が
多いので、上記のような点温度計を用いる方法では、点
温度計が多数必要であるなど適切な監視が期待できな
い。そこで発熱する広い部位から発せられる赤外線を用
いて物体の表面温度を測定し監視する方法が従来から提
案されている。
公報に示された従来の電力機器温度点検装置に類似のも
のの取り付け状態の説明図、図9はそのブロック図であ
る。図において、15は電力機器あるいは接続導体を内
部に収納した電力制御盤、25は電力制御盤15の内部
に取り付けられている電力半導体、26は抵抗器、27
は変圧器である。ここで電力半導体25や、抵抗器2
6、変圧器27は単に発熱する電力機器の例として示さ
れている。1は上記の各電力機器を接続する主回路導
体、2は主回路導体1の接続部分を示している。
におけるx軸及びy軸座標の位置を検出するx軸位置検
出器及びy軸位置検出器、図9の18は電力制御盤15
の運転状態(例えば制御盤各部の電力消費)を検出する
電力検出器、14は電力制御盤15の内部に取り付けら
れ非接触で温度を検出する赤外線温度検出装置である。
19は電力検出器18が検出する電力機器の運転状態を
パラメーターとして、赤外線温度検出装置14の計測し
た温度をX、Y軸位置検出器16、17が検出したXY
座標別に、運転初期の値(初期メモリ値とも言う),旧
データ点検時の値に対する新データなどとして記憶、更
新するようにした書き換え可能メモリ、20は初期メモ
リ値と現在の温度検出値との温度差の許容限界値を予め
設定する警報設定器、21は上記検出データと初期メモ
リ値より電力機器別に運転状態を演算し、異常の有無を
チェックすると共に演算結果を外部に出力する演算処理
装置、22は演算処理装置21からの演算結果の出力に
より上記検出データを表示する表示器である。
差が前述の許容限界値をオーバーした時に警報を発する
ようにした警報器、24は外部の記録計やその他の計測
装置(図示しない)へ信号が取り出せるようにした信号
変換器である。図8の28及び29は赤外線温度検出装
置14のx軸及びy軸の位置を移動できるようにすると
共に、赤外線温度検出装置14のX軸位置検出器16及
びY軸位置検出器17を取り付けたx軸可動ガイドレー
ル及びy軸可動ガイドレールである。
いて説明する。図10は画像イメージにて赤外線による
温度検出状態を示したもので、30は主回路導体1の接
続部2の発熱部を示す。赤外線温度検出装置14を電力
制御盤15の内部のx軸,y軸方向に順次x軸可動ガイ
ドレール28,y軸可動ガイドレール29に沿って移動
し、x軸,y軸位置及び温度を検出する。また、このと
き同時に電力制御盤15内に取り付けられた電力検出器
18により負荷状態を検出する。
検出された負荷状態、赤外線温度検出装置14の位置と
温度が入力され、各位置毎に図11に示すような負荷と
発熱温度の関係をパラメーターとして、正常時に計測さ
れ記憶された書き換え可能メモリのデータと比較演算さ
れる。この比較演算されたデータは表示器22にて表示
すると共に、温度異常が検知されれば、警報器23にて
警報を行い、信号変換器24にて信号を外部の装置(図
示しない)に送信する。
は、電力制御盤15内の電力半導体25などといった、
盤内に仕切り板の少ない配電盤に収納される特定の電力
用機器の異常過熱検出に重点を置く場合は好適である。
しかし、閉鎖配電盤の場合は、異常過熱検出を要する部
位の多くはは主回路導体1の接続部2であり、主回路導
体接続部2は各閉鎖配電盤に設けられているため、異常
過熱検出を要する部位が数多く存在することとなる。ま
た、接続部2の周囲は仕切り板によって囲まれている場
合が多く、1つの赤外線検出装置14の位置を走査し
て、所望の全ての主回路導体接続部2の異常過熱を検出
することは困難であった。従って、1つの配電盤内に複
数の赤外線温度検出装置14が必要となる。また、前記
接続部2は盤内の数カ所の特定範囲に集中しており、異
常過熱がこの数カ所の範囲の中のいずれか1つの範囲内
で発生していることを特定すれば、異常過熱発生を検出
した後の点検、補修を行うための情報としては十分であ
り、発生位置を厳密に特定する必要がないと言う事情が
ある。
ら、上記のような従来の異常過熱検出装置を閉鎖配電盤
に適用してもね異常過熱検出装置が複雑、高価になる反
面、無駄が多いという問題点があった。
になされたもので、閉鎖配電盤の主回路導体接続部にお
ける異常過熱の発生が検出できる、簡易な構成で安価な
異常過熱検出装置を得ることを目的としている。
盤の異常過熱検出装置は、閉鎖配電盤内の主回路導体の
接続部を含む領域を計測視野とする赤外線検出装置と、
主回路導体を流れる電流Iを検出する電流計測用変換器
と、閉鎖配電盤の周囲の外部気温Tを計測する外部気温
検出器と、主回路導体の接続部が正常な状態における前
記計測視野の平均温度Tavを演算するとともに、外部
気温Tとの温度差(Tav−T)と前記電流Iとの関係
を記憶し、前記赤外線検出装置,前記電流計測用変換
器,前記外部気温検出器の出力を入力として前記計測視
野の平均温度Tavと外気温Tとの差(Tav−T)の
現在値を演算し、記憶している前記正常時の関係と現在
値とを比較して、正常時と現在値との差が所定の範囲を
超えたとき所定の出力を行う演算器とで構成されたもの
である。
差が所定の範囲を超える状態があらかじめ定めた所定の
時間以上継続したとき出力するように構成されたもので
ある。
計測値を主回路導体の熱時定数に相当する時定数を有す
る一次遅れフィルターを経由するか、または、外部気温
の計測値をこの閉鎖配電盤の熱時定数に相当する時定数
を有する一次遅れフィルターを経由して演算に用いるも
のである。
近傍の主回路導体表面に塗装または樹脂等の被覆処理を
行ったものである。
複数の主回路導体の複数の電流検出器の出力から任意の
出力信号を選択可能な切り換え装置を有するとともに、
演算器は前記複数の赤外線検出器の各視野に対応した正
常時の平均温度と外部気温との複数の差データを主回路
電流に対応して記憶し、その中から選択した視野に対応
した差データを抽出する1つの演算器で構成されている
ものである。
を含む領域を計測視野とする赤外線検出装置と、主回路
導体を流れる電流Iを検出する電流計測用変換器と、閉
鎖配電盤の周囲の外部気温Tを計測する外部気温検出器
と、主回路導体の接続部が正常な状態における前記計測
視野の平均赤外線強度と、外部気温Tと前記電流Iとの
関係を記憶し、前記赤外線検出装置,前記電流計測用変
換器,前記外部気温検出器の出力を入力として、記憶し
ている前記正常時の関係と現在値とを比較して、正常時
と現在値との差が所定の範囲を超えたとき所定の出力を
行う演算器とで構成されたものである。
検出装置の実施の一形態を示す構成図であり、50は閉
鎖配電盤の筐体を示している。1は閉鎖配電盤50の内
部に配置されている主回路導体(例えば銅板の母線)、
2は主回路導体1の接続部、3は閉鎖配電盤50の内部
仕切り板である。4はこの発明による赤外線検出装置で
サーモパイルを使用し計測視野7を有する赤外線検出器
4aと赤外線検出器4aの出力する電圧を増幅する増幅
器4bで構成されている。赤外線検出装置4は計測視野
7内の物体から放射される赤外線強度の平均温度を計測
するものである。5は増幅器4bの出力信号を演算する
演算器であり、データの記憶及び演算機能を有するもの
である。赤外線検出器4aはその計測視野7に監視すべ
き全ての主回路導体接続部2を含む広い領域からの赤外
線を検出できる位置に固定設置してある。6は閉鎖配電
盤50の外部周囲の気温を計測する外部気温検出器であ
る。8は計測視野7内の主回路導体1に流れる電流Iを
検出する計測用変流器、9は計測用変流器8に接続され
た電流計測用変換器である。演算器5へは赤外線検出装
置4、電流計測用変換器9、外部気温検出器6の出力が
入力される。
置の動作原理を説明するための特性説明図を示す。図2
は横軸が主回路導体1に流れる電流値I(電流計測用変
換器9の出力)を示し、図2(a)の縦軸は主回路導体
1の1つの接続部2の真の温度tを示す。30は正常時
の主回路導体1の接続部2の真の温度tを示す特性線で
ある。31は接続部2が異常過熱した場合の温度tの一
例を示す特性線である。主回路導体1の接続部2の真の
温度tは、図に示すように、導体接続部2に異常な過熱
が発生すると主回路導体1を流れる電流に対する導体接
続部2の温度の特性31が、正常な状態の特性30と比
較して変化する。勿論、図2(a)には示さないが、こ
れらの特性線30、31は外部気温Tによって大幅に変
動するし、全ての接続部2を1つ1つ計らねばならない
ので図2(a)の特性を計測するだけでは異常を検出す
ることは難しい。
赤外線検出装置4が検出する計測視野7内の平均温度T
avと外部気温Tとの差を示している。図2(b)に示す
ように、赤外線検出装置4の計測視野7内の平均温度T
avと閉鎖配電盤50の外部の気温Tとの温度差(Ta
v−T)の主回路電流Iに対する特性についても正常状
態のもの32と異常過熱発生状態のもの33では異なる
特性となる。そしてこれらの特性32、33は外部気温
Tの変化によっても大幅には変動しない。なぜなら外部
気温Tが変化すればその分だけ平均温度Tavも変化す
るのでその差は変化しないからである。
の温度差の特性32を記憶させておく。そして、赤外線
検出装置4の出力、主回路電流計測値I、外部気温計測
値Tを入力する。演算器5において平均温度Tavを演
算し、入力された前記各計測値から得た温度差(Tav
−T)の主回路電流Iに対する特性と、記憶させた前記
特性32とを比較し、相違を演算することによって、計
測視野7内での異常過熱の有無を検知する。図2(b)
の40は計測誤差などによる異常判定の誤動作を防止す
るため、特性32に所定のバイアスを加算して設定した
異常過熱判定ラインである。実際の装置の構成は特性線
32を判定の基準とせず異常過熱判定ライン40を用い
る方がベターである。この場合演算装置5が記憶するの
は異常過熱判定ライン40の特性である。上記におい
て、平均の算出を演算器5に行わせるものとしたが、赤
外線検出装置4の視野内で平均温度を検出する形式の赤
外線検出器を用いることも可能である。
の変動に対する正常な場合での導体接続部2の温度tそ
の他の時間変化の様子を示したものである。主回路導体
1を流れる電流Iの変化に対する導体接続部2の温度t
の変化は時間的な遅れ61、62(時定数t1、t2)
をもつので、正常状態における計測視野7内の平均的温
度Tavと外部気温Tの温度差を主回路電流Iに対して
記憶した値との相違を演算する場合、正常であるにもか
かわらず上記遅れによって異常過熱判定ライン40を上
回る状態(図3に99として示す)が発生し異常である
と誤判定する場合が生じ得る。図3(b)は導体接続部
2に異常が生じる前後の温度等の時間変化を示したもの
である。図3(b)に示すように、異常過熱の判定条件
に時間条件を含ませて、異常が発生したと判定し得る状
態が所定の時間63以上続いた場合に始めて異常である
と出力する様にしておくことが必要である。ここで時間
63は時間61、62のいずれよりも長い時間である。
なお、時定数t1、t2は時間61、62の1/3程度
であることは周知である。ちなみに一般的な閉鎖配電盤
においてはt1、t2は数10分程度である。
5と組合わさって対象の平均温度を検出し温度データで
の比較を行うと説明したが、温度を求めるまでもなく、
赤外線強度で比較を行うことでも同様の結果を得ること
が出来る。この場合図2(a)の縦軸は赤外線強度と読
み替えることになる。
る閉鎖配電盤の過熱異常検出装置の部分ブロック図、図
5は図4のブロック図の動作を説明するためのタイムチ
ャートである。図4に記載していない部分は図1と同じ
であるので説明を省略する。42は主回路電流の検出信
号Iを遅延させる一次遅れフィルター回路であり電流低
下に対してt1の時定数、電流上昇に対してt2の時定
数を有するものである。ここで言うt1、t2は実施の
形態2で示したt1、t2と同じである。電流信号Iを
導体接続部2の温度変化時定数と同じ時定数の一次遅れ
フィルターを経由した後に演算に用いているので、図5
の41に示すように異常過熱判定ラインも急変すること
はなく誤警報が出る恐れが少なくなる。勿論、温度変化
は厳密には一次遅れ型ではないが実用上十分な近似が得
られる。なお、外部気温Tの変化に対しても導体接続部
2の平均温度Tavの変化は10〜30分程度の遅れを
有するので、同様に検出した外部気温Tも一次遅れフィ
ルターを経由して演算に用いることにより、より正確な
判定が可能となる。
ミで構成されていると、アルミの赤外線放射率は低いの
で赤外線検出装置4の計測視野7内の背景として検出さ
れる配電盤内部仕切り板3から放射される赤外線のた
め、検出信号のS/N比が低下して安定な計測が出来な
い恐れがある。このような場合、図6に示すように、導
体接続部2または導体接続部2の近傍の主回路導体1の
表面に塗装11または樹脂の被覆処理12を行うことに
より、赤外線放射率を増加させれば、赤外線検出装置4
の視野7内において検出する平均温度に対して導体接続
部2の温度データのS/N比を向上させることが出来
る。
の形態を示す。なお、図に記載しない部分は図1と同様
であるのでその説明を省略する。図7では複数の閉鎖配
電盤50の内部に設置した複数の赤外線検出装置4、複
数の計測用変流器8、複数の電流計測用変換器9に対し
て1つの演算器5を共用する例を示す。各センサからの
複数の入力信号の内から任意の入力信号を選択して出力
することが可能な切り換え器13を設置し、複数の視野
に対応した正常時の温度特性も複数通り記憶するととも
に、選択したセンサに対応する記憶データを抽出して用
いることによって、1つの演算器5により複数の計測視
野7の異常過熱検出が可能となる。以上の説明では、主
回路導体の接続部の過熱検出について説明しているが、
導体以外のものを対象として使用できることは言うまで
もない。
されているので、以下に記載される様な効果を奏する。
接続部2を含むような領域7に固定して、視野内の平均
温度を計測し、導体接続部の異常発生個所を計測視野単
位で特定したことによって、赤外線検出装置に温度計測
位置を走査する機能を必要としなくなったため簡便な装
置構成とすることができ、また赤外線検出器にも画像処
理機能を必要とせず、サーモパイル等の小型で安価な装
置を適用できる。従って、異常過熱の発生及び補修を必
要とする異常発生個所の特定を、簡易・安価な装置によ
って実現できる。
定の範囲を超える状態が所定の時間以上続いたときに、
始めて出力を行うものとしたので誤動作か減るという効
果が得られる。
定数に相当する一次遅れフィルターを経由してから演算
に用いるようにするか、または、外部気温の計測値をこ
の閉鎖配電盤の熱時定数に相当する一次遅れフィルター
を経由して演算に用いるようにしたので、過熱の判定を
より正確に行うことが出来る。
近傍に赤外線放射率の大きい塗装または樹脂等による被
覆処理を行うことにより、赤外線放射率の小さい主回路
導体での赤外線検出のS/N比を向上し、赤外線放射率
の経年的変化による誤動作を防止できる。
信号を選択して出力することが可能な切り換え器を設置
し、演算器に各視野に対応した複数の正常時温度特性を
記憶させることによって、1つの演算器による複数の計
測視野の異常過熱検出が可能となり、装置の簡略化・低
価格化ができる。
することなしにそのまま用いて判定する用にしているの
で、装置構成をさらに簡素にすることができる。
置の構成図である。
説明図である。
説明図である。
置の部分構成図である。
ートである。
る。
置の構成図である。
図である。
モリ 20:警報設定器 21:演算処理装置 22:表示器 23:警報器 24:信号変換器 30:正常な状態の特
性 31:異常加熱時の特性 32:正常な状態の特
性 33:異常な状態の特性 40、41:異常過熱
判定ライン 50:閉鎖配電盤 61、62:遅れ時間 63:所定の時間 t1、t2:時定数
Claims (6)
- 【請求項1】 閉鎖配電盤内の主回路導体の接続部を含
む領域を計測視野とする固定設置された赤外線検出装置
と、前記主回路導体を流れる電流Iを検出する電流計測
用変換器と、前記閉鎖配電盤周囲の外部気温Tを計測す
る外部気温検出器と、 前記主回路導体の接続部が正常な状態における前記計測
視野の平均温度Tavと前記外部気温Tとの温度差(T
av−T)と前記主回路導体を流れる電流Iとの関係を
記憶するとともに、前記赤外線検出装置,前記電流計測
用変換器,前記外部気温検出器の出力を入力として前記
計測視野の平均温度Tavを演算すると共に外部気温T
との差(Tav−T)を演算し、記憶している前記正常
時の関係と比較して、正常時との差が所定の範囲を超え
たとき所定の出力を行う演算器とで構成されたことを特
徴とする閉鎖配電盤の異常過熱検出装置。 - 【請求項2】 演算器は、所定の出力を計測によって得
た値と記憶している正常時の値との差が所定の範囲を超
える状態があらかじめ定めた所定の時間以上継続したと
き出力することを特徴とする請求項第1項記載の閉鎖配
電盤の異常過熱検出装置。 - 【請求項3】 演算器は主回路導体に流れる電流の計測
値を主回路導体の熱時定数に相当する時定数を有する一
次遅れフィルターを経由するか、または、外部気温の計
測値をこの閉鎖配電盤の熱時定数に相当する時定数を有
する一次遅れフィルターを経由するかのいずれかの後、
演算に用いるものであることを特徴とする請求項第1項
記載の閉鎖配電盤の異常過熱検出装置。 - 【請求項4】 主回路導体の接続部の表面又は接続部近
傍の前記主回路導体の表面に塗装又は樹脂被覆を行うこ
とを特徴とする請求項第1項記載の閉鎖配電盤の異常過
熱検出装置。 - 【請求項5】 複数の赤外線検出装置と複数の電流検出
器とを備え、前記複数の赤外線検出器の出力並びに前記
複数の電流検出器の出力から任意の出力信号を選択可能
な切り替え装置を有するとともに、演算器は前記複数の
赤外線検出器の各視野に対応した領域の正常時の平均温
度と外部気温との差データを主回路電流に対応して記憶
するとともに前記選択した視野に対応した前記差データ
を抽出する1つの演算器で構成されていることを特徴と
する請求項第1項記載の閉鎖配電盤の異常過熱検出装
置。 - 【請求項6】 閉鎖配電盤内の主回路導体の接続部を含
む領域を計測視野とする固定設置された赤外線検出装置
と、前記主回路導体を流れる電流Iを検出する電流計測
用変換器と、前記閉鎖配電盤周囲の外部気温Tを計測す
る外部気温検出器と、 前記主回路導体の接続部が正常な状態における前記計測
視野の平均赤外線強度と前記外部気温Tと前記主回路導
体を流れる電流Iとの関係を記憶するとともに、前記赤
外線検出装置,前記電流計測用変換器,前記外部気温検
出器の出力を入力として、記憶している前記正常時の関
係と比較して、正常時との差が所定の範囲を超えたとき
所定の出力を行う演算器とで構成されたことを特徴とす
る閉鎖配電盤の異常過熱検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10024096A JP3355920B2 (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | 閉鎖配電盤の異常過熱検出装置 |
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JP10024096A Expired - Fee Related JP3355920B2 (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | 閉鎖配電盤の異常過熱検出装置 |
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