JP2002017010A - ガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置 - Google Patents
ガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置Info
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- H02B—BOARDS, SUBSTATIONS OR SWITCHING ARRANGEMENTS FOR THE SUPPLY OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02B13/00—Arrangement of switchgear in which switches are enclosed in, or structurally associated with, a casing, e.g. cubicle
- H02B13/02—Arrangement of switchgear in which switches are enclosed in, or structurally associated with, a casing, e.g. cubicle with metal casing
- H02B13/035—Gas-insulated switchgear
- H02B13/065—Means for detecting or reacting to mechanical or electrical defects
- H02B13/0655—Means for detecting or reacting to mechanical or electrical defects through monitoring changes of gas properties
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- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
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- Installation Of Bus-Bars (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガス絶縁電気機器のガス漏れを高精度に検出
することができるガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置
を提供する。 【解決手段】 ガス絶縁電気機器内の圧力を測定する圧
力センサ１と、ガス絶縁電気機器のタンクの表面温度を
複数箇所測定し、各部位の温度情報に変換するサーモビ
ューア２と、圧力センサ１によって得られた圧力情報と
サーモビューア２によって得られた温度情報に基づい
て、ガス絶縁電気機器の内部のガス量を算出するガス量
算出部３と、ガス量算出部３によって得られたガス量情
報から漏ガス量を算出する漏ガス量算出部４と、漏ガス
量算出部４によって得られた漏ガス量情報を、予め設定
された設定値と比較する漏ガス量比較手段５と、漏ガス
量比較手段５による比較結果が、予め設定された設定値
を超えている場合に警報を出力する警報出力手段６とを
備え、タンク表面上の多数の点の温度を測定することに
より、温度分布が存在する場合にも内部ガス量を精度良
く推定することができるようにして、精度の高い漏ガス
検出を行えるようにする。
することができるガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置
を提供する。 【解決手段】 ガス絶縁電気機器内の圧力を測定する圧
力センサ１と、ガス絶縁電気機器のタンクの表面温度を
複数箇所測定し、各部位の温度情報に変換するサーモビ
ューア２と、圧力センサ１によって得られた圧力情報と
サーモビューア２によって得られた温度情報に基づい
て、ガス絶縁電気機器の内部のガス量を算出するガス量
算出部３と、ガス量算出部３によって得られたガス量情
報から漏ガス量を算出する漏ガス量算出部４と、漏ガス
量算出部４によって得られた漏ガス量情報を、予め設定
された設定値と比較する漏ガス量比較手段５と、漏ガス
量比較手段５による比較結果が、予め設定された設定値
を超えている場合に警報を出力する警報出力手段６とを
備え、タンク表面上の多数の点の温度を測定することに
より、温度分布が存在する場合にも内部ガス量を精度良
く推定することができるようにして、精度の高い漏ガス
検出を行えるようにする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス絶縁変圧器等
のガス絶縁電気機器において、内部の絶縁ガスの漏れを
早期に検出するためのガス漏れ監視装置に関するもので
ある。
のガス絶縁電気機器において、内部の絶縁ガスの漏れを
早期に検出するためのガス漏れ監視装置に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】ガス絶縁変圧器等のガス絶縁電気機器に
おいては、内部に絶縁媒体としての絶縁ガスを封入して
あり、このガスが絶縁・内部発熱の熱交換（冷却）等の
役割を担っている。したがって、配管の損傷・接合部の
シール不良等の原因によりガスが漏れ出した場合、機器
内部の絶縁ガスの量が不足し、絶縁や冷却の能力が低下
して故障に至る可能性がある。このため、従来から、ガ
ス漏れを早期に検知する目的で、ガス絶縁変圧器等のガ
ス絶縁電気機器にはガス漏れ監視装置が設置されてい
る。
おいては、内部に絶縁媒体としての絶縁ガスを封入して
あり、このガスが絶縁・内部発熱の熱交換（冷却）等の
役割を担っている。したがって、配管の損傷・接合部の
シール不良等の原因によりガスが漏れ出した場合、機器
内部の絶縁ガスの量が不足し、絶縁や冷却の能力が低下
して故障に至る可能性がある。このため、従来から、ガ
ス漏れを早期に検知する目的で、ガス絶縁変圧器等のガ
ス絶縁電気機器にはガス漏れ監視装置が設置されてい
る。
【０００３】従来用いられているガス漏れ監視装置は、
通常、ガスの量を直接検出するのではなく、圧力センサ
を用いて絶縁ガスの圧力を測定している。しかし、大き
なガス漏れが生じた場合には圧力センサによって検出で
きるが、圧力センサの出力はガスの温度によっても変動
するため、精度の高い測定を行うためには、ガス温度に
よって圧力を補正する必要がある。このガス温度を測定
するための手法としては、例えば、特公平５−５３２８
８号公報に示されているような、ガス絶縁電気機器のタ
ンクの上下方向に複数の温度センサを設置し、それらの
出力から内部のガス全体の平均温度を推定して圧力の補
正を行うものがある。
通常、ガスの量を直接検出するのではなく、圧力センサ
を用いて絶縁ガスの圧力を測定している。しかし、大き
なガス漏れが生じた場合には圧力センサによって検出で
きるが、圧力センサの出力はガスの温度によっても変動
するため、精度の高い測定を行うためには、ガス温度に
よって圧力を補正する必要がある。このガス温度を測定
するための手法としては、例えば、特公平５−５３２８
８号公報に示されているような、ガス絶縁電気機器のタ
ンクの上下方向に複数の温度センサを設置し、それらの
出力から内部のガス全体の平均温度を推定して圧力の補
正を行うものがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガス絶
縁電気機器内部のガスの温度分布は、内部の熱源の種
類、冷却器の運転状況、内部のガス流等の影響によって
複雑になっており、また、温度センサの設置位置によっ
てもその出力値は変わってくる。このため、複数の温度
センサの出力値を単純に平均するだけでは、ガス絶縁電
気機器内部のガス温度を正確に測定することはできず、
ガス温度によるガス圧力の補正が不正確となり、ガス漏
れ検出の誤差が大きくなりやすいという問題点があっ
た。
縁電気機器内部のガスの温度分布は、内部の熱源の種
類、冷却器の運転状況、内部のガス流等の影響によって
複雑になっており、また、温度センサの設置位置によっ
てもその出力値は変わってくる。このため、複数の温度
センサの出力値を単純に平均するだけでは、ガス絶縁電
気機器内部のガス温度を正確に測定することはできず、
ガス温度によるガス圧力の補正が不正確となり、ガス漏
れ検出の誤差が大きくなりやすいという問題点があっ
た。
【０００５】本発明は、上述したような従来技術の問題
点を解決するために提案されたものであり、その目的
は、ガス絶縁電気機器のガス漏れを高精度に検出するこ
とができるガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置を提供
することにある。
点を解決するために提案されたものであり、その目的
は、ガス絶縁電気機器のガス漏れを高精度に検出するこ
とができるガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置を提供
することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１に記載の発明は、絶縁ガスが充填されたタ
ンク内に電気機器本体を収納したガス絶縁電気機器のガ
ス漏れ監視装置において、前記ガス絶縁電気機器内部の
絶縁ガスの圧力を検出する圧力センサと、前記ガス絶縁
電気機器のタンクの表面温度を複数箇所測定し、各部位
の温度情報に変換するサーモビューアと、前記圧力セン
サによって得られた圧力情報と、前記サーモビューアに
よって得られた温度情報から、機器内部のガス量を算出
するガス量算出部と、得られたガス量から漏ガス量を算
出する漏ガス量算出部とを備えたことを特徴とするもの
である。上記のような構成を有する請求項１に記載の発
明によれば、ガス絶縁電気機器のタンク表面の多数の点
の温度を測定することにより、温度分布が存在する場合
であっても、内部のガス量を精度良く推定することがで
きるので、精度の高い漏ガス検出を行うことができる。
め、請求項１に記載の発明は、絶縁ガスが充填されたタ
ンク内に電気機器本体を収納したガス絶縁電気機器のガ
ス漏れ監視装置において、前記ガス絶縁電気機器内部の
絶縁ガスの圧力を検出する圧力センサと、前記ガス絶縁
電気機器のタンクの表面温度を複数箇所測定し、各部位
の温度情報に変換するサーモビューアと、前記圧力セン
サによって得られた圧力情報と、前記サーモビューアに
よって得られた温度情報から、機器内部のガス量を算出
するガス量算出部と、得られたガス量から漏ガス量を算
出する漏ガス量算出部とを備えたことを特徴とするもの
である。上記のような構成を有する請求項１に記載の発
明によれば、ガス絶縁電気機器のタンク表面の多数の点
の温度を測定することにより、温度分布が存在する場合
であっても、内部のガス量を精度良く推定することがで
きるので、精度の高い漏ガス検出を行うことができる。
【０００７】請求項２に記載の発明は、絶縁ガスが充填
されたタンク内に電気機器本体を収納したガス絶縁電気
機器のガス漏れ監視装置において、前記ガス絶縁電気機
器より外部に漏出した絶縁ガスを含有する空気と正常な
空気とを比較して、両者の熱伝導度の差を検出する熱伝
導度差センサと、前記熱伝導度差センサによって得られ
た熱伝導度差情報から、機器内部のガス量を算出するガ
ス量算出部と、得られたガス量から漏ガス量を算出する
漏ガス量算出部とを備えたことを特徴とするものであ
る。上記のような構成を有する請求項２に記載の発明に
よれば、漏ガスが発生した場合、その漏れガス量を正常
な空気との熱伝導度差から迅速に検出することができる
ので、精度の高い漏ガス検出が可能となる。
されたタンク内に電気機器本体を収納したガス絶縁電気
機器のガス漏れ監視装置において、前記ガス絶縁電気機
器より外部に漏出した絶縁ガスを含有する空気と正常な
空気とを比較して、両者の熱伝導度の差を検出する熱伝
導度差センサと、前記熱伝導度差センサによって得られ
た熱伝導度差情報から、機器内部のガス量を算出するガ
ス量算出部と、得られたガス量から漏ガス量を算出する
漏ガス量算出部とを備えたことを特徴とするものであ
る。上記のような構成を有する請求項２に記載の発明に
よれば、漏ガスが発生した場合、その漏れガス量を正常
な空気との熱伝導度差から迅速に検出することができる
ので、精度の高い漏ガス検出が可能となる。
【０００８】請求項３に記載の発明は、絶縁ガスが充填
されたタンク内に電気機器本体を収納したガス絶縁電気
機器のガス漏れ監視装置において、前記ガス絶縁電気機
器より外部に漏出した絶縁ガスを含有する空気と正常な
空気とを比較して、両者の赤外線の吸収率の差を検出す
る赤外線ガスセンサと、前記赤外線ガスセンサによって
得られた赤外線吸収率差から、機器内部のガス量を算出
するガス量算出部と、得られたガス量から漏ガス量を算
出する漏ガス量算出部とを備えたことを特徴とするもの
である。上記のような構成を有する請求項３に記載の発
明によれば、漏ガスが発生した場合、その漏れガス量を
正常な空気との赤外線吸収率差から迅速に検出すること
ができるので、精度の高い漏ガス検出が可能となる。
されたタンク内に電気機器本体を収納したガス絶縁電気
機器のガス漏れ監視装置において、前記ガス絶縁電気機
器より外部に漏出した絶縁ガスを含有する空気と正常な
空気とを比較して、両者の赤外線の吸収率の差を検出す
る赤外線ガスセンサと、前記赤外線ガスセンサによって
得られた赤外線吸収率差から、機器内部のガス量を算出
するガス量算出部と、得られたガス量から漏ガス量を算
出する漏ガス量算出部とを備えたことを特徴とするもの
である。上記のような構成を有する請求項３に記載の発
明によれば、漏ガスが発生した場合、その漏れガス量を
正常な空気との赤外線吸収率差から迅速に検出すること
ができるので、精度の高い漏ガス検出が可能となる。
【０００９】請求項４に記載の発明は、絶縁ガスが充填
されたタンク内に電気機器本体を収納したガス絶縁電気
機器のガス漏れ監視装置において、前記ガス絶縁電気機
器より外部に漏出した絶縁ガスを含有する空気と正常な
空気とを比較して、両者の音速度の差を検出する音速セ
ンサと、前記絶縁ガスを含有する空気の温度を検出する
温度センサと、前記音速センサによって得られた音速度
差情報と、前記温度センサによって得られた温度情報か
ら、機器内部のガス量を算出するガス量算出部と、得ら
れたガス量から漏ガス量を算出する漏ガス量算出部とを
備えたことを特徴とするものである。上記のような構成
を有する請求項４に記載の発明によれば、漏ガスが発生
した場合、その漏れガス量を正常な空気との音速の差か
ら迅速に検出することができるので、精度の高い漏ガス
検出が可能となる。
されたタンク内に電気機器本体を収納したガス絶縁電気
機器のガス漏れ監視装置において、前記ガス絶縁電気機
器より外部に漏出した絶縁ガスを含有する空気と正常な
空気とを比較して、両者の音速度の差を検出する音速セ
ンサと、前記絶縁ガスを含有する空気の温度を検出する
温度センサと、前記音速センサによって得られた音速度
差情報と、前記温度センサによって得られた温度情報か
ら、機器内部のガス量を算出するガス量算出部と、得ら
れたガス量から漏ガス量を算出する漏ガス量算出部とを
備えたことを特徴とするものである。上記のような構成
を有する請求項４に記載の発明によれば、漏ガスが発生
した場合、その漏れガス量を正常な空気との音速の差か
ら迅速に検出することができるので、精度の高い漏ガス
検出が可能となる。
【００１０】請求項５に記載の発明は、絶縁ガスが充填
されたタンク内に電気機器本体を収納したガス絶縁電気
機器のガス漏れ監視装置において、音波を検出する音響
センサと、前記音響センサによって得られた音響情報を
処理して漏ガスに特徴的な音響情報を抽出する情報処理
部とを備えたことを特徴とするものである。上記のよう
な構成を有する請求項５に記載の発明によれば、漏ガス
により発生するリーク音から、漏れガス量を迅速に検出
することができるので、精度の高い漏ガス検出が可能と
なる。
されたタンク内に電気機器本体を収納したガス絶縁電気
機器のガス漏れ監視装置において、音波を検出する音響
センサと、前記音響センサによって得られた音響情報を
処理して漏ガスに特徴的な音響情報を抽出する情報処理
部とを備えたことを特徴とするものである。上記のよう
な構成を有する請求項５に記載の発明によれば、漏ガス
により発生するリーク音から、漏れガス量を迅速に検出
することができるので、精度の高い漏ガス検出が可能と
なる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るガス漏れ監視
装置の実施の形態（以下、実施形態という）について、
図１乃至図５を参照して具体的に説明する。なお、各実
施形態に示したガス漏れ監視装置は、監視対象となるガ
ス絶縁変圧器の周辺に取り付けられているものとする。
装置の実施の形態（以下、実施形態という）について、
図１乃至図５を参照して具体的に説明する。なお、各実
施形態に示したガス漏れ監視装置は、監視対象となるガ
ス絶縁変圧器の周辺に取り付けられているものとする。
【００１２】（１）第１実施形態 ［１−１．構成］図１に示したように、本実施形態のガ
ス漏れ監視装置は、ガス絶縁変圧器内の圧力を測定する
圧力センサ１と、ガス絶縁変圧器のタンクの表面温度を
複数箇所測定し、各部位の温度情報に変換するサーモビ
ューア２と、圧力センサ１によって得られた圧力情報
と、サーモビューア２によって得られた温度情報に基づ
いて、ガス絶縁変圧器の内部のガス量を算出するガス量
算出部３と、ガス量算出部３によって得られたガス量情
報から漏ガス量を算出する漏ガス量算出部４と、漏ガス
量算出部４によって得られた漏ガス量情報を、予め設定
された設定値と比較する漏ガス量比較手段５と、漏ガス
量比較手段５による比較結果が、予め設定された設定値
を超えている場合に警報を出力する警報出力手段６とを
備えている。なお、上記圧力センサ１、サーモビューア
２、ガス量算出部３及び漏ガス量算出部４によって、漏
ガス検出手段１０が構成されている。
ス漏れ監視装置は、ガス絶縁変圧器内の圧力を測定する
圧力センサ１と、ガス絶縁変圧器のタンクの表面温度を
複数箇所測定し、各部位の温度情報に変換するサーモビ
ューア２と、圧力センサ１によって得られた圧力情報
と、サーモビューア２によって得られた温度情報に基づ
いて、ガス絶縁変圧器の内部のガス量を算出するガス量
算出部３と、ガス量算出部３によって得られたガス量情
報から漏ガス量を算出する漏ガス量算出部４と、漏ガス
量算出部４によって得られた漏ガス量情報を、予め設定
された設定値と比較する漏ガス量比較手段５と、漏ガス
量比較手段５による比較結果が、予め設定された設定値
を超えている場合に警報を出力する警報出力手段６とを
備えている。なお、上記圧力センサ１、サーモビューア
２、ガス量算出部３及び漏ガス量算出部４によって、漏
ガス検出手段１０が構成されている。
【００１３】［１−２．作用・効果］このように構成さ
れた本実施形態においては、ガス絶縁変圧器から絶縁ガ
スが漏出した場合、圧力センサ１に圧力の低下として現
れる。この圧力情報には温度の影響が誤差要因として含
まれるため、サーモビューア２によって変圧器タンクの
表面温度を測定し、その温度情報と前記圧力情報とを総
合してガス量算出部３で機器内部のガス量を算出する。
そして、得られたガス量情報から漏ガス量算出部４にお
いて漏ガス量を算出する。続いて、漏ガス量比較手段５
では、漏ガス量情報を予め設定された設定値と比較し、
その比較結果が設定値を超えていれば警報出力手段６に
おいて警報を出力する。
れた本実施形態においては、ガス絶縁変圧器から絶縁ガ
スが漏出した場合、圧力センサ１に圧力の低下として現
れる。この圧力情報には温度の影響が誤差要因として含
まれるため、サーモビューア２によって変圧器タンクの
表面温度を測定し、その温度情報と前記圧力情報とを総
合してガス量算出部３で機器内部のガス量を算出する。
そして、得られたガス量情報から漏ガス量算出部４にお
いて漏ガス量を算出する。続いて、漏ガス量比較手段５
では、漏ガス量情報を予め設定された設定値と比較し、
その比較結果が設定値を超えていれば警報出力手段６に
おいて警報を出力する。
【００１４】このように本実施形態によれば、変圧器タ
ンクの表面上の多数の点の温度を利用することができ、
温度分布が存在する場合にも内部ガス量を精度良く測定
することができるので、精度の高い漏ガス検出が可能と
なる。
ンクの表面上の多数の点の温度を利用することができ、
温度分布が存在する場合にも内部ガス量を精度良く測定
することができるので、精度の高い漏ガス検出が可能と
なる。
【００１５】（２）第２実施形態 ［２−１．構成］図２に示したように、本実施形態のガ
ス漏れ監視装置は、ガス漏れ監視装置に漏れ出した絶縁
ガスを含有する空気と正常な空気とを比較して、両者の
熱伝導度の差を検出する熱伝導度差センサ１１と、熱伝
導度差センサ１１によって得られた熱伝導度差情報に基
づいて、ガス絶縁変圧器の内部のガス量を算出するガス
量算出部１２と、ガス量算出部１２によって得られたガ
ス量情報から漏ガス量を算出する漏ガス量算出部４と、
漏ガス量算出部４によって得られた漏ガス量情報を、予
め設定された設定値と比較する漏ガス量比較手段５と、
漏ガス量比較手段５による比較結果が、予め設定された
設定値を超えている場合に警報を出力する警報出力手段
６とを備えている。なお、上記熱伝導度差センサ１１、
ガス量算出部１２及び漏ガス量算出部４によって、漏ガ
ス検出手段２０が構成されている。
ス漏れ監視装置は、ガス漏れ監視装置に漏れ出した絶縁
ガスを含有する空気と正常な空気とを比較して、両者の
熱伝導度の差を検出する熱伝導度差センサ１１と、熱伝
導度差センサ１１によって得られた熱伝導度差情報に基
づいて、ガス絶縁変圧器の内部のガス量を算出するガス
量算出部１２と、ガス量算出部１２によって得られたガ
ス量情報から漏ガス量を算出する漏ガス量算出部４と、
漏ガス量算出部４によって得られた漏ガス量情報を、予
め設定された設定値と比較する漏ガス量比較手段５と、
漏ガス量比較手段５による比較結果が、予め設定された
設定値を超えている場合に警報を出力する警報出力手段
６とを備えている。なお、上記熱伝導度差センサ１１、
ガス量算出部１２及び漏ガス量算出部４によって、漏ガ
ス検出手段２０が構成されている。
【００１６】［２−２．作用・効果］このように構成さ
れた本実施形態においては、ガス絶縁変圧器から絶縁ガ
スが漏出した場合、漏出したガスは空気中に拡散して本
発明に係るガス漏れ監視装置にまで達し、絶縁ガスを含
有する空気は、正常な空気と比較すると熱伝導度に差異
があるので、その差が熱伝導度差センサ１１によって検
出されるように構成されている。そして、得られた熱伝
導度差情報はガス量算出部１２によってガス量情報に変
換され、漏ガス量算出部４において漏ガス量が算出され
る。続いて、漏ガス量比較手段５では、漏ガス量情報を
予め設定された設定値と比較し、その比較結果が設定値
を超えていれば警報出力手段６において警報を出力す
る。このように本実施形態によれば、漏ガスが発生した
場合、その漏れガス量を正常な空気との熱伝導度差から
迅速に検出することができるので、精度の高い漏ガス検
出が可能となる。
れた本実施形態においては、ガス絶縁変圧器から絶縁ガ
スが漏出した場合、漏出したガスは空気中に拡散して本
発明に係るガス漏れ監視装置にまで達し、絶縁ガスを含
有する空気は、正常な空気と比較すると熱伝導度に差異
があるので、その差が熱伝導度差センサ１１によって検
出されるように構成されている。そして、得られた熱伝
導度差情報はガス量算出部１２によってガス量情報に変
換され、漏ガス量算出部４において漏ガス量が算出され
る。続いて、漏ガス量比較手段５では、漏ガス量情報を
予め設定された設定値と比較し、その比較結果が設定値
を超えていれば警報出力手段６において警報を出力す
る。このように本実施形態によれば、漏ガスが発生した
場合、その漏れガス量を正常な空気との熱伝導度差から
迅速に検出することができるので、精度の高い漏ガス検
出が可能となる。
【００１７】（３）第３実施形態 ［３−１．構成］図３に示したように、本実施形態のガ
ス漏れ監視装置は、ガス漏れ監視装置に漏れ出した絶縁
ガスを含有する空気と正常な空気とを比較して、両者の
赤外線の吸収率の差を検出する赤外線ガスセンサ２１
と、赤外線ガスセンサ２１によって得られた赤外線吸収
率差に基づいて、ガス絶縁変圧器の内部のガス量を算出
するガス量算出部２２と、ガス量算出部２２によって得
られたガス量情報から漏ガス量を算出する漏ガス量算出
部４と、漏ガス量算出部４によって得られた漏ガス量情
報を、予め設定された設定値と比較する漏ガス量比較手
段５と、漏ガス量比較手段５による比較結果が、予め設
定された設定値を超えている場合に警報を出力する警報
出力手段６とを備えている。なお、赤外線ガスセンサ２
１、ガス量算出部２２及び漏ガス量算出部４によって、
漏ガス検出手段３０が構成されている。
ス漏れ監視装置は、ガス漏れ監視装置に漏れ出した絶縁
ガスを含有する空気と正常な空気とを比較して、両者の
赤外線の吸収率の差を検出する赤外線ガスセンサ２１
と、赤外線ガスセンサ２１によって得られた赤外線吸収
率差に基づいて、ガス絶縁変圧器の内部のガス量を算出
するガス量算出部２２と、ガス量算出部２２によって得
られたガス量情報から漏ガス量を算出する漏ガス量算出
部４と、漏ガス量算出部４によって得られた漏ガス量情
報を、予め設定された設定値と比較する漏ガス量比較手
段５と、漏ガス量比較手段５による比較結果が、予め設
定された設定値を超えている場合に警報を出力する警報
出力手段６とを備えている。なお、赤外線ガスセンサ２
１、ガス量算出部２２及び漏ガス量算出部４によって、
漏ガス検出手段３０が構成されている。
【００１８】［３−２．作用・効果］このように構成さ
れた本実施形態においては、ガス絶縁変圧器から絶縁ガ
スが漏出した場合、漏出したガスは空気中に拡散して本
発明に係るガス漏れ監視装置にまで達する。絶縁ガスを
含有する空気は、正常な空気と比較すると赤外線の吸収
率に差異があるので、その差が赤外線ガスセンサ２１に
よって検出されるように構成されている。そして、得ら
れた赤外線吸収率差情報はガス量算出部２２によってガ
ス量情報に変換され、漏ガス量算出部４において漏ガス
量が算出される。続いて、漏ガス量比較手段５では、漏
ガス量情報を予め設定された設定値と比較し、その比較
結果が設定値を超えていれば警報出力手段６において警
報を出力する。このように本実施形態によれば、漏ガス
が発生した場合、その漏れガス量を正常な空気との赤外
線吸収率差から迅速に検出することができるので、精度
の高い漏ガス検出が可能となる。
れた本実施形態においては、ガス絶縁変圧器から絶縁ガ
スが漏出した場合、漏出したガスは空気中に拡散して本
発明に係るガス漏れ監視装置にまで達する。絶縁ガスを
含有する空気は、正常な空気と比較すると赤外線の吸収
率に差異があるので、その差が赤外線ガスセンサ２１に
よって検出されるように構成されている。そして、得ら
れた赤外線吸収率差情報はガス量算出部２２によってガ
ス量情報に変換され、漏ガス量算出部４において漏ガス
量が算出される。続いて、漏ガス量比較手段５では、漏
ガス量情報を予め設定された設定値と比較し、その比較
結果が設定値を超えていれば警報出力手段６において警
報を出力する。このように本実施形態によれば、漏ガス
が発生した場合、その漏れガス量を正常な空気との赤外
線吸収率差から迅速に検出することができるので、精度
の高い漏ガス検出が可能となる。
【００１９】（４）第４実施形態 ［４−１．構成］図４に示したように、本実施形態のガ
ス漏れ監視装置は、ガス漏れ監視装置に漏れ出した絶縁
ガスを含有する空気と正常な空気とを比較して、両者の
音速度の差を検出する音速センサ３１と、絶縁ガスを含
有する空気の温度を検出する温度センサ３２と、音速セ
ンサ３１によって得られた音速度差情報と、温度センサ
３２によって得られた温度情報に基づいて、ガス絶縁変
圧器の内部のガス量を算出するガス量算出部３３と、ガ
ス量算出部３３によって得られたガス量情報から漏ガス
量を算出する漏ガス量算出部４と、漏ガス量算出部４に
よって得られた漏ガス量情報を、予め設定された設定値
と比較する漏ガス量比較手段５と、漏ガス量比較手段５
による比較結果が、予め設定された設定値を超えている
場合に警報を出力する警報出力手段６とを備えている。
なお、音速センサ３１、温度センサ３２、ガス量算出部
３３及び漏ガス量算出部４によって、漏ガス検出手段４
０が構成されている。
ス漏れ監視装置は、ガス漏れ監視装置に漏れ出した絶縁
ガスを含有する空気と正常な空気とを比較して、両者の
音速度の差を検出する音速センサ３１と、絶縁ガスを含
有する空気の温度を検出する温度センサ３２と、音速セ
ンサ３１によって得られた音速度差情報と、温度センサ
３２によって得られた温度情報に基づいて、ガス絶縁変
圧器の内部のガス量を算出するガス量算出部３３と、ガ
ス量算出部３３によって得られたガス量情報から漏ガス
量を算出する漏ガス量算出部４と、漏ガス量算出部４に
よって得られた漏ガス量情報を、予め設定された設定値
と比較する漏ガス量比較手段５と、漏ガス量比較手段５
による比較結果が、予め設定された設定値を超えている
場合に警報を出力する警報出力手段６とを備えている。
なお、音速センサ３１、温度センサ３２、ガス量算出部
３３及び漏ガス量算出部４によって、漏ガス検出手段４
０が構成されている。
【００２０】［４−２．作用・効果］このように構成さ
れた本実施形態においては、ガス絶縁変圧器から絶縁ガ
スが漏出した場合、漏出したガスは空気中に拡散して本
発明に係るガス漏れ監視装置にまで達する。絶縁ガスを
含有する空気は、正常な空気と比較すると音速度に差異
があるので、その差が音速センサ３１によって検出され
るように構成されている。この音速度情報は温度変動の
影響が誤差要因として含まれるため、温度センサ３２に
よって得られた温度情報と前記音速情報とを総合してガ
ス量算出部３３で内部のガス量を算出する。そして、得
られたガス量情報に基づいて、漏ガス量算出部４におい
て漏ガス量が算出される。続いて、漏ガス量比較手段５
では、漏ガス量情報を予め設定された設定値と比較し、
その比較結果が設定値を超えていれば警報出力手段６に
おいて警報を出力する。このように本実施形態によれ
ば、漏ガスが発生した場合、その漏れガス量を正常な空
気との音速の差から迅速に検出することができるので、
精度の高い漏ガス検出が可能となる。
れた本実施形態においては、ガス絶縁変圧器から絶縁ガ
スが漏出した場合、漏出したガスは空気中に拡散して本
発明に係るガス漏れ監視装置にまで達する。絶縁ガスを
含有する空気は、正常な空気と比較すると音速度に差異
があるので、その差が音速センサ３１によって検出され
るように構成されている。この音速度情報は温度変動の
影響が誤差要因として含まれるため、温度センサ３２に
よって得られた温度情報と前記音速情報とを総合してガ
ス量算出部３３で内部のガス量を算出する。そして、得
られたガス量情報に基づいて、漏ガス量算出部４におい
て漏ガス量が算出される。続いて、漏ガス量比較手段５
では、漏ガス量情報を予め設定された設定値と比較し、
その比較結果が設定値を超えていれば警報出力手段６に
おいて警報を出力する。このように本実施形態によれ
ば、漏ガスが発生した場合、その漏れガス量を正常な空
気との音速の差から迅速に検出することができるので、
精度の高い漏ガス検出が可能となる。
【００２１】（５）第５実施形態 ［５−１．構成］図５に示したように、本実施形態のガ
ス漏れ監視装置は、ガス絶縁変圧器に漏ガスが発生した
場合に、その漏洩箇所から内圧によってガスが噴出する
際に発する特徴的な音響を検出する音響センサ４１と、
音響センサ４１によって検出された音の周波数・波形の
特徴に基づいて所定の波形処理を行い、漏ガスに特徴的
な音響情報のみを抽出する情報処理部４２と、情報処理
部４２によって得られた漏ガス量情報を、予め設定され
た設定値と比較する漏ガス量比較手段５と、漏ガス量比
較手段５による比較結果が、予め設定された設定値を超
えている場合に警報を出力する警報出力手段６とを備え
ている。なお、音響センサ４１及び情報処理部４２によ
って、漏ガス検出手段５０が構成されている。
ス漏れ監視装置は、ガス絶縁変圧器に漏ガスが発生した
場合に、その漏洩箇所から内圧によってガスが噴出する
際に発する特徴的な音響を検出する音響センサ４１と、
音響センサ４１によって検出された音の周波数・波形の
特徴に基づいて所定の波形処理を行い、漏ガスに特徴的
な音響情報のみを抽出する情報処理部４２と、情報処理
部４２によって得られた漏ガス量情報を、予め設定され
た設定値と比較する漏ガス量比較手段５と、漏ガス量比
較手段５による比較結果が、予め設定された設定値を超
えている場合に警報を出力する警報出力手段６とを備え
ている。なお、音響センサ４１及び情報処理部４２によ
って、漏ガス検出手段５０が構成されている。
【００２２】［５−２．作用・効果］このように構成さ
れた本実施形態においては、ガス絶縁変圧器から絶縁ガ
スが漏出した場合、漏洩箇所から内圧によってガスが噴
出する際、特徴的な音響を発する。この特徴的な音響を
音響センサ４１によって検出し、その周波数・波形の特
徴性から、情報処理部４２によって波形処理を行い、漏
ガス情報のみを抽出する。そして、漏ガス量比較手段５
では、漏ガス量情報を予め設定された設定値と比較し、
その比較結果が設定値を超えていれば警報出力手段６に
おいて警報を出力する。このように本実施形態によれ
ば、漏ガスが発生した場合、漏ガスによるリーク音から
迅速に検出することができるので、精度の高い漏ガス検
出が可能となる。
れた本実施形態においては、ガス絶縁変圧器から絶縁ガ
スが漏出した場合、漏洩箇所から内圧によってガスが噴
出する際、特徴的な音響を発する。この特徴的な音響を
音響センサ４１によって検出し、その周波数・波形の特
徴性から、情報処理部４２によって波形処理を行い、漏
ガス情報のみを抽出する。そして、漏ガス量比較手段５
では、漏ガス量情報を予め設定された設定値と比較し、
その比較結果が設定値を超えていれば警報出力手段６に
おいて警報を出力する。このように本実施形態によれ
ば、漏ガスが発生した場合、漏ガスによるリーク音から
迅速に検出することができるので、精度の高い漏ガス検
出が可能となる。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ガス絶縁電気機器のガス漏れを高精度に検出することが
できるガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置を提供する
ことができる。
ガス絶縁電気機器のガス漏れを高精度に検出することが
できるガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置を提供する
ことができる。
【図１】本発明に係るガス漏れ監視装置の第１実施形態
の構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
【図２】本発明に係るガス漏れ監視装置の第２実施形態
の構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
【図３】本発明に係るガス漏れ監視装置の第３実施形態
の構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
【図４】本発明に係るガス漏れ監視装置の第４実施形態
の構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
【図５】本発明に係るガス漏れ監視装置の第５実施形態
の構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
１…圧力センサ ２…サーモビューア ３…ガス量算出部 ４…漏ガス量算出部 ５…漏ガス量比較手段 ６…警報出力手段 １０，２０，３０，４０，５０…漏ガス検出手段 １１…熱伝導度差センサ １２…ガス量算出部 ２１…赤外線ガスセンサ ２２…ガス量算出部 ３１…音速センサ ３２…温度センサ ３３…ガス量算出部 ４１…音響センサ ４２…情報処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０２Ｇ 5/06 ３９１ Ｈ０２Ｂ 13/06 Ｇ
Claims (5)
- 【請求項１】 絶縁ガスが充填されたタンク内に電気機
器本体を収納したガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置
において、 前記ガス絶縁電気機器内部の絶縁ガスの圧力を検出する
圧力センサと、 前記ガス絶縁電気機器のタンクの表面温度を複数箇所測
定し、各部位の温度情報に変換するサーモビューアと、 前記圧力センサによって得られた圧力情報と、前記サー
モビューアによって得られた温度情報から、機器内部の
ガス量を算出するガス量算出部と、 得られたガス量から漏ガス量を算出する漏ガス量算出部
とを備えたことを特徴とするガス絶縁電気機器のガス漏
れ監視装置。 - 【請求項２】 絶縁ガスが充填されたタンク内に電気機
器本体を収納したガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置
において、 前記ガス絶縁電気機器より外部に漏出した絶縁ガスを含
有する空気と正常な空気とを比較して、両者の熱伝導度
の差を検出する熱伝導度差センサと、 前記熱伝導度差センサによって得られた熱伝導度差情報
から、機器内部のガス量を算出するガス量算出部と、 得られたガス量から漏ガス量を算出する漏ガス量算出部
とを備えたことを特徴とするガス絶縁電気機器のガス漏
れ監視装置。 - 【請求項３】 絶縁ガスが充填されたタンク内に電気機
器本体を収納したガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置
において、 前記ガス絶縁電気機器より外部に漏出した絶縁ガスを含
有する空気と正常な空気とを比較して、両者の赤外線の
吸収率の差を検出する赤外線ガスセンサと、 前記赤外線ガスセンサによって得られた赤外線吸収率差
から、機器内部のガス量を算出するガス量算出部と、 得られたガス量から漏ガス量を算出する漏ガス量算出部
とを備えたことを特徴とするガス絶縁電気機器のガス漏
れ監視装置。 - 【請求項４】 絶縁ガスが充填されたタンク内に電気機
器本体を収納したガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置
において、 前記ガス絶縁電気機器より外部に漏出した絶縁ガスを含
有する空気と正常な空気とを比較して、両者の音速度の
差を検出する音速センサと、 前記絶縁ガスを含有する空気の温度を検出する温度セン
サと、 前記音速センサによって得られた音速度差情報と、前記
温度センサによって得られた温度情報から、機器内部の
ガス量を算出するガス量算出部と、 得られたガス量から漏ガス量を算出する漏ガス量算出部
とを備えたことを特徴とするガス絶縁電気機器のガス漏
れ監視装置。 - 【請求項５】 絶縁ガスが充填されたタンク内に電気機
器本体を収納したガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置
において、 音波を検出する音響センサと、 前記音響センサによって得られた音響情報を処理して漏
ガスに特徴的な音響情報を抽出する情報処理部とを備え
たことを特徴とするガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000194675A JP2002017010A (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | ガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000194675A JP2002017010A (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | ガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002017010A true JP2002017010A (ja) | 2002-01-18 |
Family
ID=18693462
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000194675A Pending JP2002017010A (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | ガス絶縁電気機器のガス漏れ監視装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002017010A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7680611B2 (en) * | 2006-06-13 | 2010-03-16 | Blueco S.R.L. | Method for detecting and reporting of fluid in distribution networks, particularly in condominium water or gas distribution networks, and apparatus for performing the method |
| CN113994557A (zh) * | 2019-07-19 | 2022-01-28 | 株式会社东芝 | 气体泄漏检测系统以及气体泄漏检测方法 |
| WO2023150917A1 (en) * | 2022-02-08 | 2023-08-17 | Abb Schweiz Ag | Method and apparatus for gas leak detection |
-
2000
- 2000-06-28 JP JP2000194675A patent/JP2002017010A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7680611B2 (en) * | 2006-06-13 | 2010-03-16 | Blueco S.R.L. | Method for detecting and reporting of fluid in distribution networks, particularly in condominium water or gas distribution networks, and apparatus for performing the method |
| CN113994557A (zh) * | 2019-07-19 | 2022-01-28 | 株式会社东芝 | 气体泄漏检测系统以及气体泄漏检测方法 |
| WO2023150917A1 (en) * | 2022-02-08 | 2023-08-17 | Abb Schweiz Ag | Method and apparatus for gas leak detection |
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