JPH05284692A - 回転電機のコイル温度監視装置 - Google Patents

回転電機のコイル温度監視装置

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JPH05284692A
JPH05284692A JP4071987A JP7198792A JPH05284692A JP H05284692 A JPH05284692 A JP H05284692A JP 4071987 A JP4071987 A JP 4071987A JP 7198792 A JP7198792 A JP 7198792A JP H05284692 A JPH05284692 A JP H05284692A
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JP
Japan
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coil
temperature
coil temperature
temperature rise
value
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JP4071987A
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Noritada Nishijima
令宰 西島
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回転電機の全運転領域において良好な精度と信
頼性をもってコイル温度の監視を可能とし、しかも経済
性に優れたものとなし得る。 【構成】電流検出センサ20により検出された回転電機の
コイル電流または負荷電流を監視サンプリング時間毎に
取込んでコイル電流または負荷電流の平均値を第1の演
算器21により求め、その平均値をもとに第2の演算器21
によりコイル飽和温度上昇値を求め、またコイル測温セ
ンサ17および冷却空気測温センサ18により検出されたコ
イル温度、冷却空気温度をもとに第3の演算器23により
コイル温度上昇値とその変化率を求め、さらに第2およ
び第3の演算器22,23 の出力信号に基づいて第4および
第5の演算器24,25 により所定の推定温度上昇値とコイ
ル時定数に基づき逐次監視レベルを設定し、次期監視時
における予想温度上昇とその変化率と実状とを比較器2
6,28 で比較して異常の有無を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転電機のコイル温度監
視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転電機の例えば固定子コイルの
温度監視を行う温度監視装置としては、図7または図8
に示すような構成のものがある。
【0003】図7に示すコイル温度監視装置は、コイル
近傍に取付けられた測温センサ1からの検出信号を比較
器2に与え、この比較器2によりその温度の絶対値が予
め設定された設定値を越えたことを判断すると、異常信
号を表示器3に入力して異常を表示するものである。こ
の場合、測温センサ1で検出されたコイル温度および比
較器2での比較結果は、記録器4にそれぞれ記録される
ようになっている。
【0004】また、図7と同一部分には同一符号を付し
て示す図8に示すコイル温度監視装置は、冷却水温検出
センサ5,負荷量検出センサ6によりそれぞれ検出され
た冷却水温と、負荷量とを演算器7にそれぞれ与え、こ
の演算器7により予想発生損失と予め定められた冷却水
および冷却空気との相関式、並びにコイル温度計算式よ
りコイル温度の設定値を求め、この設定値を比較器2に
与えて測温センサ1により検出された固定子コイルの実
温度と比較し、この実温度が設定値を越えたときに異常
と判断してその旨を表示器3に表示するものである。こ
の場合、測温センサ1で検出されたコイル温度、冷却水
温検出センサ5で検出された冷却水温、負荷量検出セン
サ6で検出された負荷量、演算器7での演算結果および
比較器2での比較結果は、記録器4にそれぞれ記録され
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の図7に
示すコイル温度監視装置では、固定子コイルの上限温度
しか監視できないため、低負荷時の異常に対しては検知
することができず、しかもコイルの熱時定数が大きいこ
とから時間遅れの影響が顕著となり、異常を検出するま
でに時間がかかり、早期の異常検知ができないという問
題があった。
【0006】また、後者の図8に示すコイル温度監視装
置は、変動要素のコイルの一次冷却媒体である冷却空気
と、二次冷却媒体である冷却水とに着目して検出要素を
増加しているので、検出および監視精度の向上を図るこ
とができる。しかし、このような構成のコイル温度監視
装置においては、コイル温度監視の早期性の観点から見
ると、異常を判断するためのパラメータ数の増加に伴っ
てセンサ演算要素や比較判別要素等を増加することで装
置の高度化を図っているが、その割りには現実に期待さ
れるような早期検知ができず、しかも監視装置が大きく
なるにしたがって相対的に高価になり、その上センサ類
の保守、信頼性維持の手間の増加、装置全体のスペース
ファクタの低下を招くという難点があった。本発明は、
回転電機の全運転領域において良好な精度、信頼性を有
し、しかも経済性に優れた回転電機のコイル温度監視装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、空気冷却設備を有する回転電機のコイル温
度および前記空気冷却設備の基準冷却空気温度を検出す
るコイルおよび冷却空気測温センサと、前記回転電機の
入力電流または負荷電流を検出する電流検出センサと、
この電流検出センサにより検出された電流が監視サンプ
リング時間で時系列毎に入力されサンプリング時間内の
等価平均電流を求める第1の演算手段と、この第1の演
算手段より得られる等価平均電流の出力信号を変数とし
てコイル飽和温度上昇値を求める第2の演算手段と、前
記コイル測温センサにより検出されたコイル温度から前
記冷却空気測温センサにより検出された冷却空気温度を
減算してコイル温度上昇値を求める第3の演算手段と、
前記第2の演算手段より得られるコイル飽和温度上昇値
および前記第3の演算手段より得られるコイル温度上昇
値に基づき次期監視サンプリング時の予想温度上昇値お
よびその変化率をコイルの熱時定数に基づく時間遅れ要
素にて推移する予想温度上昇計算式にて求め、これを前
監視サンプリング時点での微分値として出力する第4の
演算手段と、前記第3の演算器より得られるコイル温度
上昇値からその温度上昇の時間変化率を求める第5の演
算手段と、前記第4および第5の演算手段よりそれぞれ
得られる出力信号をもとに決定される所定の設定値との
大小を比較して異常の有無を判別する比較手段と、この
比較手段で判別された各出力信号から異常の内容または
異常要因を表示する表示手段とを備えたものである。
【0008】
【作用】このような構成の回転電機のコイル温度監視装
置にあっては、コイル温度、冷却空気温度を検出し、監
視サンプリング時間毎に取込まれるコイル電流または負
荷電流に応じて所定の推定温度上昇計算式とコイル時定
数に基づき逐次監視レベルを設定し、次期監視時におけ
る予想温度上昇およびその変化率と実状とを比較して異
常の有無を判定するようにしているので、監視インター
バルを適正化することにより状況に即した温度監視を常
時行うことができる。
【0009】また、コイルの推定飽和温度上昇値を求め
る際、コイル電流または負荷電流を変数とする簡潔且つ
実用的な近似式とし、しかも冷却空気温度をベースとし
たコイル温度上昇値およびその変化率を監視項目として
いるので、冷却水温の変動による影響や監視パラメータ
の多元化に伴う繁雑さを最小限に止めることができると
共に、コイル温度上昇の過渡状態(例えば冷却時から温
度上昇する際)等の異常を早期に探知することができ
る。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。
【0011】図1は本発明が適用される回転電機の構成
例を示す断面図である。図1において、11は固定子枠
で、この固定子枠11の内周面に固定子鉄心12が取付
けられ、この固定子鉄心12のスロット部には固定子コ
イル13が収納されている。また、固定子鉄心12の内
側には回転子14がギャップを介して設けられ、図示し
ない軸受により回転自在に支承されている。さらに、固
定子枠11の外周面には空気冷却器15が配設されると
共に、固定子枠11全体を覆うように風道16が設けら
れ、全閉内空冷式の通風系を形成している。
【0012】一方、17は固定子コイル13近傍に取付
けられた固定子コイル用抵抗温度計からなるコイル測温
センサ、18は空気冷却器15の出口(冷気側)部に設
けられた冷却空気用抵抗温度計からなる冷却空気測温セ
ンサ、19は固定子側の電力給電端子部20に設けら
れ、固定子コイル13に流れる電流値を検出する変流器
からなる電流検出センサである。
【0013】また、図2は上記構成の回転電機のコイル
温度を監視する温度監視装置のブロック回路図である。
図2において、21は電流検出センサ19により検出さ
れたコイル電流が監視サンプリング時間Δtで時系列毎
に入力され、サンプリング時間Δt内の測定数に応じた
平均電流値Iavを演算する第1の演算器、22はこの第
1の演算器21で求められた平均電流値Iavを変数と
し、定数項+定数×二次項で表現した近似式によりコイ
ルの飽和温度上昇値θsmを演算する第2の演算器であ
る。
【0014】23はコイル測温センサ17により検出さ
れたコイル温度θcmと冷却空気測温センサ18により検
出された冷却空気温度θamが入力され、これらの減算に
よりコイル温度上昇値Δθcmを求める第3の演算器、2
4は第2の演算器22より得られる飽和温度上昇値θsm
と第3の演算器23で求められたコイル温度上昇値Δθ
cmが入力され、これらに基づき次期監視サンプリング時
の冷却空気予想温度上昇Δθamおよび同時間変化率Δθ
am/Δt を、コイル熱時定数Ts に基づく時間遅れ要素
にて推移する予想温度上昇計算式にて求め、これを同式
の前監視サンプリング時点での微分値として出力する第
4の演算器である。25は第3の演算器23で求められ
たコイル温度上昇値Δθcmが入力され、同温度上昇の時
間変化率Δθcm/Δt を演算する第5の演算器である。
【0015】また、26は第4の演算器24より得られ
るコイル温度上昇値の設定値Δθjmと前述のコイル温度
上昇値Δθcmとを比較して、異常と判別されると表示器
27に警報の内容または要因の表示信号を出力する温度
上昇比較器、28は第4の演算器24より得られるコイ
ル予想温度上昇の時間変化率Δθamとコイル温度上昇の
時間変化率の設定値Δθjm/Δt とを比較し、コイル温
度上昇の時間変化率Δθcm/Δt に異常があると判別さ
れると、表示器27に警報の内容または要因の表示信号
を出力する温度上昇時間変化率比較器である。一方、2
9は前述した各測定信号および各演算器21〜25で求
められた信号を信号伝達系統が分かるように記録する記
録器である。
【0016】次に上記のように構成された回転電機のコ
イル温度監視装置の作用について述べる。今、監視サン
プリング時間(インターバル)、演算、判別時間をΔt
秒とし、各諸元を以下のように定めてあるものとする。
なお、記号のサフィックスmは計測の時間的順位を示す
ものである。 (イ)計測項目 (a)コイル測温センサ17により計測されるコイル温
度θcm(℃) (b)冷却空気測温センサ18により計測される冷却空
気温度θam(℃) (c)電流検出センサ19により検出される電流値Im
(A) (ロ)演算内容
【0017】(a)コイル測温センサ17および冷却空
気測温センサ18よりコイル温度測定信号および冷却空
気温度測定信号が第3の演算器23に入力されると、こ
の第3の演算器23では Δθcm=θcm−θam(℃) によりコイル温度上昇値を求める。 (b)電流検出センサ19により検出されたコイル電流
が第1の演算器21に入力されると、この第1の演算器
21では Iav=(I1 +……+Im )/Δt (A) によりコイル電流の平均値を求める。但し、1回/Δt
秒のサンプリング値の平均値とする。 (c)このコイル電流の平均値Iavが第2の演算器22
に入力されると、この第2の演算器22では Δθsm=A+B×(Iav/Ir)2 (℃) によりコイルの推定飽和温度上昇値を求める。
【0018】ここで、Ir はベースとなる電流値で例え
ば定格値とし、A,BはIavをパラメータとしてコイル
の飽和温度上昇値を固定損による要素と通電損による要
素に分離し、飽和温度上昇の等価推定方法に準ずる式で
ある。これを図示すると図3のようになる。 (d)第3の演算器23よりコイル温度上昇値Δθcmが
第5の演算器25に入力されると、この第5の演算器2
5では Δθcm/Δt =(Δθcm−Δθcm-1)/Δt
【0019】により、コイル温度上昇の時間変化率を求
める。これを図示すると図4の通りであり、実線が連続
量として示したコイル実温度上昇で、破線が同温度上昇
の時間変化率を示す。
【0020】(e)第3の演算器23で求められたコイ
ル温度上昇値Δθcmと第2の演算器22で求められた
コイルの推定飽和温度上昇値θsmとが第4の演算器24
に入力されると、この第4の演算器24ではコイル予想
温度上昇値とコイル予想温度上昇値の時間変化率を次の
ようにして求める。即ち、図5に示すように周知の理論
として時定数Tを有するコイルの温度上昇θと時間tの
関係は、次式で示すことができる。 θ=θ0 (1−e-t/T)(℃) ここで、θ0 は飽和温度を示す。コイルの熱時定数をT
s として、この考えを導入するとΔt 秒後の予想温度上
昇値Δθamは Δθam/Δt =(dθam/dt)t=0 =(Δθsm-1−Δθm-1 )(1−e-t/T)+Δθm-1 で求められ、これを連続量として図示すると図4の一点
鎖線の通りであり、m番目の計測点でΔθamとなる。ま
た、コイル予想温度上昇の時間変化率は、 Δθam/Δt =(dθam/dt)t=0 =(Δθsm-1−Δθm-1 )/Ts で求められる。
【0021】ここで、m−1番目の計測点での微分値と
してこれを図示すると、図5の二点鎖線に示す通りであ
る。このように演算することにより、通常Δθam/Δt
≧Δθcm/Δt のレベルに調整できる。 (ハ)温度上昇比較器および温度上昇時間変化率比較器
での設定値と判別条件 (a)温度上昇比較器26では、コイル温度設定値Δθ
jmを Δθjm=Δθam+α+……とし、Δθcm≧Δθjmで異常
と判断し、その警報内容または要因を表示器27に表示
させる。(b)温度上昇時間変化率比較器28では、コ
イル温度上昇の設定値Δθjm/Δtを Δθjm/Δt=(Δθcm/Δt)+β+…… とし、Δθcm/Δt≧Δθjm/Δtで異常と判断し、そ
の警報内容または要因を表示器27に表示させる。以上
の計測、演算、比較判別による各データは信号伝達系統
が分かるように記録器29に記録される。
【0022】このように本実施例による回転電機のコイ
ル温度監視装置にあっては、従来のような一定の上限値
管理とは異なり、現実に推移するコイル温度に常時追従
して設定値が調整され、温度上昇の絶対値と同時間変化
率の両要素について判別するようにしたので、低負荷
(低入力)、温度上昇の過渡状態等に拘らず、全運転領
域において精度および感度の高いコイル温度の監視を行
うことができる。
【0023】また、監視要素をコイル温度、冷却空気、
電流の必要最小限とし、監視項目をコイル温度上昇値と
することにより、冷却水変動の影響を実用上無視するこ
とができるので、経済性の面からも優れた温度監視がで
き、しかも監視装置のシステム化に伴い相対的に保守性
の向上を図ることができる。
【0024】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を変更しない範囲で種々変形して実施で
きるものである。例えば表示器27に対して、異常判断
を連続n回生じた時に警報を表示するカウンタ機能を持
たせることにより、異常判断の確実度をさらに高め、誤
診を防止することができる。
【0025】また、コイル温度監視装置としては、図6
に示すように図2の構成に対して、固定子の各相に対応
する適宜の位置に設けられた複数個のコイル測温センサ
17の計測値がそれぞれ入力され、各コイル測温センサ
17の計測値を相や位置に関連して比較してバラツキδ
θc の大小を演算する第6の演算器29と、この第6の
演算器29で求められたバラツキδθc とある設定値δ
θjcとを比較し、δθc ≧δθjcとなったときに異常を
表示器27に表示させるバラツキ温度比較器30を追加
し、固定子コイル自体の異常を、通風、冷却系の異常と
併せて監視することができる。
【0026】なお、上記各実施例では回転電機の固定子
コイルに流れる電流を電流検出センサ20により検出す
る場合について述べたが、回転電機の負荷量を検出し、
この負荷量について前述したような演算を実行しても同
様の作用効果を得ることができるものである。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、回転
電機の全運転領域において良好な精度、信頼性を有し、
しかも経済性に優れた回転電機のコイル温度監視装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される回転電機の構成例を示す断
面図。
【図2】本発明による回転電機のコイル温度監視装置の
一実施例を示すブロック図。
【図3】同実施例において、電流とコイルの飽和温度上
昇の関係を示す特性図。
【図4】同じく時間経過とコイルの温度上昇の関係を表
す特性図。
【図5】周知の理論に基づく時間と温度上昇の過渡状態
における関係を示す特性図。
【図6】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図7】従来の回転電機のコイル温度監視装置の一例を
示すブロック図。
【図8】従来の回転電機のコイル温度監視装置の他の例
を示すブロック図。
【符号の説明】
11……固定子枠、12……固定子鉄心、13……固定
子コイル、14……回転子、15……空気冷却器、16
……風道、17……コイル測温センサ、18……冷却空
気測温センサ、19……電流検出センサ、20……電力
需給端子、21〜25……第1〜第5の演算器、26…
…温度上昇比較器、27……表示器、28……温度上昇
時間変化率比較器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気冷却設備を有する回転電機のコイル
    温度および前記空気冷却設備の基準冷却空気温度を検出
    するコイルおよび冷却空気測温センサと、前記回転電機
    の入力電流または負荷電流を検出する電流検出センサ
    と、この電流検出センサにより検出された電流が監視サ
    ンプリング時間で時系列毎に入力されサンプリング時間
    内の等価平均電流を求める第1の演算手段と、この第1
    の演算手段より得られる等価平均電流の出力信号を変数
    としてコイル飽和温度上昇値を求める第2の演算手段
    と、前記コイル測温センサにより検出されたコイル温度
    から前記冷却空気測温センサにより検出された冷却空気
    温度を減算してコイル温度上昇値を求める第3の演算手
    段と、前記第2の演算手段より得られるコイル飽和温度
    上昇値および前記第3の演算手段より得られるコイル温
    度上昇値に基づき次期監視サンプリング時の予想温度上
    昇値およびその変化率をコイルの熱時定数に基づく時間
    遅れ要素にて推移する予想温度上昇計算式にて求め、こ
    れを前監視サンプリング時点での微分値として出力する
    第4の演算手段と、前記第3の演算器より得られるコイ
    ル温度上昇値からその温度上昇の時間変化率を求める第
    5の演算手段と、前記第4および第5の演算手段よりそ
    れぞれ得られる出力信号をもとに決定される所定の設定
    値との大小を比較して異常の有無を判別する比較手段
    と、この比較手段で判別された各出力信号から異常の内
    容または異常要因を表示する表示手段とを備えたことを
    特徴とする回転電機のコイル温度監視装置。
  2. 【請求項2】 空気冷却設備を有する回転電機の相別ま
    たは異なる位置に設けられた複数個のコイル温度センサ
    と、前記空気冷却設備の基準冷却空気温度を検出する冷
    却空気測温センサと、前記回転電機の入力電流または負
    荷電流を検出する電流検出センサと、この電流検出セン
    サにより検出された電流が監視サンプリング時間で時系
    列毎に入力されサンプリング時間内の等価平均電流を求
    める第1の演算手段と、この第1の演算手段より得られ
    る等価平均電流の出力信号を変数としてコイル飽和温度
    上昇値を求める第2の演算手段と、前記コイル測温セン
    サにより検出されたコイル温度から前記冷却空気測温セ
    ンサにより検出された冷却空気温度を減算してコイル温
    度上昇値を求める第3の演算手段と、前記第2の演算手
    段より得られるコイル飽和温度上昇値および前記第3の
    演算手段より得られるコイル温度上昇値に基づき次期監
    視サンプリング時の予想温度上昇値およびその変化率を
    コイルの熱時定数に基づく時間遅れ要素にて推移する予
    想温度上昇計算式にて求め、これを前監視サンプリング
    時点での微分値として出力する第4の演算手段と、前記
    第3の演算器より得られるコイル温度上昇値からその温
    度上昇の時間変化率を求める第5の演算手段と、前記各
    コイル測温センサの出力信号をコイル相別または位置に
    関連させて相互に減算し、温度のバラツキを出力する第
    6の演算手段と、前記第4および第5の演算手段よりそ
    れぞれ得られる出力信号をもとに決定される所定の設定
    値との大小を比較して異常の有無を判別する第1の比較
    手段と、前記第6の演算手段の出力信号を予め定められ
    た設定値と大小比較し、異常の判別する第2の比較手段
    と、これら第1および第2の比較手段で判別された各出
    力信号から異常の内容または異常要因を表示する表示手
    段とを備えたことを特徴とする回転電機のコイル温度監
    視装置。
JP4071987A 1992-03-30 1992-03-30 回転電機のコイル温度監視装置 Pending JPH05284692A (ja)

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