JP3259457B2 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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JP3259457B2 JP20160293A JP20160293A JP3259457B2 JP 3259457 B2 JP3259457 B2 JP 3259457B2 JP 20160293 A JP20160293 A JP 20160293A JP 20160293 A JP20160293 A JP 20160293A JP 3259457 B2 JP3259457 B2 JP 3259457B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス絶縁開閉装置に関
し、特に、ガス区分ごとにガス配管系統に取り付けた圧
力センサでガス圧力上昇を測定することにより、ガス絶
縁開閉装置内部に事故が発生したことを検出するガス絶
縁開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁開閉装置においては、装置内部
で万一、絶縁的、熱的、機械的等の劣化が生じると、こ
れが絶縁破壊に進展して短絡事故、地絡事故が発生する
ことがある。この際、事故電流のアークによって装置内
部のガス圧力が上昇をする。この現象を利用して、装置
内部のガス圧力を常時測定し、この測定値を装置の正常
時の圧力値と比較し、ガス圧力が上昇をしたことを検出
することにより、ガス絶縁開閉装置内部で事故が発生し
たことを検出することが行われている。
【0003】上記の事故検出機能を具備した従来のガス
絶縁開閉装置について、図3のシステム構成図を用いて
説明をする。ガス絶縁開閉装置1のガス容器11〜15
は、ガス区分スペーサ21〜24によりガス区分がされ
る。各ガス容器11〜15は、ガス配管31〜37を通
してガス監視箱51〜55に接続される。ガス監視箱5
1〜55は、ガス絶縁開閉装置1の各ガス容器11〜1
5内部のガス圧力、ガス密度等を監視し、それらを一定
の範囲内に保持する動作を行う。
【0004】各ガス監視箱51〜55には、1つまたは
複数のガス容器が接続される。図示の例では、ガス容器
11,12がガス配管系統により共通に1つのガス監視
箱51に接続されて1つのガス区分を形成し、ガス容器
13,14が共通に1つのガス監視箱53に接続されて
1つのガス区分を形成する。また、ガス容器15は、単
独でガス監視箱55に接続されて1つのガス区分を形成
する。
【0005】そして、各ガス監視箱51〜55のガス配
管系統には、ガス圧力を検出するための圧力センサP1
〜P5がそれぞれ1個取り付けられる。この圧力センサ
P1〜P5は、常時ガス圧力を計測し、測定したガス圧
力値を図示しない監視装置に伝送している。監視装置で
は、ガス区分ごとにガス圧力を常時監視する。例えばガ
ス容器12内部で事故が発生した場合、そのガス容器1
2内部のガス圧力は、図4に示すように変化する。監視
装置では、ある値に設定した判定値を越える圧力上昇が
発生したときに、該当するガス監視箱51のガス区分に
接続されたガス容器内部に短絡事故または地絡事故が発
生したと判定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来のガ
ス絶縁開閉装置1においては、ガス監視箱51のよう
に、1つのガス区分に複数のガス容器11,12が接続
されている場合、圧力センサP1により圧力上昇が検出
されても、同一ガス区分内のガス容器11,12のいず
れで事故が発生したかは識別できない。
【0007】これに対し、ガス区分を各ガス容器11〜
15ごとに形成し、各ガス区分に圧力センサPを取り付
ければ、ガス容器ごとの事故検出は可能となる。しかし
その場合は、各ガス区分ごとつまり各ガス容器ごとにガ
ス監視箱を設けなければならない。したがって、ガス区
分ごとに圧力センサを設けることは、ガス監視箱の設置
数が増加し、コストの上昇、設置面積の増加等の問題が
生じるということから、この対応策は現実的な対応策と
はならない。
【0008】本発明は、ガス配管系統に取り付けた圧力
センサでガス圧力上昇を測定することにより、装置内部
の事故箇所を検出するガス絶縁開閉装置において、ガス
区分を増加させることなく、ガス容器ごとの事故標定を
可能とすることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、ガス配管系統に取り付けた圧力センサでガ
ス圧力上昇を測定することにより、装置内部の事故を検
出するガス絶縁開閉装置において、複数のガス容器に接
続されるガス配管中に絞りを設け、その絞りの両側のガ
ス配管にそれぞれ圧力センサを取り付ける。
【0010】
【作用】前記ガス配管系統に接続された1つのガス容器
で事故が発生し、ガス容器内部のガス圧力が上昇する
と、そのガス圧力の上昇はガス配管を通って伝達され
る。このガス圧力の上昇が絞りを通過して伝達される際
には、絞りを通過したところのガス圧力は、時間的な遅
れをもって上昇し、絞りの両側のガス圧力が平衡するま
でに時間がかかることとなる。したがって、絞りの両側
に配置された圧力センサの測定したガス圧力の相違に基
づいて、絞りのどちら側のガス容器に事故が発生したか
を検出することができる。
【0011】これにより、1つのガス区分中に複数の圧
力センサを取り付けて、その圧力センサごとに事故箇所
を標定することができる。したがって、ガス区分、ガス
監視箱を増加させることなく、ガス容器ごとの事故標定
が可能となる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。図
1は、本実施例のシステム構成図である。ガス絶縁開閉
装置1は、複数のガス容器11〜15から構成される。
各ガス容器11〜15は、ガス区分スペーサ21〜24
によりガス区分される。各ガス容器11〜15は、その
内部に、遮断器GCB、変流器CT、断路器DS、接地
開閉器ES、母線BUS等を収納する。また、ガス容器
11〜15の内部には、絶縁ガスであるSF6 ガスが充
填されている。
【0013】ガス容器11〜15は、ガス配管によりガ
ス監視箱51〜55に接続される。ガス監視箱51〜5
5にはそれぞれ密度スイッチ71、連成計72、常時は
閉である止弁73、ガス給排口74が設けられ、ガス絶
縁開閉装置1の各ガス容器11〜15内部のガス圧力、
ガス密度等を監視し、それらを一定の範囲内に保持する
動作を行う。
【0014】ここで、ガス容器11〜15とガス監視箱
51〜55との接続関係について説明する。ガス容器1
1は、常時は開である止弁41、ガス配管31,36を
通してガス監視箱51に接続される。また、同一のガス
監視箱51に、ガス容器12が、止弁42、ガス配管3
2,36を通して接続される。
【0015】上記各ガス配管中で、ガス容器11,12
間に位置するガス配管31,32の中間、図示の例では
ガス配管31内に小さい孔の開いたスペーサを絞り61
として挿入する。そして、この絞り61の両側で、それ
ぞれのガス容器11,12側のガス配管31,32中に
圧力センサP1,P2を取り付ける。また、ガス容器1
3は、常時は開である止弁43、ガス配管33,37を
通してガス監視箱53に接続される。また、同一のガス
監視箱53に、ガス容器14が、止弁44、ガス配管3
4,37を通して接続される。
【0016】上記各ガス配管中で、ガス容器13,14
間に位置するガス配管33,34の中間、図示の例では
ガス配管34内に小さい孔の開いたスペーサを絞り64
として挿入する。そして、この絞り64の両側で、それ
ぞれのガス容器13,14側のガス配管33,34中に
圧力センサP3,P4を取り付ける。ガス容器15は、
単独で常時は開である止弁45とガス配管35を通して
ガス監視箱55に接続され、1つの圧力センサP5がガ
ス配管35に取り付けられる。
【0017】本実施例においてガス配管中に設けられた
絞り61,64は、ガス絶縁開閉装置1の正常運転時に
生じる緩やかなガスの流れに対しては、格別な抵抗を示
さず、ガスをスムーズに流す。したがって、正常運転時
には絞り61の両側に取り付けられた圧力センサP1,
P2の測定値は同一の値を示す。絞り64、圧力センサ
P3,P4についても同様である。
【0018】ここで、ガス容器12内部で事故が発生し
た場合、ガス容器12内のガス圧力が上昇し、そのガス
圧力は、ガス配管32,31,36を通して他方のガス
容器11およびガス監視箱51に伝達される。その際、
絞り61は急激なガスの流れに対しては抵抗を示すた
め、絞り61を通過した側におけるガス圧力の上昇は、
時間的な遅れをもって伝達される。そして、絞り61の
両側のガス圧力が平衡するまでに時間がかかる。したが
って、絞り61の両側に取り付けられた圧力センサP
1,P2の測定するガス圧力の変化は相違したものとな
る。
【0019】図2は、上記2つの圧力センサP1,P2
の測定したガス圧力の変化を示す。図において、横軸は
経過時間(sec)を示し、縦軸はガス圧力(Kg/c
2)を示す。図中、符号P1で示す曲線は正常なガス
容器11側に接続された圧力センサP1が測定したガス
圧力、符号P2で示す曲線は事故が発生したガス容器1
2側に接続された圧力センサP2が測定したガス圧力で
ある。事故の発生したガス容器12側に取り付けられた
圧力センサP2では、ガス容器12のガス圧力の変化が
そのまま検出され、事故発生後に急激に圧力が上昇し、
以後徐々に正常値に戻る。一方、同一ガス区分中で、絞
り61の反対側に取り付けられた圧力センサP1では、
時間的な遅れをもってガス圧力が徐々に上昇していく。
最終的には、2つの圧力センサP1,P2の測定値は等
しくなる。
【0020】したがって、監視装置における事故判定を
行うための判定値として、上記の時間差を利用した適当
な値を設定すれば、事故の発生したガス容器12側に取
り付けられた圧力センサP2の測定したガス圧力のみが
判定値を超え、圧力センサP1の測定したガス圧力は判
定値を超えないようにすることができる。つまり、事故
が発生したガス容器12側の圧力センサP2のみを動作
させることができ、同一ガス区分内でも、絞り61を事
故標定の区分として、事故発生側のガス容器を容易に識
別することができる。したがって、ガス区分を増加させ
なくとも、各ガス容器ごとの事故標定を行うことができ
る。
【0021】なお、その他のガス容器11,13,14
において事故が発生した場合も、以上の説明と同様にそ
れぞれのガス容器について事故標定を行える。以上の説
明では、1つのガス区分に2つのガス容器が接続された
例について説明したが、絞りの数と圧力センサの数を増
やすことにより、1つのガス区分に3つ以上のガス容器
を接続し、各ガス容器について事故箇所を標定すること
もできる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、ガス配管系統に取り付
けた圧力センサでガス圧力上昇を測定することにより装
置内部の事故箇所を検出するガス絶縁開閉装置におい
て、ガス区分を増加させることなく、ガス容器ごとに事
故標定を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のガス絶縁開閉装置のシステム
構成図。
【図2】図1の圧力センサの測定したガス圧力を示すグ
ラフ。
【図3】従来例のガス絶縁開閉装置のシステム構成図。
【図4】図3の圧力センサの測定したガス圧力を示すグ
ラフ。
【符号の説明】
1…ガス絶縁開閉装置 11〜15…ガス容器 21〜24…ガス区分スペーサ 31〜37…ガス配管 41〜45…常時閉の止弁 51〜55…ガス監視箱 61,64…絞り 71…連成計 72…密度スイッチ 73…常時開の止弁 74…ガス給排口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02B 13/025 H02H 5/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス配管系統に取り付けた圧力センサで
    ガス圧力上昇を測定することにより、装置内部の事故を
    検出するガス絶縁開閉装置において、複数のガス容器に
    接続されるガス配管中に絞りを設け、その絞りの両側の
    ガス配管にそれぞれ圧力センサを取り付けたことを特徴
    とするガス絶縁開閉装置。
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