JPH08181833A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH08181833A
JPH08181833A JP6324895A JP32489594A JPH08181833A JP H08181833 A JPH08181833 A JP H08181833A JP 6324895 A JP6324895 A JP 6324895A JP 32489594 A JP32489594 A JP 32489594A JP H08181833 A JPH08181833 A JP H08181833A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image information
photographic
electronic
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6324895A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Kawazu
恵一 河津
Katsuya Nagaishi
勝也 永石
Yukinori Koizumi
幸範 小泉
Takashi Minaki
隆志 皆木
Yuji Hasegawa
裕士 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP6324895A priority Critical patent/JPH08181833A/ja
Priority to US08/575,896 priority patent/US5712700A/en
Publication of JPH08181833A publication Critical patent/JPH08181833A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記憶メモリが表示電子画像情報を記憶するこ
とで、メモリの使用量の少ない画像処理装置を提供する
こと。 【構成】 写真画像の電子画像情報の入力部105と、前
記入力部から入力された電子画像情報を記憶する記憶メ
モリ(画像メモリ180)と、表示手段(画像表示モニタ1
90)と、前記電子画像情報から前記表示手段に入力され
る表示電子画像情報を生成する表示画像情報生成手段
(画像処理部160)と、を有し、前記記憶メモリが前記
表示画像情報生成手段により生成した表示電子画像情報
を記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示電子画像情報を生
成したり、再生電子画像情報を生成したりする画像処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、画像処理装置に入力された電子
画像情報を記憶する記憶メモリと、この画像情報記憶部
と別に画像表示モニタに入力される表示電子画像情報を
記憶する表示画像情報記憶メモリとを有していた。
【0003】また、従来は、画像処理装置で画像処理し
た電子画像情報を記憶する記憶メモリと、この記憶メモ
リと別に再生手段に出力される再生電子画像情報を記憶
する再生画像情報記憶メモリとを有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、解像力の高い
写真画像(通常100万画素以上、特に500万画素以上の高
解像度画像)の記憶には、大容量のメモリが必要であ
る。本発明の目的は、記憶メモリが表示電子画像情報を
記憶することで、メモリの使用量の少ない画像処理装置
を提供することである。
【0005】また、本発明の目的は、画像処理装置では
再生電子画像情報を記憶しないようにすることで、メモ
リの使用量の少ない画像処理装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】記憶メモリが表示電子画
像情報を記憶することで、メモリの使用量の少ない画像
処理装置は、以下の構成により達成できる。
【0007】『写真画像の電子画像情報の入力部と、前
記入力部から入力された電子画像情報を記憶する記憶メ
モリと、表示手段と、前記電子画像情報から、前記表示
手段に入力される表示電子画像情報を生成する表示画像
情報生成手段と、を有し、前記記憶メモリが前記表示画
像情報生成手段により生成した表示電子画像情報を記憶
することを特徴とする画像処理装置。』これにより、記
憶メモリが表示画像情報生成手段により生成した表示電
子画像情報を記憶するので、メモリの使用量を少なくで
きる。
【0008】また、『前記写真画像が、画素ずらし方式
により撮像する写真画像撮像手段により出力された電子
画像情報であること』により、画素ずらし方式により撮
像する写真画像撮像手段により出力された電子画像情報
は特に解像力の高い写真電子画像の電子画像情報である
ので、従来の電子画像情報よりも情報量が大きいので、
本発明が有用である。ここで、画素ずらし方式による撮
像とは、結像位置を写真画像撮像手段の画素間隔よりも
短い距離だけずらしながら順次撮像することである。も
ちろん、(画素間隔の整数倍)+(画素間隔よりも短い
距離)だけずらしながら順次撮像しても、撮像端部を除
いて同じ効果が得られる。ここでの整数は、ずらす方向
の画素数より小さければ効果は有るには有るが、この画
素数の1/2倍以下、通常は1/10倍以下、特に1/100倍以下
が好ましい。結像位置をずらすには、写真画像撮像手段
によってもよいし、撮像レンズ手段によってもよいし、
ミラーによってもよいし、その他の手段によってもよ
い。この画素ずらし方式は、安価の撮像素子であって
も、高解像度で再現性の高い高品位な撮像を行うことが
できるので好ましい。
【0009】また、『さらに、前記入力部から入力され
た電子画像情報または前記記憶メモリに記憶されている
電子画像情報を画像処理する画像処理部を有し、前記記
憶メモリが前記画像処理部により処理された電子画像情
報も記憶すること』により、記憶メモリが画像処理部に
より処理された電子画像情報も記憶するので、さらに、
メモリの使用量を少なくできる。
【0010】画像処理装置では再生画像情報を記憶しな
いようにすることで、メモリの使用量の少ない画像処理
装置は以下の構成で達成できる。
【0011】『写真画像の電子画像情報を画像処理する
画像処理部と、前記画像処理部により処理された電子画
像情報を記憶する記憶メモリと、再生手段に接続する再
生手段接続部と、前記再生手段に出力する再生電子画像
情報を生成する再生画像情報生成手段と、を有し、前記
再生画像情報生成手段により生成した再生電子画像情報
を記憶せずに順次、前記再生手段接続部から前記再生手
段に送信することを特徴とする画像処理装置。』これに
より、再生画像情報生成手段により生成した再生電子画
像情報を記憶しないので、メモリの使用量を少なくでき
る。
【0012】また、『前記再生画像情報生成手段が、元
の電子画像情報の縦横整数倍拡大して再生電子画像情報
を生成する』ものでは、特に、生成した再生電子画像情
報が情報量が大きいものであるので、有用である。特に
縦横各々2倍以上の拡大処理の場合、特に有用である。
【0013】以下、共通の構成要素について説明する。
【0014】写真感光材料には、紙を支持体とする印画
紙や、フィルムベースを支持体とする写真フィルムなど
が挙げられる。また、写真感光材料としては、ハロゲン
化銀写真感光材料が高感度であり、階調再現性に優れて
いるので好ましい。また、ハロゲン化銀カラー写真感光
材料が色再現性に優れているので好ましい。
【0015】再生は、電子画像情報から写真画像を形成
することで、CRTにより電子画像情報から写真画像を
形成するCRT再生や、レーザー光の走査により電子画
像情報から写真画像を形成するレーザー再生などがあ
る。ここで、CRTは、電子画像情報から、CRTスク
リーン上に制御可能なビームを照射し、CRTスクリー
ン上に画像を形成する手段である。
【0016】焼付は、写真原稿の写真画像を焼付用写真
感光材料に露光して写真画像を形成することで、焼付に
は、写真原稿の写真画像を焼付用写真感光材料上に投影
して露光する投影焼付や、写真原稿の写真画像を焼付用
写真感光材料上に走査露光する走査焼付などがある。投
影焼付には、写真原稿の写真画像を焼付用写真感光材料
上に結像投影して露光する狭義の投影焼付けや、写真原
稿と焼付用写真感光材料とを密着して露光する密着焼付
などがある。焼付用写真感光材料は、通常は印画紙が用
いられるが、写真フィルムや写真感光ガラス板などでも
よい。
【0017】原稿は、写真画像複写するための元の画像
または電子画像情報を記録する媒体のことで、原稿に
は、写真画像複写するための元の画像を写真の形で記録
する写真原稿や、写真画像複写するための元の画像を電
子画像情報として記録する電子原稿などがある。また、
写真原稿には、白黒写真原稿などの写真画像複写するた
めの元の画像をモノクローム写真の形で記録するモノク
ローム写真原稿や、写真画像複写するための元の画像を
カラー写真の形で記録するカラー写真原稿がある。ま
た、写真原稿には、現像済の写真フィルムなどの透明フ
ィルムやガラスなどの透明支持体上に写真画像が形成さ
れた透過原稿や、紙などの不透明支持体上に写真画像が
形成されたような反射原稿がある。カラー写真原稿とし
ては、透明フィルム支持体上に複数の均一な感光層が形
成されたカラー写真フィルムに、写真撮影により潜像が
形成された後、現像された現像済のカラー写真フィルム
が、好ましい。カラー写真原稿としては、現像済のハロ
ゲン化銀カラー写真感光フィルムだけではなく、現像済
のハロゲン化銀カラー写真感光ガラス乾板、昇華型熱転
写受像シートが昇華色素を受像してできたカラー写真フ
ィルムなどが挙げられる。また、原稿には、1つの駒の
原稿画像だけを記録するものもあるが、通常、複数の駒
の原稿画像を記録するものが多い。
【0018】レンズ手段は、光線束を発散または収束さ
せる手段であり、レンズ、凸面や凹面の鏡などが挙げら
れる。
【0019】表示手段としては、電子画像情報からCR
Tスクリーン上に制御可能なビームを照射しCRTスク
リーン上に画像を形成するCRTや液晶スクリーン上に
画像を形成する液晶モニタなどの画像表示モニタが好ま
しい例として挙げられる。
【0020】
【実施例】以下に本発明に関する具体例の一例を実施例
として示すが本発明はこれらに限定されない。また、実
施例には、断定的な表現があるが、本発明の好ましい具
体例を挙げているもので、本発明の技術的範囲を限定す
るものではない。
【0021】本実施例は、本発明の画像処理装置を含む
自動焼付装置の例である。図1は自動焼付装置Bの概略
構成図である。図1では、印画紙Pは左から右の方向に
搬送される。この実施例の自動焼付装置は、写真原稿で
あり透過原稿であるカラー写真画像を有する駒が複数個
ある現像済のハロゲン化銀カラー写真感光フィルム(以
下、単にカラーフィルムという)を用い、焼付用写真感
光材料としてハロゲン化銀カラー写真感光材料であるシ
ート状印画紙を用いるものである。
【0022】まず、図1の自動焼付装置Bの露光光路に
沿って説明する。自動焼付装置Bの露光光軸Axは鉛直で
ある。自動焼付装置Bのランプハウス10からの光源光
を、均質な面光源にする面光源化手段である拡散ボック
ス20を通して、写真原稿を保持する写真原稿保持手段で
あるネガキャリア30に保持されているカラーフィルムを
照明する。
【0023】ネガキャリア30の下側に、焼付レンズ手段
である絞り及びシャッター内蔵のズームレンズLがあ
る。このズームレンズLは、ネガマスク31上のカラーフ
ィルムの駒の像を、ペーパーマスクに規制されたシート
状印画紙に拡大して結像させるためのものである。ま
た、このズームレンズLは、制御部110からのズーム制
御信号に基づいて、ネガキャリア30上の駒の画像のシー
ト状印画紙への拡大率を変更可能にしている。また、ズ
ームレンズLは絞り及びシャッターを内蔵しており、制
御部110からの絞り制御信号に基づいて、絞りを調節
し、シャッタ作動制御信号に基づいて、シャッタの開閉
を行う。これにより、露光光軸Axが開閉され、露光時間
の制御を行う。このズームレンズLの結像面は平面であ
り、像面湾曲が小さく像面湾曲の影響が実質的に認めら
れないものである。
【0024】ズームレンズLの露光光路下側に、ズーム
レンズLの結像位置に印画紙Pを保持する印画紙保持手
段60がある。印画紙保持手段60には、ペーパーマスク6
2、吸引台61、印画紙搬送駆動ローラ対63、64、印画紙
吸着搬送ベルト65がある。印画紙吸着搬送ベルト65の光
源側に、ペーパーマスク62がある。ペーパーマスク62は
シート状印画紙に焼付けられる写真画像の画面範囲を直
接規制するためのものである。ペーパーマスク62は、制
御部110からのペーパーマスク制御信号により、画面範
囲を変更する。また、ペーパーマスク62の印画紙搬送方
向の両端には、シート状印画紙を搬送する搬送手段とし
て印画紙搬送駆動ローラ対63・64と光源側と反対側の印
画紙搬送駆動ローラ対63・64の下側ローラに掛け渡さ
れ、印画紙搬送駆動ローラ対63・64と同期して駆動され
る印画紙吸着搬送ベルト65がある。印画紙搬送駆動ロー
ラ対63・64と印画紙吸着搬送ベルト65は、制御部110か
らの印画紙搬送信号に基づいて、図示しない印画紙搬送
駆動モータで駆動されている。印画紙吸着搬送ベルト65
は吸引台61を通して減圧された状態によりシート状印画
紙を吸着させて搬送するだけでなく、吸引台61の光源側
の面が平面出しされているので、焼付時には減圧状態を
強くしてシート状印画紙と印画紙吸着搬送ベルト65と吸
引台61とが密着して、結像のピントを向上させる働きも
する。シート状印画紙は、露光後、印画紙搬送駆動ロー
ラ対63・64と印画紙吸着搬送ベルト65により、自動現像
機の方向に送られ、その後自動現像機で現像される。
【0025】ネガキャリア30の下側でズームレンズLの
上側には両面ミラー手段50がある。両面ミラー手段50
は、両面ミラー51を、ネガキャリア30とズームレンズL
との間の露光光路上に露光光軸Axに対して45°の角度で
配したり、露光光路外に退避させたりする。両面ミラー
51は、その一端に設けられた図示しない両面ミラー回転
駆動手段により回転する回転ピン52を介して、両面ミラ
ー保持軸57に保持されている。両面ミラー51の他端には
鉄板(強磁性体)が嵌められている。露光光路上に露光
光軸Axに対して45°の角度で配された状態において、
両面ミラー51の他端は、緩衝部材54と接している。この
緩衝部材54は電磁石である緩衝部材保持手段53により固
定保持されている。また、両面ミラー51を露光光路外に
退避した状態において、両面ミラー51の他端は回転ピン
52の真下より露光光路外に設けられた緩衝部材56と接し
ている。この緩衝部材56は電磁石である緩衝部材保持手
段55により固定保持されている。これら電磁石と両面ミ
ラー回転駆動手段は制御部110の制御に基づき、図示し
ないミラー制御手段により制御されている。
【0026】以下、両面ミラー51をネガキャリア30とズ
ームレンズLとの間の露光光路上に露光光軸Axに対して
45°の角度で配された状態での各手段の配置関係を説明
する。照明されているカラーフィルムの駒画像の両面ミ
ラー51からの反射光が届く場所である、両面ミラー51上
面の露光光軸Axとの交点からの水平位置に、写真画像撮
像手段70が設けられている。そして、撮像レンズ手段72
の光軸と、写真画像撮像手段70の撮像面(固体撮像素子
71の表面)の法線とが、写真原稿からの露光光軸Axの両
面ミラー51上面での反射光軸と一致している。また、両
面ミラー51下面の露光光軸Axとの交点からの水平位置で
あり、ネガキャリア30により保持されているカラーフィ
ルムと両面ミラー41下面の露光光軸Axとの交点との間の
距離だけ離れた位置に、再生用CRT80を設けている。
そして、再生用CRT80のCRTスクリーン82の法線
が、焼付用写真感光材料Pへの露光光軸Axの両面ミラー
51下面での反射光軸と一致している。
【0027】そして、両面ミラー手段50を作動させて、
両面ミラー51をネガキャリア30とズームレンズLとの間
の露光光路上に露光光軸Axに対して45°の角度で配さ
れた状態では、写真画像撮像手段70が、照明されている
カラーフィルムの駒の写真画像の両面ミラー51からの反
射光を撮像する。また、再生用CRT80のCRTスクリ
ーン82上に形成された写真画像の両面ミラー51からの反
射光を絞り及びシャッター内蔵のズームレンズLが、焼
付用写真感光材料である印画紙P上に結像させる。
【0028】また、両面ミラー手段50を作動させて、両
面ミラー51を露光光路外に退避した状態では、照明され
たカラーフィルムの駒の写真画像を、焼付レンズ手段で
ある絞りおよびシャッター内蔵のズームレンズLが、印
画紙Pは印画紙保持手段60により保持されている焼付用
写真感光材料である印画紙P上に結像させる。
【0029】次に、写真画像撮像手段70は、露光光軸に
挿入された状態の両面ミラー51の位置の水平方向の露光
光軸から離れた所にある。写真画像撮像手段70はその固
体撮像素子71上に結像させることにより、ネガキャリア
30に保持されているカラーフィルムの駒画像を撮像す
る。また、撮像レンズ手段72が、両面ミラー41と固体撮
像素子71を結ぶ直線の中間の、ネガマスク31上のカラー
フィルムの駒画像が固体撮像素子71上に結像する位置に
有る。カラーフィルムの駒画像を撮像する時は、両面ミ
ラー51が露光光軸に挿入される。すると、カラーフィル
ムを通過した光が両面ミラー51により反射され、撮像レ
ンズ手段72により、ネガマスク31に囲まれた駒画像を固
体撮像素子71に結像させる。固体撮像素子71の受像面
は、この両面ミラー51から固体撮像素子71までの撮像光
軸に対して垂直である。そして、この固体撮像素子71は
ネガマスク31に囲まれた駒画像を読み取り、画像信号を
出力する。
【0030】図2に写真画像撮像手段70の構造を示す。
写真画像撮像手段70の入射光側には撮像レンズ手段72が
ある。撮像レンズ手段72の入射光側には色光カットフィ
ルタ部がある。撮像用レンズ手段72の入射光側には、色
光カットフィルタ保持手段73が設けられている。
【0031】色光カットフィルタ部は、色光カットフィ
ルタ保持手段73と色光カットフィルタ保持手段73を回転
移動させる色光カットフィルタ保持手段回転駆動手段と
色光カットフィルタ保持手段73の回転位置を検出する色
光カットフィルタ保持手段回転位置検出手段とを有す
る。色光カットフィルタ保持手段73は円形であり、その
中心に回転の中心である中心軸78を有している。そし
て、色光カットフィルタ保持手段73には、色光カットフ
ィルタ保持手段73の中心軸78を中心とする同一円上に中
心がある4つの同一の大きさの色光カットフィルタや露
出決定用フィルタがある。色光カットフィルタ保持手段
73の円周端部に位置決め用のマークが設けられており、
このマークをマーク検出手段76により検知することによ
り、B,G,Rの色光カットフィルタや露出決定用フィ
ルタを位置決めする。色光カットフィルタ保持手段73の
中心軸78はギアが設けられている。色光カットフィルタ
保持手段回転駆動手段は、色光カットフィルタ保持手段
73の中心軸78のギアと噛むギア75と、ギア75を介して色
光カットフィルタ保持手段73を回転駆動させる駆動モー
タ74を有しており、これらにより色光カットフィルタ保
持手段73を回転移動させる。そして、制御部110の色光
カットフィルタ制御信号により、色光カットフィルタ保
持手段回転位置検出手段と色光カットフィルタ保持手段
回転駆動手段とで、適切な色光カットフィルタや露出決
定用フィルタが撮像用レンズ手段72の入射光側にセット
される。従って、色光カットフィルタ保持手段回転位置
検出手段と色光カットフィルタ保持手段回転駆動手段と
がフィルタ変更手段の役割を果たしている。赤外線また
は紫外線をカットし、固体撮像素子71のB:G:Rの3
原色で感度が違うことの調整の為に、露出決定用フィル
タを撮像光軸に挿入された時に露出制御を行っている。
【0032】また、固体撮像素子はMOS型撮像素子な
どでもよいが、CCDであることが安価、本発明の効果
などの点から好ましい。以下、電子シャッター機能を有
するIT−CCDまたはFIT−CCDが好ましいが、
例えば、露出条件などは、電子シャッターのシャッター
時間を変更しなくても、レンズの絞りを変更してもよい
わけで、これらは適宜変更して構わない。
【0033】写真画像撮像手段70は枠体に保持された撮
像手段枠体91により保持されている。固体撮像素子71は
円板形の固体撮像素子枠97に保持されている。そして、
固体撮像素子用電子基板79は固体撮像素子71の裏側に配
置されている。固体撮像素子用電子基板79は後述するよ
うにアナログの画像情報を伝達する配線によりA/D変
換部172と結ばれている。また、撮像制御部171と制御イ
ンターフェースにより結ばれている。円形の固体撮像素
子枠97の円周部を囲むように、内面黒色の金属製の遮光
筒96が設けられている。この遮光筒96と嵌め合わさるよ
うに遮光蓋95が設けられている。撮像手段保持板94は、
撮像レンズ手段72の固体撮像素子71側を光密に保持し、
円形の固体撮像素子枠97を柱を介して保持する。遮光筒
96と遮光蓋95と撮像手段保持板94とにより、撮像レンズ
手段72を介する光のみが固体撮像素子71に入射するよう
になっている。撮像手段枠体91は撮像手段保持板94を固
定的に保持している。また、色光カットフィルタ保持手
段73やギア75や駆動モータ74やマーク検出手段76などか
らなる色光カットフィルタ手段を保持する色光カットフ
ィルタ手段保持板92は、撮像手段枠体91に対して図に示
す方向に前後調整可能であり、前後調整した後にピン93
により固定的に保持される。
【0034】画素ずらしは複数の圧電素子99を介して固
体撮像素子枠97に設けられたBK7などの平行平板ガラ
ス板77により行われる。平行平板ガラス板77は固体撮像
素子71の撮像レンズ手段72側に設けられている。画素ず
らし制御部174により、平行平板ガラス板77を保持する
複数の圧電素子99の一部に適宜電圧を掛けることによ
り、圧電素子99の一部を膨張させ、平行平板ガラス板77
の傾きを微妙に変化させ、結像位置を微妙にずらしてい
る。
【0035】なお、画素ずらしは、圧電素子99を介して
設けられた平行平板ガラス板77により行われなくても、
機械的な手段により平行平板ガラス板77を微妙に傾けて
もよいし、圧電素子または機械的な手段により固体撮像
素子自体をずらしてもよい。
【0036】平行平板ガラス板77は、通常の平板ガラス
板よりも両表面の平面性が高く、平行性も高い平板ガラ
ス板である。ガラス材質は通常のものでもよいが、特
に、高屈折率低分散ガラスであると、色収差を防止で
き、高画質の画像が得られる。この場合、ガラス板の傾
斜精度を通常のガラス材質のものよりも精密に制御する
必要がある。
【0037】図3は画素ずらしを説明するための図であ
る。通常、固体撮像素子上にピントがきっちりと合った
場合、飛び飛びの領域の画像情報を撮像することにな
る。すなわち、通常、固体撮像素子は、個々の受光部
(フォトダイオード)が接するように設けることができ
ないので、図3(A)に示すように受光部(四角で囲ま
れた領域がそれぞれ受光部である。)を飛び飛びに配置
する。従って、図3(A)に示すように撮像する対象の
四角で囲まれた領域の画像情報を撮像することになる。
また、固体撮像素子は製造上の制約などから画素数の大
きなものはかなり高価なものになる。そこで、固体撮像
素子の画素数はそのままで解像度を高くし、固体撮像素
子特有の飛び飛びの領域の間の画像情報も撮像するため
に、結像位置を画素間隔よりも短い距離だけずらし撮像
する。これを画素ずらしと呼ぶ。
【0038】図3(B)は横方向に結像位置を微妙にず
らして撮像する例を示した図である。第一回目の撮像で
実線の四角で囲まれた領域A1を撮像し、第二回目の撮
像で二重線の四角で囲まれた領域A2を撮像し、第三回
目の撮像で点線の四角で囲まれた領域A3を撮像し、第
四回目の撮像で領域A4を撮像し、第五回目の撮像で領
域A5を撮像し、第六回目の撮像で領域A6を撮像す
る。図3(C)は縦方向に結像位置を微妙にずらして撮
像する例を示した図である。第一回目の撮像で実線の四
角で囲まれた領域A1を撮像し、第七回目の撮像で二重
線の四角で囲まれた領域A7を撮像する。第十三回目の
撮像で点線の四角で囲まれた領域A13を撮像する。第八
〜十二回目及び第十四〜十八回目の撮像は縦・横両方向
に結像位置を微妙にずらして撮像する。このようにし
て、固体撮像素子の固有の画素数の18倍の高画素数のす
なわち高解像度の撮像ができる。例えば、固体撮像素子
の固有の画素数が40万画素であると、720万画素の高解
像度の撮像ができる。
【0039】なお、上述の画素ずらしは、作業者が操作
部120を操作して画素ずらしによる結像位置のずらす量
を入力することにより、入力された指示に基づいて、制
御部110が、撮像制御部171を通して、撮像手段70の画素
ずらし制御部174と撮像特性補正画像処理手段175とを制
御することにより変更される。従って、画素ずらしを全
く行わない撮像も(この場合、40万画素だが撮像時間は
18分の1になる。)、上述の画素ずらしの間隔を3倍に
して、縦横それぞれ1/3倍の密度の撮像も(この場
合、80万画素だが撮像時間は9分の1になる)、上述の
画素ずらしの間隔を半分にして、縦横それぞれ倍の密度
の撮像も(この場合、撮像時間は4倍だが2840万画素の
高画質になる)行える。
【0040】図4は本実施例の主な制御の関係を示す図
である。●は制御インターフェースの接続部を示し、◎
はSCSIインターフェースの接続部を示す。自動焼付
装置B内にある写真画像撮像部170は、画像処理手段100
と制御インターフェース179を介して接続するための接
続部177と、画像処理手段100とSCSIインターフェー
ス141を介して接続するための接続部178と、を有する。
自動焼付装置B内にある画像処理手段100は、写真画像
撮像部170と制御インターフェース179を介して接続して
いる複数の写真画像撮像装置と接続可能な写真画像撮像
装置接続部104と、SCSIインターフェース141を介し
て接続している複数の写真画像撮像装置と接続可能な写
真画像撮像装置接続部105と、再生用CRT80と制御イ
ンターフェース89を介して接続するための接続部101
と、再生用CRT80とSCSIインターフェース142を
介して接続するための接続部172と、を有する。自動焼
付装置B内にある再生用CRT80は、画像処理手段100
と制御インターフェース89を介して接続している複数の
画像処理装置と接続可能な画像処理装置接続部87と、S
CSIインターフェース142を介して接続している複数
の画像処理装置と接続可能な画像処理装置接続部88と、
を有する。
【0041】画像処理手段100の中にある制御部110から
の制御信号は、写真画像撮像装置接続部104・制御イン
ターフェース179・写真画像撮像部170の接続部177を介
して、写真画像撮像部170の撮像制御部171に送られる。
また、制御部110からの制御信号は、接続部101・制御イ
ンターフェース89・再生用CRT80の接続部87を介し
て、再生用CRT80のCRT制御部84に送られる。ま
た、制御部110からの制御信号は、画像処理手段100の中
の制御インターフェースを介して、画像処理手段100の
中にある操作部120・操作表示部130・電子画像情報記録
手段兼電子画像情報読取手段150・画像処理部160・画像
メモリ180・画像表示モニタ190と、その他制御部に送ら
れる。そして、これらから、各制御インターフェースな
どを介して、各部、各手段の情報が制御部110に送られ
る。そして、写真画像撮像部170では、撮像制御部171
が、写真画像撮像部170内の制御インターフェースを介
して、画素ずらし制御部174、写真画像撮像手段70、A
/D変換部172、画像転送メモリ173を制御し、また、こ
れらから各部、各手段の情報が撮像制御部171に送られ
る。
【0042】写真画像撮像部170には、撮像制御部171と
画素ずらし制御部174と写真画像撮像手段70とA/D変
換部172と画像転送メモリ173と撮像特性補正画像処理手
段175と撮像画像記憶手段176が有り、撮像制御部171
が、写真画像撮像部170内の制御インターフェースを介
して、画素ずらし制御部174と写真画像撮像手段70とA
/D変換部172と画像転送メモリ173と撮像特性補正画像
処理手段175と撮像画像記憶手段176とを制御し、また、
これらから各部、各手段の情報が撮像制御部171に送ら
れる。
【0043】撮像画像記憶手段176は、メモリ容量が2
駒分の撮影された写真フィルムの電子画像情報であるデ
ジタル撮像画像信号を記憶することができる。撮像画像
記憶手段176の機能としては、画素ずらしにより、逐次
撮像され、画像転送メモリ173に一旦記憶され順次送ら
れたデジタル撮像画像信号を、順次記憶し、1駒分のデ
ジタル撮像画像信号を記憶する機能と、撮像特性補正画
像処理手段175で写真画像撮像手段の撮像特性の補正を
行われたデジタル撮像画像信号の1駒分を一旦記憶する
機能とがある。
【0044】撮像特性補正画像処理手段175は、画像転
送メモリ173から順次送られ撮像画像記憶手段176に一旦
記憶されたデジタル撮像画像信号に前記写真画像撮像手
段70の撮像特性の補正を行う。
【0045】本発明における記憶メモリである画像メモ
リ180は、シリコンディスクのようにメモリ容量が充分
にあり、少なくとも所定量(例えば40駒分)以上の電子
画像情報を記憶することができる。画像メモリ180の機
能としては、写真画像撮像手段70や写真画像撮像装置30
0から送られた写真画像撮像手段70や写真画像撮像装置3
00の撮像特性の補正を行われたデジタル撮像画像信号を
カラーフィルムの複数の画像駒分を記憶する機能と、電
子画像情報記録手段150にセットされたミニ磁気ディス
ク151から読み取った電子画像情報を記憶する機能と、
画像処理部160により画像処理または合成された電子画
像情報を記憶する機能と、画像処理部160で生成された
画像表示モニタ190用の電子画像情報である表示電子画
像情報を記憶する機能と、がある。なお、作業者が選択
した画像処理の内容によって、画像合成などのメモリ容
量が大量に必要な場合は、画像表示モニタ190内のスイ
ッチャーをOFFにすることにより、画像表示モニタ19
0には画像表示せず、画像表示モニタ190に入力される表
示電子画像情報の分のメモリも画像処理に用いる。
【0046】電子画像情報記録手段兼電子画像情報読取
手段150は、ミニ磁気ディスク151に電子画像情報を記録
させ、また、ミニ磁気ディスク151から電子画像情報を
読み取るものである。このミニ磁気ディスク151は、可
搬画像記憶媒体で、1000駒以上の画像を記憶する能力が
ある。電子画像情報記録手段兼電子画像情報読取手段15
0の機能として、写真画像撮像手段の撮像特性の補正を
行われたデジタル撮像画像信号をカラーフィルムの複数
の画像駒分をセットされたミニ磁気ディスク151に記録
させる機能と、セットされたミニ磁気ディスク151から
電子画像情報を読み取る機能と、画像処理部160により
画像処理または合成された電子画像情報をセットされた
ミニ磁気ディスク151に記録させる機能とがある。特
に、画像メモリ180に記憶される電子画像情報のバック
アップや画像メモリ180に記憶できない量の電子画像情
報を記憶するために用いられることが好ましい。
【0047】制御部110は、画像メモリ180に記憶された
電子画像情報と、電子画像情報読取手段150により読み
取られた、ミニ磁気ディスク151に記録された電子画像
情報と、を作業者の操作部120からの入力に基づいて選
択する。
【0048】画像処理部160は、画像メモリ180に記憶さ
れている撮像特性補正画像処理手段175による撮像特性
の補正が済んだ電子画像情報または電子画像情報読取手
段150にセットされたミニ磁気ディスク151から読み取っ
た電子画像情報の幾つかの電子画像情報を合成する画像
処理を行う機能と、画像メモリ180に記憶されている撮
像特性補正画像処理手段175により撮像特性の補正が済
んだ電子画像情報または電子画像情報読取手段150にセ
ットされたミニ磁気ディスク151から読み取った電子画
像情報を画像処理する機能と、記憶メモリに記憶されて
いる画像情報から画像表示モニタ190用の電子画像情報
である表示電子画像情報を生成する画像処理を行う表示
画像情報生成手段としての機能と、記憶メモリに記憶さ
れている電子画像情報を縦横整数倍(縦横各2倍以上)
の拡大処理すると同時に再生手段である再生用CRT80
の再生特性の補正を行う再生画像情報生成手段としての
機能を有し、作業者の操作部120を操作して入力された
指示に基づいて、機能を選択して実行する。
【0049】画像表示モニタ190は、入力部と、入力部
に続くスイッチャーと、スイッチャーに続くD/A変換
器と、D/A変換器に続くCRT本体とがある。制御部
110からの制御信号に基づいて、画像メモリ180の画像表
示モニタの表示電子画像情報の分のメモリも画像処理に
用いる場合は、スイッチャーが表示電子画像情報の入力
を切断する。これにより、画像処理中の醜い画像が表示
されることがない。そうでない場合は、スイッチャーを
素通りした画像メモリ180からの表示電子画像情報はD
/A変換器でD/A変換され、D/A変換された画像情
報をCRTまたは液晶画面にて表示する。
【0050】再生用CRT80には、CRT制御部84とD
/A変換部83と再生用CRT本体81と再生用記憶メモリ
86が有り、再生用CRT80内の制御インターフェースを
介して、CRT制御部84が、D/A変換部83と再生用C
RT本体81と再生用記憶メモリ86とを制御する。また、
これらから各部、各手段の情報がCRT制御部84に送ら
れる。再生用記憶メモリ86は、再生手段である再生用C
RT80への再生電子画像情報を1駒分記憶する機能を有
し、再生用CRTのビームの走査に応じて画像信号を順
次D/A変換部83に送信する。
【0051】次に、画像信号の流れを説明する。写真画
像撮像手段70からA/D変換部172に撮像画像信号が送
られる。撮像画像信号はA/D変換部172でデジタル撮
像画像信号に変換され画像転送メモリ173に送られ、一
旦記憶される。そして、画像転送メモリ173から画素ず
らしの1回の撮影毎に撮像画像記憶手段176に順次送ら
れる。デジタル撮像画像信号は撮像画像記憶手段176に
一旦記憶される。撮像画像記憶手段176に新たに1駒分
のデジタル撮像画像信号を記憶されると、新たな1駒分
のデジタル撮像画像信号は撮像特性補正画像処理手段17
5で写真画像撮像手段の撮像特性の補正を行い撮像画像
記憶手段176に記憶する。
【0052】そして、制御部110からの転送制御信号に
基づき、撮像画像記憶手段176に記憶された電子画像情
報が画像メモリ180に転送され記憶される。また、電子
画像情報記録手段150に送られ、可搬画像記録媒体であ
るミニ磁気ディスク151に記録される。また、作業者が
操作部120を操作して入力された指示に基づいて、制御
部110が、適宜選択して、画像メモリ180から画像処理部
160により撮像特性の補正をされた電子画像情報を読み
取らせ、また、電子画像情報読取手段150に、作業者が
セットした再生または合成して再生する電子画像情報を
記録したミニ磁気ディスク151に記録された電子画像情
報を読み取らせて、画像処理部160に送らせる。画像処
理部160は、制御部110からの指示に従い、画像処理した
り、読み取られた両方の電子画像情報を合成する画像処
理を行ったりして、画像メモリ180に記憶させる。ま
た、作業者が操作部120を操作して入力された指示に基
づいて、制御部110が、画像メモリ180に電子画像情報を
読み出させ、画像表示モニタ190に送られ、画像表示モ
ニタ190に画像が表示される。
【0053】そして、画像メモリ180に再生用CRT80
により再生すべき電子画像情報が所定量(例えば40駒)
以上蓄積され、再生用CRT80により再生できるタイミ
ングになると、制御部110からの転送制御信号に基づ
き、画像メモリ180から再生すべき電子画像情報が読み
出され、画像処理部160に転送される。転送された電子
画像情報は画像処理部160で順次、縦横整数倍の拡大画
像処理と同時に再生用CRT80の再生特性の補正が行わ
れ、再生電子画像情報としてデータバス140・SCSI
インターフェース142・データバス146を介して、再生用
記憶メモリ86に送られる。そして、再生用記憶メモリ86
からD/A変換部83に順次送られる。D/A変換部83で
D/A変換されたCRT画像信号が再生用CRT本体81
に送られる。再生用CRT本体81はCRTスクリーン82
上に画像を形成して、再生が行われる。
【0054】また、作業者が操作部120を操作して画素
ずらしによる結像位置をずらす量や、撮像露出条件を一
旦決定したら後はその撮像露出条件を用い続ける第一制
御モードか撮像露出条件を画素ずらしを行う度に行う第
二制御モードかを入力することができる。そして、入力
された指示に基づいて、制御部110が、撮像制御部171を
通して、撮像手段70を制御する。
【0055】図5は、制御フローの一例である。S01で
スタートする。S02で電源がONされる。S03で装置が
初期化される。また、ここで、画素ずらしによる結像位
置のずらす量や撮像露出条件を画素ずらしを行う度に行
うか否かを作業者が操作部120を操作して入力する。そ
して、作業者が操作部120を操作して入力した結果を制
御部110に設定する。S04でカラーフィルムがネガキャ
リア30にセットされているか検出する。もし、ネガキャ
リア30にセットされていなければその状態を維持する。
もし、ネガキャリア30にセットされていれば、S05に進
み、光源11をスタンバイさせる。実際には発光しない程
度の電圧を掛けておく。また、両面ミラー41を露光光路
上に挿入させる。S06で、露光用光源が定常的な温度に
なり、印画紙搬送手段による振動が収まるのに必要な所
定時間が経過したか判断する。未だ経過していなければ
その状態を維持する。もし、必要な所定時間が経過して
いたらS07に進む。
【0056】S07で、制御部110は、カラーフィルム駆
動ローラ33,34用モータを駆動させる。これにより、カ
ラーフィルムを順方向に次の画像駒を検知するまで搬送
する。S08で、露光用光源11を点灯させる。
【0057】S09で、ネガキャリア30にセットされてい
るカラーフィルムの駒画像を前述の画素ずらしをしなが
ら、写真画像撮像手段70の固体撮像素子71で写真原稿の
写真画像のR、G、Bの3原色の撮像し、撮像した画像
をA/D変換部172でデジタル画像変換し、画像転送メ
モリ173に記憶させ、画像転送メモリ173に記憶されたデ
ジタル画像信号は写真画像撮像部170内のデータバスを
通して撮像画像記憶手段176に記憶させる。そして、画
素ずらしが終了したら次のS10に進む。
【0058】S10で、撮像画像記憶手段176に記憶され
ているデジタル画像信号を読み出し、データバス145を
通して、撮像特性補正画像処理手段175に転送する。撮
像特性補正画像処理手段175は転送されたデジタル画像
信号に写真画像撮像手段70の撮像特性の補正を行う。写
真画像撮像手段70の撮像特性の補正を行われたデジタル
画像信号を、データバス145を通して、撮像画像記憶手
段176に送り、記憶させる。そして、撮像画像記憶手段1
76に記憶されている写真画像撮像手段70の撮像特性の補
正を行われたデジタル画像信号をSCSIインターフェ
ース141を通して画像メモリ180に転送して記憶させる。
S11で、画像メモリ180に記憶された写真画像撮像手段7
0の撮像特性の補正を行った電子画像情報を読み出し、
データバス140を通して、電子画像情報記録手段150に送
り、可搬画像記録媒体であるミニ磁気ディスク151に記
録させる。S12で、ネガキャリア30にセットされている
カラーフィルムの駒画像の撮像が全て終了したかどうか
判断する。終了していなければ、S07に進む。終了して
いればS13に進む。このようにして、カラーフィルムの
複数の駒画像を1駒づつ順次撮像し、記憶させる。
【0059】S13で作業者は、各駒の画像を判定した
り、修正したり、画像合成したり、別の画像の表示を指
示するために、操作表示部130の表示を見ながら、操作
部120を操作して指示を入力する。そして、その指示の
内容に従って、制御部110は、画像メモリ180から電子画
像情報を読み出すことと、電子画像情報記録手段150に
セットされているミニ磁気ディスク151に記録されてい
る電子画像情報を読み出すこととを選択して、画像メモ
リ180から電子画像情報を読み出したり、電子画像情報
記録手段150にセットされているミニ磁気ディスク151に
記録されている電子画像情報を読み出したりする。そし
て、読み出された電子画像情報から、画像処理部160
で、画像の修正や合成などの画像処理を行い、または、
そのまま、再生すべき電子画像情報として、画像メモリ
180に記憶させる。そして、S14で画像処理した結果や
指示された画像の表示を行う。S15で、画像の修正や合
成が終了したか否か判定する。終了していなければ、S
13に戻る。
【0060】終了したら、S16に進む。S16で、印画紙
を焼付位置に搬送する。S17で、自動焼付装置Bによ
り、プリンタ出力として、焼付または再生を行う。S18
で焼付と再生が終了したか判断する。焼付と再生が終了
していなければ、S16に進む。焼付と再生が終了すれ
ば、S04に進む。ここで、焼付は、出力される画像の内
容に従って、制御部110が、両面ミラーを露光光路から
退避した状態で、順次1駒づつ、印画紙を焼付位置に搬
送し、カラーフィルムを逆方向に搬送して(S16)、カ
ラーフィルムの駒画像に照明して印画紙に焼付けを行う
(S17)ことを連続的に繰り返す。また、再生は、再生
すべき電子画像情報が所定量(例えば40駒)以上画像メ
モリ180に蓄積され、焼付中やトラブル中などではない
再生できる状況になると、両面ミラーを露光光路に挿入
した状態にし、印画紙を焼付位置に搬送し(S16)、制
御部110からの転送制御信号に基づき、画像メモリ180か
ら再生すべき電子画像情報が読み出され、画像処理部16
0に送られ、画像処理部で縦横整数倍の拡大処理と再生
手段の特性の補正を行い、再生電子画像情報として順
次、再生画像1画面毎に、画像処理手段の接続部102を
通って、再生用記憶メモリ86に転送され記憶される。再
生用記憶メモリ86に記憶された再生電子画像情報がD/
A変換され、再生用CRT本体81で再生を行う(S17)
ことを連続的に繰り返す。このようにして、フィルムの
焼付けるべき全ての画像の焼付と再生すべき電子画像情
報の再生を行う。この際、制御部110は、シート状印画
紙に露光するように、各部を制御する。
【0061】
【発明の効果】
〔項1〜3〕記憶メモリが表示画像情報生成手段により
生成した表示画像情報を記憶するので、メモリの使用量
を少なくできる。
【0062】〔項4、5〕再生画像情報生成手段により
生成した再生画像情報を記憶しないので、メモリの使用
量を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の本発明の画像処理装置を含む自動焼付
装置の概略構成図。
【図2】実施例の写真画像撮像手段70の構造を示す構成
図。
【図3】画素ずらしの説明図。
【図4】実施例の自動焼付装置内の制御・電子画像情報
伝達経路図。
【図5】実施例の制御フロー図。
【符号の説明】
Ax 露光光軸 L 絞り及びシャッター内蔵ズームレンズ 10 ランプハウス 20 拡散ボックス 30 ネガキャリア 50 両面ミラー手段 51 両面ミラー 60 印画紙保持手段 61 吸引台 62 ペーパーマスク 63 印画紙搬送駆動ローラ対 64 印画紙搬送駆動ローラ対 65 印画紙吸着搬送ベルト 70 写真画像撮像手段 71 固体撮像素子 72 撮像レンズ手段 73 色光カットフィルタ保持手段 74 駆動モータ 75 ギア 76 マーク検出手段 77 平行平板ガラス板 78 中心軸 79 固体撮像素子用電子基板 80 再生用CRT 81 再生用CRT本体 83 D/A変換部 84 CRT制御部 86 再生用記憶メモリ 89,179 制御インターフェース 110 制御部 120 操作部 130 操作表示部 140,145,146 データバス 141,142 SCSIインターフェース 150 電子画像情報記録手段兼電子画像情報読取手段 151 ミニ磁気ディスク(可搬記録媒体) 160 画像処理部 170 写真画像撮像部 171 撮像制御部 172 A/D変換部 173 画像転送メモリ 174 画素ずらし制御部 175 撮像特性補正画像処理手段 176 撮像画像記憶手段 180 画像メモリ 190 画像表示モニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 皆木 隆志 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 長谷川 裕士 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真画像の電子画像情報の入力部と、 前記入力部から入力された電子画像情報を記憶する記憶
    メモリと、 表示手段と、 前記電子画像情報から、前記表示手段に入力される表示
    電子画像情報を生成する表示画像情報生成手段と、を有
    し、 前記記憶メモリが前記表示画像情報生成手段により生成
    した表示電子画像情報を記憶することを特徴とする画像
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記写真画像が、画素ずらし方式により
    撮像する写真画像撮像手段により出力された電子画像情
    報であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記入力部から入力された電子
    画像情報または前記記憶メモリに記憶されている電子画
    像情報を画像処理する画像処理部を有し、前記記憶メモ
    リが前記画像処理部により処理された電子画像情報も記
    憶することを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 写真画像の電子画像情報を画像処理する
    画像処理部と、 前記画像処理部により処理された電子画像情報を記憶す
    る記憶メモリと、 再生手段に接続する再生手段接続部と、 前記再生手段に出力する再生電子画像情報を生成する再
    生画像情報生成手段と、を有し、 前記再生画像情報生成手段により生成した再生電子画像
    情報を記憶せずに順次、前記再生手段接続部から前記再
    生手段に送信することを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記再生画像情報生成手段が、元の電子
    画像情報の縦横整数倍拡大して再生電子画像情報を生成
    することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
JP6324895A 1994-12-26 1994-12-27 画像処理装置 Pending JPH08181833A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6324895A JPH08181833A (ja) 1994-12-27 1994-12-27 画像処理装置
US08/575,896 US5712700A (en) 1994-12-26 1995-12-20 Imaging apparatus including a pixel shifting means

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6324895A JPH08181833A (ja) 1994-12-27 1994-12-27 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08181833A true JPH08181833A (ja) 1996-07-12

Family

ID=18170831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6324895A Pending JPH08181833A (ja) 1994-12-26 1994-12-27 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08181833A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106276341A (zh) * 2016-08-15 2017-01-04 刘刚 手机入网标签自动送料扫描装置及其控制方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106276341A (zh) * 2016-08-15 2017-01-04 刘刚 手机入网标签自动送料扫描装置及其控制方法
CN106276341B (zh) * 2016-08-15 2023-12-29 深圳市强瑞精密技术股份有限公司 手机入网标签自动送料扫描装置及其控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3685421B2 (ja) 画像処理装置
JPS60144082A (ja) 写真画像の記録方法及び装置
JPH08139857A (ja) 画像記録読取装置
US5739849A (en) Electro-developing recording medium upon which an image is sensed
JP2000147677A (ja) ディジタル画像の視覚的再構成あるいは捕捉に関するディジタル画像伝送方法及びこの方法を実行する装置
US5712700A (en) Imaging apparatus including a pixel shifting means
US5953549A (en) Device for controlling image signal recording operation
JPH08181833A (ja) 画像処理装置
JP2002359776A (ja) 画像読取装置
JP3289171B2 (ja) 写真焼付装置及び画像処理装置
JP2001069324A (ja) 画像読取装置
JPH08182007A (ja) 写真原稿撮像装置
JPH08146527A (ja) 写真焼付装置および写真画像複写機
JPH08179431A (ja) 写真画像再生装置
JP3764526B2 (ja) デジタルプリント方法および装置
JP2000338608A (ja) 画像処理装置
JPH11195047A (ja) 画像処理装置
JP4264070B2 (ja) 画像形成方法および画像形成装置
JP3712489B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP3670458B2 (ja) 画像読取装置
JP3288907B2 (ja) 画像記録装置
JPS63123265A (ja) 画像読取装置
JPH11170609A (ja) 画像記録装置
JPH0514655A (ja) 画像記録装置
JPH04329758A (ja) 画像記録装置