JPH08181632A - データキャリアシステム並びに該システムの応答器及び質問器 - Google Patents

データキャリアシステム並びに該システムの応答器及び質問器

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JPH08181632A
JPH08181632A JP32016094A JP32016094A JPH08181632A JP H08181632 A JPH08181632 A JP H08181632A JP 32016094 A JP32016094 A JP 32016094A JP 32016094 A JP32016094 A JP 32016094A JP H08181632 A JPH08181632 A JP H08181632A
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modulation
signal
data
carrier
modulator
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JP32016094A
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Yasuhiro Ishizaki
泰寛 石崎
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路構成、電源の小型化を図ることにより、
データキャリアシステムの小型化、薄型化、高速伝送化
を実現する。 【構成】 質問器2a内の主制御部44から発振された
データ読み出し用の読み出しクロックを電圧制御発振器
53によりFSK変調し、第1の変調信号を生成し、そ
の第1の変調信号を副搬送波発振器55により発振され
た搬送波によりASK変調器54によりASK変調して
第2の変調信号を生成し、送信アンテナ31を介して応
答器1aに送信する。応答器1a側では、受信した第2
の変調信号から、読み出しクロック及び搬送波を再生す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、データキャリアシス
テム並びに該システムの質問器並びに応答器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図10は、例えば日刊工業新聞社出版の
「データキャリア技術と応用」に記載されている電磁誘
導方式データキャリアシステムの構成図であり、例え
ば、応答器へのデータ書き込みはASK変調方式、応答
器のデータ読み込みはFSK変調方式を採用している。
図において、1は例えば無線定期券システムにおける定
期券に相当し移動体に取り付けられる応答器(タグ)、
2は固定的に配置され、例えば無線定期券システムの質
問器に相当し、応答器1の記録内容の読み出し/書き換
えをする質問器(主装置)であり、無線通信により信号
の送受信をするためのアンテナ3及びコントローラ4か
ら構成されている。
【0003】次に、応答器1内部の回路構成について説
明するが、まず、アンテナ3からの無線信号(質問信
号)の受信側の回路構成について説明する。11はアン
テナ3からの無線信号(質問信号)を受信するための受
信アンテナ、12は受信アンテナ11により受信した無
線信号(質問信号)をASK復調するASK復調器、1
3はデータインタフェース調整を行い、シリアルデータ
をパラレルデータに変換するSP変換部を備えたSP/
PS変換器、14はクロック発振器15からの読み出し
クロックを基準クロックとして復調データを記憶するデ
ータメモリ16とのデータ読み書き制御を行う主制御部
である。次に、応答器1内部のアンテナ3への送信側の
回路構成について説明する。13は上述したSP/PS
変換器であり、主制御部14の制御によりデータメモリ
15に記憶されているパラレルデータをシリアルデータ
に変換するPS変換部の機能をも備えている。17はS
P/PS変換器13からのパラレル変換されたASK復
調データを、発振機18からの搬送波によりFSK変調
を行うFSK変調器、19はFSK変調器17によりF
SK変調された無線信号(応答信号)をアンテナ3に対
して送信する送信アンテナである。また応答器1は、回
路を駆動させるための電力を供給するバッテリ20をも
含んでいる。
【0004】次に、質問器2を構成するアンテナ3及び
コントローラ4の構成について説明する。まず、アンテ
ナ3の構成について説明する。アンテナ3には、一般的
に広い指向特性を有しているループアンテナを用いてお
り、質問器2からの無線信号(質問信号)を応答器1内
部の受信アンテナ11に対して送信する送信アンテナ3
1、及び応答器1からの無線信号(応答信号)を受信す
る受信アンテナ32で構成されている。
【0005】次に、コントローラ4の回路構成について
説明する。41は受信アンテナ32に接続され、応答器
1から入力された無線信号(応答信号)を増幅させる増
幅器、42は増幅器41により増幅された無線信号(応
答信号)のFSK復調を行うFSK復調器、43はシリ
アルデータをパラレルデータに変換するSP変換部を備
えたPS/SP変換器であり、同様にパラレルデータを
シリアルデータに変換するPS変換部をも備えている。
ここで、主制御部44は、一般的にマイクロプロセッサ
により構成され、データを記憶するRAM45及びイン
タフェース制御部46を介してのホストコンピュータ
(図示せず)とのデータ交換を行っている。47はPS
/SP変換器43からのデータを搬送波発振器48から
の搬送波信号を用いて変調するASK変調器、49はA
SK変調器47により変調されたASK変調波信号を増
幅させる増幅器、50はコントローラ4のための電源ユ
ニット、51は例えば複数台のコントローラ4を設けた
場合において、それぞれに対して入力される制御信号に
基づきコントローラ4の回路動作を制御する信号制御部
である。
【0006】次に従来のデータキャリアシステムの動作
について説明する。まず、質問器2が応答器1内部のデ
ータメモリ16の内容を書き換える場合の動作について
図11のASK変調動作を表わす信号波形図を用いて説
明する。インタフェース制御部46は、ホストコンピュ
ータから、応答器1のデータメモリ16を書き換えるた
めの書き換えデータ(シリアルデータ)を受信し、主制
御部44に送信する。この書き換えデータを主制御部4
4が受信すると、データバッファであるRAM45の指
定された領域に書き換えデータを格納し、予め定められ
た無線通信データフォーマットに従い、PS/SP変換
器43のPS変換部により無線通信データフォーマット
に従ったシリアルのデータに変換してからASK変調器
47に送信する。ASK変調器47では、送信されてき
たデータ信号(図11(a)で示される信号)に基づい
て、搬送波発振器48からの第1の搬送波信号fcをO
N/OFFさせ、ASK変調信号(図11(b)で示さ
れる信号)を生成し、増幅器49により指定送信電力に
増幅してから送信アンテナ31に送り、送信アンテナ3
1により無線信号(質問信号)であるASK変調電波と
して放射される。
【0007】アンテナ3の磁界の変化により、応答器1
側の受信アンテナ11に信号が誘起(ASK変調電波を
応答器1の受信アンテナ11が受信)されると、応答器
1内部のASK復調器12が包絡線検波を行い、ASK
復調信号(図11(c)で示される信号)を得て、コン
パレータ(図示せず)等により波形整形を行った信号
(図11(d)で示される信号)に基づいて復調データ
信号(図11(e)で示される信号)を再生する。復調
データ信号(図11(e)で示される信号)は、SP/
PS変換器13のSP変換部により、パラレルデータに
変換された後に、クロック発振器15からの書き込みク
ロック信号に基づいて主制御部14によりデータメモリ
16の指定領域に書き込まれる。
【0008】次に、応答器1内部に記憶されているデー
タを質問器2が読み込む動作について図12のFSK変
調動作を表わす信号波形図を用いて説明する。応答器1
は、消費電力を減らす目的から、通信を行なっていない
時はパワーセーブ状態にしており、上述した書き換えデ
ータの書き換え動作の時と同様に、質問器2からの読み
出しを指令する送信電波を受信してから、バッテリ20
を動作させ、回路を起動する。起動後は、通信状態に入
り、質問器2の指令に従い、読み出し動作を開始する。
主制御部14は、クロック発振器15の読み出しクロッ
クにしたがって、データメモリ16から指定領域の記録
データを読み出し、データをSP/PS変換器13で、
予め定められた無線通信データフォーマットに従ったデ
ータ信号(図12(a)で示される信号)に変換し、搬
送波発振器18により生成され、送信されてくる第2の
搬送波信号を用いて、FSK変調器17でFSK変調信
号(図12(b)で示される信号)に変調する。このF
SK変調器17により変調されたFSK変調信号は、指
定送信電力に増幅されて送信アンテナ19に送られ、送
信アンテナ19によりFSK変調電波として放射され
る。
【0009】放射されたFSK変調電波は、質問器2の
受信アンテナ32で受信されると、増幅器41で振幅制
限に十分なレベルまで増幅され、FSK復調器42で周
波数検波され、FSK復調信号(図12(c)で示され
る信号)に復調された後に、コンパレータ等により図3
(d)で示される信号に波形整形され、さらに復調デー
タ信号(図12(e)で示される信号)に再生される。
復調データ信号は、PS/SP変換器43によりパラレ
ル信号に変換され、RAM45に記憶され、その記憶さ
れた読み出しデータが主制御部44により、抜き出さ
れ、インタフェース制御部46を介してホストコンピュ
ータに送られる。
【0010】また、上述した従来例では、応答器1内部
に読み出し用のクロックを発生するクロック発振器15
及びデータを送信するための搬送波を生成する搬送波発
振器18を備えていたが、例えば、特開昭58−151
722号公報、特開昭58−154080号公報及び特
開昭58−154081号公報に示されたデータキャリ
アシステムでは、応答器1が質問器2に対してデータを
送信する際の搬送波及びクロックを外部(質問器2)か
ら電磁的に供給される例を示している。特開昭58−1
51722号公報、特開昭57−34861号公報、特
開昭57−154080号公報に示された例では、高周
波電磁界や超音波のような振動エネルギーの場よりエネ
ルギーを受波して交流電力を得た後に、その交流電力を
整流回路により直流電力に整流し、駆動電力として回路
に与え、また、前記振動エネルギーの交流成分はそのま
まの周波数で直接に(点線の接続)、あるいは周波数変
換回路で分周や逓倍してクロック信号や搬送波を与えて
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のデ
ータキャリアシステムでは、搬送波信号、クロック信号
を生成するために搬送波信号を生成する高周波発振回
路、クロックを生成するクロック発振回路が必要とされ
ており、回路規模が大きくなってしまい、小型の応答器
を制作できない問題点があった。特に、高周波発振回路
は消費電力が大きいため、応答器の回路に電源を供給す
るためのバッテリを大きくしなければならず、これが小
形化への大きな妨げとなっていた。単に、応答器の小型
化を目指し、バッテリを小さくしたのでは、その分発振
回路の消費電流が下がるために搬送周波数を上げること
ができず、データ伝送速度が高められない。また、発振
回路の消費電流を下げるため、搬送波周波数を上げられ
ず、データ伝送速度が高められない等の問題もあった。
また、例えば、特開昭58−151722号公報に示さ
れるものの場合には、無変調である一つの交流成分から
分周、逓倍を行い生成しなければならないため、交流成
分から分周、逓倍を行うための新たな回路が必要とな
り、その分周、逓倍を行うための回路規模が大きくなっ
てしまう問題点があった。さらに、搬送波周波数を交流
成分から得る場合に、細かい周波数設定ができない等の
問題点があった。
【0012】この発明は、上述のような課題を解消する
ためになされたもので、第1の目的は、回路規模が小さ
いデータキャリアシステムを得るものである。また、第
2の目的は、より簡単な構成により回路規模が小さいデ
ータキャリアシステムを得るものである。さらに、第3
の目的は、上記目的に加え、変調と復調のための装置を
共通化しさらに小型となるデータキャリアシステムを得
るものである。さらにまた、第4の目的は、回路の信頼
性が向上するデータキャリアシステムを得るものであ
る。また、第5の目的は、搬送波周波数の細かい設定が
可能となり、搬送波の周波数を上げるように回路構成を
行い、データ伝送速度が高速になるデータキャリアシス
テムを得ることである。また、第6の目的は、再生され
た搬送波及び読み出しクロックの周波数が干渉し合わな
いデータキャリアシステムを得ることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデータキ
ャリアシステムは、質問器と応答器とを有し、上記質問
器は、応答器からの送信データを上記応答器内のメモリ
から読み出すための読み出しクロックを発生させるクロ
ック発振器、このクロック発振器からの読み出しクロッ
クに対して第1の変調をかけ、第1の変調信号を発生さ
せる第1の変調器、上記応答器内のメモリから読み出さ
れた応答器からの送信データの送信に用いるための搬送
波を発生させる搬送波発振器、この搬送波発振器からの
搬送波を用いて、上記第1の変調信号に上記第1の変調
とは異なる第2の変調をかけ、第2の変調信号を発生さ
せる第2の変調器、この第2の変調器より生成された第
2の変調信号を送信する送信アンテナ、を備え、上記応
答器は、上記質問器の送信アンテナより送信された第2
の変調信号を受信する受信アンテナ、この受信アンテナ
により受信された上記第2の変調信号に対して第1の変
調に対する第1の復調をかけ、読み出しクロックを再生
する第1の復調器、上記第2の変調信号に対して第2の
変調に対する第2の復調をかけ、送信に用いる上記搬送
波を再生する第2の復調器、上記第1の復調器により再
生された読み出しクロックに基づき、上記メモリから読
み出された送信データに対して、上記第2の復調器によ
り再生された搬送波を用いて上記質問器に送信するため
に変調をかけ、第3の変調信号を発生させる第3の変調
器、この第3の変調器により生成された第3の変調信号
を送信する送信アンテナ、を備えたものである。
【0014】また、第1の変調器及び第1の復調器の変
復調方式を振幅一定において変復調を行う定振幅変復調
方式とし、第2の変調器及び第2の復調器の変復調方式
を振幅変復調方式としたものである。
【0015】また、第1の変調器及び第1の復調器の変
復調方式を、質問器から応答器に対して行うデータ伝送
のための変復調方式と同一にしたものである。
【0016】さらに、質問器と応答器とを有し、上記質
問器は、応答器からの送信データを上記応答器内のメモ
リから読み出すための読み出しクロックを発生させるク
ロック発振器、上記応答器内のメモリから読み出された
上記応答器からの送信データの送信に用いるための搬送
波を発生させる搬送波発振器、この搬送波発振器から生
成された搬送波により上記読み出しクロックをPWM変
調し、PWM変調信号を生成するPWM変調器、このP
WM変調器により生成されたPWM変調信号をASK変
調し、PWM−ASK変調信号を生成するASK変調
器、このASK変調器より生成されたPWM−ASK変
調信号を送信する送信アンテナ、を備え、上記応答器
は、上記質問器の送信アンテナにより送信されたPWM
−ASK変調信号を受信する受信アンテナ、この受信ア
ンテナにより受信された上記PWM−ASK変調信号に
対してASK復調をかけ、ASK復調信号を生成すると
共に、送信に用いる上記搬送波を再生するASK復調
器、このASK復調器により再生されたASK復調信号
から、上記読み出しクロックを再生するPWM復調器、
このPWM復調器により再生された読み出しクロックに
基づき、上記メモリから読み出された送信データに対し
て、上記ASK復調器により再生された搬送波を用いて
上記質問器に送信するために変調をかけ、変調信号を発
生させる変調器、この変調器により生成された変調信号
を送信する送信アンテナ、ASK復調信号から、上記読
み出しクロックを再生するPWM復調器とを備えたもの
である。
【0017】また、搬送波の変調パルス幅を変化させ、
デューティ0%以上としたものである。
【0018】また、PWM変調器出力信号のパルス幅変
化を、パルス立ち上がりまたは立ち下がり基準で変化さ
せるようにしたものである。
【0019】さらに、搬送波発振器により発振される搬
送波の周波数を、読み出しクロックの周波数より、大き
く設定するようにしたものである。
【0020】さらに、クロック発振器により発振される
読み出しクロックの伝送速度と、再生された読み出しク
ロック信号に基づくデータ伝送速度を同一に設定するよ
うにしたものである。
【0021】また、複数のデータキャリアシステムにお
いて、搬送波発振器により発振される搬送波の周波数
を、読み出しクロックの作るサイドバンド幅以上離し、
異なる周波数設定としたものである。
【0022】また、この発明に係るデータキャリアシス
テムの質問器は、クロックを発生させるクロック発振器
と、このクロック発振器からのクロックに対して第1の
変調をかけ、第1の変調信号を発生される第1の変調器
と、搬送波を発生させる搬送波発振器と、この搬送波発
振器からの搬送波を用いて、上記第1の変調信号に第1
の変調とは異なる第2の変調をかけ、第2の変調信号を
発生させる第2の変調器と、この第2の変調器により生
成された第2の変調信号を送信する送信アンテナと、を
備えたものである。
【0023】また、この発明に係るデータキャリアシス
テムの応答器は、クロック及び搬送波成分からなる変調
信号を受信する受信アンテナと、この受信アンテナによ
り受信された上記変調信号に対して第1の復調をかけ、
クロックを再生する第1の復調器と、上記変調信号に対
して第1の復調とは異なる第2の復調をかけ、送信に用
いる上記搬送波を再生する第2の復調器と、上記第1の
復調器により再生されたクロックに基づきメモリから読
み出された送信データに対して、上記第2の復調器によ
り再生された搬送波を用いて変調をかけ、第3の変調信
号を発生させる変調器と、この変調器により生成された
上記第3の変調信号を送信する送信アンテナと、を備え
たものである。
【0024】
【作用】上記のように構成されたデータキャリアシステ
ムにおいては、読み出しクロックに対して第1の変調を
かけた第1の変調信号に、さらに搬送波を用いて第1の
変調とは異なる第2の変調をかけた第2の変調信号を送
信アンテナにより送信し、受信側では第2の変調信号よ
り第1及び第2の復調により、読み出しクロック及び搬
送波を別個に再生することができ、読み出しクロック及
び搬送波を発振するための手段を応答器側では必要とし
ない回路を構築することができる。
【0025】また、読み出しクロックに対して定振幅変
調をかけた第1の変調信号に、さらに搬送波を用いて振
幅変調をかけた第2の変調信号を送信アンテナにより送
信し、受信側では第2の変調信号より復調し、読み出し
クロック及び搬送波を再生することができ、読み出しク
ロック及び搬送波を発振するための手段を応答器側では
必要としない回路を構築することができ、読み出しクロ
ック及び搬送波の再生のための回路構成も従来と同様に
簡単な回路構成により実現できる。
【0026】また、読み出しクロック及び搬送波に対し
て行う変復調方式を、送信データを送信するために用い
る変復調方式と同じ方式により行う。
【0027】また、読み出しクロックに対して搬送波に
よりPWM変調をかけたPWM変調信号に、さらにAS
K変調を行ったPWM−ASK変調信号を送信アンテナ
により送信し、応答器側ではPWM−ASK変調信号を
ASK復調することによりASK復調信号を生成すると
共に搬送波を再生し、さらにASK復調信号をPWM復
調し読み出しクロックを再生することができ、読み出し
クロック及び搬送波を発振するための手段を応答器側で
は必要としない回路を構築することができる。
【0028】さらに、搬送波の変調パルス幅を変化さ
せ、デューティ0%からの範囲とすることにより、実際
の信号波形をASK変調と同一にする。
【0029】さらにまた、PWM変調器出力信号のパル
ス幅を、パルス立ち上がりまたは立ち下がり基準で変化
させ、その地点において検出する。
【0030】また、搬送波の周波数を読み出しクロック
の周波数より大きく設定し、搬送波再生時において、デ
ータ伝送のための大きな周波数の搬送波を得て、高速の
データ伝送を行う。
【0031】また、送信側で発振する読み出しクロック
の伝送速度と、受信側で再生され使用される読み出しク
ロックの伝送速度を同一に設定し、受信側では送信され
てきた読み出しクロックを加工することなくそのまま使
用する。
【0032】また、搬送波の周波数を、読み出しクロッ
クの作るサイドバンド幅以上離し、周波数どうしが干渉
し合うのを避ける。
【0033】また、上記のように構成されたデータキャ
リアシステムの質問器においては、質問器から応答器に
対してデータの読み出しを指令する際に、質問器で用い
られる読み出しクロック及び搬送波を発振し、読み出し
クロックに対しては定振幅変調をかけ、さらに搬送波を
用いて振幅変調をかけた第2の変調信号を応答器に対し
て送信し、その第2の変調信号に基づいて読み出しクロ
ック及び搬送波を再生させる。
【0034】また、上記のように構成されたデータキャ
リアシステムの応答器においては、質問器からの読み出
しクロック及び搬送波成分からなる第2の変調信号に基
づいて、第2の変調信号を定振幅復調をかけ読み出しク
ロックを再生すると同時に、第2の変調信号に振幅復調
をかけ搬送波を再生し、この再生された読み出しクロッ
ク及び搬送波を応答器での読み出しクロック及び搬送波
として用いる。
【0035】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例であるデータキャ
リアシステム構成図を示すものであり、このシステムで
は、応答器へのデータ書き込みをFSK変調方式、デー
タ読み込みをASK変調方式を採用した場合である。さ
らに、本実施例では、本発明の特徴である応答器での読
み出しクロック信号再生のための第1の変調を定振幅変
調方式であるFSK変調方式とし、応答器での搬送波再
生のための第2の変調を振幅変調方式であるASK変調
方式を採用している例において説明する。図において、
1aは応答器(タグ)、2aは応答器1aの記録内容の
読み取り/書き換えをする質問器(主装置)であり、無
線通信により信号の送受信をするためのアンテナ3及び
コントローラ4aから構成されている。
【0036】まず、応答器1a内部の回路構成について
説明する。図において、11、13、14、16、1
9、20は上記従来装置と同一のものであり、その説明
は省略する。最初にアンテナ3からの無線信号(質問信
号)の受信側の回路構成について説明する。21は受信
した無線信号をFSK復調する第2の復調器であるFS
K復調器、13aはFSK復調器21によりFSK復調
されたシリアルのFSK復調データをデータ・インタフ
ェース調整を行うためにシリアル・パラレル変換するS
P変換部を備えたSP/PS変換器である。次に応答器
1a内部のアンテナ3への送信側の回路構成について説
明する。23はSP/PS変換器13からのパラレル変
換されたFSK復調データを、第1の復調器であるAS
K復調器22により無線信号から復調された搬送波によ
りASK変調を行う第3の変調器であるASK変調器で
ある。
【0037】次に、質問器2aを構成するアンテナ3及
びコントローラ4aの回路構成について説明する。ここ
で、アンテナ3の回路構成は、上記従来装置と同一であ
るので説明は省略し、コントローラ4aの回路構成につ
いて説明する。図において、41、43〜46、49〜
51は上記従来装置と同一であるので説明は省略する。
52は増幅器41により増幅された無線信号(応答信
号)にASK復調を行うASK復調器、53は応答器1
a内のメモリ16から送信データを読み出すための読み
出しクロック信号再生のための定振幅変調方式である第
1の変調(FSK変調)を行い、第1の変調信号である
FSK変調信号を出力する第1の変調器としての電圧制
御発振器、54は電圧制御発振器53からのFSK変調
信号をさらに副搬送波発振器55からの搬送波クロック
信号(応答器1aでの搬送波となる)で定振幅変調方式
であるASK変調し、第2の変調信号であるFSK−A
SK変調信号を出力する第2の変調器としてのASK変
調器である。
【0038】次に、本発明の実施例1の動作について説
明をする。まず、質問器2aが応答器1a内部のデータ
メモリ16の内容を書き換える場合の動作について、図
2で示されるFSK変調動作を表わす信号波形図を用い
て説明する。インタフェース制御部46は、ホストコン
ピュータからの応答器1aのデータメモリ16を書き換
えるための書き換えデータ(シリアルデータ)を受信
し、主制御部44に送信する。この書換データを主制御
部44が受信すると、データバッファであるRAM45
の指定された領域に書き換えデータを格納し、予め定め
られた無線通信データフォーマットに従いPS/SP変
換器43のPS変換部により無線通信データフォーマッ
トにしたがったシリアルのデータに変換してから電圧制
御発振器53へ送信する。電圧制御発振器53ではデー
タ信号(図2(a)で示される信号)の振幅レベルに応
じて周波数を変化させFSK変調を行い、FSK変調信
号(図2(b)で示される信号)を生成し、ASK変調
器54に送信する。ASK変調器54では、主制御部4
4の制御信号により副搬送波発振器55の搬送波発振を
中止あるいはASK変調器の動作を中止させ、二次変調
であるASK変調を行わずに無変調とし、FSK変調信
号を増幅器49に送信する。増幅器49では、FSK変
調信号を指定送信電力に増幅してから送信アンテナ31
により無線信号(質問信号)であるFSK変調電波とし
て放射される。
【0039】アンテナの磁界の変化により、応答器1a
側の受信アンテナ11に信号が誘起(FSK変調電波を
応答器1aの受信アンテナ11が受信)されると、応答
器1a内部のFSK復調器21が周波数検波し、FSK
復調信号(図2(c)で示される信号)に復調された後
に、コンパレータ等により図2(d)で示される信号に
波形整形され、さらに復調データ信号(図2(e)で示
される信号)に再生される。復調データ信号(図2
(e))は、SP/PS変換器13のSP変換部によ
り、パラレルデータに変換された後に、主制御部14に
よりデータメモリ16の指定領域に書き込まれる。
【0040】次に、応答器1a内部に記憶されているデ
ータを質問器2が読み込む動作について、図3に示され
るASK変調動作を表わす信号波形図を用いて説明す
る。応答器1aは、消費電力を減らす目的から、通信を
行なっていない時はパワーセーブ状態にしており、上述
した書き換えデータの書き換え動作の時と同様に、質問
器2aからの読み出しを指令する送信電波を受信してか
ら、バッテリ19を動作させ、回路を起動する。起動後
は、通信状態に入り、質問器2aの指令に従い読み出し
動作を開始する。主制御部14は、読み出しクロック
(後述する)にしたがって、データメモリ16から指定
領域の記録データを読み出し、データをSP/PS変換
器13で、予め定められた無線通信データフォーマット
に従ったデータ信号(図3(a)で示される信号)に変
換し、搬送波信号(図3(b)で示される信号:後述す
る)を用いて、ASK変調器23でON/OFFし、A
SK変調信号(図3(c)で示される信号)を得た後、
高調波が除去されたASK変調信号(図3(d)で示さ
れる信号)に変調する。このASK変調器23により変
調されたASK変調信号(図3(d))は、指定送信電
力に増幅されて送信アンテナ19に送られ、送信アンテ
ナ19によりASK変調電波として放射される。
【0041】放射されたASK変調電波は、質問器2a
の受信アンテナ32で受信されると、増幅器41で振幅
制限に十分なレベルまで増幅され、ASK復調器52で
包絡線検波され、ASK復調信号(図3(e)で示され
る信号)に復調された後に、コンパレータ等により図3
(f)で示される信号に波形整形され、さらに復調デー
タ信号(図3(g)で示される信号)に再生される。復
調データ信号は、PS/SP変換器43のSP変換部に
よりパラレル信号に変換され、RAM45に記憶され、
その記憶された読み出しデータが主制御部44により、
抜き出され、インタフェース制御部46を介してホスト
コンピュータに送られる。
【0042】次に、図4のFSK−ASK変調動作を表
わす信号波形図を用いて主制御部14の読み出しクロッ
ク信号及び応答器1a側の搬送波信号の再生について説
明する。質問器2aから応答器1aに対してのデータの
読み出し指令後に、質問器2aは、応答器1aの読み出
しクロック及び応答器1a側の搬送波を送信するための
FSK−ASK変調信号を応答器1aに対して送信す
る。応答器1aは、この送信されたFSK−ASK変調
信号を元に、主制御部14の読み出しクロック及び応答
器1a側の搬送波信号を生成する。最初に、質問器2a
でのFSK−ASK変調信号の生成手順を説明する。主
制御部44が作り出す主制御部14の読み出しクロック
となる予め定められた1、0パターン信号である読み出
しクロック信号(図4(a)で示される信号)が電圧制
御発振器53に加えられ、電圧制御発振器53のFSK
変調機能により、与えられた1、0パターンに応じて、
“1”の時の周波数はfc1、“0”の時の周波数はf
c2となるFSK変調信号(図4(b)で示される信
号)が得られる。
【0043】さらに、FSK変調信号は、ASK変調器
54に加えられ、応答器1aの搬送波周波数に等しい副
搬送波発振器55からの搬送波クロック信号(図4
(c)で示される信号)でON/OFFされ、1、0パ
ターン周期で周波数が変化するFSK−ASK変調信号
(図4(d)で示される信号)になる。このFSK−A
SK変調信号は増幅器46で増幅され、FSK−ASK
変調電波として送信アンテナ31から放射される。ここ
で、ASK変調器54でのASK変調は、上述したデー
タの書き込みの場合では、変調をかけない無変調である
と説明したが、今回のような主制御部14の読み出しク
ロック及び応答器1a側の搬送波信号を生成する場合に
は、主制御部44からの制御信号に基づいてASK変調
を行う。
【0044】放射されたFSK−ASK変調電波を応答
器1aの受信アンテナ11が受信すると、FSK復調器
21が周波数検波し、復調した後に、コンパレータ等に
より波形整形され、主制御部14の回路動作の根幹とな
る読み出しクロック信号(図4(f)で示される信号)
を得る。また同時に、FSK−ASK変調電波は、AS
K復調器22により、包絡線検波され、復調された後
に、同様にコンパレータ等により波形整形され、応答器
1a用の搬送波信号(図4(e)で示される信号)を得
ることができる。
【0045】このように、応答器1aでは、読み出し用
クロック信号、変調用の搬送波信号が質問器2aから送
信されてくるFSK−ASK変調信号により生成するこ
とができるので、従来装置で必要であったクロック発振
器及び搬送波発振器を必要としない。そのため、応答器
1a本体の回路構成を小さくできる。また、読み出しク
ロックに対して行われる変復調方式を、質問器から応答
器に対して行うデータ伝送(書き込みデータ、読み出し
指令)の変復調方式と同一にしたので、応答器1a及び
質問器2aの本体の回路構成を小さくできる。さらに、
従来装置では、高周波のクロック及び搬送波を発振する
ためには、応答器1a内のクロック発振回路15及び搬
送波発振器18の回路構成を大きく、バッテリ20の消
費電力も大きくしなければならなかったが、本実施例で
は固定的に配置された質問器からの電波により搬送波及
び読み出し用クロック信号を再生するので、桜桃忌で
は、回路構成を大きくすることなくかつ消費電力も上げ
ずに、例えば搬送波を10MHz、読み出しクロックを
100KHzといったような高速処理が可能なデータキ
ャリアシステムを得ることができる。
【0046】上述した実施例では、クロック信号再生の
方式として、第1の変調を定振幅変調であるFSK変調
方式、第2の変調を振幅変調であるASK変調方式の場
合を説明したが、第1の変調を同様に定振幅変調方式で
あるPSK変調方式にした場合も、応答器の復調回路構
成がFSK変調方式に比べ、多少複雑になるだけで、同
様の回路構成で、同様の効果が得る事ができる。すなわ
ち、本発明は、第1の変調には振幅が一定な定振幅変調
方式を採用し、第2の変調には振幅変調方式を採用する
ことが特徴であり、第1の変調には、FSKまたはPS
K変調方式に限られ、かつ第2の変調にはASK変調方
式に限られるものではない。
【0047】実施例2.図5はこの発明の他の実施例で
あるデータキャリアシステム構成図を示すものであり、
このシステムでは、応答器へのデータ書き込みをPWM
変調方式、データ読み込みをASK変調方式を採用した
場合である。さらに、本実施例では、本発明の特徴であ
る応答器での読み出しクロック信号再生のために、PW
M変調を行い、さらに、応答器での搬送波再生のために
PWM変調クロック信号で搬送波信号をASK変調する
方式を採用している。
【0048】図において、1bは応答器(タグ)、2b
は応答器1bの記録内容の読み取り/書き換えをする質
問器(主装置)であり、無線通信により信号の送受信を
するためのアンテナ3及びコントローラ4bから構成さ
れている。まず、応答器1b内部の回路構成について説
明する。図において、11、13、14、16、19、
20、23は上記実施例と同一であるので、その説明は
省略する。22bは実施例1におけるASK復調器22
に相当するASK復調器であり、S/W回路、ダイオー
ド検波回路で実現できる。このASK復調器22bは、
ASK変調器23に対して搬送波を出力し、かつ、PW
M復調を行うCR積分回路で実現されたPWM復調器2
4に対してASK復調信号を送信する。
【0049】次に、質問器2bを構成するアンテナ3及
びコントローラ4bの回路構成について説明する。ここ
で、アンテナ3の回路構成は、上記実施例と同一である
ので説明は省略し、コントローラ4bの回路構成につい
て説明する。図において、41、43〜46、48〜5
2は、上記従来例及び実施例1と同一であるので説明は
省略する。55bは実施例1の副搬送波発振器55に相
当する副搬送波発振器55bであり、応答器1bで用い
られる搬送波クロック信号を発振する。56は信号のパ
ルス幅を変化させるPWM変調を行うPWM変調器、5
7はPWM変調器56からのPWM変調信号を搬送波発
振器48からの搬送波を用いて変調するASK変調器で
ある。
【0050】次に、本発明の実施例2の動作について説
明する。まず、質問器2bが応答器1b内部のデータメ
モリ16の内容を書き換える場合の動作について、図6
で示されるPWM変調動作を表わす信号波形図を用いて
説明する。インタフェ−ス制御部46は、ホストコンピ
ュ−タからの応答器1bのデータメモリ16を書き換え
るための書き換えデータ(シリアルデ−タ)を受信し、
主制御部44に送信する。この書換データを主制御部4
4が受信すると、データバッファであるRAM45の指
定された領域に書き換えデータを格納し、予め定められ
た無線通信データフォーマットに従いPS/SP変換器
43のPS変換部により無線通信データフォーマットに
したがったシリアルのデータに変換してからPWM変調
器56へ送信する。PWM変調器56ではデ−タ信号
(図6(a)で示される信号)に応じてパルス幅をパル
ス立ち上がりまたは立ち下がり基準で変化させ、副搬送
波発振器55bからの搬送波クロック信号(図6(b)
で示される信号)がデータ信号(図6(a))の“H”
期間のみでるような、デューティ0%からのPWM変調
信号(図6(c)で示される信号)を生成し、ASK変
調器57に送信する。ASK変調器57では、搬送波発
振器48からの搬送波をON/OFFさせ、PWM−A
SK変調信号(図6(d)で示される信号)を生成し、
増幅器40により指定送信電力に増幅してから送信アン
テナ31により無線信号(質問信号)であるPWM−A
SK変調電波として放射される。
【0051】アンテナの磁界の変化により、応答器1b
側の受信アンテナ11に信号が誘起(PWM−ASK変
調電波を応答器1aの受信アンテナ11が受信)される
と、応答器1a内部のASK復調器22bが包絡線検波
を行い、ASK復調信号(図6(e)で示される信号)
を得て、そのASK復調信号(図6(e))をPWM復
調器24に送信する。PWM復調器24では、ASK復
調信号(図6(e))を積分して、PWM復調信号であ
る復調データ信号(図6(f)で示される信号)に再生
される。復調デ−タ信号(図6(f))は、SP/PS
変換器13のSP変換部により、パラレルデータに変換
された後に、主制御部14によりデータメモリ16の指
定領域に書き込まれる。ここで、主制御部14の回路動
作の根源となる読み出しクロック信号については後述す
る。
【0052】また、応答器1b内部に記憶されているデ
ータを質問器2bが読み込む動作については、上述した
実施例1と同一であるので説明は省略する
【0053】次に、図7、図8のPWM−ASK変調動
作を表わす信号波形図を用いて主制御部14の読み出し
クロック信号及び応答器1b側の搬送波信号の再生につ
いて説明する。質問器2bから応答器1bに対してのデ
ータの読み出し指令と同時に、質問器2bは、応答器1
bの読み出しクロック及び応答器1b側の搬送波を送信
するためのPWM−ASK変調信号を応答器1bに対し
て送信する。応答器1bは、この送信されたPWM−A
SK変調信号を元に、主制御部14の読み出しクロック
及び応答器1b側の搬送波信号を送信する。
【0054】まず最初に、質問器2bでのPWM−AS
K変調信号の生成手順を説明する。主制御部44が作り
出す主制御部14の読み出しクロックとなる、予め定め
られた1、0パターン信号(図7(a)で示される信
号)がPWM変調器56に加えられる。PWM変調器5
6では、1、0パターン信号(図7(a))に応じて、
副搬送波発振器55bからの応答器1b側の搬送波周波
数に等しい搬送波クロック信号(図7(b)で示される
信号)のパルス幅をコンデンサ、抵抗器により変化さ
せ、微分波形信号(図7(c)で示される信号)を得
る。この微分波形信号(図7(c))と搬送波クロック
信号(図7(b))とで、AND素子によりPWM変調
クロック信号(図7(d)で示される信号)を生成す
る。さらに、PWM変調クロック信号(図7(d))
は、ASK変調器57に加えられ、搬送波発振器48か
らの搬送波信号をON/OFFさせ、PWM−ASK変
調信号(図7(e)で示される信号)を生成し、増幅器
40で増幅させた後に、送信アンテナ31から放射す
る。
【0055】応答器1bは、放射されたPWM−ASK
変調信号(図7(e))を受信アンテナ11で電気信号
に変換し、包絡線検波するASK復調器22bでASK
復調信号(図8(a)を得た後に、コンパレータ等によ
り波形整形され、応答器1b用の再生搬送波信号(図8
(b)で示される信号)を得る。同時に、ASK復調信
号(図8(a))は、PWM復調器24で積分され、主
制御部14の回路動作の根幹となるデ−タ読み出しクロ
ック信号(図8(c)で示される信号)を得る。
【0056】ここで、PWM変調器56について図9の
PWM変調器の回路構成図を用いて以下に詳しく説明す
る。図において、61はAND素子、62はコンデン
サ、63は抵抗器、64はダイオード、65は第1のS
/W、66は第2のS/W、67はAND素子、68は
インバータである。まず、質問器2bから応答器1bへ
のデータ書き込み時について説明する。PWM変調器5
6の出力信号は、データ信号(図6(a))に応じてパ
ルス幅を変化させるが、質問器2bから応答器1bへの
データ書き込み時には変化幅を最大にするよう、主制御
部44からAND素子67へのコントロール信号CON
T1を“H”レベルにし、デ−タの“H”レベル期間で
は、第1のS/W65をON、第2のS/W66をOF
Fとする。これに対して、データの“L”レベル期間で
は、第1ののS/W65はOFF、第2のS/W66は
ONとする。このように構成すると、AND素子61の
出力には、デ−タの“H”期間のみ副搬送波発振器55
bからクロック信号(図6(b))がでるようなデユ−
ティ0%からのPWM変調信号(図6(c))が得られ
る。
【0057】次に、質問器2bから、応答器1b用の再
生搬送波信号(図8(b)及び、主制御部14のデータ
読み出しクロック信号(図8(c))であるPWM−A
SK変調信号(図7(e))を送信する場合について説
明する。質問器2bから応答器1bへのデータ書き込み
時には、コントロール信号CONT1を“H”レベルと
したが、応答器1b用の再生搬送波信号(図8(b)及
び、主制御部14のデータ読み取りクロック信号(図8
(c))であるPWM−ASK変調信号(図7(e))
を送信する場合には、コントロ−ル信号CONT1を、
主制御部により“L”レベルに設定する。このように設
定することにより、デ−タの“H”レベル期間、第1の
S/W65はON、第2のS/W66は常時OFFにな
るため、副搬送波発振器55bからの搬送波クロック信
号(図7(b))とコンデンサ62、抵抗器63による
その微分波形信号(図7(d))とで、AND素子30
1によりPWM変調クロック信号(図7(e))が得ら
れる。ここでのPWM変調器56は、図9に示すよう
に、クロック信号(図7(b))と、その微分波形信号
(図7(d))とで、PWM変調クロック信号(図7
(e))を得ているので、クロック信号の立ち上がり位
置が保持された形で、パルス幅を変化させることがで
き、復調時には周期時間が保持された再生クロック信号
を得ることができる。
【0058】このように、応答器1bでは、読み出し用
クロック信号、変調用の搬送波信号が質問器2bから送
信されてくるPWM−ASK変調信号により再生し、損
再生された読み出しクロック及び搬送波を信号波形を変
更することなくそのままの波形で使用できるので、従来
装置で必要であったクロック発振器及び搬送波発振器を
必要としない。そのため、応答器2b本体の回路構成を
小さくできる。
【0059】実施例3.上述した実施例では、応答器と
質問器の関係が1対1である場合において説明したが、
本発明はこれに限られるのもではなく、例えば、応答
器、質問器が複数存在する複数のデータキャリアシステ
ムにおいては、クロック発振器により発振される搬送波
の周波数を、主制御部が発振する読み出しクロックの作
るサイドバンド幅以上離し、異なる周波数設定とするこ
とにより、周波数どうしの干渉を防ぐことができる。
【0060】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。質問器
は、読み出しクロックに対して第1の変調をかけた第1
の変調信号に、搬送波を用いて第1の変調とは異なる第
2の変調をかけた第2の変調信号を、応答器に送信し、
応答器では、受信した第2の変調信号に対して第1の復
調及び第2の復調をかけ読み出しクロック及び搬送波を
再生し、その再生された読み出しクロック及び搬送波を
応答器での読み出しクロック及び搬送波とするので、応
答器には、読み出しクロック及び搬送波を発信するため
の回路を必要とせず、回路構成が簡単なデータキャリア
システムを得ることができる。
【0061】また、第1の変調及び第1の復調方式を振
幅一定において変復調を行う定振幅変復調方式とし、第
2の変調及び第2の復調方式を振幅変復調方式とするの
で、読み出しクロック、搬送波の変調及び復調が簡単な
回路構成により実現でき、バッテリ容量の小型化、応答
器の小型化、低価格化が実現できる。
【0062】さらに、第1の変調器及び第1の復調器の
変復調方式、及び第2の変調器及び第2の復調器の変復
調方式を、送信データに用いる変復調方式と同一にした
ので、読み出しクロック及び搬送波のための変復調方式
を、読み出しクロック及び搬送波を用いての送信データ
のための変復調方式の回路と共用する事ができ、さらに
回路構成が簡単になり、応答器の小型化、低価格化が実
現できる。
【0063】また、搬送波の変調パルス幅を変化させ、
デューティ0%以上としたことにより、データ伝送の場
合、搬送波及び読み出しクロックの伝送の場合それぞれ
において、デューティの割合を使い分け、実質的な信号
波形はASK変調信号とすることができる。
【0064】また、PWM変調器出力信号のパルス幅変
化を、パルス立ち上がりまたは立ち下がり基準で変化さ
せるので、信号が変形することなく、復調時には周期時
間が保持された再生信号を得ることができる。
【0065】また、搬送波の周波数を大きく設定するこ
とにより、データ伝送に用いられる再生搬送波の周波数
が大きくなり、データ伝送速度を高速化することができ
る。
【0066】また、クロック発振器により発振される読
み出しクロックの伝送速度と、再生された読み出しクロ
ック信号に基づくデータ伝送速度を同一に設定すること
により、受信側のデータ伝送速度のための再生読み出し
クロックを再度変形する必要がなく、受信側の回路構成
が小型化される。
【0067】また、搬送波発振器により発振される搬送
波の周波数を、読み出しクロックの作るサイドバンド幅
以上離し、異なる周波数設定するようにしたので、複数
のデータキャリアシステムでは、お互いに周波数が干渉
し合うことなく正確にデータ伝送が行える。
【0068】また、クロック発振器からのクロックに対
して第1の変調をかけた第1の変調信号に、搬送波発振
器からの搬送波を用いて、第1の変調とは異なる第2の
変調をかけ、送信するので、クロック及び搬送波が干渉
し合うことなく異なる信号成分で送信することができ
る。
【0069】さらに、クロック及び搬送波成分からなる
変調信号に対して第1の復調及び第1の復調とは異なる
第2の復調をかけ、クロック及び搬送波を再生し、再生
されたクロック及び搬送波を用いて送信データに対して
変調をかけるので、送信データを送信するためのクロッ
ク及び搬送波を発信するための回路を必要とせず、回路
構成が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例であるデータキャリアシ
ステムの構成を示す構成図である。
【図2】 FSK変調動作を表わす信号波形図である。
【図3】 ASK変調動作を表わす信号波形図である。
【図4】 FSK−ASK変調動作を表わす信号波形図
である。
【図5】 この発明の他の実施例であるデータキャリア
システムの構成を示す構成図である。
【図6】 PWM変調動作を表わす信号波形図である。
【図7】 PWM−ASK変調動作を表わす信号波形図
である。
【図8】 PWM−ASK変調動作を表わす信号波形図
である。
【図9】 PWM変調器の回路構成を表わす回路構成図
である。
【図10】 従来のデータキャリアシステムの構成を示
す構成図である。
【図11】 ASK変調動作を表わす信号波形図であ
る。
【図12】 FSK変調動作を表わす信号波形図であ
る。
【符号の説明】
1a、1b 応答器 2a、2b
質問器 3 アンテナ 4a、4b コントロ
ーラ 11、31 受信アンテナ 19、32
送信アンテナ 21 FSK復調器 22、22b ASK
復調器 44 主制御部 53 電圧制
御発振器 54、57 ASK変調器 55、55b
副搬送波発振器 56 PWM変調器

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 質問器と応答器とを有し、 上記質問器は、応答器からの送信データを上記応答器内
    のメモリから読み出すための読み出しクロックを発生さ
    せるクロック発振器、このクロック発振器からの読み出
    しクロックに対して第1の変調をかけ、第1の変調信号
    を発生させる第1の変調器、上記応答器内のメモリから
    読み出された応答器からの送信データの送信に用いるた
    めの搬送波を発生させる搬送波発振器、この搬送波発振
    器からの搬送波を用いて、上記第1の変調信号に上記第
    1の変調とは異なる第2の変調をかけ、第2の変調信号
    を発生させる第2の変調器、この第2の変調器により生
    成された第2の変調信号を送信する送信アンテナ、を備
    え、 上記応答器は、上記質問器の送信アンテナにより送信さ
    れた第2の変調信号を受信する受信アンテナ、この受信
    アンテナにより受信された上記第2の変調信号に対して
    第1の変調に対する第1の復調をかけ、読み出しクロッ
    クを再生する第1の復調器、上記第2の変調信号に対し
    て第2の変調に対する第2の復調をかけ、送信に用いる
    上記搬送波を再生する第2の復調器、上記第1の復調器
    により再生された読み出しクロックに基づき、上記メモ
    リから読み出された送信データに対して、上記第2の復
    調器により再生された搬送波を用いて上記質問器に送信
    するために変調をかけ、第3の変調信号を発生させる第
    3の変調器、この第3の変調器により生成された第3の
    変調信号を送信する送信アンテナ、を備えたことを特徴
    とするデータキャリアシステム。
  2. 【請求項2】 第1の変調器及び第1の復調器の変復調
    方式を振幅一定において変復調を行う定振幅変復調方式
    とし、第2の変調器及び第2の復調器の変復調方式を振
    幅変復調方式とすることを特徴とする請求項第1項記載
    のデータキャリアシステム。
  3. 【請求項3】 第1の変調器及び第1の復調器の変復調
    方式を、質問器から応答器に対して行うデータ伝送のた
    めの変復調方式と同一にしたことを特徴とする請求項第
    1項または第2項記載のデータキャリアシステム。
  4. 【請求項4】 質問器と応答器とを有し、 上記質問器は、応答器からの送信データを上記応答器内
    のメモリから読み出すための読み出しクロックを発生さ
    せるクロック発振器、上記応答器内のメモリから読み出
    された上記応答器からの送信データの送信に用いるため
    の搬送波を発生させる搬送波発振器、この搬送波発振器
    から生成された搬送波により上記読み出しクロックをP
    WM変調し、PWM変調信号を生成するPWM変調器、
    このPWM変調器により生成されたPWM変調信号をA
    SK変調し、PWM−ASK変調信号を生成するASK
    変調器、このASK変調器より生成されたPWM−AS
    K変調信号を送信する送信アンテナ、を備え、 上記応答器は、上記質問器の送信アンテナにより送信さ
    れたPWM−ASK変調信号を受信する受信アンテナ、
    この受信アンテナにより受信された上記PWM−ASK
    変調信号に対してASK復調をかけ、ASK復調信号を
    生成すると共に、送信に用いる上記搬送波を再生するA
    SK復調器、このASK復調器により再生されたASK
    復調信号から、上記読み出しクロックを再生するPWM
    復調器、このPWM復調器により再生された読み出しク
    ロックに基づき、上記メモリから読み出された送信デー
    タに対して、上記ASK復調器により再生された搬送波
    を用いて上記質問器に送信するために変調をかけ、変調
    信号を発生させる変調器、この変調器により生成された
    変調信号を送信する送信アンテナ、を備えたことを特徴
    とするデータキャリアシステム。
  5. 【請求項5】 搬送波の変調パルス幅を変化させ、デュ
    ーティ0%以上とした事を特徴とする請求項第4項記載
    のデータキャリアシステム。
  6. 【請求項6】 PWM変調器出力信号のパルス幅変化
    を、パルス立ち上がりまたは立ち下がり基準で変化させ
    る事を特徴とする請求項第4項記載のデータキャリアシ
    ステム。
  7. 【請求項7】 搬送波発振器により発振される搬送波の
    周波数を、読み出しクロックの周波数より、大きく設定
    する事を特徴とする請求項第1項乃至第6項の何れかに
    記載のデータキャリアシステム。
  8. 【請求項8】 クロック発振器により発振される読み出
    しクロックの伝送速度と、再生された読み出しクロック
    信号に基づくデータ伝送速度を同一に設定する事を特徴
    とする請求項第1項乃至第6項の何れかに記載のデータ
    キャリアシステム。
  9. 【請求項9】 複数のデータキャリアシステムにおい
    て、搬送波発振器により発振される搬送波の周波数を、
    読み出しクロックの作るサイドバンド幅以上離し、異な
    る周波数設定とすることを特徴とする請求項第1項乃至
    第6項の何れかに記載のデータキャリアシステム。
  10. 【請求項10】 クロックを発生させるクロック発振器
    と、 このクロック発振器からのクロックに対して第1の変調
    をかけ、第1の変調信号を発生させる第1の変調器と、 搬送波を発生させる搬送波発振器と、 この搬送波発振器からの搬送波を用いて、上記第1の変
    調信号に第1の変調とは異なる第2の変調をかけ、第2
    の変調信号を発生させる第2の変調器と、 この第2の変調器により生成された第2の変調信号を送
    信する送信アンテナとを備えたことを特徴とするデータ
    キャリアシステムの質問器。
  11. 【請求項11】 クロック及び搬送波成分からなる変調
    信号を受信する受信アンテナと、 この受信アンテナにより受信された上記変調信号に対し
    て第1の復調をかけ、クロックを再生する第1の復調器
    と、 上記変調信号に対して第1の復調とは異なる第2の復調
    をかけ、送信に用いる上記搬送波を再生する第2の復調
    器と、 上記第1の復調器により再生されたクロックに基づきメ
    モリから読み出された送信データに対して、上記第2の
    復調器により再生された搬送波を用いて変調をかけ、変
    調信号を発生させる変調器と、 この変調器により生成された上記変調信号を送信する送
    信アンテナと、を備えたことを特徴とするデータキャリ
    アシステムの応答器。
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