JP2005535211A - 制御可能パワーオンリセット回路付き中継器 - Google Patents

制御可能パワーオンリセット回路付き中継器 Download PDF

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Abstract

中継器(1)および集積回路(5)において、集積回路(6)は直流電源電圧(VS)が供給可能であると共にその波形が前記直流電源電圧(VS)と電圧しきい値(VTHR1,VTHR2)の間の関係に依存する信号化信号(POK)が生成可能であるモニタリング回路(23)を有するものにおいて、前記モニタリング回路(23)は、前記信号化信号(POK)の生成に関しては制御可能であるように準備され、前記モニタリング回路(23)を少なくとも1つの制御信号(CS1,CS2)を用いて制御するための制御回路(28)が準備されている。

Description

この発明は、通信局との間で非接触通信のために準備され、送信手段を有し、複数の回路接続接点を有する集積回路を有する中継器に関し、前記送信手段は前記回路接続接点に接続され、入力電圧がこれらの回路接続接点から取り出し可能であり、前記集積回路は前記入力電圧の用いて生成される電圧を供給可能であると共にその波形が前記供給電圧としきい値電圧との間の関係に依存する信号化信号[signalizing signal―信号で知らせるための信号・信号化する信号―]が生成可能であるモニタリング回路を含み、前記集積回路は少なくとも1つのデータ処理回路を含むと共にこのデータ処理回路への供給電圧の少なくとも2つの値を信号化する目的のために前記信号化信号が供給可能である中継器に関する。
この発明はさらに、通信局との間で非接触通信する中継器であって、この中継器が上記第1段落の詳細に記載された中継器への使用を目的とする集積回路に関する。
上述した第1段落に詳細に記載された種類の中継器、および、上記第2段落に詳細に記載された種類の集積回路は、複数の変形された設計でマーケットに提供されているので、周知である。このような中継器に関連して米国特許第5,736,728B1号特許文献がまた参考のために提供される。
マーケットに既に提供された中継器において、集積回路は、パワーオンリセット回路により実現されているモニタリング回路を用いて、入力電圧を整流することにより形成された集積回路用の直流電源電圧(d.c. supply voltage)が、固定値で存在する電圧しきい値に関連してモニタされ、信号化信号すなわちいわゆるパワーオンリセット信号がモニタリングプロセスの結果の関数として生成されるように設計されている。この信号化信号は、本質的には、直流電源電圧が電圧しきい値よりも低ければ低いレベルの、直流電源電圧が電圧しきい値よりも高ければ高いレベルの信号である。周知の中継器において、モニタリング回路内に設定される単一のしきい値は、中継器の集積回路の記憶手段のために必要とされる最小の直流電源電圧を考慮して、設定される。この最小の直流電源電圧は、中継器の書き込みモードにおいてより高く、このモードでは、中継器の読み出しモードに比べて記憶手段にデータが書き込まれ、読み出しモードでは、記憶手段に記憶されたデータが読み出される。周知の中継器においては、書き込みモードと読み出しモードで必要となる2つの最小の電源電圧の間の差が、相対的にたとえ小さいものであったとしても、周知の中継器においては、モニタリング回路により定義される電圧しきい値は、書き込みモードでの記憶手段のために必要となるより高い最小電源電圧を考慮して、設定される。したがって、電圧しきい値のレベルは相対的により高くなり、これは、このより高いしきい値よりも高い直流電源電圧を得るために、相対的に高い入力電圧が集積回路の接続接点で必要となり、接続接点における中継器の送信手段と通信局の送信手段との間の結合が相対的に高いレベルであることを必要とし、このことは、相対的に短いレンジの通信に反映されるということを意味している。動作におけるこの状態は、読み出しモードとの関連で特に短所となっており、その理由は、この種の読み出しモードは、書き込みモードよりも、満足できる程に相当により低い直流電源電圧、したがって入力電圧でも、したがって、より長い通信レンジでも実行可能であるからであり、しかしながら、このことは、書き込みモードでの記憶手段により高い最小電源電圧が必要であることを考慮して電源電圧が設定されているので、周知の中継器では不可能である。
発明の概要
この発明の目的は、上述した問題を簡単な方法で解決し、改善された中継器およびこのような中継器用の改善された集積回路を提供することにある。
上記目的を達成するため、この発明の特徴は、この発明による中継器が以下に特定されるよう特徴付けられるようにこの発明による中継器内に提供される、すなわち:
通信局との間で非接触通信のために準備され、送信手段を有し、複数の回路接続接点を有する集積回路を有する中継器であって、前記送信手段は前記回路接続接点に接続され、入力電圧がこれらの回路接続接点から取り出し可能であり、前記集積回路は前記入力電圧の使用により生成される電圧を供給可能であると共にその波形が前記供給電圧としきい値電圧との間の関係に依存する信号化信号が生成可能であるモニタリング回路を含み、前記集積回路は少なくとも1つのデータ処理回路を含むと共にこのデータ処理回路への供給電圧の少なくとも2つの値を信号化する目的のために前記信号化信号が供給可能であり、前記モニタリング回路は前記信号化信号について制御可能となるように準備され、前記信号化信号の生成に関連して前記モニタリング回路を制御するための制御手段が提供されてこの制御手段は少なくとも1つの制御信号を生成するように準備されている中継器である。
上記目的を達成するため、この発明の特徴は、この発明による集積回路が以下に特定されるよう特徴付けられるようにこの発明による集積回路内に提供される、すなわち:
通信局との間で非接触通信のための中継器内での使用を目的として、前記中継機内の送信手段との接続のため、および入力電圧を取り出し可能にすることを目的とする複数の回路接続接点を有する集積回路であって、前記集積回路は、前記入力電圧を用いることにより生成された電圧を供給可能であると共にその波形が前記供給電圧としきい値電圧との間の関係に依存する信号化信号が生成可能であるモニタリング回路を含み、前記集積回路は少なくとも1つのデータ処理回路を含むと共にこのデータ処理回路への供給電圧の少なくとも2つの値を信号化する目的のために前記信号化信号が供給可能であり、前記モニタリング回路は前記信号化信号について制御可能となるように準備され、前記信号化信号の生成に関連して前記モニタリング回路を制御するための制御手段が提供されてこの制御手段は少なくとも1つの制御信号を生成するように準備されている集積回路である。
この発明による特徴の提供により達成されるものは、回路構成に関して簡単なようにして、この発明による中継器およびこの発明による集積回路において、中継器および集積回路の動作が調整可能であり、その調整は、回路構成に関して簡単なようにして、信号化信号に関してモニタリング回路を制御することにより、異なる状況、または必要条件、または要望に適合し、制御手段を用いて、状況、または必要条件、または要望に適合されるようにして行なわれる。このようにしてまた有利に達成されるものは、中継器の書き込みモードと読み出しモードでそれぞれ必要とされる最小直流電源電圧の間に相対的に大きな差がある場合に、活性化されたモードに理想的に適合される通信レンジが2つのモードのそれぞれで得られることが可能となることである。この発明による中継器およびこの発明による集積回路において生成される信号化信号に関して、この信号化信号はリセット目的のために、例えばマイクロコンピュータにおけるリセット手順を開始させるために用いることができるが、しかし、この信号化信号はまた他の目的、例えばこの発明による中継器から通信局に対して、適切なエネルギー量またはあまりに少ないエネルギーを中継器が供給されていることを表示する情報を自動的に送信するために用いられても良い。
この発明による中継器およびこの発明による集積回路において、モニタリング回路は、入力電圧を用いて生成されると共にこのモニタリング回路に供給される電圧について制御可能となるように準備されることが可能であり、この場合、入力電圧を表示する異なるレベルの電圧がモニタリング回路に供給され、好ましくは、該モニタリング回路の上流側に接続されると共に前記制御回路を用いて制御可能である電圧ドライバを用いて供給されている。しかしながら、請求項2および請求項9にそれぞれ記載された特徴がこの発明により中継器およびこの発明による集積回路内に提供されているのならば、特に有利であることが分かる。この種のデザインは、回路構成の点ではできる限り簡単に実現することについて特に有利であることが分かる。
さらに、請求項3および請求項10にそれぞれ記載された特徴が、この発明による中継器およびこの発明による集積回路に提供されているのならば、特に有利であることが分かる。このようにして有利に実現されたものは、モニタリング回路の動作が、中継器または集積回路において活動的になるモードの機能として自動的に行なわれることである。
上述した段落により特定されたデザインの中継器および集積回路において、中継器が通信局の通信レンジに入ったときに自動的に活動状態となるスタートモードの機能として、また、連続して自動的に切り替えられるTTFモードの機能として制御を行なうために前記制御手段が準備されていても良く、このTTFモードとは中継器がそれを行なうように単独で要求されることなしに応答する「トランスポンダ・トーク・ファースト(中継器が最初に効力を発する)―Transponder Talk First―」モードのことである。しかしながら、さらに請求項4および請求項11にそれぞれ記載の特徴がこの発明による中継器およびこの発明による集積回路に提供されているのならば、特に有利であることが分かる。これは、読み出しモード書き込みモードが中継器内で最もよく発生するモードであるので、特に有利である。これはまた、このことが書き込みモードのときよりも読み出しモードのときの方がより長い通信レンジを得ることができるので、さらに有利である。
さらに、請求項5および請求項12にそれぞれ記載された特徴がもしもこの発明による中継器およびこの発明による集積回路に提供されているならば、特別に有利であることもまた分かる。このようにして達成されたことは、モニタリング回路の動作における変化がコマンド信号を用いて通信局により命令されたときに、この変化はそれ以後のみ生起することになる。
しかしながら、請求項6および請求項13にそれぞれ記載された特徴がこの発明による中継器およびこの発明による集積回路に提供されたならば、非常に有利であることが分かる。実質的な長所はこのようにして実現され、すなわち、モニタリング回路の動作は、中継器または集積回路の製造および中継器または集積回路の使用の両方により、定めることができ、その理由は、制御情報の項目の蓄積は製造者またはユーザの両方により実行可能となるからである。例えば、ユーザは蓄積すべき制御情報の2つの項目の間で選択しても良く、この場合、制御情報の第1の項目はモニタリング回路から第1の信号化信号を生成し、制御情報の第2の項目はモニタリング回路から第2の信号化信号を生成し、第1の信号化信号はより短い通信レンジを結果すると同時に通信の高い信頼性を結果すると共に、第2の信号化信号はより長い通信レンジを結果すると同時に通信の高信頼性を少なくすることを結果する。
上述した段落に記載された構成において、さらに、請求項7および請求項14にそれぞれ記載された特徴がもしも提供されるならば、特に有利であることが分かる。このようにして、いずれにしても中継器および集積回路に提供されたコンフィグレーションレジスタはまた、制御情報の項目を記憶するために用いられる。
この発明におけるこれらおよびその他の構成は、以下に説明する2つの実施形態から明らかとなり、これらの実施形態を参照して明瞭となるであろうが、この発明はこれらの実施形態に限定されない。
図1は中継器1を示している。中継器1は、タグまたはラベルの形態である。しかしながら、中継器1はまた、カード状のデータ媒体の形態であっても良い。中継器1は、図示されていない通信局を用いて非接触通信を意図して準備される。この目的のために、中継器1は、この実施形態の場合送信コイル2により形成された送信手段2を有し、この送信コイル2は、誘導的な方法、すなわち変圧器の中に用いられるようにして、図示されていないが送信を行なうための通信局の送信コイルと有効な接続関係の一部分となっている。容量として動作する送信手段が、送信コイル2の代わりに用いられても良い。送信手段はまた、特に、送信が、MHzまたはGHzでの非常に高い周波数で行なわれるときには、ダイポールまたはモノポールにより提供されても良い。送信コイル2換言すれば送信手段2は、第1送信手段接続接点3と第2送信手段接続接点4を有している。送信手段は、また、2つの送信手段接続接点よりも多くの接点を有していても良い。
中継器1はさらに、集積回路5を含んでいる。この集積回路5は第1回路接続接点6と第2回路接続接点7とを有している。更なる回路接続接点は図示されていない。第1回路接続接点6は第1送信手段接続接点3に電気的導通接続を有し、第2回路接続接点7は第2送信手段接続接点4に電気的導通接続を有している。送信コイル2はこの場合送信手段として提供されているので、2つの回路接続接点6と7は、集積回路5内に組み入れられて送信コイル4と一緒に共振回路を形成するキャパシタ8に接続されている。この共振回路の共振周波数は、この場合、キャリア信号CSの周波数に同調させられているが、必ずしもそのようにする必要はない。中継器1が送信モードのときは、キャリア信号CSは、通信局(図示されず)から非変調形式で受信され、中継器1により負荷変調される。中継器1が受信モードのときは、キャリア信号CSは通信局(図示されず)により振幅変調形式で送信される。周波数変調形式または位相変調形式がまた、振幅変調形式よりむしろ用いられても良い。その負荷変調形式およびその振幅変調形式の両変調形式および非変調方式において、キャリア信号CSは結果として、2つの回路接続接点6および7から取り出すことが可能な入力電圧UINとなる。
中継器1および集積回路5は、マイクロコンピュータ9を含んでおり、これを用いて、多数の手段および機能が組み入れられ、これらのもののうちで、この場合に本質的であるもののみがここでは説明されるであろう。マイクロコンピュータ9は、特にデータ処理回路9として意図されている。配線接続された論理回路がまた、マイクロコンピュータ9よりもむしろ提供されても良い。マイクロコンピュータ9は、マイクロコンピュータ9を用いて実行可能である動作のタイミングを制御する動作制御手段10を含んでいる。マイクロコンピュータ9はまた、認識コマンド用および認識データ用に提供され準備された認識手段11を含んでいる。読み出しコマンドRDCOM、書き込みコマンドWRCOMおよび中継器1および集積回路5へ書き込まれるべき書き込みデータWRDATAが、認識手段11を用いて認識可能である。この認識手段を用いて認識可能である、多数の他のコマンドおよびデータのタイプがあることはもちろんである。
中継器1および集積回路5はさらに、記憶手段12を含み、これは接続13を介してマイクロコンピュータ9に接続され、マイクロコンピュータ9と記憶手段12との間でこの接続13の上をデータが送信可能となっている。記憶手段は、RAM、ROM、およびEEPROMを備える。しかしながら、記憶手段12はまた、他の記憶モジュールを備えていても良い。
多数のタイプのデータが記憶手段12に記憶され、この場合以下にリスト化されるこのタイプのデータ、すなわち、識別データID−DATA、ユーザデータUSER−DATA、およびコンフィグレーションデータCONFIG−DATAが記述されるであろう。識別データID−DATAは、記憶手段12の記憶領域14に記憶される。ユーザデータUSER−DATAは、記憶手段の記憶領域5に記憶される。コンフィグレーションデータCONFIG−DATAは、記憶手段12の記憶領域16に記憶される。識別データID−DATAは、中継器1および集積回路5の特徴であるシリアルナンバー(連続番号)である。ユーザデータUSER−DATAは、中継器1のユーザにより記憶手段12内に入力されたデータである。コンフィグレーションデータCONFIG−DATAは、特定のプリセットされたコンフィグレーションが中継器1および集積回路5内で自動的に生成可能であることを用いたデータである。このコンフィグレーションデータCONFIG−DATAは、例えば、TTFモード、すなわち「中継器トークファースト(中継器が最初に効力を発する)―Transponder Talk First―」モードの特徴を有するデータで、このTTFモードが中継器1および集積回路5内で自動的にスイッチオンされ、または、起動されることが可能であることを用いるものであっても良い。
中継器1および集積回路5はさらに、2つの回路接続接点6および7に接続されると共にクロック信号CLKがキャリア信号CSから再生可能であることを用いるクロック信号生成手段17を含んでいる。しかしながら、クロック信号生成手段17よりもむしろ、さらに提供されても良いものはクロック信号生成器であり、これにより、クロック信号がキャリア信号から独立して生成可能であり、特にキャリア信号が、MHzまたはGHzレンジの高周波数の信号であるときに有利である。クロック信号CLKは、マイクロコンピュータ9に供給される。クロック信号CLKはまた、回路の他の部分にも供給されるが、これらの部分のさらに詳細な説明はここでは行なわれないであろう。
中継器1および集積回路5はさらに復調回路18を含み、この回路は2つの回路接続接点6および7に接続されると共に送信コイル2を用いて受信された振幅変調されたキャリア信号CSを復調することを目的としている。復調回路18の下流側には復号化回路19が接続され、復調回路18の出力がこの回路に供給されて復号の処理をする。例えば、読み出しコマンドRDCOM、書き込みコマンドWRCOM、書き込みデータWRDATAのような復号化された信号は、復号化回路19の出力で利用できるようになる。復号化回路19により送信された上記コマンドおよびデータは、マイクロコンピュータ9、すなわち認識手段11へ供給される。
中継器1および集積回路5はさらに、マイクロコンピュータ9に接続されると共に符号化のために信号が供給される符号化回路20を含んでいる。符号化回路20に供給可能なものは、例えば、中継器1による応答を示す信号、および、中継器1による承認(acknowledgements)を示す信号である。符号化回路20の下流側には、非変調キャリア信号CSを負荷変調して、読み出されたデータRDDATAを中継器1から通信局(図示されず)へ負荷変調形式で送信させることを目的として準備された変調回路21が接続される。
記憶手段12に書き込まれるべきデータWRDATAと記憶手段12から読み出されるべきデータRDDATAとが、それぞれ記憶手段12に書き込まれるため、および、記憶手段12から読み出されるために、マイクロコンピュータ9と記憶手段12との間の接続13を介して送信されることもまた、説明されるべきである。
中継器1および集積回路5の回路構成における上述した構成要素は、エネルギーを供給されなくてはならない。中継器1および集積回路5の場合、エネルギーの供給は、通信局(図示されず)から中継器1および集積回路5へ送信されるキャリア信号CSを用いて達成され、これはキャリア信号CSが通信局により変調されたまたは非変調された形式で送信されるかに拘わらない場合である。この目的のために、中継器1および集積回路5は、2つの回路接続接点6および7に接続された整流回路22を有している。この整流回路22は、ブリッジ整流器およびこのブリッジ整流器の下流側に接続された電圧制限回路を含んでいる。しかしながら、この整流回路の設計のために周知とされる多数の他の変形例があるが、これらはここでは詳細には説明しない。直流電源電圧VSは整流回路22を用いて生成される。この直流電源電圧VSは、この回路の全ての部分に電力を供給するためにこの直流電源電圧を供給される必要があるこれらの全ての部分に供給されており、しかしながらこれは、図面の明瞭さを不必要に損なうことがないように、図1とは別には示されてはいない。
整流回路22の出力には、モニタリング回路23が接続されている。モニタリング回路23の最も重要な仕事は、中継器1および集積回路5へと送信されるキャリア信号CSを用いて、中継器1および集積回路5へと供給されているエネルギー量が中継器による満足な動作を保証するのに十分なほど大きいか否かをモニターすることであり、換言すれば、コマンドの満足できる受信および記憶手段12への満足できる書き込みデータおよび記憶手段12からの満足できる読み出しデータの上述した全てを保証することである。入力電圧UINを用いることにより生成された電圧は、この目的のために、すなわちこの場合、直流電源電圧のために、モニタリング回路23に供給可能である。しかしながら、モニタリング回路23はまた、入力電圧UINを用いることにより生成されるまた別の電圧を供給しても良い。
モニタリング回路23は、参照電圧源24を含み、これを用いて、電圧しきい値を生成可能であり、そのプロセスは以下に詳細に検討されるであろう。モニタリング回路23はまた、比較器回路25を含み、その第1入力26には直流電源電圧VSが供給可能であると共にその第2入力27には参照電圧源24により生成された電圧しきい値が供給可能である。モニタリング回路23の比較器回路25を用いて、信号化信号が生成可能であり、その波形は、供給された電圧すなわち直流電源電圧VSと、電圧しきい値との間の関係に依存する。信号化信号POKは、直流電源電圧VSが電圧しきい値よりも低い限り低レベル(LOW)で、直流電源電圧VSが電圧しきい値よりも高い限り高レベル(HIGH)の信号であり、これにより、高レベルの信号化信号POKを用いて、十分に大きい量のエネルギーを提供する電源が存在しているという情報を、集積回路5の複数の部分へと送ることができる。
信号化信号POKはこの場合、データ処理回路9を構成するマイクロコンピュータ9と記憶手段12との両方へ供給可能である。マイクロコンピュータ9および記憶手段12への信号化信号のこの供給は、マイクロコンピュータ9および記憶手段12への直流電源電圧の少なくとも2つの値を信号化する目的のためになされるものであり、これら2つの値の一方は電圧しきい値よりも低く、これら2つの値の他方は電圧しきい値よりも高くなっている。
中継器1および集積回路5のデザインは、モニタリング回路が報告信号POKに関連して制御可能に準備されるように有利になっている。この場合、この目的のためになされることは、モニタリング回路23が電圧しきい値に関連して制御可能に準備されていることである。このために、参照電圧源24は、制御可能に準備され、これにより異なる振幅の2つの電圧しきい値VTHR1とVTHR2とを、参照電圧源24を用いて生成することを可能にしている。
参照電圧源24が制御されることを可能にするため、したがってモニタリング回路23が信号化信号POKの生成に関連して制御されることを可能にするため、マイクロコンピュータ9を用いて実現された制御手段28が提供される。制御手段28は、報告信号POKの生成に関連してモニタリング回路23を制御することを目的としている。制御手段28は、2つの制御信号CS1とCS2とを生成するために準備されている。この場合制御手段28は、2つのモードの機能として制御を行なうために準備されており、中継器1が動作することができる、すなわち、読み出しモードと書き込みモードの機能である。これは、通信局により送信されると共に中継器1および集積回路5で受信された2つのコマンド信号RDCOMとWRCOMの機能としての、2つの制御信号CS1とCS2を生成するための制御手段28を準備することにより実行される。読み出しコマンドRDCOMおよび書き込みコマンドWRCOMは認識手段11を用いて認識されており、これらの2つのコマンドは、接続線29により線図的に示されているように、制御手段28へと供給される。もしもこれが制御手段28へと供給された読み出しコマンドRDCOMであるならば、このコマンドは制御手段28に第1制御信号CS1を生成させて、この信号を参照電圧源24に送信させ、次に、参照電圧源24に、2つの電圧しきい値VTHR1とVTHR2のうちのより低い値である第1電圧しきい値VTHR1を生成させている。もしもこれが制御手段28へと供給された書き込みコマンドWRCOMであるならば、このコマンドは制御手段28に第2制御信号CS2を生成させて、この信号を参照電圧源24に送信させている。これは、参照電圧源24に、より高い、第2電圧しきい値VTHR2を生成させている。
中継器1および集積回路5の信号化信号POKの生成に関連する動作は、以下の詳細説明により明らかとなるであろう。
しかしながら最初に、先行技術の中継器および集積回路における信号化信号の生成が、図2を参照して詳細に見られるであろう。直流電源電圧VSの波形は、図2の上のグラフに示され、信号化信号POKの波形は下のグラフである。時点T1で周知の中継器は通信局の通信範囲に入り次にキャリア信号CSを受信して、これにより、直流電源電圧が連続してより高くなるようにして、直流電源電圧の生成を開始させる。時点T2で、生成された直流電源電圧VSは単一の電圧しきい値VTHRよりも大きくなる。時点T3で、直流電源電圧を生成するための整流手段内の電圧制限段が動作を開始して、これにより、発生した状態が続くように、直流電源電圧VSを実質的に一定の値VS1に維持させる。これらがこのように動作するので、周知の中継器は通信局の通信範囲をそのままにしており、このことは直流電源電圧に時点T4からの減少を開始させる。時点T5で、直流電源電圧VSは、電圧しきい値VTHRよりも降下する。時点T6で、周知の中継器は、別の通信局の通信範囲内に入り、これは直流電源電圧を再び増加させる。時点T7で、直流電源電圧VSは再び、電圧しきい値VTHRを超える。
直流電源電圧VSについて上述された波形に即して、図2の下側に示された信号化信号POKは、この信号化信号POKが直流電源電圧VSが電圧しきい値VTHRよりも低い限り低レベルLであり、直流電源電圧VSが電圧しきい値VTHRよりも高い限り高レベルHであるように、周知の中継器内で生成される。
ここで、図1に示された中継器1および集積回路5の動作は、図3を参照して以下に詳細に明らかとされる。時点T1で、中継器1はある通信局の通信範囲内に入り、その結果として、直流電源電圧VSの生成が開始し、直流電源電圧VSは、事象が続くに連れて増加する。時点T2で、直流電源電圧VSは、第1の、より低い電圧しきい値VTHR1に等しい値に到達し、この第1電圧しきい値VTHR1は、中継器1および集積回路5内、さらにはモニタリング回路23の参照電圧源24内に、プリセットされる。時点T2で、報告信号POKは、低レベルLから高レベルHに変化し、マイクロコンピュータ9および記憶手段12はこの状態の変化を通知されてマイクロコンピュータはその本来の状態へとセット(すなわち、リセット)される。事象が続くのに連れて、直流電源電圧VSは電圧制限回路により決定された値VS1に到達する迄上昇し続けて、この値はここでは要求された場合には持続する。時点T2とT3との間ではまた、中継器1および集積回路5が構成されることを許容するためのコンフィグレーションデータCONFIG−DATAが読み出され実行される。事象が続くのに連れて、中継器1は、時点T3とT4の間で、読み出しモードを活性化させるために、認識手段11を介して動作制御手段10へと供給される読み出しコマンドRDCOMを受信する。線図的に表示された接続29に続いて、読み出しコマンドRDCOMがまた制御手段28に供給され、このコマンドは制御手段28に第1制御信号CS1を生成させると共にこの信号を参照電圧源24へと送信させるが、しかしながらこの場合、参照電圧源24に如何なる効果をも与えることはなく、これは第1の、より低いしきい値VTHR1は何れにしても参照電圧源24内で上述したプリセットするという方針で、既に生成されているからである。事象が続くに連れて、記憶手段12から読み出されるべき読み出しデータRDDATAは時点T4およびT5の間で読み出されて、マイクロコンピュータ9を介して符号化回路20および変調回路21に対して通信局への送信のために供給される。
例示の方法により、事象が続くに連れて、書き込みコマンドWRCOMは、時点T5およびT6の間に通信局から中継器1へと送信され、中継器1で受信されることは想定されることである。この受信された書き込みコマンドWRCOMは、認識手段11により認識され、書き込みモードを活性化させる動作制御手段10へと供給される。受信された書き込みコマンドWRCOMはまた、線図的に表示された接続29を介して制御手段28に供給される。このコマンドはすぐに、制御手段28に第2制御信号CSを生成してこれを参照電圧源24に送信する。この制御信号は、参照電圧源24を時点T6で切り換えさせ、事象が続くに連れて、より高い第2電圧しきい値VTHR2を生成させてこれを比較器回路25に送信させている。このようにして実現されることは、時点T6からは、支配的な要因である、より高い第2電圧しきい値VTHR2であり、これは、生成された直流電源電圧VSが高レベルHで信号化信号POKを生成するために、この第2電圧しきい値VTHR2よりも高くなるべきことを意味している。換言すれば、時点T6からは、記憶手段12に書き込み動作のために必要となる十分な高レベルの直流電源電圧が供給され、書き込み動作のために必要となる十分に高レベルの直流電源電圧は読み出し動作のために要求される直流電源電圧よりも高いことが確かになる。時点T6に続いて、書き込まれるべき書き込み用データWRDATAが、時点T6とT7の間で、記憶手段12に対して生成される。この場合、記憶手段12への書き込み用データWRDATAに引き続いて、中継器1内で発生する何か他のものは、承認信号QUITの生成であり、この承認信号QUITはマイクロコンピュータ9を用いて生成され、符号化回路20および変調回路21を介して通信局へと送信される。
中継器1および集積回路5のマイクロコンピュータ9において書き込みデータWRDATAを記憶手段12に書き込んで承認信号QUITを生成するためにはどのくらい多くの時間がかかるかは周知であるので、ひとたび、この時間が経過して付加的で安全な間隔を許容している間に、マイクロコンピュータ9は、制御手段28を用いて、時点T7で制御手段28が第1制御信号CS1を生成してこれを電源電圧源24に送信することを自動的に保証している。この信号は、参照電圧源24に第1のより低い電圧しきい値VTHR1を再び生成させて、これを時点T7から比較器回路25へと送信させている。
第1の、より低い電圧しきい値VTHR1への切り換えにとって、自動的に生成することは本質的なことではないし、またこれが生成可能であることの結果として読み出しコマンドRDCOMが、時点T7の後で、図3には示されていない2つの時点TXとTYとの間に、通信局から中継器1に送信される。受信された読み出しコマンドRDCOMは、認証手段11により認証され、動作制御手段10に供給されて、その結果として読み出しモードが活性化される。受信された読み出しコマンドRDCOMはまた、線図的に表示された接続29を介して、制御手段28に供給される。このコマンドは、参照電圧源24を時点TYで切り換えさせて、さらに事象が続くに連れて、第1の、より低い電圧しきい値VTHR1を生成させ、これを参照電圧源24に送信させる。このようにして実現されることは、時点TYから、それは、支配的な要因である、より低い第1の電圧しきい値VTHR1であり、これは、高レベルHでの信号化信号POKを生成するために、生成された直流電源電圧VSが、この第1の電圧しきい値VTHR1よりも高くならなくてはならないことを意味している。換言すれば、時点TYから、読み出し動作のために必要とされるのに適切な高レベルの直流電源電圧が、記憶手段12に供給され、この読み出し動作のために適切な高レベルの直流電源電圧は、書き込み動作のために要求される直流電源電圧よりも低くなっている。時点TYに引き続いて、読み出されるべき読み出しデータRDDATAが、時点TYと別の時点TZの間で記憶手段12から生じる。
図3より理解できるように、そこで説明された例において、上昇の後に、直流電源電圧VSは、低い、第1電圧しきい値VTHR1と、高い、第2電圧しきい値VTHR2との両方よりも上の一貫して高いレベルVS1のままであることが想定される。これはもちろん、種々の環境、原理的には中継器の通信局の通信範囲の外側への移動が生じているので直流電源電圧の減少を結果するかも知れない場合が常に必要ではない。しかしながら、直流電源電圧VSにおける減少という出来事において、図1に示された中継器1および集積回路5内で、読み出しモードでのエネルギーよりも、書き込みモードでより多くのエネルギーの供給の保証があることは確実である。2つの電圧しきい値VTHR1およびVTHR2のの間での切り換えにより有利に実現されることは、書き込みモードよりも、より少ないエネルギーでより長い通信のレンジが読み出しモードでは保証されることであり、これは多くの適用例において有利である。
周知の中継器と比較されたときに、図1に示された中継器1における、より高い、第2電圧しきい値VTHR2が、周知の中継器における単一の電圧しきい値VTHRに対応していることはまた、説明されるべきである。図3より理解できるように、より高い電圧しきい値VTHR2は、相対的に短い時間の期間(時点T6およびT7の間)、すなわち、実質的に書き込み動作の実行の間のみのために必要であり、ところが、この時間の残りの間が、要求されたより短い、第1電圧しきい値VTHR1のみのための時間であり、これは、この残りの期間の間に通信のより長いレンジが保証されることを意味している。
図1に示された中継器1および図1に示された集積回路5の変形例において、この変形例は別々に示されてはいないが、しかしながら、制御手段28は集積回路5の記憶手段12内に記憶されている制御情報CIの項目の機能としての制御信号CS3を生成するために準備されており、制御情報CIのこの項目は、集積回路5の記憶手段12のコンフィグレーションレジスタ14内に記憶されている。制御情報CIのこの項目は、コンフィグレーションデータCONFIG−DATA内に含まれると共に、マイクロコンピュータ9に対して、中継器1または集積回路5が“中継器トークファースト(中継器が最初に効力を発する)”モードで動作されなくてはならないことを通知する情報の項目である。制御情報CIの項目を受信して、制御手段28は、参照電圧電源24へと供給される第3の制御信号CS3を生成する。この信号は、参照電圧電源24に、第3の制御信号CS3の受信に基づいて第3の電圧しきい値VTHR3を生成させると共に、このしきい値を比較器回路25に送信させている。
上述のような図1に示された中継器1の変形例が動作する方法は、図4を参照することにより以下に明らかにされるであろう。図4から理解できるように、中継器は、時点T1で通信局の通信範囲に入る。時点T2で、直流電源電圧VSは、この例の場合もまたプリセットされる、第1電圧しきい値VTHR1を超える。事象が続くに連れて、コンフィグレーションデータCONFIG−DATAが読み出されて、その後、時点T2およびT3の間で、コンフィグレーションデータCONFIG−DATA内に含まれた制御情報CIの項目もまた読み出される。読み出された制御情報CIの項目は、接続30を介して制御手段28に供給され、これは、制御手段28に第3制御信号CS3を生成させて、これを参照電圧電源24に送信させる。これは、参照電圧電源24に第3電圧しきい値VTHR3を生成させて、このしきい値は、時点T3で、第1電圧しきい値VTHR1よりも低くなっている。事象が続くに連れて、読み出しデータRDDATAが、“中継器トークファースト”モードがスイッチオンされた状態である間に、記憶手段12から読み出され、マイクロコンピュータ9を用いて処理され、符号化回路20および変調回路21を介して通信局に対して送信される。
上記で明らかにされた中継器1の変形例の場合、読み出しモード用の第1電圧しきい値VTHR1は、直流電源電圧VSが上昇する場合には自動的に活性化される。コンフィグレーションデータCONFIG−DATAが読み出されてしまった後のみ、電圧しきい値は、“中継器トークファースト”モードが活性化されている結果としての、制御情報CIの機能として、より低い、第3電圧しきい値VTHR3に設定される。読み出しモード用の第1電圧しきい値VTHR1は、コンフィグレーションデータCONFIG−DATAの信頼できる読み出しを保証するように選択されている。“中継器トークファースト”モードにおいて、電圧しきい値は低減されるが、読み出しエラーが発生するのが低い可能性のみであるような値となるだけである。この種の読み出しエラーの可能性が小さいので、“中継器トークファースト”モードにおける読み出しデータRDDATAのほんの僅かだけの項目は、これらのエラーにより影響を受けるであろうが、この種の読み出しエラーは例えばCRC手順を用いて通信局により容易に検出され得るものであるので、これが何れかの深刻な問題を引き起こすことはないであろう。
この発明の実施形態による現在の接続に本質的な中継器の部分およびこのような中継器のための集積回路の部分を高度に線図的に示すブロック回路図である。 周知の先行技術の中継器の直流電源電圧および報告信号の波形をそれぞれ示す2つのグラフである。 この発明の第1実施形態による中継器の直流電源電圧および報告信号の波形をそれぞれ示す2つのグラフである。 この発明の第2実施形態による中継器の直流電源電圧および報告信号の波形をそれぞれ示す2つのグラフである。

Claims (14)

  1. 通信局との間で非接触通信のために準備され、送信手段を有し、複数の回路接続接点を有する集積回路を有する中継器であって、
    前記送信手段は前記回路接続接点に接続され、入力電圧がこれらの回路接続接点から取り出し可能であり、前記集積回路は前記入力電圧を用いて生成される電圧を供給可能であると共にその波形が前記供給電圧としきい値電圧との間の関係に依存する信号化信号が生成可能であるモニタリング回路を含み、前記集積回路は少なくとも1つのデータ処理回路を含むと共にこのデータ処理回路への供給電圧の少なくとも2つの値を信号化する目的のために前記信号化信号が供給可能であり、前記モニタリング回路は前記信号化信号について制御可能となるように準備され、前記信号化信号の生成に関連して前記モニタリング回路を制御するための制御手段が提供されてこの制御手段は少なくとも1つの制御信号を生成するように準備されている中継器。
  2. 前記モニタリング回路は、電圧しきい値について制御可能となるように準備されている請求項1に記載の中継器。
  3. 前記制御手段は、該中継器により実行されることが可能である動作の少なくとも2つのモードの関数としての制御を行なうために準備されている請求項1に記載の中継器。
  4. 制御手段は、読み出しモードと書き込みモードとの機能として制御を行なうために準備されている請求項3に記載の中継器。
  5. 前記制御手段は、通信局により送信されると共に前記集積回路内で受信されるコマンド信号の機能としての制御信号を生成するために準備されている請求項3に記載の中継器。
  6. 前記制御手段は、前記集積回路内に格納された制御情報の項目の機能としての制御信号を生成するために準備されている請求項3に記載の中継器。
  7. 制御情報の前記項目は、前記集積回路内のコンフィグレーションレジスタ内に格納されている請求項3に記載の中継器。
  8. 通信局との間で非接触通信のための中継器内での使用のために意図されると共に、前記中継器内の送信手段との接続のため、および入力電圧を取り出し可能にするために意図された複数の回路接続接点を有する集積回路であって、
    前記集積回路は、前記入力電圧を用いて生成された電圧を供給可能であると共にその波形が前記供給電圧としきい値電圧との間の関係に依存する信号化信号が生成可能であるモニタリング回路を含み、前記集積回路は少なくとも1つのデータ処理回路を含むと共にこのデータ処理回路への供給電圧の少なくとも2つの値を信号化するために前記信号化信号が供給可能であり、前記モニタリング回路は前記信号化信号について制御可能となるように準備され、前記信号化信号の生成に関連して前記モニタリング回路を制御するための制御手段が提供されてこの制御手段は少なくとも1つの制御信号を生成するように準備されている集積回路。
  9. 前記モニタリング回路は、電圧しきい値に関連して制御可能なように準備されている請求項8に記載の集積回路。
  10. 前記制御手段は、前記中継器により実行されることのできる動作の少なくとも2つのモードの機能としての制御を行なうために準備されている請求項8に記載の集積回路。
  11. 前記制御手段は、読み出しモードおよび書き込みモードの機能としての制御を行なうために準備されている請求項10に記載の集積回路。
  12. 前記制御手段は、通信局により送信され該集積回路内で受信されるコマンド信号の機能としての制御信号を生成するために準備されている請求項10に記載の集積回路。
  13. 前記制御手段は、該集積回路内に格納された制御情報の項目の機能としての制御信号を生成するために準備されている請求項10に記載の集積回路。
  14. 制御情報の前記項目は、該集積回路内のコンフィグレーションレジスタ内に格納されている請求項13に記載の集積回路。
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