JPH081815A - ゴムホースの製造装置及び製造方法 - Google Patents

ゴムホースの製造装置及び製造方法

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JPH081815A
JPH081815A JP13678294A JP13678294A JPH081815A JP H081815 A JPH081815 A JP H081815A JP 13678294 A JP13678294 A JP 13678294A JP 13678294 A JP13678294 A JP 13678294A JP H081815 A JPH081815 A JP H081815A
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rubber
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Shizuo Yokobori
志津雄 横堀
Masayuki Sanjo
昌之 山條
Kiyoko Yamawaki
清子 山脇
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Toyo Tire Corp
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Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ゴムホースの端部の内面ゴム及び補強繊維を鋼
製リングを介して折り返し(曲げ)仕上げをするに際
し、内面ゴム端部を収縮した状態で形成させる。 【構成】ゴムホース端部ガスケットを形成するに際し、
マンドレルの端部軸に半楕円筒の閉鎖した端部がマンド
レル端部軸に嵌合可能孔を有する前部が開放型の折曲げ
(返し)用多層カラーを内径の小さい順にマンドレル上
に挿載し、最外層に挿載させる折曲げ(返し)用カラー
は鋼製リングを載越して内面ゴム端部がリングホルダー
に触着するような形状にし、該折曲げ(返し)用多層カ
ラーをマンドレル中央部に押進させることでゴムホース
端部を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】ガスケットゴムが本体と一体とな
っているゴムホース及びゴム継手に関する。
【0002】
【従来の技術】内面ゴム、外面ゴムの間に補強繊維を有
するゴムホースにおいて、両端又は片端に相手配管との
接続金具を有し、その接続金具がゴムホース本体と離反
しないように端部を突起状とし、補強繊維と内面ゴムを
鋼製リングを被覆する形で折曲げる。(図1参照)この
形状にするために、鋼製リングの位置決め後、複数層の
補強繊維を一層ずつ手作業にて折り返していた。(図2
参照)又マンドレル端面に製品内径より小さい外径を有
するゴムバックを設置し、該ゴムバック中に空気を給入
することにより、補強繊維及びゴムシートを同時に折り
返す方法があった。(図6、図7参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
1)手張りで行う方法においては(図2参照)、補強ゴ
ム層を一層毎、ゴムシートと各々一旦密着したものを手
ではがしながら、一層毎に折り返し再度密着させる工程
を必要とし、更に、1.1)多大の工数を要する 1.
2)密着力が低下する 1.3)補強繊維の密度が均一
にならない 1.4)補強繊維の貼付角度が変化すると
いった問題があり、ゴムバックを使用する方法において
は(図6及び図7参照) 1.5)ゴムバックの最小必
要径が現在の技術のおいては100mm以上となり、小
口径の製品には適応出来ない。 1.6)ゴムバックを
拡張する空気圧が大きくとれないので補強繊維層の数が
多いものは折り返し出来ないという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に鋭意研究した結果、本発明に到達したもので、すなわ
ち本発明はホースの端面に高剛製の輪(リング)を介し
補強繊維とゴムを折り返す構造のゴムホースにおいて、
高剛製の輪(リング)を補強繊維とゴムシートの折り返
される反対側から強固に支持し、補強繊維とゴムシート
を未加硫の状態で積層したマンドレルの外径より僅かに
大きい頭部の解放した内径を有し後尾部がマンドレル端
部軸に嵌合する部位を除いて閉鎖した半楕円筒状の折曲
げ用カラー(枠筒)を複数個マンドレル端部軸に所定の
空隙を有するように挿載し、ついで複数の折曲げ用カラ
ーの筒端部をマンドレル中央部に向けて押進させて補強
繊維とゴムシート端部を折り返す製造方法であり、頭部
が開放状であり、最尾部がマンドレルの端部軸に嵌合可
能な軸嵌合部を除いて閉鎖した半楕円筒状の複数のカラ
ー(枠筒)の肉厚が3〜8mmであるゴムホースの製造
装置である。
【0005】本発明を図面に基づいて説明する。図3は
本発明の製造装置の側面断面図で、図4は本発明の製造
装置の側面の部分断面図である。折り返し用内面ゴム端
部1aとマンドレル6の間に半楕円筒状の折曲げ用多層
カラー8a、9、10、11、12、13、14を順次
挿載し、内面ゴムを傾斜状に押し上げる。この場合、マ
ンドレルに内接する折曲げ用一層目カラー8aはマンド
レル6と密着した状態にしておく。そして図5のように
最後の折曲げ用七層目カラーの最先端部14aは鋼製リ
ング3を越えてリングホルダー7に内面ゴムに接するよ
うに長くする。本発明の図面では折曲げ用多層カラー8
は7層になっているが、8層、9層と数を多くしてもよ
い。折曲げ用多層カラー(半楕円筒)に内面ゴム折曲げ
を傾斜状にする時は半楕円筒の最高尾のマンドレルの端
部軸に嵌合する部分を除いて閉鎖する形状の各折曲げ用
多層カラーの各々は隙間17があるように挿載して、多
層カラーを徐々に押進させて補強繊維2及び内面ゴム1
を鋼製リングに空隙なく折曲げ、多層カラー間の隙間が
なくなった時は内面ゴムは鋼製リングに直角に並設する
ような形状になっている。
【0006】本発明の狙いは 1)100φ以下の小さな口径の製品にも適用できるこ
と。 2)短時間に折り返しができること。 3)補強繊維層の密度バラツキが少ないこと。 4)密着力が低下しないこと。 5)大きな力で押しつけることができることである。
【0007】本発明の折り曲げ用多層カラー(半楕円
筒)の板厚は鋼製リングの外径とマンドレルの外径の差
の1/10程度が望ましい。板厚が大であると挿入時抵
抗が増し、折り曲げ用多層カラー(半楕円筒)の先端部
部分でゴムの変形が発生しやすい。従って板厚は薄い方
が望ましいが、一般的には3〜8mmで選定される。最
後の折り曲げ用多層カラーの一つ前の折り曲げ用多層カ
ラーまではその最終挿載先端部位置が同一であるが、最
終の折り曲げ用多層カラーは鋼製リング3の外側を越え
て内面ゴムをリングホルダー7に押着させる。これらの
一連の動きを円滑に高速で行うことにより、折り返され
た補強繊維とゴムは互いに密着したまま均一に拡大され
そして最終の折り曲げ用多層カラーの挿載後にはゴム部
の弾性に図5の内面ゴム先端部が収縮した形になり、形
状が定められる。
【0008】
【作用】本発明は折り曲げ用多層カラーによるものであ
るため、口径の下限に制限がなく、25〜500mmと
いった全ての口径に適用される。本発明の折り曲げ用多
層カラーの挿載は油圧や空気圧は機械的により容易に行
うことができ、操作も単純なものである。補強繊維とゴ
ムを同時に全て、全周にわたって折り返すことができる
ので、補強繊維に密度のバラツキがなく、密着したまま
折り返すので、各層間の接着力が変動しない。一方折り
曲げ用多層カラーの挿載・押進力を大きくすることがで
きるので更に密着力を高め、加えて多層の積層体も折り
返し可能である。
【0009】本発明の一例として、マンドレル外径65
mm内面ゴム、天然軟質ゴム、加硫ゴム硬さ60度、補
強繊維としてポリエステルコードスダレ織り1260デ
ニール3本撚り2.5cm幅での配列本数21本内面ゴ
ムと同一配合にて摩擦トッピングし、トッピング後厚さ
1.0mmとして、65mm径のマンドレルに未加硫の
内面ゴム4mm、未加硫のゴムとトッピングした補強繊
維を1層はホースの軸に対し50度の角度で貼付け、他
の1層はその上に逆の方向で同じく50度にて貼付け密
着させた。マンドレル上に積層した外径は65+(4+
1+1)×2=77mmとなり、その上に端面から60
mmの位置にて鋼製リング(内径77.5mm、外径9
7mm、厚さ6mm)を設置する。 折り曲げ一層目カラーの板厚 5mm 内径 65.5mm 〃 二層目 〃 5mm 〃 75.5mm 〃 三層目 〃 5mm 〃 85.5mm 〃 四層目 〃 5mm 〃 95.5mm 〃 五層目 〃 5mm 〃 105.5mm 〃 六層目 〃 5mm 〃 115.5mm 折り曲げ用多層カラーの挿載速度は100mm/秒とし
た。本発明の折り返し(曲げ)時間は折り曲げ用多層カ
ラーの挿載速度で決定されるが、密着に必要な時間的余
裕も含め15秒で行った。一方、従来の手による方法
(図2)では5分〜12分を要し、本発明より20倍〜
50倍かかった。ゴムバック(図7)を用いる方法で
は、口径制限もあり、折り返し時間は60秒で達成でき
るが、本発明のように高速度が不可能であるので、本発
明のように未加硫ゴム弾性の収縮が不安定なものとなる
ものである。
【0010】
【発明の効果】本発明による折り曲げ用多層カラーによ
る方法は簡単な装置及び簡便なる操作により、高速で正
確にガスケット一体型ゴムホースを提供することができ
る。加えて各層の密着性、寸法安定性及び補強性能等、
極めて高度に安定しており、品質面においても優れた製
品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はゴムホース端部の部分断面図。
【図2】図2は従来の手による折り返し(曲げ)の部分
側面図。
【図3】図3はホース端部の折り返しを説明する為の製
造装置の部分断面図。
【図4】図4は本発明の折り曲げ(返し)用多層カラー
の内面ゴム折り返し状態(途中)を示す部分断面図。
【図5】図5は本発明の折り曲げ(返し)用多層カラー
の内面ゴム折り返し終了時を示す部分断面図。
【図6】図6は従来のゴムバックによる折り返し前の状
態を示す部分断面図。
【図7】図7は従来のゴムバックによる折り返し状態
(途中)を示す部分断面図。
【符号の説明】
1 内面ゴム 1a 折り返し用内面ゴム端部 2 補強繊維 3 鋼製リング 4 外面ゴム 5 フランジ 6 マンドレル 6a マンドレル端部軸 7 リングホルダー 8 折り曲げ用多層カラー(半楕円筒) 8a 折り曲げ用一層目カラー 9 〃 二層目 〃 10 〃 三層目 〃 11 〃 四層目 〃 12 〃 五層目 〃 13 〃 六層目 〃 14 〃 七層目 〃 14a 〃 〃 〃 先端部 15 ゴムバック 16 空気給入口 17 多層カラー間隙間 A 内面ゴム先端部 F 人手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山脇 清子 兵庫県加古郡稲美町六分一字蕩ヶ谷1183番 地 東洋ゴム工業株式会社兵庫事業所明石 工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホースの端面に高剛性の輪(リング)を介
    して補強繊維とゴムを折り返す構造のゴムホースにおい
    て、高剛性の輪(リング)を補強繊維とゴムシートの折
    り返される反対側から強固に支持し、補強繊維とゴムシ
    ートを未加硫の状態で積層したマンドレルの外径より僅
    かに大きい頭部の解放した内径を有し後尾部がマンドレ
    ル端部軸に嵌合する部位を除いて閉鎖した半楕円筒状の
    折曲げ用カラー(枠筒)を複数個マンドレル端部軸に所
    定の空隙を有するように挿載し、ついで複数の折曲げ用
    カラーの筒端部をマンドレル中央部に向けて押進させて
    補強繊維とゴムシート端部を折り返すことを特徴とする
    ゴムホースの製造方法。
  2. 【請求項2】頭部が開放状であり、最尾部がマンドレル
    の端部軸に嵌合可能な軸嵌合部を除いて閉鎖した半楕円
    筒状の複数のカラー(枠筒)の肉厚が3〜8mmである
    ことを特徴とするゴムホースの製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113524643A (zh) * 2021-07-17 2021-10-22 河南煜亿实业有限公司 一种橡胶接头翻包成型一体机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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