JP2764879B2 - 部品等のつかみ装置に使用する膨張体の製造方法 - Google Patents

部品等のつかみ装置に使用する膨張体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、部品等のつかみ装置に使用する膨張体の
製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来部品等のつかみ装置に使用される膨張体は、ゴム
材料から成るチューブを使用していた。このようなつか
み装置の従来技術としては、特開昭62−297083号公報や
特開昭63−7289号公報に記載のものが知られている。こ
れらのつかみ装置は、基体にエアー等の流体の注入によ
り膨張可能な両端開口のチューブ両端を密封して取付
け、チューブと基体との密封された空間へ流体を注入し
てチューブの膨張面で部品等をつかむように構成されて
いた。このように構成される部品等のつかみ装置が使用
される環境は、一般には常温,大気中なので、膨張体と
して使用されるチューブとしては耐疲労性に優れるNR/B
R系,CR系のゴム材料を使用していた。このようなゴム材
料から成るチューブを膨張体としたつかみ装置では、耐
久性,部品等の保持力,寸法安定性等の性能面において
劣るために補強コードを埋設したチューブも開発され
た。さらに、石油系潤滑油,有機溶剤,熱水,スチー
ム,酸,アルカリ,鋭利な部品の保持等の特殊な環境や
使用条件下では、コード入りのチューブを用いた場合で
も、耐久性で劣るため、石油系潤滑油や部品等に接触す
る膨張面に特殊な材料をコーディングしたり或いは加硫
された後のチューブの表面に特殊なゴムを貼り付けたり
することが考えられた。
〔解決しようとする課題〕
耐久性の面からはコード入りのチューブが好ましく、
このようなコード入りチューブの部品等に接触する膨張
面に特殊な材料をコーティングしたり貼り付けたりした
ものは、各種使用環境に対応させることができるが、こ
のような膨張体を製造するのは製造工程数の増大を招く
とともに、コストアップにもなっていた。また、チュー
ブの表面にコーディングする場合の材料としては液状シ
リコン以外のものは応用できないという不都合があっ
た。さらに、特殊な材料をチューブ表面に貼り付ける場
合には、接着剤が必要となり、接着剤による接着が剥離
する虞れも十分にあった。
そこで、この発明は、製造工程数を増やすことなく、
低コストで製造できるとともに、膨張体としての耐久性
も向上した膨張体の製造方法を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、この発明は、部品等に接
触する面を形成する接触面層となるシートに補強コード
入りシートを重ね合わせ、両シートを互いに種類の異な
るゴム材料から形成するとともに両シートを未加硫状態
において重ね合わせて加硫接着するものである。
〔作用〕
この発明においては、コーディングする場合のような
材料の限定がなく、接着する場合の工程数の増大や剥離
の心配もなく、簡単かつ迅速に低コストで膨張体の製造
が可能となる。
〔実施例〕
以下に、この発明の好適な実施例を図面を参照して説
明する。
第1図において、部品等に接触する面を形成する接触
面層となるシート1に補強コード入りシート2を重ね合
わせ、これら両シート1,2をアルミ棒3に巻き、加硫缶
で加硫する。ここで用いたシート1としては、フッ素
系,IIR/EPDM系,水添化NBR,NBR,NR/SBR等のゴム材料が
使用される。これらのゴム材料の種類の使用環境は次の
表に示す通りである。
補強コード入りシート2に使用される補強コード2Aは
有機繊維の使用が好適であり、この有機繊維2Aにゴム材
料Bを引いた言わばゴム引きコード層を形成してある。
シート1のゴム材料Aとしては、従来のチューブと同
様にNR/BR系,CR系のゴム材料の使用が好適である。
このようにして製造された膨張体10は、第3図に示す
ように基体11の下線部を膨張体10の両端部に挿入し、膨
張体10の両端部である一端側をかしめリング12で基体11
に固着し、次いで膨張体10を折り返してその他端部を基
体11の上端側へかしめリング13で固着する。従って、膨
張体10のシート1が表面に現れる。基体11にはエアー等
の流体の流路14が形成してあり、この流路14にエアー等
の流体を注入することにより膨張体10と基体11との密封
された空間へ流体が流入し、膨張体10は外方へ膨張す
る。この膨張した面において部品等をつかむ。部品等と
しては、筒体やシリンダブロック等のようにこのつかみ
装置が挿入される孔を有するものに適する。即ち、この
つかみ装置の膨張体部分を部品等の孔へ挿入し流体を注
入して膨張体10を膨張させることにより孔の内周面に膨
張体10の外面が部品に圧接することとなり部品をつか
む。
第4図は基体11として円筒状のものを使用し、この基
体11の内面側において膨張体10が膨張するように構成し
たものであり、パイプ等の部品をこの基体11の孔に挿入
し、膨張体10を膨張させてパイプ等の外周面をつかむ。
第5図及び第6図は、夫々第3図及び第4図に示すつ
かみ装置において、膨張体10の端部のゴム材料Bが露出
し例えば有機溶剤等に接触するのを防ぐために、アル
ミ,鉛,プラスチック等のテープ15でこのゴム材料Bの
個所をシールしたものを示す。シート1のゴム材料Aは
上述した表に示すように、用途によりその種類を変え
る。例えば、溶剤中や油中で部品等をつかむ場合には夫
々耐溶剤性や耐油性を備えたゴム材料Aが選択される。
第2図に示す膨張体は、二層構造であるが、補強コー
ド入りシート2の外側にゴム材料Bと同一材料若しくは
その他の材料のシートを重ね合わせても良い。
ゴム材料Aと補強コード2Aとは接着力が弱く、補強コ
ード2Aを直接ゴム材料Aに埋設しにくい場合であって
も、ゴム材料AとBとは未加硫状態で重ね合わせた後加
硫することにより容易に一体化できる。補強コード2Aと
ゴム材料Bとは馴染みが良い材料を選択すれば良い。ま
た、補強コード2Aの配設の仕方は互いに平行に配設して
も良いしクロスさせて斜めに交わるように配設すること
もできるし、補強コード2Aの層を二層以上とすることも
勿論可能である。
〔効果〕
以上説明したように、この発明では、部品等に接触す
る面を形成する接触面層となるシートに補強コード入り
シートを重ね合わせ、両シートを互いに種類の異なるゴ
ム材料から形成するとともに両シートを未加硫状態にお
いて重ね合せて加硫接着するので、コーティングしたり
接着したりするものに比較して工程数が減少し、低コス
トで製造できるとともに、剥がれ等の問題も生ぜずに耐
久性に冨だ膨張体を提供することができる。また、接触
面層を構成するシートは高価な場合が多くこの接触面層
にコードを埋設するものに比べれば、極めて低コストと
なるとともに、接触面層のシートのゴム材料と補強コー
ドとの接着力が不足することも回避でき、全体として耐
久性,部品保持力,寸法安定性等の性能が向上し、各種
使用環境に応じて最適の膨張体を製造することができる
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の好適な実施例を示す斜視図、第2図
は製造された膨張体の断面図、第3図及び第4図はつか
み装置にこの膨張体を取付けた状態の断面図、第5図及
び第6図は第3図及び第4図における膨張体の端部をテ
ープで処理した例を示す断面図である。 1……シート、2……補強コード入りシート、 2A……補強コード、A,B……ゴム材料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B25J 15/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体にエアー等の流体の注入により膨張可
    能な両端開口の膨張体両端を密封して取付け、膨張体と
    基体との密封された空間へ流体を注入して膨張体の膨張
    面で部品等をつかむ装置に使用する膨張体の製造方法で
    あって、 部品等に接触する面を形成する接触面層となるシートに
    補強コード入りシートを重ね合わせ、 両シートを互いに種類の異なるゴム材料から形成すると
    ともに両シートを未加硫状態において重ね合わせて加硫
    接着することを特徴とする部品等のつかみ装置に使用す
    る膨張体の製造方法。
JP27671489A 1989-10-24 1989-10-24 部品等のつかみ装置に使用する膨張体の製造方法 Expired - Lifetime JP2764879B2 (ja)

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