JPH08181056A - フォトマスクおよびその製造方法ならびに半導体装置の製造方法 - Google Patents

フォトマスクおよびその製造方法ならびに半導体装置の製造方法

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JPH08181056A
JPH08181056A JP32343594A JP32343594A JPH08181056A JP H08181056 A JPH08181056 A JP H08181056A JP 32343594 A JP32343594 A JP 32343594A JP 32343594 A JP32343594 A JP 32343594A JP H08181056 A JPH08181056 A JP H08181056A
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pattern
photomask
wafer
expansion
exposure apparatus
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JP32343594A
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English (en)
Inventor
Aritoshi Sugimoto
有俊 杉本
Yoshiyuki Miyamoto
佳幸 宮本
Yuichi Soda
祐一 曽田
Toshitada Takahashi
利匡 高橋
Keiko Ishihara
恵子 石原
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Hitachi Ltd
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なるフォトマスク間の重ね合わせ相対誤差
を最小にできるフォトマスクおよびその製造方法ならび
に半導体装置の製造方法を提供する。 【構成】 第1のフォトマスクにおける第1のパターン
を密着露光装置を用いてウエハ上に転写する工程と、ウ
エハ上のパターンの伸縮量を計測する工程と、第2のフ
ォトマスクにおける第2のパターンを形成する際に前記
伸縮量と関係している伸縮量を第2のパターンに与える
工程とを有するフォトマスクの製造方法とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォトマスクおよびそ
の製造方法ならびに半導体装置の製造方法に関し、特
に、パターン転写時に発生するパターンの伸縮量の影響
を実質的になくしたフォトマスクおよびそれを用いた半
導体装置の製造方法に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程においては、フォ
トリソグラフィ技術が多用されており、そのフォトリソ
グラフィ技術を用いて微細加工が行われている。
【0003】半導体装置の製造工程においては、例えば
半導体基板上に成膜された絶縁物、導電物または半導体
薄膜などの加工をフォトリソグラフィ技術を用いて行っ
ているために、数回から数十回というフォトリソグラフ
ィ工程を繰り返して行っている。
【0004】例えば量産性などを目的とした半導体装置
の製造工程においては、フォトリソグラフィ技術に使用
されている露光装置として密着露光装置と投影露光装置
と近接露光装置とが使用され、その密着露光装置と投影
露光装置または近接露光装置を組み合わせて配線膜およ
び層間絶縁膜などが加工されているものがある。
【0005】なお、露光装置について記載されている文
献としては、例えば、総合電子出版社発行(1980
年)楢岡清威著「エレクトロニクスの精密微細加工」p
50〜p63に記載されているものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、密着露光装
置と投影露光装置または近接露光装置とを組み合わせて
行う場合には、重ね合わせ誤差が大きくなるという問題
点があることを本発明者は見い出した。
【0007】すなわち、密着露光装置においては、転写
される試料である、例えば半導体ウエハなどのウエハと
フォトマスクとの密着を良好にするために、ウエハとフ
ォトマスクとの密着時に両者を同時に撓ませる操作を行
っているが、その際にフォトマスクの厚さに起因してウ
エハとフォトマスクとの相対位置がウエハの各領域によ
り変動するという転写位置歪が発生する。
【0008】この場合、密着露光装置のみを使用して半
導体装置の製造を行う場合には、ウエハ上の転写位置歪
は常に同等の量で与えられることにより、異なるフォト
マスク間の重ね合わせ相対位置は一定に保たれている。
【0009】しかし、密着露光装置を使用してパターン
を形成した後に、転写位置歪が生じない投影露光装置ま
たは近接露光装置を使用して次のパターンを形成する場
合には、密着露光装置に使用するフォトマスクと投影露
光装置または近接露光装置に使用するフォトマスクとの
重ね合わせ相対位置に大きな誤差が生じてしまうという
問題点が発生する。
【0010】本発明の一つの目的は、異なるフォトマス
ク間の重ね合わせ相対誤差が最小にできるフォトマスク
を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、異なるフォトマスク
間の重ね合わせ相対誤差が最小にできるフォトマスクの
製造方法を提供することにある。
【0012】本発明のさらに他の目的は、異なるフォト
マスク間の重ね合わせ相対誤差が最小にできるフォトマ
スクを用いた半導体装置の製造方法を提供することにあ
る。
【0013】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明において開示され
る発明のうち、代表的なものの概要を説明すれば、以下
の通りである。
【0015】(1)本発明のフォトマスクは、第1のフ
ォトマスクにおける第1のパターンが密着露光装置を用
いて転写されたウエハ上のパターンの伸縮量と関係して
いる伸縮量を第2のフォトマスクにおける第2のパター
ンに与えているものとする。
【0016】(2)本発明のフォトマスクの製造方法
は、第1のフォトマスクにおける第1のパターンを密着
露光装置を用いてウエハ上に転写する工程と、ウエハ上
のパターンの伸縮量を計測する工程と、第2のフォトマ
スクにおける第2のパターンを形成する際に前記伸縮量
と関係している伸縮量を第2のパターンに与える工程と
を有するものとする。
【0017】(3)本発明の半導体装置の製造方法は、
第1のフォトマスクにおける第1のパターンを密着露光
装置を用いて半導体装置形成用のウエハ上に転写する工
程と、第1のフォトマスクにおける第1のパターンが密
着露光装置を用いて転写されたウエハ上のパターンの伸
縮量と関係している伸縮量が与えられている第2のパタ
ーンを有する第2のフォトマスクを使用して等倍投影露
光装置または近接露光装置により第2のパターンをウエ
ハ上に転写する工程とを有するものとする。
【0018】
【作用】
(1)前記した本発明のフォトマスクによれば、第1の
フォトマスクにおける第1のパターンを密着露光装置を
用いてウエハ上に転写した場合、ウエハ上に転写された
パターンは伸縮されて第1のパターンとは異なったパタ
ーンとなるが、そのパターンの伸縮量と関係している伸
縮量を第2のフォトマスクにおける第2のパターンに与
えていることにより、ウエハ上に転写された第1のパタ
ーンと第2のフォトマスクにおける第2のパターンとの
重ね合わせ相対誤差を最小にすることができる。
【0019】したがって、密着露光装置に使用する第1
のフォトマスクとそれとは異なる例えば等倍投影露光装
置、縮小投影露光装置などの露光装置に使用する第2の
フォトマスクを用いてウエハ上に転写した場合、それら
の転写されたパターン間の重ね合わせ相対誤差を最小に
できる。
【0020】(2)前記した本発明のフォトマスクの製
造方法によれば、第1のフォトマスクにおける第1のパ
ターンを密着露光装置を用いてウエハ上に転写した場
合、ウエハ上に転写されたパターンは伸縮されて第1の
パターンとは異なったパターンとなるが、ウエハ上のパ
ターンの伸縮量を計測し、第2のフォトマスクにおける
第2のパターンを形成する際に前記伸縮量と関係してい
る伸縮量を第2のパターンに与えていることにより、ウ
エハ上に転写された第1のパターンと第2のフォトマス
クにおける第2のパターンとの重ね合わせ相対誤差を最
小にすることができるような第2のパターンを有する第
2のフォトマスクを製造することができる。
【0021】(3)前述した本発明の半導体装置の製造
方法によれば、第1のフォトマスクにおける第1のパタ
ーンを密着露光装置を用いてウエハ上に転写した場合、
ウエハ上に転写されたパターンは伸縮されて第1のパタ
ーンとは異なったパターンとなるが、そのパターンの伸
縮量と関係している伸縮量が与えられている第2のパタ
ーンを有する第2のフォトマスクを使用して等倍投影露
光装置または近接露光装置により第2のパターンをウエ
ハ上に転写していることにより、ウエハ上に転写された
第1のパターンと第2のフォトマスクにおける第2のパ
ターンとの重ね合わせ相対誤差を最小にして半導体装置
の製造を行うことができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。なお、実施例を説明するための全図におい
て同一機能を有するものは同一の符号を付し、重複説明
は省略する。
【0023】(実施例1)図1は、本発明の一実施例で
あるフォトマスクの製造工程を示す工程フロー図であ
る。同図を用いて、本発明のフォトマスクおよびその製
造方法について具体的に説明する。
【0024】まず、図2に示すように、第1のパターン
1aを有する第1のフォトマスク1を通常のフォトマス
クの製造プロセスにより形成する(図1における第1工
程)。
【0025】図2に示すように、第1のフォトマスク1
における第1のパターン1aは、例えば9列10行に配
置されている計68個のチップのパターン1bを有する
ものである。なお、チップのパターン1bにおける内部
の具体的な図柄形状は図示を省略する。また、第1のフ
ォトマスク1は、例えば半導体装置の配線膜のパターン
をフォトリソグラフィ技術を用いて例えばシリコン基板
などからなるウエハ上に形成する際に使用されるもので
あり、本実施例1においては直径が約125mmのウエ
ハに9列10行に配置されている計68個のチップにお
ける配線膜のパターンを形成する際に使用されるもので
ある。
【0026】次に、図3に示すように、密着露光装置を
用いて、第1のフォトマスク1における第1のパターン
1aをウエハ2上に転写する(図1における第2工
程)。
【0027】この工程に使用するウエハ2は半導体装置
を形成する例えばシリコン基板などの半導体基板からな
るものであり、半導体装置の製造工程に使用されている
ウエハ処理プロセス中のウエハを用いてもよく、また半
導体装置の製造工程に使用するものと同一の試作用のウ
エハを用いてもよい。
【0028】なお、図示および説明の簡略上、ウエハ2
の表面に形成されているフォトレジスト膜を省略してい
る。したがって、本実施例1の場合、ウエハ2上に第1
のパターン1aを転写することは、ウエハ2の表面に形
成されているフォトレジスト膜上に第1のパターン1a
を転写することを意味している。
【0029】この工程は、密着露光装置のチャック3に
ウエハ2をセットした後、ウエハ2上に第1のフォトマ
スク1を位置合わせを行ってセットする。次に、第1の
フォトマスク1とウエハ2の良好な密着状態を得るため
に、最初にチャック3の中央部分から例えば窒素ガスな
どのガス4を吹き上げてウエハ2の中心を第1のフォト
マスク1に接触させる。そうすると、ウエハ2は撓んだ
状態になる。その後、ウエハ2と第1のフォトマスク1
間の気体5を排気して、ウエハ2と第1のフォトマスク
1の間に気体5が残留しないようにして全面を密着させ
る。
【0030】次に、密着露光装置の光源から露光用の光
を投射することにより、第1のフォトマスク1における
第1のパターン1aをウエハ2上に転写する。
【0031】次に、ウエハ2の表面に形成されているフ
ォトレジスト膜を現像した後、ベーキングを行い、不要
なフォトレジスト膜を取り除いてパターン化されたフォ
トレジスト膜を形成する。
【0032】次に、ウエハ2上のフォトレジストにおけ
るパターンの配置位置の計測を行い、その計測値の理想
位置(設計位置)からの誤差つまり伸縮量を算出し、そ
の結果に基づいて第1のパターン1aのウエハ2上の配
置の誤差(伸縮量)と関係している誤差(伸縮量)を与
えた第2のパターンを有する第2のフォトマスクの形成
を行う(図1における第3工程から第5工程)。
【0033】この作業の詳細な内容は、次の通りであ
る。
【0034】まず、光学式座標測定装置を使用して、ウ
エハ2におけるパターン化されたフォトレジスト膜の各
チップのパターンの代表点の位置を測定する(図1にお
ける第3工程)。
【0035】次に、計測値の理想位置(設計位置)から
の誤差の算出を行う(図1における第4工程)。
【0036】図4に示すものは、ウエハ2の表面のフォ
トレジスト膜のパターンにおける計68個のチップのパ
ターンの代表点の位置を測定した結果に基づいてチップ
のパターンの代表点の理想位置からの誤差を示す図であ
る。
【0037】図4において、9列10行の点線における
各交差点は各チップのパターンの理想位置(設計位置)
を示しており、実線における各交差点つまり四角点によ
り図示している点は各チップのパターンの理想位置から
の誤差つまり各チップのパターンの理想位置と測定点と
の距離に関係している値を示している。各測定点の理想
位置からの誤差は、標準偏差をσとすると、3σで約1
μm以下であった。
【0038】図5は、前述した測定結果に基づいて各チ
ップのパターンの理想位置からの誤差とウエハ2の中心
からの距離との関係を示すグラフ図である。
【0039】図5において、横軸はウエハ2の中心から
の各測定点までの距離を示し、縦軸は各チップのパター
ンにおける測定点の理想位置(理想格子)からの誤差を
示す。
【0040】図5に示すように、各チップのパターンに
おける測定点の理想位置(理想格子)からの誤差は2つ
の1次式の組み合わせで記述できることを本発明者は見
い出した。
【0041】すなわち、計測値の理想位置(設計位置)
からの誤差を測定点の位置の関数として算出できる。
【0042】ウエハ2の中心からの補正した距離をRと
し、ウエハ2の中心からの設計上の距離をrとすると、
ウエハ2の中心から約20mmまでの補正した距離R1
は、Aを係数とすると、R1 =A・rという1次式によ
って表示できる。
【0043】本実施例1において、具体的に数値として
表示すると、ウエハ2の中心からの設計上の距離rは2
0000μm以下であり、係数Aは0.999975であ
る。
【0044】また、ウエハ2の中心から約20mmの距
離より外側の補正した距離R2 は、BとCとを係数とす
ると、R2 =B・(r−20)+Cという1次式によっ
て表示できる。
【0045】本実施例1において、具体的に数値として
表示すると、ウエハ2の中心からの設計上の距離rは2
0000μm以上であり、係数Bは1.000020であ
り、係数Cは19999.5μmである。
【0046】なお、図5に示すように、各チップのパタ
ーンにおける測定点の理想位置(理想格子)からの誤差
は前述した2つの1次式の組み合わせで記述できるが、
他の態様として、それぞれの1次式を分割してより正確
な1次式により表示し、さらに高精度な1次式を使用す
ることができる。
【0047】例えば、図5に示すように、各チップのパ
ターンにおける測定点の理想位置(理想格子)からの誤
差は前述した2つの1次式の組み合わせで記述できる
が、他の態様として、ウエハ2の中心から約55mmの
距離より外側の距離においては密着露光装置を用いてウ
エハ2上に転写されたパターンは、第1のパターン1a
とほとんど同等なパターンとして転写されることによ
り、前述したR2 =B・(r−20)+Cという1次式
の適用範囲をウエハ2の中心から20mm〜55mmま
での距離とし、その外側の55mm以上の距離に対して
は別の1次式を使用することができる。
【0048】前述したように、密着露光装置を用いて第
1のパターン1aをウエハ2上に転写した場合に転写さ
れたパターンの伸縮量が1次式の組み合わせによって表
示できるのは、密着露光装置による第1のフォトマスク
1とウエハ2との密着状態に依存している。
【0049】すなわち、図3に示すように、第1のフォ
トマスク1とウエハ2の良好な密着状態を得るために、
最初にチャック3の中央部分から例えば窒素ガスなどの
ガス4を吹き上げてウエハ2の中心を第1のフォトマス
ク1に接触させている。そうすると、ウエハ2は撓んだ
状態になる。その後、ウエハ2と第1のフォトマスク1
間の気体5を排気して、ウエハ2と第1のフォトマスク
1の間に気体5が残留しないようにして全面を密着させ
ている。
【0050】ウエハ2と第1のフォトマスク1とが密着
した状態では、撓んだウエハ2の形状を維持するが、ウ
エハ2と第1のフォトマスク1のそれぞれの厚さのため
に、ウエハ2の表面と第1のパターン1aを有する第1
のフォトマスク1の表面は微妙に歪む。その結果、ウエ
ハ2の中心付近にはウエハ2が縮小方向に、ウエハ2の
外側領域ではウエハ2が拡大方向に伸縮することにな
る。それぞれの縮小または拡大は1次写像の関係なので
1次式により表現できることになる。
【0051】次に、第1のパターン1aのウエハ2上の
配置の誤差(伸縮量)と関係している誤差(伸縮量)を
与えた第2のパターンを有する第2のフォトマスクを形
成する(図1における第5工程)。この第2のフォトマ
スクは、等倍投影露光装置を用いてウエハ2に第2のパ
ターンを転写するための等倍投影露光装置用のフォトマ
スクとして使用されるものである。
【0052】すなわち、第2のフォトマスクにおける第
2のパターンの各チップのパターンを前述した1次式に
従った座標になるように配置して第2のフォトマスクを
形成する。第2のフォトマスクの形成にあたっては種々
の製造法を採用できるが、特に微細加工ができる電子線
描画装置を用いて行うと高精度の加工ができることによ
り、高精度な第2のパターンを有する第2のフォトマス
クを製作することができる。
【0053】この場合、ウエハ2上に転写されたパター
ンの伸縮量と関係している伸縮量を第2のフォトマスク
における第2のパターンに与える方法としては、各チッ
プのパターンに対して前述した1次式を用いて各チップ
のパターンに対してそれぞれの誤差に対応したもの、ま
たはグルーピングして部分的に変更して行うことができ
る。グルーピングとしては、複数のチップのパターンを
まとめて行うのであるが、実証結果から判断して1辺が
8mm以下の領域の単位でグルーピングすることが好ま
しい。
【0054】また、前述した伸縮量を与える方法として
は、実証結果から判断して与える伸縮量の数値の最小桁
を100nm以下とし、特に10nm以下とすることに
より、高精度な第2のフォトマスクを作成することがで
きる。
【0055】さらに、ウエハ2上に転写されたパターン
の伸縮量と関係している伸縮量を第2のフォトマスクに
おける第2のパターンにグルーピングして与える場合の
与えた伸縮量のデータとしては、グルーピングした各領
域の両端の基準点間の距離またはグルーピングした各領
域のチップのパターンの基準点間の距離により規定する
ことができる。また、ウエハ2上に転写されたパターン
の伸縮量と関係している伸縮量を第2のフォトマスクに
おける第2のパターンに与える場合の与えた伸縮量のデ
ータの管理は、第2のパターンにおける1つまたは複数
のチップのパターンあるいはグルーピングした領域に指
示した配列座標を基準にした種々のデータをもって行う
ことができる。
【0056】本実施例1によって製造された第2のフォ
トマスクにおける第2のパターンの実測位置座標と前述
した1次式を用いた計算上の座標との距離はすべて0.2
μm以下であり、最小の誤差のものであることが実証で
きた。
【0057】次に、第2のフォトマスクを使用した等倍
投影露光装置を用いてウエハ2上のフォトレジスト膜の
表面に第2のパターンを転写した結果を示す。
【0058】この場合、第2のパターンを有する第2の
フォトマスクを使用した等倍投影露光装置を用いて、第
2のフォトマスクにおける第2のパターンをウエハ2上
に第1のパターン1aが転写されたパターンと許容誤差
範囲内で重ね合わせができるように調整して位置合わせ
を行い、第2のフォトマスクにおける第2のパターンを
ウエハ2上に転写する。
【0059】図6は、ウエハ2上の第1のパターンと第
2のパターンとの各チップのパターンにおける代表点の
座標を光学式座標測定装置により測定し、その相対誤差
を理想位置(基準格子)上に示す図である。
【0060】図6において、9列10行の点線における
各交差点はウエハ2上の第1のパターンと第2のパター
ンとの各チップにおける代表点の理想位置(設計位置)
を示しており、実線における各交差点つまり四角点によ
り図示している点はウエハ2上の第1のパターンと第2
のパターンとの各チップの代表点の理想位置からの相対
誤差を示している。
【0061】ウエハ2上の全チップにおいて、前述した
相対誤差は他の誤差要因を除くと0.3μm以下であり、
高精度をもって重ね合わせを行うことができた。
【0062】本実施例1のフォトマスクは、第1のフォ
トマスク1における第1のパターン1aが密着露光装置
を用いて転写されたウエハ2上のパターンの伸縮量と関
係している伸縮量を第2のフォトマスクにおける第2の
パターンに与えていることを特徴とするものである。
【0063】また、本実施例1のフォトマスクの製造工
程は、第1のフォトマスク1における第1のパターン1
aを密着露光装置を用いてウエハ2上に転写する工程
と、ウエハ2上のパターンの伸縮量を計測する工程と、
第2のフォトマスクにおける第2のパターンを形成する
際に前記伸縮量と関係している伸縮量を第2のパターン
に与える工程とを有するものである。
【0064】本実施例1のフォトマスクの製造工程にお
いては、以下に記載するように種々の態様のものが適用
できる。
【0065】(1)第2のフォトマスクにおける第2の
パターンを形成する場合に、ウエハ2上に転写されたパ
ターンの伸縮量と関係している伸縮量を第2のフォトマ
スクにおける第2のパターンに与える方法としては、第
2のパターンを作成する露光装置の倍率を各チップのパ
ターンに対してそれぞれの誤差に対応したもの、または
グルーピングして部分的に変更して行うことができる。
【0066】(2)前述した伸縮量を与える方法として
は、第2のパターンを形成する露光装置の倍率を各チッ
プのパターンに対して前述した1次式またはより高精度
な複数の1次式を用いて行うことができる。
【0067】(3)前述した伸縮量を与える方法として
は、第2のパターンにおける各チップのパターンの配列
ピッチまたは配列座標の変更により行い、その配列ピッ
チまたは配列座標の指示として各チップのパターンに対
してそれぞれの誤差に対応したもの、またはグルーピン
グして部分的に変更して行うことができる。
【0068】(4)前述した伸縮量を与える方法として
は、第2のパターンにおける各チップのパターンの配列
ピッチまたは配列座標の変更により行い、その配列ピッ
チまたは配列座標の指示として各チップのパターンに対
して前述した1次式またはより高精度な複数の1次式を
用いて行うことができる。
【0069】本実施例1のフォトマスクによれば、密着
露光装置による第1のフォトマスク1における第1のパ
ターン1aをウエハ2上に転写した場合、密着露光方式
の特性上どうしても転写位置が第1のパターン1aの理
想位置から伸縮されて転写されるので、その転写位置の
誤差(伸縮量)を計測し、等倍投影露光装置で使用する
第2のフォトマスクにおける第2のパターンにおける各
チップのパターンの配置をその転写位置の誤差(伸縮
量)を相殺するように伸縮させている。
【0070】その結果、第2のフォトマスクを使用した
等倍投影露光装置を用いてウエハ2上に第2のパターン
を転写した場合、密着露光装置による転写位置の誤差
(伸縮量)と同等な誤差(伸縮量)を有するものとなる
ことにより、ウエハ2上の第1のパターンと第2のパタ
ーンとの重ね合わせ相対誤差を最小にすることができ
る。
【0071】すなわち、本実施例1のフォトマスクによ
れば、密着露光装置と等倍投影露光装置を組み合わせて
ウエハ2に第1のフォトマスク1における第1のパター
ン1aと第2のフォトマスクにおける第2のパターンの
転写を行う場合において、それらの重ね合わせ相対誤差
を最小にすることができる。
【0072】(実施例2)本実施例2のフォトマスク
は、第1のフォトマスクにおける第1のパターンが密着
露光装置を用いて転写されたウエハ上のパターンの伸縮
量と関係している伸縮量を密着露光装置に用いる第2の
フォトマスクにおける第2のパターンに与えていること
を特徴とするフォトマスクである。
【0073】また、前述したウエハ上のパターンの伸縮
量と関係している伸縮量の1つの態様としては、ウエハ
上のパターンの伸縮量が少なくとも2以上の1次式によ
り関数化された1次式を使用して導出されたものであ
る。
【0074】図7は、本発明の他の実施例であるフォト
マスクの製造工程を示す工程フロー図である。
【0075】以下、本実施例2の半導体集積回路装置の
製造方法を図7のフロー図に従って、前記実施例1で用
いた図2、図3により説明する。
【0076】図7に示すように、第1工程から第4工程
までは、前述した実施例1のフォトマスクの製造工程と
ほぼ同一であることにより、説明を簡略化する。
【0077】まず、図2に示すように、第1のパターン
1aを有する第1のフォトマスク1を通常のフォトマス
クの製造プロセスにより形成する(図7における第1工
程)。
【0078】次に、図3に示すように、密着露光装置を
使用して、第1のフォトマスク1における第1のパター
ン1aをウエハ2上に転写する(図7における第2工
程)。
【0079】この工程に使用するウエハ2は半導体装置
を形成する例えばシリコン基板などの半導体基板からな
るものであり、半導体装置の製造工程に使用するものと
同一の試作用のウエハを用いて行う。
【0080】次に、ウエハ2上のパターンの配置位置の
計測を行い、その計測値の理想位置(設計位置)からの
誤差を算出し、その結果に基づいて第1のパターン1a
の配置を転写後のウエハ2上の誤差が最小になるように
調整した第2のパターンを有する第2のフォトマスクの
形成を行う(図7における第3工程から第5工程)。
【0081】この作業の詳細な内容は、次の通りであ
る。
【0082】まず、光学式座標測定装置を使用して、ウ
エハ2におけるパターン化されたフォトレジスト膜の各
チップのパターンの代表点の位置を測定する(図7にお
ける第3工程)。結果は前述した実施例1と同様となっ
た。
【0083】この結果を、横軸をウエハ2の中心からの
各測定点までの距離とし、縦軸を各測定点の理想位置
(理想格子)からの誤差として示すと実施例1と同様に
各測定点は2つの1次式の組み合わせにより記述できる
ので、計測値の設計位置からの誤差を測定点の位置の関
数として算出する(図7における第4工程)。
【0084】すなわち、計測値の設計位置からの誤差を
測定点の位置の関数として算出できる。
【0085】ウエハ2の中心から実測した距離をRと
し、ウエハ2の中心からの設計上の距離をrとすると、
ウエハ2の中心から約20mmまでの実測した距離R3
は、Dを係数とすると、R3 =D・rという1次式によ
って表示できる。
【0086】本実施例2において、具体的に数値として
表示すると、ウエハ2の中心からの設計上の距離rは2
0000μm以下であり、係数Dは0.999975であ
る。
【0087】また、ウエハ2の中心から約20mmの距
離より外側の実測した距離R4 は、EとFとを係数とす
ると、R4 =E・(r−20)+Fという1次式によっ
て表示できる。
【0088】本実施例2において、具体的に数値として
表示すると、ウエハ2の中心からの設計上の距離rは2
0000μm以上であり、係数Eは1.000020であ
り、係数Fは19999.5μmである。
【0089】次に、第1のフォトマスク1における第1
のパターン1aの配置を転写後のウエハ2上のパターン
における誤差が最小になるように配置した第2のパター
ンを有する第2のフォトマスクを形成する作業の資料と
して、前述した1次式を別の1次式に変換する。
【0090】すなわち、ウエハ2の中心を原点として、
第1のパターン1aにおける各チップのパターンの第2
のフォトマスク上への配置座標をR5 とすると、ウエハ
2の中心からの設計上の距離rが20mm以下である範
囲において、R5 =(1/D)・rとする。
【0091】また、ウエハ2の中心から20mmの距離
より外側の配置座標をR6 とすると、R6 =(1/E)
・(r−20)−Fとする。
【0092】前述した1次式を用いて、第1のパターン
1aの第2のフォトマスク上の配置を調整した第1のパ
ターン1aに相当する修正された第2のパターンを有す
る第2のフォトマスクを作成する。この場合、第2のパ
ターンは、第1のパターン1aにおける各チップのパタ
ーンと同一であり、それらの各チップのパターンの配置
を調整しているものである。
【0093】前述したように、第1のパターン1aの配
置を転写後のウエハ2上の誤差が最小になるように調整
した第2のパターンを有する第2のフォトマスクの形成
を行う(図7における第5工程)。
【0094】本実施例2の第2のフォトマスクを使用し
て密着露光装置を用いてウエハ上に転写した後、等倍投
影露光装置を用いてウエハ上に第3のフォトマスクにお
ける第3のパターンを転写した場合のウエハ上でのそれ
らのパターンの重ね合わせの精度を実証すると、次の通
りである。
【0095】すなわち、本実施例2の第2のフォトマス
クを使用して密着露光装置を用いて第1のパターン1a
が修正されたものである第2のパターンをウエハ上に転
写する。
【0096】次に、第3のパターンを有する第3のフォ
トマスクを使用して等倍投影露光装置を用いてウエハ上
に第3のパターンを転写する。
【0097】ウエハ2上の第2のパターンと第3のパタ
ーンとの相対位置誤差は、ウエハ上の全チップにおい
て、他の誤差要因を除くと0.3μm以下となり、高精度
に重ね合わせができることを実証できた。
【0098】(実施例3)図8〜図13は、本発明の他
の実施例である半導体装置の製造工程を示す断面図であ
る。
【0099】本実施例3の半導体装置の製造工程におい
ては、前述した実施例1のフォトマスクを使用して行う
ものである。
【0100】まず、図8に示すように、例えばp型のシ
リコン単結晶からなる半導体基板であるウエハ2の表面
に例えばアルミニウム膜などの配線膜6を形成し、その
配線膜6の表面にフォトレジスト膜7を形成する。
【0101】図示を省略しているが、ウエハ2にはウエ
ハ処理プロセスを使用して例えば半導体集積回路装置に
おける複数のMOSFETなどの半導体素子が形成され
ている。
【0102】本実施例3の半導体装置の製造工程の主要
部は、ウエハ2に先行技術を種々組み合わせて例えば半
導体集積回路装置における複数のMOSFETなどの半
導体素子を形成した後に、半導体装置の配線構造におけ
る配線膜とその上の絶縁膜に接続孔を形成する製造工程
である。このことを踏まえて、今後の図示を簡便化する
ために、前述した製造工程によって形成したウエハ2を
スターティングマテリアルとして、例えばMOSFET
などの半導体素子を形成したものの内部構造を省略する
と共に図示上の寸法を縮小して示すことにする。
【0103】次に、密着露光装置を用いて、前述した実
施例1における第1のフォトマスク1における第1のパ
ターン1aをウエハ2上に転写する。
【0104】次に、図9に示すように、ウエハ2上に形
成されているフォトレジスト膜7を現像した後、ベーキ
ングを行い、不要なフォトレジスト膜7を取り除いてパ
ターン化されたフォトレジスト膜7を形成する。
【0105】次に、図10に示すように、フォトレジス
ト膜7をエッチング用マスクとして使用して、表面が露
出している配線膜6をエッチングして取り除き、配線パ
ターンを有する配線膜6を形成する。
【0106】次に、図11に示すように、不要となった
フォトレジスト膜7を取り除いた後、ウエハ2上に例え
ば酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜8を形成した後、
層間絶縁膜8の表面にフォトレジスト膜9を形成する。
層間絶縁膜8は、例えばCVD(Chemical Vapor Depos
ition)法により形成することができる。また、層間絶縁
膜8としては、例えばSOG(Spin On Glass)膜、PS
G(Phospho SilicateGlass)膜またはBPSG(Boro
Phospho Silicate Glass)膜などを使用することができ
る。
【0107】次に、等倍投影露光装置を用いて、前述し
た実施例1における第2のフォトマスクにおける第2の
パターンをウエハ2上に転写する。
【0108】次に、図12に示すように、ウエハ2上に
形成されているフォトレジスト膜9を現像した後、ベー
キングを行い、不要なフォトレジスト膜9を取り除いて
パターン化されたフォトレジスト膜9を形成する。
【0109】次に、図13に示すように、フォトレジス
ト膜9をエッチング用マスクとして使用して、表面が露
出している層間絶縁膜8をエッチングして取り除き、接
続孔10を形成する。
【0110】次に、図示を省略しているが、不要となっ
たフォトレジスト膜9を取り除いた後、層間絶縁膜8上
に上層配線膜を形成した後、素子保護膜などを形成して
半導体装置を製作する。
【0111】前述した半導体装置の製造工程は、ウエハ
2上に配線膜6および層間絶縁膜8における接続孔10
を形成するものであるが、本実施例の半導体装置の製造
方法は、半導体装置の製造工程における異なるフォトリ
ソグラフィ技術を用いた製造工程の組み合わせに適用で
きる。
【0112】本実施例3の半導体装置の製造方法によれ
ば、第1のフォトマスク1における第1のパターン1a
を密着露光装置を用いてウエハ2上に転写した場合、ウ
エハ2上に転写されたパターンは伸縮されて第1のパタ
ーン1aとは異なったパターンとなるが、そのパターン
の伸縮量と関係している伸縮量が与えられている第2の
パターンを有する第2のフォトマスクを使用して等倍投
影露光装置により第2のパターンをウエハ2上に転写し
ていることにより、ウエハ上に転写された第1のパター
ンと第2のフォトマスクにおける第2のパターンとの重
ね合わせ相対誤差を最小にして半導体装置の製造を行う
ことができる。
【0113】そのため、半導体装置の製造工程によれ
ば、密着露光装置と等倍投影露光装置とを組み合わせて
配線膜6および接続孔10などを形成する場合、高精度
なパターンの重ね合わせができることにより、微細加工
ができると共に電気特性の優れた半導体装置を製作する
ことができる。
【0114】また、本実施例3の半導体装置の製造方法
によれば、密着露光装置および等倍投影露光装置を用い
たフォトリソグラフィ技術により行っていることによ
り、ウエハ2上にパターンを形成する場合に、各チップ
のパターンを一括して転写することができるので、製造
工程が簡単になると共に製造コストも低減することがで
きる。
【0115】(実施例4)本実施例4の半導体装置の製
造工程は、前述した実施例2のフォトマスクを使用して
行うものである。
【0116】本実施例4の半導体装置の製造工程は、前
述した実施例2および実施例3と類似している製造工程
があるので、図8〜図13の説明を引用し簡略化して説
明する。
【0117】まず、図8に示すように、前述した実施例
3と同様に、例えばp型のシリコン単結晶からなる半導
体基板であるウエハ2の表面に例えばアルミニウム膜な
どの配線膜6を形成し、その配線膜6の表面にフォトレ
ジスト膜7を形成する。
【0118】図示を省略しているが、ウエハ2にはウエ
ハ処理プロセスを使用して例えば半導体集積回路装置に
おける複数のMOSFETなどの半導体素子が形成され
ている。
【0119】次に、密着露光装置を用いて、前述した実
施例2における第2のフォトマスクにおける第2のパタ
ーンをウエハ2上に転写する。
【0120】次に、図9に示すように、ウエハ2上に形
成されているフォトレジスト膜7を現像した後、ベーキ
ングを行い、不要なフォトレジスト膜7を取り除いてパ
ターン化されたフォトレジスト膜7を形成する。
【0121】次に、図10に示すように、フォトレジス
ト膜7をエッチング用マスクとして使用して、表面が露
出している配線膜6をエッチングして取り除き、配線パ
ターンを有する配線膜6を形成する。
【0122】次に、図11に示すように、不要となった
フォトレジスト膜7を取り除いた後、ウエハ2上に層間
絶縁膜8を形成した後、層間絶縁膜8の表面にフォトレ
ジスト膜9を形成する。
【0123】次に、等倍投影露光装置を用いて、第3の
フォトマスクにおける第3のパターンをウエハ2上に転
写する。
【0124】次に、図12に示すように、ウエハ2上に
形成されているフォトレジスト膜9を現像した後、ベー
キングを行い、不要なフォトレジスト膜9を取り除いて
パターン化されたフォトレジスト膜9を形成する。
【0125】次に、図13に示すように、フォトレジス
ト膜9をエッチング用マスクとして使用して、表面が露
出している層間絶縁膜8をエッチングして取り除き、接
続孔10を形成する。
【0126】次に、図示を省略しているが、不要となっ
たフォトレジスト膜9を取り除いた後、層間絶縁膜上に
上層配線膜形成した後、素子保護膜などを形成して、半
導体装置を製作する。
【0127】前述した半導体装置の製造工程は、ウエハ
2上に配線膜6および層間絶縁膜8における接続孔10
を形成するものであるが、本実施例4の半導体装置の製
造方法は、半導体装置の製造工程における異なるフォト
リソグラフィ技術を用いた製造工程の組み合わせに適用
できる。
【0128】本実施例4の半導体装置の製造方法によれ
ば、第1のフォトマスク1における第1のパターン1a
を密着露光装置を用いてウエハ2上に転写した場合、ウ
エハ2上に転写されたパターンは伸縮されて第1のパタ
ーン1aとは異なったパターンとなるが、そのパターン
の伸縮量と関係している伸縮量が与えられている第2の
パターンを有する第2のフォトマスクを使用して密着露
光装置によりウエハ2上に第2のパターンを転写した後
に、等倍投影露光装置により第3のフォトマスクにおけ
る第3のパターンをウエハ2上に転写していることによ
り、ウエハ上に転写された第1のパターンと第2のフォ
トマスクにおける第2のパターンとの重ね合わせ相対誤
差を最小にして半導体装置の製造を行うことができる。
【0129】そのため、半導体装置の製造工程におい
て、密着露光装置と等倍投影露光装置とを組み合わせて
配線膜6および接続孔10などを形成する場合、高精度
なパターンの重ね合わせができることにより、微細加工
ができると共に電気特性の優れた半導体装置を製作する
ことができる。
【0130】また、本実施例4の半導体装置の製造方法
によれば、密着露光装置および等倍投影露光装置を用い
たフォトリソグラフィ技術により行っていることによ
り、ウエハ2上にパターンを形成する場合に、各チップ
のパターンを一括して転写することができるので、製造
工程が簡単になると共に製造コストも低減することがで
きる。
【0131】(実施例5)本実施例5の半導体装置の製
造工程は、前述した実施例3の配線膜6のパターンおよ
び接続孔10を形成するフォトリソグラフィ技術におい
て密着露光装置と縮小投影露光装置を用いて行うもので
ある。
【0132】本実施例5の半導体装置の製造工程は、前
述した実施例3と類似している製造工程があるので、図
8〜図13の説明を引用し簡略化して説明する。
【0133】まず、図8に示すように、前述した実施例
3と同様に、例えばp型のシリコン単結晶からなる半導
体基板からなるウエハ2の表面に例えばアルミニウム膜
などの配線膜6を形成し、その配線膜6の表面にフォト
レジスト膜7を形成する。
【0134】図示を省略しているが、ウエハ2にはウエ
ハ処理プロセスを使用して例えば半導体集積回路装置に
おける複数のMOSFETなどの半導体素子が形成され
ている。
【0135】次に、密着露光装置を用いて、前述した実
施例1における第1のフォトマスク1における第1のパ
ターン1aをウエハ2上に転写する。
【0136】次に、図9に示すように、ウエハ2上に形
成されているフォトレジスト膜7を現像した後、ベーキ
ングを行い、不要なフォトレジスト膜7を取り除いてパ
ターン化されたフォトレジスト膜7を形成する。
【0137】次に、図10に示すように、フォトレジス
ト膜7をエッチング用マスクとして使用して、表面が露
出している配線膜6をエッチングして取り除き、配線パ
ターンを有する配線膜6を形成する。
【0138】次に、図11に示すように、不要となった
フォトレジスト膜7を取り除いた後、ウエハ2上に層間
絶縁膜8を形成した後、層間絶縁膜8の表面にフォトレ
ジスト膜9を形成する。
【0139】次に、縮小投影露光装置を用いて、第4の
フォトマスクにおける接続孔形成用のチップのパターン
をウエハ2上に転写する。
【0140】この場合、縮小投影露光装置に対して各チ
ップのパターンに与える投影倍率またはステップ量は、
第1のフォトマスク1における第1のパターン1aを密
着露光装置を用いてウエハ2上に転写したときに生じる
ウエハ2上での伸縮量に関係している伸縮量に対応させ
ているものである。
【0141】第1のフォトマスク1における第1のパタ
ーン1aを密着露光装置を用いてウエハ2上に転写した
ときに生じるウエハ2上での伸縮量は、前述した実施例
1において説明したものと同様なものである。
【0142】また、縮小投影露光装置に対して各チップ
のパターンに与える投影倍率またはステップ量は、前述
した実施例1に記載した種々の態様の伸縮量の与え方を
適用できる。
【0143】例えば、縮小投影露光装置に対して各チッ
プのパターンに与える投影倍率またはステップ量は、各
チップのパターンに対してそれぞれの誤差に対応したも
のまたはグルーピングして部分的に変更して行うことが
できる。
【0144】また、縮小投影露光装置に対して各チップ
のパターンに与える投影倍率またはステップ量は、各チ
ップのパターンに対して前述した実施例1に記載してい
る1次式またはより高精度な複数の1次式を用いて行う
ことができる。
【0145】さらに、縮小投影露光装置に対して各チッ
プのパターンに与えるステップ量は、第4のパターンに
おける各チップのパターンの配列ピッチまたは配列座標
の変更により行い、その配列ピッチまたは配列座標の指
示として各チップのパターンに対してそれぞれの誤差に
対応したものまたはグルーピングして部分的に変更して
行うことができる。
【0146】次に、図12に示すように、ウエハ2上に
形成されているフォトレジスト膜9を現像した後、ベー
キングを行い、不要なフォトレジスト膜9を取り除いて
パターン化されたフォトレジスト膜9を形成する。
【0147】次に、図13に示すように、フォトレジス
ト膜9をエッチング用マスクとして使用して、表面が露
出している層間絶縁膜8をエッチングして取り除き接続
孔10を形成する。
【0148】次に、図示を省略しているが、不要となっ
たフォトレジスト膜9を取り除いた後、層間絶縁膜上に
上層配線膜を形成した後、素子保護膜などを形成して半
導体装置を製作する。
【0149】前述した半導体装置の製造工程は、ウエハ
2上に配線膜6および層間絶縁膜8における接続孔10
を形成するものであるが、本実施例5の半導体装置の製
造方法は、半導体装置の製造工程における異なるフォト
リソグラフィ技術を用いた製造工程の組み合わせに適用
できる。
【0150】本実施例5の半導体装置の製造方法によれ
ば、第1のフォトマスク1における第1のパターン1a
を密着露光装置を用いてウエハ2上に転写した場合、ウ
エハ2上に転写されたパターンは伸縮されて第1のパタ
ーン1aとは異なったパターンとなるが、そのパターン
の伸縮量と関係している伸縮量を縮小投影露光装置にお
ける投影倍率またはステップ量として与えていることに
より、ウエハ上に転写された第1のパターンと第4のフ
ォトマスクにおける第4のパターンとの重ね合わせ相対
誤差を最小にして半導体装置の製造を行うことができ
る。
【0151】そのため、半導体装置の製造工程におい
て、密着露光装置と縮小投影露光装置とを組み合わせて
配線膜6および接続孔10などを形成する場合、高精度
なパターンの重ね合わせができることにより、微細加工
ができると共に電気特性の優れた半導体装置を製作する
ことができる。
【0152】また、本実施例5の半導体装置の製造方法
によれば、密着露光装置を用いたフォトリソグラフィ技
術により行っていることにより、ウエハ2上にパターン
を形成する場合に、各チップのパターンを一括して転写
することができるので、製造工程が簡単になると共に製
造コストも低減することができる。
【0153】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。具体的に
は、半導体装置のフォトリソグラフィ技術を使用した製
造工程において、ポジ型フォトレジストとネガ型フォト
レジストを組み合わせた製造工程などに本発明を適用す
ることができる。
【0154】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0155】(1)本発明のフォトマスクによれば、第
1のフォトマスクにおける第1のパターンを密着露光装
置を用いてウエハ上に転写した場合、ウエハ上に転写さ
れたパターンは伸縮されて第1のパターンとは異なった
パターンとなるが、そのパターンの伸縮量と関係してい
る伸縮量を第2のフォトマスクにおける第2のパターン
に与えていることにより、ウエハ上に転写された第1の
パターンと第2のフォトマスクにおける第2のパターン
との重ね合わせ相対誤差を最小にすることができる。
【0156】したがって、密着露光装置に使用する第1
のフォトマスクとそれとは異なる例えば等倍投影露光装
置、縮小投影露光装置または近接露光装置などの露光装
置に使用する第2のフォトマスクを用いてウエハ上に転
写した場合、それらの転写されたパターン間の重ね合わ
せ相対誤差を最小にできる。
【0157】また、本発明のフォトマスクによれば、密
着露光装置による第1のフォトマスクにおける第1のパ
ターンをウエハに転写した場合、密着露光方式の特性上
どうしても転写位置が第1のパターンの理想位置から伸
縮されて転写されるので、その転写位置の誤差(伸縮
量)を計測し、等倍投影露光装置で使用する第2のフォ
トマスクにおける第2のパターンにおける各チップのパ
ターンの配置をその転写位置の誤差(伸縮量)を相殺す
るように伸縮させている。
【0158】その結果、第2のフォトマスクを使用した
等倍投影露光装置を用いてウエハ上に第2のパターンを
転写した場合、密着露光装置による転写位置の誤差(伸
縮量)と同等な誤差(伸縮量)を有するものとなること
により、ウエハ上の第1のパターンと第2のパターンと
の重ね合わせ相対誤差を最小にすることができる。
【0159】すなわち、本発明のフォトマスクによれ
ば、密着露光装置と等倍投影露光装置を組み合わせてウ
エハに第1のフォトマスクにおける第1のパターンと第
2のフォトマスクにおける第2のパターンの転写を行う
場合において、それらの重ね合わせ相対誤差を最小にす
ることができる。
【0160】(2)本発明のフォトマスクの製造方法に
よれば、第1のフォトマスクにおける第1のパターンを
密着露光装置を用いてウエハ上に転写した場合、ウエハ
上に転写されたパターンは伸縮されて第1のパターンと
は異なったパターンとなるが、ウエハ上のパターンの伸
縮量を計測し、第2のフォトマスクにおける第2のパタ
ーンを形成する際に前記伸縮量と関係している伸縮量を
第2のパターンに与えていることにより、ウエハ上に転
写された第1のパターンと第2のフォトマスクにおける
第2のパターンとの重ね合わせ相対誤差を最小にするこ
とができるような第2のパターンを有する第2のフォト
マスクを製造することができる。
【0161】(3)本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、第1のフォトマスクにおける第1のパターンを密
着露光装置を用いてウエハ上に転写した場合、ウエハ上
に転写されたパターンは伸縮されて第1のパターンとは
異なったパターンとなるが、そのパターンの伸縮量と関
係している伸縮量が与えられている第2のパターンを有
する第2のフォトマスクを使用して等倍投影露光装置に
より第2のパターンをウエハ上に転写していることによ
り、ウエハ上に転写された第1のパターンと第2のフォ
トマスクにおける第2のパターンとの重ね合わせ相対誤
差を最小にして半導体装置の製造を行うことができる。
【0162】また、本発明の半導体装置の製造工程によ
れば、密着露光装置と等倍投影露光装置とを組み合わせ
て配線膜および接続孔などを形成する場合、高精度なパ
ターンの重ね合わせができることにより、微細加工がで
きると共に電気特性の優れた半導体装置を製作すること
ができる。
【0163】さらに、本発明の半導体装置の製造方法に
よれば、密着露光装置および等倍投影露光装置を用いた
フォトリソグラフィ技術により行っていることにより、
ウエハ上にパターンを形成する場合に、各チップのパタ
ーンを一括して転写することができるので、製造工程が
簡単になると共に製造コストも低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるフォトマスクの製造工
程を示す工程フロー図である。
【図2】本発明の一実施例である第1のフォトマスクを
示す平面図である。
【図3】本発明の一実施例であるフォトマスクの製造工
程に使用する密着露光装置を示す概略断面図である。
【図4】ウエハ上のパターンにおけるチップのパターン
の代表点の理想位置からの誤差を示す図である。
【図5】各チップのパターンの理想位置からの誤差とウ
エハの中心からの距離との関係を示すグラフ図である。
【図6】ウエハ上の第1のパターンと第2のパターンと
の各チップのパターンにおける代表点の相対誤差を理想
位置の上に示す図である。
【図7】本発明の他の実施例であるフォトマスクの製造
工程を示す工程フロー図である。
【図8】本発明の他の実施例である半導体装置の製造工
程を示す断面図である。
【図9】本発明の他の実施例である半導体装置の製造工
程を示す断面図である。
【図10】本発明の他の実施例である半導体装置の製造
工程を示す断面図である。
【図11】本発明の他の実施例である半導体装置の製造
工程を示す断面図である。
【図12】本発明の他の実施例である半導体装置の製造
工程を示す断面図である。
【図13】本発明の他の実施例である半導体装置の製造
工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 第1のフォトマスク 1a 第1のパターン 1b チップのパターン 2 ウエハ 3 チャック 4 ガス 5 気体 6 配線膜 7 フォトレジスト膜 8 層間絶縁膜 9 フォトレジスト膜 10 接続孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 曽田 祐一 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 高橋 利匡 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 石原 恵子 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のフォトマスクにおける第1のパタ
    ーンが密着露光装置を用いて転写されたウエハ上のパタ
    ーンの伸縮量と関係している伸縮量を第2のフォトマス
    クにおける第2のパターンに与えていることを特徴とす
    るフォトマスク。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフォトマスクにおいて、
    前記ウエハ上のパターンの伸縮量と関係している伸縮量
    は、前記ウエハ上の前記パターンの伸縮量が少なくとも
    2以上の1次式により関数化された前記1次式を使用し
    て導出されたものであることを特徴とするフォトマス
    ク。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のフォトマスクに
    おいて、前記第2のフォトマスクは等倍投影露光装置、
    縮小投影露光装置、近接露光装置または密着露光装置に
    用いるフォトマスクであることを特徴とするフォトマス
    ク。
  4. 【請求項4】 第1のフォトマスクにおける第1のパタ
    ーンを密着露光装置を用いてウエハ上に転写する工程
    と、 前記ウエハ上のパターンの伸縮量を計測する工程と、 第2のフォトマスクにおける第2のパターンを形成する
    際に前記伸縮量と関係している伸縮量を前記第2のパタ
    ーンに与える工程とを有することを特徴とするフォトマ
    スクの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のフォトマスクの製造方法
    において、前記伸縮量と関係している伸縮量は、前記ウ
    エハ上の前記パターンの前記伸縮量が少なくとも2以上
    の1次式により関数化された前記1次式を使用して導出
    されたものであることを特徴とするフォトマスクの製造
    方法。
  6. 【請求項6】 第1のフォトマスクにおける第1のパタ
    ーンを密着露光装置を用いて半導体装置形成用のウエハ
    上に転写する工程と、 前記第1のフォトマスクにおける前記第1のパターンが
    密着露光装置を用いて転写された前記ウエハ上のパター
    ンの伸縮量と関係している伸縮量が与えられている第2
    のパターンを有する第2のフォトマスクを使用して等倍
    投影露光装置、または近接露光装置により前記第2のパ
    ターンを前記ウエハ上に転写する工程とを有することを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 第1のフォトマスクにおける第1のパタ
    ーンが密着露光装置を用いて転写された試作用のウエハ
    上のパターンの伸縮量と関係している伸縮量が与えられ
    ている第2のパターンを有する第2のフォトマスクを使
    用して密着露光装置により前記第2のパターンを半導体
    装置形成用のウエハ上に転写する工程と、 第3のパターンを有する第3のフォトマスクを使用して
    投影露光装置、または近接露光装置により前記第3のパ
    ターンを前記半導体装置形成用のウエハ上に転写する工
    程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 第1のフォトマスクにおける第1のパタ
    ーンを密着露光装置を用いて半導体装置形成用のウエハ
    上に転写する工程と、 前記第1のフォトマスクにおける前記第1のパターンが
    密着露光装置を用いて転写された前記ウエハ上のパター
    ンの伸縮量と関係している伸縮量に対応するステップ量
    または投影倍率を使用して縮小投影露光装置により第2
    のフォトマスクにおける第2のパターンを前記ウエハ上
    に転写する工程とを有することを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項6、7または8記載の半導体装置
    の製造方法において、前記ウエハ上のパターンの伸縮量
    と関係している伸縮量は、前記ウエハ上のパターンの伸
    縮量が少なくとも2以上の1次式により関数化された前
    記1次式を使用して導出されたものであることを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004118134A (ja) * 2002-09-30 2004-04-15 Hitachi Ltd 液晶表示素子の製造方法および液晶表示素子の製造システム
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JP2020505651A (ja) * 2017-01-31 2020-02-20 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. パターンの位置決め精度を高めるための方法及びシステム

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