JPH08180694A - フラッシュメモリの消去コマンドラッチ回路 - Google Patents

フラッシュメモリの消去コマンドラッチ回路

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JPH08180694A
JPH08180694A JP31993294A JP31993294A JPH08180694A JP H08180694 A JPH08180694 A JP H08180694A JP 31993294 A JP31993294 A JP 31993294A JP 31993294 A JP31993294 A JP 31993294A JP H08180694 A JPH08180694 A JP H08180694A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数回の消去コマンド入力にてメモリセルの
内容を消去する際に、入力ミスや誤認等によってメモリ
セルの内容が誤消去されることのないフラッシュメモリ
の消去コマンドラッチ回路を得る。 【構成】 2回目以降の消去コマンド入力終了時間をタ
イマ43に設定しておき、タイマカウント開始制御回路
41が1回目の消去コマンドの入力に基づいて発生する
タイマカウント開始信号によってタイマのカウントを開
始させ、このタイマがオーバーフローするまでに2回目
以降の消去コマンドが入力されなければ、それ以前に入
力された消去コマンドを無効にするための信号を出力し
て、当該消去コマンドラッチ回路内を初期化するように
したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気的に書き込みお
よび消去が可能なフラッシュメモリにて、その書き込み
/読み出し/消去の動作モードを選択するコマンド制御
回路内に配置されて、消去モードを選択するための消去
用のコマンド制御信号を生成しているフラッシュメモリ
の消去コマンドラッチ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を説明するに先立って、この
発明が適用されるフラッシュメモリについてまず説明し
ておく。図9は一般的なフラッシュメモリを示すブロッ
ク図である。図において、1および2はこのフラッシュ
メモリのメモリブロックの外部から入力されるアドレス
を受け取るアドレス端子であり、アドレス端子1にはア
ドレスA0〜A7が、アドレス端子2にはアドレスA8
〜A15がそれぞれ入力される。3は当該メモリブロッ
クの外部から内部へ、またメモリブロックの内部から外
部へデータを入出力するデータ入出力端子である。4は
当該メモリブロックの外部から入力され、このデータ入
出力端子3よりメモリブロック内部にデータを書き込む
等の動作を制御する信号(以下、WEB信号と称す)で
ある。5はこのフラッシュメモリのメモリセルであり、
6はアドレス端子1から入力されたアドレスA0〜A7
を解読するデコーダ(以下、Xデコーダと称す)、7は
アドレス端子2から入力されたアドレスA8〜A15を
解読するデコーダ(以下、Yデコーダと称す)である。
【0003】また、8はセンスアンプおよびメモリセル
5のデータ入出力バッファとなるデータレジスタであ
る。9はデータ入出力端子3から入力されたデータ信号
をデータレジスタ8と後述するコマンド制御回路に伝達
したり、またデータレジスタ8から出力されたデータ信
号をデータ入出力端子3に伝達する信号線(以下、デー
タバスと称す)であり、ここでは、例えば8ビットのデ
ータバス9が用いられている。10は当該フラッシュメ
モリの書き込み/読み出し/消去を制御する前述のコマ
ンド制御回路で、データバス9から入力されたデータに
より、フラッシュメモリの書き込み/読み出し/消去を
制御する信号(以下、コマンド制御信号と称す)を生成
している。11はこのコマンド制御回路10より出力さ
れる前記コマンド制御信号であり、12はコマンド制御
回路10の出力したコマンド制御信号11により、メモ
リブロック全体を制御しているメモリ制御回路である。
13はこのメモリ制御回路12から出力されるメモリブ
ロック内部を制御するための信号(以下、メモリ制御信
号と称す)である。
【0004】次にこのフラッシュメモリの動作について
説明する。ここで、フラッシュメモリとは、電気的に書
き込みおよび消去が可能なメモリのことで、主に、書き
込み/読み出し/消去という動作モードがある。これら
動作モードの選択は、コマンド制御回路10に入力され
るデータによって決まる。データ入出力端子3より入力
されたデータ信号をデータバス9を介してコマンド制御
回路10に入力し、コマンド制御回路10においてその
データを解読して、コマンド制御信号11が生成され
る。メモリ制御回路12はそのコマンド制御信号11に
より指定された動作モードになり、メモリ制御信号13
を各回路に出力する。
【0005】なお、この発明は消去モードに関するもの
であるので、以下、消去モードについてのみ説明をす
る。この消去モードでは、誤ってメモリセル5の内容を
消去してしまうことを防止するため、消去モード用のコ
マンド(以下、消去コマンドと称す)をコマンド制御回
路10に複数回入力する。コマンド制御回路10は入力
されたデータが全て同じであり、なおかつそれが消去コ
マンドであると判断すると、消去用のコマンド制御信号
(以下、消去信号と称す)をメモリ制御回路12に出力
し、メモリ制御回路12が消去モードになる。消去モー
ドになると、メモリ制御回路12は消去用のメモリ制御
信号13をXデコーダ6、Yデコーダ7、データレジス
タ8等の各回路に出力して消去の処理を開始し、それに
よってメモリセル5の内容は消去される。ここで、この
消去信号はコマンド制御回路10内の消去コマンドラッ
チ回路にて生成されている。
【0006】以下図10および図11を参照しながら、
そのような従来のフラッシュメモリの消去コマンドラッ
チ回路について説明する。図10は従来の消去コマンド
ラッチ回路の構成を示すブロック図であり、図11はそ
の動作を説明するためのタイミング図である。図10に
おいて、21はデータバス9で送られてきたデータを解
読する解読器(以下、デコーダと称す)である。22は
デコーダ21から出力される信号をラッチするラッチ回
路部であり、このラッチ回路部22は複数個のラッチ回
路によって構成されている。23はこのラッチ回路部2
2を構成しているラッチ1回路、24は同じくラッチ2
回路であり、それぞれフリップフロップ回路で構成され
ている。なお、このラッチ1回路23およびラッチ2回
路24を構成しているフリップフロップ回路において、
Dはデータが入力される端子、Qはデータが出力される
端子であり、Tは端子Dの入力のON、OFFを制御す
る信号が入力される端子、Rはフリップフロップ回路を
リセットする信号が入力される端子である。25はデー
タバス9から入力されたデータを解読したときにデコー
ダ21より出力されて、ラッチ回路部22でラッチされ
る信号(以下、コマンド信号と称す)であり、データバ
ス9の内容が消去コマンドのときハイレベル(以下、H
レベルと称す)になる。
【0007】26はラッチ回路部22を制御するための
信号を生成するラッチ制御回路であり、27はこのラッ
チ制御回路26より出力される、ラッチ1回路23を制
御するための信号(以下、ラッチ1制御信号と称す)、
28は同じくラッチ2回路24を制御するための信号
(以下、ラッチ2制御信号と称す)である。29はラッ
チ1回路23から出力された信号(以下、ラッチ1信号
と称す)、30はラッチ2回路24から出力された信号
(以下、ラッチ2信号と称す)であり、31はこのラッ
チ1信号29とラッチ2信号30とを比較する比較回路
である。この比較回路31はAND回路で構成されてお
り、入力された信号すべてがHレベルのときHレベルを
出力する。ここでは、ラッチ1信号29はWEB信号4
の立ち下がりでHレベル信号を出力しているが、実使用
ではWEB信号4の立ち上がりでHレベル信号を出力し
てもよく、また、ラッチ2信号30もWEB信号4の立
ち下がりでHレベル信号を出力しているが、ラッチ1信
号29と同様、実使用ではWEB信号4の立ち上がりで
Hレベル信号を出力してもよい。なお、このことは後述
するこの発明の実施例においても同様である。32はこ
の比較回路31より出力される消去信号である。
【0008】また、前記ラッチ制御回路26内におい
て、33はWEB信号4を2分周している2分周回路で
あり、34はこの2分周回路33の出力を極性反転させ
るインバータ、35はWEB信号4を極性反転させるイ
ンバータである。36はこのインバータ34の出力とイ
ンバータ35の出力の論理積をとってラッチ1制御信号
27を生成するAND回路であり、37は2分周回路3
3の出力とインバータ34の出力の論理積をとってラッ
チ2制御信号28を生成するAND回路である。なお、
38はこの消去コマンドラッチ回路およびフラッシュメ
モリ内を初期化するための信号(以下、メモリリセット
信号と称す)である。
【0009】このように、この消去コマンドラッチ回路
は、デコーダ21、ラッチ回路部22、ラッチ制御回路
26、および比較回路31の4つのブロックから構成さ
れている。なお、ラッチ回路部22のラッチ回路の数は
複数個であればよいが、ここではラッチ1回路23とラ
ッチ2回路24の2個のラッチ回路を持ったラッチ回路
部22による消去コマンドラッチ回路について説明す
る。以下のこの発明の実施例でも同様に2個のラッチ回
路をもった消去コマンドラッチ回路について説明をす
る。
【0010】また、図11において、T1は1回目のコ
マンド入力時の期間、T2は2回目のコマンド入力時の
期間をそれぞれ示しており、39はこれら1回目のコマ
ンド入力時T1、あるいは2回目のコマンド入力時T2
において入力された前述の消去コマンドを表している。
【0011】次に、消去コマンドラッチ回路の動作につ
いて説明する。消去モードは誤消去防止のため、消去コ
マンド39を連続して複数回(この場合には2回)入力
する。1回目のコマンド入力時T1で、WEB信号4が
ローレベル(以下、Lレベルという)のときにデータバ
ス9の内容がデコーダ21に入力され、それが消去コマ
ンド39である場合にはコマンド信号25をHレベルに
して、ラッチ回路部22にコマンド信号25のHレベル
信号を出力する。1回目のコマンド入力時T1にはラッ
チ1制御信号27がHレベルとなり、コマンド信号25
はラッチ1回路23にラッチされてラッチ1信号29が
Hレベルになる。
【0012】2回目のコマンド入力時T2でWEB信号
4がLレベルのときにデコーダ21に入力されたコマン
ドが消去コマンド39であれば、コマンド信号25をH
レベルにしてラッチ回路部22にコマンド信号25を出
力する。2回目のコマンド入力時T2にはラッチ2制御
信号28がHレベルとなり、コマンド信号25はラッチ
2回路24にラッチされてラッチ2信号30がHレベル
になる。これらラッチ1信号29とラッチ2信号30と
を比較回路31で比較し、その双方がHレベルになると
消去信号32がHレベルになる。このように消去信号3
2がHレベルになってはじめて、フラッシュメモリの消
去が実行される。メモリセル5の内容の消去が終了する
と、メモリリセット信号38がHレベルになり、消去コ
マンドラッチ回路およびフラッシュメモリ内が初期化さ
れる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のフラッシュメモ
リの消去コマンドラッチ回路は以上のように構成されて
いるので、フラッシュメモリの消去時には消去コマンド
39を複数回入力し、その内容の全てが同じかどうかを
確認することで、誤消去を防止しようとしているが、2
回目以降のコマンド入力の入力時間に対して規定してい
るものがなく、入力ミスで消去コマンド39と認識され
たデータが1回入力されると、次に消去コマンド39が
入力されてメモリセル5の消去が実行されるまで、また
はメモリリセット信号38が外部から入力されるまでそ
の状態を保持しているため、実際に消去を実行しようと
したとき、消去コマンド39を1回入力しただけで消去
が実行されてしまったり、また、同じような入力ミスや
誤認などで消去コマンド39と認識されたデータがもう
一度入力されたときに、メモリセル5の消去が実行され
てしまうなどの問題点があった。
【0014】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、入力ミスや誤認等によって、誤っ
てメモリセルの内容が消去されることのないフラッシュ
メモリの消去コマンドラッチ回路を得ることを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るフラッシュメモリの消去コマンドラッチ回路は、タ
イマに2回目以降の消去コマンド入力終了時間を設定し
ておき、タイマカウント開始制御回路が1回目の消去コ
マンドの入力に基づいて発生するタイマカウント開始信
号によってそのカウントを開始させ、このタイマがオー
バーフローするまでに2回目以降の消去コマンドが入力
されなければ、それ以前に入力されていた消去コマンド
を無効にする信号を出力するようにしたものである。
【0016】また、請求項2に記載の発明に係るフラッ
シュメモリの消去コマンドラッチ回路は、タイマに2回
目以降のコマンド入力開始時間を設定しておき、タイマ
カウント開始制御回路が1回目の消去コマンドの入力に
基づいて発生するタイマカウント開始信号によってその
カウントを開始させ、このタイマがオーバーフローする
まで2回目以降のコマンド入力の受け付けを停止させる
信号を出力するようにしたものである。
【0017】また、請求項3に記載の発明に係るフラッ
シュメモリの消去コマンドラッチ回路は、第1タイマに
2回目以降のコマンド入力開始時間を設定しておき、第
1タイマカウント開始制御回路が1回目の消去コマンド
の入力に基づいて発生する第1タイマカウント開始信号
によってそのカウントを開始させ、それがオーバーフロ
ーするまで2回目以降のコマンド入力の受け付けを停止
させる信号を出力するとともに、第2タイマに2回目以
降の消去コマンド入力終了時間を設定しておき、第2タ
イマカウント開始制御回路が第1タイマのオーバーフロ
ーに基づいて発生する第2タイマカウント開始信号によ
ってそのカウントを開始させ、それがオーバーフローす
るまでに2回目以降の消去コマンドが入力されなけれ
ば、それ以前に入力されていた消去コマンドを無効にす
る信号を出力するようにしたものである。
【0018】
【作用】請求項1に記載の発明におけるタイマは、1回
目の消去コマンドが入力されるとカウントを開始して、
設定されている2回目以降の消去コマンド入力終了時間
が経過しても2回目以降の消去コマンドの入力がなかっ
た場合にオーバーフローして、以前に入力されていた消
去コマンドを無効にする信号を出力し、当該消去コマン
ドラッチ回路内を初期化することにより、入力ミスや誤
認等によって、誤ってメモリセルの内容が消去されてし
まうようなことのないフラッシュメモリの消去コマンド
ラッチ回路を実現する。
【0019】また、請求項2に記載の発明におけるタイ
マは、1回目の消去コマンドが入力されるとカウントを
開始して、設定されている2回目以降の消去コマンド入
力開始時間が経過してオーバーフローするまでの間、2
回目以降のコマンド入力の受け付けを停止させる信号を
出力することにより、1回目の消去コマンドが入力され
てから次のコマンド入力までの間にノイズ等が入って
も、それを消去コマンド入力と誤認してしまうことのな
いフラッシュメモリの消去コマンドラッチ回路を実現す
る。
【0020】また、請求項3に記載の発明における第1
タイマは、1回目の消去コマンドの入力に基づいてカウ
ントを開始して、設定されている2回目以降の消去コマ
ンド入力開始時間が経過してオーバーフローするまでの
間、2回目以降のコマンド入力の受け付けを停止させる
信号を出力し、また第2タイマは前記第1タイマのオー
バーフローに基づいてカウントを開始して、設定されて
いる2回目以降の消去コマンド入力終了時間が経過して
も2回目以降の消去コマンドの入力がなかった場合にオ
ーバーフローし、以前に入力されていた消去コマンドを
無効にする信号を出力することにより、入力ミスや誤認
等に起因するメモリセルの誤消去をより確実に防止する
ことができるフラッシュメモリの消去コマンドラッチ回
路を実現する。
【0021】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例によるフラッシュメモ
リの消去コマンドラッチ回路を示すブロック図である。
図において、4はWEB信号、9はデータバス、21は
デコーダ、22はラッチ回路部、23はラッチ1回路、
24はラッチ2回路、25はコマンド信号、26はラッ
チ制御回路、27はラッチ1制御信号、28はラッチ2
制御信号、29はラッチ1信号、30はラッチ2信号、
31は比較回路、32は消去信号、33は2分周回路、
34、35はインバータ、36、37はAND回路、3
8はメモリリセット信号であり、図10に同一符号を付
した従来のそれらと同一、もしくは相当部分であるため
その説明は省略する。
【0022】また、41は後述するタイマのカウントの
開始を制御しているタイマカウント開始制御回路であ
り、42はこのタイマカウント開始制御回路41が出力
しているタイマカウント開始信号である。タイマカウン
ト開始制御回路41は第1および第2の2つのフリップ
フロップ回路によって構成されており、WEB信号4の
1回目の立ち上がりで出力しているタイマカウント開始
信号42をHレベルにする。43はこのタイマカウント
開始信号42がHレベルになるとカウントを開始する前
述のタイマであり、44はこのタイマ43がオーバーフ
ローしたときに出力するタイマオーバーフロー信号であ
る。45は当該消去コマンドラッチ回路を初期化する信
号(以下、消去コマンドラッチ回路リセット信号と称
す)を生成するOR回路であり、46はこのOR回路4
5によって生成された前記消去コマンドラッチ回路リセ
ット信号である。なお、このOR回路45はタイマオー
バーフロー信号44がHレベルのとき、あるいはメモリ
リセット信号38がHレベルのときに消去コマンドラッ
チ回路リセット信号46をHレベルにする。
【0023】47はタイマカウント開始制御回路41を
初期化するための信号(以下、タイマカウント開始制御
回路リセット信号と称す)を生成するOR回路であり、
48はこのOR回路47によって生成された前記タイマ
カウント開始制御回路リセット信号である。OR回路4
7は消去信号32がHレベルになったときと、消去コマ
ンドラッチ回路リセット信号46がHレベルのときにの
み、タイマカウント開始制御回路リセット信号48をH
レベルにする。タイマカウント開始制御回路41はこの
タイマカウント開始制御回路リセット信号48がHレベ
ルになると初期化される。
【0024】次に動作について説明する。ここで、図
2、図3はこの実施例1によるフラッシュメモリの消去
コマンドラッチ回路の動作を説明するためのタイミング
図であり、図2は2回目の消去コマンド39の入力があ
った場合、図3は2回目の消去コマンド39の入力がな
かった場合についてそれぞれ示している。なお、この図
3における49は、データバス9より入力された消去コ
マンド39以外のデータを表している。なお、この実施
例1においてもフラッシュメモリ動作の基本原理は従来
のものと同様であるため、以下ではこの実施例1に特徴
的な動作についてのみ説明する。
【0025】まず、図2において、2回目の消去コマン
ド入力があった場合の消去コマンドラッチ回路の動作に
ついて説明する。1回目のコマンド入力時T1で、WE
B信号4がLレベルのときにデータバス9の内容がデコ
ーダ21に入力され、その内容が消去コマンド39であ
った場合には、デコーダ21は出力しているコマンド信
号25をHレベルにする。この1回目のコマンド入力時
T1ではラッチ1制御信号27がHレベルであるため、
ラッチ1回路23とタイマカウント開始制御回路41の
第1のフリップフロップ回路はデータ入力状態になり、
ラッチ1回路23にはコマンド信号25のHレベル信号
が、タイマカウント開始制御回路41の第1のフリップ
フロップ回路にはラッチ1回路23から出力されるラッ
チ1信号29のHレベル信号がそれぞれ入力される。こ
こで、WEB信号4が立ち上がると、タイマカウント開
始制御回路41の第2のフリップフロップ回路にHレベ
ルが入力され、タイマカウント開始信号42がHレベル
になってタイマ43はカウントを開始する。
【0026】次に、2回目のコマンド入力時T2で、W
EB信号4がLレベルのときにデータバス9の内容がデ
コーダ21に入力され、その内容が消去コマンド39で
あればコマンド信号25はHレベルになる。2回目のコ
マンド入力時T2ではラッチ2制御信号28がHレベル
のため、ラッチ2回路24はデータ入力状態となって、
ラッチ2回路24にコマンド信号25のHレベルの信号
が入力され、ラッチ2信号30はHレベルになる。この
ように、ラッチ1信号29とラッチ2信号30の双方が
ともにHレベルになると、消去信号32がHレベルにな
ってメモリセル5の内容の消去が開始される。
【0027】一方、消去信号32がHレベルになるとタ
イマカウント開始制御回路リセット信号48がHレベル
になり、タイマカウント開始制御回路41は初期化され
てタイマ43はカウントを停止する。メモリセル5を消
去中にタイマ43が動作しないように、消去が終了する
までタイマカウント開始制御回路リセット信号48はH
レベルになっている。消去が終了すると、メモリリセッ
ト信号38がHレベルになってフラッシュメモリ内が初
期化される。また、メモリリセット信号38がHレベル
になることで消去コマンドラッチ回路リセット信号46
がHレベルになり、消去コマンドラッチ回路が初期化さ
れて消去モードを終了する。
【0028】次に、図3において、2回目のコマンド入
力が消去コマンド39以外のときの消去コマンドラッチ
回路の動作について説明する。1回目のコマンド入力時
T1で、WEB信号4がLレベルのときデコーダ21に
入力されたデータバス9の内容が消去コマンド39であ
れば、コマンド信号25はHレベルになる。この1回目
のコマンド入力時T1ではラッチ制御1信号27がHレ
ベルになるため、ラッチ1回路23とタイマカウント開
始制御回路41の第1のフリップフロップ回路はデータ
入力状態となり、ラッチ1回路23にコマンド信号25
のHレベル信号が、タイマカウント開始制御回路41の
第1のフリップフロップ回路にラッチ1回路23から出
力されるラッチ1信号29のHレベル信号がそれぞれ入
力される。WEB信号4が立ち上がると、タイマカウン
ト開始制御回路41の第2のフリップフロップ回路にH
レベルが入力され、タイマカウント開始信号42はHレ
ベルになってタイマ43がカウントを開始する。なお、
ここまでの動作は、前述の2回目の消去コマンド入力が
あった場合の動作と同様である。
【0029】次の2回目のコマンド入力時T2におい
て、データが何も入力されなかったとき、または消去コ
マンド39以外のデータ49が入力されたときには、コ
マンド信号25はLレベルのままなので、タイマ43は
オーバーフローするまでカウントを続ける。タイマ43
がオーバーフローするとタイマオーバーフロー信号44
がHレベルになるため、消去コマンドラッチ回路リセッ
ト信号46がHレベルになる。消去コマンドラッチ回路
リセット信号46がHレベルになとタイマカウント開始
制御回路リセット信号48がHレベルになり、タイマカ
ウント開始制御回路41は初期化されてタイマ43はカ
ウントを停止する。また、この消去コマンドラッチ回路
リセット信号46がHレベルになることでラッチ回路部
22のラッチ1回路23のラッチが解除され、当該消去
コマンドラッチ回路は初期化されて消去モードを終了す
る。
【0030】以上のように、この実施例1によれば、消
去コマンド39を複数回入力する際に、2回目以降のコ
マンド入力終了時間を設定したタイマ43がオーバーフ
ローするまでに、2回目以降の消去コマンド39の入力
がなかった場合、当該消去コマンドラッチ回路を初期化
して1回目の消去コマンド39を無効にすることによっ
て、確実に誤消去を防止している。
【0031】実施例2.以下、この発明の実施例2を図
について説明する。図4はこの発明の他の実施例による
フラッシュメモリの消去コマンドラッチ回路を示すブロ
ック図であり、相当部分には図10と同一符号を付して
その説明を省略する。図において、51は後述するタイ
マのカウントの開始を制御しているタイマカウント開始
制御回路であり、52はこのタイマカウント開始制御回
路51が出力しているタイマカウント開始信号である。
このタイマカウント開始制御回路51は実施例1におけ
るタイマカウント開始制御回路41と同様に2つのフリ
ップフロップによって構成され、WEB信号4の1回目
の立ち上がりでタイマカウント開始信号52をHレベル
にするものであるが、メモリリセット信号38でリセッ
トされる点でそれとは異なっている。
【0032】53はこのタイマカウント開始信号52が
Hレベルになるとカウントを開始する前述のタイマであ
り、54はこのタイマ53がオーバーフローしたときに
出力するタイマオーバーフロー信号である。55はこの
タイマオーバーフロー信号54とタイマカウント開始信
号52の論理和をとるOR回路、56はこのOR回路5
5の出力とWEB信号4の論理和をとることにより、タ
イマカウント開始信号52がLレベルで、タイマオーバ
ーフロー信号54がLレベルのときのみ、WEB信号4
の内容を有効にするOR回路であり、57はこのOR回
路56よりラッチ制御回路26に出力される信号(以
下、WEBB信号と称す)である。
【0033】次に動作について説明する。ここで、図5
はこの実施例2によるフラッシュメモリの消去コマンド
ラッチ回路の動作を説明するためのタイミング図であ
る。この図5において、T3はデータを何も受け付けな
い期間を示しており、T1、T2は図2、図3のそれと
同様である。また、t1はこのデータを何も受け付けな
い期間T3の開始時刻、すなわち1回目のコマンド入力
の終了時刻を表しており、t2はデータを何も受け付け
ない期間T3の終了時刻、すなわち2回目のコマンド入
力の受付開始時刻を表している。
【0034】1回目のコマンド入力時T1で、WEBB
信号57がLレベルのときにデータバス9の内容がデコ
ーダ21に入力され、その内容が消去コマンド39であ
ればコマンド信号25はHレベルになる。この1回目の
コマンド入力時T1ではラッチ1制御信号27がHレベ
ルになるため、ラッチ1回路23とタイマカウント開始
制御回路51の第1のフリップフロップ回路はデータ入
力状態になり、ラッチ1回路23にコマンド信号25の
Hレベル信号が、タイマカウント開始制御回路51の第
1のフリップフロップ回路にラッチ1回路23から出力
されるラッチ1信号29のHレベル信号がそれぞれ入力
される。WEB信号4が立ち上がるとタイマカウント開
始制御回路51の第2のフリップフロップ回路にHレベ
ルが入力され、それによってタイマカウント開始信号5
2がHレベルになり、タイマ53はカウントを開始す
る。
【0035】OR回路56は、タイマカウント開始制御
回路51からのタイマカウント開始信号52がLレベル
で、タイマ53のタイマオーバーフロー信号54がLレ
ベルのときのみ、WEB信号4の内容を有効にするもの
であり、それ以外のときはWEB信号4を無効にする。
従って、タイマ53がカウントを開始すると、それがカ
ウントを終了して、タイマオーバーフロー信号54が立
ち下がるまでの期間T3においては、WEB信号4が無
効となってデータを何も受け付けない状態になる。タイ
マ53がカウントを終了してそのタイマオーバーフロー
信号54が立ち下がると、WEB信号4の内容が有効に
なり、時刻t2からは2回目のコマンド入力の受け付け
を再開する。その後は、2回目に入力されるコマンドが
消去コマンド39のとき、実施例1と同様にしてメモリ
セル5の内容の消去を開始し、消去が終了するとメモリ
リセット信号38がHレベルになって、フラッシュメモ
リ内を初期化する。
【0036】フラッシュメモリの消去コマンドラッチ回
路では、消去コマンド39を複数回入力する際に、1回
目の消去コマンド39が入力されてから2回目以降の消
去コマンド39の入力までの間にノイズなどが入った場
合に、それを消去コマンドと誤認してしまうと、入力す
べき回数だけ消去コマンド39の入力操作を行う前にフ
ラッシュメモリの内容が消去されてしまう危険性があっ
たが、この実施例2によれば、消去コマンド39を複数
回入力する際に、2回目以降のコマンド入力の受付開始
時刻を設定したタイマ53がオーバーフローするまでの
間、2回目以降の消去コマンド39の入力を停止させて
いるので、確実に誤消去を防止することができる。
【0037】実施例3.以下、この発明の実施例3を図
について説明する。図6はこの発明のさらに他の実施例
によるフラッシュメモリの消去コマンドラッチ回路を示
すブロック図であり、相当部分には図10と同一符号を
付してその説明を省略する。図において、61は後述す
る第1タイマのカウントの開始を制御している第1タイ
マカウント開始制御回路であり、62はこの第1タイマ
カウント開始制御回路61が出力している第1タイマカ
ウント開始信号である。この第1タイマカウント開始制
御回路61は実施例1におけるタイマカウント開始制御
回路41と同等に構成されており、WEB信号4の1回
目の立ち上がりで第1タイマカウント開始信号62をH
レベルにするものである。
【0038】63は後述する第2タイマのカウントの開
始を制御している第2タイマカウント開始制御回路であ
り、64はこの第2タイマカウント開始制御回路63が
出力している第2タイマカウント開始信号である。この
第2タイマカウント開始制御回路63はラッチ1回路2
3およびラッチ2回路24と同じフリップフロップ回路
で構成されており、端子Dはデータが入力される端子、
端子Qはデータが出力される端子で、端子Tには端子D
のデータ入力を制御する信号、端子Rにはフリップフロ
ップ回路をリセットする信号が入力される。この第2タ
イマカウント開始制御回路63には、第1タイマ65が
オーバーフローしたときにラッチ1信号29が入力され
る。
【0039】65はこの第1タイマカウント開始信号6
2がHレベルになるとカウントを開始する前述の第1タ
イマであり、66はこの第1タイマ65がオーバーフロ
ーしたときに出力する第1タイマオーバーフロー信号で
ある。67はこの第1タイマオーバーフロー信号66と
第1タイマカウント開始信号62の論理和をとるOR回
路、68はこのOR回路67の出力とWEB信号4の論
理和をとって、第1タイマオーバーフロー信号66がL
レベル、第1タイマカウント開始信号62がLレベルの
ときに、WEB信号4の内容を有効にするOR回路であ
り、69はこのOR回路68よりラッチ制御回路26に
出力される信号(以下、WEBD信号と称す)である。
【0040】70は前記第2タイマカウント開始信号6
4がHレベルになるとカウントを開始する前述の第2タ
イマであり、71はこの第2タイマ70がオーバーフロ
ーしたときに出力する第2タイマオーバーフロー信号で
ある。72は当該消去コマンドラッチ回路を初期化する
ための消去コマンドラッチ回路リセット信号を生成する
OR回路であり、73はこのOR回路72より出力され
る消去コマンドラッチ回路リセット信号である。このO
R回路72は第2タイマオーバーフロー信号71がHレ
ベルのとき、あるいはメモリリセット信号38がHレベ
ルのときに消去コマンドラッチ回路リセット信号73を
Hレベルにする。74は第2タイマカウント開始制御回
路63をリセットする第2タイマカウント開始制御回路
リセット信号を生成するOR回路であり、75はその第
2タイマカウント開始制御回路リセット信号である。こ
のOR回路74は消去開始信号62がHレベルのとき、
あるいは消去コマンドラッチ回路リセット信号73がH
レベルのときに第2タイマカウント開始制御回路リセッ
ト信号75をHレベルにする。
【0041】次に動作について説明する。ここで、図
7、図8はこの実施例3によるフラッシュメモリの消去
コマンドラッチ回路の動作を説明するためのタイミング
図であり、図7は2回目の消去コマンド入力があった場
合、図8は2回目の消去コマンド入力がなかった場合に
ついてそれぞれ示している。図7および図8において、
T1は第1回目のコマンド入力時の期間、T2は第2回
目のコマンド入力時の期間、T3はデータを何も受け付
けない期間、t1は1回目のコマンド入力の終了時刻、
t2は2回目のコマンド入力の受付開始時刻を表してお
り、図5のそれらと同様である。
【0042】まず、図7において、第2回目の消去コマ
ンド入力があった場合の消去コマンドラッチ回路の動作
について説明する。第1回目のコマンド入力時T1で、
WEBD信号69がLレベルのときに、データバス9の
内容はデコーダ21に入力され、その内容が消去コマン
ド39である場合にはコマンド信号25がHレベルにな
る。1回目のコマンド入力時T1ではラッチ1制御信号
27はHレベルになるため、ラッチ1回路23と第1タ
イマカウント開始制御回路61の第1のフリップフロッ
プ回路はデータ入力状態になり、ラッチ1回路23には
コマンド信号25のHレベル信号が入力され、第1タイ
マカウント開始制御回路61の第1のフリップフロップ
回路にはラッチ1回路23から出力されるラッチ1信号
29のHレベル信号が入力される。WEB信号4が立ち
上がると第1タイマカウント開始制御回路61の第2の
フリップフロップ回路にHレベルが入力され、第1タイ
マカウント開始信号62がHレベルになって第1タイマ
65はカウントを開始する。
【0043】OR回路68は第1タイマカウント開始信
号62がLレベルで、第1タイマオーバーフロー信号6
6がLレベルのときのみWEB信号4を有効にし、それ
以外のときにはWEB信号4を無効にする。従って、第
1タイマ65がカウントを開始すると、カウント終了時
に発生する第1タイマオーバーフロー信号66が立ち下
がるまでの期間T3においては、WEB信号4が無効と
なってデータを何も受け付けない状態になる。第1タイ
マ65がカウントを終了して第1タイマオーバーフロー
信号66がHレベルになると、第2タイマカウント開始
制御回路63は第2タイマカウント開始信号64をHレ
ベルにし、それによって第2カウンタ70がカウントを
開始する。
【0044】次に、この第1タイマオーバーフロー信号
66が立ち下がると、WEB信号4の内容が有効にな
り、時刻t2からは2回目のコマンド入力の受け付けを
再開する。2回目のコマンド入力時T2で、WEBD信
号69がLレベルのときにデータバス9の内容はデコー
ダ21に入力され、その内容が消去コマンド39のとき
にはコマンド信号25がHレベルになる。2回目のコマ
ンド入力時T2ではラッチ2回路24はラッチ2制御信
号28がHレベルになるためデータ入力状態になり、ラ
ッチ2回路24にコマンド信号25のHレベルの信号が
入力されてラッチ2信号30はHレベルになる。ラッチ
1信号29とラッチ2信号30がどちらもHレベルにな
ると、消去信号32がHレベルになってメモリセル5の
消去が開始される。
【0045】消去信号32がHレベルになると第2タイ
マカウント開始制御回路リセット信号75がHレベルに
なり、第2タイマカウント開始制御回路63が初期化さ
れて第2タイマ70はカウントを停止する。ここで、メ
モリセルの内容を消去中に第2タイマ70が動作しない
ように、消去が終了するまでタイマカウント開始制御回
路リセット信号75はHレベルになっている。消去が終
了すると、メモリリセット信号38がHレベルになって
フラッシュメモリ内を初期化し、またこのメモリリセッ
ト信号38がHレベルになることで消去コマンドラッチ
回路リセット信号73もHレベルになるため、当該消去
コマンドラッチ回路が初期化されて消去モードを終了す
る。
【0046】次に、図8において、2回目の消去コマン
ド入力がなかった場合の消去コマンドラッチ回路の動作
について説明する。なお、1回目のコマンド入力時T1
から第1タイマオーバーフロー信号66の立ち下がりま
では、前述の図7を用いて説明した消去コマンドラッチ
回路の動作と同じなのでその説明省略する。2回目のコ
マンド入力時T2にデータ49が何も入力されなかった
とき、または入力されたデータ49が消去コマンド39
以外のものであったときには、コマンド信号25はLレ
ベルのままである。従って、第1タイマ65のオーバー
フローによってカウントを開始した第2タイマ70は、
オーバーフローするまでそのカウントを継続し、オーバ
ーフローすると第2タイマオーバーフロー信号71がH
レベルになる。第2タイマオーバーフロー信号71がH
レベルになると消去コマンドラッチ回路リセット信号7
3はHレベルになってラッチ回路部22のラッチ1回路
23のラッチが解除され、当該消去コマンドラッチ回路
が初期化されて消去モードを終了する。
【0047】以上のように、この実施例3によれば、消
去コマンド39を複数回入力する際に、2回目以降のコ
マンド入力の受付開始時刻が設定されて、1回目の消去
コマンド入力によってカウントを開始する第1タイマ6
5がオーバーフローするまでの間、2回目以降の消去コ
マンド39の入力を停止させるとともに、2回目以降の
コマンド入力終了時間が設定されて、第1タイマのオー
バーフローによってカウントを開始する第2タイマ70
がオーバーフローするまでに、2回目以降の消去コマン
ド39の入力がなかった場合、消去コマンドラッチ回路
を初期化して1回目の消去コマンド39を無効にするこ
とでコマンド入力の確実性を高め、より確実に誤消去を
防止している。
【0048】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、2回目
以降の消去コマンド入力終了時間をタイマに設定してお
き、1回目の消去コマンド入力に基づいてそのタイマの
カウントを開始させて、当該タイマがオーバーフローす
るまで2回目以降の消去コマンドの入力がなかった場合
に、以前に入力されていた消去コマンドを無効にするた
めの信号を出力して当該消去コマンドラッチ回路内を初
期化するように構成したので、入力ミスによって消去コ
マンドが入力された場合や、他の情報が消去コマンドと
誤認された場合に、その状態をいつまでも保持してい
て、その後に同じような入力ミスや誤認などで消去コマ
ンドと認識されたデータが入力された場合でも、誤って
メモリセルの内容が消去されてしまうようなことがなく
なり、誤消去を確実に防止できるフラッシュメモリの消
去コマンドラッチ回路が得られる効果がある。
【0049】また、請求項2に記載の発明によれば、2
回目以降の消去コマンド入力開始時間をタイマに設定し
ておき、1回目の消去コマンド入力に基づいてそのタイ
マのカウントを開始させて、当該タイマがオーバーフロ
ーするまでの間、2回目以降のコマンド入力の受け付け
を停止させるように構成したので、1回目の消去コマン
ドが入力されてから2回目以降の消去コマンドの入力ま
での間にノイズなどが入った場合に、それを消去コマン
ドと誤認して、入力すべき回数だけ消去コマンドの入力
操作を行う前にメモリセルの内容が消去されてしまうよ
うな危険性を排除し、誤消去を確実に防止できるフラッ
シュメモリの消去コマンドラッチ回路が得られる効果が
ある。
【0050】また、請求項3に記載の発明によれば、2
回目以降の消去コマンド入力開始時間を第1タイマに設
定して、そのカウントを1回目の消去コマンド入力に基
づいて開始させ、当該第1タイマがオーバーフローする
までの間、2回目以降のコマンド入力の受け付けを停止
させるとともに、2回目以降の消去コマンド入力終了時
間を第2タイマに設定して、そのカウントを第1タイマ
のオーバーフローに基づいて開始させ、当該第2タイマ
がオーバーフローするまでの間に2回目以降の消去コマ
ンドの入力がなかった場合に、以前に入力されていた消
去コマンドを無効にするための信号を出力して当該消去
コマンドラッチ回路内を初期化するように構成したの
で、入力ミスや誤認等に起因するメモリセルの誤消去
を、より確実に防止することができるフラッシュメモリ
の消去コマンドラッチ回路が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1によるフラッシュメモリ
の消去コマンドラッチ回路を示すブロック図である。
【図2】 上記実施例における2回目の消去コマンド入
力があった場合の動作を説明するためのタイミング図で
ある。
【図3】 上記実施例における2回目の消去コマンド入
力がなかった場合の動作を説明するためのタイミング図
である。
【図4】 この発明の実施例2によるフラッシュメモリ
の消去コマンドラッチ回路を示すブロック図である。
【図5】 上記実施例の動作を説明するためのタイミン
グ図である。
【図6】 この発明の実施例3によるフラッシュメモリ
の消去コマンドラッチ回路を示すブロック図である。
【図7】 上記実施例における2回目の消去コマンド入
力があった場合の動作を説明するためのタイミング図で
ある。
【図8】 上記実施例における2回目の消去コマンド入
力がなかった場合の動作を説明するためのタイミング図
である。
【図9】 この発明が適用される一般的なフラッシュメ
モリを示すブロック図である。
【図10】 従来のフラッシュメモリの消去コマンドラ
ッチ回路を示すブロック図である。
【図11】 その動作を説明するためのタイミング図で
ある。
【符号の説明】
5 メモリセル、10 コマンド制御回路、41,51
タイマカウント開始制御回路、43,53 タイマ、
61 第1タイマカウント開始制御回路、63第2タイ
マカウント開始制御回路、65 第1タイマ、70 第
2タイマ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に書き込みおよび消去が可能なフ
    ラッシュメモリの書き込みモード/読み出しモード/消
    去モードの選択を行うコマンド制御回路内にあって、前
    記フラッシュメモリのメモリセルの内容の消去を指示す
    る消去コマンドが複数回入力された場合に、前記消去モ
    ードを選択させるための消去用のコマンド制御信号を生
    成するフラッシュメモリの消去コマンドラッチ回路にお
    いて、前記消去コマンドを複数回入力する際の2回目以
    降の前記消去コマンドの入力終了までの時間が設定され
    て、設定された前記時間内に前記2回目以降の消去コマ
    ンドの入力がなかった場合にオーバーフローして、以前
    に入力されていた前記消去コマンドを無効にする信号を
    生成するタイマと、1回目の前記消去コマンドの入力に
    基づいて、前記タイマにカウントを開始させるタイマカ
    ウント開始信号を生成するタイマカウント開始制御回路
    とを設けたことを特徴とするフラッシュメモリの消去コ
    マンドラッチ回路。
  2. 【請求項2】 電気的に書き込みおよび消去が可能なフ
    ラッシュメモリの書き込みモード/読み出しモード/消
    去モードの選択を行うコマンド制御回路内にあって、前
    記フラッシュメモリのメモリセルの内容の消去を指示す
    る消去コマンドが複数回入力された場合に、前記消去モ
    ードを選択させるための消去用のコマンド制御信号を生
    成するフラッシュメモリの消去コマンドラッチ回路にお
    いて、前記消去コマンドを複数回入力する際の2回目以
    降のコマンド入力が開始されるまでの時間が設定され
    て、設定された前記時間が経過するまで2回目以降のコ
    マンド入力の受け付けを停止させる信号を生成するタイ
    マと、1回目の前記消去コマンドの入力に基づいて、前
    記タイマにカウントを開始させるタイマカウント開始信
    号を生成するタイマカウント開始制御回路とを設けたこ
    とを特徴とするフラッシュメモリの消去コマンドラッチ
    回路。
  3. 【請求項3】 電気的に書き込みおよび消去が可能なフ
    ラッシュメモリの書き込みモード/読み出しモード/消
    去モードの選択を行うコマンド制御回路内にあって、前
    記フラッシュメモリのメモリセルの内容の消去を指示す
    る消去コマンドが複数回入力された場合に、前記消去モ
    ードを選択させるための消去用のコマンド制御信号を生
    成するフラッシュメモリの消去コマンドラッチ回路にお
    いて、前記消去コマンドを複数回入力する際の2回目以
    降のコマンド入力が開始されるまでの時間が設定され
    て、設定された前記時間が経過するまで2回目以降のコ
    マンド入力の受け付けを停止させる信号を生成する第1
    タイマと、前記消去コマンドを複数回入力する際の2回
    目以降の前記消去コマンドの入力終了までの時間が設定
    されて、設定された前記時間内に前記2回目以降の消去
    コマンドの入力がなかった場合にオーバーフローして、
    以前に入力されていた前記消去コマンドを無効にする信
    号を生成する第2タイマと、1回目の前記消去コマンド
    の入力に基づいて、前記第1タイマにカウントを開始さ
    せる第1タイマカウント開始信号を生成する第1タイマ
    カウント開始制御回路と、前記第1タイマのオーバーフ
    ローに基づいて、前記第2タイマにカウントを開始させ
    る第2タイマカウント開始信号を生成する第2タイマカ
    ウント開始制御回路とを設けたことを特徴とするフラッ
    シュメモリの消去コマンドラッチ回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6279070B1 (en) 1998-06-11 2001-08-21 Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. Multistep pulse generation circuit and method of erasing a flash memory cell using the same

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