JPH08180286A - 現在位置通報装置及びシステム - Google Patents

現在位置通報装置及びシステム

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JPH08180286A
JPH08180286A JP6325068A JP32506894A JPH08180286A JP H08180286 A JPH08180286 A JP H08180286A JP 6325068 A JP6325068 A JP 6325068A JP 32506894 A JP32506894 A JP 32506894A JP H08180286 A JPH08180286 A JP H08180286A
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JP6325068A
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Kazunori Kita
一記 喜多
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、携帯可能で、かつ緊急時など
に現在位置を通報できる現在位置通報装置及びそのシス
テムを提供することである。 【構成】携帯端末装置1は、複数のGPS衛星からそれ
ぞれの人工衛星の位置情報及び時刻情報を受信して受信
地点の経度、緯度、高度等を算出し、算出した現在位置
情報をPHSのプロトコルに基づく無線信号に変換し
て、監視センタ宛に一定時間毎に送信する。あるいは、
緊急通報ボタンが操作されたとき、監視センタ宛に現在
位置情報を送信する。監視センタの監視者は、緊急通報
があったとき、現在位置情報から発信者がどのにいるか
を調べ救急活動の手配をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定の通報先に現在位
置を通報する現在位置通報装置及びそのシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、独居老人や老人世帯、あるい
は監視を必要とする病人等が緊急時に通報するための緊
急通報装置や、ホームセキュリティシステムが実現さ
れ、自治体やセキュリティ会社、通報監視センタ等によ
る緊急通報支援サービスが提供されている。
【0003】この緊急通報支援サービスでは、例えば押
しボタンを有するペンダント型の送信機と、その送信機
からの無線信号を受信したとき、予め登録してある緊急
通報先に自動的に通報する専用電話機とがユーザに供与
される。そして、老人や病人に送信機を常時携帯させ、
身体の具合が悪くなったり、発作が起こって他者や医師
の支援が必要となったときに操作ボタンを押すと、住居
内に設置されている専用電話機からユーザのIDコー
ド、通報種別コードなどを緊急通報先に通報することが
できる。
【0004】緊急通報を受ける監視センタでは、利用者
からの通報を24時間監視する監視者を配置しておい
て、緊急通報を受け取ったなら、そのIDコードから住
所、氏名を確認して、予め登録してある近所のボランテ
ィアに連絡して状態を確認してもらったり、緊急の場合
には救急車の出動を要請する。
【0005】しかしながら、現在提供されている緊急通
報支援サービスでは、比較的大型の専用電話機が必要と
なり、装置が高価であることや、個々のユーザからの通
報を24時間体制で監視するための人を配置する必要が
あることから人材確保の負担が大きいことから、一部の
自治体が看護や監視が必要な単身老人を対象として自治
体の経費負担で試験的に実施している段階であり、一般
家庭を対象とする広範囲のサービスを提供するには至っ
ていない。
【0006】高齢化が進むなかで介護者の人材確保の困
難性や、老人医療費の増加を抑制するために在宅ケア重
視の方向に向かいつつあり、病人、高齢者が安心して生
活できるように緊急通報システムの実現の要望は高まっ
てきている。
【0007】しかしながら、現状の緊急通報システムで
ユーザが利用できる機能は、押しボタンを操作したと
き、登録されているIDコードを電話回線を介して緊急
通報先に自動的に通報して異常が発生したことを知らせ
る程度のものであり、ユーザからみれば、発作などの緊
急時以外は使用できないものであり、いざというときの
安心感を得るお守り的なものにすぎなかった。
【0008】また、現在実用化されている緊急通報用の
端末装置は、屋内での使用を前提としているので送信電
力が弱く、外出時に携帯して利用することはできなかっ
た。また、仮に送信電力を大きくして携帯可能にしたと
しても、端末装置を携帯している人の現在位置を特定す
ることができなければ、緊急通報を受けたとしてもすぐ
に駆けつけることができず、緊急通報システムとしての
意味が無い。
【0009】最近では親と子が別に住んでいる場合が多
いので、単に緊急時の通報だけではなく、別にくらして
いる家族からの安否の確認、在宅ケアでの症状や日常生
活での行動のモニタリング等の要請も高まってきてい
る。
【0010】さらに、アルツハイマー型老人痴呆症や過
齡による老人痴呆症の患者が増加し、それらの患者のボ
ケ行動による徘徊や迷子の防止、行き先の探索等の要望
が強まっているが、このような要求に対応した機器及び
システムは、従来存在していない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように現状で
は、携帯可能で、かつ装置を携帯している人の現在位置
を通報できる現在位置通報装置及びそのシステムは実現
されていない。
【0012】本発明の課題は、携帯可能で、緊急時など
に装置を携帯している人の現在位置を特定の通報先に通
報できる現在位置通報装置及びそのシステムを提供する
ことである。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明の現在位置津
通報装置は、位置情報送信装置から送信されてくる無線
信号を受信する無線信号受信手段と、この無線信号受信
手段で受信された無線信号から受信地点の現在位置情報
を算出する位置算出手段と、通報先電話番号と識別情報
とを記憶する記憶手段と、通信回線網毎に定められてい
る所定の無線信号を無線基地局に送信して通報先電話番
号の加入者端末装置との間に回線を接続する回線接続手
段と、回線接続手段を制御して、現在位置情報と識別情
報とを通報先電話番号へ自動的に通報する自動通報手段
とを備える。
【0014】第2の発明の現在位置通報システムは、位
置情報送信装置から送信される無線信号を受信する第1
の無線信号受信手段と、この第1の無線信号受信手段で
受信された無線信号から受信地点の現在位置情報を算出
する位置算出手段と、通報先電話番号と識別情報とを記
憶する記憶手段と、通信回線網毎に定められている所定
の無線信号を送信して通信回線網の加入者端末装置との
間に回線を接続する回線接続手段と、回線接続手段を制
御して、現在位置情報と識別情報を通報先電話番号に自
動的に通報する自動通報手段とを有する携帯式の現在位
置通報装置と、現在位置通報装置から送信されてくる無
線信号を受信する第2の無線信号受信手段と、この第2
の無線信号受信手段で受信された無線信号を復調して現
在位置通報装置の現在位置情報と識別情報とを表示する
表示手段とを有する加入者端末装置とからなる。
【0015】第3の発明の現在位置通報システムは、位
置情報送信装置から送信される無線信号を受信する第1
の無線信号受信手段と、この第1の無線信号受信手段で
受信された無線信号から受信地点の現在位置情報を算出
する位置算出手段と、通報先電話番号と識別情報とを記
憶する記憶手段と、通信回線網毎に定められている所定
の無線信号を送信して通信回線網の加入者端末装置との
間に回線を接続する回線接続手段と、緊急通報を指示す
るスイッチ手段と、このスイッチ手段により緊急通報が
指示されたとき、回線接続手段を制御して現在位置情報
と識別情報とを通報先電話番号へ自動的に通報する自動
通報手段とを有する携帯式の現在位置通報装置と、この
現在位置通報装置から送信されてくる無線信号を受信す
る第2の無線信号受信手段と、受信された現在位置情報
と識別情報とを表示する表示手段とを有し、緊急通報元
に対して救急活動を行う監視センタとからなる。
【0016】
【作用】第1の発明では、例えばGPS、あるいは道路
交通情報システムからの位置情報を受信して受信地点の
現在位置情報を算出し、緊急時にその現在位置情報と識
別情報を指定された通報先に通報するので、通報を受け
た人は通報元の人の現在位置を正確に知ることができ
る。
【0017】また、第2の発明では、通報時に送信され
てくる現在位置情報を受信側の加入者端末装置の表示手
段に表示させることができるので、現在位置通報装置を
携帯している人がどこにいるかがすぐに分かる。これに
より、例えば家庭内の加入者端末装置に、現在位置通報
装置を携帯している人の現在位置を表示させることで、
老人や幼児など家族の監視を離れて、行き先が不明にな
ったしまった人を簡単に探すことができる。
【0018】第3の発明では、緊急時に現在位置情報を
装置を携帯している人の識別情報と共に監視センタに送
信し、監視センタ側でそれらのデータに基づいて救急活
動を行うことができるので緊急時の処置をより迅速化で
きる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施を図面を参照しながら説
明する。図1(A)、(B)は、本発明の第1実施のG
PS(Global Positioning System) の受信機能を有する
腕時計型の携帯端末装置(現在位置通報装置)1の外観
図であり、同図(A)はその外観図正面図、同図(B)
はその右側面図である。
【0020】同図(A)に示すように、携帯端末装置1
の本体2の正面には、液晶表示部3と緊急通報ボタン4
とが設けられ、左側面には時刻修正時等に操作する入力
スイッチS1、S2が、右側面には基地局に無線信号を
送信するためのアンテナ5と、無線信号の送受信回路等
からなる無線通報部6とが設けられている。また、時計
本体2上部には人工衛星から送られてくる無線信号を受
信するためのGPS用平面アンテナ7と、GPS受信部
8とが設けられている。なお、時計本体2はリストバン
ド9により腕に取り付けることができる。また、同図
(B)に示すように時計本体2の裏面には電池交換用裏
蓋10があり、この裏蓋10をはずして電池を交換する
ようになっている。
【0021】図2は、第1実施例の現在位置通報システ
ムの全体構成を示す図である。この現在位置通報システ
ムは、GPS受信機能を有する腕時計型の携帯端末装置
1を、パーソナルハンディホンシステム(PHS)のコ
ードレスホンの子機として使用する場合のシステム構成
を示している。
【0022】この第1実施例の腕時計型の携帯端末装置
1は、PHSのコードレス電話親機11の子機端末とし
て使用されている。PHSでは、無線基地局12、ある
いは宅内のコードレステレホンの親機を介して公衆電話
回線と接続することができる。また、加入者宅内には、
例えば携帯端末装置1から送信される現在位置情報の受
信表示機能を有する専用電話機13と、その子機14と
が設置されている。
【0023】携帯端末装置1は、複数のGPS衛星から
それぞれの人工衛星の位置情報及び時刻情報等を受信し
て受信地点の経度、緯度、高度等を算出し、算出した現
在位置情報とIDコードとをPHSシステムのプロトコ
ルに基づく無線信号に変換して、監視センタ15を通報
先として一定時間毎に送信する。
【0024】この携帯端末装置1からの無線信号を受信
した無線基地局12は、監視センタ15との間に回線を
接続する。監視センタ15の監視者は、携帯端末装置1
から送信されてくる現在位置情報とIDコードから発信
者とその現在位置を特定し、必要に応じて救急車16等
を手配する。
【0025】次に、携帯端末装置1の回路構成を図3を
参照して説明する。同図において、GPS用アンテナ7
は、絶縁体7bと、その絶縁体7bを挟んで対向する2
枚の導体板7a、7cとからなり、両導体板7a、7c
の端子はアンテナ・プリアンプ21に接続されている。
アンテナ・プリアンプ21は、GPS用アンテナ7で受
信された、1575.42MHzの高周波信号を増幅して高周波受
信部22へ出力する。高周波受信部22は、高周波信号
を検波、増幅し1.023MHzの中間周波数信号に変換してデ
ィジタル信号処理部23へ出力する。
【0026】GPS衛星からは、図4に示すようにL1
帯の1.57542 GHz とL2帯の1.2276GHzの2波の電波が
放射されている。この2波の電波は民間用のC/Aコー
ドと軍事用のPコードで位相変調されたスペクトラム拡
散変調波である。C/Aコードは疑似雑音符号であるP
RNコード(Pseudo Random Noise Code)で符号されてお
り、さらに、世界の各地点をカバーする24個のGPS
衛星にはそれぞれ異なるC/Aコードが割り当てられて
いる。従って、それぞれの衛星に固有のC/Aコードで
逆拡散することで、衛星毎に信号を分離受信することが
できる。
【0027】図5(A)、(B)は、GPS衛星から送
信される航法メッセージコードの構成を示す図である。
GPS衛星から送信されるデータは、同図(A)に示す
ように、同期ワードを含むそれぞれ10ワード(1ワー
ドは、30ビット)のデータからなる5個のサブフレー
ムで構成され、1500ビットを1フレームとするデー
タが50ビット/sのビットレートで出力されている。
【0028】航法メッセージコードとは、各衛星の軌道
情報、衛星に搭載されている原子時計の補正値、電離層
での電波伝播遅延の補正係数、全衛星のアルマナックル
(軌道情報)などであり、同図(B)に示すようにサブ
フレーム1が衛星時計補正計数とデータ更新時期、各種
フラグ情報、サブフレーム2が軌道情報、サブフレーム
3が軌道情報、サブフレーム4が各衛星のアルマナック
ル、電離層補正係数、サブフレーム5が各衛星のアルマ
ナックル、衛星の正常性等を示す情報からなる。
【0029】ここで、GPSによる現在位置の測位方法
を説明する。GPS衛星からの信号を受信して受信地点
の経度、緯度を求める2次元測位では3個以上の衛星か
らの信号を、また受信地点の経度、緯度、高度を求める
3次元測位では4個以上のGPS衛星からの信号を、独
立した複数の受信チャネル、あるいは単一の受信チャネ
ルを時分割で使用して受信する必要がある。衛星からの
信号を受信する場合には、先ず、各GPS衛星に搭載さ
れている原子時計に正確に同期したタイミングで送出さ
れてくるPRN符号を受信し、その信号と同期を取った
後、PRN符号を逆拡散してそれぞれの位相シフト量か
ら各衛星と受信機との疑似距離を算出する。また、同時
に航法メッセージコードから受信機の相対移動速度や方
位を計算するためにドップラー測定を行う。
【0030】図3の演算回路24では、各衛星の疑似距
離Rp、GPSの基準時計と受信機の時計の時刻のずれ
Δtr、GPS基準時計とGPS衛星に搭載されている原
子時計の時刻のずれΔts、対流圏と電離層での電波伝播
遅延時間Δtp、光速C、衛星と受信地点との真の距離R
とが、以下の式の関係にあることから、真の距離Rを算
出する。
【0031】 Rp =R+CΔtr+CΔts+CΔtp ・・・・(1) 先ず、上記のGPS基準時計とGPS衛星搭載原子時計
の時刻ずれΔts、対流圏と電離層での電波伝播遅延時間
Δtpは、航法メッセージコードに含まれる衛星搭載時計
の補正値と、電離層の電波伝播遅延の補正係数から求ま
るので、GPS基準時計と受信機の時計の時刻のずれΔ
trを含んだ疑似距離Rp =R+CΔtrを算出する。
【0032】ここで、衛星の3次元位置座標をu,v,
w、受信機の位置座標をx,y,zとすると、疑似距離
Rp は次式で表せる。 Rp =((u-x)2+(v-y)2+(w-z)2)1/2+CΔtr ・・・(2) GPS衛星から出力される航法メッセージの軌道パラメ
ータデータからケプラーの方程式を解いて、各衛星の位
置座標u,v,wを求めることができるから、4個以上
の衛星との間の疑似距離Rp を求める4個の連立式から
4個の未知数x,y,z,Δtrを算出することができ
る。
【0033】演算回路24は、これら非線型の連立方程
式を反復解法を用いて演算し、受信機の位置座標x,
y,zと、GPSの基準時計と受信機の時計の時刻のず
れΔtrとを算出する。同様にドップラー測定により受信
機の相対移動速度や方位も算出する。
【0034】GPSの測位は「WGS−84」という基
準楕円体による測位系座標を用いているので、通常の国
土地理院の地図や海上保安庁の海図の緯度、経度に用い
られている測地座標系に変換する必要がある。そこで、
測地系座標変換回路25が、「WGS−84」という基
準楕円体による測位系座標を測地系座標に変換し、この
変換された緯度、経度、高度、方位、速度からなる現在
位置データが、位置データ制御回路26により位置デー
タメモリ27に書き込まれる。
【0035】ここで、高周波受信部22、ディジタル信
号処理部23及び演算回路24の具体的構成の一例を図
6を参照して説明する。プリアンプ21で増幅された信
号は、混合器(MIX)61でローカル発振器62で生
成される局部発振周波数信号が混合され、その混合され
た信号が中間周波数増幅回路(IF)63で増幅されて
スペクトル逆拡散復調回路64に出力される。ローカル
発振器62の発振周波数は、発振回路(TCXO)65
で生成されるクロック信号を基準にしてPLL制御回路
66によりPLL制御されている。
【0036】スペクトル逆拡散復調回路64で受信信号
が逆拡散されると、距離測定回路67においてGPS衛
星と測地点との間の疑似距離が算出され、ドップラー測
定回路68において、受信機の相対移動速度、方位を算
出するためのデータが計算され、軌道データ収集回路6
9により衛星データ(衛星軌道の離心率、軌道長半径の
平方根など)が収集される。
【0037】そして、演算処理回路24の位置計算回路
70が、軌道データ収集回路69で収集された軌道デー
タと、距離測定回路67で測定されたGPS衛星との疑
似距離とから測地点の経度、緯度、高度を算出する。同
時に移動速度・方位計算回路71が、軌道データと、ド
ップラー測定回路68で得られたデータとから、受信機
の相対移動速度、方位を算出する。
【0038】図3に戻り、発振器28で生成されるクロ
ック信号は分周回路29で所定周波数に分周され、その
分周された基準クロック信号が時計回路30で計数され
て時刻が計時される。この時計回路30で計時される現
在時刻は、演算回路24で求められるGPSの基準時計
と受信機の時計の時刻のずれΔtrに基づいて自動的に補
正される。この時計回路30で計時された現在時刻デー
タは、表示制御回路31の制御のもとに表示部3に表示
される。表示制御回路31は、位置データメモリ27に
記憶されている現在位置データと、時計回路30で計時
される現在時刻及び後述するデータメモリ35に設定・
記憶されている定時通報先電話番号、緊急通報先電話番
号等を表示部3に切り換え表示する。
【0039】また、入力部32は、前述したスイッチS
1、S2等からなり、この入力部32から受信機の識別
用IDコード、氏名、性別、年齢、住所、血液型、既往
症等の本人データ、定時通報先電話番号、緊急通報先電
話番号を入力することができる。
【0040】制御回路33は、上述した位置データ制御
回路26、表示制御回路31等を制御すると共に、入力
部32からデータが入力されたのを検出したなら、デー
タ書き込み回路34を制御してIDコード、本人デー
タ、定時通報先電話番号、緊急通報先電話番号等をデー
タメモリ35に記憶させ、緊急通報ボタン4が操作され
たのを検出したなら、通報制御回路36に緊急通報を指
示する。
【0041】タイマ回路37は、一定時間毎に行う定時
通報のための時間を計測する回路であり、一定時間毎に
通報制御回路36を起動させて定時通報を行わせる。ま
た、アンテナ・プリアンプ21、高周波受信部22、信
号処理部23等を起動させてGPS衛星からの信号の受
信を行わせる。
【0042】通報制御回路36は、タイマ回路37から
定時通報を指示されると、回線接続制御回路38にデー
タメモリ35からの識別用のIDコードと定時通報先電
話番号の読み出しを指示する。
【0043】回線接続制御回路38は、PHSで定めら
れている通話回線の接続のためプロトコルに従った通信
制御及び回線接続後の通話チャネルの制御等を行う回路
であり、回線接続時には送信制御信号生成回路39に所
定のプロトコルの発呼信号を生成させる。送信制御信号
生成回路39は、生成した発呼信号を符号化回路40に
出力して符号化させる。この符号化回路40で符号化さ
れた信号は変調回路41で変調され、送信回路42で所
定の搬送波に重畳され、さらにチャネル制御回路43の
制御タイミングに同期したタイミングでアンテナ切り換
え回路44を介してアンテナ5から送信される。なお、
アンテナ切り換え回路44は、アンテナ5の接続を切り
換える回路であり、送信時はアンテナ5を送信回路42
側に接続し、それ以外のときは受信回路45側に接続す
る。
【0044】発呼信号に対して、無線基地局から応答信
号あるいは通話チャネルの許諾信号が送信されると、そ
の信号はアンテナ5、アンテナ切り換え回路44を経て
受信回路45で同調受信され、復調回路46で元の信号
周波数に復調され、復号回路47で復号され受信制御信
号レジスタ48へ出力される。
【0045】受信制御信号レジスタ48は、復号回路4
7で復号された応答信号あるいは通話チャネルの許諾信
号等のシリアルデータをパラレルデータに変換し回線接
続制御回路38に出力するとともに、報音回路49に指
示して回線が接続されたことを知らせるアラーム音をス
ピーカ50から報音させる。
【0046】回線接続制御回路38は、受信制御信号レ
ジスタ48から通話チャネルの許諾信号を受信すると、
チャネル制御回路43に指示して通話チャネルを制御さ
せ、さらに位置データメモリ27に記憶されている現在
位置データと、データメモリ35に記憶されているID
コードとを読み出し、それらのデータを通報データレジ
スタ49に書き込む。通報データレジスタ49に書き込
まれたパラレルデータは、ディジタル送信データレジス
タ52で時系列のシリアルデータ変換された後、上述し
た符号化回路40、変調回路41、送信回路42で符号
化、変調されてアンテナ5から送信される。
【0047】なお、定時通報先がディジタルデータの受
信機能を有する端末装置の場合には、上述したようにデ
ィジタルデータがそのまま送信され、一般の電話機の場
合には、現在位置データ、IDコード及び本人データ等
が音声に変換されて送信される。すなわち、現在位置デ
ータ、IDコード等が、音声合成回路53で音声データ
メモリ54に記憶されている音声データに基づいて音声
合成され、音声合成された音声が音声送話信号レジスタ
55に記憶された後、符号化回路40に出力される。そ
して、符号化回路40、変調回路41、送信回路42で
符号化、変調されアンテナ5から送信される。
【0048】また、定時通報ではなく、ユーザにより緊
急通報ボタン4が操作された場合には、制御回路33が
通報制御回路36に緊急通報を指示する。通報制御回路
36は、回線接続制御回路38にIDコード、緊急通報
先電話番号、現在位置データ等の読み出しを指示する。
【0049】回線接続制御回路38は、送信制御信号生
成回路39に発呼信号を出力させ、その発呼信号を符号
化回路40、変調回路41、送信回路42を経てアンテ
ナ5から送信させる。
【0050】無線基地局は、発呼信号、IDコード及び
緊急通報先電話番号とを受信したなら、公衆電話回線を
介して緊急通報先(監視センタなど)との間に回線を接
続する。回線が接続されたなら、携帯端末装置1の回線
接続制御回路38は、位置データメモリ27に記憶され
ている経度、緯度、高度からなる現在位置データと、デ
ータメモリ35に記憶されている緊急通報コード及び氏
名、住所、病歴等の本人データを通報データレジスタ5
1に書き込み、それらのデータを緊急通報先に通報す
る。
【0051】緊急通報先の監視センタ15では、受信し
たIDコード、本人データ及び現在位置データから通報
者に関するデータ及び現在位置を知ることができるの
で、必要に応じ医師や救急車を派遣する等の緊急活動を
指令する。
【0052】この第1実施例によれば、緊急時に携帯端
末装置1の緊急通報ボタン4を操作するだけで、緊急通
報先に現在位置データと、氏名、年齢、住所、病歴等の
本人データを通報することができるので、本人が電話で
きない状態でも迅速な救急活動を行うことができる。
【0053】次に、図7は、本発明の第2実施例の緊急
通報システムのシステム構成を示す図である。この第2
実施例は、道路交通情報システム(VICS)の道路ポ
スト80から無線信号または光ビーコンにより送信され
る道路情報の受信機能を有する腕時計型の携帯端末装置
1に関するものである。また、この携帯端末装置1は、
携帯無線電話システム、PHS等の無線電話システムと
通話回線を設定する機能を有している。
【0054】道路ポスト80から送信される光ビーコン
は、携帯端末装置1の受波器81で受信され、受信され
た道路情報から受信地点の道路名、地名、所番地等を得
て内部のメモリに記憶する。そして、携帯端末装置1の
緊急通報ボタン4がユーザにより操作されると、登録さ
れている緊急通報先電話番号を着信先としてしてPHS
の無線基地局12に送信し回線の接続要求を行う。この
結果、緊急通報先と回線が接続されたなら、現在地点の
位置データを送信する。
【0055】図8は、第2実施例の携帯端末装置1の回
路ブロック図である。以下、図3の第1実施例の回路と
同じ部分には同一の符号を付けて、それらの説明は省略
する。受波器81は、VICSの道路ポスト80から放
射される光ビーコンを受信するアンテナであり、この受
波器81と受信回路82とにより、VICSの道路情報
が送信されている通信チャネルの信号が受信される。受
信、同調された信号は、受信回路82で中間周波数信号
に変換され増幅回路83で増幅された後、復調回路84
で搬送波から信号成分が取り出され、復号回路85で復
号され位置データ制御回路86に出力される。
【0056】位置データ制御回路86は、復号回路85
で復号された、VICSの受信地点の地点No.、道路
名、地名、所番地等からなる道路情報を位置データメモ
リ87に格納する。
【0057】定時通報時、あるいは緊急通報時の回路動
作は、第1実施例と同様であり、データメモリ35に登
録されている定時通報先、あるいは緊急通報先との間に
回線を接続した後、位置データメモリ87に記憶されて
いる現在位置データを送信する。
【0058】この第2実施例によればVICSの道路情
報を受信して現在位置データを得て、緊急通報時にその
現在位置データを無線基地局を介して監視センタ等の緊
急通報先に送信することができるので、迅速に救急活動
を行うことができる。
【0059】次に、図9は、携帯端末装置1とその専用
電話機90とを一組として使用する本発明の第3実施例
の緊急通報システムのシステム構成を示す図である。こ
の第3実施例の携帯端末装置1は、心電図データ、体温
等の生体データを検出するセンサを有し、その生体デー
タをGPS衛星から放射される航法メッセージデータか
ら算出した現在位置データと共に専用電話機90に送信
できるようになっている。専用電話機90は、図9には
示していないが、携帯端末装置1の現在位置を地図上に
表示する表示部を有している。
【0060】ここで、第3実施例の携帯端末装置1及び
その専用電話機90の回路構成を、図10及び図11の
回路ブロック図を参照して説明する。以下の説明では、
図3と同じ回路ブロックには同一の符号を付けてそれら
の説明は省略する。
【0061】図10において、アンテナ8で受信された
GPS衛星からの信号はGPS受信回路91(前述した
アンテナプリアンプ21及び高周波受信部22に相当す
る)で受信され、信号処理・演算回路23、24へ出力
される。信号処理・演算回路23、24は衛星から送ら
れてくる位置情報及び時刻情報と、時計回路30で計時
される時刻データとから現在地点の現在位置データ及び
時刻データを算出する。位置データ制御回路92は、前
述した測地系座標変換回路25と位置データ制御回路2
6と位置データメモリ27とからなり、算出された現在
位置データを地図等に用いられている測地系座標に変換
して記憶する。
【0062】温度センサ93は、体温を測定するための
センサであり、この温度センサ93の検出信号はアンプ
94で増幅され、さらにA/D変換回路95でディジタ
ルデータに変換されて体温データとして生体データメモ
リ96に記憶される。
【0063】心電センサ97は、心泊数、心電図波形を
検出するセンサであり、この心電センサ97の検出信号
は、アンプ98で増幅され、さらに符号化回路99で符
号化されて心泊・心電データとして生体データメモリ9
6に記憶される。
【0064】体動センサ100は、身体の動きを検出す
るセンサであり、この体動センサ100の検出信号はア
ンプ101で増幅され、さらに符号化回路102で符号
化されて体動データとして生体データメモリ96に記憶
される。
【0065】データメモリ35には、例えば通報先1と
して前述した定時通報先電番号が記憶され、通報先2と
して緊急通報先電話番号が記憶される。回線接続制御回
路38は、基本的には前述した第1及び第2実施例の回
路と同様な働きをしているが、この第3実施例では、計
測された生体データを現在位置データと共に、登録され
ている通報先に送信する。
【0066】また、制御信号発生回路103は、図3の
送信制御信号発生回路39と受信制御信号レジスタ48
の2つの回路からなり、送信時及び受信時に、チャンネ
ル制御回路43の制御に従って制御信号を符号化回路4
0、あるいは回線接続制御回路38に出力する。
【0067】次に、図11は、図10の携帯端末装置1
の専用電話機90の回路ブロック図である。携帯端末装
置1からの無線信号を、アンテナ201で受信すると、
その無線信号は、受信回路45、復調回路46及び復号
回路47で受信、復調及び復号され受話回路202へ出
力される。また、子の携帯端末装置1からの無線信号で
あることが、復号回路47から制御信号発生回路203
に通知される。
【0068】制御信号発生回路203は、子機回線制御
回路204に携帯端末装置1との間の通信チャネルの制
御を指示する。子機回線制御回路204は、チャネル制
御回路43に通話チャネルの制御を指示すると共に、回
線接続制御回路38に携帯端末装置1からの信号を受信
することを通知する。
【0069】受話回路202は、シリアル/パラレル変
換回路等からなり、携帯端末装置1から送信されてくる
シリアルデータをパラレルデータに変換して通報信号出
力回路205及び送話制御回路211に出力する。通報
信号出力回路205は、受話回路202から入力された
データが通常の音声データではなく、現在位置データ及
び生体データか否かを判断し、現在位置データ及び生体
データであれば、それらの通報データを通報データ制御
回路206に出力する。通報データ制御回路206は、
通報データを表示制御回路207へ出力して通報データ
を表示させる共に、通報データを受信したことを知らせ
るためにベル音制御回路208にアラーム音の報音を指
示する。
【0070】表示制御回路207は、受信した現在位置
データを地図データ再生回路209に出力し、その位置
データに対応する地図データを地図データメモリ210
から読み出させる。そして、表示制御部207は、読み
出した地図データを液晶表示部210に表示させ、表示
された地図上に携帯端末装置1の現在位置を表示する。
【0071】これにより、携帯端末装置1の親機である
専用電話機90の液晶表示部210に、携帯端末装置1
の現在位置が地図とともに表示され、さらにその携帯端
末装置1の保持者の現在の体温、心電波等の生体データ
が表示されるので、緊急通報があった場合に、現在位置
がどこか、また緊急に救急車を派遣しなければならない
状態か否か等を判断する参考となる。
【0072】また、携帯端末装置1から親機への呼び出
しが、定時通報、あるいは緊急通報以外の場合には、送
話制御回路211は、受信したデータを回線接続制御回
路38へ出力する。回線接続制御回路38は、その受信
データを受話制御回路212へ出力する。受話制御回路
212は、回線接続制御回路38からの指示に従って受
信データをアンプ213に出力する。アンプ213で増
幅された信号はハンドセット214のスピーカ214a
から音声として出力される。
【0073】他方、親機からの呼び出しであった場合に
は、ハンドセット214のマイク214bから入力され
た音声信号が、アンプ215で増幅されて送話制御回路
211に出力される。送話制御回路211は、その音声
信号をディジタルの音声データに変換して回線接続制御
回路38へ出力する。
【0074】回線接続制御回路38は、この呼び出しが
通常の内線呼び出しか、それとも外線呼び出しかを判断
し、内線呼び出しであれば、親機のマイクから入力され
た音声データを受話制御回路212へ出力する。受話制
御回路212は、送話回路216にパラレルの音声デー
タを出力し、送話回路216においてそのパラレルデー
タがシリアルデータに変換されて符号化回路40へ出力
される。以下、そのシリアルデータは変調回路41でデ
ィジタル変調され、送信回路42で増幅されてアンテナ
201から携帯端末装置1に送信される。
【0075】また、回線接続制御回路38は、呼び出し
が外線呼び出しであると判断した場合には、送話制御回
路211から入力されたデータを電話回線接続部217
へ出力し、公衆電話網の通信プロトコルに適合した信号
に変換させる。
【0076】この第3実施例によれば、携帯端末装置1
の保持者の現在位置を地図上に表示させることができる
ので、例えば徘徊老人の位置探索、行動経路の把握を地
図上に表示させて目視で確認することができ、携帯端末
装置1の保持者の位置を迅速に特定することができる。
さらに、その保持者の生体計測データを同時に表示させ
ることができるので、その生体計測データから緊急に医
学的処置が必要かどうか等を判断することができ、特に
病人の緊急通報システムにおいては大きな効果が得られ
る。
【0077】なお、本発明に係る携帯端末装置は、実施
例に示した腕時計型に限らず、例えば図12に示すよう
なペンダント型、あるいは図13に示すようなページン
グ受信機型でもよいし、通常の携帯電話機でもよい。図
12のペンダント型の携帯端末装置1は、裏面に入力ス
イッチ301が設けられ、本体内部にGPSアンテンナ
302、無線通報用アンテナ303等が設けられ、表面
に緊急通報用押ボタン304が設けられている。また、
図13のページャ型の携帯端末装置は、その表面に操作
スイッチ401と、液晶表示部402と、緊急通報ボタ
ン403とが設けられ、本体内部にGPSアンテナ、受
信部が設けられている。
【0078】なお、上述した実施例は、GPS及びVI
CSを利用して現在位置データを算出する場合について
説明したが、他の方法で現在位置を算出してもよい。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、緊急時に現在位置通報
装置を保持している人の現在位置情報を指定した通報先
に自動的に通報できるので、監視センタ、あるいは家族
の人がその装置を保持している人がどこにいるかをすぐ
に知ることができる。特に、幼児、徘徊行動をとる老人
などの現在位置を調べるときに有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】同図(A)、(B)は、本発明の第1実施例の
携帯端末装置の外観図である。
【図2】第1実施例の現在位置通報システムのシステム
構成図である。
【図3】携帯端末装置の回路ブロック図である。
【図4】GPS信号の周波数帯域の説明図である。
【図5】同図(A)、(B)は、GPS信号のデータ構
成を示す図である。
【図6】高周波受信部、ディジタル信号処理部等の具体
的構成を示す図である。
【図7】第2実施例のシステム構成図である。
【図8】第2実施例の携帯端末装置の回路ブロック図で
ある。
【図9】第3実施例のシステム構成図である。
【図10】第3実施例の携帯端末装置の回路ブロック図
である。
【図11】第3実施例の親機の回路ブロック図である。
【図12】他の携帯端末装置の外観図である。
【図13】他の携帯端末装置の外観図である。
【符号の説明】
4 緊急通報ボタン 7 GPS用アンテナ 24 演算回路 25 測地系座標変換 26 位置データ制御回路 27 位置データメモリ 35 データメモリ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置情報送信装置から送信されてくる無
    線信号を受信する無線信号受信手段と、 この無線信号受信手段で受信された無線信号から受信地
    点の現在位置情報を算出する位置算出手段と、 通報先電話番号と識別情報とを記憶する記憶手段と、 通信回線網毎に定められている所定の無線信号を無線基
    地局に送信して前記通報先電話番号の加入者端末装置と
    の間に回線を接続する回線接続手段と、 前記回線接続手段を制御して、前記現在位置情報と識別
    情報とを前記通報先電話番号へ自動的に通報する自動通
    報手段と、 を備えることを特徴とする現在位置通報装置。
  2. 【請求項2】 さらに、緊急通報を指示するスイッチ手
    段を有し、 該スイッチ手段が操作されたとき、前記自動通報手段
    は、前記緊急通報先に前記現在位置情報と識別情報とを
    自動的に通報することを特徴とする請求項1記載の現在
    位置通報装置。
  3. 【請求項3】 前記自動通報手段は、一定時間毎に前記
    通報先電話番号へ前記現在位置情報とIDコードを通報
    することを特徴とする請求項1または2記載の現在位置
    通報装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、本装置を所持している
    人の氏名、年齢、住所、病歴等からなる本人情報を記憶
    し、 前記自動通報手段は、該記憶手段に記憶されている本人
    情報及び現在位置情報を前記通報先電話番号に自動的に
    通報すること特徴とする請求項1または2記載の現在位
    置通報装置。
  5. 【請求項5】 前記無線信号受信手段は、GPS衛星か
    ら送信される位置情報を受信し、 前記位置算出手段は、複数のGPS衛星の位置情報から
    該GPS衛星と受信地点との距離を求め、該距離から受
    信地点の現在位置情報を算出することを特徴とする請求
    項1または2記載の現在位置通報装置。
  6. 【請求項6】 前記無線信号受信手段は、道路交通情報
    システムの送信装置から送信される位置情報を受信し、 前記位置算出手段は、受信した位置情報に基づいて受信
    地点の現在位置情報を算出することを特徴とする請求項
    1または2記載の現在位置通報装置。
  7. 【請求項7】 前記回線接続手段は、PHS(パーソナ
    ルハンディホンシステム)、あるいは携帯電話システム
    の無線基地局との間で回線の接続を行うことを特徴とす
    る請求項1または2記載の現在位置通報装置。
  8. 【請求項8】 前記現在位置通報装置は使用者が携帯可
    能な機器であることを特徴とする請求項1または2記載
    の現在位置通報装置。
  9. 【請求項9】 前記現在位置情報の送信を指示するスイ
    ッチ手段をさらに有することを特徴とする請求項1また
    は2記載の現在位置通報装置。
  10. 【請求項10】 生体情報を検出するセンサをさらに有
    し、 前記自動通報手段は、前記センサで検出された生体情報
    を前記現在位置情報とともに通報することを特徴とする
    請求項1または2記載の現在位置通報装置。
  11. 【請求項11】 位置情報送信装置から送信される無線
    信号を受信する第1の無線信号受信手段と、 この第1の無線信号受信手段で受信された無線信号から
    受信地点の現在位置情報を算出する位置算出手段と、 通報先電話番号と識別情報とを記憶する記憶手段と、 通信回線網毎に定められている所定の無線信号を送信し
    て前記通信回線網の加入者端末装置との間に回線を接続
    する回線接続手段と、 前記回線接続手段を制御して、前記現在位置情報を前記
    通報先電話番号に自動的に通報する自動通報手段と、 を有する携帯式の現在位置通報装置と、 該現在位置通報装置から送信されてくる無線信号を受信
    する第2の無線信号受信手段と、 この第2の無線信号受信手段で受信された無線信号を復
    調して前記現在位置情報と識別情報とを表示する表示手
    段と、 を有する加入者端末装置と、 からなることを特徴とする現在位置通報システム。
  12. 【請求項12】 前記加入者端末装置の表示手段は、前
    記現在位置通報装置の現在位置、あるいは移動経路を地
    図画像に重畳して表示することを特徴とする請求項11
    記載の現在位置通報システム。
  13. 【請求項13】 前記第1の無線信号受信手段は、GP
    S衛星から送信される位置情報を受信し、 前記位置算出手段は、複数のGPS衛星の位置情報から
    該GPS衛星と受信地点との距離を求め、該距離から受
    信地点の現在位置情報を算出することを特徴とする請求
    項11記載の現在位置通報システム。
  14. 【請求項14】 前記第1の無線信号受信手段は、道路
    交通情報システムの送信装置から送信される位置情報を
    受信し、 前記位置算出手段は、受信した位置情報に基づいて受信
    地点の現在位置情報を算出することを特徴とする請求項
    11記載の現在位置通報システム。
  15. 【請求項15】 位置情報送信装置から送信される無線
    信号を受信する第1の無線信号受信手段と、 この第1の無線信号受信手段で受信された無線信号から
    受信地点の現在位置情報を算出する位置算出手段と、 識別情報と通報先電話番号を記憶する記憶手段と、 通信回線網毎に定められている所定の無線信号を送信し
    て前記通信回線網の加入者端末装置との間に回線を接続
    する回線接続手段と、 前記識別情報と現在位置情報を前記通報先電話番号に自
    動的に通報する自動通報手段と、 緊急通報を指示するスイッチ手段と、 を有する携帯式の現在位置通報装置と、 該現在位置通報装置から送信されてくる無線信号を受信
    する第2の無線信号受信手段と、 この第2の無線信号受信手段で受信された無線信号を復
    調して前記現在位置情報と識別情報とを表示する表示手
    段とを有し、 緊急通報元の識別情報と現在位置情報とから救急活動を
    行う監視センタと、 からなることを特徴とする現在位置通報システム。
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