JP2000295375A - 情報配信サーバ、監視センタサーバ、および、保守員端末 - Google Patents

情報配信サーバ、監視センタサーバ、および、保守員端末

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JP2000295375A
JP2000295375A JP11101249A JP10124999A JP2000295375A JP 2000295375 A JP2000295375 A JP 2000295375A JP 11101249 A JP11101249 A JP 11101249A JP 10124999 A JP10124999 A JP 10124999A JP 2000295375 A JP2000295375 A JP 2000295375A
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Kenji Kataoka
健二 片岡
Minoru Koizumi
稔 小泉
Riichiro Sasaki
利一郎 佐々木
Hitoshi Yasukawa
均 安川
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】監視フィールドで発生した情報を、保守員の現
在位置を考慮してリアルタイムに配信し、緊急時には、
対応業務で必要となる関連情報も、タイミングよく保守
員に配信することで、保守業務の応答性や効率を向上さ
せる。 【解決手段】監視センタ1は、監視局2から収集する観
測情報,監視局2から通知されるアラーム情報,顧客等
から通報されて指令員が入力する通報情報,保守員端末
3から通知される作業報告情報を取得すると、収集した
情報を、その内容に関連する場所を示す情報と対応付け
て記憶する。また、監視センタ1は、保守員端末3の現
在位置を把握しており、情報を取得した際に、その内容
に関連する場所と保守員端末3の現在位置とに基づい
て、配信先の保守員端末3を選択し、選択した保守員端
末3に対して該情報を配信する。さらに、配信する情報
がアラーム情報や通報情報である場合には、その内容と
同じ場所が関連する他の情報も配信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リアルタイムに情
報をプッシュ配信する技術に関し、特に、電力・ガス供
給システムや道路・河川管理システム等の、広域フィー
ルドに分散した設備や機器を保守対象としたシステム
で、保守業務に係わる保守員への情報の配信に好適な技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インターネットで行われている
サーバからクライアントへの情報配信は、クライアント
が、予め定めたスケジュールに従って更新情報を要求す
ることで、見かけ上のプッシュ配信を実現するようにな
っており、ユーザからは、情報が自動更新されているよ
うに見える。
【0003】しかしながら、このような見かけ上のプッ
シュ配信では、更新スケジュールの設定によっては、サ
ーバの情報を更新しても、それが直ちにクライアントに
伝わらないという問題点がある。
【0004】そこで、新たな内容の情報がサーバに登録
されたタイミングで、直ちに、クライアントにその情報
を配信する「リアル・プッシュ」型の情報配信技術が考
案されている。本方式では、クライアントが、予め、配
信を希望する情報の種別を、ASCIIコードで予約し
ておき、サーバは、新たな内容の情報が登録されると、
該情報の種別を予約しているクライアントに対して、該
情報を配信する。これにより、クライアントは、サーバ
に問い合わせることなく、予約した種別の情報を自動的
に受信することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、保守員がモバ
イル環境で場所を移動しながら、広域フィールドに分散
した設備や機器を保守対処とした保守システムを考えた
場合、保守員が必要とする情報は、単に情報種別では表
せず、例えば、巡回中の現在位置に関連した情報であっ
たり、保守員の担当地区に関連した情報であったりと、
保守員の状態(場所や業務内容)に応じて、異なったも
のとなる。また、配信される情報の発生場所に応じて
も、その情報を必要とする保守員が異なったものとな
る。
【0006】すなわち、例えば、保守業務には、保守員
が監視フィールドを巡回しながら点検を行う通常業務、
および、監視フィールドに設置されたセンサの異常検知
や顧客からの通報に応じて、保守員が障害発生場所へ直
行して障害復旧を行う緊急業務があるが、このうち、緊
急業務においては、アラームや通報が発生した場合、そ
のイベント発生場所の地区担当保守員だけではなく、そ
の時点で近くを巡回中の保守員にも、その旨の情報を配
信したいという要求がある。
【0007】しかし、上述した従来のリアル・プッシュ
型の情報配信技術を適用すると、保守員が地区を移動す
る度に、情報種別を再登録しなければならなくなり、手
間もかかるし、管理も複雑になってしまう。また、緊急
業務を行う際には、該当する場所に関する工事履歴や過
去の作業報告等の情報が有用となるが、これらを従来技
術を用いて保守員に配信しようとすると、工事や作業報
告がなされたタイミングで配信されてしまい、通常業務
では必要としない情報が無条件に配信されてしまう。
【0008】このように、広域フィールドに分散した設
備や機器を保守対処とした保守システムにおいては、従
来のリアル・プッシュ型の情報配信技術では対処できな
い問題点が多々ある。
【0009】そこで、本発明の目的は、これらの問題点
を解決し、配信先(保守員)の現在位置を考慮して、情
報を必要とする配信先にのみ、該情報をリアルタイムに
提供することが可能な情報配信技術を実現することにあ
り、さらに、緊急業務時には、緊急業務で必要となる関
連情報を、タイミングよく保守員に配信することが可能
な技術を実現することにある。
【0010】本発明の目的を達成すれば、広域フィール
ドに分散した設備や機器を保守対処とした保守システム
において、保守業務の応答性や効率を向上させることが
できるようになる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、監視フィールドに分散した監視対象の保
守を保守員が行う保守システムにおいて、監視フィール
ドで生成される情報を収集し、収集した情報を、移動体
通信網を介して、保守員が携行する保守員端末に配信す
る監視センタサーバであって、上記保守員端末の現在位
置を示す端末位置情報を管理する端末位置管理手段と、
監視フィールドで生成される情報を収集し、収集した情
報を、その情報の内容に関連する場所を示す情報関連位
置情報と対応付けて記憶する情報記憶手段と、上記情報
記憶手段が記憶している情報の内容が更新された場合、
および、上記情報記憶手段に新たな情報が記憶された場
合に、該情報を保守員端末に配信する情報配信手段とを
備え、上記情報配信手段は、配信すべき情報に対応する
情報関連位置情報、および、上記端末位置管理手段が管
理している端末位置情報に基づいて、配信先の保守員端
末を選択し、選択した保守員端末に対してのみ、該情報
を配信することを特徴とした監視センタサーバを提供し
ている。
【0012】なお、上記監視フィールドが、複数のエリ
アに分割されて管理されている場合に、上記情報配信手
段は、配信すべき情報に対応する情報関連位置情報が示
す場所を含むエリアに存在している保守員端末を、配信
先として選択するようにすることができる。
【0013】また、上記監視フィールドが、複数のエリ
アに分割されて管理され、各エリアごとに、該エリアを
担当すべき保守員が割り当てられて管理されている場合
に、上記情報配信手段は、配信すべき情報に対応する情
報関連位置情報が示す場所を含むエリアについて、該エ
リアを担当すべき保守員が携行する保守員端末を、配信
先として選択するようにすることができる。
【0014】また、上記監視フィールドが、複数のエリ
アに分割されて管理され、各エリアごとに、該エリアで
生成された情報を配信すべき保守員が指定されて管理さ
れている場合に、上記情報配信手段は、配信すべき情報
に対応する情報関連位置情報が示す場所を含むエリアに
ついて、該エリアで生成された情報を配信すべき保守員
が携行する保守員端末を、配信先として選択するように
することができる。
【0015】また、上記情報配信手段は、配信すべき情
報に対応する情報関連位置情報が示す場所から、予め定
めた距離内に存在している保守員端末を、配信先として
選択するようにすることができる。
【0016】ここで、上記情報記憶手段が記憶する情報
は、少なくとも、監視フィールドに設置された観測機器
から収集した観測情報、該観測機器から通知されたアラ
ーム情報、外部から通報されて直接入力された通報情
報、および、保守員端末から通知された作業報告情報で
あるようにすることができる。
【0017】そこで、上記情報配信手段は、さらに、配
信すべき情報がアラーム情報または通報情報である場合
に、該アラーム情報または該通報情報情報に対応する情
報関連位置情報に基づいて、該情報関連位置情報が示す
場所に関連する他の情報を上記情報記憶手段から検索
し、検索した情報を、該アラーム情報または該通報情報
と共に配信するようにすることが好ましい。
【0018】また、上記情報配信手段は、さらに、配信
すべき情報がアラーム情報または通報情報である場合
に、該アラーム情報または該通報情報情報に対応する情
報関連位置情報に基づいて、該情報関連位置情報が示す
場所に関連する他の情報を上記情報記憶手段から検索
し、検索した情報の一覧を示すリストを作成し、作成し
たリストを、該アラーム情報または該通報情報と共に配
信し、上記情報配信手段がリストを配信した保守員端末
から、該リストによって示された情報のうちのいずれか
の情報が要求された場合に、要求された情報を該保守員
端末に配信するようにすることが好ましい。
【0019】本発明が提供する監視センタサーバによれ
ば、保守員端末の現在位置を考慮して、情報を必要とす
る保守員端末に対してのみ、該情報をリアルタイムに提
供することが可能となる。さらに、緊急業務時には、緊
急業務で必要となる関連情報を、タイミングよく配信す
ることが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0021】(第1の実施形態)図1は、第1の実施形
態に係る保守支援システムの構成図である。
【0022】図1に示すように、第1の実施形態に係る
保守支援システムは、監視センタ1と、監視局2と、保
守員端末3とが、移動体通信網4を介して接続された構
成となっている。
【0023】監視センタ1においては、指令員端末1a
が、ダイヤルアップ装置1bを介して移動体通信網4に
接続されており、顧客等からの通報を受け付けるための
電話1cが設置されている。
【0024】監視局2は、監視対象の観測データを取得
するためのディジタルカメラ2bおよびセンサ2cと、
これらを制御する制御装置2aと、携帯電話2dと、G
PS(Global Positioning System)装置2eとから構
成されている。
【0025】保守員端末3は、ペンコンピュータ3b
に、GPS装置3aと、携帯電話3cと、ディジタルカ
メラ3dとが接続された構成となっている。
【0026】携帯電話2d,3cは、監視センタ1との
間の移動体通信を実現し、GPS装置2e,3aは、自
身の現在位置(GPS絶対位置)を測定する装置であ
る。なお、第1の実施形態では、監視局2の監視対象が
配電設備である場合の保守支援を想定し、保守員端末3
は、保守員が移動する車に搭載して使用されることとす
る。
【0027】次に、各装置のソフトウェア構成について
順に説明する。
【0028】始めに、監視センタ1(指令員端末1c)
のソフトウェア構成を図2に示す。
【0029】図2において、21は空間情報管理データ
ベース(DB)、23はセンタ画面表示プログラム、2
4は通報受付プログラム、26は情報収集プログラム、
27はアラーム受信プログラム、28は情報配信プログ
ラム、29は端末メッセージ受信プログラム、30はモ
バイル通信プログラムである。
【0030】空間情報管理DB21には、地図情報,配
電設備情報,リソース情報,空間生成情報が格納され
る。ここで、配電設備情報は、配電設備(鉄塔,電柱,
配電線等)に関する情報(名称,構造,位置情報等)で
あり、リソース情報は、監視局2や保守員端末3に関す
る情報(ID,電話番号,位置情報等)である。また、
空間生成情報は、監視局2での観測情報,顧客等からの
通報情報,保守員端末3からの作業報告情報等であり、
監視フィールド内のリソースによって生成される情報で
ある。
【0031】情報収集プログラム26は、観測情報の収
集処理を行い、アラーム受信プログラム27は、監視局
2からのアラーム情報を受信する。端末メッセージ受信
プログラム29は、保守員端末3からの情報を受信す
る。情報配信プログラム28は、情報収集プログラム2
6によって収集された情報や、アラーム受信プログラム
27が受信したアラーム情報を、必要に応じて、保守員
端末3に配信する。センタ画面表示プログラム23は、
空間情報管理DB21の内容に基づいて、地図情報,設
備情報,リソース情報,空間生成情報を、指令員端末1
cの画面上に表示する。通報受付プログラム24は、電
話1cで受け付けた通報情報の登録処理を行う。モバイ
ル通信プログラム30は、監視局2や保守員端末3との
間の移動体通信を実現する。
【0032】次に、監視局2(制御装置2a)のソフト
ウェア構成を図3に示す。
【0033】図3において、31はモバイル通信プログ
ラム、32は観測データ転送/状態監視プログラムであ
る。
【0034】最後に、保守員端末3(ペンコンピュータ
3b)のソフトウェア構成を図4に示す。
【0035】図4に示すように、保守員端末3のソフト
ウェア構成は、モバイル通信プログラム41と、GPS
装置3aによって測定された保守員端末3の位置情報を
送信するGPS位置報告プログラム42と、ナビゲーシ
ョン機能43が付加された端末画面表示プログラム44
と、空間情報管理DB45と、監視センタ1からの情報
を受信する空間情報受信プログラム46と、保守員業務
を支援するための業務支援プログラム47とからなって
いる。
【0036】空間情報管理DB45には、地図情報,配
電設備情報,監視センタ1から送信された空間生成情報
が格納されている。
【0037】なお、各装置のハードウェア構成は、CP
Uと、メモリと、通信I/Fとを備えた一般の情報処理
装置のハードウェア構成と同様である。
【0038】さて、以下、第1の実施形態に係る動作に
ついて説明する。
【0039】まず、監視センタ1が、監視局2から観測
情報およびアラーム情報を受信するまでの処理につい
て、図6〜図9を用いて説明する。
【0040】監視センタ1においては、情報収集プログ
ラム26が、定期的に、図5の処理フローチャートに示
す処理を実行し、監視局2から観測情報(センサ2cが
検知したステータス値,ディジタルカメラ2bが撮影し
た映像情報)を収集している。
【0041】すなわち、監視センタ1においては、図5
に示すように、情報収集プログラム26は、まず、空間
情報管理DB21から全監視局2のアドレス情報を取得
し、図6に示す監視局アドレステーブル60をメモリ上
に展開する(ステップ501)。
【0042】監視局アドレステーブル60は、図6に示
すように、監視フィールド内の全監視局2のID61お
よび電話番号62からなり、情報収集プログラム26
は、監視局アドレステーブル60を基に、各監視局2と
の間で順次回線接続を行い、観測メッセージを受信し、
受信した観測メッセージに設定されている観測情報を空
間情報管理DB21に格納する(ステップ502〜ステ
ップ504)。
【0043】また、情報収集プログラム26は、受信し
た観測メッセージを、プロセス間通信によって、センタ
画面表示プログラム23および情報配信プログラム28
に送信した後(ステップ505)、回線を切断する(ス
テップ506)。
【0044】ステップ502〜ステップ506を、全監
視局2について行った後(ステップ507)、処理を終
了する。
【0045】ここで、観測メッセージのフォーマット
は、図7に示すようになっており、このフォーマット
は、後述するアラームメッセージ,通報メッセージ,端
末位置情報メッセージ,作業報告メッセージ,配信条件
登録メッセージで共通である。
【0046】これらのメッセージは、情報種別74の設
定内容によって区別される。ID71には、監視局2ま
たは保守員端末3のIDが設定され、位置情報72に
は、監視局2または保守員端末3の位置情報が設定さ
れ、時刻情報73には、メッセージによって通知すべき
情報が取得された時刻が設定される。また、データ75
には、メッセージによって通知すべき情報の内容が設定
される。
【0047】一方、監視局2においては、観測データ転
送/状態監視プログラム32が、図8に示す処理フロー
チャートを実行している。
【0048】すなわち、監視局2においては、図8に示
すように、観測データ転送/状態監視プログラム32
は、まず、タイマをセットし(ステップ801)、タイ
マルーチンが定期的に起動されるようにしておく。これ
は、監視センタ1からの観測情報要求待ちと並行して、
センサ2cおよびディジタルカメラ2bといった機器の
状態のチェックや、センサ2cが検知したステータス値
のチェックを行い、監視局2側で異常を検知するためで
ある。
【0049】タイマをセット後、観測データ転送/状態
監視プログラム32は、監視センタ1から回線接続され
るのを待ち、回線接続されて観測情報が要求されると
(ステップ802)、センサ2cが検知したステータス
値、および、ディジタルカメラ2bが撮影した映像情報
を、観測情報として取得し(ステップ803)、観測情
報を設定した観測メッセージを作成して監視センタ1に
送信する(ステップ804)。
【0050】観測メッセージの送信後は、観測データ転
送/状態監視プログラム32は、監視センタ1との間の
回線を切断し(ステップ805)、再度、監視センタ1
からの回線接続待ちとなる。
【0051】一方、観測データ転送/状態監視プログラ
ム32は、タイマルーチンが起動されると、センサ2c
およびディジタルカメラ2bといった機器の状態のチェ
ック、および、センサ2cが検知したステータス値のチ
ェックを行う(ステップ806)。チェック結果が正常
であれば(ステップ807)、再度、タイマをセットし
(ステップ811)、タイマルーチンを終了する。ま
た、異常なチェック結果が発見されれば(ステップ80
7)、監視センタ1との間のアラーム回線を接続し(ス
テップ808)、ステータス値および映像情報をアラー
ム情報として設定したアラームメッセージを作成して監
視センタ1に送信する(ステップ809)。
【0052】アラームメッセージの送信後は、観測デー
タ転送/状態監視プログラム32は、監視センタ1との
間のアラーム回線を切断し(ステップ810)、タイマ
をセットしてから(ステップ811)、タイマルーチン
を終了する。
【0053】このタイマルーチンによって監視局2から
送信されたアラームメッセージは、監視センタ1におい
て、アラーム受信プログラム27によって処理される。
【0054】図9はアラーム受信プログラム27の処理
フローチャートである。
【0055】図9に示すように、アラーム受信プログラ
ム27は、監視局2からの回線接続待ち状態となってお
り(ステップ901)、回線接続されてアラームメッセ
ージを受信すると(ステップ902)、受信したアラー
ムメッセージに設定されているアラーム情報を空間情報
管理DB21に格納する(ステップ903)。
【0056】また、アラーム受信プログラム27は、受
信したアラームメッセージを、プロセス間通信によっ
て、センタ画面表示プログラム23および情報配信プロ
グラム28に送信した後(ステップ904)、回線を切
断し(ステップ905)、ステップ901に戻って、再
度、回線接続待ち状態となる。
【0057】これらの処理によって、監視センタ1は、
監視局2からの観測メッセージを定期的に受信すると共
に、監視局2の異常時には、アラームメッセージを受信
することができる。また、監視センタ1が受信したメッ
セージは、その内容が空間情報管理DB21に格納され
ると共に、センタ画面表示プログラム23および情報配
信プログラム28に送信される。
【0058】次に、監視センタ1において、顧客等から
の通報を受け付けた場合の登録処理について、図10を
用いて説明する。
【0059】監視センタ1の指令員は、電話1cで顧客
等からの通報を受け付けると、通報受付プログラム24
を起動する。
【0060】図10は通報受付プログラム24の処理フ
ローチャートである。
【0061】図10に示すように、通報受付プログラム
24は、まず、顧客等から指令員が確認した通報場所お
よび通報内容の入力を受け付けると(ステップ100
1)、受け付けた内容を通報情報として設定した通報メ
ッセージを作成する(ステップ1002)。
【0062】また、通報受付プログラム24は、通報情
報を空間情報管理DB21に格納すると共に(ステップ
1003)、プロセス間通信によって、センタ画面表示
プログラム23および情報配信プログラム28に通報情
報を送信する(ステップ1004)。
【0063】次に、監視センタ1が、観測メッセージ,
アラームメッセージ,通報メッセージを、保守員端末3
に配信する処理について、図11および図12を用いて
説明する。
【0064】本処理は、第1の実施形態における最も特
徴的な処理であり、情報配信プログラム28によって実
行される。
【0065】図11は情報配信プログラム28の処理フ
ローチャートである。
【0066】図11に示すように、情報配信プログラム
28は、まず、空間情報管理DB21から全保守員端末
3の属性情報を取得し、図12に示す配信条件テーブル
120をメモリ上に展開する(ステップ1101)。
【0067】ここで、配信条件テーブル120について
説明する。
【0068】前提として、第1の実施形態に係る保守支
援システムの監視フィールドは、複数のエリアに分割さ
れ、各エリアごとに、予め、担当となる保守員(保守員
端末3)が定められている。すなわち、各保守員端末3
ごとに、ID,電話番号,担当エリアが、予め、属性情
報として空間情報管理DB21に登録されている。ま
た、属性情報には、以下に説明する配信方法および配信
情報種別も含まれている。
【0069】そこで、情報配信プログラム28によって
メモリ上に展開される配信条件テーブル120は、図1
2に示すように、保守員端末ID121,電話番号12
2,担当エリア123,配信方法124,配信情報種別
125からなる。
【0070】なお、後述するが、配信条件テーブル12
0は、端末メッセージ受信プログラム29からも読み書
きされ、保守員端末3からの要求に応じて、担当エリア
123,配信方法124,配信情報種別125の設定内
容が変更される。
【0071】図12に示す配信条件テーブル120にお
いて、配信方法124には、保守員端末3に配信したい
情報が設定される。第1の実施形態では、具体的には、 担当エリアで発生した情報を配信 現在いるエリアで発生した情報を配信 指定されたエリアで発生した情報を配信 保守員端末3の現在位置から予め指定された距離(例
えば、1km)以内で発生した情報を配信 の4種類のうちのいずれかが設定されるものとする。
【0072】また、配信情報種別125には、保守員端
末3に配信したい情報の種別が設定される。第1の実施
形態では、具体的には、 全種別の情報 アラーム情報および通報情報 ステータス情報,アラーム情報,通報情報 の3種類のうちのいずれかが設定されるものとする。
【0073】さて、図11に戻って、情報配信プログラ
ム28は、配信条件テーブル120をメモリ上に展開
後、プロセス間通信によって、いずれかのメッセージを
取り込む(ステップ1102)。
【0074】そして、情報配信プログラム28は、取り
込んだメッセージに設定されている位置情報72から、
該メッセージによって通知された情報の発生エリアを求
め(ステップ1103)、空間情報管理DB21から、
求めた情報発生エリアを巡回中の保守員端末3を検索す
る(ステップ1104)。なお、各保守員端末3の現在
位置は、空間情報管理DB21に登録されており、その
登録方法については後述する。
【0075】続いて、情報配信プログラム28は、情報
発生エリア,情報発生エリアを巡回中の保守員端末3,
配信条件テーブル120を参照して、配信条件に合致す
る保守員端末3をサーチする(ステップ1105)。
【0076】サーチの結果、配信先となる保守員端末3
がなければ(ステップ1106)、ステップ1102に
戻り、配信先となる保守員端末3があれば(ステップ1
106)、その保守員端末3との間の回線接続を行い
(ステップ1107)、取り込んだメッセージに設定さ
れている情報種別74から、メッセージ種別をチェック
する(ステップ1108)。
【0077】メッセージ種別が観測メッセージである場
合には(ステップ1108)、情報配信プログラム28
は、観測メッセージを送信し(ステップ1109)、回
線を切断する(ステップ1112)。
【0078】また、アラームメッセージおよび通報メッ
セージのいずれかである場合には(ステップ110
8)、情報配信プログラム28は、さらに、空間情報管
理DB21から、該メッセージによって通知された情報
の発生エリアに対応付けて登録されているエリア関連情
報を検索する(ステップ1110)。なお、空間情報管
理DB21には、エリアごとに、過去の観測情報,過去
のアラーム情報,過去の通報情報,過去の作業報告情報
等が、エリア関連情報として対応付けられて蓄積されて
おり、第1の実施形態では、アラームメッセージおよび
通報メッセージのいずれかである場合には、保守員によ
る緊急業務が行われる可能性が大きいことから、保守員
の緊急業務の参考となるように、エリア関連情報も配信
するようにしている。
【0079】そこで、情報配信プログラム28は、検索
したエリア関連情報を、配信するメッセージのデータ7
5に設定してから送信し(ステップ1111)、回線を
切断する(ステップ1112)。なお、エリア関連情報
については、別のメッセージとして、配信するメッセー
ジと共に送信するようにしてもよい。
【0080】配信条件に合致する全保守員端末3に対し
てメッセージの配信を終了した後は(ステップ111
3)、情報配信プログラム28は、ステップ1102に
戻って、プロセス間通信によるメッセージ受信待ちとな
る。
【0081】ここで、メッセージの配信の具体例につい
て説明する。
【0082】保守員端末ID=1,2,3,4の4つの
保守員端末3が、各々、A地区,B地区,C地区,D地
区に存在するものとし、配信条件テーブル120の内容
が図12に示す場合の具体例を説明する。
【0083】例えば、監視センタ1がA地区からのステ
ータス情報を取得した場合、担当エリア123が「A地
区」,配信方法124が「担当エリア」,配信情報種別
125が「全種別」である保守員端末ID=1の保守員
端末3と、配信方法124が「A地区をエリア指定」,
配信情報種別125が「ステータス情報,アラーム情
報,通報情報」である保守員端末ID=3の保守員端末
3とに対して、各々、ステータス情報が配信される。
【0084】また、例えば、監視センタ1がB地区から
のアラーム情報を取得した場合、現在B地区に存在し、
配信方法124が「現在地」,配信情報種別125が
「アラーム情報,通報情報」である保守員端末ID=2
の保守員端末3に対して、アラーム情報(および、B地
区のエリア関連情報)が配信される。
【0085】また、例えば、監視センタ1がD地区から
のステータス情報を取得した場合、保守員端末ID=4
の保守員端末3の現在位置が、情報の取得位置から1k
m以内であるとすると、配信情報種別125が「全種
別」であるので、保守員端末ID=4の保守員端末3に
対して、ステータス情報が配信される。
【0086】このように、保守員端末ID=1,2,
3,4の4つの保守員端末3には、各々、担当エリアの
地区,現在エリアの地区,指定エリアの地区,指定距離
内の地区の情報が配信される。
【0087】次に、保守員端末3からの位置情報の送信
処理,保守員端末3からの作業報告情報の送信処理,保
守員端末3からの情報配信条件の登録処理と、監視セン
タ1でこれらを受け付ける際の処理とについて、図13
〜図15を用いて説明する。
【0088】保守員端末3において、位置情報の送信処
理は、定期的に起動されるGPS位置報告プログラム4
2によって行われる。
【0089】図13はGPS位置報告プログラム42の
処理フローチャートである。
【0090】図13に示すように、GPS位置報告プロ
グラム42は、まず、GPS装置3aによって現在位置
を検出し(ステップ1301)、検出した位置情報を設
定した端末位置情報メッセージを作成する(ステップ1
302)。そして、監視センタ1との間の回線接続を行
い(ステップ1303)、端末位置情報メッセージを送
信した後(ステップ1304)、回線を切断する(ステ
ップ1305)。
【0091】また、保守員端末3において、作業報告情
報の送信処理および情報配信条件の登録処理は、業務支
援プログラム47によって行われる。
【0092】図14は業務支援プログラム47の処理フ
ローチャートである。
【0093】図14に示すように、業務支援プログラム
47は、まず、業務内容をチェックし(ステップ140
1)、作業報告作成であるならば、保守員の操作に従っ
て、作業報告データの入力を受け付けると共に(ステッ
プ1402)、作業場所の画像データの入力を受け付け
る(ステップ1403)。そして、入力された作業報告
データおよび映像データを作業報告情報として設定した
作業報告メッセージを作成する(ステップ1404)。
【0094】また、業務支援プログラム47は、業務内
容が配信条件登録であるならば、保守員の操作に従っ
て、担当エリア,配信方法,配信情報種別の登録内容の
入力を受け付け(ステップ1405)、入力された登録
内容を設定した配信条件登録メッセージを作成する(ス
テップ1406)。
【0095】メッセージの作成後は、業務支援プログラ
ム47は、監視センタ1との間の回線接続を行い(ステ
ップ1407)、作成したメッセージを送信した後(ス
テップ1408)、回線を切断する(ステップ140
9)。
【0096】保守員端末3から送信された端末位置情報
メッセージ,作業報告メッセージ,配信条件登録メッセ
ージは、監視センタ1において、端末メッセージ受信プ
ログラム29によって処理される。
【0097】図15は端末メッセージ受信プログラム2
9の処理フローチャートである。
【0098】図15に示すように、端末メッセージ受信
プログラム29は、保守員端末3からの回線接続待ち状
態となっており(ステップ1501)、接続されてメッ
セージを受信すると(ステップ1502)、受信したメ
ッセージに設定されている情報を空間情報管理DB21
に格納する(ステップ1503)。すなわち、受信した
メッセージが作業報告メッセージであるならば、空間情
報管理DB21に新規登録し、端末位置情報メッセージ
および配信情報登録メッセージであるならば、既登録内
容を更新する。
【0099】このとき、端末メッセージ受信プログラム
29は、受信したメッセージのメッセージ種別をチェッ
クし(ステップ1504)、端末位置情報メッセージで
あるならば、さらに、プロセス間通信によって、センタ
画面表示プログラム23に端末位置情報メッセージを送
信し(ステップ1505)、配信条件登録メッセージで
あるならば、さらに、メモリ上に展開されている配信条
件テーブル120を更新する(ステップ1506)。
【0100】その後、端末メッセージ受信プログラム2
9は、保守員端末3との間の回線を切断し(ステップ1
507)、ステップ1501に戻って、再度、回線接続
待ち状態となる。
【0101】これらの処理によって、監視センタ1は、
各保守員端末3の現在位置を定期的に把握すると共に、
保守員が作成した作業報告情報を蓄積することができ
る。また、保守員の要求に応じて、配信条件テーブル1
20を更新することができる。
【0102】次に、監視センタ1での画面表示について
説明する。
【0103】監視センタ1での画面表示は、センタ画面
表示プログラム23によって行われる。
【0104】図16はセンタ画面表示プログラム23の
処理フローチャートである。
【0105】図16に示すように、センタ画面表示プロ
グラム23は、まず、空間情報管理DB21に予め格納
されている地図情報および配電設備情報に基づいて、地
図および配電設備を画面表示し(ステップ1601)、
その上に、監視局2のシンボルおよび保守員端末3のシ
ンボルをマッピング表示する(ステップ1602〜ステ
ップ1603)。ここまでで表示された画面が初期画面
となる。
【0106】初期画面の表示後、センタ画面表示プログ
ラム23は、イベント待ち状態となり(ステップ160
4)、プロセス間通信によってメッセージを受信すると
(ステップ1605)、受信したメッセージが端末位置
情報メッセージであるならば(ステップ1606)、端
末位置情報メッセージに設定されている保守員端末I
D,位置情報に基づいて、該当する保守員端末3のシン
ボルの位置を変更する(ステップ1607)。また、セ
ンタ画面表示プログラム23は、受信したメッセージが
観測メッセージであるならば(ステップ1606)、観
測メッセージに設定されている観測情報を画面表示し
(ステップ1609)、アラームメッセージおよび通報
メッセージのいずれかであるならば(ステップ160
6)、そのメッセージに設定されているアラーム情報ま
たは通報情報を画面表示する(ステップ1608)。
【0107】監視センタ1での画面表示例を図17に示
す。
【0108】図17において、171は監視フィールド
状況ウィンドウ、172は観測ウィンドウ、173はア
ラーム/通報ウィンドウである。
【0109】そこで、センタ画面表示プログラム23
は、ステップ1601〜ステップ1603では、監視フ
ィールド状況ウィンドウ171を初期画面状態とし、ス
テップ1607では、監視フィールド状況ウィンドウ1
71中の該当するシンボルの位置を変更する。
【0110】また、センタ画面表示プログラム23は、
ステップ1609では、観測メッセージに設定されてい
る監視局ID,位置情報,時刻情報,情報種別を、観測
ウィンドウ172中に表示し、さらに、情報種別がステ
ータス値であるならば、ステータス値も表示する。
【0111】また、センタ画面表示プログラム23は、
ステップ1608では、アラームメッセージまたは通報
メッセージ内に設定されている位置情報,時刻情報,ア
ラーム/通報情報を、アラーム/通報ウィンドウ173
中に表示し、さらに、位置情報が示す位置を含むエリア
も表示する。
【0112】一方、センタ画面表示プログラム23は、
イベント待ち状態で、監視フィールド状況ウィンドウ1
71に対する指令員からの操作(監視局2のシンボルの
選択操作)が行われた場合は(ステップ1604)、選
択された監視局2に関する情報を空間情報管理DB21
から取り出して画面表示する(ステップ1610)。ま
た、イベント待ち状態で、観測ウィンドウ172に対す
る指令員からの操作(メッセージの選択操作)や、アラ
ーム/通報ウィンドウ173に対する指令員からの操作
(メッセージの選択操作)が行われた場合も(ステップ
1604)、選択されたメッセージの詳細情報を空間情
報管理DB21から取り出して画面表示する(ステップ
1610)。
【0113】これにより、指令員は、空間情報管理DB
21に蓄積されている情報の所在や状態を直感的に理解
することができるようになると共に、収集された情報を
簡単な操作で見ることができる。
【0114】最後に、保守員端末3での画面表示につい
て説明する。
【0115】保守員端末3での画面表示は、端末画面表
示プログラム44によって行われる。
【0116】保守員端末3での画面表示例を図20に示
す。
【0117】端末画面表示プログラム44にナビゲーシ
ョン機能43が付加されていることから、保守員端末3
では、図20に示すように、保守員端末3の現在位置を
中心にした予め定めた範囲の、地図情報,配電設備情
報,監視局2のシンボルが表示されるようになってい
る。すなわち、保守員端末3では、監視センタ1での画
面表示に比べて、表示範囲が限定され、他の保守員端末
3のシンボルが表示されてないという違いがあるが、ウ
ィンドウ構成や機能的には、監視センタ1での画面表示
と同様である。
【0118】ここで、観測ウィンドウおよびアラーム/
通報ウィンドウ中に表示する内容は、監視センタ1から
配信されたメッセージに設定されている情報であり、保
守員端末3において、監視センタ1から配信されるメッ
セージは、空間情報受信プログラム46によって処理さ
れる。そこで、端末画面表示プログラム44の説明に先
立って、空間情報受信プログラム46について説明す
る。
【0119】図18は空間情報受信プログラム46の処
理フローチャートである。
【0120】図18に示すように、空間情報受信プログ
ラム46は、監視センタ1からの回線接続待ち状態とな
っており(ステップ1801)、回線接続されて、メッ
セージを受信すると(ステップ1802)、受信したメ
ッセージに設定されている情報を空間情報管理DB45
に格納する(ステップ1803)。そして、プロセス間
通信によって、受信したメッセージを端末画面表示プロ
グラム44に送信してから(ステップ1804)、回線
を切断する(ステップ1805)。
【0121】図19は端末画面表示プログラム44の処
理フローチャートである。
【0122】図19に示すように、端末画面表示プログ
ラム44は、まず、空間情報管理DB45に予め格納さ
れている地図情報および配電設備情報に基づいて、地図
および配電設備を画面表示し(ステップ1901)、そ
の上に、監視局2のシンボルをマッピング表示する(ス
テップ1902)。ここまでで表示された画面が初期画
面となる。ただし、ステップ1901で画面表示される
地図は、図20に示すように、保守員端末3の現在位置
を中心とした限定された範囲の地図であり、配電設備も
監視局2のシンボルも、その地図の範囲に存在するもの
のみが表示される。
【0123】初期画面の表示後、端末画面表示プログラ
ム44は、イベント待ち状態となり(ステップ190
3)、プロセス間通信によってメッセージを受信すると
(ステップ1904)、受信したメッセージが観測メッ
セージであるならば(ステップ1905)、観測メッセ
ージに設定されている観測情報を観測ウィンドウ中に表
示し(ステップ1906)、アラームメッセージおよび
通報メッセージのいずれかであるならば(ステップ19
05)、そのメッセージに設定されているアラーム情報
または通報情報をアラーム/通報ウィンドウ中に表示す
る(ステップ1907)。
【0124】なお、端末画面表示プログラム44は、ス
テップ1907では、アラームメッセージや通報メッセ
ージに付加されているエリア関連情報については、その
関連が分かるようにして、アラーム/通報ウィンドウ中
に表示するようにする。
【0125】一方、端末画面表示プログラム44は、イ
ベント待ち状態で、監視フィールド状況ウィンドウに対
する指令員からの操作(監視局2のシンボルの選択操
作)が行われた場合は(ステップ1903)、選択され
た監視局2に関する情報を空間情報管理DB45から取
り出して画面表示する(ステップ1908)。また、イ
ベント待ち状態で、観測ウィンドウに対する指令員から
の操作(メッセージの選択操作)や、アラーム/通報ウ
ィンドウに対する指令員からの操作(メッセージの選択
操作)が行われた場合も(ステップ1903)、選択さ
れたメッセージの詳細情報を空間情報管理DB45から
取り出して画面表示する(ステップ1908)。
【0126】さらに、端末画面表示プログラム44は、
イベント待ち状態で、保守員端末3の現在位置が変更し
た場合には(ステップ1903)、再度、空間情報管理
DB45から必要なデータを取り出して、フィールド状
況ウィンドウを再構築する(ステップ1909)。
【0127】以上説明した監視センタ1,監視局2,保
守員端末3の処理によって、第1の実施形態によれば、
保守員は、面倒な問い合わせ作業を行わなくても、事前
に登録した配信条件と自身の現在位置に応じて、監視フ
ィールド内で発生した情報のうちの必要な情報を、リア
ルタイムに受信することができる。なお、情報配信時の
発信は、監視センタ1側からであり、リアル・プッシュ
型の情報配信である。
【0128】また、特に、アラーム/通報の発生時に
は、保守員による緊急業務が行われる可能性が大きい
が、このとき、保守員は、エリア関連情報も合わせて受
信することができるので、監視センタ1から自立して緊
急業務を行うことができる。
【0129】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
について説明する。
【0130】第2の実施形態は、上述した第1の実施形
態の変形であり、情報配信プログラム28が、アラーム
メッセージ/通報メッセージを配信する際に、エリア関
連情報を送信する代わりに、そのリストを送信するよう
にしたものである。
【0131】エリア関連情報リストは、どのような情報
がエリア関連情報として監視センタ1に蓄積されている
かを保守員側で把握できるようにするためのものであ
り、その中身は、監視局ID,位置情報,時刻情報,情
報種別からなる。
【0132】第2の実施形態においては、保守員が、受
信したエリア関連情報リストから、必要とする情報のみ
を選択して、監視センタ1にリクエストすることによ
り、その情報を取得できるようにしている。
【0133】すなわち、第2の実施形態においては、上
述した保守員端末3のソフトウェア構成にリクエストプ
ログラムを追加し、上述した監視センタ1のソフトウェ
ア構成にリクエスト受付プログラムを追加するようにし
ており、以下、これらのプログラムの処理について、図
21〜図23を用いて説明する。
【0134】図21はリクエストプログラムの処理フロ
ーチャートである。
【0135】なお、保守員端末3において、エリア関連
情報リストは、空間情報受信プログラム46によって受
信されて、端末画面表示プログラム44によってアラー
ム/通報ウィンドウに表示されるものとし、ここから、
必要な1つ以上の情報を保守員が選択するものとする。
そこで、リクエストプログラムは、保守員が情報を選択
すると起動される。
【0136】図21に示すように、リクエストプログラ
ムは、起動されると、選択された情報を要求するための
リクエストメッセージを作成する(ステップ210
1)。
【0137】ここで、リクエストメッセージのフォーマ
ットは、図22に示すようになっており、ID221,
位置情報222,時刻情報223,情報種別224から
なる。ID221および位置情報222には、自身(保
守員端末3)のIDおよび位置情報が設定され、時刻情
報223には、その時点の時刻が設定され、情報種別2
24には、保守員端末が選択した情報の種別(例えば、
観測情報,アラーム情報,通報情報,作業報告情報等)
が設定される。
【0138】そして、リクエストプログラムは、監視セ
ンタ1との間の回線接続を行い(ステップ2102)、
リクエストメッセージを送信する(ステップ210
3)。
【0139】リクエストメッセージを受信した監視セン
タ1からは、後述するリクエスト受付プログラムの処理
によって、レスポンスメッセージが送信されてくるの
で、リクエストメッセージは、レスポンスメッセージを
受信すると(ステップ2104)、受信したレスポンス
メッセージに設定されている情報を空間情報管理DB4
5に格納する(ステップ2105)。そして、プロセス
間通信によって、受信したレスポンスメッセージを端末
画面表示プログラム44に送信してから(ステップ21
06)、回線を切断する(ステップ2107)。
【0140】一方、監視センタ1において、保守員端末
3から送信されたリクエストメッセージは、リクエスト
受付プログラムによって処理される。
【0141】図23はリクエスト受付プログラムの処理
フローチャートである。
【0142】図23に示すように、リクエスト受付プロ
グラムは、保守員端末3からの改選接続待ち状態となっ
ており(ステップ2301)、接続されてリクエストメ
ッセージを受信すると(ステップ2302)、受信した
リクエストメッセージによって要求されている情報を、
空間情報管理DB21から取得し(ステップ230
3)、取得した情報を設定したレスポンスメッセージを
作成して送信してから(ステップ2304)、回線を切
断する(ステップ2305)。
【0143】なお、レスポンスメッセージのフォーマッ
トは、図7に示したフォーマットと同様である。
【0144】以上説明した保守員端末3および監視セン
タ1の処理によって、第2の実施形態によれば、特に、
アラーム/通報の発生時に、保守員は、エリア関連情報
リストを合わせて受信し、そのうちの必要な情報のみを
監視センタ1から取得することができる。このように、
エリア関連情報をリスト化することで、保守員端末3へ
の送信データ量を削減することができる。
【0145】(第3の実施形態)さて、上述した第1の
実施形態および第2の実施形態は、配電設備を監視対象
とした保守支援システムを想定して説明したが、以下、
一般的な情報配信サービスを実現した実施形態を、第3
の実施形態として説明する。
【0146】図24は、第3の実施形態に係る情報配信
システムの構成図である。
【0147】図24に示すように、第3の実施形態に係
る情報配信システムにおいては、情報配信サーバ5a
が、ダイヤルアップ装置5bを介して移動体通信網8に
接続され、情報提供端末6bが、モデム6aを介して移
動体通信網8に接続された構成となっている。
【0148】また、GPS装置7aおよび携帯電話7c
がペンコンピュータ7bに接続された携帯端末7が、移
動体通信網8に接続されている。
【0149】次に、各装置のソフトウェア構成について
順に説明する。
【0150】始めに、情報配信サーバ5aのソフトウェ
ア構成を図25に示す。
【0151】図25において、251は情報管理DB、
252は情報登録/配信プログラム、253は端末管理
プログラム、254はモバイル通信プログラムである。
【0152】情報管理DB251には、携帯端末7の電
話番号や位置情報、および、提供情報が格納される。
【0153】次に、情報提供端末6bのソフトウェア構
成を図26に示す。
【0154】図26において、261はモバイル通信プ
ログラム、262は情報提供プログラムである。
【0155】最後に、携帯端末7(ペンコンピュータ7
b)のソフトウェア構成を図27に示す。
【0156】図27に示すように、携帯端末7のソフト
ウェア構成は、モバイル通信プログラム271と、GP
S装置7aによって測定された携帯端末7の位置情報を
送信するGPS位置報告プログラム272と、情報配信
サーバ5aからの情報を受信して表示する情報受信・表
示プログラム273とからなっている。
【0157】情報配信サーバ5aによる携帯端末7の現
在位置の把握は、携帯端末7で、定期的にGPS位置報
告プログラム272が起動されて端末位置情報メッセー
ジを情報配信サーバ5aに送信し、情報配信サーバ5a
で、端末管理プログラム353が端末位置情報メッセー
ジを受信して情報管理DB251に格納することで実現
される。GPS位置報告プログラム272の処理フロー
チャートは、図13に示したGPS位置報告プログラム
42の処理フローチャートと同様であり、端末管理プロ
グラム353の処理フローチャートは、図15に示した
端末メッセージ受信プログラム29の処理フローチャー
トの一部と同様であるので、詳細な説明を省略する。
【0158】次に、情報提供端末6aからの情報提供処
理と、情報配信サーバ5aでの情報配信処理と、携帯端
末7での情報受信処理について、図28〜図31を用い
て説明する。
【0159】情報提供端末6bにおいては、新たな内容
の情報が入力される際に、情報提供プログラム262
が、図28の処理フローチャートに示す処理を実行す
る。
【0160】すなわち、情報提供端末6bにおいては、
図28に示すように、情報提供プログラム262は、ま
ず、情報に関連する位置情報および情報種別の入力を受
け付けると共に(ステップ2801)、情報の内容の入
力を受け付ける(ステップ2802)。そして、入力さ
れた内容を設定した提供情報メッセージを作成する(ス
テップ2803)。第3の実施形態では、交通渋滞情
報,駐車場の空き情報,催し物情報等の、時々刻々と変
化する情報を提供するものとする。
【0161】ここで、提供情報メッセージのフォーマッ
トは、図29に示すようになっており、位置情報29
1,情報種別292,データ293からなる。位置情報
291には、情報に関連する位置情報が設定され、情報
種別292には、情報種別が設定され、データ293に
は、情報の内容が設定される。
【0162】提供情報メッセージの作成後は、情報提供
プログラム262は、情報配信サーバ5aとの間の回線
接続を行い(ステップ2804)、提供情報メッセージ
を送信してから(ステップ2805)、回線を切断する
(ステップ2806)。
【0163】情報提供端末6bから送信された提供情報
メッセージは、情報配信サーバ5aにおいて、情報登録
/配信プログラム252によって処理される。
【0164】図30は情報登録/配信プログラム252
の処理フローチャートである。
【0165】図30に示すように、情報登録/配信プロ
グラム252は、情報提供端末6bからの回線接続待ち
状態となっており(ステップ3001)、接続されて提
供情報メッセージを受信すると(ステップ3002)、
受信した提供情報メッセージに設定されている情報を情
報管理DB251に格納する(ステップ3003)。
【0166】そして、情報登録/配信プログラム252
は、受信した提供情報メッセージに設定されている位置
情報、および、各携帯端末7の位置情報を参照して、該
提供情報メッセージを配信すべき携帯端末7をサーチす
る(ステップ3004)。
【0167】第3の実施形態では、情報に関連する位置
から1km以内にいる携帯端末7に配信するものとす
る。そこで、情報登録/配信プログラム252は、ステ
ップ3004では、情報管理DB21から各携帯端末7
の位置情報を読み出して、受信した提供情報メッセージ
に設定されている位置情報が示す位置から1km以内に
存在している携帯端末7をサーチする。
【0168】そして、情報登録/配信プログラム252
は、配信先として決定した全ての携帯端末7との間を、
順次、回線接続し、情報提供メッセージを送信後、回線
切断する(ステップ3005〜ステップ3008)。な
お、サーチの結果、配信先となる携帯端末7がなけれ
ば、情報提供メッセージの送信は行わない。
【0169】情報配信サーバ5aから送信された情報提
供メッセージは、携帯端末7において、情報受信・表示
プログラム273によって処理される。
【0170】図31は情報受信・表示プログラム273
の処理フローチャートである。
【0171】図31に示すように、情報受信・表示プロ
グラム273は、情報配信サーバ5aからの回線接続待
ち状態となっており(ステップ3101)、接続されて
提供情報メッセージを受信すると(ステップ310
2)、受信した提供情報メッセージに設定されている情
報を画面表示し(ステップ3103)、回線を切断する
(ステップ3104)。
【0172】以上説明した情報提供端末6b,情報配信
サーバ5a,携帯端末7の処理によって、第3の実施形
態によれば、情報提供端末6bで入力された情報が、そ
の情報に関連する位置から1km以内に存在する携帯端
末7に、リアルタイムに配信される。
【0173】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
配信先の現在位置を考慮して、情報を必要とする配信先
にのみ、該情報をリアルタイムに提供することが可能な
情報配信技術を実現することができる。
【0174】特に、広域フィールドに分散した設備や機
器を保守対処とした保守システムに適用した場合には、
さらに、情報の配信先である保守員の緊急業務時には、
緊急業務で必要となる関連情報を、タイミングよく保守
員に配信することが可能となるので、保守業務の応答性
や効率を向上させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る保守支援システムの構成
図。
【図2】第1の実施形態における監視センタのソフトウ
ェア構成図。
【図3】第1の実施形態における監視局のソフトウェア
構成図。
【図4】第1の実施形態における保守員端末のソフトウ
ェア構成図。
【図5】第1の実施形態における情報収集プログラムの
処理フローチャート。
【図6】第1の実施形態における監視局アドレステーブ
ルを示す説明図。
【図7】第1の実施形態におけるメッセージのフォーマ
ットを示す説明図。
【図8】第1の実施形態における観測データ転送/状態
監視プログラムの処理フローチャート。
【図9】第1の実施形態におけるアラーム受信プログラ
ムの処理フローチャート。
【図10】第1の実施形態における通報受付プログラム
の処理フローチャート。
【図11】第1の実施形態における情報配信プログラム
の処理フローチャート。
【図12】第1の実施形態における配信条件テーブルを
示す説明図。
【図13】第1の実施形態におけるGPS位置報告プロ
グラムの処理フローチャート。
【図14】第1の実施形態における業務支援プログラム
の処理フローチャート。
【図15】第1の実施形態における端末メッセージ受信
プログラムの処理フローチャート。
【図16】第1の実施形態におけるセンタ画面表示プロ
グラムのフローチャート。
【図17】第1の実施形態における監視センタでの画面
表示例を示す説明図。
【図18】第1の実施形態における空間情報受信プログ
ラムの処理フローチャート。
【図19】第1の実施形態における端末画面表示プログ
ラムの処理フローチャート。
【図20】第1の実施形態における保守員端末での画面
表示例を示す説明図。
【図21】第2の実施形態におけるリクエストプログラ
ムの処理フローチャート。
【図22】第2の実施形態におけるリクエストメッセー
ジのフォーマットを示す説明図。
【図23】第2の実施形態におけるリクエスト受付プロ
グラムの処理フローチャート。
【図24】第3の実施形態に係る情報配信システムの構
成図。
【図25】第3の実施形態における情報配信サーバのソ
フトウェア構成図。
【図26】第3の実施形態における情報提供端末のソフ
トウェア構成図。
【図27】第3の実施形態における携帯端末のソフトウ
ェア構成図。
【図28】第3の実施形態における情報提供プログラム
の処理フローチャート。
【図29】第3の実施形態における情報提供メッセージ
のフォーマットを示す説明図。
【図30】第3の実施形態における情報登録/配信プロ
グラムの処理フローチャート。
【図31】第3の実施形態における情報受信・表示プロ
グラムの処理フローチャート。
【符号の説明】
1…監視センタ、2…監視局、3…保守員端末、4,8
…移動体通信網、1a…指令員端末、1b,5b…ダイ
ヤルアップ装置、1c…電話、2a…制御装置、2b,
3d…ディジタルカメラ、2c…センサ、2d,3c,
7c…携帯電話、2e,3a,7a…GPS(Global P
ositioning System)装置、3b,7b…ペンコンピュ
ータ、5a…情報配信サーバ、6a…モデム、6b…情
報提供端末、7…携帯端末、21,45…空間情報管理
データベース、23…センタ画面表示プログラム、24
…通報受付プログラム、26…情報収集プログラム、2
7…アラーム受信プログラム、28…情報配信プログラ
ム、29…端末メッセージ受信プログラム、30,3
1,41,254,261,271…モバイル通信プロ
グラム、32…観測データ転送/状態監視プログラム、
42,272…GPS位置報告プログラム、43…ナビ
ゲーション機能、44…端末画面表示プログラム、46
…空間情報受信プログラム、47…業務支援プログラ
ム、60…監視局アドレステーブル、120…配信条件
テーブル、171…監視フィールド状況ウィンドウ、1
72…観測ウィンドウ、173…アラーム/通報ウィン
ドウ、251…情報管理データベース、252…情報登
録/配信プログラム、253…端末管理プログラム、2
62…情報提供プログラム、273…情報受信・表示プ
ログラム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/00 H04L 11/08 9A001 11/00 301 (72)発明者 佐々木 利一郎 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 安川 均 東京都千代田区三崎町2丁目9番18号 株 式会社日立システムテクノロジー内 Fターム(参考) 5B089 GA11 GA25 GB04 HA10 JA35 JB16 KA01 KB06 5C087 AA02 AA03 AA08 AA19 BB18 DD02 DD03 DD08 DD20 DD33 DD49 EE05 EE08 EE20 GG12 GG35 5K030 HA05 HC09 JA10 JL01 JT09 KA01 KA05 KA06 LB02 MD09 5K051 AA03 BB05 CC07 DD01 DD15 FF07 KK06 5K101 KK02 KK13 LL12 MM07 NN21 PP03 9A001 BB01 BB03 BB04 CC05 CC07 DD13 FF03 HH34 JJ25 JJ27 JJ61 JJ78 KK37 KK42 LL09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動端末に対して情報配信を行う情報配信
    サーバであって、 移動端末の現在位置を示す端末位置情報を管理する端末
    位置管理手段と、 各種情報を、その内容に関連する場所を示す情報関連位
    置情報と対応付けて記憶する情報記憶手段と、 上記情報記憶手段が記憶している情報の内容が更新され
    た場合、および、上記情報記憶手段に新たな情報が記憶
    された場合に、該情報を移動端末に配信する情報配信手
    段とを備え、 上記情報配信手段は、 配信すべき情報に対応する情報関連位置情報、および、
    上記端末位置管理手段が管理している端末位置情報に基
    づいて、配信先の移動端末を選択し、選択した移動端末
    に対してのみ、該情報を配信することを特徴とする情報
    配信サーバ。
  2. 【請求項2】監視フィールドに分散した監視対象の保守
    を保守員が行う保守システムにおいて、 監視フィールドで生成される情報を収集し、収集した情
    報を、移動体通信網を介して、保守員が携行する保守員
    端末に配信する監視センタサーバであって、 上記保守員端末の現在位置を示す端末位置情報を管理す
    る端末位置管理手段と、 監視フィールドで生成される情報を収集し、収集した情
    報を、その情報の内容に関連する場所を示す情報関連位
    置情報と対応付けて記憶する情報記憶手段と、 上記情報記憶手段が記憶している情報の内容が更新され
    た場合、および、上記情報記憶手段に新たな情報が記憶
    された場合に、該情報を保守員端末に配信する情報配信
    手段とを備え、 上記情報配信手段は、 配信すべき情報に対応する情報関連位置情報、および、
    上記端末位置管理手段が管理している端末位置情報に基
    づいて、配信先の保守員端末を選択し、選択した保守員
    端末に対してのみ、該情報を配信することを特徴とする
    監視センタサーバ。
  3. 【請求項3】請求項2記載の監視センタサーバであっ
    て、 上記監視フィールドが、複数のエリアに分割されて管理
    されている場合に、 上記情報配信手段は、 配信すべき情報に対応する情報関連位置情報が示す場所
    を含むエリアに存在している保守員端末を、配信先とし
    て選択することを特徴とする監視センタサーバ。
  4. 【請求項4】請求項2記載の監視センタサーバであっ
    て、 上記監視フィールドが、複数のエリアに分割されて管理
    され、各エリアごとに、該エリアを担当すべき保守員が
    割り当てられて管理されている場合に、 上記情報配信手段は、 配信すべき情報に対応する情報関連位置情報が示す場所
    を含むエリアについて、該エリアを担当すべき保守員が
    携行する保守員端末を、配信先として選択することを特
    徴とする監視センタサーバ。
  5. 【請求項5】請求項2記載の監視センタサーバであっ
    て、 上記監視フィールドが、複数のエリアに分割されて管理
    され、各エリアごとに、該エリアで生成された情報を配
    信すべき保守員が指定されて管理されている場合に、 上記情報配信手段は、 配信すべき情報に対応する情報関連位置情報が示す場所
    を含むエリアについて、該エリアで生成された情報を配
    信すべき保守員が携行する保守員端末を、配信先として
    選択することを特徴とする監視センタサーバ。
  6. 【請求項6】請求項2記載の監視センタサーバであっ
    て、 上記情報配信手段は、 配信すべき情報に対応する情報関連位置情報が示す場所
    から、予め定めた距離内に存在している保守員端末を、
    配信先として選択することを特徴とする監視センタサー
    バ。
  7. 【請求項7】請求項2,3,4,5または6記載の監視
    センタサーバであって、 上記情報記憶手段が記憶する情報は、 少なくとも、監視フィールドに設置された観測機器から
    収集した観測情報、該観測機器から通知されたアラーム
    情報、外部から通報されて直接入力された通報情報、お
    よび、保守員端末から通知された作業報告情報であり、 上記情報配信手段は、 配信すべき情報がアラーム情報または通報情報である場
    合に、該アラーム情報または該通報情報情報に対応する
    情報関連位置情報に基づいて、該情報関連位置情報が示
    す場所に関連する他の情報を上記情報記憶手段から検索
    し、検索した情報を、該アラーム情報または該通報情報
    と共に配信することを特徴とする監視センタサーバ。
  8. 【請求項8】請求項2,3,4,5または6記載の監視
    センタサーバであって、 上記情報記憶手段が記憶する情報は、 少なくとも、監視フィールドに設置された観測機器から
    収集した観測情報、該観測機器から通知されたアラーム
    情報、外部から通報されて直接入力された通報情報、お
    よび、保守員端末から通知された作業報告情報であり、 上記情報配信手段は、 配信すべき情報がアラーム情報または通報情報である場
    合に、該アラーム情報または該通報情報情報に対応する
    情報関連位置情報に基づいて、該情報関連位置情報が示
    す場所に関連する他の情報を上記情報記憶手段から検索
    し、検索した情報の一覧を示すリストを作成し、作成し
    たリストを、該アラーム情報または該通報情報と共に配
    信し、 上記情報配信手段がリストを配信した保守員端末から、
    該リストによって示された情報のうちのいずれかの情報
    が要求された場合に、要求された情報を該保守員端末に
    配信することを特徴とする監視センタサーバ。
  9. 【請求項9】監視フィールドに分散した監視対象の保守
    を保守員が行う保守システムにおいて、 監視フィールドで生成される情報を収集し、収集した情
    報の内容に関連する場所に応じた位置に存在している保
    守員が携行する保守員端末に、該情報を配信する監視セ
    ンタサーバとの間が、移動体通信網を介して接続された
    保守員端末であって、 自身の現在位置を示す位置情報を、上記監視センタサー
    バに定期的に報告する端末位置報告手段と、 上記監視センタサーバから配信されてくる情報を受信し
    て表示する情報表示手段とを備えたことを特徴とする保
    守員端末。
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