JPH10162033A - 携帯型行動検出装置、及び行動解析装置 - Google Patents

携帯型行動検出装置、及び行動解析装置

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JPH10162033A
JPH10162033A JP8320392A JP32039296A JPH10162033A JP H10162033 A JPH10162033 A JP H10162033A JP 8320392 A JP8320392 A JP 8320392A JP 32039296 A JP32039296 A JP 32039296A JP H10162033 A JPH10162033 A JP H10162033A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 行動を検出した人(ユーザ)を補助する一形
態を実現するための装置(システム)を提供する。 【解決手段】 移動端末108は、それが置かれている
状況を表す環境データとして、日時、場所、気圧、気温
等を検出して、それを移動端末制御PC101に送信す
る。移動端末制御PC101は、その環境データと予め
設定された報知条件とを比較し、報知条件を満たしてい
た場合に、その環境データを送信した移動端末108に
その報知条件に対応して設定されているメッセージを送
信する。また、このときには、設定内容に応じて、他の
通信機器にもその旨を示す情報を送信する。メッセージ
を受信した移動端末108は、そのメッセージを、視
覚、聴覚を通してユーザに伝える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザの行動を検
出し、その検出した行動に応じてユーザを補助する技術
に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近
年、携帯型情報通信機器が数多く製品化されている。特
に最近では、通信機能の強化や軽量・小型化が進んでい
ることもあり、消費者の需要(市場)が大きく拡大する
傾向にある。例えば携帯電話機やページャの加入者は大
幅に増えている。
【0003】その携帯型情報通信機器では、携帯電話機
といったこれまでにあった用途以外の用途の模索が行わ
れている。それによって浮かび上がった候補として、人
(ユーザ)の補助に主眼を置いた機器(アシスタント)
という用途がある。人の補助のより具体的な中身として
は、人間はよく物事を忘れることから、人の行動を記録
して記憶の補助を行うことが考えられている。現在で
は、その方向で研究が進められており、試作機(携帯型
行動検出装置)を製作し、その試作機を通して記憶を補
助する方策が探求されている。
【0004】また、その一方では、検出した行動から、
携帯している人の行動を補助する研究も行われている。
その補助は、例えば、ある日時になったら得意先を訪ね
るように促したり、コンビニエンス・ストアに寄ったら
そこで買うべき商品を知らせたりするようなことであ
る。このような補助の仕方にも、様々な形態が考えられ
ることから、それに対する方策も探求されている。
【0005】本発明の課題は、行動を検出した人(ユー
ザ)を補助する一形態を実現するための装置(システ
ム)を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による携帯型行動
検出装置は、携帯しているユーザの行動を検出すること
を前提とし、予め定められた規則に従って、日時、場
所、気温、及び気圧などのデータを、ユーザの行動を表
す環境データとして検出する環境データ検出手段と、環
境データ検出手段が検出した環境データを、ユーザが置
かれた状況を解析する行動解析装置に送信する送信手段
と、環境データを受信した行動解析装置から送られるメ
ッセージ情報を受信する受信手段と、受信手段が受信し
たメッセージ情報をユーザに報知する報知手段と、を具
備する。
【0007】なお、上記の構成に加えて、報知手段が受
信手段によって受信されたメッセージ情報をユーザに通
知した場合に、該メッセージ情報に対するユーザの応答
を入力し、該入力した応答を送信手段に送信させる応答
入力手段を、更に具備することが望ましい。
【0008】本発明による行動解析装置は、上記携帯型
行動検出装置が送信した環境データを受信し、該受信し
た環境データからユーザが置かれた状況を解析すること
を前提とし、携帯型行動検出装置が送信した環境データ
を受信する受信手段と、受信手段が受信した環境デー
タ、及びユーザに対して予め設定された管理情報に基づ
いて、該ユーザが置かれた状況を解析する解析手段と、
携帯型行動検出装置に、解析手段の解析結果に応じたメ
ッセージ情報を送信する送信手段と、を具備している。
【0009】なお、上記の構成において、送信手段は、
携帯型行動検出装置にメッセージ情報を送信した場合、
予め指定された通信機器に対し、その送信を行った旨を
示す情報を送信する、ことが望ましい。また、送信手段
は、メッセージ情報を受信した携帯型行動検出装置から
応答が送信されていない場合、該メッセージ情報を再度
送信する、ことが望ましい。
【0010】本発明の携帯型行動検出装置は、それを携
帯しているユーザが置かれている環境を行動を表すデー
タとして検出し、その検出したデータを行動解析装置に
送信してその解析を依頼するとともに、その行動解析装
置から送信された解析結果であるメッセージ情報をユー
ザに通知する。これにより、携帯型行動検出装置を携帯
しているユーザは、自身が置かれている状況を把握し、
その状況に応じた行動が可能となる、また、行動解析装
置に解析を依頼することにより、携帯型行動検出装置の
処理の負荷が軽減される。
【0011】本発明の行動解析装置は、携帯型行動検出
装置を携帯しているユーザに送るべきメッセージ情報、
及びそのメッセージ情報を送るべき条件(報知条件)等
が設定(定義)された管理用情報に基づいて、携帯型行
動検出装置から送信されたデータの解析を行い、その解
析結果として、その携帯型行動検出装置に、送るべきメ
ッセージ情報を送るべきときに送信する。これにより、
携帯型行動検出装置のユーザは、その時々で必要なメッ
セージ情報を随時受け取ることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態につき詳細に説明する。図1は、本実施
の形態が採用されたシステム構成図である。本実施の形
態では、携帯型行動検出装置は移動端末装置(以降、単
に移動端末と記す)、行動解析装置はそれの制御用であ
る移動端末制御パーソナルコンピュータ(PC)として
実現させている。
【0013】図1に示すように、ネットワーク(ワイド
エリアネットワーク(WAN)やローカルエリアネット
ワーク(LAN))には、上記移動端末用制御パーソナ
ルコンピュータ(PC)101、個人用パーソナルコン
ピュータ(PC)102が接続されている。また、他の
ネットワークとの接続のために、NCU(網制御装置)
103と回線104、無線通信を行うアンテナ基地局1
05、各エリア内で操作される移動端末108をネット
ワークに接続するための端子106、及び光リンクユニ
ット107がネットワークに接続されている。移動端末
108は、端子106、光リンクユニット107、或い
はアンテナ基地局108を利用することで、移動端末制
御PC101や個人用PC102との通信が行えるよう
に構成されている。なお、移動端末制御PC101は、
移動端末108から見て上位のコンピュータであるの
で、ホストコンピュータとも呼ぶことにする。
【0014】図2は、上記移動端末108の外観図であ
る。次に、この図2を参照して、移動端末108の外観
構成について説明する。図2に示すように、移動端末1
08は、全体として薄い箱状の形状であり、その一面
に、LCD表示部201、カメラ202、マイク20
3、及びスピーカ207が備えられている。また、その
側面には、汎用のIF(インターフェイス)コネクタ2
04、無線(光)通信用のセンサ窓205、有線通信用
ソケット206、及び無線通信用アンテナ208が備え
られている。汎用IFコネクタ204には、例えば気温
や気圧等を検出する各種センサや現在の場所を検出する
GPS(グローバル・ポジショニング・システム)を備
えた装置208を装着することができる。以降、各種セ
ンサやGPSを備えた装置209を、単にGPSと呼ぶ
ことにする。
【0015】図3は、その移動端末108の構成図であ
る。バス301にはCPU302、メモリ(ROM及び
RAM)303が接続されており、CPU302は、基
本的にはメモリ303のROM内に格納されているプロ
グラムを実行することにより、端末108全体の制御を
行う。
【0016】LCD304に表示すべき情報は、メモリ
306に格納される。LCDドライバ305は、そのメ
モリ306に格納されている情報に従ってLCD304
を駆動し、LCD304上にその情報を表示する。LC
D制御部307は、LCDドライバ305に制御コマン
ドを送出して、メモリ306内で表示すべき情報の選択
や、その表示タイミングの制御を行う。CPU302
は、メモリ306に表示させるべき情報を転送したり、
LCD制御部307に制御コマンドを送出することによ
り、LCD304による情報の表示を制御する。
【0017】上記LCD304には、その全体を覆うよ
うに、タッチパネル308が設けられている。上述した
LCD表示部201は、LCD304と、このタッチパ
ネル48とから構成されている。タッチパネル制御部3
09は、ユーザが指(ここでは器具を含む)を接触させ
たタッチパネル308上の位置を検出する。その検出結
果は、バス301を介してCPU302に送出される。
CPU302は、LCD304に表示させている情報、
及びタッチパネル308上で指がタッチされている位置
から、ユーザの指示内容を解釈し、ユーザの指示に従っ
て端末108を制御する。
【0018】図2に示すカメラ202は、例えばCCD
カメラである。そのカメラ202が出力したアナログビ
デオ信号は、A/Dコンバータ310でデジタルデータ
に変換された後、メモリ311に格納される。カメラ制
御部312は、CPU302からの指示に従って、カメ
ラ202を構成する各素子に蓄えられた電荷の取り出し
や、取り出した信号に対する補正、デジタル化されたビ
デオ(画像)データのメモリ311への格納といった制
御を行う。メモリ311に格納されたビデオデータは、
CPU302によって読み出され、例えばネットワーク
に接続されている移動端末制御PC101に伝送され
る。
【0019】マイク203が出力したアナログの音声信
号は、A/Dコンバータ313によりデジタル化された
後、マイク制御部314に出力される。マイク制御部3
14は、CPU302の指示に従い、A/Dコンバータ
313が出力するデジタルの音声データを特定のサンプ
リング周期で取り込む。その取り込んだ音声データに対
し、例えばADPCM方式等の圧縮を施してバス301
に出力する。
【0020】バス301に接続されているスピーカ制御
部316は、例えばCPU302から音声データを受け
取り、その音声データをD/Aコンバータ315に出力
する。そのD/Aコンバータ315は、音声データをア
ナログの音声信号に変換してスピーカ207に出力す
る。スピーカ207は、そのアナログの音声信号を音声
出力として出力する。
【0021】バス301に接続されているICカードイ
ンターフェイス317、通信制御部318、及び汎用イ
ンターフェイス319が接続されている。ICカードイ
ンターフェイス317にICカード323を接続するこ
とで、そのICカード323を補助記憶装置として使用
することができる。
【0022】通信制御部318は、通信を行うための制
御部であり、有線トランシーバ320、無線トランシー
バ321、322が接続されている。有線トランシーバ
320は、例えばMODEMであり、図1におけるネッ
トワーク上の端子106、或いは例えば回線104に接
続されている他のネットワーク(例えば電話回線網)と
接続して、データの送受信を行う。無線トランシーバ3
21は、光リンクユニット107と光でリンクして、デ
ータの送受信を行う。無線トランシーバ322は、アン
テナ基地局105を介したデータの送受信を行う。これ
らのトランシーバ320〜322、及び通信制御部31
8により、移動端末108はネットワークに接続されて
いる機器との通信を行うことができる。
【0023】各トランシーバ320〜322を介した通
信は、通信するデータをフレームに構成して行ってい
る。図4は、そのフレームの構成図である。図4に示す
ように、フレームは、ヘッダ部とデータ部とから構成さ
れている。データ部には、相手先(送信)先に送信すべ
きデータが格納され、ヘッダ部には、そのデータ部に格
納されたデータを送る相手(送信)先のアドレス、送信
元(端末)のアドレス、相手先に対する要求内容(コマ
ンド)等が格納される。
【0024】汎用インターフェイス319は、図2に示
す汎用インターフェイスコネクタ204を介して、その
コネクタ204に装着された装置とのデータのやりとり
を行う。コネクタ204にGPS209が接続されてい
る場合には、このGPS209から、気温、気圧、場所
といった環境を表すデータ(パラメータ)が、汎用イン
ターフェイス319を介してCPU302に送られる。
日時については、例えばCPU302は自身が備えてい
るリアルタイムクロックから取得する。
【0025】なお、CPU302が実行するプログラム
は、例えばネットワークを介して他の機器から取得して
も良く、ICカード323等の端末108に着脱自在に
装着される記憶媒体から取得するようにしても良い。
【0026】以上の構成において、その動作を説明す
る。CPU302は、端末108の電源がオンされる
と、メモリ303のROM内に格納されているプログラ
ムを読み出し、それを実行することでその制御を開始す
る。その後は、ユーザがタッチパネル308に対して行
った操作に応じて、ユーザが所望する処理を実現するた
めの制御を行う。その制御により、LCD304に表示
させる情報の切り換え、カメラ202を用いた画像の取
り込み、マイク203が拾った音声の取り込み、スピー
カ207による音声出力が行われる。また、ネットワー
クに接続された機器との通信が行われる。
【0027】その一方でCPU302は、ユーザの行動
の記録を行う。その行動の記録は、例えばユーザが場所
を移動するといった環境の変化を検出した場合に行う。
本実施の形態では、日時(何月日、及び時刻)、場所、
気温、及び気圧を環境を表すデータ(環境データ)とし
て採用し、その環境データのなかで大きく変化したデー
タが一つでもあったときに、ユーザの行動を記録(検
出)するようにしている。ユーザの行動として、上記環
境データをレコードとして格納する。図5は、そのレコ
ードの構成図である。CPU302は、上述したよう
に、日時をリアルタイムクロックから取得し、日時を除
く環境データを汎用インターフェイスコネクタ204に
装着されたGPS209から取得する。
【0028】環境データが大きく変化した時点(以降、
行動変化点と記す)では、人は普段よりも緊張している
状態となっていることが多い。緊張状態では、そうでな
いときと比較して、周りからの情報を多く取り込んでい
る。このため、行動変化点での環境を表示した場合に
は、効率的に記憶を呼び起こさせることができる。この
ように、人の記憶を呼び起こせる可能性が高い時点での
行動を選択して記録することで、少ないデータ量であっ
ても人の記憶の補助において大きく貢献することができ
る。
【0029】なお、行動の記録(検出)は、例えば所定
の時間間隔毎に行うといったように、他の規則に従って
行うようにしても良い。行動記録として取得するデータ
としては、環境データの他に、画像や音声等を加えても
良い。その環境データとしては、音量や明るさ、湿度等
を更に加えても良い。
【0030】また、本実施の形態では、その記録(検
出)したデータを、ネットワークに接続されている移動
端末制御PC101に転送して格納させている。このた
め、記録したデータを格納するための必要な容量を小さ
くすることができ、そのコストの上昇や、大型化、重量
の増加を抑えることができる。そのユーザ以外の人にと
っては、ユーザからの連絡がなくとも居場所を把握する
ことができるようになる。また、当然のことながら、そ
の他の種々のデータ分析の基本データとして活用するこ
ともできる。なお、行動記録したデータ(環境データ)
を移動端末制御PC101に送信する場合、図4に示す
フレームのヘッダ部には、行動検出コマンドを格納す
る。
【0031】上記のようにして記録したデータは、移動
端末108で検索することができる。ユーザが検索条件
をタッチパネル308上で入力した場合、CPU302
は、その検索条件に該当するレコードをRAM、ICカ
ード323、更には移動端末制御PC101から取得し
て、それをLCD304に表示させる。
【0032】移動端末制御PC101からは、行動記録
のデータの他に、そのデータを解析してメッセージ等が
移動端末108に送信される。そのメッセージ等は、各
トランシーバ320〜322の何れかが受信し、通信制
御部318を介してCPU302に送られる。このと
き、図4に示すフレームのヘッダ部には、コマンドとし
て行動報知コマンドが格納されている。
【0033】CPU302は、そのメッセージを受け取
ると、それをメモリ306に格納するとともに、LCD
制御部307にそれの表示を指示することで、LCD3
04にそのメッセージを表示させる。メッセージとして
音声データが受信されたときには、それをスピーカ制御
部316に送出して、スピーカ207を用いてメッセー
ジを音声出力させる。ユーザがメッセージに対する応答
入力を行った場合には、その応答入力を移動端末制御P
C(ホストコンピュータ)101に送信する。なお、応
答入力は、タッチパネル308、マイク203、或いは
カメラ202を介して行われる。
【0034】次に、移動端末制御PC(ホストコンピュ
ータ)101の動作について説明する。ここでは、本発
明の理解を容易とするために、本発明に特に関わる動
作、即ち移動端末108から送信されたユーザの行動記
録のデータ解析に関わる動作に着目して説明する。
【0035】移動端末制御PC101は、移動端末10
8から送信された行動記録のデータ(環境データ)に対
し、予め定められたユーザ(移動端末108)の管理用
情報に基づいて解析を行う。その管理用情報と行動記録
のデータとを照らし合わせることにより、ユーザ(移動
端末108)の置かれた状況を類推し、その類推した状
況に応じて、移動端末108、更には他の機器へのメッ
セージ、警告等(メッセージ情報)の送信を行う。
【0036】上記管理用情報は、移動端末108(ユー
ザ)毎に定義される。その定義は、移動端末制御PCで
それを入力するか、或いは例えば個人用PC102とい
った他の機器上でその情報を入力し、それを移動端末制
御PC101に送信することで行うことができる。定義
された管理用情報は、テーブル形式で管理され、不図示
のRAM、或いはハードディスク(磁気ディスク)に格
納される。
【0037】本実施の形態では、管理用情報の他に、環
境データといった他の関連するデータも合わせてテーブ
ル形式で管理している。図6は、そのテーブル(端末管
理テーブル)の構成例を示す図である。この図6を参照
して、そのテーブルの構成、及び移動端末制御PC(ホ
ストコンピュータ)101の動作について具体的に説明
する。
【0038】図6に示すように、端末管理テーブルは、
移動端末108単位でレコード化してデータを管理して
いる。1レコードは、端末識別コード、端末アドレス、
環境データ(行動記録のデータ)、報知条件、報知先、
報知日時、及び応答情報から構成されている。
【0039】端末識別コード、及び端末アドレスは、共
に個々の移動端末108を識別することができる情報で
ある。例えば図1に示すシステムに接続されている各通
信機器の端末識別コード、及び端末アドレスが、そのシ
ステムの管理者等によって格納される。例えば端末識別
コードは、そのメーカが付けたID番号であり、端末ア
ドレスは、図1に示すシステム内で移動端末108を特
定するために付けたアドレスである。図1に示すシステ
ムにおいては、基本的には端末アドレスを用いて送信
(相手)先との送信が行われる。環境データは、移動端
末108がユーザの行動記録のデータとして自動的に移
動端末制御PC101に送信するデータである。
【0040】報知条件、報知先、及び報知内容は、移動
端末108を携帯するユーザ、或いはそのユーザが属し
ている何らかのグループの構成員が定義する情報であ
る。上記管理用情報に対応する。図1に示すシステムに
おいては、特に詳細な説明は省略するが、移動端末制御
PC101、個人用PC102、及び移動端末108の
それぞれから設定することができる。個人用PC10
2、或いは移動端末108上で設定されたそれらの情報
は、移動端末制御PC101に送信されて格納される。
【0041】報知条件としては、移動端末108を携帯
している人にとって危険な状況等を条件として設定する
ことを想定している。報知先は、該当する移動端末10
8以外に、その移動端末108(ユーザ)が報知条件を
満たしたことを報知する通信機器が設定(指定)される
ことを想定している。これは、報知条件を満たしたユー
ザが携帯している移動端末108には、無条件でメッセ
ージ、警告等を送信するためである。報知内容は、その
メッセージ、警告等の具体的な内容を設定することを想
定している。
【0042】なお、報知内容は、報知条件として設定さ
れる内容を考慮して幾つか予め用意しておき、それらの
なかからユーザが選択するようにしても良い。また、実
際に設定された報知条件の内容に応じてそれらのなかか
ら移動端末制御PC101が自動的に選択するようにし
ても良い。
【0043】上記報知条件、報知先、及び報知内容とし
ては、例えば具体的には以下のようなことを設定する。
例えば移動端末108を子供(被保護者)に携帯させた
場合には、その子供の保護者が子供にとって危険な状況
と思われる条件を設定する。その危険な状況とは、例え
ばある時間帯(例えば夕方以降)になると人通りが極端
に少なくなるような場所である。そのような時間帯によ
って危険になる場所があるとすれば、その時間帯と場所
が報知条件、危険地帯に近づきつつあることを知らせる
警告(メッセージ)を報知内容として各々設定すること
により、その時間帯のその場所、或いはその近傍に近づ
く子供に対して、移動端末制御PC101は移動端末1
08を介したその旨の警告を行う。更に、報知先として
その子供の保護者が持つ移動端末108、及び/或い
は、保護者宅に設置されている個人用PC102を設定
した場合には、保護者は子供の置かれている状況に応じ
て何らかの対策をとることができるようになる。
【0044】なお、本実施の形態では、報知先に設定さ
れた通信機器に対し、移動端末108から移動端末制御
PC101に送信された行動記録のデータ(環境デー
タ)を送信し、その環境データを送信した移動端末10
8を特定する情報を必要に応じて送信している。このよ
うに主として環境データを送信するようにしたのは、そ
のデータが送信された通信機器のユーザは、移動端末制
御PC101にアクセスして、端末管理テーブルを見る
ことが任意に行えるためである。
【0045】一般に、保護者は、被保護者(子供等)が
屋外等においてどのような状況におかれているのかを知
ることはもとより、それの手がかりとなる情報を入手す
ることはできない。保護者、もしくは被保護者の何れか
が電話などで連絡を取り合うといった方法も考えられ
る。しかし、そのような方法では、例えば被保護者が子
供であれば必ずしも十分(正確)な情報が得られるとは
限らないという問題がある。また、その頻度にも限界が
あり、互いに煩わしいという問題もある。本発明では、
これらの問題を回避することが容易である。
【0046】また、移動端末108を例えば病人に携帯
させてその健康管理に利用することもできる。この場合
には、その病状にとって望ましくない環境を気温や気
圧、湿度といった形で報知条件に設定し、その病人の看
護人が携帯している移動端末108を報知先に設定し、
病人が置かれている環境が悪くなっている旨を示す警告
を報知内容に各々設定する。これにより、移動端末制御
PC101は、病人の置かれている環境が悪くなればそ
の旨を病人、及び看護人に通知(警告)するようにな
る。このため、病人は環境の変化を知ることができ、看
護人は、病人のそばに常にいなくとも、病人の置かれて
いる環境の変化に必要に応じて対応することができるよ
うになり、その負担が軽減するという効果が得られる。
【0047】また、この場合には、移動端末108に、
血圧や体温、脈拍といった病人の体の状態を検出するセ
ンサを更に取り付けて、病人の体の状態を報知条件とし
て設定するようにしても良い。病人の体の状態が報知条
件を満たしたときの報知先として、看護者に加えて病院
(に設置されたコンピュータ)を設定することにより、
移動端末制御PC101から、病人が危険な状態である
ことを看護人、及び病院に通知させることもできる。こ
れにより、病人の健康管理、看護と合わせて、その緊急
時にも対応することができるようになる。
【0048】報知日時、及び応答情報は、移動端末制御
PC101が自動的にデータを記憶させる項目である。
具体的には、報知日時には、報知先に設定されている通
信機器に、報知条件が満たされたことで報知内容を報知
した日時が記憶される。本実施の形態では、上記したよ
うに、報知内容が報知された通信機器は、その報知内容
に対する応答を入力することができるようにしている。
応答情報は、通信機器のユーザが送信された報知内容
(メッセージや警告)に応答して入力した情報や日時が
記憶される項目である。
【0049】端末管理テーブルに格納されている内容
は、移動端末108、個人用PC102等で表示させる
ことができる。しかし、応答情報については、警告等を
受け取った人のその警告等に対する回答であることか
ら、それの報知先を項目として図6に示すテーブルに更
に追加し、その回答をそれの報知先に送信するようにし
ても良い。これにより、上記子供に移動端末108を形
態させた例においては、保護者は警告を受けた子供の行
動を直ちに把握することができるため、より利便性を向
上させることができる。
【0050】次に、上記した移動端末108と移動端末
制御PC(ホストコンピュータ)101の動作につい
て、図7〜図10に示すフローチャートを参照して詳細
に説明する。
【0051】図7、図8は、移動端末108が実行する
処理を示すフローチャートである。始めに、図7、及び
図8を参照して、移動端末108の動作について詳細に
説明する。
【0052】図7は、移動端末108の全体処理のフロ
ーチャートである。先ず、この図7を参照して、その全
体処理について詳細に説明する。この全体処理は、端末
108の電源がオンされた後、CPU302が、メモリ
303のROM内に格納されているプログラムを読み出
して実行することで実現される処理である。なお、ここ
では、本発明の理解を容易とするために、本発明に特に
関わる部分を抽出して示している。
【0053】先ず、ステップ701では、キー入力が行
われたか否か判定する。ユーザが、タッチパネル308
に対して何らかの操作を行った場合、その判定はYES
となってステップ702に移行する。そうでない場合に
は、その判定はNOとなってステップ703に移行す
る。
【0054】ステップ702では、そのキー入力が指定
した内容を解析し、それに従った処理を実行する。この
ステップ702の処理が実行されることで、ユーザは、
モードの切り換えや、表示の切り換え、カメラ202を
用いた画像入力、マイク203を用いた音声入力を行う
ことができる。その処理が終了すると、ステップ701
に戻る。
【0055】一方のステップ703では、データ受信の
有無の判定を行う。そのデータ受信の有無は、例えば割
り込みによってCPU302に通知される。データ受信
に対応する割り込みフラグが1となっていた場合、受信
したデータが有りとしてステップ705に移行する。そ
うでない場合には、受信したデータは無いとしてステッ
プ704に移行する。そのステップ704では、その他
の処理を実行し、その後、ステップ701に戻る。
【0056】ステップ705では、受信したフレームの
ヘッダ部に行動報知コマンドが格納されているか否か判
定する。上記したように、移動端末108の置かれてい
る状況が報知条件を満たしていると、行動報知コマンド
がヘッダ部に格納されているフレームが移動端末制御P
C101から送信される。そのフレームを移動端末10
8が受信した場合、その判定はYESとなってステップ
706に移行する。そうでない場合には、その判定はN
Oとなって上記ステップ704に移行する。
【0057】ステップ706〜709では、行動報知コ
マンドをヘッダ部に格納したフレームの受信に対応する
ための一連の処理が行われる。先ず、ステップ706で
は、そのフレームのデータ部に格納されているメッセー
ジの表示を行い、続くステップ707では、上記データ
部に格納されている音声データを再生する音声出力を行
う。これにより、移動端末108のユーザに対して、ユ
ーザが満たした報知条件に対応する報知内容が通知さ
れ、その報知内容が警告であればユーザの注意を喚起さ
せることができる。その後、ステップ708に移行す
る。
【0058】なお、メッセージの表示は、CPU302
が、フレームのデータ部に格納されている表示用のデー
タをビットマップパターンに展開してメモリ306に格
納し、LCD制御部307に、そのデータの表示を指示
することで実現される。また、音声出力は、CPU30
2が、フレームのデータ部に格納されている音声データ
をスピーカ制御部316に出力することで実現される。
【0059】上記したように、本実施の形態では、報知
を受けた移動端末108からその報知に対する応答をユ
ーザが入力できるようになっている。ステップ708で
は、その応答入力を予め定められた一定期間待つ待機状
態を維持する。その期間内に応答入力が行われなかった
場合、タイムアウトとしてステップ701に戻る。そう
でない場合、即ちユーザが応答入力のための操作を行っ
た場合、応答入力有りとしてステップ709に移行す
る。応答入力としては、予め定められている確認キーを
操作するだけでもよく、また、任意のメッセージデータ
を入力するようにしてもよい。
【0060】そのステップ709では、受信したフレー
ムのヘッダ部に格納されている送信元のアドレスから送
信先を特定し、ヘッダ部にはその特定したアドレス(送
信先のアドレス)、自身のアドレス(送信元のアドレ
ス)、及び報知に対する応答であることを示すコマンド
を格納し、データ部には応答入力を格納したフレームを
作成して、それの送信を行う。これにより、図6に示す
端末管理テーブルの対応する応答情報の欄に、その応答
入力に関する情報が格納されることになる。その送信を
行った後、ステップ701に戻る。
【0061】このように、移動端末制御PC101から
行動報知コマンドをヘッダ部に格納したフレームを受信
すると、そのデータ部に格納されているデータが視覚、
及び聴覚を通してユーザに通知される。
【0062】図8は、移動端末108のタイマインタラ
プト処理のフローチャートである。この処理は、CPU
302が、例えば自身が備えたタイマ機能による割り込
みの発生に応じて、メモリ303のROM内に格納され
たそれに対応するプログラムを読み出して実行すること
で行われる処理である。そのタイマ機能による割り込み
は、例えば数分から数十分間隔で発生するように設定さ
れる。その割り込み間隔は、ユーザが自身の行動パター
ンを考慮して、任意に設定できるようにしても良い。
【0063】先ず、ステップ801では、データの取り
込みを行う。このステップ801において、CPU30
2は、汎用インターフェイス319を介してGPS20
9から場所、気温、気圧の各データ、自身のリアルタイ
ムクロックから日時データを取り込む。続くステップ8
02では、ステップ801で取り込んだ現時点の環境デ
ータを記憶する。その後、ステップ803に移行する。
【0064】ステップ803では、現時点の環境データ
を前回に取り込んだ環境データと比較する。続くステッ
プ804では、環境データの何れかに一定値以上の差が
有るか否か判定する。それらの環境データの間におい
て、即ち場所、気温、気圧、日時の各データ間におい
て、それぞれのデータ毎に予め定められた値以上の差が
有った場合、その判定はYESとなってステップ805
に移行する。そうでない場合には、その判定はNOとな
って一連の処理を終了する。
【0065】ステップ805〜807では、ユーザの行
動変化点を検出したとして、その時点における環境デー
タの記録、即ち行動記録が行われる。先ず、ステップ8
05では、ステップ802で記憶した各データをデータ
部に、行動検出コマンドをヘッダ部に各々格納したフレ
ームを作成する。続くステップ806では、その作成し
たフレームを、移動端末制御PC(ホストコンピュー
タ)101に送信する。その後、ステップ811におい
て、前回の環境データを今回(現時点)の環境データに
置き換える。次にこのインタラプト処理を実行した場合
には、その環境データとそのときに取り込んだ環境デー
タとから、行動変化点の検出が行われる。その環境デー
タの置き換えが終了した後、一連の処理を終了する。
【0066】このようにして、移動端末108における
行動記録が行われる。次に、図9、及び図10を参照し
て、移動端末108から行動記録のデータが送信される
移動端末制御PC101(ホスト)側の動作について詳
細に説明する。
【0067】なお、この図9、及び図10は、本発明の
理解を容易とするために、本発明(移動端末108)に
関わる部分のみを抽出して示したものである。この処理
は、移動端末制御PC101の不図示のCPUが、記憶
媒体、例えばハードディスクに格納されているプログラ
ムをRAMに読み出して実行することで行われる処理で
ある。なお、そのプログラムは、ハードディスクにプリ
インストールして提供しても良いが、CD−ROMとい
った記憶媒体、或いは何らかの通信手段を介して配布す
るようにしても良い。
【0068】先ず、ステップ901では、移動端末10
8からのデータを受信するのを待つ。移動端末108が
移動端末制御PC101にデータを送信した場合に、ス
テップ902に移行する。
【0069】ステップ902では、フレームのヘッダ部
に格納されているコマンドの解析を行う。続くステップ
903では、そのコマンドが行動検出コマンドか否か判
定する。移動端末108がフレームのヘッダ部に行動検
出コマンドを格納させていた場合、その判定はYESと
なってステップ904に移行する。そうでない場合に
は、図10に示すステップ919に移行する。
【0070】ステップ904〜918では、移動端末1
08から行動記録のデータが送信されたことから、その
行動記録のデータを解析し、移動端末を携帯したユーザ
が置かれている状況に応じたメッセージの送信が行われ
る。
【0071】その行動検出コマンドがヘッダ部に格納さ
れていた場合、データ部には行動記録のデータ、即ち環
境データが格納されている。ステップ904では、その
環境データを、移動端末108別に端末管理テーブルに
記憶する。その後、ステップ905に移行する。ステッ
プ905〜912では、環境データを構成する各データ
(個々で使用するデータは場所、気温、気圧)別、及び
それらの組み合わせ(日時とそれ以外の環境データとの
組み合わせである)に分けて、それらが報知条件を満た
しているか否か判定し、その判定結果に応じて報知内容
を取得する処理が行われる。
【0072】先ず、ステップ905では、場所が報知条
件を満たしているか否か判定する。報知条件に設定され
ている場所内にユーザが入っていた場合、その判定はY
ESとなってステップ906に移行する。そうでない場
合には、その判定はNOとなってステップ907に移行
する。ステップ906では、場所に関する報知条件に対
応する報知内容(メッセージ)を端末管理テーブルから
取得し、それを送信元に送信すべき情報として記憶す
る。その後、ステップ907に移行する。
【0073】ステップ907では、気温が報知条件を満
たしているか否か判定する。報知条件に設定されている
気温内にユーザが置かれていた場合、その判定はYES
となってステップ908に移行する。そうでない場合に
は、その判定はNOとなってステップ909に移行す
る。ステップ908では、気温に関する報知条件に対応
する報知内容(メッセージ)を端末管理テーブルから取
得し、それを送信元に送信すべき情報として記憶する。
その後、ステップ909に移行する。
【0074】ステップ909では、気圧が報知条件を満
たしているか否か判定する。報知条件に設定されている
気圧内にユーザが置かれていた場合、その判定はYES
となってステップ910に移行する。そうでない場合に
は、その判定はNOとなってステップ911に移行す
る。ステップ910では、気圧に関する報知条件に対応
する報知内容(メッセージ)を端末管理テーブルから取
得し、それを送信元に送信すべき情報として記憶する。
その後、ステップ911に移行する。
【0075】ステップ911では、例えば日時と場所と
いったように、日時と環境データの他のデータの組み合
わせが報知条件を満たしているか否か判定する。報知条
件に設定されている状況にユーザが置かれていた場合、
その判定はYESとなってステップ912に移行する。
そうでない場合には、その判定はNOとなってステップ
913に移行する。ステップ912では、その報知条件
に対応する報知内容(メッセージ)を端末管理テーブル
から取得し、それを送信元に送信すべき情報として記憶
する。その後、ステップ913に移行する。
【0076】ステップ913では、記憶したメッセージ
が有るか否か判定する。ユーザが置かれている状況が何
らかの報知条件を満たしていた場合、ステップ906、
908、910、及び912の少なくとも何れかの処理
が実行され、メッセージが記憶される。このため、ユー
ザの置かれている状況がどの報知条件も満たしていない
場合、その判定はNOとなり、それ以上の対応をする必
要はないとしてステップ901に戻る。そうでない場合
には、即ち、報知先に設定されている通信機器にメッセ
ージを送信する必要がある場合には、その判定はYES
となってステップ914に移行する。
【0077】ステップ914では、ヘッダ部に、ステッ
プ901で受信したデータの送信元のアドレスを相手先
のアドレスとし、行動報知コマンドを格納し、データ部
にメッセージデータを格納したフレームを作成する。続
くステップ915では、そのフレームを該当する移動端
末108に送信する。即ち、移動端末108の保持者本
人に対してメッセージデータが送信される。その後、ス
テップ916に移行する。
【0078】ステップ916では、報知先の設定の有無
を判定する。図6に示す端末管理テーブルの該当するレ
コードの報知先の欄に設定が格納されていた場合、保護
者等の報知先が有りとしてステップ917に移行する。
そうでない場合には、ステップ918に移行する。
【0079】ステップ917では、報知先として設定さ
れている通信機器へ、当該移動端末108の環境データ
をデータ部に格納したフレームを送信する。続くステッ
プ918では、報知先に対する報知を行ったとして、図
6に示す端末管理テーブルの該当するレコードの報知日
時の欄に、現在日時を記憶する。その後、ステップ90
1に戻る。
【0080】一方、ステップ903で行動検出コマンド
がヘッダ部に格納されていないと判定されたときに実行
されるステップ919では、ヘッダ部に応答コマンドが
格納されているか否か判定する。報知条件を満たすこと
でメッセージが送信された移動端末108から、その移
動端末108の保持者本人からの応答入力をデータ部に
格納したフレームを受信した場合、その判定はYESと
なってステップ920に移行する。そうでない場合に
は、その判定はNOとなってステップ921に移行す
る。
【0081】ステップ920では、受信したフレームの
データ部に格納されている応答情報を、その応答情報を
送信した移動端末108に対応して端末管理テーブルに
記憶する。その後、図9に示すステップ901に戻る。
【0082】ステップ921及び922では、報知条件
を満たした移動端末108のなかで応答情報を送信して
きていないものをサーチして検出する。続くステップ9
23では、その検出した移動端末108のなかで、一定
時間以上応答がないものに対して、対応する報知内容
(メッセージ)を再送信する。その後、ステップ924
で再送信先の移動端末108に対応する報知日時を現在
の日時に更新し、図9に示すステップ901に戻る。
【0083】このように、本実施の形態では、メッセー
ジを送信した移動端末108からの応答があるまで繰り
返しメッセージを送信している。これにより、移動端末
108のユーザに対し、メッセージを確実に伝えること
ができる。報知先に設定された通信機器のユーザから見
れば、移動端末制御PC101に格納された端末管理テ
ーブルにアクセスし、対応する応答情報の欄を確認する
ことにより、メッセージが送信された移動端末108の
ユーザにメッセージが伝わっているか否かを知ることが
できる。
【0084】なお、本実施の形態では、報知先の通信機
器に、報知条件を満たした移動端末108から受信した
環境データのみを送信しているが、その通信機器のユー
ザがその環境データが送信されてきた理由をより容易に
把握できるように、その理由を示すメッセージを環境デ
ータとともに、或いは環境データの換わりに送信するよ
うにしても良い。
【0085】また、本実施の形態では、メッセージを送
信した移動端末108から応答が無かった場合、そのメ
ッセージを繰り返し送信するようにしているが、例えば
ある程度繰り返しても応答が無い場合、報知先に設定さ
れている通信機器にその旨を示すメッセージを送信する
ようにしても良い。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように本発明の携帯型行動
検出装置は、それを携帯しているユーザが置かれている
環境を行動を表すデータとして検出し、その検出したデ
ータを行動解析装置に送信してその解析を依頼するとと
もに、その行動解析装置から送信された解析結果である
メッセージ情報をユーザに通知する。このため、携帯型
行動検出装置を携帯しているユーザは、自身が置かれて
いる状況を把握し、その状況に応じた行動をとることが
できる。また、行動解析装置に解析を依頼することによ
り、処理の負荷を軽減することができる。
【0087】本発明の行動解析装置は、携帯型行動検出
装置を携帯しているユーザに送るべきメッセージ情報、
及びそのメッセージ情報を送るべき条件(報知条件)等
が設定(定義)された管理用情報に基づいて、携帯型行
動検出装置から送信されたデータの解析を行い、その解
析結果として、その携帯型行動検出装置に、送るべきメ
ッセージ情報を送るべきときに送信する。このため、携
帯型行動検出装置のユーザは、その時々で必要なメッセ
ージ情報を随時受け取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態が採用されたシステム構成図であ
る。
【図2】本実施の形態による移動端末の外観図である。
【図3】本実施の形態による移動端末の構成図である。
【図4】フレームの構成図である。
【図5】レコードの構成図である。
【図6】端末管理テーブルの構成例を示す図である。
【図7】移動端末の全体処理のフローチャートである。
【図8】移動端末のタイマインタラプト処理のフローチ
ャートである。
【図9】移動端末制御PCの全体処理のフローチャート
である(その1)。
【図10】移動端末制御PCの全体処理のフローチャー
トである(その2)。
【符号の説明】
101 移動端末制御PC 103 NCU 105 アンテナ基地局 106 端子 107 光リンクユニット 108 移動端末 201 LCD表示部 204 汎用インターフェイスコネクタ 208 無線通信用アンテナ 209 GPS 302 CPU 303 メモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯しているユーザの行動を検出する装
    置であって、 日時、場所、気温、及び気圧等の環境データを検出する
    環境データ検出手段と、 前記環境データ検出手段が検出した環境データを、ユー
    ザが置かれた状況を解析する行動解析装置に送信する送
    信手段と、 前記環境データを受信した行動解析装置から送られるメ
    ッセージ情報を受信する受信手段と、 前記受信手段が受信したメッセージ情報を報知する報知
    手段と、 を具備したことを特徴とする携帯型行動検出装置。
  2. 【請求項2】 前記報知手段が前記受信手段によって受
    信されたメッセージ情報をユーザに通知した場合に、該
    メッセージ情報に対するユーザの応答を入力し、該入力
    した応答を送信手段に送信させる応答入力手段を、 更に具備したことを特徴とする請求項1記載の携帯型行
    動検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1、または2記載の携帯型行動検
    出装置が送信した前記環境データを受信し、該受信した
    環境データからユーザが置かれた状況を解析する装置で
    あって、 前記携帯型行動検出装置が送信した前記環境データを受
    信する受信手段と、 前記受信手段が受信した環境データ、及びユーザに対し
    て予め設定された管理情報に基づいて、該ユーザが置か
    れた状況を解析する解析手段と、 前記携帯型行動検出装置に、前記解析手段の解析結果に
    応じたメッセージ情報を送信する送信手段と、 を具備したことを特徴とする行動解析装置。
  4. 【請求項4】 前記送信手段は、前記携帯型行動検出装
    置にメッセージ情報を送信した場合、予め指定された通
    信機器に対し、その送信を行った旨を示す情報を送信す
    る、 ことを特徴とする請求項3記載の行動解析装置。
  5. 【請求項5】 前記送信手段は、前記メッセージ情報を
    受信した前記携帯型行動検出装置から前記応答が送信さ
    れていない場合、該メッセージ情報を再度送信する、 ことを特徴とする請求項3、または4記載の行動解析装
    置。
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