JPH11250377A - 携帯型安全システム - Google Patents

携帯型安全システム

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JPH11250377A
JPH11250377A JP10023932A JP2393298A JPH11250377A JP H11250377 A JPH11250377 A JP H11250377A JP 10023932 A JP10023932 A JP 10023932A JP 2393298 A JP2393298 A JP 2393298A JP H11250377 A JPH11250377 A JP H11250377A
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footwear
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vibration
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JP10023932A
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Masanobu Kujirada
雅信 鯨田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 履物の使用者の現在位置を遠隔から把握する
ことができる履物システム、及び履物の使用者が置かれ
ている周囲の状況を遠隔から把握することができる履物
システムを提供する。 【解決手段】 靴などの履物と、この履物に備えられ、
この履物の現在位置を特定する位置情報を求める現在位
置特定手段1と、前記履物に備えられ、この現在位置特
定手段1により求められた現在位置情報を外部に送信す
る現在位置送信手段3と、を含んでいる。また、前記履
物に備えられ、広角の映像を撮影するための小型カメラ
4と、前記カメラ4により撮影された映像を送信する映
像送信手段3と、を含んでいる。さらに、前記カメラ4
により撮影された映像を記録する記録手段6と、この記
録された映像を前記映像送信手段3により外部に送信す
るように制御する送信制御手段2とを含むのがよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、靴などの履物の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、靴などの履物に発電機を備え
て移動エネルギーを電気エネルギーに変換したり、靴な
どの履物に電源と圧電素子(センサ)と発光体(発光ダ
イオードなど)を備えて、靴の移動に応じて発光ダイオ
ードを点滅させることなど、靴に様々な工夫を加えるこ
とが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、靴など
の履物を、履物の使用者の位置確認やその周囲の状況把
握のために使用して、履物の使用者の保護者などによる
安全管理・危機管理に役立てるという発想からの商品は
まだ提案されていない。また、靴などの履物を、歩行者
の歩行経路及び進行方向を指示するものとして使用する
という発想による商品はまだ提案されていない。本発明
は、履物の使用者の現在位置(「雪山や海上での現在位
置」「迷子になったときの現在位置」「誘拐されたとき
の現在位置」など)を遠隔から把握することができる携
帯型安全システム、及び履物の使用者が置かれている周
囲の状況(「いじめ」や「暴行」を受けているときの状
況や「雪山や海上で遭難」している状況など)を遠隔か
ら把握することができる携帯型安全システムを提供する
ことを目的とする。また、本発明は、靴などの履物によ
り、歩行者が歩行の進行経路及び進行方向を容易にかつ
簡便に知ることができる携帯型安全システムを提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明による携帯型安全システムは、次のよう
なものである。
【0005】1.靴などの履物、この履物に備えられ、
この履物の現在位置を特定する現在位置データを求める
現在位置特定手段、及び、この現在位置特定手段により
求められた現在位置データを外部に無線送信する現在位
置送信手段、を含むことを特徴とする携帯型安全システ
ム。なお、本発明において、前記現在位置特定手段(G
PSなど)又は前記現在位置送信手段は、前記履物に備
えるようにしてもよいが、履物とは別個独立に、例え
ば、ユーザーの腰部のベルトに取付けたり、ユーザーが
携帯するノート型パソコンやPDA(パーソナル・デジ
タル・アシンタンス。携帯情報端末)などに内蔵させる
ようにしてもよい。また、前記現在位置特定手段(GP
Sなど)又は前記現在位置送信手段を前記履物に備える
ときは、前記履物に内蔵させてもよいし、前記履物に対
して着脱自在に外付けするようにしてもよい。なお、上
記1において、前記現在位置送信手段は、所定時間毎
に、予め決められた一つ又は複数の相手方に対して、送
信するものである、のがよい。
【0006】2.靴などの履物、前記履物に備えられ、
広角の映像を撮影するための小型カメラ、及び、前記小
型カメラにより撮像された映像を無線送信する映像送信
手段、を含むことを特徴とする携帯型安全システム。な
お、本発明において、前記映像送信手段は、前記履物に
備えるようにしてもよいが、履物とは別個独立に、例え
ば、ユーザーの腰部に備えたり、ユーザーが携帯するノ
ート型パソコンやPDA(パーソナル・デジタル・アシ
ンタンス。携帯情報端末)などの中に備えるようにして
もよい。また、前記映像送信手段を前記履物に備えると
きは、前記履物に内蔵させてもよいし、前記履物に対し
て着脱自在に外付けするようにしてもよい。また、上記
2の発明において、さらに、前記カメラにより撮像され
た映像を記録する記録手段を含み、前記映像送信手段
は、前記記録手段により記録された映像を無線送信する
ものである、のがよい。なお、本発明において、前記記
録手段は、前記履物に備えるようにしてもよいが、履物
とは別個独立に、例えば、ユーザーの腰部のベルトに取
付けたり、ユーザーが携帯するノート型パソコンやPD
A(パーソナル・デジタル・アシンタンス。携帯情報端
末)などに内蔵させるようにしてもよい。また、前記記
録手段を前記履物に備えるときは、前記履物に内蔵させ
てもよいし、前記履物に対して着脱自在に外付けするよ
うにしてもよい。
【0007】3.靴などの履物、この履物のユーザーの
現在位置を特定する現在位置データを求める現在位置特
定手段、この現在位置特定手段からの現在位置データ
と、目的地を示す位置データと、地図データとから、現
在位置から目的地までの歩行経路及び現在位置からの進
行方向を決定する進行方向決定手段、前記履物の底部に
備えられた振動手段であって、少なくとも、進行方向の
前、後、右、左の4つの方向をユーザーに指示すること
ができる振動手段、及び、前記進行方向決定手段からの
信号に基づいて、現在位置からの進行方向を指示するよ
うに前記振動手段を制御する振動制御手段、を含むこと
を特徴とする携帯型安全システム。なお、本発明におい
て、前記現在位置特定手段(GPSなど)又は前記進行
方向決定手段は、前記履物に備えるようにしてもよい
が、履物とは別個独立に、例えば、ユーザーの腰部のベ
ルトに取付けたり、ユーザーが携帯するノート型パソコ
ンやPDA(パーソナル・デジタル・アシンタンス。携
帯情報端末)などに内蔵させるようにしてもよい。ま
た、前記現在位置特定手段(GPSなど)又は前記進行
方向決定手段を前記履物に備えるときは、前記履物に内
蔵させてもよいし、前記履物に対して着脱自在に外付け
するようにしてもよい。また、本発明において、前記進
行方向決定手段又は前記振動制御手段は、履物に内蔵さ
せるか又はユーザーが腰部のベルトや携帯パソコンなど
に内蔵させてユーザーの近傍に備えるようにしてもよい
が、ユーザーが居る場所とは離れた遠隔の位置に配置し
てもよい。前述のように、本発明において、前記進行方
向決定手段又は前記振動制御手段を、ユーザーが居る場
所とは離れた遠隔の場所に備える場合は、前記現在位置
特定手段からの現在位置データを遠隔のコンピュータシ
ステムのある場所へ無線送信する。このコンピュータシ
ステムは、地図データベースを備え、前記の送信されて
来た現在位置データに基づいてユーザーがこれから進む
べき進行方向を決定し(進行方向決定手段)、この進行
方向をユーザーに振動で指し示すべき振動制御信号を、
ユーザーが履いて居る履物の底部の振動手段に対して、
直ちに、無線で送信する(振動制御手段)。このよう
に、遠隔のコンピュータシステムにより、ユーザーが履
いて居てる履物に備えられた前記振動手段を、無線送信
(赤外線送信など)で遠隔制御することもできる。
【0008】4.靴などの履物、この履物の前方又は周
囲の障害物の有無を検出する障害物検出手段、前記履物
の底部に備えられた振動手段であって、ユーザーに対し
て振動により障害物の存在及びその存在の方向を知らせ
るための振動手段、及び、前記障害物検出手段からの信
号に基づいて、前記振動手段を制御する振動制御手段、
を含むことを特徴とする携帯型安全システム。なお、本
発明において、前記障害物検出手段は、前記履物に備え
ることも出来るが、前記履物ではなく、例えば、ユーザ
ーが装着した帽子、眼鏡、ベルト、被服、鞄、腕時計、
ネックレスなどの装飾品などに内蔵させるようにしても
よい。また、本発明において、前記振動手段は、履物に
内蔵させてもよいし、履物に対して着脱自在に外付けす
るようにしてもよい。また、前記振動制御手段は、履物
に備えてもよいが、履物とは離れた位置に配置してもよ
い。つまり、前記振動制御手段を遠隔地に置いておき、
前記障害物検出手段からの信号を無線送信して、遠隔の
振動制御手段に送り、振動制御手段は、振動制御信号を
無線送信で送り返すことにより、前記振動手段を遠隔制
御するようにしてもよい。
【0009】5.靴などの履物、この履物のユーザー
(子供や老人などの要介護者)の現在位置の座標データ
を求めるための現在位置特定手段、この履物のユーザー
が移動しても安全な領域の範囲内と範囲外とを区別する
ための位置座標データを記録する安全領域範囲記録手
段、及び、前記現在位置特定手段により求められた現在
位置が前記安全領域範囲外であるとき、その現在位置デ
ータを予め決められた相手先に無線送信するための無線
送信手段、を含むことを特徴とする携帯型安全システ
ム。なお、この5の発明では、前記無線送信手段は、現
在位置データと共に所定の警告を示す信号又は所定のメ
ッセージを含む信号を送信するようにしてもよい。この
5の発明では、ユーザーの現在位置が安全範囲外にある
ときは、前記無線送信手段から、例えば常時又は所定時
間毎に、ユーザーの現在位置座標データが、警告メッセ
ージやアラーム信号などと共に、無線送信される。
【0010】6.戸外に居るユーザー(子供や老人など
の要介護者)の現在位置の座標データを求めるための現
在位置特定手段、このユーザーが移動しても安全な領域
の範囲内と範囲外とを区別するための位置座標データを
記録する安全領域範囲記録手段、及び、前記現在位置特
定手段により求められた現在位置が前記安全領域範囲外
であるとき、その現在位置データを予め決められた相手
先に無線送信するための無線送信手段、を含むことを特
徴とする、ユーザーが携帯して使用又は身体に装着して
使用する携帯型安全システム。この6の発明では、ユー
ザーの現在位置が安全範囲外にあるときは、前記無線送
信手段から、例えば常時又は所定時間毎に、ユーザーの
現在位置座標データが、警告メッセージやアラーム信号
などと共に、無線送信される。
【0011】7.戸外に居るユーザー(子供や老人など
の要介護者)の現在位置の座標データを求めるための現
在位置特定手段、このユーザーにとって安全な領域の範
囲内と範囲外とを区別するための位置座標データを記録
する安全領域範囲記録手段、及び、前記現在位置特定手
段により求められた現在位置が前記安全領域範囲の内か
ら外に移動したとき、その現在位置データを予め決めら
れた相手先に無線送信するための無線送信手段、含むこ
とを特徴とする、ユーザーが携帯して又は身体に装着し
て使用する携帯型安全システム。この7の発明では、ユ
ーザーの現在位置が安全範囲の内側から外側に出たとき
は、前記無線送信手段から、ユーザーの現在位置座標デ
ータが、警告メッセージやアラーム信号などと共に、無
線送信される。
【0012】なお、上記の6及び7の発明では、ユーザ
ーが携帯して使用する携帯型安全システムは、例えば、
ユーザーが身体に装着する靴などの履物、ベルト、帽
子、ネックレス、ペンダント、イヤリング(耳飾り)、
腕時計などでもよいし、また、ユーザーが手などで携帯
できるカバンや携帯電話や携帯型情報機器などでもよ
い。なお、上記5,6及び7の発明において、安全領域
範囲記録手段は、ユーザー(子供、老人などの要保護
者)が自由に出歩いても安全な領域(区域、地域、領
域、地帯)の範囲をユーザーの保護者がコンピュータの
地図画面上などで予め確定しておき、その安全な領域の
範囲を位置座標データとして記録するものである。すな
わち、例えば、前記記録手段に、前記の安全領域範囲の
全ての位置座標データを記録しておくとか、前記の安全
領域範囲の内と外を画する地点又は線の位置座標データ
を記録しておくとか、しておくものである。
【0013】そして、この携帯型安全システムに内臓さ
れているCPU(中央処理装置)が、例えば所定時間毎
に、ユーザーの現在位置の座標データと、前記安全領域
範囲記録手段に記録された位置座標データとを比較す
る。そして、前記CPUが、ユーザーの現在位置が前記
安全領域範囲の内側から外側に出たと判断したとき、前
記無線送信手段により、ユーザーの現在位置座標データ
を、予め記録された保護者の電子メールアドレス又は電
話番号などに送信して、保護者に知らせる。また、この
とき、前記CPUは、所定の警告メッセージや警告アラ
ーム音声信号又は警告アラーム光信号などを、前記現在
位置データと一緒に、送信するようにしてもよい。ま
た、このとき、前記CPUは、さらに、予めユーザーに
携帯させておいた小型カメラ又はその身体に装着させて
おいた小型カメラによりユーザーの周囲の状況(景色)
を撮像させ、その撮像により得られた映像のデータを、
前記ユーザーの現在位置座標データや警告メッセージな
どと共に、前記保護者に送信するようにしてもよい。
【0014】また、その後、前記CPUは、前記のユー
ザーの現在位置が前記安全領域範囲の外側に居るままと
判断したときは、常時又は予め決められた所定時間毎
に、前記無線送信手段により、ユーザーの現在位置座標
データを、予め記録された保護者の電子メールアドレス
又は電話番号などに送信して保護者に知らせる。また、
このとき、所定の警告メッセージや、警告のためのアラ
ーム音声信号(又は、アラーム光信号)や、前記小型カ
メラにより撮像されたユーザーの周囲の情景の映像デー
タなどを、前記現在位置座標データと一緒に、前記保護
者に送信するようにしてもよい。
【0015】なお、上記5,6及び7の発明の中の「安
全領域範囲記録手段」及び「安全範囲の内か外かを判断
する手段」については、例えば、特開平9−18555
4号公報(発明の名称:情報保護装置)の中の特許請求
の範囲の請求項1に記載されている、「前記情報処理装
置が移動可能な範囲を決定し記憶する範囲決定/記憶手
段」及び「前記位置検出手段によって検出された現在位
置が、範囲決定/記憶手段に記憶された範囲内であるか
否かを判定する判定手段」の構成などが、参考になる。
【0016】
【発明の実施の形態】実施形態1.以下、本発明の実施
形態1を説明する。図1は本発明の実施形態1に使用さ
れる装置の電気的構成を示すブロック図である。図1に
おいて、1は、従来より市販されているGPS(Gro
bal Positioning System)受信
機で、人工衛星からの電波の遅延時間を計測し、軌道か
らの距離からユーザーの現在位置を求めるためのもので
ある。このGPS受信機22は、人工衛星から送信され
るGPS電波を受信するGPS受信アンテナと、このG
PS電波から現在位置を緯度データ及び経度データとし
て認識する位置認識部(CPU(中央処理装置)などに
より構成される)を含んでいる。前記GPS受信アンテ
ナは、GPS衛星からの例えば1.5GHzの電波を受
信し、その信号を前記位置認識部に送る。前記位置認識
部では、稼働中のGPS衛星のうち受信可能な4個以上
の衛星の電波を受信し、既知である衛星の位置と受信電
波とから算出した各衛星−受信点間の距離とを基にし
て、受信点の現在位置を取得し、座標データとしての緯
度データ及び経度データを、算出する。なお、以上のG
PS受信機1の詳細な構成及び使用方法は、従来より公
知である(例えば、特開平5−45171号公報、特開
平7−306054号公報、特開平8−94735号公
報などを参照)ので、詳細な説明は省略する。この実施
形態では、前記GPS受信機1により、本発明によるユ
ーザーの「現在位置特定手段」を構成している。
【0017】また、図1において、7は従来より公知の
進行方向入力部で、ユーザー(履物の使用者)が徒歩、
車両、鉄道などにより移動中のときのその進行方向(東
西南北などの方向)を地磁気やジャイロスコープなどを
利用して計測しその進行方向を求める進行方向入力部で
ある。また図1において、2は、前記のGPS受信機1
からの現在位置情報としての位置座標データ(緯度デー
タ及び経度データ)と前記進行方向入力部7からの進行
方向データを受け取り、この受け取ったユーザーの現在
位置及び進行方向を示す情報を、半導体メモリ(DRA
M、SRAM、など)6に記録すると共に、送信部3に
より外部に無線送信するための制御部(マイクロコンピ
ュータなどで構成される)である。送信部3は、予め決
められた送信先、例えばユーザーの家族や保護者などの
電話番号又は電子メールアドレス番号などに、所定時間
毎に、定期的に送信するように、予め設定されている。
【0018】また、送信部3は、例えば、その履物の使
用者が幼児である場合は、その父親の情報携帯端末のア
ドレス番号、母親の情報携帯端末のアドレス番号、その
祖母の情報携帯端末のアドレス番号などのような、複数
のアドレス番号を予め記録しており、その複数のアドレ
ス番号に向けて、同時に送信するか、或いは、その複数
のアドレス番号に予め順番を付与しておいて、その順番
に送信して、うまく受信されれば、そこで送信を中止す
るが送信しても不在で応答がないなどでうまく受信され
なければ次の順番のアドレス番号に順次送信していく。
なお、この送信部による送信は、例えば1分毎、5分
毎、10分毎などの所定時間毎に行われる。
【0019】また図1において、4は小型のCCDカメ
ラで、例えば180度の広角を撮像できる魚眼レンズを
備えた、ビー玉のような大きさ・形状の小型CCDカメ
ラである。この広角の魚眼レンズで捕らえた映像は、所
定の画像処理プログラムにより人間に理解しやすく見や
すい映像に修正されて、メモリ6に記録される。また、
制御部2は、カメラ4から送られて来る映像について前
回の映像と比較して、その差分情報のみを、又は、前回
と所定量以上に異なる映像のみを、メモリ6に記録す
る。これにより、メモリ6に映像情報がどんどん記録さ
れていきすぐ容量が一杯になってしまうことが防止され
ている。また、メモリ6は、映像情報用の記録領域の容
量が一杯になった場合、古い情報から順次消去するよう
にしている。
【0020】本実施形態では、前記カメラ4で撮影され
た映像は、メモリ6に記録されている。そして、履物の
使用者の保護者などは、外部から命令信号を送信して制
御部2に命令して、過去の映像(例えば、現在から過去
の5分間の映像などの、現在から所定時間前から現在ま
でに至る状況を示す映像)をメモリ6から呼び出してこ
ちら(保護者のアドレス番号)に送信するように、命令
することができる。これにより、例えば、履物の使用者
が崖から落下して救助を求めているときに、その「崖下
に落下した後の現在の状況」だけでは、どのような場所
でどのようにして崖に落下したのかは把握できないが、
「その状況に至るまでの過去の映像」をも溯って外部に
送信できるため、その状況に至るまでの状況を外部の保
護者や家族が容易に把握でき、より適切な対処が可能に
なる。
【0021】また、図1において、5は小型マイクで、
履物の周囲の音を収集する。この収集された音は、制御
部を2介してメモリ6に記録される。また、制御部2
は、前記カメラ4で撮影された映像とマイク5から取り
込まれた音情報を、送信部3を介して、予め決められた
一人又は複数人の相手方に送信する。また、図2は、前
記カメラ4とマイク5の靴10への取付け場所の一例を
示す図である。この図2の例では、カメラ4とマイク5
は、そのレンズ部分と集音部分が、靴10の側面(特
に、使用者の体の外側の側面)から突出するように、備
え付けてある。また、図3に示す例では、カメラ4とマ
イク5は、そのレンズ部分と集音部分が、靴10の使用
者の足先の甲の上面から突出するように、備え付けてあ
る。
【0022】なお、本実施形態において、以上の図1に
示したGPS受信機1,進行方向入力部7,制御部2、
送信部3、メモリ6などからなる装置は、靴などの履物
(例えば、靴底の部分や靴の側部)に内蔵するのが望ま
しい。しかし、本発明では、内蔵に限られるわけではな
く、例えば、靴の購入後に、靴に外付けするものでもよ
い。内蔵でも外付けでもいずれの場合でも、前記装置に
は防水処理と耐衝撃処理がなされている。なお、図1に
示すような装置を靴に外付けする場合の構成の一例とし
ては、次のような構成が考えられる。すなわち、例え
ば、図1の装置の全体を薄いシート状に形成し、そのシ
ート状の装置を、糸で靴に縫い付けるか、接着剤や両面
テープ等で靴に貼付するなどの方法で、靴などの履物に
外付けするようにすることができる。このような外付け
のタイプにすれば、靴を古いものから新しいものに交換
する場合でも、図1の装置をそのまま新しい靴のために
流用できるので無駄にならない。また、図1に示すよう
な装置を靴に外付けする場合の構成の他の例としては、
図1の装置を「靴底用のシート」の中に内蔵し、この
「靴底用のシート」は靴とは別体に構成するという方法
も可能である。
【0023】なお、図1の装置には、図示していない
が、前記GPS受信機1、制御部2、カメラ4、送信部
3などを作動させるための電源として、電池が備えられ
ている。また、本発明では、電池ではなく、靴の移動エ
ネルギーを電気エネルギーに変換する発電装置を備え
て、この発電装置からの電気エネルギーを二次電池など
に蓄積して電源とするようにしてもよい。この発電装置
としては、例えば、圧電材料により靴底に掛かる圧力を
電気エネルギーに変換してそれを蓄積するもの、靴底に
磁石と導体を備えて、歩行の度に磁石の磁界の中に導体
を通過させることによりフレミングの法則により電磁誘
導を発生させるもの、などの様々な方式が既に提案され
ている(例えば、特開昭61−154601号公報、特
開平5−228002号公報など)。
【0024】実施形態2.次に、本発明の実施形態2を
図4に基づいて説明する。図4は本実施形態2を説明す
るためのブロック図である。図4において、Aは靴に内
蔵された携帯型安全システム(なお、本発明では、携帯
型安全システムAは、靴に「内蔵」されるのではなく靴
に「外付け」されるものでもよい)、Bは靴を履いてい
る歩行者が携帯している携帯型パソコン(パーソナルコ
ンピュータ)である。また、図4において、11は現在
位置座標データを出力するGPS受信機、12はこのG
PS受信機からの現在位置座標データを予め設定された
一人又は複数人の電子メールアドレス(又は電話番号)
へ無線送信するための送信部、13は前記携帯型パソコ
ンBに備えられた目的地入力部である。この目的地入力
部13は、キーボード又はマウスなどの入力装置で構成
されている。この目的地入力部13は、例えば、「東京
都千代田区霞ヶ関3−4−3」、「特許庁」、「03−
3581−××××(電話番号)」などの文字又は記号
データにより目的地を入力することができる。あるい
は、目的地入力部13は、例えば、地図データを表示装
置に表示させて、画面の地図上の任意の地点をマウス等
で指定することにより、目的地を入力することができ
る。
【0025】また、図4において、15は、歩行経路及
び進行方向を決定する歩行経路・進行方向決定部であ
る。前記の目的地入力部13から入力された目的地デー
タは、前記決定部15に送られる。前記決定部15で
は、前記の入力された目的地データ(文字又は記号デー
タや地図上の地点などから成る目的地データ)に基づい
て、これに対応する位置座標データを求める。すなわ
ち、前記決定部15は、まず、入力された目的地から、
その目的地を位置座標データで示す目的地座標データを
求める。また、前記決定部15には、前記GPS受信機
11からの現在位置座標データも入力される。次に、前
記決定部15は、前記の求めた目的地座標データと、入
力された現在位置座標データとから、地図データベース
検索部14を使用して、現在位置から目的地までの歩行
経路及び現在位置からの進行方向を、決定する。なお、
本実施形態では、前記決定部15は靴に内蔵している
が、前記目的地入力部13及び地図データベース検索部
14は、靴とは離れた位置にある携帯型パソコンBの中
に備えている。よって、前記決定部15と、前記目的地
入力部13及び地図データベース検索部14と、の間の
信号のやり取りは、赤外線送信などの無線送信により行
っている。
【0026】また、図4において、16,17,18,
19は、靴底に備えられた振動板である。振動板16,
17,18,19は、それぞれ、靴底の前側、後ろ側、
右側、左側に、それぞれ配置されている。そして、振動
板16は靴の前方向に備えられ、振動することにより、
靴の前方向に進行すべきことを指示する。振動板17は
靴の後方向に備えられ、振動することにより、靴の後方
向に進行すべきことを指示する。振動板18は靴の右方
向に備えられ、振動することにより、靴の右方向に進行
すべきことを指示する。振動板19は靴の左方向に備え
られ、振動することにより、靴の左方向に進行すべきこ
とを指示する。本実施形態では、各振動板16,17,
18,19は歩行者の足の裏に振動を伝えられるよう
に、靴底にそれぞれ互いに離れて配置されている。な
お、前記振動板16,17,18,19は、互いに離れ
ることなく物理的に連接して構成されていてもよい。ま
た、前記振動板16,17,18,19は、本実施形態
では、圧電素子などにより構成されているが、場合によ
り、超小型の振動モーターなどにより構成されてもよ
い。
【0027】これらの各振動板16,17,18,19
は、振動制御部20からの制御信号に基づいて、それら
の中のいずれか一つ又は複数が、数秒間だけ、振動す
る。例えば、前記決定部15において、前記現在位置座
標データ及び目的地座標データに基づいて「歩行経路」
が決定され、さらに、この歩行経路に基づいて「現在位
置から右に曲がる」という「現在位置からの進行方向」
が決定された場合は、前記振動制御部20は、この決定
部15からの前記進行方向を示す信号に基づいて、靴底
の右に配置された振動板18を数秒間だけ振動させる。
また、例えば、前記決定部15により「現在位置から右
後ろ方向に曲がる」という「現在位置からの進行方向」
が決定された場合は、前記振動制御部20は、この決定
部15からの信号に基づいて、靴底の右側の振動板18
と同後ろ側の振動板17とを、同時に、数秒間だけ、振
動させる。この例では、振動板17と18が同時に振動
するのを感知した歩行者は、これから進行すべき方向が
「右後ろ方向」であると、容易に知ることができる。
【0028】なお、本実施形態では、前記振動制御部2
0は、進行方向を指示するときに前記振動板16,1
7,18,19を振動させるときは、例えば、比較的低
い周波数でゆっくりと振動させることなどにより、靴を
履いてる歩行者にとって「心地よい(快い)振動」を与
えるようにしている。このようにしたのは、「快い振
動」は、一般の人間にとってそこに向かいたい衝動を起
こす可能性があるので、この快い振動を発生させること
により、靴を履いた歩行者を、その進行方向に向かうよ
うに、本能的かつ心理的に導くことができるからであ
る。
【0029】次に、図4において、21は靴の外側に設
けられた超小型のCCDカメラである。このカメラ21
は、靴の前方又は周囲の情景を撮像して、その撮像デー
タを危険判定部25に送信する。また図4において、2
2は障害物センサである。この障害物センサ22は、例
えば、超音波受発信機から構成されている。この超音波
受発信機は、周囲に超音波を発信してその反射波を受信
して前方の障害物の有無を検出するものである。また、
前記障害物センサ22は、レーザ光や赤外光を発信して
その反射状態を検出して障害物の有無を検出するもので
もよい。この障害物センサ22は、障害物の検出信号
を、前記危険判定部25に送信する。
【0030】また、図4において、23は外部信号受信
部である。この外部信号受信部23は、道路の路面に設
置された案内用ブロック24からの無線信号を受信する
ものである。この案内用ブロック24は、例えば、特開
平8−109618号公報に開示されたものとほぼ同様
である。すなわち、道路、駅、バス停留所などの路面の
案内用ブロック24に、障害物の有無や交通案内などの
交通情報を予め記録しておき、それを周囲に無線送信で
きるようにしておく。そして、その案内用ブロック24
の近傍を通過する歩行者に、所定の交通情報を無線送信
するようにする。なお、特開平8−109618号公報
には、視覚障害者には前記案内用ブロックからの信号を
音声信号に変換して提供し、聴覚障害者には前記ブロッ
クからの信号を文字信号に変換して提供し、視覚及び聴
覚障害者には前記ブロックからの信号を「振動信号に変
換して、モールス信号などで感知できるようにする」技
術が提案されている。本実施形態において、前記案内用
ブロック24からの無線信号は、外部信号受信部23に
より受信され、危険判定部25に送信される。
【0031】危険判定部25は、前記のカメラ21から
の撮像データ、前記障害物センサ22からの検出信号、
及び前記外部信号受信部23からの信号に基づいて、靴
の前方又は周囲の危険の有無及び危険が存在するときは
その方向を、判定する。そして、危険があると判定した
ときは、危険信号とその危険が存在する方向を示す信号
を、前記振動制御部20に送信する。振動制御部20
は、この危険信号とその危険が存在する方向を示す信号
を受けると、その危険が存在する方向に対応する振動板
16,17,18,19のいずれか又は複数を、数秒間
だけ、振動させる。例えば、前記振動制御部20は、危
険が存在する方向が靴の前及び左方向である場合は、靴
の前側に位置する振動板16と靴の左側に位置する振動
板19とを、同時に、数秒間だけ、振動させる。これに
より、歩行者は、自分の前と左方向に危険が存在してい
ることを、容易にかつ簡便に知ることができる。
【0032】なお、本実施形態では、前記振動制御部2
0は、危険の存在に対応して振動板16,17,18,
19を振動させるときは、例えば比較的高い周波数で小
刻みに振動させることにより、靴を履いてる歩行者にと
って「不快な振動(不快感を与える振動)」を発生させ
るように、振動板16,17,18,19を制御する。
このようにしたのは、「不快な振動」は、一般の人間に
とってそこから離れたい衝動を起こすので、この不快な
振動により、靴を履いた歩行者を、危険が存在する方向
から離れる方向へ、本能的かつ心理的に導くことができ
るからである。
【0033】以上、本発明の実施形態について説明して
きたが、本発明はこれに限られるものではなく様々な変
更が可能である。例えば、図4の本実施形態2では、前
記目的地入力部13及び地図データベース検索部14
は、靴を履いた歩行者が携帯する携帯型パソコンBに備
えられたものを使用しているが、本発明はこれに限られ
るものではない。例えば、図4に示す前記目的地入力部
13及び地図データベース検索部14は、歩行者(例え
ば、子供や要介護老人とする)の保護者が遠隔の地で保
有するパソコンに備えられるものであってもよい。この
場合は、図4の送信部12(履物に内蔵)から、保護者
宛に、現在位置座標データが無線で送信される。そし
て、遠隔の保護者は、この送信された前記歩行者の現在
位置座標データと、手元にあるパソコンにより入力した
目的地座標データ、及び手元にあるパソコンに備えられ
た地図データベースとから、前記歩行者の歩行経路及び
歩行者の現在位置からの進行方向を求める。そして、保
護者は、この求めた進行方向を示すデータを、前記靴に
内蔵された振動制御部20に無線送信して、前記歩行者
に対して、その進行方向を振動板16,17,18,1
9により伝えることができる。
【0034】実施形態3.図5は本発明の実施形態3を
説明するための図である。本実施形態3では、ユーザー
の靴の中に、現在位置座標データを求めるためのGPS
受信機、ユーザーが移動しても安全な領域(地域、区
域、エリア)の範囲内か範囲外かを区別するために必要
な位置座標データを記録しておくための安全領域範囲記
録装置、及び、ユーザーの現在位置座標データが前記の
安全な領域の範囲外である場合に、その現在位置座標デ
ータを予め決められた保護者の電話番号又は電子メール
アドレスに無線送信するための無線送信機、及び、これ
らのGPS受信機、記録装置、無線送信機などを制御す
るためのCPU(中央制御装置)が、内蔵されている。
前記の記録装置には、ユーザー(幼児、子供、老人など
の)の保護者が、予め、ユーザーが移動しても安全な場
所の領域の範囲(安全領域範囲)を確定し、その範囲を
位置座標データとして記録させておく。図5は、ユーザ
ーの保護者がコンピュータ画面上で前記安全領域範囲を
確定するときの動作を説明するためのものである。図5
に示すように、ユーザーの保護者は、コンピュータ画面
上に自宅31からユーザーが自由に出歩いても危険が少
なく安全な領域を、例えば図5の破線で示す領域32と
して確定する。この領域32は、例えば、自宅31を中
心として、自動車がほとんど通行しない小さい路地や公
園を安全地帯(安全領域)とし、自動車が通行する国道
・県道や河川及びその近傍を危険地帯(危険領域)とみ
て、安全領域範囲を確定するようにしている。ユーザー
の保護者がコンピュータ画面上で安全領域範囲を確定す
ると、コンピュータは予め記録されたプログラムによ
り、その安全領域範囲の内と外とを位置座標データとし
て求めて、その位置座標データを前記の安全領域範囲記
録装置に記録させる。すなわち、前記安全領域範囲記録
装置は、例えば、前記安全領域32内の全ての位置座標
データを記録するか、又は、前記安全領域32の範囲の
内か外かを画する線(図5に示している破線の部分)の
位置座標データを記録する。以上のようにして、安全領
域範囲の内と外とを区別するための位置座標データを記
録した安全領域範囲記録装置を靴に組み込むことによ
り、次のような動作が可能になる。すなわち、ユーザー
が自宅31を出て戸外を出歩いているとき、前記GPS
受信機は常に(又は所定時間毎に)そのユーザーの現在
位置を求め、CPUに送る。CPUでは、そのGPS受
信機からの現在位置座標データを前記記録装置に記録さ
れた安全領域範囲を示す座標データと比較する。そし
て、この比較の結果、ユーザーが図5の破線で囲んだ安
全領域範囲32内に居ると判断した場合はそのままだ
が、ユーザーが図5の安全領域範囲32の外に出たと判
断した場合は、直ちに、前記GPS受信機で求められた
現在位置座標データと所定の警告信号を、ユーザーの保
護者の保有する通信端末に送信する。なお、この実施形
態3では、ユーザーが携帯して使用する携帯型安全シス
テムを、ユーザーが身体に装着する靴などの履物に備え
るようにしたが、本発明では、ベルト、帽子などに備え
てもよいし、また、ユーザーが手などで携帯できるカバ
ンや携帯電話や携帯型情報機器などに備えてもよい。
【0035】
【発明の効果】(1)以上のように、本発明によれば、履
物に備えられた(内蔵又は外付け)現在位置特定手段で
求められた現在位置が外部に送信されるので、履物の使
用者の現在位置(「雪山や海上での現在位置」「迷子に
なったときの現在位置」「誘拐されたときの現在位置」
など)を、遠隔から、保護者が把握することができる。
よって、雪山に登山に行く人、幼児、徘徊老人などの家
族や保護者は、履物の使用者の現在位置をほぼリアルタ
イムに把握できるので、履物の使用者について、遭難、
迷子、暴行、誘拐、急病などの事故があったときには、
直ちに、その現在位置を知ることができ、直ちに救助の
手配などの適切な対処を採ることが可能になる。よっ
て、本発明によれば、いわば「個人が携帯して使用する
携帯型のセキュリティシステム」が実現できるようにな
る。
【0036】(2)また、本発明によれば、履物に備えら
れた小型カメラで、履物の使用者の周囲の状況を示す映
像が、外部の保護者や家族まで送られて来るので、保護
者や家族は、履物の使用者が置かれている周囲の状況
(「いじめ」や「暴行」を受けているときの状況や「雪
山や海上で遭難」している状況など)を遠隔から把握す
ることができる。よって、履物の使用者に遭難、迷子、
暴行、誘拐、急病などの事故があったときには、直ち
に、その周囲の状況を映像で知ることができ、直ちに救
助の手配などの適切な対処を採ることが可能になる。
【0037】(3)さらに、本発明によれば、前記小型カ
メラで撮影された映像を記録する記録手段を備え、この
記録手段に記録された映像を外部に送信できるようにし
ている。よって、例えば、履物の使用者が崖から落下し
て救助を求めているときに、その「崖下に落下した後の
現在の状況」だけでは、どのような場所でどのようにし
て崖に落下したのかは把握できないが、「その状況に至
るまでの過去の映像」をも溯って外部に送信できるた
め、その状況に至るまでの状況を外部の保護者や家族が
容易に把握でき、より適切な対処が可能になる。
【0038】(4)さらに、履物の周囲の音情報を収集す
る手段をも備え、その収集された音情報をも外部に送信
するようにすれば、外部の保護者や家族は、その履物の
使用者の周囲の状況をより的確に把握できるようにな
る。 (5)また、本発明によれば、履物に備えた現在位置特定
手段からの現在位置情報と目的地情報と地図情報とに基
づいて、これから進むべき歩行経路及び現在位置からの
進行方向を決定し、この決定された進行方向を、履物に
備えられた振動板により、指示するようにしている。し
たがって、この履物を履いた歩行者は、履物からの振動
に基づいて、容易に進行方向を知ることができる。特
に、本発明では、履物に備えられた振動板の振動により
進むべき方向を指示するようにしているので、歩行者
は、手帳を見る、パソコンの表示装置を見る、スピーカ
から音声を聞くなどの煩わしい動作を歩行中に行うこと
なく、自然に且つ簡便に、進行方向を知ることができる
ようになる。なお、本発明では、前記の進行方向を示す
ために発生する振動は、歩行者にとって「心地よい(快
い)振動」であることが望ましい。
【0039】(6)また、本発明によれば、障害物などを
検出する検出手段からの信号に基づいて、危険の有無と
その方向を判定する手段を備え、危険が存在する場合は
その存在とその存在する方向を振動で指示するようにし
ている。したがって、この履物を履いた歩行者は、危険
の存在及びその方向を容易に知ることができる。特に、
本発明では、履物に備えられた振動板の振動により危険
の存在及び危険の存在する方向を示すようにしているの
で、歩行者は、手帳を見る、パソコンの表示装置を見
る、スピーカから音声を聞くなどの煩わしい動作を歩行
中に行うことなく、自然に且つ簡便に、危険の存在及び
その方向を知ることができるようになる。なお、本発明
では、前記の危険の存在及びその方向を示すために発生
させる振動は、歩行者にとって「不快な振動」であるこ
とが望ましい。
【0040】(7)さらに、本発明では、ユーザーに、現
在位置座標データを求めるためのGPS受信機、ユーザ
ーが移動しても安全な領域(地域、区域、エリア)の範
囲内か範囲外かを区別するために必要な位置座標データ
を記録しておくための安全領域範囲記録装置、及び、ユ
ーザーの現在位置座標データが前記の安全な領域の範囲
外である場合に、その現在位置座標データを予め決めら
れた保護者に無線送信するための無線送信機、及び、こ
れらのGPS受信機、記録装置、無線送信機などを制御
するためのCPU(中央制御装置)を含む携帯型安全シ
ステムを携帯させることができる。したがって、ユーザ
ーの保護者は、ユーザー(幼児、子供、老人など)を安
全な領域の範囲内では自由に戸外を出歩かせながら、ユ
ーザーが安全でない危険な領域の範囲に入った(安全領
域範囲内から外に出た)場合は、直ちに、その現在位置
を把握して、ユーザーを危険地帯から安全地帯に移すよ
うな措置を取ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 本実施形態1のカメラ4とマイク5の靴10
への取付け場所の一例を示す図である。
【図3】 本実施形態1のカメラ4とマイク5の靴10
への取付け場所の一例を示す図である。
【図4】 本発明の実施形態2の構成を示すブロック図
である。
【図5】 本発明の実施形態3の動作を説明するための
図である。
【符号の説明】
1 GPS受信機 2 制御部 3 送信部 4 カメラ 5 マイク 6 メモリ 7 進行方向入力部 10 靴 A 携帯型安全システム B 携帯型パソコン 11 GPS受信部 12 送信部 13 目的地入力部 14 地図データベース検索部 15 歩行経路・進行方向決定部 16,17,18,19 振動板 20 振動制御部 21 カメラ 22 障害物センサ 23 外部信号受信部 24 案内用ブロック 25 危険判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G08B 25/04 G08B 25/04 Z (31)優先権主張番号 特願平9−367997 (32)優先日 平9(1997)12月31日 (33)優先権主張国 日本(JP)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 靴などの履物、 この履物に備えられ、この履物の現在位置を特定する現
    在位置データを求める現在位置特定手段、及び、 この現在位置特定手段により求められた現在位置データ
    を外部に無線送信する現在位置送信手段、を含むことを
    特徴とする携帯型安全システム。
  2. 【請求項2】 靴などの履物、 この履物に備えられ、広角の映像を撮影するための小型
    カメラ、及び、 前記小型カメラにより撮像された映像を無線送信する映
    像送信手段、を含むことを特徴とする携帯型安全システ
    ム。
  3. 【請求項3】 靴などの履物、 この履物のユーザーの現在位置を求める現在位置特定手
    段、 この現在位置特定手段からの現在位置データと、目的地
    を示す位置データと、地図データとから、現在位置から
    目的地までの歩行経路及び現在位置からの進行方向を決
    定する進行方向決定手段、 前記履物の底部に備えられた振動手段であって、少なく
    とも、進行方向の前、後、右、左の4つの方向をユーザ
    ーに指示することができる振動手段、及び、 前記進行方向決定手段からの信号に基づいて、現在位置
    からの進行方向を指示するように前記振動手段を制御す
    る振動制御手段、を含むことを特徴とする携帯型安全シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 靴などの履物、 この履物の前方又は周囲の障害物の有無を検出する障害
    物検出手段、 前記履物の底部に備えられた振動手段であって、ユーザ
    ーに対して振動により障害物の存在及びその存在の方向
    を知らせるための振動手段、及び、 前記障害物検出手段からの信号に基づいて、前記振動手
    段を制御する振動制御手段、 を含むことを特徴とする携帯型安全システム。
  5. 【請求項5】 靴などの履物、 この履物のユーザーの現在位置の座標データを求めるた
    めの現在位置特定手段、 この履物のユーザーにとって安全な領域の範囲内と範囲
    外とを区別するための位置座標データを記録する安全領
    域範囲記録手段、及び、 前記現在位置特定手段により求められた現在位置が前記
    安全領域範囲外であるとき、その現在位置データを予め
    決められた相手先に無線送信するための無線送信手段、
    を含むことを特徴とする携帯型安全システム。
  6. 【請求項6】 戸外に居るユーザーの現在位置の座標デ
    ータを求めるための現在位置特定手段、 このユーザーにとって安全な領域の範囲内と範囲外とを
    区別するための位置座標データを記録する安全領域範囲
    記録手段、及び、 前記現在位置特定手段により求められた現在位置が前記
    安全領域範囲外であるとき、その現在位置データを予め
    決められた相手先に無線送信するための無線送信手段、
    を含むことを特徴とする、ユーザーが携帯して又は身体
    に装着して使用する携帯型安全システム。
  7. 【請求項7】 戸外に居るユーザーの現在位置の座標デ
    ータを求めるための現在位置特定手段、 このユーザーにとって安全な領域の範囲内と範囲外とを
    区別するための位置座標データを記録する安全領域範囲
    記録手段、及び、 前記現在位置特定手段により求められた現在位置が前記
    安全領域範囲の内から外に移動したとき、その現在位置
    データを予め決められた相手先に無線送信するための無
    線送信手段、を含むことを特徴とする、ユーザーが携帯
    して又は身体に装着して使用する携帯型安全システム。
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JP9-367997 1997-12-31
JP9-37003 1997-12-31
JP9-247645 1997-12-31
JP36799797 1997-12-31
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