JPH08179596A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08179596A
JPH08179596A JP6321976A JP32197694A JPH08179596A JP H08179596 A JPH08179596 A JP H08179596A JP 6321976 A JP6321976 A JP 6321976A JP 32197694 A JP32197694 A JP 32197694A JP H08179596 A JPH08179596 A JP H08179596A
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JP
Japan
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type exposure
deflection scanning
photoconductor
line type
unit
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Application number
JP6321976A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Fujiwara
宏 藤原
Tomoyuki Yoshida
知行 吉田
Takashi Goto
隆 後藤
Toshiki Yamashita
敏樹 山下
Shigeru Watanabe
滋 渡邊
Shinji Kobayashi
真治 小林
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検印等の印鑑やマル秘等のワンポイント的な
画像を書き込むライン型露光ユニットの主走査方向の長
さを短くしてコストダウンを図る。 【構成】 1色目の画像を書き込む偏向走査型露光手段
とともに併用されて2色目の画像を書き込むライン型露
光ユニット12の書き込み範囲を、偏向走査型露光手段
の偏向走査露光幅より短くし、ライン型露光ユニット1
2を偏向走査型露光手段の偏向走査方向に移動させる移
動手段39を設け、ライン型露光ユニット12を偏向走
査型露光手段の偏向走査方向に移動させて、任意の位置
に2色目の画像を形成するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真プロセスに従
い2色の画像を形成するデジタル複写機、ファクシミ
リ、プリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真プロセスにより画像を
形成する画像形成装置においては、レーザ光源等を用い
ポリゴンミラーで偏向走査する偏向走査型露光手段を具
備している。近来は、安価で2色印字が可能な機種が求
められている。2色印字の場合は、フルカラー印字と異
なり、必要な情報は黒色印字に依存し、検印等の印鑑や
マル秘表示等のワンポイント的な表示を行うために黒以
外の色(例えば赤色)により印字している。このような
2色目の印字は精緻な画像を期待しているわけではない
ので、1色目の静電潜像を偏向走査型露光手段により感
光体に書き込み、比較的小型で安価なライン型露光ユニ
ットにより2色目の静電潜像を感光体に形成するように
した画像形成装置がある。このような画像形成装置の一
例としては、特開平5−309877号公報に記載され
ているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】偏向走査型露光手段と
ライン型露光ユニットとを併用した2色印字可能な従来
の画像形成装置においては、偏向走査型露光手段の感光
体上での偏向走査露光幅と同等の書き込み範囲を有する
全長の長いライン型露光ユニットが用いられている。こ
のようなライン型露光ユニットは、主に検印やマル秘表
示等のワンポイント的な表示を行うことを目的とするた
め、全域を用いることは殆どなく、多用される部分は僅
かな一部である。ライン型露光ユニットと言えども全長
が長くなるとコストは著しく高くなり、ユーザーに負担
を強いている実情である。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
回転自在な感光体と、この感光体の外周に対向配置され
た帯電手段と、発光源から照射されたビーム光を前記感
光体に向け偏向走査する偏向走査型露光手段と、この偏
向走査型露光手段により前記感光体の外周面に形成され
た静電潜像を現像する第1の現像手段と、前記偏向走査
型露光手段の前記感光体上における偏向走査露光幅より
短い書き込み範囲に定められて前記感光体の外周におけ
る前記偏向走査型露光手段のビーム照射位置とは異なる
位置に対向配置されたライン型露光ユニットと、このラ
イン型露光ユニットにより前記感光体の外周面に形成さ
れた静電潜像を現像する第2の現像手段と、前記ライン
型露光ユニットを前記偏向走査型露光手段の偏向走査方
向に移動させる移動手段とにより構成した画像形成装置
である。
【0005】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、ライン型露光ユニットの書き込み範囲を偏
向走査型露光手段の感光体上における偏向走査露光幅の
略3分の1に定め、偏向走査型露光手段の感光体上にお
ける偏向走査露光領域を3つの分割領域に分割し、ライ
ン型露光ユニットの位置を検出する位置検出手段を有し
てこの位置検出手段の検出結果に基づいて前記ライン型
露光ユニットを前記分割領域の何れかに移動させる移動
手段を設けた画像形成装置である。
【0006】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、ライン型露光ユニットの移動量を検出する
移動量検出手段を有してこの移動量検出手段の検出結果
に基づいて前記ライン型露光ユニットを任意の位置に移
動させる移動手段を設けた画像形成装置である。
【0007】請求項4記載の発明は、回転自在な感光体
と、この感光体の外周に対向配置された帯電手段と、発
光源から照射されたビーム光を前記感光体に向け偏向走
査する偏向走査型露光手段と、この偏向走査型露光手段
により前記感光体の外周面に形成された静電潜像を現像
する第1の現像手段と、前記偏向走査型露光手段の前記
感光体上における偏向走査露光幅より短い書き込み範囲
に定められて前記感光体の外周における前記偏向走査型
露光手段のビーム照射位置とは異なる位置に対向配置さ
れたライン型露光ユニットと、このライン型露光ユニッ
トにより前記感光体の外周面に形成された静電潜像を現
像する第2の現像手段と、2色目の所望の画像データが
格納された画像データ記憶手段と、この画像データ記憶
手段に記憶された2色目の画像データをその印字位置を
選択して前記ライン型露光ユニットに出力させる印字位
置選択手段と、この印字位置選択手段により選択された
位置に対応する位置に前記ライン型露光ユニットを前記
偏向走査型露光手段の偏向走査方向に移動させる移動手
段とにより構成した画像形成装置である。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明によれば、ライン型露光ユ
ニットを移動手段で偏向走査型露光手段の偏向走査方向
に移動させることにより、書き込み範囲の短いライン型
露光ユニットを用いて任意の位置に2色目の画像を形成
することが可能となる。
【0009】請求項2記載の発明によれば、ライン型露
光ユニットを移動手段で偏向走査型露光手段の偏向走査
方向に移動させることにより、書き込み範囲が偏向走査
型露光手段の偏向走査露光幅の略3分の1程の短いライ
ン型露光ユニットを用いて任意の位置に2色目の画像を
形成することが可能となる。この場合、ライン型露光ユ
ニットの位置が位置検出手段により検出され、この位置
検出手段の検出結果に基づいてライン型露光ユニットが
3分割された分割領域の何れかに移動されるため、2色
目の画像の位置合わせ等の制御を容易にすることが可能
となる。
【0010】請求項3記載の発明によれば、ライン型露
光ユニットを移動手段で偏向走査型露光手段の偏向走査
方向に移動させることにより、書き込み範囲の短いライ
ン型露光ユニットを用いて任意の位置に2色目の画像を
形成することが可能となる。この場合、ライン型露光ユ
ニットの移動量が移動量検出手段により検出され、この
移動量検出手段の検出結果に基づいてライン型露光ユニ
ットが移動されるため、ライン型露光ユニットの書き込
み範囲の画像であれば偏向走査型露光手段の偏向走査方
向の任意位置に2色目の画像を形成することが可能とな
る。
【0011】請求項4記載の発明によれば、画像データ
記憶手段に格納されて2色目の所望の画像データの印字
位置が印字位置選択手段により選択され、この選択され
た印字位置に対応する位置にライン型露光ユニットが移
動手段によって移動された所で、ライン型露光ユニット
から2色目の画像データが出力されるため、書き込み範
囲の短いライン型露光ユニットを用いて2色目の所望の
画像を任意位置に形成することが可能となる。
【0012】
【実施例】請求項1及び2記載の発明の一実施例を図1
ないし図5に基づいて説明する。図3は本発明の実施例
として用いた2色(黒/赤)印字用のデジタル複写機の
概要を示すものである。複写機本体の上部には自動原稿
搬送装置(以下ADFと称する)1が搭載された原稿読
取装置2が配設されている。この原稿読取装置2の下部
に位置させて複写機本体内にはドラム状の感光体3を中
心とする電子写真方式のプリンタ部4が設けられてい
る。
【0013】前記原稿読取装置2は、ADF1によって
コンタクトガラス5上に搬送セットされた原稿を露光ラ
ンプ6で露光走査し、その反射光をミラー・レンズ光学
系7によりCCDラインセンサ等の固体撮像素子8に結
像させることにより、電気信号として読み取るものであ
る。
【0014】すなわち、操作部(図示せず)のテンキー
を操作してコピー枚数等の複写データを入力した後、コ
ピー釦を押下すると、コンタクトガラス5にセットされ
た原稿に対して露光走査に基づく読み取り動作が開始さ
れる。この場合、原稿はコンタクトガラス5上に直接セ
ットし、或いはADF1上に積載された原稿を1枚ずつ
搬送してコンタクトガラス5上にセットする。この読み
取りに際し、固体撮像素子8は原稿画像を黒/赤色に色
分解し、各々の色の画像情報となる電気信号に変換す
る。このように原稿読取装置2で読取られた各々の色の
画像情報は画像処理部で必要な画像処理を受けた後、前
記プリンタ部4に出力される。
【0015】プリンタ部4において、前記感光体3周り
には、帯電手段となる帯電チャージャ9と、偏向走査型
露光手段となる第1の露光装置10と、黒色トナーを用
いた第1の現像手段となる現像装置11と、ライン型露
光ユニットとなる第2の露光装置12と、赤色トナーを
用いた第2の現像手段となる現像装置13と、転写チャ
ージャ14と、クリーニング装置15とが、順に配設さ
れている。即ち、第1の露光装置10と第2の露光装置
12とは感光体3の外周面における異なる位置で潜像形
成するように配設されており、前記原稿読取装置2側で
読み取られた黒/赤色の画像情報の内、赤色用の画像情
報は一旦メモリに格納された後、黒色用の画像情報より
少し遅れたタイミングで第2の露光装置12に出力され
るようタイミング調整されている。
【0016】感光体3の外周面を帯電チャージャ9によ
り一様に帯電した後に、第1の露光装置10によって感
光体3上に形成された静電潜像は、第1の現像装置11
により黒色トナーで顕像化される。また、第2の露光装
置12によって感光体3上に形成された静電潜像は、第
2の現像装置13により赤色トナーで顕像化される。そ
して、給紙トレイ16等から給紙コロ17で給紙された
転写紙18は、レジストローラ19において一旦停止さ
れた後、感光体3上のトナー像先端と合致するようタイ
ミングをとってレジストローラ19により転写チャージ
ャ14による転写部に搬送される。なお、転写部では搬
送ベルト20によって転写紙18が搬送される。感光体
3上のトナー像が転写された転写紙18は搬送ベルト2
0により定着装置21側に搬送され、定着処理を受けた
後、適宜、排紙又は再搬送給紙される。このようにし
て、黒/赤2色の画像が形成される。
【0017】ここで、前記第1の露光装置10の構成・
動作について、図2により詳述する。この第1の露光装
置10は半導体レーザ22を発光源とするもので、この
半導体レーザ22とコリメートレンズ23とを一体に組
み立てたレーザユニット24と、副走査方向に曲率を持
たせたシリンドリカルレンズ25と、ポリゴンモータ2
6により高速回転されるポリゴンミラー27と、fθレ
ンズ28と、反射ミラー29とを、光学ケース30内に
収納させて構成されている。この光学ケース30には、
感光体3側に対してビーム光を出射するための開口(図
示せず)を閉塞する防塵ガラス31が取り付けられてい
る。また、この光学ケース30は、トナー等の浮遊物の
侵入を防止するために、その上面に取り付けられた上カ
バー(図示せず)により密閉されている。前記レーザユ
ニット24は光学ケース30の外側より取り付けられる
構造とされている。
【0018】これにより、半導体レーザ22から出射さ
れ、黒色用の画像情報により変調されたビーム光は、コ
リメートレンズ23により平行ビームに変換された後、
シリンドリカルレンズ25を介して高速回転しているポ
リゴンミラー27の各反射面に順次入射し、これらの反
射面により反射されるため、感光体3の主走査方向に偏
向走査される。この際、fθレンズ28を経ることによ
り、感光体3上で結像点が感光体軸に平行な直線上を等
速で移動するようにfθ特性が補正され、反射ミラー2
9により感光体3側に向けて偏向される。このような第
1の露光装置10による主走査に並行して感光体3自身
が副走査方向に回転するため、2次元の潜像形成がなさ
れる。
【0019】なお、ポリゴンミラー27による偏向範囲
の両端部は前記の光書込みには使用されず、この部分の
ビーム光の一部はミラー32を介して同期検知センサ3
3に入射し、主走査の露光開始位置を揃える同期信号を
得るために利用される。
【0020】次に、前記第2の露光装置12の構成・動
作について図1により説明する。この第2の露光装置1
2は、LEDアレイチップ34とIC駆動回路35とを
保持した基板36と、LEDアレイチップ34に対向す
るロッドレンズアレイ37とを、ハウジング38内に取
り付けることにより構成されている。前記LEDアレイ
チップ34は、多数の微細な発光部を形成するLEDを
感光体3の主走査(軸方向)に沿って配列させることに
より形成されている。
【0021】この場合、第2の露光装置12により形成
される2色目の画像は、前述したように検印等の印鑑や
マル秘表示等のワンポイント的な画像であり、これらの
画像の主走査方向の長さは短いため、第2の露光装置1
2の書き込み範囲、すなわち、LEDの配列幅は、感光
体3上の偏向走査露光幅に対して略3分の1に定められ
ている。これに伴い、ロッドレンズアレイ37やハウジ
ング38を含めて第2の露光装置12の全体の長さは、
感光体3の主走査方向(軸方向)の長さに対して略3分
の1の長さになる。
【0022】なお、LEDは前記IC駆動回路35にワ
イヤボンディングによって接続されている。また、これ
らのLEDアレイチップ34やIC駆動回路35は密閉
構造のハウジング38に収容されるため、トナー等によ
る汚れが防止される。
【0023】次に、図1に基づいて、前記第2の露光装
置12を前記第1の露光装置10の偏向走査方向に移動
させる移動手段39の構造及び作用について説明する。
この移動手段39は、第2の露光装置12のハウジング
38を摺動自在に保持するガイド40を感光体3と平行
に設け、このガイド40の両端近傍に、正逆回転自在の
モータ41に駆動される駆動プーリ42と従動プーリ
(図示せず)とを配設し、これらの駆動プーリ42と従
動プーリとに巻回したワイヤ43の一部をハウジング3
8に止着することにより形成されている。したがって、
モータ41を任意の方向に任意量回転させることによ
り、第2の露光装置12が感光体3の軸方向に移動す
る。
【0024】また、本実施例の移動手段39は、前記第
1の露光装置10の感光体3上での偏向走査露光領域を
3分割した分割領域の何れかに第2の露光装置12を移
動させて停止させるために、その分割領域の境界を区別
する位置検出手段である3個のセンサ44がガイド40
に固定されている。これらのセンサ44は第2の露光装
置12のハウジング38が有する遮光片45を検出する
透過型のフォトインタラプタが用いられている。したが
って、各センサ44の検出信号を取り込むことにより、
第2の露光装置12が分割領域の何れに位置するのかを
判別し、書き込む画像データの位置に応じてモータ41
の回転方向及び回転角を指定することにより、第2の露
光装置12が任意の分割位置に移動する。
【0025】次に、図4に本実施例で用いた2色(黒/
赤)用のデジタル複写機の電気的なシステム構造図を示
し、その動作について詳述する。前記原稿読取装置2の
原稿読取部46と画像処理部47と前記プリンタ部4と
は、順次接続されているとともにバスラインを介してシ
ステムコントローラ48に接続されている。このシステ
ムコントローラ48は、原稿読取部46やプリンタ部4
に対してスタート信号や同期信号や倍率指定信号を送出
し、さらに、各モジュールからの異常信号や、wai
t,ready,busy,stop等の動作状態ステ
イタス信号によりシステム全体の制御を行う。
【0026】前記システムコントローラ48に接続され
た操作部49は、図5に示すように、動作モード等を示
す手段としての液晶ディスプレイ50と、操作情報を入
力するためのテンキー或いはタッチパネルによる複数の
入力部51とを具備し、これらの入力部51から入力さ
れたプリント枚数や倍率やプリントスタート等の操作情
報をシステムコントローラ48に入力する。また、液晶
ディスプレイ50の表示内容はシステムコントローラ4
8からの情報により切り替えられる。
【0027】前記原稿読取部46には、前記システムコ
ントローラ48から送られてきたプリントスタート信号
により指定された倍率に対応する走査速度で原稿を走査
した画像情報に対応する光を通すR(赤),G(緑),
B(青)のフィルタ52R,52G,52Bと、これら
のフィルタ52R,52G,52Bを通して入射された
光を電気信号に変換する3個の固体撮像素子(CCDイ
メージセンサ)8とが設けられている。これらの固体撮
像素子8の出力側にR,G,Bの各色毎に設けられた3
個のA/D変換器53が接続され、これらのA/D変換
器53の出力側にはシェーディング補正回路54とバッ
ファメモリ55とが順次接続されているる。この構成で
は、固体撮像素子8で読み取られた画像情報はA/D変
換器53によりデジタルの画像データに変換され、シェ
ーディング補正をした後に一旦バッファメモリ55に記
憶される。このバッファメモリ55によって、同期した
各色の画像データが次段の画像処理部47に出力され
る。
【0028】この画像処理部47には、原稿読取部46
から送られてきた画像データの階調性を感光体3や第
1、第2の現像装置11,13の特性に合わせて変更す
るγ補正回路56が設けられている。このγ補正回路5
6は、システムコントローラ48からの情報により、
“黒モード”と“赤モード”と“黒/赤モード”との3
つのモードでそれぞれ補正処理が切り替わる。このγ補
正回路56の出力データは黒分離・色生成回路57に送
られる。この黒分離・色生成回路57はシステムコント
ローラ48からの情報(前述した3つのモード情報)に
従い、第1の露光装置10で書き込む黒の画像データと
第2の露光装置12で書き込む赤の画像データとを生成
し、階調処理回路58に出力する。階調処理回路58
は、システムコントローラ48からの情報により基づ
き、第1、第2の現像装置11,13の特性に合わせた
階調補正処理を行う。
【0029】ここでのシステムコントローラ48の情報
とは、画像処理モードとして、例えば、“文字モー
ド”,“写真モード”,“文字/写真モード”,“変倍
率”等が挙げられる。階調処理回路58から出力される
ビデオデータはフレームメモリ59に一旦記憶される。
メモリーコントロール回路60はフレームメモリ59と
ROM61とに接続され、フレームメモリ59とROM
61とから画像データを読み出し、黒の画像データをプ
リンタ部4に出力し、赤の画像データはバッファメモリ
62を介してプリンタ部4に出力する。この場合、バッ
ファメモリ62は、第1、第2の露光装置10,12の
書き込み位置の間隔分だけ赤の画像データの出力を遅ら
せるために一旦記憶してからタイミングをとってプリン
タ部4に出力する。
【0030】プリンタ部4において、レーザドライバ6
3は画像処理部47から送られてくる黒色の画像データ
に基づいて第1の露光装置10を駆動し、感光体3の外
周に黒トナーで現像される静電潜像を書き込み、LED
アレイドライバ64は、画像処理部47から送られてく
る赤色の画像データに基づいて第2の露光装置12を駆
動し、感光体3の外周に赤トナーで現像される静電潜像
を書き込みむ。このときに、レーザドライバ63とLE
Dアレイドライバ64とは、システムコントローラ48
からの情報に基づき、第1、第2の露光装置10,11
の駆動方法を切り替える。すなわち、第1の露光装置1
0の場合は、複数のビームスポットで1ドットを形成す
るため1ドット多値書き込みであり、第2の露光装置1
0の場合は、1スポットで1ドットを形成するため1ド
ット2値書き込みである。
【0031】以上のように、第2の露光装置12による
赤の画像データの書き込みに際しては、書き込む画像デ
ータの位置に対応させて、図1に示した移動手段39で
第2の露光装置12を任意の位置に移動させることによ
り、第1の露光手段10の偏向走査露光幅の3分の1の
書き込み範囲の第2の露光装置12で、検印等の印鑑や
マル秘表示等のワンポイント的な画像を印字することが
できる。これは請求項1記載の発明に対応する効果であ
る。
【0032】この場合、第2の露光装置12の位置が3
つのセンサ44の何れかにより検出され、そのセンサ4
4の検出信号に基づいて第2の露光装置12が3分割さ
れた分割領域の何れかに移動されるため、2色目の画像
の位置合わせ等の制御を容易にすることが可能となる。
これは請求項2に対応する効果である。
【0033】次いで、請求項3記載の発明の一実施例を
図6に基づいて説明する。前記実施例と同一部分は同一
符号を用い説明も省略する(以下同様)。本実施例にお
いて第2の露光装置12を移動させる移動手段65は、
第2の露光装置12のハウジング38を摺動自在に保持
するガイド40を感光体3と平行に設け、このガイド4
0の両端近傍に、ステッピングモータ66に駆動される
駆動プーリ42と従動プーリ(図示せず)とを配設し、
これらの駆動プーリ42と従動プーリとに巻回したワイ
ヤ43の一部をハウジング38に止着し、第2の露光装
置12がホームポジションに達したときに、そのハウジ
ング38の遮光片45を検出するホームポジションセン
サ67をガイド40に固定することにより形成されてい
る。
【0034】このような構成において、第2の露光装置
12のホームポジションから、感光体3における赤の画
像データの書き込み位置に対応するパルスを設定し、シ
ステムコントローラ48の制御により赤の画像データの
書き込み位置に対応する駆動パルスをステッピングモー
タ66に与えることにより、第2の露光装置12を移動
手段65で所望の位置に移動させることができる。これ
により、書き込み範囲の短い第2の露光装置12を用い
て任意の位置に赤の画像を形成することが可能となる。
この場合、与えられた駆動パルス分だけステッピングモ
ータ66が回転することにより、第2の露光装置12の
移動量が検出され、与えられた駆動パルス分だけ第2の
露光装置12が移動する。これにより、第2の露光装置
12の書き込み範囲の画像であれば任意の位置に赤の画
像を画像を形成することができる。
【0035】この場合、ステッピングモータ66は第2
の露光装置12の移動量を検出する移動量検出手段とし
ての機能をも有する。もちろん、ステッピングモータ6
6に代えて正逆回転自在のモータ41(図1参照)を用
い、このモータ41の回転軸に移動量検出手段としての
エンコーダを設け、このエンコーダから入力されるパル
ス数をもって第2の露光装置12の移動量を検出するよ
うにしてもよい。
【0036】さらに、請求項4記載の発明の一実施例を
図4及び図7に基づいて説明する。本実施例において
は、図4において、ROM61は、検印等の印鑑やマル
秘等のワンポイント的な画像データや、網掛けパターン
等の画像データをコード化して格納する画像データ記憶
手段としての機能を有する。メモリコントロール回路6
0は、システムコントローラ48からの情報により、フ
レームメモリ59から読み出す画像データにROM61
の画像データを付加したり、フレームメモリ59の画像
データをミラー処理、斜体、影つけ、ダブルコピー、回
転等の加工を施したり、画像データの読み出し時のタイ
ミングを変更したりすることが可能である。また、シス
テムコントローラ48は、メモリコントロール回路60
を介してフレームメモリ59内の画像データの情報を得
ることができる。例えば、第2の露光装置12によって
書き込むべき赤の画像データの領域を判定し、図1の移
動手段39又は図6の移動手段65の動作を制御して、
第2の露光装置12を所定の位置に移動させることが可
能である。
【0037】さらに、本発明では、前記ROM61にコ
ード化されている画像データの印字位置を選択して第2
の露光装置12に出力させるための印字位置選択手段が
設けられている。この例では、前述した操作部49の液
晶ディスプレイ50に印字位置選択表示画面68を呼び
出し(図7参照)、この印字位置表示画面68により定
められた(1)ないし(9)の領域をタッチ操作するこ
とにより印字位置選択手段が実現される。図7は、RO
M61から、CONFIDENTIAL なる画像データを液晶ディ
スプレイ50上に呼び出し、これを(4)の領域に指定
した例である。
【0038】このように、印字位置を指定すると、移動
手段39又は65がシステムコントローラ48に制御さ
れながら駆動され、第2の露光装置12が移動される。
そして、第2の露光装置12が指定された位置に移動し
た所で、第2の露光装置12から2色目の画像データが
出力されるため、書き込み範囲の短い第2の露光装置1
2を用いて2色目の所望の画像を任意位置に形成するこ
とができる。
【0039】これまでの実施例において、原稿読取装置
2を具備した画像形成装置(デジタル複写機)を例とし
て説明したが、本発明は原稿読取装置2を具備しない画
像形成装置にも適用し得るものである。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、1色目の画像を
書き込む偏向走査型露光手段とともに併用されて2色目
の画像を書き込むライン型露光ユニットの書き込み範囲
を、偏向走査型露光手段の偏向走査露光幅より短くし、
前記ライン型露光ユニットを前記偏向走査型露光手段の
偏向走査方向に移動させる移動手段を設けたので、ライ
ン型露光ユニットを偏向走査型露光手段の偏向走査方向
に移動させて、任意の位置に2色目の画像を形成するこ
とができる。また、検印等の印鑑やマル秘等のワンポイ
ント的な画像の主走査方向の長さ程度にライン型露光ユ
ニットの長さを短くすることができるため、コストダウ
ンを図ることができる。
【0041】請求項2記載の発明は、ライン型露光ユニ
ットの書き込み範囲を偏向走査型露光手段の感光体上に
おける偏向走査露光幅の略3分の1に定め、前記偏向走
査型露光手段の感光体上における偏向走査露光領域を3
つの分割領域に分割し、前記ライン型露光ユニットの位
置を検出する位置検出手段を有してこの位置検出手段の
検出結果に基づいて前記ライン型露光ユニットを前記分
割領域の何れかに移動させる移動手段を設けたので、ラ
イン型露光ユニットを移動手段で偏向走査型露光手段の
偏向走査方向に移動させることにより、書き込み範囲が
偏向走査型露光手段の偏向走査露光幅の略3分の1程の
短いライン型露光ユニットを用いて任意の位置に2色目
の画像を形成することができる。この場合、ライン型露
光ユニットの位置が位置検出手段により検出され、この
位置検出手段の検出結果に基づいてライン型露光ユニッ
トが3分割された分割領域の何れかに移動されるため、
2色目の画像の位置合わせ等の制御を容易にすることが
できる。
【0042】請求項3記載の発明は、ライン型露光ユニ
ットの移動量を検出する移動量検出手段を有してこの移
動量検出手段の検出結果に基づいて前記ライン型露光ユ
ニットを任意の位置に移動させる移動手段を設けたの
で、ライン型露光ユニットを移動手段で偏向走査型露光
手段の偏向走査方向に移動させることにより、書き込み
範囲の短いライン型露光ユニットを用いて任意の位置に
2色目の画像を形成することが可能となる。この場合、
ライン型露光ユニットの移動量が移動量検出手段により
検出され、この移動量検出手段の検出結果に基づいてラ
イン型露光ユニットを移動されるため、ライン型露光ユ
ニットの書き込み範囲の範囲の画像であれば偏向走査型
露光手段の偏向走査方向の任意位置に2色目の画像を形
成することができる。
【0043】請求項4記載の発明は、1色目の画像を書
き込む偏向走査型露光手段とともに併用されて2色目の
画像を書き込むライン型露光ユニットの短い書き込み範
囲を、偏向走査型露光手段の偏向走査露光幅より短く
し、2色目の所望の画像データが格納された画像データ
記憶手段と、この画像データ記憶手段に記憶された2色
目の画像データをその印字位置を選択して前記ライン型
露光ユニットに出力させる印字位置選択手段と、この印
字位置選択手段により選択された位置に対応する位置に
前記ライン型露光ユニットを前記偏向走査型露光手段の
偏向走査方向に移動させる移動手段とを設けたので、画
像データ記憶手段に格納された2色目の所望の画像デー
タの印字位置を印字位置選択手段により選択しライン型
露光ユニットを移動手段によって所望の位置に移動させ
た所で、ライン型露光ユニットから2色目の画像データ
を出力させることができ、これにより、書き込み範囲の
短いライン型露光ユニットを用いて2色目の所望の画像
を任意位置に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び2記載の発明の一実施例における
ライン型露光ユニット及び移動手段を示す一部を切欠し
た斜視図である。
【図2】偏向走査型露光手段を示す斜視図である。
【図3】2色印字用のデジタル複写機を示す縦断正面図
である。
【図4】デジタル複写機の電気的なシステムを示すブロ
ック図である。
【図5】操作部の平面図である。
【図6】請求項3記載の発明の一実施例におけるライン
型露光ユニット及び移動手段を示す一部を切欠した斜視
図である。
【図7】請求項4記載の発明の一実施例における操作部
の表示状態を示す平面図である。
【符号の説明】
3 感光体 9 帯電手段 10 偏向走査型露光手段 11 第1の現像手段 12 ライン型露光ユニット 13 第2の現像手段 39 移動手段 44 位置検出手段 66 移動量検出手段 61 画像データ記憶手段 65 移動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 敏樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 渡邊 滋 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小林 真治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在な感光体と、この感光体の外周
    に対向配置された帯電手段と、発光源から照射されたビ
    ーム光を前記感光体に向け偏向走査する偏向走査型露光
    手段と、この偏向走査型露光手段により前記感光体の外
    周面に形成された静電潜像を現像する第1の現像手段
    と、前記偏向走査型露光手段の前記感光体上における偏
    向走査露光幅より短い書き込み範囲に定められて前記感
    光体の外周における前記偏向走査型露光手段のビーム照
    射位置とは異なる位置に対向配置されたライン型露光ユ
    ニットと、このライン型露光ユニットにより前記感光体
    の外周面に形成された静電潜像を現像する第2の現像手
    段と、前記ライン型露光ユニットを前記偏向走査型露光
    手段の偏向走査方向に移動させる移動手段とよりなるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 ライン型露光ユニットの書き込み範囲を
    偏向走査型露光手段の感光体上における偏向走査露光幅
    の略3分の1に定め、前記偏向走査型露光手段の感光体
    上における偏向走査露光領域を3つの分割領域に分割
    し、前記ライン型露光ユニットの位置を検出する位置検
    出手段を有してこの位置検出手段の検出結果に基づいて
    前記ライン型露光ユニットを前記分割領域の何れかに移
    動させる移動手段を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 ライン型露光ユニットの移動量を検出す
    る移動量検出手段を有してこの移動量検出手段の検出結
    果に基づいて前記ライン型露光ユニットを任意の位置に
    移動させる移動手段を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 回転自在な感光体と、この感光体の外周
    に対向配置された帯電手段と、発光源から照射されたビ
    ーム光を前記感光体に向け偏向走査する偏向走査型露光
    手段と、この偏向走査型露光手段により前記感光体の外
    周面に形成された静電潜像を現像する第1の現像手段
    と、前記偏向走査型露光手段の前記感光体上における偏
    向走査露光幅より短い書き込み範囲に定められて前記感
    光体の外周における前記偏向走査型露光手段のビーム照
    射位置とは異なる位置に対向配置されたライン型露光ユ
    ニットと、このライン型露光ユニットにより前記感光体
    の外周面に形成された静電潜像を現像する第2の現像手
    段と、2色目の所望の画像データが格納された画像デー
    タ記憶手段と、この画像データ記憶手段に記憶された2
    色目の画像データをその印字位置を選択して前記ライン
    型露光ユニットに出力させる印字位置選択手段と、この
    印字位置選択手段により選択された位置に対応する位置
    に前記ライン型露光ユニットを前記偏向走査型露光手段
    の偏向走査方向に移動させる移動手段とよりなることを
    特徴とする画像形成装置。
JP6321976A 1994-12-26 1994-12-26 画像形成装置 Pending JPH08179596A (ja)

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