JPH08178462A - 熱交換器及び吸着式冷凍装置 - Google Patents

熱交換器及び吸着式冷凍装置

Info

Publication number
JPH08178462A
JPH08178462A JP6328193A JP32819394A JPH08178462A JP H08178462 A JPH08178462 A JP H08178462A JP 6328193 A JP6328193 A JP 6328193A JP 32819394 A JP32819394 A JP 32819394A JP H08178462 A JPH08178462 A JP H08178462A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
adsorbent
heat exchanger
heat exchange
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6328193A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3404947B2 (ja
Inventor
Seiji Inoue
誠司 井上
Koji Tanaka
公司 田中
Yoshiaki Tanaka
攻明 田中
Shin Honda
伸 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP32819394A priority Critical patent/JP3404947B2/ja
Publication of JPH08178462A publication Critical patent/JPH08178462A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3404947B2 publication Critical patent/JP3404947B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

Landscapes

  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸着剤の加熱,冷却を効率的に行うと共に、
被吸着物の吸着,脱離を効率的に行う。 【構成】 ケース内に、シリカゲル等の吸着剤Sを収容
し、熱交換流体流路15を設ける。熱交換流体流路15
を、ヘッダ16,17間に掛渡され吸着剤S内に埋没さ
れるチューブ18、流体入口部20及び流体出口部21
から構成する。さらに、出入口4に連続し熱交換部19
の内部まで入り込む導入路22を設ける。導入路22
を、ヘッダ部23、多数個の小孔24aを有する3本の
延出部24から構成する。チューブ18と延出部24と
の間にフィン25を設ける。熱交換流体流路15に加熱
流体が供給されると、吸着剤Sが冷媒を脱離して導入路
22を通して凝縮器に向けて放出する。熱交換流体流路
15に冷却流体が供給されると、蒸発器からの冷媒を、
導入路22を通して吸着剤Sが吸着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸着剤により水などの
冷媒を吸着,脱離させることを利用した冷凍装置に好適
する熱交換器及び吸着式冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば冷蔵庫や家庭用エアコン,カーエ
アコン等に用いられる冷凍装置として、水などを冷媒と
した吸着式冷凍装置が知られている。これは、シリカゲ
ル,ゼオライト等の吸着剤が、冷却状態にあっては気体
冷媒の吸着が促進され、加熱状態にあっては吸着してい
た冷媒を脱離させることを利用したものである。
【0003】この種の吸着式冷凍装置は、例えば密閉容
器内に吸着剤を充填すると共に、その吸着剤を加熱ある
いは冷却するための液体流路(パイプ)を添設して構成
される熱交換器を2組備えて構成されている。そして、
それら熱交換器の密閉容器に形成された出入口に、凝縮
器の入口及び蒸発器の出口が切替可能に接続されてい
る。また、凝縮器の出口側が蒸発器の入口側に接続され
ており、凝縮器にて液化された液体冷媒が蒸発器に供給
されるようになっている。
【0004】これにて、吸着剤が冷却状態とされた一方
の熱交換器によって、蒸発器により気化された冷媒(水
蒸気)が吸着され、吸着剤が加熱状態とされた他方の熱
交換器によって、吸着剤が吸着していた冷媒が脱離され
て凝縮器に向けて放出されることにより、冷媒の移動が
行われる。そして、2個の熱交換器の吸着,脱離の行程
が交互に切替えられることにより、連続的な冷却運転が
実行されるのである。なお、このような吸着式冷凍装置
にあっては、例えば特開平3−199864号公報に示
されるように、吸脱着器内にて吸着剤を循環させる方式
のものも考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の吸
着式冷凍装置においては、冷却性能を向上させるため
に、熱交換器における吸着剤の加熱,冷却の効率の向上
と、熱交換器における冷媒の吸着,脱離の効率の向上と
が望まれるのである。ところが、従来の熱交換器では、
冷媒の吸着が、主として吸着剤の表層部分(出入口の近
傍)で行われる構造であったため、吸着剤による冷媒の
吸着,脱離を十分効率的に行うことができない不具合が
あった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その一の目的は、吸着剤の加熱,冷却を効率的に行
うことができると共に、被吸着物の吸着,脱離を効率的
に行うことができる熱交換器を提供するにある。また、
本発明の他の目的は、吸着剤を収容した熱交換器を用い
た冷凍装置にあって、冷却性能の向上を図ることができ
る吸着式冷凍装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の熱交
換器は、吸着剤を収容すると共にその吸着剤中に埋没す
るように複数本が配置されたあるいは蛇行状に折曲され
た熱交換流体流路を設けてなる熱交換部と、この熱交換
部に被吸着物を流通させるための出入口とを備え、前記
熱交換流体流路に冷却流体を供給することにより、被吸
着物を前記吸着剤に吸着させる、又は、該熱交換流体流
路に加熱流体を供給することにより、前記吸着剤に吸着
されていた被吸着物を脱離させるようにしたものであっ
て、基端部が前記出入口に連続すると共に、先端側が前
記熱交換部の内部まで入り込んで複数箇所で開口する導
入路を設けたところに特徴を有する。この場合、前記導
入路を、その先端側が並列配置された複数本の熱交換流
体流路同士間に入り込むように設けることができる(請
求項2の発明)。
【0008】そして、本発明の請求項3の吸着式冷凍装
置は、冷媒を液化する凝縮器と、この凝縮器からの液体
冷媒が供給され外部との間で熱交換を行う蒸発器と、請
求項1又は2記載の複数個の熱交換器と、これら各熱交
換器の出入口に対して前記凝縮器又は蒸発器のいずれか
を切替可能に流通させる接続手段と、前記各熱交換器の
熱交換流体流路に対して加熱流体又は冷却流体のいずれ
かを切替可能に供給する熱交換流体供給手段と、前記一
の熱交換器の出入口と前記蒸発器との流通状態でその熱
交換器の熱交換流体流路に冷却流体を供給させると共
に、他の熱交換器の出入口と前記凝縮器との流通状態で
その熱交換器の熱交換流体流路に加熱流体を供給させる
運転制御手段とを具備する構成に特徴を有する。
【0009】また、本発明の請求項4の吸着式冷凍装置
は、冷媒を液化する凝縮器と、この凝縮器からの液体冷
媒が供給され外部との間で熱交換を行う蒸発器と、この
蒸発器からの気体冷媒を吸着すると共に前記凝縮器に向
けて冷媒を脱離する吸脱着器とを備えるものであって、
前記吸脱着器を、循環手段によって前記吸着剤が循環さ
れる吸着剤循環路と、この吸着剤循環路の途中部に請求
項1又は2記載の熱交換器を設けることにより形成され
被吸着物としての前記冷媒を吸着する冷媒吸着部と、こ
の冷媒吸着部の熱交換器の熱交換流体流路に冷却流体を
供給する冷却流体供給手段と、前記冷媒吸着部の熱交換
器の出入口と前記蒸発器とを接続する吸入路と、前記吸
着剤循環路の途中部に請求項1又は2記載の熱交換器を
設けることにより形成され被吸着物としての冷媒を脱離
する冷媒脱離部と、この冷媒脱離部の熱交換器の熱交換
流体流路に加熱流体を供給する加熱流体供給手段と、前
記冷媒脱離部の熱交換器の出入口と前記凝縮器とを接続
する放出路とを具備して構成したところに特徴を有する
ものである。
【0010】
【作用及び発明の効果】本発明の請求項1の熱交換器に
よれば、熱交換部において、吸着剤中に埋没するように
設けられた熱交換流体流路に、冷却流体が供給されるこ
とにより、吸着剤が冷却され、被吸着物の吸着が促進さ
れる。また、熱交換流体流路に、加熱流体が供給される
ことにより、吸着剤に吸着されていた被吸着物が脱離さ
れ、吸着剤の吸着能力が再生される。
【0011】このとき、熱交換流体流路は、吸着剤中に
埋没すると共に、複数本が配置されるあるいは蛇行状に
折曲されているので、吸着剤の加熱又は冷却が広範囲に
おいて行われ、効率の良い加熱又は冷却が行われる。ま
た、被吸着物が吸着剤に吸着される際には、被吸着物
は、出入口から導入路を通り、熱交換部の内部に配置さ
れた複数箇所の開口を通って吸着剤に至るので、吸着剤
の表層部分だけでなく内部でも十分な吸着が行われる。
一方、被吸着物が吸着剤から脱離される際にも、同様に
熱交換部の内部に配置された導入路の複数箇所の開口を
通って放出されるので、吸着剤の表層部分だけでなく内
部からも十分な脱離が行われる。
【0012】従って、請求項1の熱交換器によれば、吸
着剤の加熱,冷却を効率的に行うことができると共に、
被吸着物の吸着,脱離を効率的に行うことができるとい
う優れた実用的効果を得ることができるものである。
【0013】この場合、前記導入路を、その先端側が並
列配置された複数本の熱交換流体流路同士間に入り込む
ように設ければ(請求項2の熱交換器)、熱交換流体流
路と導入路が交互に配置され、導入路の開口が熱交換流
体流路同士間の吸着剤部分に位置されるようになるの
で、被吸着物の吸着,脱離をより一層効率的に行うこと
ができるものである。
【0014】本発明の請求項3の吸着式冷凍装置によれ
ば、凝縮器によって液化された冷媒が蒸発器に供給さ
れ、この蒸発器にて外部との熱交換により気化し、外気
を冷却する。そして、蒸発器にて気化された被吸着物と
しての気体冷媒は、接続手段を介して一の熱交換器の出
入口から熱交換部に流入され、熱交換流体供給手段によ
って熱交換流体流路に冷却流体が供給されることにより
冷却状態とされた吸着剤に吸着される。一方、他の熱交
換器においては、熱交換流体供給手段によって熱交換流
体流路に加熱流体が供給されることにより加熱状態とさ
れた吸着剤から、被吸着物である冷媒が脱離され、出入
口から接続手段を介して凝縮器に向けて放出され、もっ
て、吸着剤の吸着能力が再生される。
【0015】このとき、各熱交換器としては、上記した
請求項1又は2の熱交換器が採用されているので、各熱
交換器における吸着剤の加熱,冷却を効率的に行うこと
ができると共に、冷媒の吸着,脱離を効率的に行うこと
ができる。この結果、請求項3の吸着式冷凍装置によれ
ば、吸着剤を収容した熱交換器を用いた冷凍装置にあっ
て、冷却性能の向上を図ることができるという優れた効
果を得ることができるものである。
【0016】本発明の請求項4の吸着式冷凍装置によれ
ば、凝縮器によって液化された冷媒が蒸発器に供給さ
れ、この蒸発器にて外部との熱交換により気化し、外気
を冷却する。そして、蒸発器にて気化された被吸着物と
しての気体冷媒は、吸入路を通って吸脱着器の冷媒吸着
部に吸入され、熱交換器において、冷却流体供給手段に
よって熱交換流体流路に冷却流体が供給されることによ
り冷却状態とされた吸着剤に吸着される。一方、吸脱着
器の冷媒脱離部にあっては、熱交換器において、加熱流
体供給手段によって熱交換流体流路に加熱流体が供給さ
れることにより加熱状態とされた吸着剤から冷媒が脱離
され、放出路を通して凝縮器に向けて放出される。
【0017】ここで、吸着剤は、所定の冷媒を吸着する
と吸着能力が低下し、冷媒を脱離させることにより吸着
能力が再生されるのであるが、吸脱着器においては、吸
着剤が、循環手段によって吸着剤循環路を循環されるの
で、冷媒吸着部にて冷媒を吸着した吸着剤が、循環によ
って冷媒脱離部に至り、冷媒を脱離させた後、再び冷媒
吸着部に至るという循環が繰返される。
【0018】このとき、各熱交換器としては、上記した
請求項1又は2の熱交換器が採用されているので、各熱
交換器における吸着剤の加熱,冷却を効率的に行うこと
ができると共に、冷媒の吸着,脱離を効率的に行うこと
ができる。この結果、請求項4の吸着式冷凍装置によれ
ば、請求項3と同様に、吸着剤を収容した熱交換器を用
いた冷凍装置にあって、冷却性能の向上を図ることがで
きるという優れた効果を奏するものである。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。 (1)第1の実施例 まず、本発明の第1の実施例(請求項1,2,3に対
応)について、図1ないし図3を参照して述べる。図3
は、本実施例に係る吸着式冷凍装置1の全体構成を示し
ている。この吸着式冷凍装置1は、詳しくは後述するよ
うに、2個の熱交換器2,3(第1の熱交換器2及び第
2の熱交換器3と称して区別する)を備えている。
【0020】前記第1及び第2の熱交換器2及び3は、
夫々冷媒の出入口4及び5を有しており、これら出入口
4及び5は、接続手段として機能する入口側三方切換弁
6及び出口側三方切換弁7に接続されている。即ち、前
記入口側三方切換弁6は、1個の入口に対して2個の出
口を切替えるように構成され、前記出口側三方切換弁7
は、1個の出口に対して2個の入口を切替えるように構
成されている。前記出入口4は、入口側三方切換弁6の
一方の出口及び出口側三方切換弁7の一方の入口の双方
に接続され、また、前記出入口5は、入口側三方切換弁
6の他方の出口及び出口側三方切換弁7の他方の入口の
双方に接続されている。
【0021】さらに、前記出口側三方切換弁7の出口と
入口側三方切換弁6の入口との間には、冷媒を液化する
凝縮器8,冷媒の気液分離及び液体冷媒の一時貯留を行
うレシーバ9,液体冷媒を送るポンプ10、及び液体冷
媒を気化させて外気との熱交、換を行う蒸発器11が、
冷媒管路12(太線で示す)によってその順に直列に接
続されており、もって冷媒回路13が構成されている。
この冷媒回路13内には、所要量の冷媒(例えば水)が
封入されている。
【0022】さて、本実施例に係る熱交換器2,3につ
いて、図1及び図2も参照して詳述する。尚、これら熱
交換器2,3は同等の構成を備えているので、第1の熱
交換器2を代表させて説明する。この熱交換器2は、図
2に示すように、左右両面が開口した薄形矩形箱状のケ
ース14(図2に一部破断して示す)内に、例えばシリ
カゲル,ゼオライト,活性炭,活性アルミナ等の粉粒体
状の吸着剤S(図1参照)をほぼ密に収容すると共に、
熱交換流体流路15を設けて構成され、全体として薄形
矩形ブロック状をなしている。
【0023】尚、前記吸着剤Sは、周知のように、冷却
状態において冷媒(例えば水蒸気)を高能力で吸着し、
また、冷媒の吸着に伴い吸着能力が次第に低下するが、
加熱状態とされることにより、吸着していた冷媒を脱離
して吸着能力が再生されるという性質を有している。
【0024】前記熱交換流体流路15は、一対のヘッダ
16,17間に掛渡すように、複数本この場合4本のチ
ューブ18を並列配置して接続して構成されている。前
記チューブ18は、縦方向に偏平な形状とされている。
前記ヘッダ16,17は、前記ケース14の左右の開口
部を夫々閉塞し、前記4本のチューブ18が、吸着剤S
内に埋没された如き状態とされるようになっており、も
ってケース14内に熱交換部19が形成されているので
ある。
【0025】また、前記一方(図で左側)のヘッダ16
内は、仕切部16aによって前後2室に仕切られており
(図1参照)、ヘッダ16の外面側(チューブ18とは
反対側)には、一方の室に連通する流体入口部20と、
他方の室に連通する流体出口部21とが設けられてい
る。これにて、流体入口部20から流入された冷却流体
あるいは加熱流体は、ヘッダ16の一方の室から2本の
チューブ18を通って他方のヘッダ17に至り、その他
方のヘッダ17内を通って他の2本のチューブ18へU
ターンするように流れ込み、他の2本のチューブ18を
通ってヘッダ16の他方の室へ至った後、流体出口部2
1から排出されるようになっている。
【0026】そして、この熱交換器2には、基端部が前
記出入口4に連続すると共に、先端側が前記熱交換部1
9の内部まで入り込んで複数箇所で開口する導入路22
が設けられている。本実施例では、この導入路22は、
前記ヘッダ17よりも一回り小さく該ヘッダ17の外面
側(図で右面側)に配置される基端部側のヘッダ部23
と、このヘッダ部23に連通して図で左方に延出する先
端側の3本の延出部24とを備えて構成されている。
【0027】前記各延出部24は、縦方向に偏平なチュ
ーブ状をなし前記ヘッダ17を貫通して、夫々前記各チ
ューブ18同士間に入り込むように延び、その両面に
は、ヘッダ17を貫通する部分を除いて多数の小孔24
aが形成されている。また、前記出入口4は、ヘッダ部
23の外面側に設けられている。さらに、本実施例で
は、前記各チューブ18と各延出部24との間には、熱
交換用のコルゲート状のフィン25が設けられている。
吸着剤Sは、このフィン25の間隙部分に充填された形
態とされるのである。
【0028】このように構成された第1の熱交換器2に
対して、第2の熱交換器3も同等な構成とされている。
そして、図3に示すように、これら各熱交換器2,3の
流体入口部20は、三方切換弁26,27を介して加熱
流体流入口28及び冷却流体流入口29に接続されてい
る。一方、各熱交換器2,3の流体出口部21は、三方
切換弁30,31を介して加熱流体流出口32及び冷却
流体流出口33に接続されている。これにて、各熱交換
器2,3の熱交換流体流路に対して加熱流体又は冷却流
体のいずれかを切替可能に供給する熱交換流体供給手段
が構成されているのである。
【0029】かかる構成において、前記入口側三方切換
弁6及び出口側三方切換弁7、並びに、三方切換弁2
6,27,30,31は、図示しないマイコン等の制御
装置によって制御され、後述するように、前記第1及び
第2の熱交換器2,3は、一方が冷媒(例えば水蒸気)
を脱離させる脱離側となるとき、他方が蒸発器11から
の気体冷媒を吸着する吸着側となるように、交互に切換
えられるようになっている。従って、制御装置が、運転
制御手段としての機能を果たすようになっている。尚、
制御装置は、前記ポンプ10を制御して適宜駆動させる
と共に、前記蒸発器11に対して送風を行うファン装置
等も制御するようになっている。
【0030】次に、上記構成の作用について述べる。上
述のように、第1及び第2の熱交換器2,3は、一方が
脱離側とされるとき、他方が吸着側とされるようになっ
ている。図3には、第1の熱交換器2を脱離側とし、第
2の熱交換器3を吸着側として使用する場合の、各三方
切換弁6,7,26,27,30,31の状態を実線で
示している。
【0031】即ち、入口側三方切換弁6により、第2の
熱交換器3の出入口5と蒸発器11とが流通状態とされ
る一方、出口側三方切換弁7により、第1の熱交換器2
の出入口4と凝縮器8とが流通状態とされる。また、三
方切換弁26により、第1の熱交換器2の流体入口部2
0が加熱流体流入口28に接続されると共に、三方切換
弁30により、第1の熱交換器2の流体出口部21が加
熱流体流出口32に接続され、もって第1の熱交換器2
の熱交換流体流路15(チューブ18)に加熱流体が流
通するようになる。一方、三方切換弁27により、第2
の熱交換器3の流体入口部20が冷却流体流入口29に
接続されると共に、三方切換弁31により、第2の熱交
換器3の流体出口部21が冷却流体流出口33に接続さ
れ、もって第2の熱交換器3の熱交換流体流路15(チ
ューブ18)に冷却流体が流通するようになる。
【0032】これにて、第1の熱交換器2内において
は、熱交換流体流路15に加熱流体が供給されることに
より、吸着剤Sが加熱状態とされ、吸着剤Sが吸着して
いた冷媒(水蒸気)が脱離され、出入口4から凝縮器8
に向けて放出され、吸着剤Sの吸着能力が再生されるの
である。放出された気体冷媒は、凝縮器8にて凝縮され
て液体冷媒(例えば水)となり、レシーバ9にて一時的
に貯留された後、ポンプ10により蒸発器11に送られ
る。
【0033】この蒸発器11においては、液体冷媒が気
化して外気との熱交換が行われ、外気を冷却するように
なっている。そして、この蒸発器11にて気化した気体
冷媒(例えば水蒸気)は、第2の熱交換器3の出入口5
から熱交換部19に流入される。このとき、第2の熱交
換器3では、冷却流体により吸着剤Sが冷却状態とさ
れ、気体冷媒の吸着が促進されるのである。
【0034】このような運転により、第1の熱交換器2
の吸着剤Sが所定量の冷媒を脱離し、第2の熱交換器3
の吸着剤Sが所定量の冷媒を吸着すると、各三方切換弁
6,7,26,27,30,31は、図3に破線で示す
状態に切換えられ、今度は第1の熱交換器2が吸着側と
され、第2の熱交換器3が脱離側とされて同様の運転が
継続される。これにて、蒸発器11による外気の冷却が
連続的に行われるのである。尚、蒸発器11には、例え
ば図示しないファン装置から送風が行われ、冷風が生成
されるように構成されている。
【0035】しかして、各熱交換器2,3において、熱
交換流体流路15(チューブ18)は、吸着剤S中に埋
没すると共に、複数本が並列配置されているので、吸着
剤Sの加熱又は冷却が広範囲において行われ、吸着剤S
の効率の良い加熱又は冷却が行われる。また、冷媒が吸
着剤Sに吸着される際には、冷媒は、出入口5から導入
路22を通り、熱交換部19の内部に入り込むように配
置された延出部24の多数個の小孔24aから吸着剤S
部分に至るので、吸着剤Sの内部で十分な吸着が行われ
る。一方、冷媒が吸着剤Sから脱離される際にも、同様
に熱交換部19の内部に配置された延出部24の多数個
の小孔24aを通って放出されるので、吸着剤Sの内部
から十分な脱離が行われるのである。
【0036】従って、本実施例の熱交換器2,3によれ
ば、吸着剤Sの加熱,冷却を効率的に行うことができる
と共に、従来のような吸着剤の表層部分のみで冷媒の吸
着,脱離が行われるものと異なって、冷媒の吸着,脱離
の効率を十分に向上させることができたのである。特
に、本実施例では、並列配置された複数本のチューブ1
8同士間に入り込むように、導入路22の延出部24を
設けたので、より一層、被吸着物の吸着,脱離を効率的
に行うことができるものである。
【0037】そして、本実施例の吸着式冷凍装置11に
よれば、各熱交換器2,3における吸着剤Sの加熱,冷
却を効率的に行うことができると共に、冷媒の吸着,脱
離を効率的に行うことができるようになったことによ
り、従来のものに比べて、冷却性能の大幅な向上を図る
ことができるという優れた効果を得ることができるもの
である。
【0038】(2)第2の実施例 次に、本発明をいわゆる吸着剤循環式の冷凍装置に適用
した第2の実施例(請求項1,2,4に対応)につい
て、図4を参照して述べる。尚、本実施例においては、
熱交換器2,3の基本的な構成や、凝縮器8,蒸発器1
1等は、上記第1の実施例と同等であるため、新たな図
示及び詳しい説明を省略し、符号も共通させることとす
る。
【0039】図4は、本実施例に係る吸着式冷凍装置4
1の全体構成を概略的に示している。この吸着式冷凍装
置41は、凝縮器8、レシーバ9、ポンプ10、蒸発器
11、詳しくは後述する吸脱着器42を、冷媒管路12
により順に閉ループに接続して構成されている。尚、前
記冷媒管路12のうち、吸脱着器42と凝縮器8とをつ
なぐ部分を放出路43と称し、蒸発器11と吸脱着器4
2とをつなぐ部分を吸入路44と称する。また、吸着式
冷凍装置41の内部には、所要量の冷媒(例えば水)が
封入されている。
【0040】さて、前記吸脱着器42について述べる。
この吸脱着器42は、密閉状の本体容器45内に、例え
ばシリカゲル,ゼオライト,活性炭,活性アルミナ等の
粉粒体状の吸着剤Sを充填して構成されている。前記本
体容器45は、詳細には、上下方向に延びる太幅の角筒
状の主胴部45aと、この主胴部45aの下端部から図
で左方へやや下降傾斜しながら延びる下部連絡部45b
と、この下部連絡部45bの先端部(図で左端部)から
上方に延びる上昇部45cと、この上昇部45cの上端
部から図で右方へやや下降傾斜しながら延びて前記主胴
部45aの上端部につながる上部連絡部45dとを有し
て構成されている。
【0041】これにて、本体容器45の内部には、ほぼ
矩形環状の吸着剤循環路46が形成されているのであ
る。そして、前記上昇部45cには、循環手段としての
スクリューコンベア47が設けられている。このスクリ
ューコンベア47は、本体容器45の外面部に設けられ
たモータ48により回転駆動され、これにより、上昇部
45c内において吸着剤Sが上昇するようになってお
り、ひいては、吸着剤Sが吸着剤循環路46を矢印C方
向に循環されるのである。
【0042】そして、前記本体容器45の主胴部45a
内には、吸着剤循環路46を横切るようにして、上部側
に位置して加熱用の第1の熱交換器2が設けられると共
に、下部側に位置して冷却用の第2の熱交換器3が設け
られる(便宜上、上記第1の実施例と符号を共通させ
る)。これら、熱交換器2,3は、上記第1の実施例
(図1及び図2)で説明した熱交換器2,3に対して、
ケース14を取除いたものである。
【0043】従って、本実施例に係る熱交換器2,3
も、ヘッダ16,17、複数本のチューブ18、流体入
口部20及び流体出口部21を備える熱交換流体流路1
5と、ヘッダ部23及び多数個の小孔24aを有する複
数本の延出部24と、フィン25とを有して構成されて
いる。そして、この場合、ヘッダ16,17が、本体容
器45(主胴部45a)の左右の外壁部分に位置するよ
うに取付けられている。これにて、チューブ18、延出
部24、フィン25からなる熱交換部19部分を吸着剤
Sが流下していくようになっている。
【0044】さらに、前記上部側の第1の熱交換器2に
おいては、流体入口部20及び流体出口部21が図示し
ない加熱流体供給手段に接続されていると共に、導入路
22に連続する出入口4が前記放出路43を介して凝縮
器8に接続されている。一方、下部側の第2の熱交換器
3においては、流体入口部20及び流体出口部21が図
示しない冷却流体供給手段に接続されていると共に、導
入路22に連続する出入口5が前記吸入路44を介して
蒸発器11に接続されている。
【0045】これにて、吸脱着器42においては、吸着
剤循環路46を循環する吸着剤Sが、第1の熱交換器2
の熱交換部19部分を通る際に加熱され、吸着していた
冷媒を脱離し、その冷媒が放出路43を通して凝縮器8
に向けて放出されるようになっており、これと共に、吸
着剤循環路46を循環する吸着剤Sが、第2の熱交換器
3の熱交換部19部分を通る際に冷却され、吸入路44
を通して蒸発器11からの気体冷媒を吸着するようにな
っている。従って、本体容器45の主胴部45aの上部
側には冷媒脱離部49が形成され、下部側には冷媒吸着
部50が形成されているのである。
【0046】次に、上記構成の作用について述べる。吸
着式冷凍装置41の運転が開始されると、ポンプ10が
適宜駆動されると共に、吸脱着器42においては、モー
タ48によりスクリューコンベア47が駆動され、ま
た、第1の熱交換器2に加熱流体が供給されると共に、
第2の熱交換器3に冷却流体が供給される。すると、レ
シーバ9の液体冷媒(水)がポンプ10によって蒸発器
11に送られ、ここで、外気との熱交換により液体冷媒
が気化し、外気が冷却される。
【0047】そして、蒸発器11内で気化した冷媒(水
蒸気)は、吸入路44を通って吸脱着器42の冷媒吸着
部50の第2の熱交換器3部分に吸入され、該熱交換器
3により冷却状態とされた吸着剤Sに吸着される。この
とき、熱交換器3においては、熱交換流体流路15(チ
ューブ18)が吸着剤S中に埋没すると共に、複数本が
並列配置されているので、吸着剤Sの冷却が広範囲にお
いて行われ、吸着剤Sの効率の良い冷却が行われる。ま
た、冷媒が吸着剤Sに吸着される際には、冷媒は、出入
口5から導入路22を通り、熱交換部19の内部に入り
込むように配置された延出部24の多数個の小孔24a
から吸着剤S部分に至るので、吸着剤Sの内部で十分な
吸着が行われるのである。
【0048】一方、吸脱着器42内においては、スクリ
ューコンベア47の駆動により、内部の吸着剤Sが、吸
着剤循環路46を矢印C方向に循環する。従って、冷媒
吸着部50にあって冷媒を吸着した吸着剤Sは、下部連
絡部45bを通って上昇部45cを上昇し、さらに上部
連絡部45dを通って主胴部45aの上部即ち冷媒脱離
部49に至る。
【0049】そして、その吸着剤Sは、この冷媒脱離部
49にて第1の熱交換器2により加熱状態とされ、吸着
していた冷媒を脱離,放出する。このときにも、熱交換
器2においては、熱交換流体流路15(チューブ18)
が吸着剤S中に埋没すると共に、複数本が並列配置され
ているので、吸着剤Sの加熱が広範囲において行われ、
吸着剤Sの効率の良い加熱が行われる。また、冷媒が吸
着剤Sから脱離される際にも、熱交換部19の内部に配
置された延出部24の多数個の小孔24aを通って放出
されるので、吸着剤Sの内部から十分な脱離が行われる
のである。
【0050】このようにして、冷媒脱離部49におい
て、吸着剤Sの吸着能力が再生され、その吸着剤Sは再
び冷媒吸着部50に向けて循環移動するのである。ま
た、凝縮器8に供給された気体冷媒は、凝縮器8内で凝
縮されて液体冷媒(水)となり、レシーバ9に送られ
る。このような冷媒の循環により、連続的な冷却運転が
行われるのである。
【0051】このような本実施例の吸着式冷凍装置41
によれば、上記第1の実施例と同等の構成の熱交換器
2,3を用いているので、吸着剤Sの加熱,冷却を効率
的に行うことができると共に、冷媒の吸着,脱離を効率
的に行うことができる。この結果、冷却性能の向上を図
ることができるという優れた効果を奏するものである。
また、特に本実施例では、吸着剤循環路46内に吸着剤
Sを循環させる方式の吸脱着器42を用いているので、
上記第1の実施例のような複数個の三方切換弁が不要と
なり、構成の簡単化を図ることができるといった利点を
得ることができるものである。
【0052】尚、本発明は上記した各実施例に限定され
るものではなく、例えば熱交換器の構成としては、熱交
換流体流路(チューブ)を蛇行状に設けるようにしても
良く、また、加熱用のものと冷却用のものとの2組の熱
交換流体流路を設けることもできる。さらには、導入路
としても、延出部が熱交換流体流路同士間に入り込む形
態に限らず、延出部を例えば熱交換部の上下部位に位置
されるようにすることもできる。チューブの本数や延出
部の本数、熱交換流体流路や導入路の全体形状や構成等
も、種々の変形が可能であることは勿論である。また、
延出部は、上記のようにチューブに小孔を開けたものに
限らず、例えば細かい金網等の通気性のある材質でチュ
ーブ状に形成したものでもよい。
【0053】その他、吸着式冷凍装置の構成としても、
例えば熱交換器を3個以上設けるようにしても良く、ま
た、吸着剤を循環させる循環手段としてもコイルスプリ
ング等の各種のポンプを採用することができ、さらに
は、水以外の冷媒を用いたものにも適用することができ
るなど、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更し
て実施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、熱交換器
の概略的平面図
【図2】一部を破断して示す熱交換器の斜視図
【図3】吸着式冷凍装置の全体構成を概略的に示す図
【図4】本発明の第2の実施例を示す図3相当図
【符号の説明】
図面中、1,41は吸着式冷凍装置、2,3は熱交換
器、4,5は出入口、8は凝縮器、9はレシーバ、10
はポンプ、11は蒸発器、12は冷媒管路、14はケー
ス、15は熱交換流体流路、16,17はヘッダ、18
はチューブ、19は熱交換部、20は流体入口部、21
は流体出口部、22は導入路、23はヘッダ部、24は
延出部、24aは小孔、25はフィン、42は吸脱着
器、43は放出路、44は吸入路、45は本体容器、4
6は吸着剤循環路、47はスクリューコンベア(循環手
段)、49は冷媒脱離部、50は冷媒吸着部、Sは吸着
剤を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 伸 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸着剤を収容すると共にその吸着剤中に
    埋没するように複数本が配置されたあるいは蛇行状に折
    曲された熱交換流体流路を設けてなる熱交換部と、この
    熱交換部に被吸着物を流通させるための出入口とを備
    え、 前記熱交換流体流路に冷却流体を供給することにより、
    被吸着物を前記吸着剤に吸着させる、又は、該熱交換流
    体流路に加熱流体を供給することにより、前記吸着剤に
    吸着されていた被吸着物を脱離させるようにしたもので
    あって、 基端部が前記出入口に連続すると共に、先端側が前記熱
    交換部の内部まで入り込んで複数箇所で開口する導入路
    を設けたことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 導入路は、その先端側が並列配置された
    複数本の熱交換流体流路同士間に入り込むように設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  3. 【請求項3】 冷媒を液化する凝縮器と、 この凝縮器からの液体冷媒が供給され外部との間で熱交
    換を行う蒸発器と、 請求項1又は2記載の複数個の熱交換器と、 これら各熱交換器の出入口に対して前記凝縮器又は蒸発
    器のいずれかを切替可能に流通させる接続手段と、 前記各熱交換器の熱交換流体流路に対して加熱流体又は
    冷却流体のいずれかを切替可能に供給する熱交換流体供
    給手段と、 前記一の熱交換器の出入口と前記蒸発器との流通状態で
    その熱交換器の熱交換流体流路に冷却流体を供給させる
    と共に、他の熱交換器の出入口と前記凝縮器との流通状
    態でその熱交換器の熱交換流体流路に加熱流体を供給さ
    せる運転制御手段とを具備してなる吸着式冷凍装置。
  4. 【請求項4】 冷媒を液化する凝縮器と、この凝縮器か
    らの液体冷媒が供給され外部との間で熱交換を行う蒸発
    器と、この蒸発器からの気体冷媒を吸着すると共に前記
    凝縮器に向けて冷媒を脱離する吸脱着器とを備えるもの
    であって、 前記吸脱着器は、 循環手段によって前記吸着剤が循環される吸着剤循環路
    と、 この吸着剤循環路の途中部に請求項1又は2記載の熱交
    換器を設けることにより形成され被吸着物としての前記
    冷媒を吸着する冷媒吸着部と、 この冷媒吸着部の熱交換器の熱交換流体流路に冷却流体
    を供給する冷却流体供給手段と、 前記冷媒吸着部の熱交換器の出入口と前記蒸発器とを接
    続する吸入路と、 前記吸着剤循環路の途中部に請求項1又は2記載の熱交
    換器を設けることにより形成され被吸着物としての冷媒
    を脱離する冷媒脱離部と、 この冷媒脱離部の熱交換器の熱交換流体流路に加熱流体
    を供給する加熱流体供給手段と、 前記冷媒脱離部の熱交換器の出入口と前記凝縮器とを接
    続する放出路とを具備して構成されていることを特徴と
    する吸着式冷凍装置。
JP32819394A 1994-12-28 1994-12-28 熱交換器及び吸着式冷凍装置 Expired - Fee Related JP3404947B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32819394A JP3404947B2 (ja) 1994-12-28 1994-12-28 熱交換器及び吸着式冷凍装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32819394A JP3404947B2 (ja) 1994-12-28 1994-12-28 熱交換器及び吸着式冷凍装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08178462A true JPH08178462A (ja) 1996-07-12
JP3404947B2 JP3404947B2 (ja) 2003-05-12

Family

ID=18207503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32819394A Expired - Fee Related JP3404947B2 (ja) 1994-12-28 1994-12-28 熱交換器及び吸着式冷凍装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3404947B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009121711A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Denso Corp 吸着熱交換器
WO2018210617A1 (en) 2017-05-15 2018-11-22 Climeworks Ag Improved low-pressure drop structure of particle adsorbent bed for adsorption gas separation process
CN113217393A (zh) * 2021-05-14 2021-08-06 山东省章丘鼓风机股份有限公司 一种自适应相变冷却式永磁直驱渣浆泵及冷却方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009121711A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Denso Corp 吸着熱交換器
WO2018210617A1 (en) 2017-05-15 2018-11-22 Climeworks Ag Improved low-pressure drop structure of particle adsorbent bed for adsorption gas separation process
US11285425B2 (en) 2017-05-15 2022-03-29 Climeworks Ag Low-pressure drop structure of particle adsorbent bed for adsorption gas separation process
CN113217393A (zh) * 2021-05-14 2021-08-06 山东省章丘鼓风机股份有限公司 一种自适应相变冷却式永磁直驱渣浆泵及冷却方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3404947B2 (ja) 2003-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5333471A (en) Adsorption cooling system
JP3341516B2 (ja) 吸着式冷凍機
JP3831959B2 (ja) 吸着式冷凍機
JP3831964B2 (ja) 吸着式冷凍機
JP3404947B2 (ja) 熱交換器及び吸着式冷凍装置
JP3669003B2 (ja) 吸着器
WO2011118270A1 (ja) 吸着式冷凍機用蒸気バルブおよび吸着式冷凍機
JP3358372B2 (ja) 吸着器及び吸着式冷凍装置
JPH10141803A (ja) 吸着式冷凍装置の吸着コア
JP3831962B2 (ja) 吸着器及びその製造方法
JP3404935B2 (ja) 吸着式冷凍装置
JPH11190566A (ja) 冷凍装置
JPH1089805A (ja) 吸着式冷凍装置の吸着コア
JP3668764B2 (ja) 調湿装置
JP6980337B2 (ja) 吸着式冷凍システム、および吸着式冷凍システムを備える車両用の空調装置
JP4022944B2 (ja) 吸着式冷凍装置
JPH09196493A (ja) 吸着式冷凍装置
JPH04316966A (ja) 吸着式冷凍機及びその運転方法
JPH0658643A (ja) 吸着式冷凍装置
JP2000329422A (ja) 吸着式冷凍装置
JPH09166367A (ja) 吸着式冷凍機
JP4300677B2 (ja) 吸着式冷凍機
JPH09159301A (ja) 吸着式冷凍装置の熱交換器
JP4379881B2 (ja) プレートフィン式吸着器及びその製造方法
JPH10185352A (ja) 吸着式冷凍装置の吸着コア

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees