JPH09159301A - 吸着式冷凍装置の熱交換器 - Google Patents
吸着式冷凍装置の熱交換器Info
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- JPH09159301A JPH09159301A JP7320033A JP32003395A JPH09159301A JP H09159301 A JPH09159301 A JP H09159301A JP 7320033 A JP7320033 A JP 7320033A JP 32003395 A JP32003395 A JP 32003395A JP H09159301 A JPH09159301 A JP H09159301A
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- corrugated
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/27—Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/62—Absorption based systems
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- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 被覆材の中間部分にたるみが発生することを
防止して、熱交換性能の低下を確実に防止する。 【解決手段】 本発明の吸着式冷凍装置の熱交換器12
は、加熱流体または冷却流体を流通させる熱交換流路2
6と、この熱交換流路26の外面に設けられたプレート
フィン27と、このプレートフィン27または熱交換流
路26に接触するように充填された吸着剤28と、プレ
ートフィン27または熱交換流路26の外周部を覆うよ
うに設けられ内部に吸着剤28を収容保持すると共に通
気性を有する被覆材29とを備えて成るものにおいて、
プレートフィン27の端部に折曲片部27bを設け、こ
の折曲片部27bと被覆材29とを当接させ且つ両者を
接着剤やねじにより固着するように構成したものであ
る。
防止して、熱交換性能の低下を確実に防止する。 【解決手段】 本発明の吸着式冷凍装置の熱交換器12
は、加熱流体または冷却流体を流通させる熱交換流路2
6と、この熱交換流路26の外面に設けられたプレート
フィン27と、このプレートフィン27または熱交換流
路26に接触するように充填された吸着剤28と、プレ
ートフィン27または熱交換流路26の外周部を覆うよ
うに設けられ内部に吸着剤28を収容保持すると共に通
気性を有する被覆材29とを備えて成るものにおいて、
プレートフィン27の端部に折曲片部27bを設け、こ
の折曲片部27bと被覆材29とを当接させ且つ両者を
接着剤やねじにより固着するように構成したものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸着剤により水な
どの冷媒を吸着、脱離させることを利用した吸着式冷凍
装置の熱交換器に関する。
どの冷媒を吸着、脱離させることを利用した吸着式冷凍
装置の熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば冷蔵庫や家庭用エアコン、カーエ
アコン等に用いられる冷凍装置として、水などを冷媒と
した吸着式冷凍装置が知られている。これは、シリカゲ
ル,ゼオライト等の吸着剤が、冷却状態にあっては気体
冷媒の吸着が促進され、加熱状態にあっては吸着してい
た冷媒を脱離させることを利用したものである。
アコン等に用いられる冷凍装置として、水などを冷媒と
した吸着式冷凍装置が知られている。これは、シリカゲ
ル,ゼオライト等の吸着剤が、冷却状態にあっては気体
冷媒の吸着が促進され、加熱状態にあっては吸着してい
た冷媒を脱離させることを利用したものである。
【0003】このような吸着式冷凍装置の熱交換器(吸
着式反応器モジュールまたは吸着コアとも称すもの)と
して、特開平6−2984号公報に開示された構成があ
る。この公報に示された熱交換器は、薄形矩形ブロック
状をなしており、加熱流体または冷却流体を流通させる
熱交換流路としてのチューブと、このチューブの外面に
設けられた多数のプレートフィンと、このプレートフィ
ンまたはチューブに接触するように充填された吸着剤
と、上記プレートフィンの外周部を覆うように設けられ
内部に吸着剤を収容保持すると共に通気性を有する被覆
材とを備えて構成されている。ここで、被覆材は、吸着
剤の粒径よりも小さい径の孔を多数有するメッシュ等か
ら構成されている。
着式反応器モジュールまたは吸着コアとも称すもの)と
して、特開平6−2984号公報に開示された構成があ
る。この公報に示された熱交換器は、薄形矩形ブロック
状をなしており、加熱流体または冷却流体を流通させる
熱交換流路としてのチューブと、このチューブの外面に
設けられた多数のプレートフィンと、このプレートフィ
ンまたはチューブに接触するように充填された吸着剤
と、上記プレートフィンの外周部を覆うように設けられ
内部に吸着剤を収容保持すると共に通気性を有する被覆
材とを備えて構成されている。ここで、被覆材は、吸着
剤の粒径よりも小さい径の孔を多数有するメッシュ等か
ら構成されている。
【0004】そして、図9に示すように、上記構成の熱
交換器1は密閉容器2内に収容されている。この構成の
場合、熱交換器1のチューブ内に冷却流体が流される
と、密閉容器2内にその開口部3から供給された水蒸気
を熱交換器1内の吸着剤が吸着する。反対に、上記チュ
ーブ内に加熱流体が流されると、熱交換器1の吸着剤に
吸着されていた水蒸気を脱離させて密閉容器2内へ放出
し、ひいてはその開口部3から放出するように構成され
ている。
交換器1は密閉容器2内に収容されている。この構成の
場合、熱交換器1のチューブ内に冷却流体が流される
と、密閉容器2内にその開口部3から供給された水蒸気
を熱交換器1内の吸着剤が吸着する。反対に、上記チュ
ーブ内に加熱流体が流されると、熱交換器1の吸着剤に
吸着されていた水蒸気を脱離させて密閉容器2内へ放出
し、ひいてはその開口部3から放出するように構成され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では、熱
交換器1のプレートフィン4の板厚がかなり薄いため、
プレートフィン4の側辺部と被覆材5とを固着していな
い。このため、経時変化により、図9中に破線で示すよ
うに、被覆材5の中間部分にたるみが発生する。このよ
うなたるみが発生すると、吸着剤から水蒸気が離脱する
ときの圧力により吸着剤が舞い上がって、該吸着剤が下
方へ移動したり、上記たるみ部分に溜まったりするよう
になり、熱交換器1の上部に吸着剤が存在しない部分が
できてしまうことがある。このような部分ができると、
熱交換性能が低下するので、冷凍(冷房)性能が劣化す
るという欠点がある。
交換器1のプレートフィン4の板厚がかなり薄いため、
プレートフィン4の側辺部と被覆材5とを固着していな
い。このため、経時変化により、図9中に破線で示すよ
うに、被覆材5の中間部分にたるみが発生する。このよ
うなたるみが発生すると、吸着剤から水蒸気が離脱する
ときの圧力により吸着剤が舞い上がって、該吸着剤が下
方へ移動したり、上記たるみ部分に溜まったりするよう
になり、熱交換器1の上部に吸着剤が存在しない部分が
できてしまうことがある。このような部分ができると、
熱交換性能が低下するので、冷凍(冷房)性能が劣化す
るという欠点がある。
【0006】一方、最初から、吸着剤を被覆材5内に十
分充填することにより、被覆材5の中間部分にたるみが
発生するようにし且つそのたるみ部分内にも吸着剤を充
填してしまう構成も考えられる(図9参照)。しかし、
この構成の場合、たるみ部分が密閉容器2内へ突出して
密閉容器2の内面に近付くため、密閉容器2内の水蒸気
の流れを邪魔し、熱交換性能を低下させるという欠点が
ある。尚、この欠点は密閉容器2を大型化すれば解消す
るが、そのように構成すると、冷凍装置全体の構成が大
型化するという欠点が生ずる。また、たるみ部分に充填
されている吸着剤は、図10にも示すように、プレート
フィン4との伝熱距離(図10中に示す距離A参照)が
長くなるため、プレートフィン4との間の熱交換性能が
悪くなるという欠点もある。
分充填することにより、被覆材5の中間部分にたるみが
発生するようにし且つそのたるみ部分内にも吸着剤を充
填してしまう構成も考えられる(図9参照)。しかし、
この構成の場合、たるみ部分が密閉容器2内へ突出して
密閉容器2の内面に近付くため、密閉容器2内の水蒸気
の流れを邪魔し、熱交換性能を低下させるという欠点が
ある。尚、この欠点は密閉容器2を大型化すれば解消す
るが、そのように構成すると、冷凍装置全体の構成が大
型化するという欠点が生ずる。また、たるみ部分に充填
されている吸着剤は、図10にも示すように、プレート
フィン4との伝熱距離(図10中に示す距離A参照)が
長くなるため、プレートフィン4との間の熱交換性能が
悪くなるという欠点もある。
【0007】そこで、本発明の目的は、被覆材の中間部
分にたるみが発生することを防止して、熱交換性能の低
下を確実に防止できる吸着式冷凍装置の熱交換器を提供
するにある。
分にたるみが発生することを防止して、熱交換性能の低
下を確実に防止できる吸着式冷凍装置の熱交換器を提供
するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、フィンまたは熱交換流路の外周部と被覆材との当接
部分を部分的に固定する固定手段を備えたので、被覆材
の中間部分にたるみがほとんど発生しなくなる。このた
め、吸着剤が下方へ移動しなくなるから、吸着剤が存在
しない部分が発生することもなくなり、熱交換性能が低
下しなくなる。
ば、フィンまたは熱交換流路の外周部と被覆材との当接
部分を部分的に固定する固定手段を備えたので、被覆材
の中間部分にたるみがほとんど発生しなくなる。このた
め、吸着剤が下方へ移動しなくなるから、吸着剤が存在
しない部分が発生することもなくなり、熱交換性能が低
下しなくなる。
【0009】請求項2の発明によれば、固定手段を、プ
レートフィンの端部に突設され被覆材との当接面積を大
きくするように折り曲げられた折曲片部と、この折曲片
部を被覆材に固着する固着部材とから構成したので、プ
レートフィンに被覆材を簡単且つ容易に固着できる。
レートフィンの端部に突設され被覆材との当接面積を大
きくするように折り曲げられた折曲片部と、この折曲片
部を被覆材に固着する固着部材とから構成したので、プ
レートフィンに被覆材を簡単且つ容易に固着できる。
【0010】請求項3の発明によれば、固定手段を、コ
ルゲートフィンの頂上部分に被覆材との当接面積を大き
くするように設けられた当接部と、この当接部を被覆材
に固着する固着部材とから構成したので、コルゲートフ
ィンに被覆材を簡単且つ容易に固着できる。
ルゲートフィンの頂上部分に被覆材との当接面積を大き
くするように設けられた当接部と、この当接部を被覆材
に固着する固着部材とから構成したので、コルゲートフ
ィンに被覆材を簡単且つ容易に固着できる。
【0011】請求項4の発明によれば、固定手段を、被
覆材を貫通してコルゲートフィンの波形の空間部に螺挿
されるものであってコルゲートフィンの波形のピッチよ
りも若干大きい外径を有するタップねじから構成したの
で、コルゲートフィンに被覆材をより一層簡単且つ容易
に固着できる。
覆材を貫通してコルゲートフィンの波形の空間部に螺挿
されるものであってコルゲートフィンの波形のピッチよ
りも若干大きい外径を有するタップねじから構成したの
で、コルゲートフィンに被覆材をより一層簡単且つ容易
に固着できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
いて図1ないし図3を参照して説明する。図3は吸着式
冷凍装置11の概略全体構成を示している。この図3に
示すように、吸着式冷凍装置11は第1の熱交換器12
及び第2の熱交換器13を備えている。これら第1の熱
交換器12及び第2の熱交換器13は、それぞれ密閉容
器14及び15内に収容されている。
いて図1ないし図3を参照して説明する。図3は吸着式
冷凍装置11の概略全体構成を示している。この図3に
示すように、吸着式冷凍装置11は第1の熱交換器12
及び第2の熱交換器13を備えている。これら第1の熱
交換器12及び第2の熱交換器13は、それぞれ密閉容
器14及び15内に収容されている。
【0013】各密閉容器14及び15には、冷媒の出入
口16及び17が設けられている。これら出入口16及
び17は、接続手段として機能する入口側三方切換弁1
8及び出口側三方切換弁19に接続されている。この場
合、入口側三方切換弁18は、1個の入口に対して2個
の出口を切替えるように構成され、出口側三方切換弁1
9は、1個の出口に対して2個の入口を切替えるように
構成されている。そして、出入口16は、入口側三方切
換弁18の一方の出口及び出口側三方切換弁19の一方
の入口の双方に接続され、また、出入口17は、入口側
三方切換弁18の他方の出口及び出口側三方切換弁19
の他方の入口の双方に接続されている。
口16及び17が設けられている。これら出入口16及
び17は、接続手段として機能する入口側三方切換弁1
8及び出口側三方切換弁19に接続されている。この場
合、入口側三方切換弁18は、1個の入口に対して2個
の出口を切替えるように構成され、出口側三方切換弁1
9は、1個の出口に対して2個の入口を切替えるように
構成されている。そして、出入口16は、入口側三方切
換弁18の一方の出口及び出口側三方切換弁19の一方
の入口の双方に接続され、また、出入口17は、入口側
三方切換弁18の他方の出口及び出口側三方切換弁19
の他方の入口の双方に接続されている。
【0014】さらに、出口側三方切換弁19の出口と入
口側三方切換弁18の入口との間には、冷媒を液化する
凝縮器20、冷媒の気液分離及び液体冷媒の一時貯留を
行うレシーバ21、液体冷媒を送るポンプ22、及び液
体冷媒を気化させて外気との熱交換を行う蒸発器23
が、冷媒管路24(太線で示す)によってその順に直列
に接続されており、もって冷媒回路25が構成されてい
る。この冷媒回路25内には、所要量の冷媒、本実施例
の場合、例えば水が封入されている。
口側三方切換弁18の入口との間には、冷媒を液化する
凝縮器20、冷媒の気液分離及び液体冷媒の一時貯留を
行うレシーバ21、液体冷媒を送るポンプ22、及び液
体冷媒を気化させて外気との熱交換を行う蒸発器23
が、冷媒管路24(太線で示す)によってその順に直列
に接続されており、もって冷媒回路25が構成されてい
る。この冷媒回路25内には、所要量の冷媒、本実施例
の場合、例えば水が封入されている。
【0015】さて、上記熱交換器12、13について、
図1及び図2を参照して詳述する。尚、これら熱交換器
12、13は同等の構成を備えているので、第1の熱交
換器12を代表させて説明する。この熱交換器12は、
図1に示すように、プレートフィン形熱交換器であり、
全体として薄形矩形ブロック状をなしている。そして、
熱交換器12は、熱交換流路26と、プレートフィン2
7と、このプレートフィン27または熱交換流路26に
接触するように充填された吸着剤28と、プレートフィ
ン27の外周部を覆うように設けられ内部に吸着剤28
を収容保持する被覆材29とを備えて構成されている。
図1及び図2を参照して詳述する。尚、これら熱交換器
12、13は同等の構成を備えているので、第1の熱交
換器12を代表させて説明する。この熱交換器12は、
図1に示すように、プレートフィン形熱交換器であり、
全体として薄形矩形ブロック状をなしている。そして、
熱交換器12は、熱交換流路26と、プレートフィン2
7と、このプレートフィン27または熱交換流路26に
接触するように充填された吸着剤28と、プレートフィ
ン27の外周部を覆うように設けられ内部に吸着剤28
を収容保持する被覆材29とを備えて構成されている。
【0016】この場合、熱交換流路26は、加熱流体ま
たは冷却流体を流通させるためのものであり、複数本の
チューブ26aと、これらチューブ26aの両端部に接
続された一対のヘッダ(図示しない)とから構成されて
いる。これら一対のヘッダの一方に流体入口部30(図
3参照)が設けられ、他方に流体出口部31(図3参
照)が設けられている。上記流体入口部30から流入さ
れた冷却流体あるいは加熱流体は、一方のヘッダからチ
ューブ26aを通って他方のヘッダ17に至り、流体出
口部31から排出されるようになっている。
たは冷却流体を流通させるためのものであり、複数本の
チューブ26aと、これらチューブ26aの両端部に接
続された一対のヘッダ(図示しない)とから構成されて
いる。これら一対のヘッダの一方に流体入口部30(図
3参照)が設けられ、他方に流体出口部31(図3参
照)が設けられている。上記流体入口部30から流入さ
れた冷却流体あるいは加熱流体は、一方のヘッダからチ
ューブ26aを通って他方のヘッダ17に至り、流体出
口部31から排出されるようになっている。
【0017】また、プレートフィン27は、所定間隔で
並列に配置された複数枚のプレートフィンからなる。各
プレートフィン27には、図2に示すように、チューブ
26aを貫通させるための貫通孔27aが複数形成され
ている。この場合、プレートフィン27の貫通孔27a
内にチューブ26aを貫通させてろう付け等により固定
することにより、プレートフィン27を熱交換流路26
のチューブ26aの外面に設ける構成となっている。ま
た、各プレートフィン27の外周の端部には、図2に示
すように、複数の矩形状の折曲片部27bが突設されて
おり、これら折曲片部27bを直角に折り曲げることに
より、プレートフィン27の端部と被覆材29との当接
面積を大きくするように構成されている。この場合、プ
レートフィン27は、例えばプレス加工により図2に示
す形状に形成された後、折曲片部27bを直角に折り曲
げる構成となっている。
並列に配置された複数枚のプレートフィンからなる。各
プレートフィン27には、図2に示すように、チューブ
26aを貫通させるための貫通孔27aが複数形成され
ている。この場合、プレートフィン27の貫通孔27a
内にチューブ26aを貫通させてろう付け等により固定
することにより、プレートフィン27を熱交換流路26
のチューブ26aの外面に設ける構成となっている。ま
た、各プレートフィン27の外周の端部には、図2に示
すように、複数の矩形状の折曲片部27bが突設されて
おり、これら折曲片部27bを直角に折り曲げることに
より、プレートフィン27の端部と被覆材29との当接
面積を大きくするように構成されている。この場合、プ
レートフィン27は、例えばプレス加工により図2に示
す形状に形成された後、折曲片部27bを直角に折り曲
げる構成となっている。
【0018】さて、吸着剤28は、例えばシリカゲル、
ゼオライト、活性炭、活性アルミナ等の粉粒体から構成
されており、被覆材29内にほぼ密に収容されている。
この吸着剤28は、周知のように、冷却状態において冷
媒(例えば水蒸気やアルコール水溶液やフロン系冷媒
等)を高能力で吸着し、また、冷媒の吸着に伴い吸着能
力が次第に低下するが、加熱状態とされることにより、
吸着していた冷媒を脱離して吸着能力が再生されるとい
う性質を有している。
ゼオライト、活性炭、活性アルミナ等の粉粒体から構成
されており、被覆材29内にほぼ密に収容されている。
この吸着剤28は、周知のように、冷却状態において冷
媒(例えば水蒸気やアルコール水溶液やフロン系冷媒
等)を高能力で吸着し、また、冷媒の吸着に伴い吸着能
力が次第に低下するが、加熱状態とされることにより、
吸着していた冷媒を脱離して吸着能力が再生されるとい
う性質を有している。
【0019】更に、被覆材29は、吸着剤28の粒径よ
りも小さい孔が多数形成されたメッシュやパンチングメ
タル等から構成されており、冷媒(例えば水蒸気等)を
通過させる機能、即ち、通気性を有している。そして、
被覆材29をプレートフィン27の端部の折曲片部27
bに当接させて固着する場合、固着部材として例えば熱
硬化性の接着剤により接着するように構成している。こ
の場合、接着剤に代えて、ねじにより締め付け固定する
ように構成しても良い。ねじにより固定する場合には、
折曲片部27bにねじ孔を形成しておく必要がある。
りも小さい孔が多数形成されたメッシュやパンチングメ
タル等から構成されており、冷媒(例えば水蒸気等)を
通過させる機能、即ち、通気性を有している。そして、
被覆材29をプレートフィン27の端部の折曲片部27
bに当接させて固着する場合、固着部材として例えば熱
硬化性の接着剤により接着するように構成している。こ
の場合、接着剤に代えて、ねじにより締め付け固定する
ように構成しても良い。ねじにより固定する場合には、
折曲片部27bにねじ孔を形成しておく必要がある。
【0020】そして、このように被覆材29をプレート
フィン27の折曲片部27bに固着することにより、プ
レートフィン27の外周部と被覆材29との当接部分が
部分的に固定されるようになる。この場合、折曲片部2
7bと固着部材(接着剤やねじ)とから固定手段32が
構成されている。
フィン27の折曲片部27bに固着することにより、プ
レートフィン27の外周部と被覆材29との当接部分が
部分的に固定されるようになる。この場合、折曲片部2
7bと固着部材(接着剤やねじ)とから固定手段32が
構成されている。
【0021】このように構成された第1の熱交換器12
に対して、第2の熱交換器13も同等な構成となってい
る。そして、図3に示すように、これら各熱交換器1
2、13の流体入口部30は、三方切換弁33、34を
介して加熱流体流入口35及び冷却流体流入口36に接
続されている。一方、各熱交換器12、13の流体出口
部31は、三方切換弁37、38を介して加熱流体流出
口39及び冷却流体流出口40に接続されている。これ
よって、各熱交換器12、13の熱交換流路26に対し
て加熱流体又は冷却流体のいずれかを切替可能に供給す
る熱交換流体供給手段が構成されている。
に対して、第2の熱交換器13も同等な構成となってい
る。そして、図3に示すように、これら各熱交換器1
2、13の流体入口部30は、三方切換弁33、34を
介して加熱流体流入口35及び冷却流体流入口36に接
続されている。一方、各熱交換器12、13の流体出口
部31は、三方切換弁37、38を介して加熱流体流出
口39及び冷却流体流出口40に接続されている。これ
よって、各熱交換器12、13の熱交換流路26に対し
て加熱流体又は冷却流体のいずれかを切替可能に供給す
る熱交換流体供給手段が構成されている。
【0022】かかる構成において、入口側三方切換弁1
8及び出口側三方切換弁19、並びに、三方切換弁3
3、34、37、38は、図示しないマイコン等の制御
装置によって制御されることにより、第1及び第2の熱
交換器12、13は、一方が冷媒(例えば水蒸気)を脱
離させる脱離側となるとき、他方が蒸発器23からの気
体冷媒を吸着する吸着側となるように、交互に切換えら
れるように構成されている。尚、制御装置は、ポンプ2
2を駆動制御すると共に、蒸発器23に対して送風を行
うファン装置等も駆動制御するように構成されている。
8及び出口側三方切換弁19、並びに、三方切換弁3
3、34、37、38は、図示しないマイコン等の制御
装置によって制御されることにより、第1及び第2の熱
交換器12、13は、一方が冷媒(例えば水蒸気)を脱
離させる脱離側となるとき、他方が蒸発器23からの気
体冷媒を吸着する吸着側となるように、交互に切換えら
れるように構成されている。尚、制御装置は、ポンプ2
2を駆動制御すると共に、蒸発器23に対して送風を行
うファン装置等も駆動制御するように構成されている。
【0023】次に、上記した構成の吸着式冷凍装置11
の動作について述べる。上述のように、第1及び第2の
熱交換器12、13は、一方が脱離側とされるとき、他
方が吸着側とされるようになっている。図3には、第1
の熱交換器12を脱離側とし、第2の熱交換器13を吸
着側として使用する場合の、各三方切換弁18、19、
33、34、37、38の状態を実線で示している。
の動作について述べる。上述のように、第1及び第2の
熱交換器12、13は、一方が脱離側とされるとき、他
方が吸着側とされるようになっている。図3には、第1
の熱交換器12を脱離側とし、第2の熱交換器13を吸
着側として使用する場合の、各三方切換弁18、19、
33、34、37、38の状態を実線で示している。
【0024】この場合、入口側三方切換弁18により、
第2の熱交換器13の出入口17と蒸発器23とが流通
状態とされ、出口側三方切換弁19により、第1の熱交
換器12の出入口16と凝縮器20とが流通状態とされ
る。また、三方切換弁33により、第1の熱交換器12
の流体入口部30が加熱流体流入口35に接続されると
共に、三方切換弁37により、第1の熱交換器12の流
体出口部31が加熱流体流出口39に接続され、もって
第1の熱交換器12の熱交換流路26(チューブ26
a)に加熱流体が流通するようになる。
第2の熱交換器13の出入口17と蒸発器23とが流通
状態とされ、出口側三方切換弁19により、第1の熱交
換器12の出入口16と凝縮器20とが流通状態とされ
る。また、三方切換弁33により、第1の熱交換器12
の流体入口部30が加熱流体流入口35に接続されると
共に、三方切換弁37により、第1の熱交換器12の流
体出口部31が加熱流体流出口39に接続され、もって
第1の熱交換器12の熱交換流路26(チューブ26
a)に加熱流体が流通するようになる。
【0025】一方、三方切換弁34により、第2の熱交
換器13の流体入口部30が冷却流体流入口36に接続
されると共に、三方切換弁38により、第2の熱交換器
13の流体出口部31が冷却流体流出口40に接続さ
れ、もって第2の熱交換器13の熱交換流体流路26
(チューブ26a)に冷却流体が流通するようになる。
換器13の流体入口部30が冷却流体流入口36に接続
されると共に、三方切換弁38により、第2の熱交換器
13の流体出口部31が冷却流体流出口40に接続さ
れ、もって第2の熱交換器13の熱交換流体流路26
(チューブ26a)に冷却流体が流通するようになる。
【0026】これにて、第1の熱交換器12内において
は、熱交換流路26に加熱流体が供給されることによ
り、吸着剤28が加熱状態とされ、吸着剤28が吸着し
ていた冷媒(水蒸気)が脱離され、出入口16から凝縮
器20に向けて放出され、吸着剤28の吸着能力が再生
される。そして、放出された気体冷媒は、凝縮器20に
て凝縮されて液体冷媒(例えば水)となり、レシーバ2
1にて一時的に貯留された後、ポンプ22により蒸発器
23に送られる。
は、熱交換流路26に加熱流体が供給されることによ
り、吸着剤28が加熱状態とされ、吸着剤28が吸着し
ていた冷媒(水蒸気)が脱離され、出入口16から凝縮
器20に向けて放出され、吸着剤28の吸着能力が再生
される。そして、放出された気体冷媒は、凝縮器20に
て凝縮されて液体冷媒(例えば水)となり、レシーバ2
1にて一時的に貯留された後、ポンプ22により蒸発器
23に送られる。
【0027】この蒸発器23においては、液体冷媒が気
化して外気との熱交換が行われ、外気を冷却するように
なっている。そして、この蒸発器23にて気化した気体
冷媒(例えば水蒸気)は、第2の熱交換器13の出入口
17から流入される。このとき、第2の熱交換器13で
は、冷却流体により吸着剤28が冷却状態とされ、気体
冷媒の吸着が促進されるようになっている。
化して外気との熱交換が行われ、外気を冷却するように
なっている。そして、この蒸発器23にて気化した気体
冷媒(例えば水蒸気)は、第2の熱交換器13の出入口
17から流入される。このとき、第2の熱交換器13で
は、冷却流体により吸着剤28が冷却状態とされ、気体
冷媒の吸着が促進されるようになっている。
【0028】このような運転により、第1の熱交換器1
2の吸着剤28が所定量の冷媒を脱離し、第2の熱交換
器13の吸着剤28が所定量の冷媒を吸着すると、各三
方切換弁18、19、33、34、37、38は、図3
に破線で示す状態に切換えられ、今度は第1の熱交換器
12が吸着側とされ、第2の熱交換器13が脱離側とさ
れて同様の運転が実行されるように構成されている。こ
れによって、蒸発器23による外気の冷却が連続的に行
われる。尚、蒸発器23には、ファン装置から送風が行
われることにより、冷風が生成され、この冷風が室内や
車室内の冷房に使用される構成となっている。
2の吸着剤28が所定量の冷媒を脱離し、第2の熱交換
器13の吸着剤28が所定量の冷媒を吸着すると、各三
方切換弁18、19、33、34、37、38は、図3
に破線で示す状態に切換えられ、今度は第1の熱交換器
12が吸着側とされ、第2の熱交換器13が脱離側とさ
れて同様の運転が実行されるように構成されている。こ
れによって、蒸発器23による外気の冷却が連続的に行
われる。尚、蒸発器23には、ファン装置から送風が行
われることにより、冷風が生成され、この冷風が室内や
車室内の冷房に使用される構成となっている。
【0029】このような構成の本実施例によれば、プレ
ートフィン27の外周部と被覆材29との当接部分を部
分的に固定する固定手段32を設けたので、被覆材29
の中間部分にたるみがほとんど発生しなくなる。このた
め、従来構成とは異なり、本実施例では、吸着剤28が
下方へほとんど移動しなくなるから、吸着剤28が存在
しない部分が発生することがなくなり、熱交換性能の低
下を確実に防止することができる。
ートフィン27の外周部と被覆材29との当接部分を部
分的に固定する固定手段32を設けたので、被覆材29
の中間部分にたるみがほとんど発生しなくなる。このた
め、従来構成とは異なり、本実施例では、吸着剤28が
下方へほとんど移動しなくなるから、吸着剤28が存在
しない部分が発生することがなくなり、熱交換性能の低
下を確実に防止することができる。
【0030】また、本実施例では、固定手段32を、プ
レートフィン27の端部に突設され且つ直角に折り曲げ
られた折曲片部27aと、この折曲片部27aを被覆材
29に固着する固着部材(接着剤やねじ)とから構成し
たので、プレートフィン27に被覆材29の中間部分を
簡単な構成にて容易に固着することができる。
レートフィン27の端部に突設され且つ直角に折り曲げ
られた折曲片部27aと、この折曲片部27aを被覆材
29に固着する固着部材(接着剤やねじ)とから構成し
たので、プレートフィン27に被覆材29の中間部分を
簡単な構成にて容易に固着することができる。
【0031】尚、上記実施例では、各プレートフィン2
7の端部に折曲片部27bを設ける構成としたが、これ
に限られるものではなく、折曲片部27bを設けたプレ
ートフィン27と、折曲片部27bを設けない普通のプ
レートフィン27とを交互に配置したり、或いは、折曲
片部27bを設けたプレートフィン27の間に普通のプ
レートフィン27を2〜4枚を配置したりするように構
成しても良い。
7の端部に折曲片部27bを設ける構成としたが、これ
に限られるものではなく、折曲片部27bを設けたプレ
ートフィン27と、折曲片部27bを設けない普通のプ
レートフィン27とを交互に配置したり、或いは、折曲
片部27bを設けたプレートフィン27の間に普通のプ
レートフィン27を2〜4枚を配置したりするように構
成しても良い。
【0032】また、上記実施例では、折曲片部27bの
形状を矩形状としたが、これに代えて、図4に示す第2
の実施例のように、折曲片部27bの形状を半円状とし
ても良いし、また、図5に示す第3の実施例のように、
折曲片部27bの形状を三角形状としても良い。尚、冷
媒(例えば水蒸気)を吸着剤28の粉粒体間に浸透し易
くするために、上記折曲片部27bの面積は小さい方が
望ましい。具体的には、折曲片部27bの面積(この場
合、2枚のプレートフィン27間の開口に位置する全て
の折曲片部27bの全面積)は、折曲片部27bがない
2枚のプレートフィン27間の開口面積の10%以下に
なるように設定することが好ましい構成である。
形状を矩形状としたが、これに代えて、図4に示す第2
の実施例のように、折曲片部27bの形状を半円状とし
ても良いし、また、図5に示す第3の実施例のように、
折曲片部27bの形状を三角形状としても良い。尚、冷
媒(例えば水蒸気)を吸着剤28の粉粒体間に浸透し易
くするために、上記折曲片部27bの面積は小さい方が
望ましい。具体的には、折曲片部27bの面積(この場
合、2枚のプレートフィン27間の開口に位置する全て
の折曲片部27bの全面積)は、折曲片部27bがない
2枚のプレートフィン27間の開口面積の10%以下に
なるように設定することが好ましい構成である。
【0033】図6及び図7は本発明の第4の実施例を示
すものであり、第1の実施例と異なるところを説明す
る。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付して
いる。この第4の実施例の熱交換器41は、コルゲート
フィン形熱交換器である。この熱交換器41は、熱交換
流路42と、コルゲートフィン43と、このコルゲート
フィン43及び熱交換流路42に接触するように充填さ
れた吸着剤28と、コルゲートフィン43及び熱交換流
路42の外周部を覆うように設けられ内部に吸着剤28
を収容保持する被覆材29とから構成されている。
すものであり、第1の実施例と異なるところを説明す
る。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付して
いる。この第4の実施例の熱交換器41は、コルゲート
フィン形熱交換器である。この熱交換器41は、熱交換
流路42と、コルゲートフィン43と、このコルゲート
フィン43及び熱交換流路42に接触するように充填さ
れた吸着剤28と、コルゲートフィン43及び熱交換流
路42の外周部を覆うように設けられ内部に吸着剤28
を収容保持する被覆材29とから構成されている。
【0034】ここで、熱交換流路42は、一対のヘッダ
42a、42bと、これらヘッダ42a、42b間に掛
渡すように接続され且つ所定の間隔で並列配置された複
数の扁平チューブ42cとから構成されている。上記一
対のヘッダ42a、42bのうちの一方のヘッダ42a
に流体入口部30が設けられ、他方のヘッダ42bに流
体出口部31が設けられている。
42a、42bと、これらヘッダ42a、42b間に掛
渡すように接続され且つ所定の間隔で並列配置された複
数の扁平チューブ42cとから構成されている。上記一
対のヘッダ42a、42bのうちの一方のヘッダ42a
に流体入口部30が設けられ、他方のヘッダ42bに流
体出口部31が設けられている。
【0035】また、コルゲートフィン43は、その波形
の頂上部分43aが被覆材29に当接するように上記扁
平チューブ42c間に配置されている。ここで、図7に
示すように、コルゲートフィン43の頂上部分43aが
被覆材29との当接面積を大きくするための当接部44
を構成しており、この当接部44と被覆材29とを当接
させた状態で両者を固着部材例えば接着剤やねじ等によ
り固着するように構成されている。この場合、コルゲー
トフィン43の頂上部分43a(当接部44)と上記固
着部材とから固定手段が構成されている。尚、上述した
以外の構成は第1の実施例の構成と同じ構成となってい
る。
の頂上部分43aが被覆材29に当接するように上記扁
平チューブ42c間に配置されている。ここで、図7に
示すように、コルゲートフィン43の頂上部分43aが
被覆材29との当接面積を大きくするための当接部44
を構成しており、この当接部44と被覆材29とを当接
させた状態で両者を固着部材例えば接着剤やねじ等によ
り固着するように構成されている。この場合、コルゲー
トフィン43の頂上部分43a(当接部44)と上記固
着部材とから固定手段が構成されている。尚、上述した
以外の構成は第1の実施例の構成と同じ構成となってい
る。
【0036】従って、上記第4の実施例においても、第
1の実施例と同様な作用効果を得ることができる。特
に、第4の実施例では、コルゲートフィン43を、その
波形の頂上部分43aが被覆材29に十分当接するよう
に熱交換流路42の扁平チューブ42c間に配置するだ
けであるから、被覆材29の中間部分を固着する構成を
より一層簡単な構成にて容易に実現することができる。
1の実施例と同様な作用効果を得ることができる。特
に、第4の実施例では、コルゲートフィン43を、その
波形の頂上部分43aが被覆材29に十分当接するよう
に熱交換流路42の扁平チューブ42c間に配置するだ
けであるから、被覆材29の中間部分を固着する構成を
より一層簡単な構成にて容易に実現することができる。
【0037】尚、上記実施例では、全てのコルゲートフ
ィン43を、その波形の頂上部分43aが被覆材29に
当接するように熱交換流路42の扁平チューブ42c間
に配置する構成としたが、これに限られるものではな
く、コルゲートフィン43の波形の頂上部分43aが扁
平チューブ42cの側面に当接するように該扁平チュー
ブ42c間に配置するコルゲートフィン43と、コルゲ
ートフィン43の波形の頂上部分43aが被覆材29に
当接するように扁平チューブ42c間に配置するコルゲ
ートフィン43とを交互にまたは数個おきに配置する構
成としても良い。このように構成した場合も、ほぼ同様
な作用効果を得ることができる。
ィン43を、その波形の頂上部分43aが被覆材29に
当接するように熱交換流路42の扁平チューブ42c間
に配置する構成としたが、これに限られるものではな
く、コルゲートフィン43の波形の頂上部分43aが扁
平チューブ42cの側面に当接するように該扁平チュー
ブ42c間に配置するコルゲートフィン43と、コルゲ
ートフィン43の波形の頂上部分43aが被覆材29に
当接するように扁平チューブ42c間に配置するコルゲ
ートフィン43とを交互にまたは数個おきに配置する構
成としても良い。このように構成した場合も、ほぼ同様
な作用効果を得ることができる。
【0038】図8は本発明の第5の実施例を示すもので
あり、第4の実施例と異なるところを説明する。尚、第
4の実施例と同一部分には同一符号を付している。この
第5の実施例の熱交換器45は、コルゲートフィン形熱
交換器である。この熱交換器45では、コルゲートフィ
ン46を、その波形の頂上部分が熱交換流路42の扁平
チューブ42cの側面に当接するように、換言すると、
該コルゲートフィン46の端部が被覆材29に当接する
ように該扁平チューブ42c間に配置するように構成し
ている。そして、上記扁平チューブ42c間の適当な部
分(例えば図8中上下方向の中間部分)に、コルゲート
フィン46が存在しない空間部を設け、この空間部内に
例えばアルミ製の接合ブロック47を配設している。
あり、第4の実施例と異なるところを説明する。尚、第
4の実施例と同一部分には同一符号を付している。この
第5の実施例の熱交換器45は、コルゲートフィン形熱
交換器である。この熱交換器45では、コルゲートフィ
ン46を、その波形の頂上部分が熱交換流路42の扁平
チューブ42cの側面に当接するように、換言すると、
該コルゲートフィン46の端部が被覆材29に当接する
ように該扁平チューブ42c間に配置するように構成し
ている。そして、上記扁平チューブ42c間の適当な部
分(例えば図8中上下方向の中間部分)に、コルゲート
フィン46が存在しない空間部を設け、この空間部内に
例えばアルミ製の接合ブロック47を配設している。
【0039】この場合、接合ブロック47は一対の扁平
チューブ42c間に1個或いは2個配設されると共に、
接合ブロック47が配設されない一対の扁平チューブ4
2c間が1個おきに設けられるように構成されている。
また、上記接合ブロック47は、扁平チューブ42cに
例えばろう付けされることにより一体に固着されてい
る。
チューブ42c間に1個或いは2個配設されると共に、
接合ブロック47が配設されない一対の扁平チューブ4
2c間が1個おきに設けられるように構成されている。
また、上記接合ブロック47は、扁平チューブ42cに
例えばろう付けされることにより一体に固着されてい
る。
【0040】そして、被覆材29を接合ブロック47に
固着するに際しては、例えばねじ48により締め付け固
定している。上記接合ブロック47には、ねじ48を螺
挿するためのねじ孔47aが形成されている。この場
合、ねじ48に代えて、接着剤により接着固定するよう
に構成しても良い。尚、上述した以外の構成は、第4の
実施例の構成と同じ構成となっている。従って、上記第
5の実施例においても、第4の実施例と同様な作用効果
を得ることができる。
固着するに際しては、例えばねじ48により締め付け固
定している。上記接合ブロック47には、ねじ48を螺
挿するためのねじ孔47aが形成されている。この場
合、ねじ48に代えて、接着剤により接着固定するよう
に構成しても良い。尚、上述した以外の構成は、第4の
実施例の構成と同じ構成となっている。従って、上記第
5の実施例においても、第4の実施例と同様な作用効果
を得ることができる。
【0041】また、上記第5の実施例では、接合ブロッ
ク47を扁平チューブ42c間に配設し、被覆材29を
上記接合ブロック47にねじ止めする構成としたが、こ
れに代えて、次のように構成しても良い。即ち、接合ブ
ロック47を扁平チューブ42c間に配設することを止
め、コルゲートフィン46の波形のピッチよりも若干大
きい外径を有するタップねじを、被覆材29を貫通させ
てコルゲートフィン46の波形の空間部(隙間)に螺挿
することによって、被覆材29をコルゲートフィン46
に直接ねじ止めするように構成しても良い。この構成の
場合も、被覆材29の中間部分にたるみが生ずることを
確実に防止できる。そして、この構成では、タップねじ
で締め付け固定する作業を行うだけであるから、製造作
業が容易になると共に、製造コストもほとんど高くなら
ない。
ク47を扁平チューブ42c間に配設し、被覆材29を
上記接合ブロック47にねじ止めする構成としたが、こ
れに代えて、次のように構成しても良い。即ち、接合ブ
ロック47を扁平チューブ42c間に配設することを止
め、コルゲートフィン46の波形のピッチよりも若干大
きい外径を有するタップねじを、被覆材29を貫通させ
てコルゲートフィン46の波形の空間部(隙間)に螺挿
することによって、被覆材29をコルゲートフィン46
に直接ねじ止めするように構成しても良い。この構成の
場合も、被覆材29の中間部分にたるみが生ずることを
確実に防止できる。そして、この構成では、タップねじ
で締め付け固定する作業を行うだけであるから、製造作
業が容易になると共に、製造コストもほとんど高くなら
ない。
【図1】本発明の第1の実施例を示す熱交換器の破断斜
視図
視図
【図2】プレートフィンの側面図
【図3】吸着式冷凍装置の概略全体構成図
【図4】本発明の第2の実施例を示すもので、プレート
フィンの折曲片部を示す図
フィンの折曲片部を示す図
【図5】本発明の第3の実施例を示す図4相当図
【図6】本発明の第4の実施例を示す図1相当図
【図7】コルゲートフィンの部分斜視図
【図8】本発明の第5の実施例を示す図6相当図
【図9】従来構成を示す熱交換器及び密閉容器の縦断側
面図
面図
【図10】熱交換器の部分拡大側面図
11は吸着式冷凍装置、12は第1の熱交換器、13は
第2の熱交換器、14、15は密閉容器、20は凝縮
器、23は蒸発器、25は冷媒回路、26は熱交換流
路、27はプレートフィン、27bは折曲片部、28は
吸着剤、29は被覆材、32は固定手段、41は熱交換
器、42は熱交換流路、43はコルゲートフィン、44
は当接部、45は熱交換器、46はコルゲートフィン、
47は接合ブロック、48はねじを示す。
第2の熱交換器、14、15は密閉容器、20は凝縮
器、23は蒸発器、25は冷媒回路、26は熱交換流
路、27はプレートフィン、27bは折曲片部、28は
吸着剤、29は被覆材、32は固定手段、41は熱交換
器、42は熱交換流路、43はコルゲートフィン、44
は当接部、45は熱交換器、46はコルゲートフィン、
47は接合ブロック、48はねじを示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 加熱流体または冷却流体を流通させる熱
交換流路と、この熱交換流路の外面に設けられたフィン
と、このフィンまたは前記熱交換流路に接触するように
充填された吸着剤と、前記フィンまたは前記熱交換流路
の外周部を覆うように設けられ内部に前記吸着剤を収容
保持すると共に通気性を有する被覆材とを備えて成る吸
着式冷凍装置の熱交換器において、 前記フィンまたは前記熱交換流路の外周部と前記被覆材
との当接部分を部分的に固定する固定手段を備えたこと
を特徴とする吸着式冷凍装置の熱交換器。 - 【請求項2】 前記フィンをプレートフィンにより構成
した場合、 前記固定手段を、前記プレートフィンの端部に突設され
前記被覆材との当接面積を大きくするように折り曲げら
れた折曲片部と、この折曲片部を前記被覆材に固着する
固着部材とから構成したことを特徴とする請求項1記載
の吸着式冷凍装置の熱交換器。 - 【請求項3】 前記フィンをコルゲートフィンにより構
成した場合、 前記コルゲートフィンの波形の頂上部分が前記被覆材に
当接するように前記コルゲートフィンを配置し、 前記固定手段を、前記コルゲートフィンの頂上部分に前
記被覆材との当接面積を大きくするように設けられた当
接部と、この当接部を前記被覆材に固着する固着部材と
から構成したことを特徴とする請求項1記載の吸着式冷
凍装置の熱交換器。 - 【請求項4】 前記フィンをコルゲートフィンにより構
成した場合、 前記コルゲートフィンの端部が前記被覆材に当接するよ
うに前記コルゲートフィンを配置し、 前記固定手段を、前記被覆材を貫通して前記コルゲート
フィンの波形の空間部に螺挿されるものであって前記コ
ルゲートフィンの波形のピッチよりも若干大きい外径を
有するタップねじから構成したことを特徴とする請求項
1記載の吸着式冷凍装置の熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7320033A JPH09159301A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 吸着式冷凍装置の熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7320033A JPH09159301A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 吸着式冷凍装置の熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09159301A true JPH09159301A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18117004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7320033A Pending JPH09159301A (ja) | 1995-12-08 | 1995-12-08 | 吸着式冷凍装置の熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09159301A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT410716B (de) * | 2001-02-23 | 2003-07-25 | Vaillant Gmbh | Adsorber/desorber für ein zeolith-heizgerät |
JP2011502074A (ja) * | 2007-10-31 | 2011-01-20 | イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド | 航空機のカート形地上支援装置に取付可能なモジュラー式小型空調システム |
WO2022224350A1 (ja) * | 2021-04-20 | 2022-10-27 | 三菱電機株式会社 | 熱交換器 |
-
1995
- 1995-12-08 JP JP7320033A patent/JPH09159301A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT410716B (de) * | 2001-02-23 | 2003-07-25 | Vaillant Gmbh | Adsorber/desorber für ein zeolith-heizgerät |
JP2011502074A (ja) * | 2007-10-31 | 2011-01-20 | イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド | 航空機のカート形地上支援装置に取付可能なモジュラー式小型空調システム |
WO2022224350A1 (ja) * | 2021-04-20 | 2022-10-27 | 三菱電機株式会社 | 熱交換器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051004 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060228 |