JPH08177958A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JPH08177958A
JPH08177958A JP31985294A JP31985294A JPH08177958A JP H08177958 A JPH08177958 A JP H08177958A JP 31985294 A JP31985294 A JP 31985294A JP 31985294 A JP31985294 A JP 31985294A JP H08177958 A JPH08177958 A JP H08177958A
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vibration
liquid chamber
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diaphragm
engine
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Hiroshi Kojima
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防振装置の特性を可変とする。 【構成】 主液室32と第1副液室34とを第1の制限
通路52で連結し、主液室32と第2副液室70とを第
2の制限通路46で連結する。第2副液室70には、第
2ダイヤフラム68を介して第2空気室74を設ける。
第2空気室74は、切換弁82を開放したときに大気に
連通できるようにする。エンジンの始動時において、ア
イドル振動数より振動数が上昇した場合には、切換弁8
2を閉鎖して第2ダイヤフラム68の剛性を高め、高い
周波数の振動を吸収できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両及び一般産業用機
械等に用いられ、振動発生部からの振動を吸収減衰する
防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンと車体との間には、エ
ンジンマウントとしての防振装置が配設され、エンジン
の振動が車体に伝達されることを阻止するようになって
いる。
【0003】エンジンに発生する振動には、車両が高速
で走行している場合等に発生する所謂シェイク振動や、
アイドル時及び車両が時速5キロ程度で走行している場
合に発生する所謂アイドル振動等がある。
【0004】一般的に、前記シェイク振動の周波数が1
5Hz未満であるのに対し、アイドル振動の周波数が2
0〜50Hzであり、シェイク振動とアイドル振動とで
は周波数が相違する。
【0005】そして、シェイク振動とアイドル振動とを
吸収する防振装置として液体封入式の防振装置が提案さ
れている。この防振装置として、例えばエンジンの吸気
系に生ずる吸入負圧を利用して防振装置の特性を変化さ
せることのできる防振装置が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジン始
動時には、アイドル回転数が上昇して、アイドル回転数
として設定された図8に示す700rpm程度の回転数
以上の例えば900〜1200rpmとなる為、通常の
アイドル振動数より高い振動周波数になってしまうこと
がある。この為、防振装置をアイドル振動に合わせて予
めチューニングしておいても、エンジン始動時には、動
ばね定数Kが上昇して液体の反共振域の振動が発生する
ことになり、アイドル回転数以下になるまで、振動は悪
化することになる。
【0007】本発明は上記事実を考慮して上記欠点を解
決するべく、防振特性を可変とすることができる防振装
置を提供することが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の防振装
置は、振動発生部及び振動受部の一方へ連結される第1
の取付部材と、振動発生部及び振動受部の他方へ連結さ
れる第2の取付部材と、前記第1の取付部材と前記第2
の取付部材との間に設けられ振動発生時に変形する弾性
体と、前記弾性体を隔壁の一部として拡縮可能とされ且
つ液体が封入された主液室と、前記主液室と第1の制限
通路を介して連通され且つ拡縮可能な第1の副液室と、
前記主液室と第2の制限通路を介して連通される第2の
副液室と、前記第2の副液室の隔壁の一部を構成する変
形可能なダイヤフラムと、前記第2の副液室と前記ダイ
ヤフラムを挟んで対向して配置され且つ気体が封入され
た空気室と、前記空気室を大気に連通させる開放状態及
び前記空気室と大気との間を閉鎖する閉鎖状態をとり得
る切換弁と、振動発生部より発生する振動の周波数を検
出し得るセンサと、前記センサよりの情報により、振動
発生部が発生する振動の周波数が予め設定された設定振
動数以下と判断されれば前記切換弁を開放状態とすると
共に、振動発生部が発生する振動の周波数が設定振動数
を越えたと判断されれば前記切換弁を閉鎖状態とする制
御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の防振装置は、エンジン及
び車体の一方へ連結される第1の取付部材と、エンジン
及び車体の他方へ連結される第2の取付部材と、前記第
1の取付部材と前記第2の取付部材との間に設けられ振
動発生時に変形する弾性体と、前記弾性体を隔壁の一部
として拡縮可能とされ且つ液体が封入された主液室と、
前記主液室と第1の制限通路を介して連通され且つ拡縮
可能な第1の副液室と、前記主液室と第2の制限通路を
介して連通される第2の副液室と、前記第2の副液室の
隔壁の一部を構成する変形可能なダイヤフラムと、前記
第2の副液室と前記ダイヤフラムを挟んで対向して配置
され且つ気体が封入された空気室と、前記空気室を大気
に連通させる開放状態及び前記空気室と大気との間を閉
鎖する閉鎖状態をとり得る切換弁と、エンジンより発生
する振動の周波数を検出し得るセンサと、前記センサよ
りの情報により、エンジンが発生する振動の周波数がア
イドル振動数以下と判断されれば前記切換弁を開放状態
とすると共に、エンジンが発生する振動の周波数がアイ
ドル振動数を越えたと判断されれば前記切換弁を閉鎖状
態とする制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1に記載の防振装置の作用を以下に説明
する。
【0011】振動発生部よりの振動は、第1の取付部材
或いは第2の取付部材を介して、弾性体に伝達される。
このとき、振動は弾性体の内部摩擦に基づく抵抗により
吸収される他、弾性体を隔壁の一部とする主液室を拡縮
し、第1の制限通路及び第2の制限通路を流れる液体の
通過抵抗または液柱共振により吸収される。
【0012】これら第1の制限通路及び第2の制限通路
では、吸収することのできない高周波数の振動が発生し
た場合、すなわち予め設定された設定振動数を越えた場
合、センサがこれを検出し、制御手段が切換弁を操作し
て、第2の副液室とダイヤフラムを挟んで対向して位置
する空気室と大気との間を切換弁により閉鎖して閉鎖状
態にさせる。このようにすると、空気室内の空気が空気
ばねとして働き、切換弁を開放して空気室と大気との間
を連通する開放状態にした場合より、ダイヤフラムの剛
性が高まる。
【0013】この結果、液体が第2の制限通路で共振す
る周波数が高周波数側へ移動し、高周波振動の周波数領
域で防振装置の動ばね定数が低下する。即ち、切換弁
で、空気室を大気に開放するか否かで防振装置の特性を
変化させ、幅広い周波数範囲に渡って振動を吸収するこ
とができる。
【0014】請求項2に記載の防振装置の作用を以下に
説明する。エンジンが発生するシェイク振動は、第1の
取付部材或いは第2の取付部材を介して、弾性体に伝達
される。このとき、シェイク振動は弾性体の内部摩擦に
基づく抵抗により吸収される他、弾性体を隔壁の一部と
する主液室を拡縮し、第1の制限通路或いは第2の制限
通路を流れる液体の通過抵抗または液柱共振により吸収
される。
【0015】シェイク振動よりも周波数の高いアイドル
振動が防振装置に入力すると、第1の制限通路が目詰ま
り状態となるが、このときには、第2の制限通路で液体
が共振して防振装置の動ばね定数が低下してアイドル振
動を吸収することができる。
【0016】これら第1の制限通路及び第2の制限通路
では、吸収することのできないアイドル振動より高周波
数の振動がエンジンで発生した場合、センサがこれを検
出し、制御手段が切換弁を操作して、第2の副液室とダ
イヤフラムを挟んで対向して位置する空気室と大気との
間を切換弁により閉鎖して閉鎖状態にさせる。このよう
にすると、空気室内の空気が空気ばねとして働き、切換
弁を開放して空気室と大気との間を連通する開放状態に
した場合より、ダイヤフラムの剛性が高まる。
【0017】この結果、液体が第2の制限通路で共振す
る周波数が高周波数側へ移動し、高周波振動の周波数領
域で防振装置の動ばね定数が低下する。即ち、切換弁
で、空気室を大気に開放するか否かで防振装置の特性を
変化させ、幅広い周波数範囲に渡って振動を吸収するこ
とができる。
【0018】以上より、エンジン始動時において、アイ
ドル回転数として設定された回転数以上にエンジンの回
転数は高まるが、これに合わせて切換弁を、空気室と大
気との間を閉鎖する閉鎖状態とする。従って、防振装置
の特性が変化して、エンジン始動時でも、液体の反共振
域の振動が発生することがなくなり、アイドル回転数を
越えても、振動は吸収される。
【0019】つまり、切換弁を開放状態にすると、アイ
ドル振動の周波数領域で防振装置の動ばね定数が低下す
る。また、切換弁を閉鎖状態にすると、アイドル振動よ
りも周波数の高い例えばこもり音の原因となる高周波振
動の周波数領域で防振装置の動ばね定数が低下する。
【0020】
【実施例】
[第1実施例]本発明に係る防振装置の第1実施例を図
1から図4に示し、これらの図に基づき本実施例を説明
する。
【0021】図1に示すように、本実施例の防振装置1
0には第1の取付部材としての底板12が備えられてい
る。この底板12の中央下部には取付ボルト14が突出
され、一例として図示しない自動車の車体へこの取付ボ
ルト14を用いて防振装置10が固定される。底板12
の周囲は直角に屈曲された筒状の立壁部12Aとされて
おり、この立壁部12Aの上端部には直角に屈曲された
フランジ部12Bが連続して形成されている。
【0022】この底板12のフランジ部12Bには筒状
の外筒16の下端部がかしめ固定されており、フランジ
部12Bと外筒16の下端部との間に、第1ダイヤフラ
ム18の周縁部が挟持されている。この第1ダイヤフラ
ム18と前記底板12との間の空間は第1空気室20と
され、立壁部12Aに形成された空気孔21を介して第
1空気室20と外部とが連通される。
【0023】外筒16の内周面上端部は内径が拡大され
た拡開部16Bとされており、この拡開部16Bには、
外筒16の開口部分を閉塞する弾性体22の外周が加硫
接着されている。また、弾性体22の一部は外筒16の
内周下端部まで延設されており、弾性体22の外周側が
外筒16に加硫接着されている。
【0024】この弾性体22の中央には第2の取付部材
としての支持台24が加硫接着されている。この支持台
24は図示しないエンジンの搭載部であり、エンジンを
固定する取付ボルト26が立設されている。
【0025】ここに外筒16の内周部、弾性体22の下
端部及び第1ダイヤフラム18等によって液室28が形
成されており、この液室28内にはエチレングリコール
等の液体29が充填されている。
【0026】液室28内には合成樹脂等で形成された円
柱状の仕切部材30が配置され、液室28を主液室32
と第1副液室34とに区画している。なお、この仕切部
材30の第1副液室34側には、凹部30Aが形成され
ている。
【0027】仕切部材30の外周には、周方向に沿って
断面矩形状の細溝44Aが形成されている。細溝44A
の一端には、仕切部材30の上面まで延びる細溝44B
が連結しており、細溝44Aの他端に凹部30Aへ貫通
する開口部44Cが連結されている。細溝44A、44
Bの外筒16側は前記弾性体22の延長部によって閉塞
され、主液室32と第1副液室34との間を連通する第
1の制限通路52とされている。
【0028】さらに、仕切部材30には、外周から仕切
部材30の中心へ向けて矩形孔42が形成されており、
図1に示すように、この矩形孔42の先端は上方へ屈曲
し、開口部42Aを介して主液室32へ連通して第2の
制限通路46を構成している。
【0029】外筒16の側面であって仕切部材30の矩
形孔42に対応する位置には、貫通孔48が形成されて
おり、貫通孔48に対応する外筒16の外周面にはブロ
ック50が取り付けられている。
【0030】ブロック50には凹部54が形成されてお
り、凹部54の底部中央には、外筒16の貫通孔48と
同軸となる貫通孔55が形成されている。なお、外筒1
6の貫通孔48には、弾性体22の一部を貫通してブロ
ック50の貫通孔55と仕切部材30の矩形孔42とを
連通する枠状の連通部材49が、挿入されている。
【0031】凹部54の開口部分外側のブロック50の
部分には、環状凹部76が形成されており、この環状凹
部76とブロック78との間に第2ダイヤフラム68の
周縁部が挟持されている。第2ダイヤフラム68は、自
由状態では凹部54側へ向けて略半球状に突出されてい
る。この為、凹部54が第2ダイヤフラム68によって
閉塞されて第2副液室70を構成している。
【0032】また、ブロック78の第2ダイヤフラム6
8に向かい合う面には、略半球状の凹部78Aが形成さ
れている。この凹部78Aと第2ダイヤフラム68との
間は第2空気室74とされている。
【0033】ブロック78のブロック50とは反対側に
は、連結管80を介して、図1から図3に示すような切
換弁82の本体82Aが取り付けられており、本体82
Aには、コイル84を収納したコイル収納体90がチュ
ーブ88を介して連結されている。このチューブ88内
には、プランジャ86が移動可能に配置されており、プ
ランジャ86の基端側とコイル収納体90内に設置され
た吸引子96との間には、スプリング92が配置されて
いる。そして、プランジャ86の先端側には、パッキン
86Aが取り付けられており、ブロック78、連結管8
0及び切換弁82の本体82Aを貫通して第2空気室7
4と大気とを連通するL形の通路94をこのパッキン8
6Aで遮断可能となっている。
【0034】従って、コイル84へ電圧を印加していな
い場合には、図2に示すように、プランジャ86がスプ
リング92に付勢されてパッキン86Aが通路94を閉
塞する。一方、コイル84へ所定の電圧を印加すると、
図3に示すように、プランジャ86がコイル84の発生
する電磁力によって吸引子96側に吸引され、プランジ
ャ86の先端のパッキン86Aが逃げて通路94が開放
される。
【0035】コイル84は、印加電圧をオン・オフする
制御手段である制御回路60に連結されている。制御回
路60は車両電源によって駆動され、少なくとも車速セ
ンサ98及びエンジン回転数センサ99からの検出信号
を受け、車速及びエンジン回転数を検出できる。これに
より制御回路60は車両がアイドル時かシェイク時かを
判断できる。
【0036】なお、第2の制限通路46の通路長さより
第1の制限通路52の通路長さの方が長く、第1の制限
通路52の通路断面積の方が、第2の制限通路46の通
路断面積より小さくなっている。
【0037】また、第1ダイヤフラム18及び第2ダイ
ヤフラム68の剛性は相互に異なり、第1ダイヤフラム
18より第2ダイヤフラム68の方が剛性が高くなって
いる。
【0038】ここで、制限通路の大きさとダイヤフラム
の剛性とで、制限通路での液柱共振周波数が決定される
こととなり、第2の制限通路46での液柱共振周波数を
第2ダイヤフラム68の剛性の値を変更することによっ
て、変更可能とされる。
【0039】次に実施例の作用を説明する。この防振装
置10の底板12を一例として自動車等の車両の車体へ
固定し、支持台24にエンジンを搭載して固定すると、
エンジンの振動は支持台24、弾性体22、外筒16及
び底板12を介して自動車の車体へ支持され、弾性体2
2の内部摩擦に基づく抵抗によって振動が吸収される。
【0040】また、車両が例えば70〜80km/hで
走行するとシェイク振動(例えば、周波数15Hz未
満)が生じ得る。このとき、液体29は第1の制限通路
52を通って主液室32と第1副液室34とを行き来す
ることになり、液体29が第1の制限通路52を通過す
る際の抵抗で減衰力が生じ、シェイク振動が効果的に吸
収される。なお、シェイク振動では、剛性の高い第2ダ
イヤフラム68は殆ど変形せず、第2の制限通路46に
は、液体29の流れは殆ど生じない。
【0041】また、エンジンがアイドリング運転の場合
や車速が5km/h以下の場合にはアイドル振動(例え
ば、周波数20〜50Hz)が生じる。従って、設定振
動数は、例えば50Hzと予め設定することができる。
【0042】このアイドル振動時には、第1の制限通路
52が目詰まり状態となる。制御回路60は車速センサ
98及びエンジン回転数センサ99によりアイドル振動
発生時であることを判断し、切換弁82のコイル84に
電圧を印加してプランジャ86を吸引する。これによっ
て、第2空気室74が大気に開放された開放状態とな
り、アイドル振動の振動周波数領域での防振装置10の
動ばね定数が低下してアイドル振動が確実に吸収され
る。
【0043】さらに、エンジンの始動時において、アイ
ドル回転数として設定された回転数(例えば700rp
m)以上にエンジンの回転数は高まるが、これに合わせ
て、制御回路60が車速センサ98及びエンジン回転数
センサ99より送られる情報によりエンジンが高回転時
であると判断すると、制御回路60はコイル84に電圧
を印加するのを停止する。これによって、プランジャ8
6の先端が通路94を塞ぎ、切換弁82が、第2空気室
74と大気との間を閉鎖する閉鎖状態となる。
【0044】この結果、第2空気室74内の空気が空気
ばねの役目を果たすようになるため、第2ダイヤフラム
68の剛性が上がり、これによって第2の制限通路46
での液柱共振周波数が高周波数側へ移動して、エンジン
の高回転時における振動の周波数領域の動ばね定数が低
下して、振動が確実に吸収される。
【0045】具体的に説明すると、防振装置10の特性
が図4に示す実線の状態から点線の状態に変化するの
で、エンジンの始動時において900〜1200rpm
程度の高回転がエンジンに生じても、動ばね定数Kが低
下して、液体の反共振域の振動が発生することがなくな
る。この為、アイドル回転数を越えても、振動は吸収さ
れる。
【0046】つまり、切換弁82を開放状態にすると、
通常のアイドル振動の周波数領域で防振装置10の動ば
ね定数が低下する。また、切換弁82を閉鎖状態にする
と、エンジンの始動時におけるアイドル振動よりも周波
数の高い例えばこもり音の原因となる高周波振動の周波
数領域で、防振装置10の動ばね定数が低下する。
【0047】また、車速が100km/h以上、エンジン回
転数が3000rpm以上の場合等には、こもり音の発
生原因となる高周波振動(例えば、周波数80Hz 付
近)が生じる。この場合も、制御回路60が車速センサ
98及びエンジン回転数センサ99によりエンジンが高
周波振動時であると判断し、制御回路60はコイル84
に電圧を印加するのを停止する。
【0048】これによって前述と同様に、プランジャ8
6の先端が通路94を塞ぎ、第2空気室74が閉塞され
るので、第2ダイヤフラム68の剛性が上がることにな
る。
【0049】このように、本実施例の防振装置10で
は、第2空気室74を大気に開放するか否かで防振特性
を可変することができる。また、液体に面した第2空気
室74の空気をエンジンの吸気系で吸引するわけではな
いので、仮に第2ダイヤフラム68が切れたとしもエン
ジンに影響を及ぼすことは一切無い。また、第2ダイヤ
フラム68を吸引することがないので、主液室32内の
容積変化は生じず、防振装置10の高さ変化を起こすこ
ともない。
【0050】[第2実施例]本発明の第2実施例を図5
にしたがって説明する。なお、第1実施例と同一構成に
関しては同一符号を付し、その説明は省略する。
【0051】図5に示すように、本実施例の防振装置1
0の外筒16は、厚肉の円筒状とされており、下部の一
部が薄肉状とされている。また、この防振装置10の仕
切部材30の下部には、フランジ30Aが設けられてい
る。
【0052】さらに、底板12のフランジ部12Bと外
筒16の厚肉部分の下端部との間に、仕切部材30のフ
ランジ30A及び第1ダイヤフラム18の周縁部が挟持
され、外筒16の薄肉部分でかしめ固定されている。
【0053】仕切部材30の矩形孔42に対応する外筒
16の外周側の位置には、凹部62が形成されており、
この凹部62はブロック64によって閉塞されている。
凹部62の底部には貫通孔72が形成されており、この
貫通孔72は矩形孔42に連通している。
【0054】また、凹部62の底部であって貫通孔72
の外周側には、環状凹部66が形成されており、この環
状凹部66とブロック64との間に第2ダイヤフラム6
8の周縁部が挟持されている。第2ダイヤフラム68
は、自由状態では貫通孔72側へ向けて略半球状に突出
されており、貫通孔72が第2ダイヤフラム68によっ
て閉塞されて第2副液室70を構成している。また、ブ
ロック64の第2ダイヤフラム68に向かい合う側には
凹部64Aが形成されている。この凹部64Aと第2ダ
イヤフラム68との間は第2空気室74とされており、
この第2空気室74と切換弁82とがブロック64に形
成された孔64Bにより連通されている。
【0055】一方、仕切部材30には、主液室32側の
中央に凹部300が形成されており、凹部300にはダ
イヤフラム固定パイプ302が挿入固定されている。
【0056】ダイヤフラム固定パイプ302の内周面に
は軸方向中間部に円板状の第3ダイヤフラム304の外
周が加硫接着されており、第3ダイヤフラム304と凹
部300の底部との間の空間が第3空気室306となっ
ている。なお、この第3空気室306は、大気と連通し
ていない。
【0057】また、本実施例では、第1ダイヤフラム1
8、第2ダイヤフラム68、第3ダイヤフラム304の
順に剛性が高くなっている。
【0058】次に、本実施例の作用を説明する。シェイ
ク振動時には、液体29が第1の制限通路52を通過す
る際の抵抗でシェイク振動が効果的に吸収される。な
お、シェイク振動では、剛性の高い第2ダイヤフラム6
8及び第3ダイヤフラム304は殆ど変形せず、第2の
制限通路46には液体29の流れは殆ど生じない。
【0059】また、アイドル振動時には、第1の制限通
路52が目詰まり状態となる。このため、液体29は、
第2の制限通路46を通って主液室32と第2副液室7
0とを行き来することになり、第2の制限通路70内で
液柱共振をする。なお、アイドル振動では、剛性の高い
第3ダイヤフラム304は殆ど変形しない。
【0060】そして、第1実施例と同様に、制御回路6
0は車速センサ98及びエンジン回転数センサ99によ
りアイドル振動発生時であることを判断し、切換弁82
のコイル84に電圧を印加してプランジャ86を吸引す
る。これによって、第2空気室74が大気に開放された
開放状態となり、アイドル振動の振動周波数領域での防
振装置10の動ばね定数が低下してアイドル振動が確実
に吸収される。
【0061】さらに、エンジンの始動時においても、第
1実施例と同様に作用するので、以下重複した説明を省
略する。
【0062】また、車速が100km/h以上、エンジン回
転数が3000rpm以上の場合等には、こもり音の発
生原因となる高周波振動(例えば、周波数80Hz 付
近)が生じる。この場合も、制御回路60が車速センサ
98及びエンジン回転数センサ99によりエンジンが高
周波振動時であると判断し、制御回路60はコイル84
に電圧を印加するのを停止する。
【0063】これによって前述と同様に、プランジャ8
6の先端が通路94を塞ぎ、第2空気室74が閉塞され
るので、第2ダイヤフラム68の剛性が上がって、第3
ダイヤフラム304と共に作用して動ばねが低下するこ
とになる。 [第3実施例]本発明の第3実施例を図6及び図7にし
たがって説明する。なお、前述の実施例と同一構成に関
しては同一符号を付し、その説明は省略する。
【0064】図6及び図7に示すように、本実施例の防
振装置10には図示しない車体への取付用とされる取付
フレーム112が備えられており、この取付フレーム1
12の環状部114には外筒116が挿入されている。
外筒116の内側には薄肉ゴム層118が加硫接着され
ており、この薄肉ゴム層118は、上側の一部が外筒1
16の内周面から離れた第1ダイヤフラム120とされ
ており、下側の一部が外筒116の内周面から離れ略球
面状に凸に形成された第2ダイヤフラム121とされて
いる。
【0065】第1ダイヤフラム120と外筒116との
間の空間は第1空気室131とされており、必要に応じ
て外部と連通される。また、第2ダイヤフラム121と
外筒116との間は第2空気室137とされている。
【0066】外筒116の内部には中間ブロック122
及び中間ブロック124が挿入されている。中間ブロッ
ク122の軸方向両端部にそれぞれフランジ部122A
が形成されており、これらフランジ部122Aの外周面
が薄肉ゴム層118へ密着されている。そして、これら
フランジ部122Aの間に中間ブロック124が嵌入さ
れている。中間ブロック124は外筒116の軸方向か
ら見て略半円形のブロック形状とされており、外周面が
薄肉ゴム層118へ密着している。
【0067】中間ブロック124に面した中間ブロック
122の中央部には、切欠部122Bが形成され、内筒
126が貫通している。この内筒126は外筒116と
同軸的に配置され、中間ブロック122との間に弾性体
128が掛け渡されている。これによって内筒126は
外筒116と相対移動可能となっている。
【0068】弾性体128の外周面の一部は中間ブロッ
ク124の頂面124Aに密着されており、弾性体12
8の中間部には中間ブロック124との間に主液室13
0を形成する切欠部128Aが形成されている。また、
中間ブロック122のフランジ部122A間には、中間
ブロック122、中間ブロック124、薄肉ゴム層11
8及び第1ダイヤフラム120によって区画された第1
副液室132が形成されている。
【0069】中間ブロック124の外周には通路135
が形成されている。この通路135は一端が第1副液室
132に連結され、他端が開口135Aを介して主液室
130に連結されており、外筒116によって囲まれて
シェイク振動吸収用の第1の制限通路136を構成して
いる。
【0070】また、中間ブロック124の下部には切欠
部124Bが形成されており、この切欠部124Bは薄
肉ゴム層118及び第2ダイヤフラム121によって囲
まれて第2副液室133を構成している。さらに、中間
ブロック124には、一端が第2副液室133に連結さ
れ、他端が中間ブロック124の内周部に形成される開
口134Aを介して、主液室130と連結されるアイド
ル振動吸収用の第2の制限通路134が、形成されてい
る。
【0071】なお、これらの主液室130、第1副液室
132、第2副液室33、第2の制限通路134及び第
1の制限通路136には、エチレングリコール等の液体
29が充填されている。
【0072】前記第2空気室137に対応する外筒11
6には、外筒116の内外を連通する開口部としての円
孔140が形成されている。環状部114には、円孔1
40と同軸的に円孔140と同径の円孔141が形成さ
れている。そして、これら円孔140、141に連結管
80を介して、切換弁82が連結されている。
【0073】他方、本実施例では、通路長さは第1の制
限通路136の方が第2の制限通路134よりも長く、
通路断面積は第2の制限通路134の方が第1の制限通
路136よりも大きい。また、第2ダイヤフラム121
の方が第1ダイヤフラム120よりも剛性が高くなって
いる。
【0074】本実施例では、第2の制限通路134での
液柱共振周波数は、第2ダイヤフラム121の剛性の値
を変更することによって変更が可能である。
【0075】次に本実施例の作用を説明する。シェイク
振動には、液体29が第1の制限通路136を通過する
際の抵抗でシェイク振動が効果的に吸収される。なお、
シェイク振動では、剛性の高い第2ダイヤフラム121
は殆ど変形せず、第2の制限通路134には、液体29
の流れは殆ど生じない。
【0076】また、アイドル振動時には、第1の制限通
路136が目詰まり状態となる。このため、液体29
は、第2の制限通路134を通って主液室132と第2
副液室133とを行き来することになる。
【0077】そして、この際、制御回路60は車速セン
サ98及びエンジン回転数センサ99によりアイドル振
動発生時であることを判断し、切換弁82のコイル84
に電圧を印加してプランジャ86を吸引する。これによ
って、第2空気室137が大気に開放された開放状態と
なり、アイドル振動の振動周波数領域での防振装置10
の動ばね定数が低下してアイドル振動が確実に吸収され
る。
【0078】さらに、エンジンの始動時において、アイ
ドル回転数として設定された回転数(例えば700rp
m)以上にエンジンの回転数は高まるが、これに合わせ
て、制御回路60が車速センサ98及びエンジン回転数
センサ99より送られる情報によりエンジンが高回転時
であると判断すると、制御回路60はコイル84に電圧
を印加するのを停止する。これによって、プランジャ8
6の先端が通路94を塞ぎ、切換弁82が、第2空気室
137と大気との間を閉鎖する閉鎖状態となる。
【0079】この結果、第2空気室137内の空気が空
気ばねの役目を果たすようになるため、第2ダイヤフラ
ム121の剛性が上がり、これによって第2の制限通路
46での液柱共振周波数が高周波数側へ移動し、エンジ
ンの高回転時における振動の周波数領域の動ばね定数が
低下して、振動が確実に吸収される。
【0080】つまり、第1実施例と同様に切換弁82を
開放状態にすると、通常のアイドル振動の周波数領域で
防振装置10の動ばね定数が低下する。また、切換弁8
2を閉鎖状態にすると、エンジンの始動時におけるアイ
ドル振動よりも周波数の高い例えばこもり音の原因とな
る高周波振動の周波数領域で、防振装置10の動ばね定
数が低下する。
【0081】また、車速が100km/h以上、エンジン回
転数が3000rpm以上の場合等には、こもり音の発
生原因となる高周波振動(例えば、周波数80Hz 付
近)が生じる。この場合も、制御回路60が車速センサ
98及びエンジン回転数センサ99によりエンジンが高
周波振動時であると判断し、制御回路60はコイル84
に電圧を印加するのを停止する。
【0082】これによって前述と同様に、プランジャ8
6の先端が通路94を塞ぎ、第2空気室137が閉塞さ
れるので、第2ダイヤフラム121の剛性が上がること
になる。
【0083】また、前記実施例では防振装置10をエン
ジンマウントとして用いる構成を示したが、本発明はこ
れに限らず、防振装置10をキャブマウント、ボデイマ
ウント、一般産業用機械の支持等に用いてもよいことは
勿論である。
【0084】
【発明の効果】以上説明した如く本発明の防振装置で
は、防振特性を可変とすることが可能となるという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る防振装置の断面図で
ある。
【図2】本発明の第1実施例に係る防振装置に採用され
る切換弁の拡大断面図であって、閉鎖状態を示す。
【図3】本発明の第1実施例に係る防振装置に採用され
る切換弁の拡大断面図であって、開放状態を示す。
【図4】本発明の第1実施例に係る防振装置の特性を表
すグラフを示す図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る防振装置の断面図で
ある。
【図6】本発明の第3実施例に係る防振装置の断面図で
ある。
【図7】本発明の第3実施例に係る防振装置の分解斜視
図である。
【図8】従来の防振装置の特性を表すグラフを示す図で
ある。
【符号の説明】
10 防振装置 12 底板(第1の取付部材) 18 第1ダイヤフラム 22 弾性体 24 支持台(第2の取付部材) 32 主液室 34 第1副液室 46 第2の制限通路 52 第1の制限通路 60 制御回路(制御手段) 68 第2ダイヤフラム 70 第2副液室 74 第2空気室 82 切換弁 98 車速センサ 99 エンジン回転数センサ 116 外筒(第1の取付部材) 120 第1ダイヤフラム 121 第2ダイヤフラム 126 内筒(第2の取付部材) 128 弾性体 132 第1副液室 133 第2副液室 134 第2の制限通路 136 第1の制限通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動発生部及び振動受部の一方へ連結され
    る第1の取付部材と、 振動発生部及び振動受部の他方へ連結される第2の取付
    部材と、 前記第1の取付部材と前記第2の取付部材との間に設け
    られ振動発生時に変形する弾性体と、 前記弾性体を隔壁の一部として拡縮可能とされ且つ液体
    が封入された主液室と、 前記主液室と第1の制限通路を介して連通され且つ拡縮
    可能な第1の副液室と、 前記主液室と第2の制限通路を介して連通される第2の
    副液室と、 前記第2の副液室の隔壁の一部を構成する変形可能なダ
    イヤフラムと、 前記第2の副液室と前記ダイヤフラムを挟んで対向して
    配置され且つ気体が封入された空気室と、 前記空気室を大気に連通させる開放状態及び前記空気室
    と大気との間を閉鎖する閉鎖状態をとり得る切換弁と、 振動発生部より発生する振動の周波数を検出し得るセン
    サと、 前記センサよりの情報により、振動発生部が発生する振
    動の周波数が予め設定された設定振動数以下と判断され
    れば前記切換弁を開放状態とすると共に、振動発生部が
    発生する振動の周波数が設定振動数を越えたと判断され
    れば前記切換弁を閉鎖状態とする制御手段と、 を備えたことを特徴とする防振装置。
  2. 【請求項2】エンジン及び車体の一方へ連結される第1
    の取付部材と、 エンジン及び車体の他方へ連結される第2の取付部材
    と、 前記第1の取付部材と前記第2の取付部材との間に設け
    られ振動発生時に変形する弾性体と、 前記弾性体を隔壁の一部として拡縮可能とされ且つ液体
    が封入された主液室と、 前記主液室と第1の制限通路を介して連通され且つ拡縮
    可能な第1の副液室と、 前記主液室と第2の制限通路を介して連通される第2の
    副液室と、 前記第2の副液室の隔壁の一部を構成する変形可能なダ
    イヤフラムと、 前記第2の副液室と前記ダイヤフラムを挟んで対向して
    配置され且つ気体が封入された空気室と、 前記空気室を大気に連通させる開放状態及び前記空気室
    と大気との間を閉鎖する閉鎖状態をとり得る切換弁と、 エンジンより発生する振動の周波数を検出し得るセンサ
    と、 前記センサよりの情報により、エンジンが発生する振動
    の周波数がアイドル振動数以下と判断されれば前記切換
    弁を開放状態とすると共に、エンジンが発生する振動の
    周波数がアイドル振動数を越えたと判断されれば前記切
    換弁を閉鎖状態とする制御手段と、 を備えたことを特徴とする防振装置。
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