JPH08177842A - アルミプロペラシャフトの製造方法 - Google Patents

アルミプロペラシャフトの製造方法

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JPH08177842A
JPH08177842A JP32840794A JP32840794A JPH08177842A JP H08177842 A JPH08177842 A JP H08177842A JP 32840794 A JP32840794 A JP 32840794A JP 32840794 A JP32840794 A JP 32840794A JP H08177842 A JPH08177842 A JP H08177842A
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aluminum
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steel member
propeller shaft
steel
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Yutaka Kawada
豊 川田
Hau Ko
▲はう▼ 顧
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Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
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Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルミ部材とスチール部材とを短時間で低コ
ストで結合できるアルミプロペラシャフトの製造方法を
提供する。 【構成】 アルミ部材19の一端面19aにスチール部
材20の一端面20aを連結してなるアルミプロペラシ
ャフトPの製造方法において、スチール部材20の一端
面20aに回転伝達用の凹凸22を成形し、そのスチー
ル部材20の一端面20aをアルミ部材19の一端面1
9aに鋳ぐるむように押付けて、アルミ部材19の一端
面19aをスチール部材20の凹凸22に合わせて変形
させると共に、アルミ部材19の一端面19aの外縁2
3をスチール部材20の押付け方向Aの後方に押し出
し、押し出されたアルミ部材19の外縁23を内方にカ
シメ24てスチール部材20とアルミ部材19とを連結
するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンから駆動輪へ
動力を伝達する車両用のアルミプロペラシャフトの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用のプロペラシャフトPは、図3に
示すように、トランスミッション側Tに接続された第1
シャフト1と、デファレンシャル側Dに接続された第2
シャフト2と、これら第1および第2シャフト1,2を
連結するセンターユニバーサルジョイント3と、センタ
ーユニバーサルジョイント3近傍の第1シャフト1の一
部を車体フレーム(図示せず)に軸支するセンターベア
リング4とから構成されている。
【0003】ところで、近年、車両用のプロペラシャフ
トPの軽量化が推進されており、プロペラシャフトPの
材質をスチールからアルミにすることが試みられてい
る。この場合、全ての部品をアルミ化しようとすると、
アルミはスチールに比べて強度が弱いため、上記シャフ
ト1,2の軸径をアップさせる必要がある。しかし、か
かる軸径のアップは、第1シャフト1の外周に取り付け
られるセンターベアリング4のサイズアップを招き、周
速度が上昇して許容回転数(DN値)を満足しなくなる
と共に、車両への取付スペースを満足しなくなる問題が
ある。
【0004】そこで、本出願人は、図4および図5に示
すように、第1シャフト1をトランスミッション側Tの
アルミ部材5とセンターベアリング4側のスチール部材
6とに分割し、これらの接合面にそれぞれクロスセレー
ション7を形成してこれらを噛合させ、その外周に袋ナ
ット状のロックナット8を締付けて連結するようにした
ものを開発した(特願平4-320730号等)。この構成によ
れば、スチール部材6はサイズアップする必要がないの
で、その外周に従来と同径のセンターベアリング4を被
嵌することができ、上述した許容回転数の問題および取
付スペースの問題は生じない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ロックナット
8の製造やクロスセレーション7の形成などに時間がか
かり、製作コストが増大してしまう。また、双方セレー
ション7を噛合させてロックナット8を締め込むという
締結作業に時間がかかる。また、アルミ部材5の外周に
ロックナット8用のネジ9を形成することは、そのネジ
サイズが大きいことから加工時間にがかかると共に、量
産性にも問題がある。また、アルミ部材5およびスチー
ル部材6の外周にロックナット8を被嵌しているため、
取付スペースが大きくなると共に、重量も増大し、アル
ミ化したメリットが小さくなってしまう。
【0006】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、アルミ部材とスチール部材とを短時間で低コス
トで結合できるアルミプロペラシャフトの製造方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、アルミ部材の一端面にスチール部材の一端面を
連結してなるアルミプロペラシャフトの製造方法におい
て、スチール部材の一端面に回転伝達用の凹凸を成形
し、そのスチール部材の一端面をアルミ部材の一端面に
鋳ぐるむように押付けて、アルミ部材の一端面をスチー
ル部材の凹凸に合わせて変形させると共に、アルミ部材
の一端面の外縁をスチール部材の押付け方向の後方に押
し出し、押し出されたアルミ部材の外縁を内方にカシメ
てスチール部材とアルミ部材とを連結するようにしたも
のである。
【0008】
【作用】上記製造方法によれば、アルミ部材とスチール
部材とを鋳ぐるみ結合しているため、従来のようにセレ
ーション同志を噛合させてその外周にロックナットを締
付ける必要はなく、アルミ部材とスチール部材とを短時
間で低コストで結合できる。
【0009】また、このようにして製造されたアルミプ
ロペラシャフトは、トルク伝達のための回転方向の固定
が鋳ぐるむように押し付けられた凹凸の噛み合いによっ
てなされ、軸方向の固定がアルミ部材の外縁のカシメに
よってなされる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明
する。
【0011】車両用のアルミプロペラシャフトPは、図
3に示すように、トランスミッション側Tにユニバーサ
ルジョイント10を介して接続された第1シャフト1
と、デファレンシャル側Dにユニバーサルジョイント1
1を介して接続された第2シャフト2と、これら第1お
よび第2シャフト1,2を連結するセンターユニバーサ
ルジョイント3と、センターユニバーサルジョイント3
近傍の第1シャフト1の一部を車体フレーム(図示せ
ず)に軸支するセンターベアリング4とから構成されて
いる。
【0012】第2シャフト2は、パイプ体12にスプラ
イン13が形成されたロッド体14を挿入してなる伸縮
部15を備えており、軸方向に伸縮自在となっている。
他方、第1シャフト1は、ユニバーサルジョイント10
の一部を構成するヨーク16と、センターベアリング4
が被嵌される軸部17と、これらヨーク16と軸部17
とを接続するアルミパイプ18とから構成されている。
【0013】軸部17は、図2に示すように、その軸方
向にアルミ部材19とスチール部材20とに分割されて
おり、アルミ部材19の一端面19aにスチール部材2
0の一端面20aが連結されて構成されている。そし
て、アルミ部材19の反対側の端部19bには、アルミ
パイプ18が圧入されて溶接され、スチール部材20の
外周には、センターベアリング4が被嵌される。図2
中、21はセンターベアリング4のヨークである。
【0014】上記アルミ部材19とスチール部材20と
の連結方法について図1を用いて説明する。図示するよ
うに、アルミ部材19は、有底筒体状に形成されてお
り、一端面19aが円状平面となっている。他方、スチ
ール部材20の一端面20aは、アルミ部材19の一端
面19aより小径の円状平面となっている。
【0015】まず、図1(a) に示すように、スチール部
材20の一端面20aに、回転伝達用の凹凸22を成形
する。凹凸22は、スチール部材20の鋳造または鍛造
時に一体的に形成される。また、凹凸22は、回転トル
クを伝達するためには、図5に示すように径方向に沿っ
た形状であることが望ましい。
【0016】そして、図1(b) に示すように、このスチ
ール部材20の一端面20aをアルミ部材19の一端面
19aに鋳ぐるむように押付けて、両部材19,20の
硬度差(強度差)を利用してアルミ部材19の一端面1
9aをスチール部材20の凹凸22に合わせて変形させ
ると共に、アルミ部材19の一端面19aの外縁23を
スチール部材20の押付け方向Aの後方に押し出す。
【0017】このとき、アルミ部材19は、その外周が
図示しない筒状の型内に収容されているため、上記外縁
23が押付け方向Aの後方に無理なく押し出される。ま
た、アルミ部材19は、変形しやすいように適度に熱せ
られているため、スチール部材20の凹凸22に合わせ
て容易に変形する。
【0018】その後、図1(c) に示すように、押し出さ
れたアルミ部材19の外縁23に、内方に向けてロール
カシメ24を施し、スチール部材20のフランジ部25
をくるみ込むようにする。これにより、アルミ部材19
とスチール部材20との、軸方向の固定が達成される。
【0019】以上の方法によれば、アルミ部材19とス
チール部材20とを鋳ぐるみ結合しているため、図4お
よび図5に示す従来のようにセレーション7,7同志を
噛合させてその外周にロックナット8を締付ける必要は
なく、アルミ部材19とスチール部材20とを短時間で
低コストで結合できる。
【0020】また、このようにして製造されたアルミプ
ロペラシャフトPは、鋳ぐるむように押し付けられた凹
凸22の噛み合いが回転方向のトルク伝達を行い、アル
ミ部材19の外縁23のカシメ24が軸方向の固定を行
う。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかるアル
ミプロペラシャフトの製造方法によれば、アルミ部材と
スチール部材とを短時間で低コストで結合できるので、
製造工数および製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すアルミプロペラシャフ
トの製造方法の各工程を表す説明図である。
【図2】上記製造方法により製造されたアルミプロペラ
シャフトの側断面図である。
【図3】車両用のアルミプロペラシャフトの全体図であ
る。
【図4】従来の製造方法によって製造されたアルミプロ
ペラシャフトの要部側断面図である。
【図5】図4の分解斜視図である。
【符号の説明】
19 アルミ部材 19a 一端面 20 スチール部材 20a 一端面 22 凹凸 23 外縁 24 カシメ A 押付け方向 P アルミプロペラシャフト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミ部材の一端面にスチール部材の一
    端面を連結してなるアルミプロペラシャフトの製造方法
    において、スチール部材の一端面に回転伝達用の凹凸を
    成形し、そのスチール部材の一端面をアルミ部材の一端
    面に鋳ぐるむように押付けて、アルミ部材の一端面をス
    チール部材の凹凸に合わせて変形させると共に、アルミ
    部材の一端面の外縁をスチール部材の押付け方向の後方
    に押し出し、押し出されたアルミ部材の外縁を内方にカ
    シメてスチール部材とアルミ部材とを連結するようにし
    たアルミプロペラシャフトの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014046828A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Hino Motors Ltd プロペラシャフトの製造方法及びプロペラシャフト

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014046828A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Hino Motors Ltd プロペラシャフトの製造方法及びプロペラシャフト
US10132361B2 (en) 2012-08-31 2018-11-20 Hino Motors, Ltd. Method for manufacturing propeller shaft

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