JPH08177089A - 水洗便所の水抜栓開閉用モータの制御回路 - Google Patents

水洗便所の水抜栓開閉用モータの制御回路

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JPH08177089A
JPH08177089A JP6338224A JP33822494A JPH08177089A JP H08177089 A JPH08177089 A JP H08177089A JP 6338224 A JP6338224 A JP 6338224A JP 33822494 A JP33822494 A JP 33822494A JP H08177089 A JPH08177089 A JP H08177089A
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JP
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conductor
water
motor
slider
relay
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JP6338224A
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Kunihito Kondo
邦仁 近藤
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HIKARI GOKIN SEISAKUSHO KK
Hikari Gokin Co Ltd
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HIKARI GOKIN SEISAKUSHO KK
Hikari Gokin Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切り替えスイッチの操作により、水の凍結す
る恐れのない時季には水を止めるだけの止水状態を水抜
栓の閉栓位置とし、水の凍結する恐れのある時季には水
を止めるだけでなく水抜栓以後の配管内の水を排出する
排水状態を水抜栓の閉栓位置とする水抜栓開閉用モータ
ーの制御装置を提供することにある。 【構成】 極性を変える直流電源の一方にモーターの一
方をつなぎ、モーターの他方を導体につなぎ、導電性の
摺動子を介して導通・遮断する第1の導体にそのアノー
ドをつないだ第1のダイオードのカソードを直流電源の
他方につなぎ、第2の導体にそのカソードをつないだ第
2のダイオードのアノードを水抜栓の一方向への駆動の
時に限って摺動子を介して導体と第3の導体が導通して
遮断するとき、あるいは導通したときに回路を遮断する
接点とを介して直流電源の他方につなぎ、外部からの操
作によって2個のダイオードのアノードの間を導通・遮
断するスイッチを備えてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寒冷地の特に不特定多
数の使用する水洗便所の水抜栓開閉用モーターの制御回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、寒冷地の特に不特定多数の使
用する水洗便所では、モーターで駆動する地中に埋設さ
れた水抜栓が採用されている。これは、閉栓で水抜状態
の水抜栓が、外部からの操作スイッチの投入によりモー
ターを回転させ、歯車により減速されて最終歯車と噛み
合う回転体にねじ接続されたスピンドルを直線運動に変
換し、スピンドルに連結されたピストンを移動し、地上
の便器に水が流れて開栓状態になるとスイッチが切れて
モーターへの通電を遮断し、タイマーにより一定時間経
過後にモーターが反転し、ピストンを逆方向に移動して
止水し、更に移動して閉栓で水抜状態になるとスイッチ
が切れてモーターへの通電を遮断し、水抜栓以後の地上
の便器にいたる配管内の水を排出して凍結を防止するよ
うにしたものである。
【0003】そのため動作が確実で、水の凍結する時季
にも安心して利用できるという利点はあるが、反面、水
の凍結しない時季にも配管内の水が排出されて不経済
で、また、次に水を出すとき、配管が長ければ特にそう
であるが、水が出るまで時間がかかるという欠点があっ
た。水が流れて来るまでの間ではあるが、使用者によっ
ては不安感を覚えたり、あるいは水洗便所の故障と誤認
したりすることもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、外部からの
操作スイッチで水抜栓の閉栓位置を適宜に選択し、水の
凍結する恐れのある時季には水を止めて水抜栓以後の配
管内の水を排出する排水状態まで駆動してモーターを停
止し、水の凍結する恐れのない時季には水を止めるだけ
で排水しない止水状態でモーターを停止することによ
り、水の凍結する恐れのない時季にはすぐに水が出る水
抜栓開閉用モーターの制御回路を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、外部からの操
作によって極性を変える直流電源の一方に水抜栓を開閉
するモーターの一方をつなぎ、モーターの他方を配置し
た導体につなぎ、水抜栓の状態の変化にともなって移動
する導電性の摺動子を介して前記導体に沿い導通・遮断
する第1の導体を配置し、第1の導体とそのアノードを
つないだ第1のダイオードのカソードを直流電源の他方
につないで第1の回路を形成し、前記摺動子を介して前
記導体に沿い導通・遮断する第2の導体を配置し、第2
の導体の延長にそれと分離して前記摺動子を介して前記
導体に沿い導通・遮断する第3の導体を配置し、前記第
2の導体にそのカソードをつないだ第2のダイオードの
アノードを、水抜栓の一方向への駆動の時に限って前記
摺動子を介して前記導体と第3の導体が導通して遮断す
るときあるいは導通したときに回路を遮断する接点とを
介して直流電源の他方につないで第2の回路を形成する
とともに、外部からの操作によって2個のダイオードの
アノードの間を導通、遮断することにより水抜栓の閉栓
位置を選択できるようにしたものであり、アノードの間
が遮断の場合は摺動子を介して前記導体と導通している
第2の導体が遮断したところでモーターを停止し、アノ
ードの間が導通している場合は前記導体と第2の導体が
遮断しても更に水抜栓が駆動して前記導体と第3の導体
が導通して遮断したとき、あるいは導通したときに回路
を遮断してモーターを停止するものである。
【0006】
【作用】それによって水の凍結する恐れのある時季には
水を止めてからも更に駆動して水抜栓以後の配管内の水
を排出する排水状態を閉栓位置とし、水の凍結する恐れ
のない時季には水を止めるだけで排水しない止水状態を
閉栓位置とすることにより、水の凍結する恐れのない時
季には水を止めるだけで排水しないので経済的になり、
また、次に来た使用者も水の出て来る時間を気にかけず
にすむようになるものである。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す回路図であ
り、水抜栓VはモーターMの回転を歯車(図示しない)
で減速して直線運動するピストン(図示しない)を有
し、電源リレーRの2個の接点r、確認リレーR’の接
点r’、外部から操作する切り替えスイッチSが図の位
置にあり、切り替えスイッチSによって第1のダイオー
ドD1のアノードと第2のダイオードD2のアノードは
遮断しており、水抜栓Vの状態の変化にともなって移動
する導電性の摺動子が図の破線CSの位置にあると、そ
れを介してモーターと直接つながる導体CDと第1の導
体CD1は導通しているが第2の導体CD2及び第3の
導体CD3とは遮断しており、駆動電源Vdからモータ
ーMには駆動電流は流れず、水抜栓Vは止水の閉栓状態
で停止している。
【0008】駆動リレーR及び確認リレーR’を付勢す
るトランジスタT及びトランジスタT’はフリップフロ
ップF及びフリップフロップF’の出力にあり、フリッ
プフロップF’の出力とトランジスタT’の出力との間
には抵抗とコンデンサC’で決まる時定数の分だけの遅
れがある。フリップフロップF及びフリップフロップ
F’は2個のナンドで構成され、入力が0になった側の
ナンドの出力が1で入力が1に戻っても出力は1のまま
で、他の側のナンドの出力は0である。フリップフロッ
プF及びフリップフロップF’の一方の入力は操作スイ
ッチPを入力とする投入ゲートPGの出力を共通にして
おり、インバータの入力にあるコンデンサCiは、それ
につながる抵抗と共に操作スイッチPの導通、遮断時に
発生するノイズを防止するものである。操作スイッチP
を押すと抵抗を介したオアの一方の入力が0になり、イ
ンバータの出力の抵抗を介して出力のコンデンサCoが
充電していくが、その間の所定の時間だけオアの他の入
力を0にしており、そのため所定の時間だけオアの出力
が0になってそれ以上押していても1に戻る。フリップ
フロップFの出力が0から1に反転すると、トランジス
タTを介して電源リレーRを付勢すると同時にタイマー
TMを起動する。タイマーTMでは抵抗を介してコンデ
ンサCtが充電していき、一定時間が経過するとインバ
ータの出力が0に反転する。これによってフリップフロ
ップFの他の入力が0になり、フリップフロップFの出
力を0に復帰し、トランジスタTを介して駆動リレーR
の付勢を断つ一方、タイマーTMの入力の充電されてい
たコンデンサCtがダイオードを介して急速に放電さ
れ、タイマーTMの出力を1に復帰する。切り替えスイ
ッチSが図の位置にあるときの動きには関係ないが、確
認ゲートDGは第3の導体CD3から抵抗とコンデンサ
Ci’でノイズを除去してトランジスタTgのベースに
つながり、トランジスタTgの出力からインバータを介
してオアの一方の入力へ、抵抗を介してコンデンサC
o’のあるオアの他の入力へつながっている。オアの出
力はトランジスタTgのベースに流れていた電流がなく
なってトランジスタTgの出力が0から1になると所定
の時間だけ0になり、その他は1である。なお、確認ゲ
ートDGのコンデンサCo’と抵抗の時定数は、フリッ
プフロップF’の出力を1にする時間よりも長ければ十
分である。また、投入ゲートのコンデンサCoと抵抗の
時定数は、フリップフロップFの出力を1にする時間よ
りも長く、フリップフロップF’の出力を0にする時間
よりも長ければ十分であり、コンデンサC’と抵抗の時
定数は電源リレーRの付勢された後に確認リレーR’の
付勢がなくなれば十分である。
【0009】フリップフロップF及びF’の全ての入力
が1で出力がともに0になっていると、トランジスタT
及びT’を介した電源リレーR及び確認リレーR’はい
ずれも付勢されておらず、電源リレーRの接点r、確認
リレーR’の接点r’及び外部から操作する切り替えス
イッチSが図の位置にあり、導電性の摺動子が図の破線
CSの位置にあると、駆動電源VdからモーターMには
駆動電流は流れず、水抜栓Vは止水の閉栓状態で停止し
ている。この状態から操作スイッチPを押すと、次のよ
うにして水抜栓Vが開栓状態となり、一定時間が経過す
ると、もとの止水の閉栓状態に戻って停止する。
【0010】すなわち、操作スイッチPの投入によって
投入ゲートPGの出力が所定の時間だけ0になる。これ
によってフリップフロップF’の出力は0のまま変わら
ないが、フリップフロップFの出力が1に反転し、トラ
ンジスタTを介して制御電圧Vcから電源リレーRに電
流が流れて電源リレーRを付勢する一方、タイマーTM
を起動する。電源リレーRの付勢によって接点rが図の
位置から他端に切り替わり、駆動電源Vdからモーター
M、それに直接つながる導体CDから摺動子を介して第
1の導体CD1、第1のダイオードD1というように、
矢印の方向にモーターMを駆動する電流が流れ、水抜栓
Vのピストンを開栓方向に駆動する。水抜栓Vのピスト
ンが開栓方向に駆動し始めると摺動子が図の上の方へ移
動していき、第2の導体CD2とも導通するが、モータ
ーMには駆動電流が流れ続け、水抜栓Vは開いていき、
便器に水が流れ始める。水抜栓Vが十分に開いて摺動子
が図の破線OPに達すると、それを介してモーターMに
つながる導体CDと第2の導体CD2は導通しているが
第1の導体CD1とは遮断し、駆動電流がなくなってモ
ーターMが停止し、水抜栓Vが開栓状態になって十分な
水が便器に流れる。一定時間がたってタイマーTMのコ
ンデンサCtが充電されるとインバータを介してタイマ
ーTMの出力が0になり、フリップフロップFの出力が
1から0に復帰すると充電されていたコンデンサCtが
ダイオードによって急速に放電する一方、トランジスタ
Tを介した電源リレーRの付勢が断たれて接点rが図の
位置に復帰する。電源リレーRの接点rの復帰によって
駆動電源Vdから接点r’、第2のダイオードD2、第
2の導体CD2から摺動子を介してモーターMにつなが
る導体CDというようにモーターMには図の矢印と逆方
向の駆動電流が流れ、水抜栓Vのピストンを閉栓方向に
駆動する。水抜栓Vが閉じ始めると摺動子が図の下の方
へ移動していき、第1の導体CD1とも導通するが、モ
ーターMには駆動電流が流れ続けて水抜栓Vは閉じてい
く。水抜栓Vが十分閉じて摺動子が図の破線CSに達す
ると、それを介してモーターMにつながる導体CDと第
1の導体CD1は導通しているが第2の導体CD2とは
遮断し、駆動電流がなくなってモーターMが停止し、水
抜栓Vが止水の閉栓状態に復帰して便器に流れていた水
が止まる。
【0011】このように、切り替えスイッチSが図の位
置にあるときに操作スイッチPを押すと、水抜栓Vが開
栓状態になって便器に水を流し、一定時間が経過すると
止水の閉栓状態に復帰する。この間、確認ゲートDGの
入力のトランジスタTgのベースには電流が流れず、そ
れ以降の確認ゲートDGに変化はない。
【0012】水抜栓Vが止水の閉栓状態にあるときに切
り替えスイッチSを他端に切り替えると、次のようにし
て水抜栓Vが排水の閉栓状態になって停止する。
【0013】すなわち、駆動電源Vdから図の位置にあ
る電源リレーRの接点r、確認リレーR’の接点r’、
図の他端の切り替えスイッチS、第1の導体CD1から
摺動子を介し、モーターMに図の矢印と逆方向の電流が
流れ、水抜栓Vのピストンを更に閉栓方向に駆動する。
水抜栓Vが更に閉じ始めると摺動子も更に図の下の方へ
移動していき、第3の導体CD3とも導通するが、モー
ターMには駆動電流が流れ続ける一方、第3の導体CD
3を介して確認ゲートのトランジスタTgにベース電流
が流れて出力が1から0になり、インバータを介したオ
アの一方の入力は1、オアの他方の入力では抵抗を介し
てコンデンサCo’が放電し、確認ゲートDGの出力は
1のままである。モーターMが更に駆動し、摺動子が更
に下に移動して図の破線CWの位置に来て第3の導体C
D3と遮断し、水抜栓Vが排水になると確認ゲートDG
の入力のトランジスタTgのベース電流がなくなる。こ
れによってトランジスタTgの出力が1になり、インバ
ータを介したオアの一方の入力が0、他方の入力はコン
デンサCo’が充電されるまでの間だけ0を保持し、オ
アの出力が所定の時間だけ0になってフリップフロップ
F’の出力が1に反転してトランジスタT’を介して確
認リレーR’が付勢され、接点r’が図の位置から他端
に切り替わってモーターMの駆動電流を断ち、水抜栓V
は排水の閉栓状態になって停止する。
【0014】このように、切り替えスイッチSを他端に
切り替えると、水抜栓Vが排水の閉栓状態になって停止
する。この状態から操作スイッチPを押すと、次のよう
にして水抜栓Vが開栓状態となり、一定時間が経過する
と、もとの排水の閉栓状態に戻って停止する。
【0015】すなわち、操作スイッチPの投入によって
投入ゲートPGの出力が所定の時間だけ0になってフリ
ップフロップFの出力が1に反転し、トランジスタTを
介して電源リレーRを付勢するとともにタイマーTMを
起動する一方、フリップフロップF’の出力は1から0
に復帰するが、抵抗とコンデンサC’によって確認リレ
ーR’は電源リレーRが付勢した後に除勢する。電源リ
レーRの付勢によって接点rが図の位置から他端に切り
替わり、駆動電源VdからモーターM、それに直接つな
がる導体CDから摺動子を介して第1の導体CD1、第
1のダイオードD1というように、矢印の方向にモータ
ーMを駆動する電流が流れ、水抜栓Vのピストンを開栓
方向に駆動するが、確認ゲートDGのトランジスタTg
のベース電流は流れず、確認ゲートDGのオアの出力は
1のままである。電源リレーRの付勢から遅れて確認リ
レーR’が除勢して接点r’が図の位置に戻ると、駆動
電流を流していた第1のダイオードは短絡し、駆動電流
は図の他端の位置にある切り替えスイッチSと接点r’
を通る。排水の閉栓状態にある水抜栓Vのピストンが開
栓方向に駆動し始めて摺動子が図の破線CWの位置から
上に移動し始め、摺動子と第3の導体CD3とが導通す
るが、確認ゲートDGのトランジスタTgのベース電流
は流れず、モーターMには駆動電流が流れ続け、水抜栓
Vは開いていく。摺動子が上に移動して図の破線CSの
位置はさきに述べた止水の閉栓状態で、そこをこえると
水抜栓Vから水が流れ始め、モーターMには駆動電流が
流れ続けて駆動されていき、確認ゲートDGも変わらな
い。水抜栓Vが十分に開き、摺動子が図の破線OPに達
すると、それを介してモーターMにつながる導体CDと
第2の導体CD2は導通しているが第1の導体CD1と
は遮断し、駆動電流がなくなってモーターMが停止し、
水抜栓Vが開栓状態になって十分な水を便器に流す。一
定時間がたってタイマーTMの出力が0になり、フリッ
プフロップFの出力が1から0に復帰すると、トランジ
スタTを介した電源リレーRの付勢がたたれて接点rが
図の位置に復帰する。電源リレーRの接点rの復帰によ
って駆動電源Vdから接点r’、第2のダイオードD
2、第2の導体CD2から摺動子を介してモーターMに
つながる導体CDというようにモーターMには図の矢印
と逆方向の駆動電流が流れ、水抜栓Vのピストンを閉栓
方向に駆動する。水抜栓Vが閉じ始めると摺動子が図の
下の方へ移動していき、第1の導体CD1とも導通する
と図の位置から切り替わっているスイッチS、第1の導
体CD1から摺動子を介してモーターMにつながる導体
というようにダイオードD2を短絡してモーターMには
駆動電流が流れ続けて水抜栓Vは閉じていく。水抜栓V
が十分閉じていって摺動子が図の破線CSに下がると、
便器に流れる水量が減少していってついに水が止まる
が、駆動電流はそれ以前と同様に、駆動電源Vdから図
の位置にある電源リレーRの接点r、確認リレーR’の
接点r’、図の他端にある切り替えスイッチS、第1の
導体CD1から摺動子を介してモーターにつながる導体
CDというように流れ、モーターMを更に閉栓方向に駆
動する。モーターMが更に閉栓方向に駆動され、第2の
導体CDを離れた摺動子が第3の導体CDと導通する
と、確認ゲートのトランジスタTgにベース電流が流れ
てその出力が0になるが、インバータを介したオアの一
方の入力は1、オアの他方の入力では抵抗を介してコン
デンサCo’が放電し、確認ゲートDGの出力は1のま
まである。モーターMが更に駆動して水抜栓Vが排水に
なり摺動子が図の破線CWの位置にくると第3の導体C
D3から離れ、確認ゲートDGの入力のトランジスタT
gのベース電流がなくなる。これによってトランジスタ
Tgの出力が1になり、オアの出力が所定の時間だけ0
になってフリップフロップF’の出力が1に反転してト
ランジスタT’を介して確認リレーR’が付勢され、接
点r’が図の位置から他端に切り替わってモーターMの
駆動電流を断ち、水抜栓Vは排水の閉栓状態に復帰して
停止する。
【0016】このように、切り替えスイッチSが図の他
端にある状態で操作スイッチPを押すと、水抜栓Vが開
栓状態となり、一定時間が経過すると、もとの排水の閉
栓状態に戻って停止する。水抜栓Vが排水の閉栓状態状
態で切り替えスイッチSを図の位置に戻しても、モータ
ーMに駆動電流は流れない。この状態から操作スイッチ
Pを押すと、電源リレーRの接点rが図の他端に切り替
わり、駆動電源VdからモーターM、それに直接つなが
る導体CDから摺動子を介して第1の導体CD1、第1
のダイオードD1というように、矢印の方向にモーター
Mを駆動する電流が流れ、水抜栓Vのピストンを開栓方
向に駆動し、摺動子が上の方に移動し、確認リレーR’
の接点r’が図の位置に復帰し、摺動子が図の位置OP
にいき、モーターMに直接つながる導体CDから摺動子
を介した第1の導体CD1との導通がなくなり、モータ
ーMの駆動電流がなくなって水抜栓Vが開栓状態にな
り、一定時間後、電源リレーRの付勢が断たれて接点r
が図の位置に復帰すると、モーターMには図の位置の接
点r’、第2のダイオードD2、第2の導体CD2から
摺動子を介してモーターMにつながる導体CDというよ
うにモーターMには図の矢印と逆方向の駆動電流が流
れ、水抜栓Vのピストンを閉栓方向に駆動し、水抜栓V
が閉じ始めると摺動子が図の下の方へ移動していき、第
1の導体CD1とも導通するが、モーターMには駆動電
流が流れ続けて水抜栓Vは閉じていき、水抜栓Vが十分
止じて摺動子が図の破線CSに達すると、それを介して
モーターMにつながる導体CDと第1の導体CD1は導
通しているが第2の導体CD2とは遮断し、駆動電流が
なくなって水抜栓Vが止水の閉栓状態になって停止す
る。接点はすべて図の位置に戻り、その後は先に述べた
切り替えスイッチSが図の位置にある場合の動作にな
る。
【0017】図1では、切り替えスイッチSが図の他端
にある場合、水抜栓Vが排水の閉栓状態となるのは摺動
子が図の破線の位置CWにきて、摺動子を介してモータ
ーにつながる導体CDと第3の導体CD3が一度導通し
て遮断したときであるが、図2では、CWの位置に第3
の導体CD3をもってきており、摺動子を介してモータ
ーにつながる導体CDと第3の導体CD3が導通したと
きに水抜栓Vが排水の閉栓状態となるものである。図1
に対応するものには図1と同一の番号を付しており、確
認ゲートDGの出力がオアからナンドになっているだけ
である。確認ゲートDGのトランジスタTgのベースに
流れる電流がないとトランジスタTgの出力は1で、ナ
ンドの入力にあるコンデンサCo’は充電されており、
インバータを介したもう一方の入力は0でナンドの出力
は1になっている。切り替えスイッチSが図の他端にあ
って排水の閉栓方駆動している水抜栓Vにおいて、摺動
子が図の破線の位置CWに到達したときだけ確認ゲート
DGのトランジスタTgのベースに電流が流れ、インバ
ータの出力が1になり、コンデンサCo’が放電してい
く所定の時間だけナンドの出力が0になり、フリップフ
ロップF’の出力が1に反転してトランジスタT’を介
して確認リレーR’が付勢され、接点r’が図の位置か
ら他端に切り替わってモーターMの駆動電流を断ち、水
抜栓Vは排水の閉栓状態になって停止する。
【0018】なお、以上の説明では、投入ゲートPGの
入力は操作スイッチPを採用していたが、入力はそれに
限定されるものではない。たとえば、操作スイッチPの
代わりに人の有無を検出する光電スイッチを採用し、人
のいるときは1、人のいないときに0が投入されるな
ら、人のいなくなったときに投入ゲートPGの出力のオ
アが所定の時間だけ0になり、フリップフロップFが反
転して電源リレーRが付勢し、水抜栓Vが開栓方向に駆
動される。この場合、人がいないと充電しているコンデ
ンサCoは人がきて放電し、人がいなくなって充電し始
めるが、十分に放電した後で充電し始めていくときに所
定の時間だけオアの出力が0になるので、コンデンサC
oが十分放電していないとオアの出力は0にはならず、
フリップフロップFは反転しない。つまり、所定の時間
以上いた人がいなくなってはじめてフリップフロップF
が反転して電源リレーRが付勢し、水抜栓Vが開栓方向
に駆動されるようになり、光電スイッチの検出範囲を通
過するだけの人に対しては投入ゲートPGが動作せず、
水抜栓Vが開栓方向に駆動されることはない。
【0019】また、切り替えスイッチSの操作は人間が
行うものとしていたが、温度スイッチを採用して水の凍
結しない時季には図の位置、水の凍結する時季には図の
他端に切り替えてももちろん構わない。
【0020】
【本発明の効果】以上に述べたように、本発明は外部か
らの操作によって水抜栓の閉栓位置を選択できるように
したものであり、それによって水の凍結する恐れのある
時季には水を止めてからも更に駆動して水抜栓以後の配
管内の水を排出する排水状態を閉栓位置とし、水の凍結
する恐れのない時季には水を止めるだけで排水しない止
水状態を閉栓位置とすることにより、水の凍結する恐れ
のない時季には水を止めるだけで排水しないので経済的
になり、また、次に来た使用者も水の出て来る時間を気
にかけずにすむ、という効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の1実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
Vc 制御電源 Vd 駆動電源 M モーター V 水抜栓 D1 第1のダイオード D2 第2のダイオード S 切り替えスイッチ CD 導体 CD1 第1の導体 CD2 第2の導体 CD3 第3の導体 OP 開栓状態の摺動子の位置 CS 止水の閉栓状態の摺動子の位置 CW 排水の閉栓状態の摺動子の位置 R 電源リレー r 電源リレーの接点 R’ 確認リレー r’ 確認リレーの接点 DG 確認ゲート PG 投入ゲート P 操作スイッチ TM タイマー F,F’ フリップフロップ T,T’,Tg トランジスタ Ci,Co,Ct,C’,Co’,Ci’ コンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モーターの回転運動で直線運動するピス
    トンにより開閉する水抜栓において、外部からの操作に
    よって極性を変える直流電源の一方に水抜栓を開閉する
    モーターの一方をつなぎ、モーターの他方を配置した導
    体につなぎ、前記の運動とともに移動する導電性の摺動
    子を介して前記導体に沿い導通・遮断する互いに独立し
    た第1の導体、第2の導体、及び第2の導体の延長上に
    それと分離した第3の導体を配置し、第1の導体とその
    アノードをつないだ第1のダイオードのカソードを直流
    電源の他方につないで第1の回路を形成し、前記第2の
    導体にそのカソードをつないだ第2のダイオードのアノ
    ードを、水抜栓の一方向への駆動の時に限って前記摺動
    子を介して前記導体と第3の導体が導通して遮断すると
    きあるいは導通したときに回路を遮断する接点を介して
    直流電源の他方につないで第2の回路を形成するととも
    に、外部からの操作によって2個のダイオードのアノー
    ドの間を導通・遮断することを特徴とする水洗便所の水
    抜栓開閉用モーターの制御回路。
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