JPH08177085A - 建設機械の操作システム - Google Patents

建設機械の操作システム

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JPH08177085A
JPH08177085A JP32313994A JP32313994A JPH08177085A JP H08177085 A JPH08177085 A JP H08177085A JP 32313994 A JP32313994 A JP 32313994A JP 32313994 A JP32313994 A JP 32313994A JP H08177085 A JPH08177085 A JP H08177085A
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pilot valve
hydraulic pilot
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東一 平田
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洋 渡邊
Masakazu Haga
正和 羽賀
Hiroyuki Adachi
宏之 足立
Kazuo Fujishima
一雄 藤島
Takeshi Iijima
健 飯島
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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
    • E02F9/2203Arrangements for controlling the attitude of actuators, e.g. speed, floating function
    • E02F9/2207Arrangements for controlling the attitude of actuators, e.g. speed, floating function for reducing or compensating oscillations

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】油圧パイロット弁と方向切換弁の間に可変式電
磁圧力制御弁を介在させることにより、絞りを介在させ
ることなく油圧パイロット弁の出力圧を制御し、旋回用
の操作レバーを急操作した時のショック及びハンチング
を低減する。 【構成】油圧ポンプ1と旋回モータ2の間に配置された
方向切換弁3を駆動する油圧パイロット弁8と、油圧パ
イロット弁と方向切換弁の間に配置された比例電磁弁1
1R,11Lとを有し、油圧パイロット弁と比例電磁弁
の間に油圧パイロット弁の出力圧を検出する圧力センサ
13R,13Lを設け、圧力センサの出力圧の検出値に
対して遅れ要素を付加した出力信号を比例電磁弁に出力
するコントローラ14を設ける。また、油圧パイロット
弁と比例電磁弁の間に油圧パイロット弁から比例電磁弁
に向かう圧油の流れのみを許すチェック弁12R,12
Lを設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建設機械の操作システム
に係わり、特に多関節の作業用フロント装置を備えた旋
回体を有する建設機械の操作システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多関節の作業用フロント装置(ブ
ーム、アーム、バケット等)を備えた旋回体を有する油
圧ショベル等の建設機械の建設機械の操作システムとし
て、特開平4−366237号公報に記載のものがあ
る。この操作システムは、油圧ポンプと、旋回体を駆動
する旋回モータと、油圧ポンプと旋回モータの間に配置
された方向切換弁と、方向切換弁を駆動する油圧パイロ
ット弁とを有するとともに、油圧パイロット弁と方向切
換弁の間に可変絞り付チェック弁を配置し、フロント装
置の姿勢及び荷の有無による旋回体の慣性モーメントの
変化をブームシリンダの保持圧によって検出し、その検
出信号により慣性モーメントが大の時は絞り開度大、慣
性モーメントが小の時は絞り開度が小となるよう可変絞
り付チェック弁の絞り開度を制御し、パイロット弁の出
力圧を制御するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】油圧ショベル等の建設
機械においては、旋回体の操作は一般に油圧パイロット
弁の操作レバーを手動操作することによって行うが、旋
回体の起動時等の加速時にもし操作レバーを急操作して
しまうと方向切換弁も急に動くため、旋回体も急に動き
ショックを生じる。これにより車体が揺れ、オペレータ
が後方向に振られ、起動しようとしているのにも係わら
ず操作レバーを中立方向に戻してしまい、逆に今度は停
止するため前方向にオペレータが降られ、操作レバーを
入れてしまう。以上のことが繰り返され振動現象(ハン
チング)が生じる。停止時等の減速時も同様である。
【0004】また、旋回体に備えられるフロント装置は
姿勢によってリーチが変わり、これに伴って旋回体の慣
性モーメントも変化する。例えば、フロント装置の最大
リーチ姿勢では旋回体の慣性モーメントは最大となり、
フロント装置の最小リーチ姿勢では旋回体の慣性モーメ
ントは最小となる。しかし、旋回体の油圧回路は旋回体
の慣性モーメントが大きい時に必要な起動トルク及び停
止トルクが得られるようにリリーフ圧力が設定されてい
るため、旋回体の慣性モーメントが小さいと急加速、急
減速時の上記のショック及びハンチングの現象がより起
きやすくなる。
【0005】特開平4−366237号公報に記載の従
来技術によれば、旋回体の停止時には旋回体の慣性モー
メントの大小に応じて可変絞り付チェック弁の絞り開度
を制御するので、停止時に操作レバーを急操作したとし
ても旋回体の急な動きによるショック及びハンチングの
発生を抑制することができる。しかし、この従来技術で
は「可変絞り」を用いてパイロット弁の出力圧を制御し
ているため、絞り特有の問題が生じる。すなわち、ショ
ックを低減できる程度まで可変絞りで絞ろうとすると、
絞り径が極めて小さくなるため、ゴミつまり等の不具合
が起きやすい。また、油の粘性が温度によって変わるの
で、温度の影響を受けやすい。更に、製作公差によるバ
ラツキが大きく、信頼性の高い制御を行い難い。
【0006】また、上記の従来技術では、起動時等の加
速時には油圧パイロット弁の出力圧はチェック弁を介し
て直接方向切換弁に伝わるため、上記問題(ショック及
びハンチング)を解決することはできない。
【0007】更に、上記ショック及びハンチングの現象
は旋回用の操作レバーを微操作したときにはあまり問題
とならず、むしろこの場合はオペレータの意思通りに動
いてもらいたい。しかし、上記従来技術では操作レバー
の操作量に係わらず可変絞りが絞られるため、操作レバ
ーの微操作時には過度に応答が遅くなり、オペレータの
意思通りに旋回操作することができず、旋回操作性が悪
化する。
【0008】本発明の第1の目的は、油圧パイロット弁
と方向切換弁の間に可変式電磁圧力制御弁を介在させる
ことにより、絞りを介在させることなく油圧パイロット
弁の出力圧を制御し、旋回用の操作レバーを急操作した
時のショック及びハンチングを低減できる建設機械の操
作システムを提供することである。
【0009】本発明の第2の目的は、旋回体の起動時等
の加速時及び停止時等の減速時のいずれにも旋回用の操
作レバーを急操作した時のショック及びハンチングを低
減できる建設機械の操作システムを提供することであ
る。
【0010】本発明の第3の目的は、旋回用の操作レバ
ーの微操作時にはオペレータの意思通りに旋回操作する
ことが可能であり、かつ旋回用の操作レバーを急操作し
た時のショック及びハンチングを低減できる建設機械の
操作システムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明は次の構成を採用する。すなわち、油
圧ポンプと、多関節の作業用フロント装置を備えた旋回
体を駆動する旋回モータと、前記油圧ポンプと前記旋回
モータの間に配置された方向切換弁と、前記方向切換弁
を駆動する油圧パイロット弁とを有する建設機械の操作
システムにおいて、前記油圧パイロット弁と前記方向切
換弁の間に配置され前記油圧パイロット弁の出力圧を制
御して前記方向切換弁に伝える可変式電磁圧力制御弁
と、前記油圧パイロット弁と前記可変式電磁圧力制御弁
の間に設置され、前記油圧パイロット弁の出力圧を検出
する圧力検出手段と、前記圧力検出手段の出力圧の検出
値に対して遅れを持つ出力信号を前記可変式電磁圧力制
御弁に出力する制御手段とを備える構成とする。
【0012】上記第2の目的を達成するため、本発明は
次の構成を採用する。すなわち、上記操作システムにお
いて、前記油圧パイロット弁と前記可変式電磁圧力制御
弁の間に設置され、前記可変式電磁圧力制御弁から前記
油圧パイロット弁に向かう圧油の流れのみを制限する流
れ制限手段を更に備える構成とする。この場合、前記流
れ制限手段は前記油圧パイロット弁から前記可変式電磁
圧力制御弁に向かう圧油の流れのみを許すチェック弁で
あってもよいし、前記油圧パイロット弁から前記可変式
電磁圧力制御弁に向かう圧油の流れのみを許すチェック
弁とこのチェック弁にパラレルに接続された絞りとを有
するスローリターン弁であってもよい。
【0013】好ましくは、前記制御手段は一次遅れ要素
により出力信号に遅れを持たせる。前記制御手段は前記
出力圧の検出値の変化速度の最大値を制限することによ
り出力信号に遅れを持たせてもよい。
【0014】また、好ましくは、上記操作システムは、
前記遅れの大きさを変化させる遅れ変更手段を更に備え
る。
【0015】この場合、一例として、前記遅れ変更手段
は選択スイッチと、この選択スイッチの信号に応じて遅
れの大きさを選択的に切換える手段とを有する。また、
前記遅れ変更手段は、前記フロント装置の姿勢を検出す
る姿勢センサと、この姿勢センサの姿勢の検出値に応じ
て遅れの大きさを変化させる手段とを有するものであっ
てもよい。
【0016】また、上記第3の目的を達成するために、
本発明は次の構成を採用する。すなわち、前記遅れ変更
手段を、前記油圧パイロット弁の操作量を検出する操作
量検出手段と、この操作量検出手段の操作量の検出値に
応じて遅れの大きさを変化させる手段とを有する構成と
する。
【0017】好ましくは、前記可変式電磁圧力制御弁は
比例電磁弁である。また、前記可変式電磁圧力制御弁は
高速電磁弁であってもよい。
【0018】また、上記第1及び第2の目的を達成する
ために、本発明は次の構成を採用する。すなわち、油圧
ポンプと、多関節の作業用フロント装置を備えた旋回体
を駆動する旋回モータと、前記油圧ポンプと前記旋回モ
ータの間に配置された方向切換弁と、前記方向切換弁を
駆動する油圧パイロット弁と、前記油圧パイロット弁と
前記方向切換弁の間に配置され前記油圧パイロット弁の
出力圧を減圧して前記方向切換弁に作用させる可変式電
磁圧力制御弁とを有する建設機械の操作システムにおい
て、前記油圧パイロット弁と前記可変式電磁圧力制御弁
の間に設置され、前記油圧パイロット弁の出力圧を検出
する圧力検出手段と、前記圧力検出手段の出力圧の検出
値に対して遅れを持つ出力信号を前記可変式電磁圧力制
御弁に出力する制御手段と、前記油圧パイロット弁と前
記可変式電磁圧力制御弁の間に設置され、前記油圧パイ
ロット弁が中立位置に戻されたときに前記可変式電磁圧
力制御弁の入力側に一時的に油圧を供給する補助油圧源
手段とを備える構成とする。
【0019】
【作用】以上のように構成した本発明においては、圧力
検出手段の出力圧の検出値に対して遅れを持つ出力信号
を可変式電磁圧力制御弁に出力することにより、起動時
等の加速時には可変式電磁圧力制御弁への出力信号は圧
力の検出値より遅れており、方向切換弁にはその遅れた
出力信号(目標出力圧)にしたがった圧力が与えられ
る。このため、不用意に操作レバーを急操作したとして
も方向切換弁はゆっくり動くので旋回モータもゆっくり
回転し、旋回体の急な動きによるショック及びハンチン
グの発生を抑制することができる。
【0020】油圧パイロット弁と可変式電磁圧力制御弁
の間に可変式電磁圧力制御弁から油圧パイロット弁に向
かう圧油の流れのみを制限する流れ制限手段を設けるこ
とにより、起動時等の加速時には油圧パイロット弁から
可変式電磁圧力制御弁に圧油が流れ上記の作用が得られ
ると共に、停止時等の減速時には油圧パイロット弁は中
立に戻されその出力側はタンクに連絡するが、可変式電
磁圧力制御弁から油圧パイロット弁に向かう圧油の流れ
が制限されるので、可変式電磁圧力制御弁の出力圧力が
制御手段からの出力信号の目標出力圧より低くなると、
流れ制限手段が可変式電磁圧力制御弁の入力側に一時的
に油圧を供給する補助油圧源手段として機能し、可変式
電磁圧力制御弁の出力圧力は流れ制限手段で制限された
圧油の圧力に維持され、目標出力圧が可変式電磁圧力制
御弁の出力圧力より低くなると、その出力圧力は出力信
号に応じて低下する。ここで、停止時も可変式電磁圧力
制御弁への出力信号は制御手段における遅れの付加によ
り圧力の検出値より遅れている。したがって、可変式電
磁圧力制御弁の出力圧力は流れ制限手段で制限された圧
力と制御手段からの遅れた出力信号にしたがって低下
し、方向切換弁にはこの出力圧力が与えられる。このた
め、不用意に操作レバーを急操作で戻しても方向切換弁
はゆっくり動くので旋回モータもゆっくりと減速し、旋
回体の急な動きによるショック及びハンチングの発生を
抑制することができる。
【0021】流れ制限手段としてスローリターン弁を設
けた場合は、可変式電磁圧力制御弁の出力圧力が目標出
力圧より低くなると、その出力圧力はスローリターン弁
の絞りを通り、油圧パイロット弁を通過してタンクに至
り、目標出力圧が低下するまでその圧力はスローリター
ン弁の絞りを介して徐々に低下する。このため、制御手
段により出力信号に付加される遅れが大きく、可変式電
磁圧力制御弁の出力圧力が目標出力圧より低い期間が無
視できないような場合でも、その間スローリターン弁の
絞りによる遅れの範囲内で方向切換弁に与えられる圧力
を徐々に低下させ、停止時のショックを少なくすること
ができる。
【0022】以上において、流れ制限手段(チェック
弁;スローリターン弁)は、油圧パイロット弁が中立位
置に戻されたときに可変式電磁圧力制御弁の入力側に一
時的に油圧を供給する補助油圧源手段として作用する。
この補助油圧源手段としては、可変式電磁圧力制御弁の
入力側に一時的に油圧を供給できるものであればチェッ
ク弁、スローリターン弁以外のものであってもよく、例
えば圧力補償付きの流量制御弁であってもよい。
【0023】選択スイッチの信号に応じて遅れの大きさ
を選択的に切換えることにより、作業状況に応じて旋回
の応答性を設定し、作業能率を大幅に向上することがで
きる。
【0024】フロント装置の姿勢を検出する姿勢センサ
の検出値に応じて遅れの大きさを変化させることによ
り、フロント装置のリーチが長く旋回体の慣性モーメン
トが大きいほど遅れを大きくし、フロント装置の姿勢の
違いによるショック及びハンチング現象の起き易さを防
止することができる。
【0025】油圧パイロット弁の操作量を検出する操作
量検出手段の検出値に応じて遅れの大きさを変化させる
ことにより、操作レバーを大きく急操作したときには遅
れを大きくしてショック及びハンチングを低減し、操作
レバーを微操作したときには遅れを小さくしてオペレー
タの意思通りに旋回体を操作することが可能となり、最
適な旋回操作性が得られる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。まず、本発明の第1の実施例を図1〜図3により説
明する。図1において、本実施例の建設機械の操作シス
テムは主油圧源を構成する油圧ポンプ1と、油圧ショベ
ルの旋回体を駆動する旋回モータ2と、油圧ポンプ1と
旋回モータ2の間に配置され旋回モータ2の回転する方
向と速度を制御するパイロット油圧切換え方式の方向切
換弁3と、方向切換弁3にパイロット油圧を与えこれを
切換えるパイロット操作装置4とで構成されている。旋
回モータ2と方向切換弁3の間の主回路を構成する主管
路50a,50b間には旋回モータ2の停止時等、旋回
モータ2が慣性回転する時に戻り側主管路50aまたは
50b内にブレーキ圧を発生させ、旋回モータ2に停止
トルクを与えるオーバロードリリーフ弁51a,51b
が設けられている。
【0027】パイロット操作装置4はパイロットポンプ
5a及びリリーフ弁5aからなるパイロット油圧源5
と、このパイロット油圧源5の圧力を操作レバー7の操
作量と操作方向に応じて減圧して出力する1対の減圧弁
8R,8Lからなる油圧パイロット弁8と、油圧パイロ
ット弁8の減圧弁8R,8L(以下、単に油圧パイロッ
ト弁8という)と方向切換弁3の油圧パイロット室3
R,3Lとを連絡するパイロットライン9Ra,9Rb
及び9La,9Lbと、油圧パイロット弁8と方向切換
弁3の間に配置され、一次圧ポートをパイロットライン
9Ra,9Laにそれぞれ接続され、二次圧ポートをパ
イロットライン9Rb,9Lbにそれぞれ接続された比
例電磁弁11R,11Lと、油圧パイロット弁8と比例
電磁弁11R,11Lの間のパイロットライン9Ra,
9Laにそれぞれ設置され、油圧パイロット弁8から比
例電磁弁11R,11Lに向かう圧油の流れのみを許す
チェック弁12R,12Lと、油圧パイロット弁8とチ
ェック弁12R,12Lとの間でパイロットライン9R
a,9Laにそれぞれ設置され、油圧パイロット弁8の
出力圧を検出する圧力センサ13R,13Lと、圧力セ
ンサ13R,13Lの出力圧の検出値に基づいて比例電
磁弁11R,11Lの目標出力圧を計算し出力信号(電
流)を比例電磁弁11R,11Lに出力するコントロー
ラ14とを備えている。
【0028】比例電磁弁11R,11Lは一次圧ポート
(入力側のポート)の圧力をコントローラ14からの出
力信号の電流値に応じて減圧して二次圧ポート(出力側
のポート)に出力する。そして、二次圧ポートの圧力
(出力圧力)が目標出力圧より高いときには二次圧ポー
トをタンクポートに接続し、低いときには一次圧ポート
に接続する。チェック弁12R,12Lは、比例電磁弁
11R,11Lから油圧パイロット弁8に向かう圧油の
流れを制限する流れ制限手段としての機能を有してい
る。また、この流れ制限手段は油圧パイロット弁8が中
立位置に戻されたときに比例電磁弁11R,11Lの一
次圧ポートに一時的に油圧を供給する補助油圧源手段と
して作用する。
【0029】図2にコントローラ14の計算機能を示
す。コントローラ14は圧力センサ13R,13Lの出
力圧の検出値PR,PLに対して遅れ要素を付加する機
能15R,15Lと、遅れ要素を付加した目標出力圧P
* R,P* Lに対する比例電磁弁11R,11Lへの出
力信号(電流)iR,iLを計算する機能16R,16
Lとを有している。なお、機能15R,15Lでは一次
遅れ要素を示したが、必ずしも一次遅れである必要がな
く、例えば二次遅れであってもよい。
【0030】次に、以上のように構成した本実施例の動
作を説明する。
【0031】(1)起動時 操作レバー7を中立位置から例えば右方向に操作する
と、油圧パイロット弁8の減圧弁8Rの出力ポートに圧
力が発生し、この圧力が圧力センサ13Rで検出され、
コントローラ14に信号が送られる。コントローラ14
は上記のように圧力センサ13Rの検出値PRに遅れ要
素を付加した目標出力圧P* Rを計算し、出力信号iR
を比例電磁弁11Rに出力する。一方、油圧パイロット
弁8の減圧弁8Rの出力圧はチェック弁12Rを通して
比例電磁弁11Rの一次ポートに作用する。比例電磁弁
11Rはこの一次圧ポートの圧力を出力信号iRの電流
値に応じて減圧して二次圧ポートに出力する。ここで、
コントローラ14で計算した比例電磁弁11Rに対する
目標出力圧P* Rは図3に17a,17bで示すように
圧力の検出値PRより遅れており、方向切換弁3にはこ
の目標出力圧P* Rにしたがった17bの遅れた圧力が
与えられる。
【0032】したがって、不用意に操作レバー7を急操
作したとしても方向切換弁3はゆっくり動くので旋回モ
ータ2もゆっくり回転し、旋回体の急な動きによるショ
ック及びハンチングの発生を抑制することができる。
【0033】操作レバー7を中立位置から左方向に操作
した場合も同様である。また、操作レバー7をハーフ位
置からフル位置まで操作する加速時も同様である。
【0034】(2)停止時 操作レバー7を例えば右方向のフル位置から中立位置に
戻すと、油圧パイロット弁8の減圧弁8Rの出力圧が低
下し、この低下した圧力が圧力センサ13Rで検出さ
れ、コントローラ14に信号が送られる。コントローラ
14は起動時の場合と同様に圧力センサ13Rの検出値
PRに遅れ要素を付加した目標出力圧P* Rを計算し、
出力信号iRを比例電磁弁11Rに出力する。一方、油
圧パイロット弁8の減圧弁8Rの出力圧は低下するが、
チェック弁12Rにより比例電磁弁11Rの一次圧ポー
トから油圧パイロット弁8への逆流が防止されている。
また、比例電磁弁11Rの二次圧ポートには方向切換弁
3からの戻り油が作用している。比例電磁弁11Rのこ
の二次圧ポートの圧力が目標出力圧P* Rより高いとき
は二次圧ポートはタンクポートに接続され、目標出力圧
* Rまで圧力を下げようとする。比例電磁弁11Rの
二次圧ポートの圧力が目標出力圧P* Rより低いとき
は、比例電磁弁11Rの二次圧ポートは一次圧ポートに
接続される。
【0035】ここで、もしチェック弁12Rがないと、
操作レバー7を中立位置に戻したとき油圧パイロット弁
8の減圧弁8Rの出力ポートはタンクポートに接続され
るので、比例電磁弁11Rの一次圧ポートもタンクポー
トに接続され、比例電磁弁11Rの二次圧ポートの圧力
を目標出力圧P* Rに維持することができない。本実施
例ではチェック弁12Rが設けられ、上記のように比例
電磁弁11Rの一次圧ポートから油圧パイロット弁8へ
の逆流が防止されているので、比例電磁弁11Rの二次
圧ポートの圧力が目標出力圧P* Rより低くなると、チ
ェック弁12Rが比例電磁弁11Rの一次圧ポートに一
時的に油圧を供給する補助油圧源手段として機能し、二
次圧ポートの圧力が抜けずにコントローラ14の目標出
力圧P* Rの計算値が低下するまでその圧力が維持され
る。また、目標出力圧P* Rの計算値が比例電磁弁11
Rの二次圧ポートの圧力より低くなると、二次圧ポート
の圧力は目標出力圧P* Rに応じて低下する。
【0036】そしてこの場合も、コントローラ14で計
算した比例電磁弁11Rに対する目標出力圧P* Rは図
3に18a,18bで示すように圧力の検出値PRより
遅れており、方向切換弁3にはこの目標出力圧P* Rに
したがった18bの遅れた圧力が与えられる。
【0037】したがって、不用意に操作レバー7を急操
作で戻しても方向切換弁3はゆっくり動くので旋回モー
タ2もゆっくりと減速し、旋回体の急な動きによるショ
ック及びハンチングの発生を抑制することができる。
【0038】操作レバー7を右方向のフル位置から中立
位置に戻した場合も同様である。また、操作レバー7を
フル位置からハーフ位置まで操作する減速時も同様であ
る。
【0039】したがって、本実施例によれば、油圧パイ
ロット弁8と方向切換弁3の間に可変式電磁圧力制御弁
である比例電磁弁11R,11Lを介在させることによ
り、絞りを介在させることなく油圧パイロット弁8の出
力圧を制御し、旋回用の操作レバー7を急操作した時の
ショック及びハンチングを低減することができる。ま
た、旋回体の起動時等の加速時及び停止時等の減速時の
いずれにも旋回用の操作レバー7を急操作した時のショ
ック及びハンチングを低減することができる。その結
果、オペレータの疲労感を少なくできるとともに、車体
の耐久性を向上する効果が得られる。
【0040】なお、以上の実施例では、コントローラ1
4の機能15R,15Lにおいて一次遅れ要素又は二次
遅れ要素により出力信号に遅れを持たせたが、図4に示
すように、圧力センサ13R,13Lの出力圧の検出値
PR,PLの変化速度の最大値を制限することにより出
力信号に遅れを持たせてもよい。
【0041】すなわち、図4において、コントローラは
圧力センサ13R,13Lの出力圧の検出値PR,PL
の微分値(変化率)を計算し、PR,PLの微分値と予
め設定した圧力の微分値の最大値(圧力の最大変化率)
の最小値を選択して目標出力圧P* R,P* Lとするこ
とで、検出値PR,PLに遅れ要素を付加する機能19
R,19Lを有している。この場合、起動時(加速時)
及び停止時(減速時)の目標出力圧P* R,P* Lの遅
れの特性は図5に17c,18cで示すような直線的な
特性となり、方向切換弁3にはこの目標出力圧P* R,
* Lにしたがった17c,18cの遅れた圧力が与え
られる。
【0042】本発明の第2の実施例を図6及び図7によ
り説明する。本実施例は圧力センサの出力圧の検出値に
対して付加される遅れの大きさを選択できるようにした
ものである。図中、図1及び図2に示す部材及び機能と
同等のものには同じ符号を付している。
【0043】図6において、この実施例のパイロット操
作装置4Aは圧力センサ13R,13Lの出力圧の検出
値PR,PLに対して付加される遅れの大きさを選択す
る選択スイッチ20を更に備え、選択スイッチ20から
の選択信号Sはコントローラ14Aに入力される。コン
トローラ14Aは、図7に示すように圧力センサ13
R,13Lの出力圧の検出値PR,PLに対して付加さ
れる遅れの大きさを決める3つの時定数T1,T2,T
3が予め設定されており、選択信号Sに応じてそのうち
の1つを選択する機能21を更に有し、その選択した時
定数を機能15R,15Lの一次遅れ要素の時定数Tと
して設定する。
【0044】本実施例によれば、第1の実施例と同様の
効果が得られる上、選択スイッチ20により圧力センサ
13R,13Lの出力圧の検出値PR,PLに対する遅
れの度合いを選択することにより、作業状況に応じて旋
回の応答性を設定することができる。また、T1〜T3
の1つを0に設定すれば、遅れを無くすことができる。
すなわち、作業によっては旋回の応答性が速い方が良い
作業と遅い方が良い作業とがある。作業の種類によって
旋回の応答性を選択することにより、作業能率を大幅に
向上することができる。
【0045】本発明の第3の実施例を図8〜図10によ
り説明する。本実施例はフロント装置の姿勢に応じて遅
れの大きさを変化させるようにしたものである。図中、
図1及び図2に示す部材及び機能と同等のものには同じ
符号を付している。
【0046】図8において、この実施例のパイロット操
作装置4Bは、油圧ショベルの作業用フロント装置の姿
勢を検出する角度センサ60a,60b,60cを更に
備え、これら角度センサ60a,60b,60cの検出
値はコントローラ14Bに入力される。
【0047】油圧ショベルは、図9に示すように、垂直
方向にそれぞれ回動するブーム100a、アーム100
b及びバケット100cからなる多関節型のフロント装
置100Aと、上部旋回体100d及び下部走行体10
0eからなる車体100Bとで構成され、フロント装置
100Aのブーム100aの基端は上部旋回体100d
の前部に支持されている。ブーム100a、アーム10
0b、バケット100cはそれぞれブームシリンダ10
1a、アームシリンダ101b、バケットシリンダ10
1cにより駆動され、上部旋回体100dは図8に示す
旋回モータ2により旋回駆動される。
【0048】角度センサ60a,60b,60cはブー
ム100a、アーム100b及びバケット100cのそ
れぞれの回動支点に設けられ、フロント装置1Aの姿勢
に関する状態量としてそれぞれの回動角α,β,γを検
出する。ここで、一例として、ブーム100aの回動角
αは図示の如きブーム100aの回動支点を原点とする
X−Y座標系のY座標軸(垂直方向)に対するブーム1
00aの角度として表わされ、アーム100bの回動角
βはブーム100aに対するアーム100bの角度とし
て表わされ、バケット100cの回動角γはアーム10
0bに対するバケット100cの角度として表わされ
る。
【0049】コントローラ14Bは、図10に示すよう
に、角度センサ60a,60b,60cの回動角α,
β,γの検出値を用いてフロント装置100Aのリーチ
Lを計算する機能61と、リーチLに応じて、リーチL
が長くなりにしたがって大きくなるよう時定数Tを変化
させる機能62とを更に有し、機能62で得た時定数T
を機能15R,15Lの一次遅れ要素の時定数Tとして
設定する。
【0050】図9において、X−Y座標系におけるバケ
ット100cの先端位置を(X,Y)とし、ブーム10
0aの回動支点とアーム100bの回動支点との距離を
1、アーム100bの回動支点とバケット100cの
回動支点との距離をL2、バケット100cの回動支点
とバケット100cの先端との距離をL3とすれば、フ
ロント装置のリーチLは下記の式より求まる。
【0051】L=√X2 +Y2 X=L1sinα+L2sin(α+β)+L3sin
(α+β+γ) Y=L1cosα+L2cos(α+β)+L3cos
(α+β+γ) 機能61には固有値L1,L2,L3を予め記憶してお
き、上記の式からフロント装置のリーチLを計算する。
【0052】以上において、角度センサ60a,60
b,60cはフロント装置100Aの姿勢を検出する姿
勢センサを構成し、機能61,62は姿勢センサの姿勢
の検出値に応じて遅れの大きさを変化させる手段を構成
する。
【0053】本実施例では以上のような遅れ変化手段を
設けたことから次のような作用が得られる。
【0054】フロント装置100Aは姿勢によってリー
チLが変わり、これに伴って上部旋回体100Bの慣性
モーメントも変化する。例えば、フロント装置100A
の最大リーチ姿勢では上部旋回体100Bの慣性モーメ
ントは最大となり、フロント装置100Aの最小リーチ
姿勢では上部旋回体100Bの慣性モーメントは最小と
なる。しかし、図8において、旋回モータ2の主管路5
0,50bで構成される油圧回路は、上部旋回体100
Bの慣性モーメントが大きい時に必要な起動トルク及び
停止トルクが得られるようにオーバーロードリリーフ弁
51a,51bのリリーフ圧力が設定されているため、
上部旋回体100Bの慣性モーメントが小さいと急加
速、急減速時のショック及びハンチングの現象がより起
きやすくなる。このため、上部旋回体100Bの慣性モ
ーメントが小さいほど方向切換弁3の操作速度をゆっく
りする必要がある。
【0055】本実施例では、上記のようにフロント装置
100Aの姿勢を検出して、フロント装置のリーチLが
長いほど、すなわち上部旋回体の慣性モーメントが大き
いほど一次遅れの時定数Tを大きくしており、これによ
りフロント装置の姿勢の違いによるショック及びハンチ
ング現象の起き易さを防止することができる。
【0056】本発明の第4の実施例を図11により説明
する。本実施例は旋回用の油圧パイロット弁の操作量に
応じて遅れの大きさを変化させるようにしたものであ
る。本実施例のハード構成は図1に示すものと同じであ
り、図11中、図2に示す機能と同等のものには同じ符
号を付している。
【0057】本実施例において、図1に示す圧力センサ
13R,13Lは旋回用の油圧パイロット弁8の操作量
を検出する操作量検出手段としても用い、コントローラ
14は、図11に示すように、圧力センサ13R,13
Lの検出値PR,PLに応じて、検出値PR,PLが大
きくなるにしたがって大きくなるよう時定数Tを変化さ
せる機能65を更に有し、機能65で得た時定数Tを機
能15R,15Lの一次遅れ要素の時定数Tとして設定
する。機能65は、操作量検出手段13R,13Lの検
出値に応じて遅れの大きさを変化させる手段を構成す
る。
【0058】本実施例では以上のような遅れ変化手段を
設けたことから次のような作用が得られる。
【0059】上部旋回体100B(図9参照)を旋回す
る時のショック及びハンチングの現象は旋回用の操作レ
バー7を微操作したときには起こらず、むしろこの場合
はオペレータの意思通りに旋回体が動いてもらいたい場
合である。
【0060】本実施例では、旋回用の操作レバー7を大
きく急操作したときには機能65で時定数Tが大きくな
るよう変化し、機能15R,15Lで大きな時定数Tが
設定されるので、第1の実施例と同様にショック及びハ
ンチングを低減することができる。一方、旋回用の操作
レバー7を微操作したときには、機能65で時定数Tが
小さくなるよう変化し、機能15R,15Lで小さな時
定数Tが設定されるので、検出値PR,PLに対する目
標出力圧P* R,P* Lの遅れが小さくなり、オペレー
タの意思通りに旋回体を操作することができ、最適な旋
回操作性が得られる。
【0061】本発明の第5の実施例を図12により説明
する。本実施例は第3の実施例と第4の実施例の遅れ変
更手段を組み合わせて遅れの大きさを変化させるように
したものである。本実施例のハード構成は図8に示すも
のと同じであり、図12中、図10に示す機能と同等の
ものには同じ符号を付している。
【0062】図12において、本実施例では第3の実施
例と同様、機能61で角度センサ60a,60b,60
cの回動角α,β,γの検出値を用いてフロント装置1
00AのリーチLを計算し、機能62でリーチLに応じ
て、リーチLが長くなりにしたがって大きくなるよう時
定数Tを変化させる。また、機能65Aでは、圧力セン
サ13R,13Lの検出値PR,PLに応じて、検出値
PR,PLが大きくなるにしたがって大きくなる係数K
を計算し、機能62で得た時定数Tをその係数Kに乗算
部67で掛け合わせて修正し、その時定数Tを機能15
R,15Lの一次遅れ要素の時定数Tとして設定する。
【0063】本実施例によれば、第1の実施例の効果に
加えて、遅れの大きさを変化させることに関して第3の
実施例と第4の実施例の両方の効果が得られる。
【0064】本発明の第6の実施例を図13により説明
する。本実施例は第5の実施例に更に第2の実施例の遅
れ変更手段を組み合わせたものである。本実施例のハー
ド構成は図8に示すものに想像線で示す選択スイッチ2
0を付加したものであり、図13中、図12に示す機能
と同等のものには同じ符号を付している。
【0065】本実施例では、機能21Aに遅れ要素の遅
れ具合を決める3つの係数k0,k1,k2が予め設定
されており、選択信号Sに応じてそのうちの1つが選択
される。選択した係数は乗算部67で得た時定数Tに乗
算部68で掛け合わせて時定数Tを更に修正し、機能1
5R,15Lの一次遅れ要素の時定数Tとして設定す
る。
【0066】本実施例によれば、第1の実施例の効果に
加えて、遅れの大きさを変化させることに関して第2〜
第4の実施例の全ての効果が得られる。
【0067】本発明の第7の実施例を図14により説明
する。図中、図1に示す部材及び機能と同等のものには
同じ符号を付している。
【0068】図14において、本実施例のパイロット操
作装置4Cは、比例電磁弁11R,11Lから油圧パイ
ロット弁8に向かう圧油の流れを制限する流れ制限手段
として、第1の実施例のチェック弁12R,12Lに代
えスローリターン弁25R,25Lを備え、スローリタ
ーン弁25R,25Lはそれぞれ油圧パイロット弁8の
減圧弁8R,8Lから比例電磁弁8R,8Lに向かう圧
油の流れのみを許すチェック弁25Ra,25Laとこ
のチェック弁25Ra,25Laにパラレルに接続され
た絞り25Rb,25Lbとからなっている。このスロ
ーリターン弁25R,25Lは、圧油が油圧パイロット
弁8から比例電磁弁11R,11Lに流れるときはチェ
ック弁25Ra,25Laを介して抵抗(圧力損失)な
く圧油が流れ、逆に流れるときは絞り25Rb,25L
bにより抵抗(圧力損失)が高くなるように機能する。
すなわち、スローリターン弁25R,25Lも、比例電
磁弁11R,11Lの二次圧ポートの圧力がコントロー
ラ14で計算された目標出力圧P* R,P* Lより低く
なると、比例電磁弁11R,11Lの一次圧ポートに一
時的に油圧を供給する補助油圧源手段として機能する。
【0069】本実施例では、チェック弁に代えスローリ
ターン弁25R,25Lを設けたことから、停止時等の
減速時の操作レバーの操作に際して次のような作用が得
られる。
【0070】停止時に操作レバー7を例えば右方向のフ
ル位置から中立位置に戻したとき、コントローラ14の
機能15(図2参照)の計算による目標出力圧P* Rの
遅れが相当大きかったとする。このときは、比例電磁弁
11Rの二次圧ポートの圧力がその目標出力圧P* Rよ
り低いことが通常である。この場合、比例電磁弁11R
の二次圧ポートは一次圧ポートに接続される。したがっ
て、方向切換弁3からの戻り油はスローリターン弁25
Rの絞り25Rbを通り、油圧パイロット弁8を通過し
てタンクに至る。コントローラ14の機能15の計算に
よる目標出力圧P* Rの遅れがあまり大きくなかった場
合には、比例電磁弁11Rの二次圧ポートの圧力はその
目標出力圧P* Rよりも高く、比例電磁弁11Rの二次
圧ポートはタンクポートに接続され、方向切換弁3から
の戻り油は制御されながらタンクに至る。
【0071】操作レバー7を左方向のフル位置から中立
に戻したとき、フル位置からハーフ位置に戻したときも
同様である。
【0072】このようにスローリターン弁25R,25
Lを用いることにより、目標出力圧P* R,P* Lの遅
れが相当大きく、比例電磁弁11R,11Lの二次圧ポ
ートの圧力が目標出力圧P* R,P* Lより低い期間が
無視できないような場合でも、その間スローリターン弁
25R,25Lの絞りによる遅れの範囲内で方向切換弁
3に与えられる圧力を徐々に低下させ、停止時のショッ
クを少なくすることができる。
【0073】なお、上記実施例では流れ制限手段として
チェック弁やスローリターン弁を用いたが、これらに限
らず図15に示すように圧力補償付きの流量制御弁26
を用いてもよく、これによっても同様の作用が得られ
る。
【0074】本発明の第8の実施例を図16及び図17
により説明する。上記実施例では可変式電磁圧力制御弁
として比例電磁弁を用いたが、本実施例は比例電磁弁に
代え高速電磁弁を用いたものである。図中、図1、図8
及び図13に示す部材及び機能と同等のものには同じ符
号を付している。
【0075】図16において、本実施例のパイロット操
作装置4Dは、方向切換弁3とチェック弁12R,12
Lとの間にそれぞれ位置するON・OFF動作の2つの
高速電磁弁70Ra,70Rb及び70La,70Lb
を含む可変式電磁圧力制御弁70R,70Lを有し、一
方の高速電磁弁70Ra,70Laはパイロットライン
9Ra,9Laに接続され、他方の高速電磁弁70R
b,70Lbはパイロットライン9Rb,9Lbから分
岐しタンクに連絡するパイロットライン9Rc,9Lc
に接続されている。
【0076】可変式電磁圧力制御弁70Rにおいて、高
速電磁弁70RaがOFFで高速電磁弁70RbがON
のときはパイロットライン9Ra,9Rbが相互に連絡
し、高速電磁弁70RaがONで高速電磁弁70Rbが
OFFのときはパイロットライン9Ra,9Rb相互の
連絡は遮断され、パイロットライン9Rbがタンクに連
絡し、以てこれら高速電磁弁70Ra,Rbは図1等に
示す比例電磁弁11Rと同等に機能する。可変式電磁圧
力制御弁70Lも同様である。
【0077】コントローラ14Dは、図17に示すよう
に、遅れ要素を付加した目標出力圧P* R,P* Lを上
記高速電磁弁70Ra,70Rb及び70La,70L
bへのON・OFF信号に変換する機能71R,71L
を有している点を除いて、図13に示すものと同じであ
る。
【0078】本実施例によれば、高速電磁弁を用いて第
1の実施例及び第6の実施例と同様の効果が得られる。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、油圧パイロット弁と方
向切換弁の間に介在させた比例電磁弁を制御するので、
絞りを介在させることなく油圧パイロット弁の出力圧を
制御し、不用意に操作レバーを急操作した時の旋回体の
急な動きによるショック及びハンチングの発生を抑制す
ることができる。
【0080】また、本発明によれば、流れ制限手段を設
置するので、停止時等の減速時にも油圧パイロット弁の
出力圧が制御され、旋回体の起動時等の加速時及び停止
時等の減速時のいずれにも旋回用の操作レバー7を急操
作した時のショック及びハンチングを低減することがで
きる。
【0081】以上の結果、オペレータの疲労感を少なく
できるとともに、車体の耐久性を向上することができ
る。
【0082】また、本発明によれば、流れ制限手段とし
てスローリターン弁を用いるので、送れ度合いの設定い
かんに係わらず停止時のショック及びハンチングを低減
することができる。
【0083】更に、本発明によれば、遅れの大きさを選
択的に切換えるので、作業状況に応じて旋回の応答性を
設定し、作業能率を大幅に向上することができる。
【0084】また、本発明によれば、姿勢センサの検出
値に応じて遅れの大きさを変化させるので、フロント装
置の姿勢の違いによるショック及びハンチング現象の起
き易さを防止することができる。
【0085】また、本発明によれば、操作量検出手段の
検出値に応じて遅れの大きさを変化させるので、操作レ
バーを大きく急操作したときには遅れを大きくしてショ
ック及びハンチングを低減し、操作レバーを微操作した
ときには遅れを小さくしてオペレータの意思通りに旋回
体を操作することが可能となり、最適な旋回操作性が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による建設機械の操作シ
ステムの構成図である。
【図2】図1に示すコントローラの機能を示すブロック
図である。
【図3】第1の実施例による建設機械の操作システムの
特性図である。
【図4】出力圧の検出値に遅れを付加する他の方法を示
すブロック図である。
【図5】図4に示す方法の特性図である。
【図6】本発明の第2の実施例による建設機械の操作シ
ステムの構成図である。
【図7】図6に示すコントローラの機能を示すブロック
図である。
【図8】本発明の第3の実施例による建設機械の操作シ
ステムの構成図である。
【図9】本発明が適用される油圧ショベルの側面図であ
る。
【図10】図8に示すコントローラの機能を示すブロッ
ク図である。
【図11】本発明の第4の実施例による建設機械の操作
システムにおけるコントローラの機能を示すブロック図
である。
【図12】本発明の第5の実施例による建設機械の操作
システムにおけるコントローラの機能を示すブロック図
である。
【図13】本発明の第6の実施例による建設機械の操作
システムにおけるコントローラの機能を示すブロック図
である。
【図14】第7の実施例による建設機械の操作システム
の特性図である。
【図15】流れ制限手段の他の実施例を示す図である。
【図16】本発明の第8の実施例による建設機械の操作
システムの構成図である。
【図17】図16に示すコントローラの機能を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】 1 油圧ポンプ 2 旋回モータ 3 方向切換弁 4 パイロット操作装置 5 パイロット油圧源 7 操作レバー 8 油圧パイロット弁 9a,9b,9c パイロットライン 11R,11L 比例電磁弁(可変式電磁圧力制御弁) 12R,12L チェック弁(流れ制限手段;補助油圧
源手段) 13R,13L 圧力センサ 14;14A〜14D コントローラ 20 選択スイッチ 25R,25L スローリターン弁(流れ制限手段;補
助油圧源手段) 25Ra,25La チェック弁 25Rb,25Lb 絞り 60a〜60c 角度センサ(姿勢センサ) 70R,70L 可変式電磁圧力制御弁 70Ra,70Rb,70La,70Lb 高速電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F15B 11/08 A 9037−3J (72)発明者 足立 宏之 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 藤島 一雄 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 飯島 健 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプと、多関節の作業用フロント
    装置を備えた旋回体を駆動する旋回モータと、前記油圧
    ポンプと前記旋回モータの間に配置された方向切換弁
    と、前記方向切換弁を駆動する油圧パイロット弁とを有
    する建設機械の操作システムにおいて、 前記油圧パイロット弁と前記方向切換弁の間に配置され
    前記油圧パイロット弁の出力圧を制御して前記方向切換
    弁に伝える可変式電磁圧力制御弁と、 前記油圧パイロット弁と前記可変式電磁圧力制御弁の間
    に設置され、前記油圧パイロット弁の出力圧を検出する
    圧力検出手段と、 前記圧力検出手段の出力圧の検出値に対して遅れを持つ
    出力信号を前記可変式電磁圧力制御弁に出力する制御手
    段とを備えることを特徴とする建設機械の操作システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の建設機械の操作システム
    において、前記油圧パイロット弁と前記可変式電磁圧力
    制御弁の間に設置され、前記可変式電磁圧力制御弁から
    前記油圧パイロット弁に向かう圧油の流れのみを制限す
    る流れ制限手段を更に備えることを特徴とする建設機械
    の操作システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の建設機械の操作システム
    において、前記流れ制限手段は前記油圧パイロット弁か
    ら前記可変式電磁圧力制御弁に向かう圧油の流れのみを
    許すチェック弁であることを特徴とする建設機械の操作
    システム。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の建設機械の操作システム
    において、前記流れ制限手段は前記油圧パイロット弁か
    ら前記可変式電磁圧力制御弁に向かう圧油の流れのみを
    許すチェック弁とこのチェック弁にパラレルに接続され
    た絞りとを有するスローリターン弁であることを特徴と
    する建設機械の操作システム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の建設機械の操作システム
    において、前記制御手段は一次遅れ要素により出力信号
    に遅れを持たせることを特徴とする建設機械の操作シス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の建設機械の操作システム
    において、前記制御手段は前記出力圧の検出値の変化速
    度の最大値を制限することにより出力信号に遅れを持た
    せることを特徴とする建設機械の操作システム。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の建設機械の操作システム
    において、前記遅れの大きさを変化させる遅れ変更手段
    を更に備えることを特徴とする建設機械の操作システ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の建設機械の操作システム
    において、前記遅れ変更手段は選択スイッチと、この選
    択スイッチの信号に応じて遅れの大きさを選択的に切換
    える手段とを有することを特徴とする建設機械の操作シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の建設機械の操作システム
    において、前記遅れ変更手段は、前記フロント装置の姿
    勢を検出する姿勢センサと、この姿勢センサの姿勢の検
    出値に応じて遅れの大きさを変化させる手段とを有する
    ことを特徴とする建設機械の操作システム。
  10. 【請求項10】 請求項7記載の建設機械の操作システ
    ムにおいて、前記遅れ変更手段は、前記油圧パイロット
    弁の操作量を検出する操作量検出手段と、この操作量検
    出手段の操作量の検出値に応じて遅れの大きさを変化さ
    せる手段とを有することを特徴とする建設機械の操作シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の建設機械の操作システ
    ムにおいて、前記可変式電磁圧力制御弁は比例電磁弁で
    あることを特徴とする建設機械の操作システム。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の建設機械の操作システ
    ムにおいて、前記可変式電磁圧力制御弁は高速電磁弁で
    あることを特徴とする建設機械の操作システム。
  13. 【請求項13】 油圧ポンプと、多関節の作業用フロン
    ト装置を備えた旋回体を駆動する旋回モータと、前記油
    圧ポンプと前記旋回モータの間に配置された方向切換弁
    と、前記方向切換弁を駆動する油圧パイロット弁と、前
    記油圧パイロット弁と前記方向切換弁の間に配置され前
    記油圧パイロット弁の出力圧を減圧して前記方向切換弁
    に作用させる可変式電磁圧力制御弁とを有する建設機械
    の操作システムにおいて、 前記油圧パイロット弁と前記可変式電磁圧力制御弁の間
    に設置され、前記油圧パイロット弁の出力圧を検出する
    圧力検出手段と、 前記圧力検出手段の出力圧の検出値に対して遅れを持つ
    出力信号を前記可変式電磁圧力制御弁に出力する制御手
    段と、 前記油圧パイロット弁と前記可変式電磁圧力制御弁の間
    に設置され、前記油圧パイロット弁が中立位置に戻され
    たときに前記可変式電磁圧力制御弁の入力側に一時的に
    油圧を供給する補助油圧源手段とを備えることを特徴と
    する建設機械の操作システム。
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