JPH08177083A - 建設機械の運転室 - Google Patents

建設機械の運転室

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JPH08177083A
JPH08177083A JP33793294A JP33793294A JPH08177083A JP H08177083 A JPH08177083 A JP H08177083A JP 33793294 A JP33793294 A JP 33793294A JP 33793294 A JP33793294 A JP 33793294A JP H08177083 A JPH08177083 A JP H08177083A
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JP
Japan
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guide element
frame
top plate
driver
windshield frame
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JP33793294A
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Yoshihiko Matsuoka
義彦 松岡
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Kyowa Sangyo Co Ltd
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Kyowa Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建設機械の運転室の構造に関し、キャノピー
ガードとキャビンの相互変更をユーザ自身がその日の天
候等を見て作業開始前に簡単かつ短時間で行うことがで
きる構造を得る。 【構成】 キャノピーガード2は、天板7とこれを支持
する背面構造体6および/または側面構造体33とで構
成される。キャビンは、上記構造のキャノピーガード2
と、キャノピーガードでは覆われていない運転席の前面
及び側面を閉鎖する平面コ字形またはL形(天板7が側
面構造体33と背面構造体6とで支持されている場合)
の風防枠3とで形成される。キャノピーガードの天板7
および/または運転席のフロアフレーム1は、互いに平
行に延びる2条の固定側ガイド要素9を備えている。風
防枠3には、前記の固定側ガイド要素9と協働してガイ
ド対を形成する移動側ガイド要素21を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ブルドーザやパワー
ショベルなどの建設機械の運転室の構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】建設機械の運転室には、キャノピーガー
ドと呼ばれる構造のものとキャビンと呼ばれる構造のも
のとがある。キャノピーガードは、運転室の背面または
一側面にある構造体と、この構造体で支持された天板と
で構成される。天板は運転者の頭上に位置しており、た
とえば解体作業中における落下物等から運転者を保護す
る。従って天板及びこれを支える側面構造体ないし背面
構造体は、充分な強度と構造とを備えている。
【0003】キャノピーガードは、運転室の前方及び少
なくとも一方の側面が開放されている。従って作業時の
視界は極めて良好であり、運転者はドーザやバケットの
動作状態その他の作業状態を正確かつ速やかに把握する
ことができ、正確な作業を能率良く行うことができる。
特に建物が密集した狭い地域で小型の建設機械を用いて
作業を行う場合など、運転者の視界の良さは安全な作業
を能率良く行ううえで極めて重要である。さらにこのキ
ャノピーガードは、傾斜地で建設機械が転倒や滑落を始
めたとき、運転者が速やかに機外に脱出できるという点
でも優れている。
【0004】一方、キャビンは運転席の周囲及び上方を
箱型に覆う構造体で、運転者の出入りのためのドアと運
転者の視界を確保するための透明板からなる窓とが設け
られている。キャビンは運転室を密閉できる構造である
から、夏の暑さや冬の寒さ及び風雨から運転者を保護す
るのに優れているが、視界の広さや作業状態の視認性は
劣る。またキャノピーガードに比べて構造が複雑となり
高価になる。
【0005】大型の建設機械ではどちらかといえば大雑
把な作業が多いし、機械全体に比べてキャビンの価格が
相対的に小さくなるので、キャビンを搭載したものが多
い。一方の小型の建設機械では、高い視認性を必要とす
る細かい作業が多く、また機械全体に対するキャビンの
価格も相対的に高くなるので、キャノピーガードを搭載
したものが多くなる。特に小型の建設機械を1、2台保
有して業務を行っている小規模の業者は、高価であるた
めにキャビン付の建設機械を購入し難いという面もあ
る。
【0006】このような背景に鑑み、この発明の出願人
はキャノピーガードとキャビンの構成部材の共通化を図
ることによって、キャビンをより安価かつ短納期で提供
できるようにし、さらに必要に応じてキャノピーガード
とキャビンとの変換を可能とした運転室を提唱している
(特開平6−240707号)。その構成は運転者の頭
上に位置する天井部を備えた保護枠が設けられ、天井部
の周縁部及び床板の運転席を囲む部分に締結要素が配置
され、保護枠の開放部を閉鎖する板体で形成された風防
枠がその上辺部と下辺部を前記締結要素に締結されて、
運転室の床板と保護枠の天井部との間に装着されている
というものであり、保護枠と風防枠とによって閉鎖され
た運転室(キャビン)が形成され、風防枠を取り外すと
開放された運転室(キャノピーガード)が形成されると
いうものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の構造によれば、
キャビンをより短い納期で安価に提供でき、かつキャノ
ピーガードとキャビンとの相互変更が可能になるという
目的効果が達成される。しかしながら保護枠への風防枠
の取り付け取り外しには、相当の手数を必要とし(保護
枠と風防枠を締結する締結要素としては、ボルトなどを
用いている)、さらに風防枠を締結位置に位置決めする
際には、クレーンなどが必要である。そのためたとえば
初めにキャノピーガード付きの建設機械を購入したユー
ザが後で必要により風防枠のみを購入して、それをユー
ザ自身が装着するということは困難であり、機械をディ
ーラの工場等に持ち込んで、風防枠の取り付けを行わね
ばならないという面倒がある。
【0008】また前述したように、キャノピーガードは
単に安価であるという点だけでなく、視界と視認性に優
れ、特に小型の建設機械では、気候の良い場合など風防
枠を取り外して作業を行いたいという要求が多い。この
ような場合従来の構造では風防枠の着脱に時間がかかる
ため、天候や作業状態に応じて頻繁に風防枠の着脱を行
うというわけにはいかず、また風防枠の着脱の際には作
業を休んで、機械をディーラのところに持っていかなけ
ればならないなどの不便があり、キャノピーガードとキ
ャビンとを必要に応じて使い分けるということが事実上
できなかった。
【0009】この発明は上記特開平6−240707号
公報記載の発明をさらに改良して、キャノピーガードと
キャビンの相互変更をユーザ自身がその日の天候等を見
て、作業開始前に簡単かつ短時間で行うことができる構
造を得ることを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の運転席におけ
るキャノピーガード2は、従来技術と同様に天板7とこ
れを支持する背面構造体6および/または側面構造体3
3とで構成される。一般的には運転席の背後に位置する
背面構造体6で天板7を支持するが、運転席の側方にバ
ケットブームが設けられているパワーショベルなどで
は、運転席のブーム側に設けた側面構造体33で天板7
を支持する構造や、運転席のブーム側側面と背面とに設
けた側面構造体33及び背面構造体6で天板7を支持す
る構造が可能である。
【0011】またこの発明におけるキャビンは、上記構
造のキャノピーガード2と、キャノピーガードでは覆わ
れていない運転席の前面及び側面を閉鎖するための平面
コ字形またはL形(天板7が側面構造体33と背面構造
体6とで支持されている場合)の風防枠3とで形成され
る。
【0012】この発明の運転席は、キャノピーガードの
天板7および/または運転席のフロアフレーム1にキャ
ノピーガードの側面構造体33または背面構造体6と略
直角の方向に互いに平行に延びる2条の固定側ガイド要
素9を備えている。2条のガイド要素9はその両方を天
板7に設ける構造、その両方を運転席のフロアフレーム
1に設ける構造および1条を天板7に設けて他の1条を
フロアフレーム1に設ける構造のいずれの構造も可能で
ある。またこのガイド要素9は3条以上とすることもで
きるが、少なくとも2条必要であり、2条または4条と
するのが合理的である。
【0013】一方この発明の運転室の風防枠3には前記
の固定側ガイド要素9と協働してガイド対を形成する移
動側ガイド要素21を備えている。固定側ガイド要素と
移動側ガイド要素の対は、たとえばレールと車輪、互い
に摺動自在に嵌合される2本のレール、レールとこれに
案内されて摺動するスライダなどの対によって構成され
る。より好ましくはガイドレール上の移動および固定側
ガイド要素の間に、移動側ガイド要素の2分の1のスト
ロークで移動するその移動方向に細長い中間ガイド要素
34(図9参照)を介在させた構造が好ましい。
【0014】この発明の運転室は、さらに天板7を支持
する構造体6、33の両側縁5と風防枠3の端部立縁2
5とを締結する引込締結具11を備えている。この引込
締結具はレバー14を倒伏して相手側部材に設けたフッ
ク26を引き込むワンタッチ式の締結具とするのが好ま
しい。
【0015】固定側ガイド要素9は、キャノピーガード
の天板7または運転席のフロアフレーム1の下面に配置
するのが好ましい。風防枠3の周縁には適宜な断面形状
のシール材27を装着して、風防枠3を装着したときの
風防枠とキャノピーガード2およびフロアフレーム1と
の間の密閉を保証する。
【0016】
【作用】請求項1記載の建設機械の運転室は、天板7ま
たは運転席のフロアフレーム1に2条の固定側ガイド要
素9が設けられているので、必要があれば風防枠3を購
入し、風防枠に設けられた移動側ガイド要素を固定側ガ
イド要素に挿入することにより、風防枠をキャノビーガ
ードに装着することができ、簡単にキャビンを形成する
ことができる。
【0017】請求項2の発明において、キャノピーガー
ドからキャビンに変更するときは、移動側ガイド要素2
1を固定側ガイド要素9に差し込んで、風防枠3を運転
席の前方(固定側ガイド要素9を背面構造体6に略直角
に設けた場合)または運転席の側方(固定側ガイド要素
9を側面構造体33と略直角に設けた場合)に押し込
む。風防枠3は固定側ガイド要素9に案内されて、運転
席周囲の開放面を覆うように嵌着されるから、最後に風
防枠の立縁25と側面構造体または背面構造体の側縁5
とを引込締結具11で締結する。装着された風防枠3は
固定側ガイド要素9と移動側ガイド要素21との嵌合に
より、ガイド方向と直交する方向に位置決めされ、また
平行な2条以上の固定側ガイド要素9に嵌合することに
より、ガイド方向の軸まわりの揺動も固定される。そし
てガイド方向の自由度は引込締結具11により固定され
るため、風防枠3は正確に位置決めされた状態でキャノ
ピーガード2に固定される。
【0018】一方、キャビンからキャノピーガードに変
更するときは、引込締結具11を開いて背面または側面
構造体6、33の側縁5と風防枠の立縁25との固定を
解き、風防枠3をガイド方向に沿って運転席の前方また
は側方に引き出すことにより、風防枠3を取り外す。こ
のとき風防枠3の引き出し方向に上面にローラ28等を
設けた架台4を設置して、固定側ガイド要素9から引き
抜いた風防枠3を架台のローラ上に案内して、風防枠3
の重量を架台4で支持しつつ風防枠3を抜き取ることが
できる。
【0019】抜き取った風防枠3は架台4に搭載した状
態で保管しておけば、次に風防枠3を取り付けるときに
も便利である。架台4にはキャスター29と高さ調整機
構とを設けておき、移動側ガイド要素21と固定側ガイ
ド要素9とが一致するように架台4を容易に移動位置決
めできるようにする。
【0020】建設機械がパワーショベルであれば、風防
枠3をバケットの根元に装着されているフックにワイヤ
で懸吊して、風防枠3の重量を支えながら風防枠3の抜
き取りを行うことができる。風防枠3を装着するときも
同様に風防枠を吊り上げながら移動側ガイド要素21を
固定側ガイド要素9に差し込んでやればよい。風防枠3
を合成樹脂製としたときは、その重量を20〜30kg
程度とできるから、作業者が二人いれば、風防枠3を持
ち上げて装着することも可能である。
【0021】固定側ガイド要素9と移動側ガイド要素2
1との間に移動側ガイド要素21の2分の1のストロー
クで移動する中間ガイド要素34を設けた構造は、中間
ガイド要素34に内蔵されるボール24や車輪により、
風防枠3の押し込みおよび引き出しを軽い力で行うこと
ができるとともに、引き出した風防枠3を固定側ガイド
要素9から突出してくる中間ガイド要素34で支えるこ
とができ、風防枠3の装脱作業が非常に容易になる。そ
して中間ガイド要素34によって引き出された状態で保
持されている風防枠3を前記架台4を昇降させることに
より受け取ることも可能になる。また固定側ガイド要素
9をキャノピーガードの天板7や運転席のフロアフレー
ム1の下面に設けた構造は、固定側ガイド要素9内への
土砂や雨水等の侵入を避けることができる。
【0022】風防枠3が平面L形であるときは、固定側
ガイド要素9は天板7と運転席のフロアフレーム1とに
それぞれ1条ずつ設けられる。風防枠3が平面コ字形で
あるときは、固定側ガイド要素9は天板7とフロアフレ
ーム1とに2条ずつ計4条設けることができる。このよ
うに固定側ガイド要素9を天板7とフロアフレーム1の
両者に設けたときは、風防枠3の上下縁が固定側ガイド
要素9に案内されて位置決めされ、風防枠装着時の密閉
性をより確実に保証できる。フロアフレーム1に設ける
固定側ガイド要素は、塵埃の侵入や雨水の侵入を避ける
ために、フロアフレームの側縁部や下面に設け、風防枠
3の下辺がフロアフレームの周囲を覆うような構造とす
るのが好ましい。
【0023】
【実施例】図1ないし図3はこの発明の第1実施例を示
したものである。図1は建設機械の運転席のフロアフレ
ーム1とキャノピーガード2及びこれに装着される風防
枠3ならびに取り外した風防枠を載置した架台4のみを
示したものであり、建設機械本体及び運転席のシートや
操作レバーなどは省略してある。
【0024】キャノピーガード2は、矩形のフロアフレ
ーム1の奥側(図1の右側)に幅狭の張出部を備えた背
面構造体6を有している。背面構造体の上辺にはフロア
フレーム1と同幅の矩形の天板7が一体に設けられてい
る。天板の前辺はフロアフレームの前辺より若干後退し
た位置にある。天板7の下面には、断面C形のレール部
材9が前辺から奥側に向かって2本平行に固着されてい
る。背面構造体の張出部側縁5に沿って、図5に示すよ
うな引込締結具11が3個配置されている。引込締結具
11は、背面構造体6に固着される取付板12とこれに
装架された支軸13とを備えており、この支軸に回動自
在に設けられたレバー14とこのレバー14にピン15
で回動自在に連結された鉤部材16とを有している。
【0025】風防枠3は、平面コ字形の枠体17と枠体
に装着されたガラスまたはアクリル板18とを有してい
る。枠体の対向面上方には、幅狭のブラケット19が添
設されており、このブラケットの上面に図4に示す移動
側ガイド要素21が2個固着されている。この移動側ガ
イド要素21は、矩形の本体22に固着した軌道ケース
23にボール24を組み込んだものであり、ボール24
がレール部材9の溝内を転動して風防枠3をスムーズに
移動させる。風防枠の立縁25には、鉤部材16と係合
するフック26が設けられている。更に、風防枠の周縁
にはシール材27が固着されている。
【0026】図1に示すように、取り外された風防枠3
は、上面にローラ28等を設けた架台4に載置されてい
る。架台4は、脚部に設けた4個のキャスター29によ
って容易に移動位置決めが可能であり、その高さは、風
防枠の移動側ガイド要素21が天板7のレール部材9に
嵌合する高さである。必要があれば、架台4の脚にパン
タグラフ機構やネジ機構を設けて高さ調整可能とする。
また架台4には運搬中における風防枠3の倒伏を防止す
るために、固定具を設けておくのが好ましい。
【0027】本実施例では、風防枠3の下辺を案内する
補助的なガイド溝31と突条32とが設けられている。
すなわち風防枠3の両側壁下辺が内側に鉤状に屈折し、
上部が開放されたガイド溝31が形成されており、また
運転席のフロアフレーム1の両側辺を下方に突出させて
補助的な突条32を形成している。この突条32は風防
枠3の下辺のガイド溝31に嵌合し、主となるレール部
材9と平行に風防枠3の側壁下辺を案内している。
【0028】なお、本実施例では、前述したように風防
枠3の着脱時のガイドとなる断面C形のレール部材9お
よび当該レール部材内を摺動する移動側ガイド要素21
は、キャノピーガードの天板7の下面両側部と風防枠3
の側面上縁部分に設けたブラケット19に装着されてい
るが、2条の固定側ガイド要素9の両方を運転席のフロ
アフレーム1に設けることもできる。
【0029】図6および図7はこの発明の第2実施例を
示したもので、天板7を背面構造体6と側面構造体33
とで支持したキャノピーガード2に平面L形の風防枠3
を装着することによって、キャビンを構成する構造の例
である。この第2実施例の構造では、天板7の前縁部下
面と運転席のフロアフレーム1の前縁部下面とに固定側
ガイド要素9を形成するレール部材9が側面構造体33
の面と直角の方向に設けられている。レール部材9に沿
って移動する移動側ガイド要素21は、風防枠の上方の
ブラケット19と風防枠の下辺屈曲部に固着されてい
る。この第2実施例のものでは、風防枠3は運転席の側
方から装脱される。
【0030】図8および図9はこの発明の第3実施例を
示すもので、固定側ガイド要素9を運転席のフロアフレ
ーム1側に設け、これと対となる移動側ガイド要素を風
防枠3の下面に設けた例を示したものである。
【0031】キャノピーガード2は第1実施例と同様な
構造で、キャノピーガード2を固定した運転席のフロア
フレーム1に2本のレール部材9が運転席の前後方向に
平行に設けられている。また風防枠3の下面にはフロア
フレームのレール部材9と対向する位置に移動側レール
部材21が固着されている。レール部材9と21とはと
もに断面C形で、これらのレール部材9と21との間に
レールの延在方向に細長い中間スライダ34が介在して
いる。この中間スライダ34はレール部材9、21の両
者に接するボールを多数保持しており、風防枠3を固定
側のレール部材9に沿って移動させたとき、前記ボール
がレール部材9、21の間で転動することにより、中間
スライダ34は風防枠3の2分の1のストロークで移動
する。従って図9に示すように、風防枠3を引き出した
とき、固定側レール部材9から半分の長さだけ引き出さ
れた中間スライダ34が移動側レール部材21の中に半
分だけ差し込まれた状態で風防枠3を支持するから、風
防枠3の装脱作業が極めて容易となり、また引き出した
風防枠3を架台4に受け渡す作業も非常に容易になる。
【0032】この第3実施例においては、固定側のレー
ル部材9をフロアフレーム1の上面に設けているが、こ
の第3実施例のレール部材9、21を図2に示す補助的
なガイド溝31と突条32に準じた構造で、フロアフレ
ーム1の下面および風防枠3の側面下辺の屈曲部に設け
ることも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明の建設機械の運転
室は、背面構造体や側面構造体と略直角方向に設けたレ
ール部材によって風防枠を簡単に装脱することができる
から、キャノピーガードとキャビンの相互変更をユーザ
自身がその日の天候等を見て、作業開始前に簡単かつ短
時間で行うことができ、キャノピーガードとキャビンと
を必要に応じて使い分けることができるという効果があ
る。また、装着時の風防を固定側ガイド要素と引込締結
具とで完全に固定することができるから、キャノピーガ
ードのみの小型の建設機械にあとからキャビンを形成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を架台と共に模式的に示した斜視図
【図2】キャノピーガードに風防枠を装着したときの断
面図
【図3】キャノピーガードに風防枠を装着したときの部
分断面側面図
【図4】レール部材とスライダとを示す斜視図
【図5】引込締結具の側面図
【図6】第2実施例の斜視図
【図7】キャノピーガードに風防枠を装着したときの第
2実施例の部分断面側面図
【図8】第3実施例の斜視図
【図9】第3実施例のガイド構造を示す断面側面図
【符号の説明】
1 フロアフレーム 2 キャノピーガード 3 風防枠 5 側縁 6 背面構造体 7 天板 9 固定側ガイド要素 11 引込締結具 14 レバー 21 移動側ガイド要素 24 ボール 25 立縁 26 フック 33 側面構造体 34 中間ガイド要素

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板(7) とこれを支持する背面構造体
    (6) および/または側面構造体(33)とを備えたキャノピ
    ーガード(2) を有し、このキャノピーガードの天板(7)
    または運転席のフロアフレーム(1) にこの運転席に装着
    されるキャビン(3) を案内するための前記背面構造体
    (6) または側面構造体(33)に略直角方向の互いに平行な
    少なくとも2条のガイド要素(9) を備えている、建設機
    械の運転室。
  2. 【請求項2】 背面構造体(6) および/または側面構造
    体(33)で運転席のフロアフレーム(1) に実質上一体に固
    定された天板(7) を有するキャノピーガード(2) と、こ
    のキャノピーガードの開放面を閉鎖する平面コ字形ない
    しL形の風防枠(3) と、前記天板(7) または運転席のフ
    ロアフレーム(1) に前記背面構造体(6) または側面構造
    体(33)に略直角方向に設けられた少なくとも2条の互い
    に平行な固定側ガイド要素(9) と、前記風防枠(3) に固
    定されて前記固定側ガイド要素(9) と協働してスライド
    ガイド対を形成する移動側ガイド要素(21)と、装着され
    た風防枠(3) の両端立縁(25)と側面構造体(33)または背
    面構造体(6) の両側縁(5) とを締結する引込締結具(11)
    とを備えている、建設機械の運転室。
  3. 【請求項3】 固定側ガイド要素(9) と移動側ガイド要
    素(21)との対からなるガイド対は、固定側ガイド要素
    (9) と移動側ガイド要素(21)との間に介在して移動側ガ
    イド要素(21)の2分の1のストロークで移動する中間ガ
    イド要素(34)を含んでいる、請求項2記載の建設機械の
    運転室。
  4. 【請求項4】 ガイド要素(9) がキャノピーガードの天
    板(7) または運転席のフロアフレーム(1) の下面側に配
    置されている、請求項1、2または3記載の建設機械の
    運転室。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002327462A (ja) * 2001-05-02 2002-11-15 Komatsu Ltd 建設機械のキャブ構造
JP2021004487A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 株式会社クボタ 作業機
CN112408198A (zh) * 2020-11-28 2021-02-26 湖南麓上住宅工业科技有限公司 一种装配式建筑施工用吊装设备

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