JPH08176926A - 開繊されたフロックを空気流から分離する装置に対するフロック供給装置 - Google Patents
開繊されたフロックを空気流から分離する装置に対するフロック供給装置Info
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- JPH08176926A JPH08176926A JP7261404A JP26140495A JPH08176926A JP H08176926 A JPH08176926 A JP H08176926A JP 7261404 A JP7261404 A JP 7261404A JP 26140495 A JP26140495 A JP 26140495A JP H08176926 A JPH08176926 A JP H08176926A
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Abstract
し、開繊されたフロックから分離された空気の誘導改善
を可能にし、空気案内部材における沈殿などによる障害
を避けることを目的とする。 【解決手段】 カード等に対するフロック供給装置で、
それぞれ下端部に接続してラップ軌道を形成する送り出
し装置を備えた、搬送管に相前後して接続されている1
つ以上の供給シュート2, 9と、フロックを空気流から分
離して空気流を供給シュートから導き出すために空気を
透過させる1つ以上の隔壁11a, 11bとからなり、各々の
隔壁には空気入口を形成した排気チャンバ21a, 21bが付
属しており、各々の排気チャンバ21a, 21bには排気管が
接続している。排気チャンバが隔壁のすぐ後段に配置さ
れていて、空気流が排気チャンバの中空部を高い流速で
貫流できるようになっている。
Description
を空気流から分離する装置、たとえばカードに対するフ
ロック供給装置に関する。
形成する送り出し装置を備えた、搬送管に相前後して接
続されている1つ以上の供給シュートと、フロックを空
気流から分離して空気流を供給シュートから導き出すた
めに空気を透過させる1つ以上の隔壁とからなり、各々
の隔壁には空気入口を付けた排気チャンバが付属してお
り、各々の排気チャンバには排気管が接続されるように
した、開繊されたフロックを空気流から分離する装置、
たとえばカードに対するフロック供給装置は公知であ
る。
3504607号により、上部リザーブシュートと下部
フィードシュートを有するカード供給装置が知られてい
る。フィードシュートは上部の開いた入口端と下部の開
いた出口端とを有する。入口端には、フィードローラと
テーカインローラとからなるフロック供給装置が付属し
ている。出口端の下方には2つのデリベリローラが配置
されており、それらによってフロックが公知のカードに
供給される。さらに、フィードシュート内で出口端に向
かう空気流を維持するために、閉じた系をなす空気循環
部材が設けられている。この空気循環部材は、空気流出
穴(隔壁)を包含している。これらはフィードシュート
内の入口端と出口端との間の壁に設けられている。フィ
ードシュートの外部に配置された空気管は、空気流出穴
に対する排気チャンバに付属した第1の開いた端部と、
フィードシュートの入口端に付属した第2の開いた端部
を有する。空気を閉じた経路でフィードシュートの入口
端に送り、フィードシュートから空気流出穴を通って排
気チャンバおよび空気管に送るために、空気管内には送
風機が配置されている。リザーブシュートの上方には、
フロックを前段のファインオープナからいくつかのリザ
ーブシュートへ空気圧で搬送するための搬送管が延びて
いる。送風機とフィードシュートの入口端との間の空気
管内部には、空気を全幅にわたって均等に分配させるた
めに空気分配装置が配置されている。送風機は吸い込み
側と吐き出し側を有する。フィードシュートの下部区域
には、隔壁として2つのコームが配置されている。隔壁
(コーム)は、垂直ウェブの間で垂直に延びた約2.5
〜5mmの幅のスリットを付けており、スリットの幅は
分離しようとするフロックの大きさよりも小さい。各々
の隔壁には、矩形断面を有する箱形排気チャンバが接続
している。この排気チャンバは、隔壁に向いた、全幅に
わたる空気流入口を有する。この空気流入口には、排気
チャンバの平坦な仕切り壁が距離を置いて向き合ってい
る。排気チャンバの床板と天井板も、同様に平坦に形成
されている。空気はチャンバの天井板を直角に通り抜け
て排気チャンバに進入する。これらの箱形チャンバは、
それらの端面で、供給シュートの側壁の外部に延びた接
続管を通して互いに連通している。排気管はチャンバの
これらの端面に接続している。この箱形チャンバの短所
は、角部と大きい断面積を有する点である。それによ
り、チャンバ内の流速は比較的小さいので、角部に重量
物(夾雑物)が沈殿することがあり、これらが長期間に
はフロックを凝集させ、詰まりを引き起こすことがあ
る。その上、空気流が小さいと、綿中にある粘着性の物
質が内壁に付着するという不都合が生じることがある。
さらに、大きい断面積は圧力損失を伴うが、このことは
空気吸い込みのための過大なエネルギー消費を伴う。最
後に、空気の流線形の誘導を妨げる空気渦が角部によっ
て生じ得る点が不都合である。さらに、箱形排気チャン
バは構造上および製造技術上コストがかかる。
特にフロックから分離された空気の誘導改善を可能に
し、空気案内部材における沈殿などによる障害を避け
る、冒頭に記載した種類の装置を提供することである。
課題は請求項1の特徴部に記載した特徴によって解決さ
れる。排気チャンバをすぐ後段に配置し、排気チャンバ
内における流速が高いことにより、フロックから分離し
た空気の誘導を著しく改善することが可能となる。高い
流速が重量物(夾雑物)の沈殿を妨げるので、不都合な
繊維凝集や詰まりが生じるのを避けることができる。さ
らに、繊維と粒子がすべての内面を絶えず高速で流れる
ので、清掃効果および研磨効果が引き起こされる。この
ことは、綿中にある粘着性物質が内壁に集積するのを非
常に好適な仕方で防ぐ。そうすることによって、繊維凝
集の危険な付着を避けると同時に、保守費用を大幅に削
減できる。最後に、本発明の装置は構造が単純なため、
この理由からも円滑な運転が可能となっている。しか
も、圧力損失が少ないことにより、空気搬送に対するエ
ネルギー消費は大幅に少なくなっている。
ことが好適である。排気チャンバの断面積が小さいこと
が好都合である。排気管の断面積が小さいことが得策で
ある。排気チャンバ、たとえばサクションフードが少な
くとも一部は湾曲した内面を有することが有利である。
空気流が内面に対してほぼ接線方向に排気チャンバに進
入することが好適である。排気チャンバの流動断面積
と、接続された排気管、たとえばサクションパイプの断
面積が類似の大きさであることが好都合である。排気チ
ャンバと排気管の断面積がほぼ等しい大きさであること
が有利である。排気チャンバへの空気の進入が近似円断
面の周方向に対して接線状に行われることが好適であ
る。排気チャンバからの空気流の排出が、進入する空気
流に対して直角で、軸方向に行われることが好都合であ
る。排気が、排気チャンバの両側で行われることが得策
である。排気が、供給シュート内で超過圧によって行わ
れることが有利である。排気が、排気チャンバの後段の
真空源、たとえば送風機または空調設備によって行われ
ることが好適である。排気が、供給シュート内の圧力と
排気チャンバに接続した吸引通風によって行われること
が好都合である。供給シュート内の送入空気と排気チャ
ンバに接続した吸引空気が同じ送風機によって作られ
て、閉じた空気循環が存在することが有利である。送風
機入口と排気チャンバ出口との連通が、排気チャンバの
吸い込み側につきそれぞれ1つのパイプまたはホースの
みで実現されていることが有利である。送風機と排気チ
ャンバとのサクションパイプによる連通が、方向転換の
少ない短い距離で行われることが好適である。系の吸引
区域において著しい断面拡張が存在しないことが好都合
である。吸引系内の流速がほぼ全域で等しい高さである
ことが得策である。全吸引区域における流速が4m/秒
以上であることが有利である。全吸引区域における流速
が約6〜20m/秒であることが好適である。排気チャ
ンバが供給シュートの空気出口と気密に連通しているこ
とが好都合である。排気チャンバが清浄目的のために旋
回できることが得策である。排気チャンバの両端部にお
ける旋回作業用の分離部が、サクションパイプまたはホ
ースへの移行部にあることが有利である。旋回において
分離が行われないことが好適である。フレキシブルなホ
ースを使用することが好都合である。そうすることによ
って、ホースは連結されたままでいることができる。な
ぜならば、ホースの柔軟性により対応する行程が自由に
なるからである。送風機の吐き出し側が直接供給シュー
トの吹き込み装置に接続していることが得策である。排
気チャンバがアルミニウム射出成型品で作られているこ
とが有利である。排気チャンバが透明な素材、たとえば
ガラスやプラスチックで作られていることが好適であ
る。排気チャンバがカードに対するフロック供給装置に
おいて下部シュートに使用されていることが好都合であ
る。排気チャンバがフロック供給装置において上部シュ
ートに使用されていることが得策である。排気チャンバ
が供給シュートにおいてクリアラに対して使用されてい
ることが有利である。排気チャンバが供給シュートにお
いてオープナに対して使用されていることが好適であ
る。中空部の一方の縁に、斜めに延びた空気案内面が付
属していることが好都合である。中空部の他方の縁に、
斜めに延びた空気案内面が付属していることが得策であ
る。空気が鋭角で排気チャンバに流入することが有利で
ある。空気が排気チャンバの中空部をらせん状に貫流す
ることが好適である。供給シュートが繊維材料を圧縮す
るために、繊維材料に貫流空気(圧縮空気流)を吹き込
む装置を上端部に備えていることが有利である。閉じた
空気循環系が存在することが得策である。
基づいて詳細に説明する。図1において、たとえばトゥ
リュッチュラー社のEXACTACARD DKの前
に、垂直リザーブシュート2が設けられており、これに
開繊された繊維材料が上方から充填される。この充填は
たとえばコンデンサにより、供給・分配管3を通して行
うことができる。リザーブシュート2の上部区域には空
気流出口4があり、これを通って搬送空気Gはフロック
から分離した後、吸引装置5に進入する(矢印H)。リ
ザーブシュート2の下端部は、ディッシュプレート7と
協働するフィードローラ6によって閉じられている。フ
ィードローラ6によって繊維材料Iが、リザーブシュー
ト2から、その下にある、針8bまたはガーネットワイ
ヤを付けた高速回転テーカインローラ8に送られる。テ
ーカインローラ8の外周の一部は、下部フィードシュー
ト9と連通している。矢印8aの方向に回転するテーカ
インローラ8は、把捉した繊維材料をフィードシュート
9に送る。フィードシュート9の下端部には、記入した
矢印に従って回転するデリベリローラ10が設けられて
いる。デリベリローラ10は繊維材料をカード1に供給
する。カード供給装置、たとえばトゥリュッチュラー社
(メンヒェングラートバッハ)製のトゥリュッチュラー
・カードフィーダEXACTAFEED FBKである
ことができる。フィードローラ6は時計方向(矢印6
a)にゆっくり回転し、テーカインローラ8は時計と反
対方向(矢印8b)に回転するので、反対の回転方向が
実現されている。
高さまで、コーム(図2)として形成された空気流出穴
11a、11bが付いている。フィードシュート9の上
部は箱形空間12と連通しており、その一方の端部12
aには送風機13の出口が接続している。回転するフィ
ードローラ6と回転するテーカインローラ8により、単
位時間内に一定量の繊維材料がフィードシュート9に絶
えず送られ、同量の繊維材料がデリベリローラ10を通
ってフィードシュート9から運び出されてカード1に供
給される。この量を均一に圧縮し、かつ一定に保つため
に、送風機13によって貫流空気を、箱形空間12を通
し箱形空間12の他方の端部12bに設けた狭小部14
(スロット)を通過してフィードシュート9内の繊維材
料に送り込む。空気は排気管15c、16cから送風機
13内に吸引され、フィードシュート9内にある繊維材
料20に圧送される。次に、空気はフィードシュート9
の下端部の空気流出口11a、11bから流出する(矢
印F)。各々の空気流出口11a、11bには排気チャ
ンバ21aもしくは21bが接続されており、それらの
端面で繊維材料に空気を送り込む送風機13に接続され
ている。テーカインローラ8は、ケーシング16の壁面
によって包囲され、フィードローラ6はケーシング17
の壁面によって包囲されている。その際、壁区域はロー
ラ6もしくは8の外周に適合して、これらのローラを包
囲している。テーカインローラ8の回転方向8aで見る
と、ケーシング16は繊維材料に対する分離開口部18
によって中断されている。分離開口部18には、フィー
ドローラ6に達する壁区域16もしくはダクト19が接
続している。フィードローラ6と向き合う壁区域の下端
部には、ディッシュプレート7が配置されている。ディ
ッシュプレート7の縁7aはテーカインローラ8の回転
方向8aに向いている。フィードローラ6とテーカイン
ローラ8の回転軸心を通る平面は、テーカインローラ8
の回転軸心を通る垂直面に対してたとえば35度の角度
αでテーカインローラ8の回転方向に傾いている。ダク
ト19、ダクト状空間18およびフィードシュート9は
互いに関連し、相互に移行している。フィードシュート
9の壁面9aは幅方向で調節できる(図3)。
から出て、箱形空間12を通過し、管12bを通ってス
ロット14に流入する(矢印A2)。それから、圧縮空
気流(矢印A3)はダクト19を通り、フィードローラ
6およびテーカインローラ8の、第2シュート(フィー
ドシュート9)が開始する側で、最初はフィードローラ
6に沿って、次にテーカインローラ8に沿って流れる。
その際、圧縮空気流Aは回転方向6aと反対に向けられ
ており、そうすることによってフィードローラ6にまだ
付着しているフロックを吹き戻す。高速回転するテーカ
インローラ8は空気流Bを巻き込む。圧縮空気流Aは、
テーカインローラ8に向かって流れて、空気流Bと鈍角
βでぶつかる。次に、空気流AおよびBは空気流Cに合
一されて、テーカインローラ8の回転方向8aでダクト
状空間18の狭隘部aに流入し、これを通過する。その
際、合一された空気流Cはフィードシュート9の上部開
口部の方向に向けられ、テーカインローラ8からやや他
の方向に曲がりながら空気流Dとしてフィードシュート
9に流入する。このとき、空気流Dはテーカインローラ
8から吐き出されたフロックを一緒に運ぶ。ダクト状空
間18はフィードシュート9に向かって、壁面18aの
湾曲部を経て外方に間隔aから間隔bに拡張しているこ
とによって、フロックを運ぶ空気流Dはテーカインロー
ラ8から離れるに従って広がることができる。空気流D
は、テーカインローラ8によって再び回転軌道に巻き込
まれず、ダクト19には分岐したわずかな空気流Eのみ
流入する。
およびDに運び入れる。ダクト状空間18は概ねテーカ
インローラ8の側方区域を通って延びているので、フィ
ードシュート9内の圧縮に用いる空気流A、CおよびD
はテーカインローラ8に沿って作用する。たとえば、フ
ロックが遠心力に従ってテーカインローラ8の針8bか
ら離れる作用は、空気圧によって支援される。
ト)の下部区域および下端部に接続してラップ軌道を形
成する送り出し装置(デリベリローラ10、フィーディ
ングトラフ10a)を示す。フロック空気流Dから繊維
材料20を分離するために空気を透過する隔壁として、
2つのコーム11a、11bが設けられている。フロッ
ク空気流Dの空気の一部は、繊維材料20の上方で曲が
って、コーム11a、11bのスリットを鋭角で通過
し、排気チャンバ21aもしくは21bの吸引中空部2
1″に進入する(矢印F′)。このとき、空気流F′
は、一方の側から空気流入口21″′を限定している空
気案内面23aもしくは23bに沿って流れる。フロッ
ク空気流Dの空気の他の部分は、繊維材料20の上部区
域の上限部に当たって曲がり、やはり鋭角でコーム11
a、11bのスリットを通過して排気チャンバ21aも
しくは21bの中空部21″に進入する(矢印F″)。
このとき、空気流F″は、他方の側から空気流入口2
1″′を限定している空気案内面22aに沿ってほぼ接
線方向に流れる。次に、空気流F′とF″は空気流F1
もしくはF2に合一され、これは内面21′の湾曲に沿
って円弧状に流れる。同時に、送風機13の吸引空気流
は排気チャンバ21aもしくは21bの軸方向に作用す
るので、空気流F1もしくはF2はほぼらせん状に中空
部21″を通過して、隣接している排気管15aもしく
は16aに流入する。排気チャンバ21a、21bは、
隔壁11a、11bの後段にすぐ接して配置されてい
る。空気流F1、F2は中空部21″を比較的高い流速
で貫流する。このとき、空気流F1、F2が流れても渦
は形成しない。中空部21″の断面は、ほぼ円形に形成
されている。排気チャンバ21a、21bの軸方向にお
ける空気流F1、F2の流出は、空気流F′、F″の流
入方向と直角をなしている。排気チャンバ21a、21
bは、フィードシュート9に対して気密に密封されてい
る。排気チャンバ21a、21bは、アルミニウム射出
成型品によって一体成形されている。
気管16aが接続している。空気流Fは排気チャンバ2
1bを通って軸方向にらせん状に流れる。排気チャンバ
21a、21bは、シュート9の外壁に対して、それぞ
れゴム製などのシーリング24によって密封されてい
る。図6において、2つの排気チャンバ21a、21b
が設けられており、これらの両端部にそれぞれ排気管1
5a、16aもしくは15b、16bが接続されてい
て、共通の排気管15cもしくは16cに通じている。
排気管15c、16cはそれぞれ一方の端部が空気集合
室25に通じており、空気集合室25は送風機13(図
7参照)に接続している。
た回路(空気循環系)が設けられている。空気流は次の
経路を通る。送風機13の吐き出し側から出て、箱形空
間12とスロット14を通って空間19に入り、そこか
ら空間18を通ってシュート9に入り、次にコーム11
a、11bを通って排気チャンバ21a、21bに入
り、さらに排気管15a、15b、15c;16a、1
6b、16cを通って集合室25に入り、そこから送風
機13の吸い込み側に達する。
入口との間に、流動方向に拡大したほぼ切頭角錐型の案
内部材26が設けられており、これによって空気流Aは
シュート9の全幅にわたって分配される。フィードロー
ラ6とテーカインローラ8について、ローラ本体はそれ
ぞれ実線で示し、歯(針布)、針などの外周部は破線で
示す。
流を示し、黒矢印(I、K)はフロック流を表し、半黒
および半白抜き矢印(D、G)は空気流中のフロックを
表す。本発明の装置は、空気をフロックから分離しなけ
ればならないすべてのフロック供給シュートに応用でき
る。さらに、このような供給シュートは、カードに対す
るフロック充填以外にも、たとえば清浄機、開俵機など
の充填時の清掃にも応用できる。
そらせ部材27、たとえば平坦なそらせ板が、壁25a
に垂直に配置されている。壁25bには、送風機13
(図7参照)に続く開口部28が設けられている。空気
流F3およびF4は、そらせ部材27に概ね垂直に当た
り、その際に制動されて、送風機13の方向に吸引され
て曲がり、空気流F5もしくはF6として開口部28を
通って送風機13の吸い込み側に流入する。
0回りを矢印L、Mの方向に旋回可能な保持装置29
(上部コームボックス)が設けられている。保持装置2
9にはピボット軸受31が配置されており、その回りを
排気チャンバ21bが矢印N、Oの方向に旋回できる。
図11のaは、閉じた位置にある保持装置29を示す。
この場合、図10においてコーム11bは、フィードシ
ュート9の壁9aの延長上で同一面上に向けられてい
る。図11のbにおいて、排気チャンバ21bは固定解
除した後に、ピボット軸受31の回りを矢印Nの方向に
旋回しているので、排気チャンバ21bの入口はコーム
11bから切り離されている。図11のcにおいて、保
持装置29は固定解除した後に、ピボット軸受30の回
りを矢印Lの方向に旋回しており、それによってコーム
11bは壁9aから離れている。図11のb及びcにお
いて、保持装置29と排気チャンバ21bは相前後して
一緒に旋回する。符号24および32は、圧縮空気流の
漏れを防ぐためのゴムシーリングを表している。
び排気チャンバ21aに対する旋回可能な保持具29′
(図示せず)を設けることができる。
置の側面図である。
示す図である。
性を示す図である。
の装置を示す図である。
ュートの斜視図である。
である。
従うフロック供給装置の斜視図である。
図である。
図である。
旋回可能な上部コームボックスを示す図である。
ンバの旋回を示す図である。
気管 20…繊維材料 21a、21b…排気チャンバ 21′…内面 21″…中空部 22a、22b…空気案内面 24a、24b…シーリング 25…空気集合室 25a…壁 27…そらせ部材 29、29′…保持装置 30、31…ピボット軸受
Claims (47)
- 【請求項1】 それぞれ下端部に接続してラップ軌道を
形成する送り出し装置を備えた、搬送管に相前後して接
続されている1つ以上の供給シュートと、フロックを空
気流から分離して空気流を供給シュートから導き出すた
めに空気を透過させる1つ以上の隔壁とからなり、 各々の隔壁には空気入口を付けた排気チャンバが付属し
ており、各々の排気チャンバには排気管が接続されるよ
うにした、 開繊されたフロックを空気流から分離する装置に対する
フロック供給装置において、 排気チャンバ(21a、21b)が隔壁(11a、11
b)のすぐ後段に配置されていて、空気流(F1、F
2)が排気チャンバ(21a、21b)の中空部(2
1″)を高い流速で貫流できることを特徴とする装置。 - 【請求項2】 空気流(F1、F2)が、排気管(15
a、15b、15c;16a、16b、16c)を高い
流速で貫流できる、請求項1に記載の装置。 - 【請求項3】 排気チャンバ(21a、21b)の断面
積が小さい、請求項1または2に記載の装置。 - 【請求項4】 排気管(15a、15b、15c;16
a、16b、16c)の断面積が小さい、請求項1から
3のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項5】 排気チャンバ(21a、21b)、たと
えばサクションフードが少なくとも一部は湾曲した内面
(21′)を有する、請求項1から4のいずれか1項に
記載の装置。 - 【請求項6】 空気流(F)が内面(21′)に対して
ほぼ接線方向に排気チャンバ(21a、21b)に進入
する、請求項1から5のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項7】 排気チャンバ(21a、21b)の流動
断面積(a)と、接続された排気管(b)、たとえばサ
クションパイプ(15a、15b、15c;16a、1
6b、16c)の断面積が類似の大きさである、請求項
1から6のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項8】 排気チャンバ(21a、21b)と排気
管(15a、15b、15c;16a、16b、16
c)の断面積がほぼ等しい大きさである、請求項1から
7のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項9】 排気チャンバ(21a、21b)への空
気の進入が近似円断面の周方向に対して接線状に行われ
る、請求項1から8のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項10】 排気チャンバ(21a、21b)から
の空気流(F1、F2)の排出は、進入する空気流
(F′、F″)に対して直角で、軸方向に行われる、請
求項1から9のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項11】 排気が、排気チャンバ(21a、21
b)の両側で行われる、請求項1から10のいずれか1
項に記載の装置。 - 【請求項12】 排気が、供給シュート(9)内で超過
圧によって行われる、請求項1から11のいずれか1項
に記載の装置。 - 【請求項13】 排気が、排気チャンバ(21a、21
b)の後段の真空源、たとえば送風機(13)または空
調設備によって行われる、請求項1から12のいずれか
1項に記載の装置。 - 【請求項14】 排気が、供給シュート(9)内の圧力
と排気チャンバ(21a、21b)に接続した吸引通風
によって行われる、請求項1から13のいずれか1項に
記載の装置。 - 【請求項15】 供給シュート(9)内の送入空気
(A)と排気チャンバ(21a、21b)に接続した吸
引空気(F)が同じ送風機(13)によって作られて、
閉じた空気循環が存在する、請求項1から14のいずれ
か1項に記載の装置。 - 【請求項16】 送風機入口(13a)と排気チャンバ
出口との連通が、排気チャンバの吸い込み側につきそれ
ぞれ1つのパイプまたはホースのみで実現されている、
請求項1から15のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項17】 送風機(13)と排気チャンバ(21
a、21b)とのサクションパイプによる連通が、方向
転換の少ない短い距離で行われる、請求項1から16の
いずれか1項に記載の装置。 - 【請求項18】 系の吸引区域において著しい断面拡張
が存在しない、請求項1から17のいずれか1項に記載
の装置。 - 【請求項19】 吸引系内の流速がほぼ全域で等しい高
さである、請求項1から18のいずれか1項に記載の装
置。 - 【請求項20】 全吸引区域における流速が4m/秒以
上である、請求項1から19のいずれか1項に記載の装
置。 - 【請求項21】 全吸引区域における流速が約6〜20
m/秒である、請求項1から20のいずれか1項に記載
の装置。 - 【請求項22】 排気チャンバ(21a、21b)が供
給シュート(9)の空気出口(11a、11b)と気密
に連通している、請求項1から21のいずれか1項に記
載の装置。 - 【請求項23】 排気チャンバ(21a、21b)が清
浄目的のために旋回できる、請求項1から22のいずれ
か1項に記載の装置。 - 【請求項24】 排気チャンバ(21a、21b)の両
端部における旋回作業用の分離部が、サクションパイプ
またはホースへの移行部にある、請求項1から23のい
ずれか1項に記載の装置。 - 【請求項25】 旋回において分離が行われない、請求
項1から24のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項26】 フレキシブルなホースを使用する、請
求項1から25のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項27】 送風機(13)の吐き出し側が直接供
給シュート(9)の吹き込み装置(12)に接続してい
る、請求項1から26のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項28】 排気チャンバ(21a、21b)がア
ルミニウム射出成型品で作られている、請求項1から2
7のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項29】 排気チャンバ(21a、21b)が透
明な素材、たとえばガラスやプラスチックで作られてい
る、請求項1から28のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項30】 排気チャンバ(21a、21b)がカ
ード(1)に対するフロック供給装置において下部シュ
ート(9)に使用されている、請求項1から29のいず
れか1項に記載の装置。 - 【請求項31】 排気チャンバ(21a、21b)がフ
ロック供給装置において上部シュート(2)に使用され
ている、請求項1から30のいずれか1項に記載の装
置。 - 【請求項32】 排気チャンバ(21a、21b)が供
給シュートにおいてクリアラに対して使用されている、
請求項1から31のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項33】 排気チャンバ(21a、21b)が供
給シュートにおいてオープナに対して使用されている、
請求項1から32のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項34】 中空部(21″)の一方の縁に、斜め
に延びた空気案内面(22a、22b)が付属してい
る、請求項1から33のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項35】 中空部(21″)の他方の縁に、斜め
に延びた空気案内面(33a、33b)が付属してい
る、請求項1から34のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項36】 空気(F′、F″)が鋭角で排気チャ
ンバ(21a、21b)に流入する、請求項1から35
のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項37】 空気(F1、F2)が排気チャンバ
(21a、21b)の中空部(21″)をらせん状に貫
流する、請求項1から36のいずれか1項に記載の装
置。 - 【請求項38】 供給シュート(9)が繊維材料(2
0)を圧縮するために、繊維材料(20)に貫流空気
(圧縮空気流)を吹き込む装置(12、13)を上端部
に備えている、請求項1から37のいずれか1項に記載
の装置。 - 【請求項39】 閉じた空気循環系が存在する、請求項
1から38のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項40】 排気管(15c、16c)の端部に空
気集合室(25)が接続しており、その後段に送風機
(13)の吸引側が配置されている、請求項1から39
のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項41】 排気管(15a、15b;16a、1
6b)が一体型に形成されている、請求項1から40の
いずれか1項に記載の装置。 - 【請求項42】 排気チャンバ(21a、21b)がシ
ーリング(24a、24b)によって供給シュート
(2、9)の壁に対して密封されている、請求項1から
41のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項43】 空気集合室(25)内にそらせ部材
(27)、たとえばそらせ板がある、請求項1から42
のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項44】 そらせ部材(27)が壁(25a)に
垂直に固定されている、請求項1から43のいずれか1
項に記載の装置。 - 【請求項45】 隔壁(11a、11b)に対する保持
装置(29、29′)が排気チャンバ(21a、21
b)の回りに存在する、請求項1から44のいずれか1
項に記載の装置。 - 【請求項46】 保持装置(29)がピボット軸受(3
0)回りを旋回できる(L、M)、請求項1から45の
いずれか1項に記載の装置。 - 【請求項47】 保持装置(29)にピボット軸受(3
1)が配置されていて、その回りを排気チャンバ(21
b)が旋回できる(N、O)、請求項1から46のいず
れか1項に記載の装置。
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