JPH08174711A - 帯状部材の重ね合わせ接合方法および装置 - Google Patents
帯状部材の重ね合わせ接合方法および装置Info
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- JPH08174711A JPH08174711A JP6335760A JP33576094A JPH08174711A JP H08174711 A JPH08174711 A JP H08174711A JP 6335760 A JP6335760 A JP 6335760A JP 33576094 A JP33576094 A JP 33576094A JP H08174711 A JPH08174711 A JP H08174711A
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Landscapes
- Replacement Of Web Rolls (AREA)
- Tyre Moulding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置全体を小型化して狭いスペースにも設
置できるようにする。 【構成】 送出し手段20、21から送り出された以後の
帯状部材16、17は自重によって下方に供給されるので、
下方への供給に長いコンベアは不要であり装置が小型と
なる。しかも、供給、切断、案内、接合作業は送出し手
段20、21から垂れ下がっている帯状部材16、17に対して
行われるので、横方向の広がりが可能な限り抑制され、
狭いスペースに設置することが可能となる。
置できるようにする。 【構成】 送出し手段20、21から送り出された以後の
帯状部材16、17は自重によって下方に供給されるので、
下方への供給に長いコンベアは不要であり装置が小型と
なる。しかも、供給、切断、案内、接合作業は送出し手
段20、21から垂れ下がっている帯状部材16、17に対して
行われるので、横方向の広がりが可能な限り抑制され、
狭いスペースに設置することが可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の帯状部材を重
ね合わせた状態で接合する方法および装置に関する。
ね合わせた状態で接合する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の帯状部材の重ね合わせ接合方法・
装置としては、例えば特開昭63ー078736号公報に記載さ
れているようなものが知られている。このものは、それ
ぞれが帯状部材を前方に向かって搬送することができ、
上下に重ねられるとともに上段側ほど前端が後側に位置
するほぼ水平な複数段のコンベアと、各コンベアの直上
に設置されコンベアの走行停止時に帯状部材を全幅に亘
って切断する切断手段と、を備え、各コンベア上の帯状
部材を切断手段によってこれらコンベアの走行停止時に
それぞれ切断して所定長の帯状部材を切り出した後、コ
ンベアを同期して走行させることにより、上段側のコン
ベアの前端から帯状部材を前方に送り出して下段側のコ
ンベアに載置されている帯状部材上に落下させて次々と
重ね合わせ接合するようにしている。
装置としては、例えば特開昭63ー078736号公報に記載さ
れているようなものが知られている。このものは、それ
ぞれが帯状部材を前方に向かって搬送することができ、
上下に重ねられるとともに上段側ほど前端が後側に位置
するほぼ水平な複数段のコンベアと、各コンベアの直上
に設置されコンベアの走行停止時に帯状部材を全幅に亘
って切断する切断手段と、を備え、各コンベア上の帯状
部材を切断手段によってこれらコンベアの走行停止時に
それぞれ切断して所定長の帯状部材を切り出した後、コ
ンベアを同期して走行させることにより、上段側のコン
ベアの前端から帯状部材を前方に送り出して下段側のコ
ンベアに載置されている帯状部材上に落下させて次々と
重ね合わせ接合するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の帯状部材の重ね合わせ接合方法・装置にあっ
ては、長さが少なくとも所定長(切り出された帯状部材
の長さ)以上である上下に重なった複数段のコンベアが
必要であるため、装置が大型化するとともに広い設置ス
ペースが必要になるという問題点がある。
うな従来の帯状部材の重ね合わせ接合方法・装置にあっ
ては、長さが少なくとも所定長(切り出された帯状部材
の長さ)以上である上下に重なった複数段のコンベアが
必要であるため、装置が大型化するとともに広い設置ス
ペースが必要になるという問題点がある。
【0004】この発明は、装置全体が小型で狭いスペー
スに設置することができる帯状部材の重ね合わせ接合方
法および装置を提供することを目的とする。
スに設置することができる帯状部材の重ね合わせ接合方
法および装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、第1
に、複数の送出し手段からそれぞれ近接した状態で互い
に平行に垂れ下がっている帯状部材を送出すことによ
り、これら帯状部材をそれぞれ下方に向かって供給する
とともに、該帯状部材の供給が停止したとき、該帯状部
材を送出し手段より下方において切断手段により全幅に
亘ってそれぞれ切断し、次に、切断手段によって切り出
された帯状部材を下方に向かって走行させながら切断手
段より下方において接合手段により厚さ方向に押し付け
て重ね合わせ接合する際、切断手段と接合手段との間の
帯状部材を案内手段によって倒れ込みを防止しながら接
合手段まで案内するようにした帯状部材の重ね合わせ接
合方法により、第2に、送出し端から近接した状態で互
いに平行に垂れ下がっている複数の帯状部材をそれぞれ
間欠的に送出すことにより、これら帯状部材を下方に向
かって供給することができる複数の送出し手段と、送出
し手段の下方に設置され、供給の停止した帯状部材をそ
れぞれ全幅に亘って切断することで帯状部材を切り出す
ことができる複数の切断手段と、切断手段の下方に設置
され、下方に向かって走行中の帯状部材同士を厚さ方向
に押し付けて重ね合わせ接合する接合手段と、切断手段
と接合手段との間に設置され、切断手段によって切断さ
れることにより自由となった切断手段と接合手段との間
の帯状部材をそれぞれ倒れ込みを防止しながら接合手段
まで案内する複数の案内手段と、を備えた帯状部材の重
ね合わせ接合装置により達成することができる。
に、複数の送出し手段からそれぞれ近接した状態で互い
に平行に垂れ下がっている帯状部材を送出すことによ
り、これら帯状部材をそれぞれ下方に向かって供給する
とともに、該帯状部材の供給が停止したとき、該帯状部
材を送出し手段より下方において切断手段により全幅に
亘ってそれぞれ切断し、次に、切断手段によって切り出
された帯状部材を下方に向かって走行させながら切断手
段より下方において接合手段により厚さ方向に押し付け
て重ね合わせ接合する際、切断手段と接合手段との間の
帯状部材を案内手段によって倒れ込みを防止しながら接
合手段まで案内するようにした帯状部材の重ね合わせ接
合方法により、第2に、送出し端から近接した状態で互
いに平行に垂れ下がっている複数の帯状部材をそれぞれ
間欠的に送出すことにより、これら帯状部材を下方に向
かって供給することができる複数の送出し手段と、送出
し手段の下方に設置され、供給の停止した帯状部材をそ
れぞれ全幅に亘って切断することで帯状部材を切り出す
ことができる複数の切断手段と、切断手段の下方に設置
され、下方に向かって走行中の帯状部材同士を厚さ方向
に押し付けて重ね合わせ接合する接合手段と、切断手段
と接合手段との間に設置され、切断手段によって切断さ
れることにより自由となった切断手段と接合手段との間
の帯状部材をそれぞれ倒れ込みを防止しながら接合手段
まで案内する複数の案内手段と、を備えた帯状部材の重
ね合わせ接合装置により達成することができる。
【0006】
【作用】今、複数の送出し手段の送出し端から帯状部材
がそれぞれ近接した状態で互いに平行に垂れ下がってい
るとする。次に、送出し手段を作動して帯状部材を送出
し、これら帯状部材を下方に向かって供給する。そし
て、このような送出しが終了して帯状部材の供給が停止
すると、帯状部材を送出し手段より下方において切断手
段により全幅に亘ってそれぞれ切断し帯状部材を切り出
す。次に、このようにして切り出された帯状部材を下方
に向かって走行させながら切断手段より下方において接
合手段により厚さ方向に押し付けて重ね合わせ接合す
る。ここで、前述のように切断手段によって帯状部材を
切り出すと、この切断手段と接合手段との間の帯状部材
は自由となるため、大きく倒れ込んで接合作業を阻害し
ようとするが、案内手段がこの切断手段と接合手段との
間の帯状部材を倒れ込みを防止しながら接合手段まで案
内するので、接合作業は支障なく行われる。そして、前
述のように送出し手段から送り出された以後の帯状部材
は自重によって下方に供給されるので、下方への供給に
長いコンベアは不要であり装置が小型となる。しかも、
前述のような供給、切断、案内、接合作業は送出し手段
から垂れ下がっている帯状部材に対して行われるので、
横方向の広がりが可能な限り抑制され、狭いスペースに
設置することも可能となる。
がそれぞれ近接した状態で互いに平行に垂れ下がってい
るとする。次に、送出し手段を作動して帯状部材を送出
し、これら帯状部材を下方に向かって供給する。そし
て、このような送出しが終了して帯状部材の供給が停止
すると、帯状部材を送出し手段より下方において切断手
段により全幅に亘ってそれぞれ切断し帯状部材を切り出
す。次に、このようにして切り出された帯状部材を下方
に向かって走行させながら切断手段より下方において接
合手段により厚さ方向に押し付けて重ね合わせ接合す
る。ここで、前述のように切断手段によって帯状部材を
切り出すと、この切断手段と接合手段との間の帯状部材
は自由となるため、大きく倒れ込んで接合作業を阻害し
ようとするが、案内手段がこの切断手段と接合手段との
間の帯状部材を倒れ込みを防止しながら接合手段まで案
内するので、接合作業は支障なく行われる。そして、前
述のように送出し手段から送り出された以後の帯状部材
は自重によって下方に供給されるので、下方への供給に
長いコンベアは不要であり装置が小型となる。しかも、
前述のような供給、切断、案内、接合作業は送出し手段
から垂れ下がっている帯状部材に対して行われるので、
横方向の広がりが可能な限り抑制され、狭いスペースに
設置することも可能となる。
【0007】また、請求項3に記載のように構成すれ
ば、案内手段の構造が簡単となり安価に製作することも
できる。
ば、案内手段の構造が簡単となり安価に製作することも
できる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1、2において、11は固定フレームであ
り、この固定フレーム11の上端には一対の水平な送出し
ロール12、13が回転可能に支持され、これらの送出しロ
ール12、13は互いに平行で近接配置されている。これら
の送出しロール12、13には固定フレーム11に取り付けら
れたモータ14、15がそれぞれ連結され、これにより、こ
れらモータ14、15が作動すると、送出しロール12、13は
モータ14、15から駆動力を受けてそれぞれ個別にあるい
は同調して逆方向に間欠的に回転する。16、17は内部に
長手方向に対して傾斜した多数本のコードが埋設されて
いるカーカスプライ等の帯状部材であり、これらの帯状
部材16、17は送出しロール12、13の前方および後方にそ
れぞれ設置されたガイドローラ18、19と通じて送出しロ
ール12、13に送り込まれている。ここで、これら帯状部
材16、17はガイドローラ18、19と送出しロール12、13と
の間でフェスツーンを形成した後、送出しロール12、13
の外周上側にほぼ半周接触するとともに、該送出しロー
ル12、13の最も近接した部位(送出し端)12a、13aに
おいて送出しロール12、13から離反することにより、該
送出し端12a、13aから近接した状態で互いに平行に垂
れ下がっている。このような状態で送出しロール12、13
を回転させると、帯状部材16、17は下方に向かって供給
される。前述した送出しロール12、13、モータ14、15は
全体として、送出し端12a、13aから近接した状態で互
いに平行に垂れ下がっている複数、ここでは2枚の帯状
部材16、17をそれぞれ間欠的に送出すことにより、これ
ら帯状部材16、17を下方に向かって供給することができ
る複数、ここでは2台の送出し手段20、21を構成する。
なお、この実施例では帯状部材16は帯状部材17より幅広
である。
説明する。図1、2において、11は固定フレームであ
り、この固定フレーム11の上端には一対の水平な送出し
ロール12、13が回転可能に支持され、これらの送出しロ
ール12、13は互いに平行で近接配置されている。これら
の送出しロール12、13には固定フレーム11に取り付けら
れたモータ14、15がそれぞれ連結され、これにより、こ
れらモータ14、15が作動すると、送出しロール12、13は
モータ14、15から駆動力を受けてそれぞれ個別にあるい
は同調して逆方向に間欠的に回転する。16、17は内部に
長手方向に対して傾斜した多数本のコードが埋設されて
いるカーカスプライ等の帯状部材であり、これらの帯状
部材16、17は送出しロール12、13の前方および後方にそ
れぞれ設置されたガイドローラ18、19と通じて送出しロ
ール12、13に送り込まれている。ここで、これら帯状部
材16、17はガイドローラ18、19と送出しロール12、13と
の間でフェスツーンを形成した後、送出しロール12、13
の外周上側にほぼ半周接触するとともに、該送出しロー
ル12、13の最も近接した部位(送出し端)12a、13aに
おいて送出しロール12、13から離反することにより、該
送出し端12a、13aから近接した状態で互いに平行に垂
れ下がっている。このような状態で送出しロール12、13
を回転させると、帯状部材16、17は下方に向かって供給
される。前述した送出しロール12、13、モータ14、15は
全体として、送出し端12a、13aから近接した状態で互
いに平行に垂れ下がっている複数、ここでは2枚の帯状
部材16、17をそれぞれ間欠的に送出すことにより、これ
ら帯状部材16、17を下方に向かって供給することができ
る複数、ここでは2台の送出し手段20、21を構成する。
なお、この実施例では帯状部材16は帯状部材17より幅広
である。
【0009】前記送出し手段20、21より下方の固定フレ
ーム11には切断手段25、26が設置され、これらの切断手
段25、26は帯状部材16、17内のコードに沿って延在して
いる。前記切断手段25、26は該切断手段25、26の長手方
向に往復動する切断刃27、28を有し、これらの切断刃2
7、28は送出しロール12、13から垂れ下がった帯状部材1
6、17を供給停止時にコードに沿って全幅に亘って個別
に切断し、連続した帯状部材16、17から所定長さの帯状
部材16a、17aを切り出す。
ーム11には切断手段25、26が設置され、これらの切断手
段25、26は帯状部材16、17内のコードに沿って延在して
いる。前記切断手段25、26は該切断手段25、26の長手方
向に往復動する切断刃27、28を有し、これらの切断刃2
7、28は送出しロール12、13から垂れ下がった帯状部材1
6、17を供給停止時にコードに沿って全幅に亘って個別
に切断し、連続した帯状部材16、17から所定長さの帯状
部材16a、17aを切り出す。
【0010】図1、2、3、4において、31は前記切断
手段25、26より下方の固定フレーム11に取り付けられた
接合手段であり、この接合手段31は帯状部材16、17の幅
方向に離れた一対の支持プレート32、33を有する。これ
らの支持プレート32、33には上下に離れた2個の軸受3
4、35がそれぞれ固定されており、これらの軸受34、35
には水平なアルミ製の固定ロール36、37の両端が回転可
能に支持されている。38は軸受34、35に両端が固定され
た圧着プレートであり、この圧着プレート38に形成され
たスリットからは前記固定ロール36、37の一部(後端
部)が突出している。39、40は支持プレート32、33に取
り付けられ帯状部材16、17の厚さ方向に延びる水平なシ
リンダであり、これらのシリンダ39、40のピストンロッ
ド41、42の先端には取付け体43、44が固定されている。
これらの取付け体43、44には上下に離れた3個の軸受4
5、46がそれぞれ取り付けられ、これらの軸受45、46に
は固定ロール36、37に平行なアルミ製の可動ロール47、
48、49の両端が回転可能に支持されている。そして、可
動ロール47は固定ロール36と対向する位置に、また、可
動ロール49は固定ロール37に対向する位置に配置され、
可動ロール48は可動ロール47、49間に配置されている。
50、51は軸受34間および軸受35間の支持プレート32、33
にそれぞれ取り付けられ上下方向に離れた2個のガイド
ブロックであり、これらのガイドブロック50、51にはシ
リンダ39、40に平行なガイドロッド52、53が摺動可能に
挿入されている。そして、これらのガイドロッド52、53
の先端は前記軸受45、46にそれぞれ連結されている。こ
の結果、シリンダ39、40が作動してピストンロッド41、
42が引っ込んだり突出したりすると、可動ロール47、4
8、49はガイドブロック50、51、ガイドロッド52、53に
ガイドされながら固定ロール36、37、圧着プレート38に
接近あるいは離隔する。そして、これら可動ロール47、
48、49と固定ロール36、37、圧着プレート38との間を帯
状部材16、17が下方に向かって走行しているとき、可動
ロール47、48、49を固定ロール36、37、圧着プレート38
に向かって移動させこれらに押し付けると、これら帯状
部材16、17は厚さ方向に押し付けられて重ね合わされ互
いに接合される。前述した支持プレート32、33、軸受3
4、35、固定ロール35、36、圧着プレート38、シリンダ3
9、40、取付け体43、44、軸受45、46、可動ロール47、4
8、49、ガイドブロック50、51、ガイドロッド52、53は
全体として、切断手段25、26の下方に設置され、下方に
向かって走行中の帯状部材16、17同士を厚さ方向に押し
付けて重ね合わせ接合する前記接合手段31を構成する。
手段25、26より下方の固定フレーム11に取り付けられた
接合手段であり、この接合手段31は帯状部材16、17の幅
方向に離れた一対の支持プレート32、33を有する。これ
らの支持プレート32、33には上下に離れた2個の軸受3
4、35がそれぞれ固定されており、これらの軸受34、35
には水平なアルミ製の固定ロール36、37の両端が回転可
能に支持されている。38は軸受34、35に両端が固定され
た圧着プレートであり、この圧着プレート38に形成され
たスリットからは前記固定ロール36、37の一部(後端
部)が突出している。39、40は支持プレート32、33に取
り付けられ帯状部材16、17の厚さ方向に延びる水平なシ
リンダであり、これらのシリンダ39、40のピストンロッ
ド41、42の先端には取付け体43、44が固定されている。
これらの取付け体43、44には上下に離れた3個の軸受4
5、46がそれぞれ取り付けられ、これらの軸受45、46に
は固定ロール36、37に平行なアルミ製の可動ロール47、
48、49の両端が回転可能に支持されている。そして、可
動ロール47は固定ロール36と対向する位置に、また、可
動ロール49は固定ロール37に対向する位置に配置され、
可動ロール48は可動ロール47、49間に配置されている。
50、51は軸受34間および軸受35間の支持プレート32、33
にそれぞれ取り付けられ上下方向に離れた2個のガイド
ブロックであり、これらのガイドブロック50、51にはシ
リンダ39、40に平行なガイドロッド52、53が摺動可能に
挿入されている。そして、これらのガイドロッド52、53
の先端は前記軸受45、46にそれぞれ連結されている。こ
の結果、シリンダ39、40が作動してピストンロッド41、
42が引っ込んだり突出したりすると、可動ロール47、4
8、49はガイドブロック50、51、ガイドロッド52、53に
ガイドされながら固定ロール36、37、圧着プレート38に
接近あるいは離隔する。そして、これら可動ロール47、
48、49と固定ロール36、37、圧着プレート38との間を帯
状部材16、17が下方に向かって走行しているとき、可動
ロール47、48、49を固定ロール36、37、圧着プレート38
に向かって移動させこれらに押し付けると、これら帯状
部材16、17は厚さ方向に押し付けられて重ね合わされ互
いに接合される。前述した支持プレート32、33、軸受3
4、35、固定ロール35、36、圧着プレート38、シリンダ3
9、40、取付け体43、44、軸受45、46、可動ロール47、4
8、49、ガイドブロック50、51、ガイドロッド52、53は
全体として、切断手段25、26の下方に設置され、下方に
向かって走行中の帯状部材16、17同士を厚さ方向に押し
付けて重ね合わせ接合する前記接合手段31を構成する。
【0011】図1、2、5、6において、56、57は切断
手段25、26と接合手段31との間の固定フレーム11に取り
付けられた複数、ここでは2台の案内手段であり、これ
らの案内手段56、57はそれぞれ帯状部材16、17の幅方向
に離れた水平な支持プレート58、59を有する。これら支
持プレート58、59の下面にはそれぞれ軸受60、61が取り
付けられ、これらの軸受60、61には送出しロール12、13
に平行で送出し端12a、13a間の距離とほぼ等距離だけ
離れた回動軸62、63の両端部が回動可能に支持されてい
る。これら回動軸62、63には平板状の案内プレート64、
65の下端が固定され、これらの案内プレート64、65はそ
の上下方向長さが回動軸62、63から切断手段25、26まで
の距離より若干短く、また、その上端が切断手段26、26
にほぼ沿って傾斜している。66、67は支持プレート58、
59の下面に取り付けられた駆動機構であり、これらの駆
動機構66、67は前記回動軸62、63に回動力を付与し、案
内プレート64、65を下端(回動軸62、63)を中心として
ほぼ垂直な垂直位置Sと水平近くまで傾斜した傾斜位置
H、具体的には垂直位置Sから60度以上下方に揺動した
位置との間で揺動させる。そして、これら案内プレート
64、65は傾斜位置Hにあるとき、これら案内プレート6
4、65上に載置された軟弱な帯状部材16a、17aを下方
から支持しながらほぼ平らな状態のまま接合手段31まで
案内することができる。
手段25、26と接合手段31との間の固定フレーム11に取り
付けられた複数、ここでは2台の案内手段であり、これ
らの案内手段56、57はそれぞれ帯状部材16、17の幅方向
に離れた水平な支持プレート58、59を有する。これら支
持プレート58、59の下面にはそれぞれ軸受60、61が取り
付けられ、これらの軸受60、61には送出しロール12、13
に平行で送出し端12a、13a間の距離とほぼ等距離だけ
離れた回動軸62、63の両端部が回動可能に支持されてい
る。これら回動軸62、63には平板状の案内プレート64、
65の下端が固定され、これらの案内プレート64、65はそ
の上下方向長さが回動軸62、63から切断手段25、26まで
の距離より若干短く、また、その上端が切断手段26、26
にほぼ沿って傾斜している。66、67は支持プレート58、
59の下面に取り付けられた駆動機構であり、これらの駆
動機構66、67は前記回動軸62、63に回動力を付与し、案
内プレート64、65を下端(回動軸62、63)を中心として
ほぼ垂直な垂直位置Sと水平近くまで傾斜した傾斜位置
H、具体的には垂直位置Sから60度以上下方に揺動した
位置との間で揺動させる。そして、これら案内プレート
64、65は傾斜位置Hにあるとき、これら案内プレート6
4、65上に載置された軟弱な帯状部材16a、17aを下方
から支持しながらほぼ平らな状態のまま接合手段31まで
案内することができる。
【0012】各案内プレート64、65の上端部にはそれぞ
れ把持機構71、72が取り付けられ、各把持機構71、72は
ピストンロッド73の先端が案内プレート64、65の外側面
に取り付けられたシリンダ74を有する。このシリンダ74
には案内プレート64、65の上端に沿って延びる可動プレ
ート75が取り付けられ、この可動プレート75には一端が
案内プレート64、65に固定された案内ロッド76が摺動可
能に挿入されている案内ブロック77が取り付けられてい
る。これら案内ロッド76はシリンダ74に平行に延びると
ともに、その他端同士は連結プレート78によって互いに
連結されている。79は各可動プレート75に取り付けられ
た複数本、ここでは4本の真空配管であり、これらの真
空配管79の一端には案内プレート64、65に形成された貫
通孔80に遊嵌された吸着パッド81が取り付けられ、一
方、これら真空配管79の他端は図示していない切換弁を
介して真空源に接続されている。そして、これらの吸着
パッド81は、前記シリンダ74が作動してピストンロッド
73が引っ込んだり突出したりすると、貫通孔80を通過し
て案内プレート64、65の内側面から突出したりあるいは
貫通孔80内に没入退避したりする。前述したシリンダ7
4、可動プレート75、案内ロッド76、案内ブロック77、
連結プレート78、真空配管79、吸着パッド81は全体とし
て、切断手段25、26によって切断されることにより切り
出された帯状部材16a、17aの上端部を一時的に把持す
ることができる前記把持機構71、72を構成する。また、
前述した支持プレート58、59、軸受60、61、回動軸62、
63、案内プレート64、65、駆動機構66、67、把持機構7
1、72は全体として、切断手段25、26と接合手段31との
間に設置され、切断手段25、26によって切断されること
により自由となった切断手段25、26と接合手段31との間
の帯状部材16a、17aを、それぞれ急激な倒れ込みを防
止しながら接合手段31まで案内する前記案内手段56、57
を構成する。そして、これらの案内手段56、57を前述の
ように構成すれば、構造が簡単となり安価に製作するこ
ともできる。
れ把持機構71、72が取り付けられ、各把持機構71、72は
ピストンロッド73の先端が案内プレート64、65の外側面
に取り付けられたシリンダ74を有する。このシリンダ74
には案内プレート64、65の上端に沿って延びる可動プレ
ート75が取り付けられ、この可動プレート75には一端が
案内プレート64、65に固定された案内ロッド76が摺動可
能に挿入されている案内ブロック77が取り付けられてい
る。これら案内ロッド76はシリンダ74に平行に延びると
ともに、その他端同士は連結プレート78によって互いに
連結されている。79は各可動プレート75に取り付けられ
た複数本、ここでは4本の真空配管であり、これらの真
空配管79の一端には案内プレート64、65に形成された貫
通孔80に遊嵌された吸着パッド81が取り付けられ、一
方、これら真空配管79の他端は図示していない切換弁を
介して真空源に接続されている。そして、これらの吸着
パッド81は、前記シリンダ74が作動してピストンロッド
73が引っ込んだり突出したりすると、貫通孔80を通過し
て案内プレート64、65の内側面から突出したりあるいは
貫通孔80内に没入退避したりする。前述したシリンダ7
4、可動プレート75、案内ロッド76、案内ブロック77、
連結プレート78、真空配管79、吸着パッド81は全体とし
て、切断手段25、26によって切断されることにより切り
出された帯状部材16a、17aの上端部を一時的に把持す
ることができる前記把持機構71、72を構成する。また、
前述した支持プレート58、59、軸受60、61、回動軸62、
63、案内プレート64、65、駆動機構66、67、把持機構7
1、72は全体として、切断手段25、26と接合手段31との
間に設置され、切断手段25、26によって切断されること
により自由となった切断手段25、26と接合手段31との間
の帯状部材16a、17aを、それぞれ急激な倒れ込みを防
止しながら接合手段31まで案内する前記案内手段56、57
を構成する。そして、これらの案内手段56、57を前述の
ように構成すれば、構造が簡単となり安価に製作するこ
ともできる。
【0013】図1、2、7、8において、85は接合手段
31より下方の固定フレーム11に取り付けられたモータで
あり、このモータ85の出力軸には送出しロール12、13に
平行な巻取りロール87が連結されている。88は前記巻取
りロール87の側方に設置されたガイドロッドであり、こ
のガイドロッド88の両端は前記固定フレーム11に固定さ
れている。このガイドロッド88にはスライダ89が摺動可
能に支持され、このスライダ89はロックハンドル90によ
りガイドロッド88上の任意の位置に位置決めロックされ
る。前記スライダ89には巻取りロール87に向かって延び
る水平なシリンダ91が取り付けられ、このシリンダ91の
ピストンロッド92の先端に固定されたブラケット93には
巻取りロール87に平行な支持軸94が取り付けられてい
る。この支持軸94には軸受95を介して支持軸94と同軸の
円筒状をした圧着ローラ96が回転可能に支持されてい
る。そして、前記帯状部材16の始端(下端)が巻取りロ
ール87まで供給されると、前記シリンダ91が作動してピ
ストンロッド92が突出し、該帯状部材16の始端でその鋭
角隅部が圧着ローラ96により巻取りロール87に押し付け
られて圧着される。前述したガイドロッド88、スライダ
89、ロックハンドル90、シリンダ91、支持軸94、圧着ロ
ーラ96は全体として、帯状部材の始端(下端)を巻取り
ロール87に押し付けて圧着させる圧着機構97を構成す
る。
31より下方の固定フレーム11に取り付けられたモータで
あり、このモータ85の出力軸には送出しロール12、13に
平行な巻取りロール87が連結されている。88は前記巻取
りロール87の側方に設置されたガイドロッドであり、こ
のガイドロッド88の両端は前記固定フレーム11に固定さ
れている。このガイドロッド88にはスライダ89が摺動可
能に支持され、このスライダ89はロックハンドル90によ
りガイドロッド88上の任意の位置に位置決めロックされ
る。前記スライダ89には巻取りロール87に向かって延び
る水平なシリンダ91が取り付けられ、このシリンダ91の
ピストンロッド92の先端に固定されたブラケット93には
巻取りロール87に平行な支持軸94が取り付けられてい
る。この支持軸94には軸受95を介して支持軸94と同軸の
円筒状をした圧着ローラ96が回転可能に支持されてい
る。そして、前記帯状部材16の始端(下端)が巻取りロ
ール87まで供給されると、前記シリンダ91が作動してピ
ストンロッド92が突出し、該帯状部材16の始端でその鋭
角隅部が圧着ローラ96により巻取りロール87に押し付け
られて圧着される。前述したガイドロッド88、スライダ
89、ロックハンドル90、シリンダ91、支持軸94、圧着ロ
ーラ96は全体として、帯状部材の始端(下端)を巻取り
ロール87に押し付けて圧着させる圧着機構97を構成す
る。
【0014】次に、この発明の一実施例の作用について
説明する。今、送出しロール12、13の回転が停止し、こ
れら送出しロール12、13の送出し端12a、13aから帯状
部材16、17が近接した状態で互いに平行となりながら垂
れ下がっているとする。このとき、これら帯状部材16、
17の下端(始端)は図10に示すように切断手段25、26
間に位置するとともに、これら切断手段25、26に沿って
傾斜し、また、案内プレート64、65はいずれも傾斜位置
Hに位置し、可動ロール47、48、49は固定ロール36、3
7、圧着プレート38から離隔している。
説明する。今、送出しロール12、13の回転が停止し、こ
れら送出しロール12、13の送出し端12a、13aから帯状
部材16、17が近接した状態で互いに平行となりながら垂
れ下がっているとする。このとき、これら帯状部材16、
17の下端(始端)は図10に示すように切断手段25、26
間に位置するとともに、これら切断手段25、26に沿って
傾斜し、また、案内プレート64、65はいずれも傾斜位置
Hに位置し、可動ロール47、48、49は固定ロール36、3
7、圧着プレート38から離隔している。
【0015】次に、送出し手段20のモータ14を作動して
送出しロール12のみを回転させ帯状部材16を下方に供給
するとともに、モータ85を作動して巻取りロール87を回
転させる。この結果、帯状部材16は案内プレート64と65
との間、可動ロール47、48、49と固定ロール36、37、圧
着プレート38との間を次々と通過し、その始端(下端)
が巻取りロール87に到達するが、この到達直前にシリン
ダ91のピストンロッド92を突出させて圧着ローラ96を巻
取りロール87に押し当てる。この結果、帯状部材16の始
端でその鋭角部は圧着ローラ96に到達したとき、該圧着
ローラ96よって図11に示すように巻取りロール87に押
し付けられ圧着される。このようにして帯状部材16の始
端が巻取りロール87に圧着されると、シリンダ91のピス
トンロッド92を引っ込め圧着ローラ96を巻取りロール87
から離隔させる。そして、このような帯状部材16の始端
の圧着時も送出しロール12、巻取りロール87は回転を継
続しているが、前記送出しロール12が所定量だけ回転し
て帯状部材16が図9に示すような所定長さL1だけ送り出
されると、モータ14、85の作動を停止し、送出しロール
12、巻取りロール87の回転を一時停止させる。
送出しロール12のみを回転させ帯状部材16を下方に供給
するとともに、モータ85を作動して巻取りロール87を回
転させる。この結果、帯状部材16は案内プレート64と65
との間、可動ロール47、48、49と固定ロール36、37、圧
着プレート38との間を次々と通過し、その始端(下端)
が巻取りロール87に到達するが、この到達直前にシリン
ダ91のピストンロッド92を突出させて圧着ローラ96を巻
取りロール87に押し当てる。この結果、帯状部材16の始
端でその鋭角部は圧着ローラ96に到達したとき、該圧着
ローラ96よって図11に示すように巻取りロール87に押
し付けられ圧着される。このようにして帯状部材16の始
端が巻取りロール87に圧着されると、シリンダ91のピス
トンロッド92を引っ込め圧着ローラ96を巻取りロール87
から離隔させる。そして、このような帯状部材16の始端
の圧着時も送出しロール12、巻取りロール87は回転を継
続しているが、前記送出しロール12が所定量だけ回転し
て帯状部材16が図9に示すような所定長さL1だけ送り出
されると、モータ14、85の作動を停止し、送出しロール
12、巻取りロール87の回転を一時停止させる。
【0016】次に、モータ14、15を同時に作動して送出
しロール12、13を逆方向に等速で回転させるとともに、
モータ85を作動して巻取りロール87を回転させる。この
結果、帯状部材16、17は図12に示すように同一速度で
下方に供給され、帯状部材16は巻取りロール87にさらに
巻取られる。
しロール12、13を逆方向に等速で回転させるとともに、
モータ85を作動して巻取りロール87を回転させる。この
結果、帯状部材16、17は図12に示すように同一速度で
下方に供給され、帯状部材16は巻取りロール87にさらに
巻取られる。
【0017】そして、帯状部材17の始端(下端)が接合
手段31に到達する直前に該接合手段31のシリンダ39、40
を作動してそのピストンロッド41、42を引っ込め、可動
ロール47、48、49を固定ロール36、37、圧着プレート38
に接近させてこれらに押し付ける。このような状態のと
きに帯状部材16、17が可動ロール47、48、49と固定ロー
ル36、37、圧着プレート38との間を通過すると、これら
帯状部材16、17は図13に示すように厚さ方向に押し付
けてられて重ね合わせ接合される。
手段31に到達する直前に該接合手段31のシリンダ39、40
を作動してそのピストンロッド41、42を引っ込め、可動
ロール47、48、49を固定ロール36、37、圧着プレート38
に接近させてこれらに押し付ける。このような状態のと
きに帯状部材16、17が可動ロール47、48、49と固定ロー
ル36、37、圧着プレート38との間を通過すると、これら
帯状部材16、17は図13に示すように厚さ方向に押し付
けてられて重ね合わせ接合される。
【0018】このようにして帯状部材16、17がさらに所
定長さLだけ下方に供給されると、送出しロール12、1
3、巻取りロール87の回転を停止させて帯状部材16、17
の供給を停止する。次に、帯状部材16を切断手段25によ
り全幅に亘って切断し帯状部材16aを切り出すが、この
とき、切り出された帯状部材16aは切断手段25と接合手
段31との間で拘束から解放されて自由となるため、大き
く倒れ込んで接合作業を阻害するおそれがある。このた
め、前述した切断作業の直前に駆動機構66を作動して回
動軸62を回動させ、案内プレート64を図14に示すよう
に傾斜位置Hから垂直位置Sまで揺動させる。このと
き、把持機構71のシリンダ74のピストンロッド73を引っ
込めて吸着パッド81を案内プレート64の内側面から突出
させるとともに、切換弁を切換えて真空配管79を真空源
に連通させ、吸着パッド81による吸引を開始する。この
結果、帯状部材16は切断手段25の直下において把持機構
71の吸着パッド81により吸着把持される。次に、切断手
段25の切断刃27を切断手段25の長手方向に移動させ、帯
状部材16を始端からL1+Lだけ離れた切断位置において
コードに沿って全幅に亘って切断する。これにより、連
続した帯状部材16から前記長さの帯状部材16aが切り出
されるが、このとき、前記把持機構71はこの切り出され
た帯状部材16aの終端部(上端部)を把持することにな
る。
定長さLだけ下方に供給されると、送出しロール12、1
3、巻取りロール87の回転を停止させて帯状部材16、17
の供給を停止する。次に、帯状部材16を切断手段25によ
り全幅に亘って切断し帯状部材16aを切り出すが、この
とき、切り出された帯状部材16aは切断手段25と接合手
段31との間で拘束から解放されて自由となるため、大き
く倒れ込んで接合作業を阻害するおそれがある。このた
め、前述した切断作業の直前に駆動機構66を作動して回
動軸62を回動させ、案内プレート64を図14に示すよう
に傾斜位置Hから垂直位置Sまで揺動させる。このと
き、把持機構71のシリンダ74のピストンロッド73を引っ
込めて吸着パッド81を案内プレート64の内側面から突出
させるとともに、切換弁を切換えて真空配管79を真空源
に連通させ、吸着パッド81による吸引を開始する。この
結果、帯状部材16は切断手段25の直下において把持機構
71の吸着パッド81により吸着把持される。次に、切断手
段25の切断刃27を切断手段25の長手方向に移動させ、帯
状部材16を始端からL1+Lだけ離れた切断位置において
コードに沿って全幅に亘って切断する。これにより、連
続した帯状部材16から前記長さの帯状部材16aが切り出
されるが、このとき、前記把持機構71はこの切り出され
た帯状部材16aの終端部(上端部)を把持することにな
る。
【0019】次に、駆動機構66を作動して回動軸62を回
動させ、把持機構71によって帯状部材16aを把持したま
ま案内プレート64を図15に示すように垂直位置Sから
傾斜位置Hまでほぼ60度下方に揺動させる。次に、切換
弁を切換えて真空配管79を真空源から遮断するととも
に、シリンダ74のピストンロッド73を突出させて吸着パ
ッド81を貫通孔80内に没入退避させる。この結果、帯状
部材16aは把持機構71による把持から解放され、案内プ
レート64上に載置される。このとき、案内プレート64は
水平に近い傾斜位置Hに位置しているので、帯状部材16
aが案内プレート64上を滑って落下するようなことはな
い。
動させ、把持機構71によって帯状部材16aを把持したま
ま案内プレート64を図15に示すように垂直位置Sから
傾斜位置Hまでほぼ60度下方に揺動させる。次に、切換
弁を切換えて真空配管79を真空源から遮断するととも
に、シリンダ74のピストンロッド73を突出させて吸着パ
ッド81を貫通孔80内に没入退避させる。この結果、帯状
部材16aは把持機構71による把持から解放され、案内プ
レート64上に載置される。このとき、案内プレート64は
水平に近い傾斜位置Hに位置しているので、帯状部材16
aが案内プレート64上を滑って落下するようなことはな
い。
【0020】次に、モータ15を作動して送出しロール13
のみを回転させるとともに、モータ85を作動して巻取り
ロール87を回転させる。この結果、切り出された帯状部
材16aおよび帯状部材17は下方に向かって走行しながら
接合手段31によって厚さ方向に押し付けられて重ね合わ
せ接合された後、巻取りロール87に巻取られる。このと
き、軟弱な帯状部材16aは案内プレート64が下方から支
持することでほぼ平らな状態に維持されながら案内プレ
ート64上を滑って接合手段31に導かれるので、接合作業
は支障なく行われる。そして、帯状部材16aおよび帯状
部材17が所定長さL2だけ下方にさらに供給されると、送
出しロール13、巻取りロール87の回転を停止させて帯状
部材16aおよび帯状部材17の供給を停止する。次に、駆
動機構67を作動して案内プレート65を図16に示すよう
に傾斜位置Hから垂直位置Sまで揺動させるとともに、
把持機構72の吸着パッド81を案内プレート65の内側面か
ら突出させ吸引を開始する。この結果、帯状部材17は切
断手段26の直下において把持機構72の吸着パッド81によ
り吸着把持される。次に、切断手段26の切断刃28により
帯状部材17を始端からL+L2だけ離れた切断位置におい
て全幅に亘って切断する。これにより、帯状部材17aが
切り出されるが、前記把持機構72はこの切り出された帯
状部材17aの終端部(上端部)を把持することになる。
のみを回転させるとともに、モータ85を作動して巻取り
ロール87を回転させる。この結果、切り出された帯状部
材16aおよび帯状部材17は下方に向かって走行しながら
接合手段31によって厚さ方向に押し付けられて重ね合わ
せ接合された後、巻取りロール87に巻取られる。このと
き、軟弱な帯状部材16aは案内プレート64が下方から支
持することでほぼ平らな状態に維持されながら案内プレ
ート64上を滑って接合手段31に導かれるので、接合作業
は支障なく行われる。そして、帯状部材16aおよび帯状
部材17が所定長さL2だけ下方にさらに供給されると、送
出しロール13、巻取りロール87の回転を停止させて帯状
部材16aおよび帯状部材17の供給を停止する。次に、駆
動機構67を作動して案内プレート65を図16に示すよう
に傾斜位置Hから垂直位置Sまで揺動させるとともに、
把持機構72の吸着パッド81を案内プレート65の内側面か
ら突出させ吸引を開始する。この結果、帯状部材17は切
断手段26の直下において把持機構72の吸着パッド81によ
り吸着把持される。次に、切断手段26の切断刃28により
帯状部材17を始端からL+L2だけ離れた切断位置におい
て全幅に亘って切断する。これにより、帯状部材17aが
切り出されるが、前記把持機構72はこの切り出された帯
状部材17aの終端部(上端部)を把持することになる。
【0021】次に、把持機構72によって帯状部材17aを
把持したまま案内プレート65を図17に示すように垂直
位置Sから傾斜位置Hまでほぼ60度下方に揺動させる。
次に、吸着パッド81による吸着を終了するとともに、吸
着パッド81を貫通孔80内に没入退避させる。この結果、
帯状部材17aは把持機構72による把持から解放され、案
内プレート65上に載置される。次に、巻取りロール87を
回転させ、切り出された帯状部材16aおよび17aを下方
に走行させながら接合手段31によって重ね合わせ接合し
た後、該巻取りロール87に巻取る。このとき、軟弱な帯
状部材16a、17aは共に案内プレート64、65が下方から
支持しているため、ほぼ平らな状態に維持されながら接
合手段31に送り込まれ接合作業は支障なく行われる。こ
のようにして帯状部材16aおよび17aの残部全てが接合
された後巻取りロール87に巻取られると、該巻取りロー
ル87の回転を停止させる。次に、接合手段31のシリンダ
39、40のピストンロッド41、42を突出させ、可動ロール
47、48、49を固定ロール36、37、圧着プレート38から離
隔させて初期位置に復帰させる。ここで、前述のように
送出し手段20、21から送り出された以後の帯状部材16、
17は自重によって下方に供給されるので、下方への供給
に長いコンベアは不要であり装置が小型となる。しか
も、前述のような供給、切断、案内、接合作業は送出し
手段20、21から垂れ下がっている帯状部材16、17に対し
て行われるので、横方向の広がりが可能な限り抑制さ
れ、狭いスペースに設置することも可能となる。以上が
この発明の一実施例の作用の1サイクルであり、以後こ
のサイクルが繰り返されて長手方向にずれた状態で2種
類の帯状部材16、17が次々と重ね合わせ接合される。
把持したまま案内プレート65を図17に示すように垂直
位置Sから傾斜位置Hまでほぼ60度下方に揺動させる。
次に、吸着パッド81による吸着を終了するとともに、吸
着パッド81を貫通孔80内に没入退避させる。この結果、
帯状部材17aは把持機構72による把持から解放され、案
内プレート65上に載置される。次に、巻取りロール87を
回転させ、切り出された帯状部材16aおよび17aを下方
に走行させながら接合手段31によって重ね合わせ接合し
た後、該巻取りロール87に巻取る。このとき、軟弱な帯
状部材16a、17aは共に案内プレート64、65が下方から
支持しているため、ほぼ平らな状態に維持されながら接
合手段31に送り込まれ接合作業は支障なく行われる。こ
のようにして帯状部材16aおよび17aの残部全てが接合
された後巻取りロール87に巻取られると、該巻取りロー
ル87の回転を停止させる。次に、接合手段31のシリンダ
39、40のピストンロッド41、42を突出させ、可動ロール
47、48、49を固定ロール36、37、圧着プレート38から離
隔させて初期位置に復帰させる。ここで、前述のように
送出し手段20、21から送り出された以後の帯状部材16、
17は自重によって下方に供給されるので、下方への供給
に長いコンベアは不要であり装置が小型となる。しか
も、前述のような供給、切断、案内、接合作業は送出し
手段20、21から垂れ下がっている帯状部材16、17に対し
て行われるので、横方向の広がりが可能な限り抑制さ
れ、狭いスペースに設置することも可能となる。以上が
この発明の一実施例の作用の1サイクルであり、以後こ
のサイクルが繰り返されて長手方向にずれた状態で2種
類の帯状部材16、17が次々と重ね合わせ接合される。
【0022】なお、前述の実施例においては、2枚の帯
状部材16、17を重ね合わせ接合するようにしたが、この
発明においては、3枚以上の帯状部材を重ね合わせ接合
するようにしてもよい。また、前述の実施例において
は、重ね合わせ接合が終了した帯状部材を巻取りロール
87に巻取るようにしたが、この発明においては、成型ド
ラムに直接供給してその周囲に貼付けるようにしてもよ
い。さらに、この発明においては、切り出された帯状部
材の終端部をそれぞれ把持することができる把持機構、
例えば吸着パッド、挟持爪等と、これら把持機構を帯状
部材の走行速度と等速度で下方に移動させる移動機構と
により案内手段を構成するようにしてもよい。また、こ
の発明においては、送出し手段としてコンベアを用いて
もよい。
状部材16、17を重ね合わせ接合するようにしたが、この
発明においては、3枚以上の帯状部材を重ね合わせ接合
するようにしてもよい。また、前述の実施例において
は、重ね合わせ接合が終了した帯状部材を巻取りロール
87に巻取るようにしたが、この発明においては、成型ド
ラムに直接供給してその周囲に貼付けるようにしてもよ
い。さらに、この発明においては、切り出された帯状部
材の終端部をそれぞれ把持することができる把持機構、
例えば吸着パッド、挟持爪等と、これら把持機構を帯状
部材の走行速度と等速度で下方に移動させる移動機構と
により案内手段を構成するようにしてもよい。また、こ
の発明においては、送出し手段としてコンベアを用いて
もよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、装置全体を小型化することができ狭いスペースに設
置することも可能となる。
ば、装置全体を小型化することができ狭いスペースに設
置することも可能となる。
【図1】この発明の一実施例を示す概略正面図である。
【図2】その概略側面図である。
【図3】接合手段の正面図である。
【図4】接合手段の平面図である。
【図5】図2のIーI矢視図である。
【図6】把持機構の一部破断平面図である。
【図7】圧着機構の一部破断平面図である。
【図8】圧着機構の正面図である。
【図9】重ね合わせ接合された帯状部材の側面図であ
る。
る。
【図10】作用を説明する説明図である。
【図11】作用を説明する説明図である。
【図12】作用を説明する説明図である。
【図13】作用を説明する説明図である。
【図14】作用を説明する説明図である。
【図15】作用を説明する説明図である。
【図16】作用を説明する説明図である。
【図17】作用を説明する説明図である。
12a、13a…送出し端 16、17…帯状部材 20、21…送出し手段 25、26…切断手段 31…接合手段 56、57…案内手段 64、65…案内プレート 71、72…把持機構 S…垂直位置 H…傾斜位置
Claims (3)
- 【請求項1】複数の送出し手段からそれぞれ近接した状
態で互いに平行に垂れ下がっている帯状部材を送出すこ
とにより、これら帯状部材をそれぞれ下方に向かって供
給するとともに、該帯状部材の供給が停止したとき、該
帯状部材を送出し手段より下方において切断手段により
全幅に亘ってそれぞれ切断し、次に、切断手段によって
切り出された帯状部材を下方に向かって走行させながら
切断手段より下方において接合手段により厚さ方向に押
し付けて重ね合わせ接合する際、切断手段と接合手段と
の間の帯状部材を案内手段によって倒れ込みを防止しな
がら接合手段まで案内するようにしたことを特徴とする
帯状部材の重ね合わせ接合方法。 - 【請求項2】送出し端から近接した状態で互いに平行に
垂れ下がっている複数の帯状部材をそれぞれ間欠的に送
出すことにより、これら帯状部材を下方に向かって供給
することができる複数の送出し手段と、送出し手段の下
方に設置され、供給の停止した帯状部材をそれぞれ全幅
に亘って切断することで帯状部材を切り出すことができ
る複数の切断手段と、切断手段の下方に設置され、下方
に向かって走行中の帯状部材同士を厚さ方向に押し付け
て重ね合わせ接合する接合手段と、切断手段と接合手段
との間に設置され、切断手段によって切断されることに
より自由となった切断手段と接合手段との間の帯状部材
をそれぞれ倒れ込みを防止しながら接合手段まで案内す
る複数の案内手段と、を備えたことを特徴とする帯状部
材の重ね合わせ接合装置。 - 【請求項3】前記案内手段は、下端を中心としてほぼ垂
直な垂直位置と水平近くまで傾斜した傾斜位置との間を
揺動することができる案内プレートと、該案内プレート
の上端部に取り付けられ切り出された帯状部材の上端部
を一時的に把持することができる把持機構と、を備え、
案内プレートが垂直位置にあるとき、切断手段によって
切り出された帯状部材の上端部を把持機構によって把持
した後、案内プレートを傾斜位置まで揺動させて該案内
プレート上に切り出された帯状部材を載置し、該帯状部
材を平らな状態としながら下方から支持するようにした
請求項2記載の帯状部材の重ね合わせ接合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6335760A JPH08174711A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 帯状部材の重ね合わせ接合方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6335760A JPH08174711A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 帯状部材の重ね合わせ接合方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08174711A true JPH08174711A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18292158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6335760A Withdrawn JPH08174711A (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 帯状部材の重ね合わせ接合方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08174711A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006189652A (ja) * | 2005-01-06 | 2006-07-20 | Make Softwear:Kk | 写真撮影装置 |
JP7379753B1 (ja) * | 2023-08-09 | 2023-11-14 | コマツNtc株式会社 | 電池素子を製造するための装置及び方法 |
-
1994
- 1994-12-21 JP JP6335760A patent/JPH08174711A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006189652A (ja) * | 2005-01-06 | 2006-07-20 | Make Softwear:Kk | 写真撮影装置 |
JP7379753B1 (ja) * | 2023-08-09 | 2023-11-14 | コマツNtc株式会社 | 電池素子を製造するための装置及び方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020305 |