JP3663487B2 - 包装機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カットされた食肉をポリエチレンフィルム等で包装する際に使用される包装機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の包装機としては、たとえば特開平7−257515号公報に示されている。この公報のものは、水平コンベアを備えた包装テーブルと、該テーブルの下方に配置されるロールフィルム載置部と、該フィルム載置部の上方から包装テーブルの一端にわたって傾斜状に設けられ、フィルムを上下搬送ベルトで挟持しながら包装テーブル上に搬送する傾斜コンベア部と、搬送されたフィルムを切断するカッターと、傾斜コンベア部とカッターとの間に設けられるスクレーパーとを備えた構成でなる。そして、フィルムが傾斜コンベア部から包装テーブルに引き出される際に、スクレーパーにより該コンベア部から強制的に剥離されて、包装テーブルの水平コンベアに乗り移り、その後、上方から下方に移動するカッターで所定寸法に切断されるようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した包装機にあっては、包装テーブルの一端部にカッターやスクレーパー及び傾斜コンベアが配置される構造であるため、たとえば部屋の清掃などを行う際に、包装テーブルの上面一端部に残されたフィルムがその周囲からもらう水分の付着で濡れ易く、そのため、フィルムが傾斜コンベア部に密着してスクレーパーでは剥がれず、該コンベア部の上側搬送ベルトに巻き付いてしまう問題があり、その上、この巻き付きを取る場合、カッターが邪魔になり作業しずらいものであった。さらに、傾斜コンベア部がフィルムを斜め方向に搬送したうえで、包装テーブルの水平コンベア上に送り込む構造であるため、傾斜コンベア部の上下搬送ベルトの隙間と各挟持ローラの圧接具合が適正となるように傾斜コンベア部における上下の搬送ベルトとその各挟持ローラとが正確な位置関係を保つ必要があり、その調整が非常に複雑で煩雑となる問題を有していた。
【0004】
そこで、本発明は安価なロールフィルムを用いて効率よく包装作業を行いながら、部屋の清掃を行う際に、フィルムが濡れてフィルム繰出手段に巻き付くといったトラブルがなく、構造簡単な包装機の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の発明は、水平コンベアを備えた包装テーブルの上方にロールフィルムを載置するフィルム載置部が設けられていると共に、該フィルム載置部と包装テーブルとの間に、フィルム載置部からフィルムを包装テーブル上に繰り出す繰出手段と、繰り出されたフィルムを水平方向から切断する切断手段とが設けられている一方、繰出手段が水平方向で相対向して当接する一対の繰出ローラでなり、両ローラが弾性部材により構成され、かつ、両繰出ローラの下方にこれらのローラと対応する従動ローラがそれぞれ設けられていると共に、これら両従動ローラが両繰出ローラの当接する垂直平面を対称面として互いに前後方向に離反して設けられ、かつ、各繰出ローラとこれに対応する従動ローラとの間にフィルムの巻き付きを防止する繰出ベルトがそれぞれ張設されていることを特徴とする。
【0006】
また、請求項2に記載の発明は、包装テーブルの中央部上方にフィルム載置部と繰出手段と切断手段が配置されている一方、包装テーブルにその中央部から前後両側に延び、フィルムを包装テーブルの中央から前後逆方向に搬送する前後一対の水平コンベアが設けられている一方、切断手段と包装テーブルの間に、繰り出されくるフィルムの先端部を前後一対の水平コンベアのうち、所望する側の水平コンベアに選択的に載せ換える載換手段が設けられていることを特徴とする。
【0007】
また、請求項3に記載の発明は、載換手段が、切断手段と包装テーブルとの間に繰り出されるフィルムの前後両位置に配設される前後一対のエアー吹出管と、これら吹出管からのエアーの吹き出しを電気信号でいずれか一方のみに選択する操作部とを備え、該操作部の操作によるエアー吹出管の選択により、フィルムの先端部を所望する側の水平コンベアにエアーの吹き付け力で載せ換えるようにしたことを特徴とする。
【0008】
さらに、請求項4に記載の発明は、載換手段が、切断手段と包装テーブルとの間に繰り出されるフィルムの前後両位置に揺動可能に配置される前後一対の切換板を備え、これらの切換板の傾きを前後に切り換えることにより、繰り出されてくるフィルムの先端部を所望する側の水平コンベアに案内して載せ換えるようにしたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の包装機を示し、該包装機1は、水平コンベア2を備えた作業者の腰の高さ程度の包装テーブル3の後部上方に、ロールフィルム4を載置するフィルム載置部5が設けられていると共に、該フィルム載置部5と包装テーブル3との間に、フィルム載置部5から垂下したフィルム4を包装テーブル3上に繰り出す垂直コンベアタイプの繰出部(以下垂直コンベアと称す)6と、繰り出されたフィルム4を水平方向から切断するカッターを備えた切断部7とが設けられている。
【0013】
包装テーブル3は、駆動ローラ2aと従動ローラ2bとに送りベルト2cを張設した水平コンベア2を有し、該水平コンベア2により繰出部6で下方へ繰り出されたフィルム4を包装テーブル3の前部側に送り出すようになされている。また、包装テーブル3の後部両側には、図1及び図2に示すように相対向する支持板8a,8bが立設されている。
【0014】
フィルムロール載置部5は、上記支持板8a,8b間に複数本の受けローラ9…9が介装されることにより構成されている。
【0015】
垂直コンベア6は、上記支持板8a,8bにおけるフィルムロール載置部5の一側部下方に、前後で対をなす繰出ベルト11,12が上下方向に延びるように配設されている。後側繰出ベルト11は、上方の駆動側となる繰出ローラ11aと下方の従動ローラ11bとの間に張設され、また、前側繰出ベルト12は、繰出ローラ11aに対して当接するようにバネ(図示せず)により付勢される上方の繰出ローラ12aと下方の従動ローラ12bとの間に張設されている。その場合、繰出ローラ11a,12aは水平方向で相対向すると共に弾性部材で構成され、従動ローラ11b,12bも水平方向で相対向すると共に金属ローラで構成されている。また、繰出ローラ11aに対し繰出ローラ12aは上記バネに抗して押し開くことにより離間可能に設けられており、また下方側の従動ローラ11b,12bは両繰出ローラ11a,12aの当接する垂直平面を対称面として、前後方向に互いに離反して設けられている。また、両ベルト11,12としては、図示していないが、それぞれ複数本づつ紐状のベルトを用いており、これら各ベルト11,12を互いに千鳥状に配置している。そして、繰出ローラ11a,12aの外周面には各紐状のベルト11,12の外径よりやや深めの溝を設け、各紐状のベルト11,12が各ローラ11a,12aローラ面よりも突出しない構造に設けている。つまり、常時は、上方側では繰出ローラ11a,12aが接触し、下方では従動ローラ11b,12bが接触しないように離反した構造として、各繰出ローラ11a,12aとこれに対応する従動ローラ11b,12bとの間に張設された各紐状のベルト11,12により、繰り出されるフィルム4の繰出ローラ11a,11bへの巻き付きを防止する構造となされている。
【0016】
なお、繰出ベルト11,12としては、上記のように複数本の紐状ベルトを用いる他、複数の帯状ベルトを用いたり或いはフィルムの幅よりも幅広の一つのベルトであってもよい。
【0017】
切断部7は、前側繰出ベルト12の下方に固定される上下一対のフィルム受体13,13と、後側繰出ベルト11の下方に水平移動可能に設けられ、上下一対のフィルム押え板14,14とカッター15とを有するカッターホルダ16とを備えている。上下フィルム受体13,13にはカッター15の挿通を許し、その挿通時にフィルム4を切断するための隙間が設けられている。上下フィルム受体13,13は前側繰出ベルト12における従動ローラ12bの内側外周端の真下よりもその中心側寄りにずらして設けられ、繰り出されてくるフィルム4との干渉をなくすようになされている。
【0018】
また、カッターホルダ16にはカッター15が固定されると共に、カッター15の上下位置に上下一対のフィルム押え板14,14がバネ17を介してフィルム受体13,13と対向するように取付けられている。カッターホルダ16は、カッタークランク18に連結されて前後に往復動するコンロッド19に連結されている。カッタークランク18は一方側支持板8aに設けられた第1モータ21によりプーリ22とベルト又はチェーン23を介して回転される。そして、カッタークランク18の回転によりコンロッド19が往復動され、その往動によりカッターホルダ16を前進させて、フィルム押え板14,14でフィルム4をフィルム受体13,13に押え付けて保持し、その保持状態で、カッター15をフィルム受体13,13の隙間に突入させてフィルム4を切断する。その後コンロッド19の復動によりカッターホルダ16を後退させ図2に示す退避位置に位置させる。この退避位置では、上下フィルム押え板14,14は駆動側の繰出ベルト11における従動ローラ11bの内側外周端の真下よりもその中心側寄りにずれるように構成されており、これにより繰り出されてくるフィルム4との干渉をなくすようになされている。
【0019】
また、他方側支持板8bには、図2に示すように水平コンベア2の駆動ローラ2aと繰出ベルト11の駆動側繰出ローラ11aを駆動する第2モータ24が設けられている。駆動ローラ2aと駆動側繰出ローラ11aは、第2モータ24側の出力プーリ25とベルト又はチェーン26とにより、駆動ローラ2aの側面に形成された入力プーリ部(図示せず)と駆動側繰出ローラ11aの側面に形成された入力プーリ部(図示せず)を介して回転される。第2モータ24は、フィルム4を繰り出すときに一定時間回転され、ベルト又はチェーン26を介して駆動ローラ2aの入力プーリ部と駆動側繰出ローラ11aの入力プーリ部とを同時に回転する。その場合、水平コンベア2の送り出し速度は垂直コンベア6の繰出速度と同じか、水平コンベア2の送り出し速度が垂直コンベア6の繰出速度よりもやや速く設定される。なお、2個のモータを用いて上記駆動ローラ2aと駆動側繰出ローラ11aとをそれぞれ個別に駆動してもよいことは勿論である。
【0020】
また、両支持板8a,8bにおけるフィルム受体13と包装テーブル3との間で繰り出されるフィルム4の前側位置には、下方にエアーを吹き出す押え用のエアー吹出管27が水平状に設けられている。この吹出管27から吹き出すエアーにより水平コンベア2によって前方に送り出されるフィルム4を該コンベア側に押え付け、そのフィルム4の前方への送り出しが適確に行われるようになされている。なお、水平コンベアの送りベルトの材質によっては、つまりフィルムがくっつき易い材質のものを使用している場合には必ずしも吹き出し管27は必要ではない。
【0021】
また、一方側支持板8aには駆動ローラ2aの回転数を計数してロールフィルム4の繰出長さを検出するロータリエンコーダ28が設けられ、該エンコーダ28が計数して設定値に達したとき、第2モータ24を停止するようになされている。さらに一方側支持板8aには、作業者の操作で水平コンベア2と垂直コンベア6と切断部7及び押え用のエアー吹出管27を予め設定されたタイミングで作動させるためのスタートセンサ29が設けられている。
【0022】
次に、以上のように構成される包装機の作用について説明する。
まず、ロールフィルム4を受けローラ9…9に載置して、該フィルム4の巻き端部を繰出ベルト11,12の上部間に挿入する。次に、作業者のスタートセンサ29を遮る動作で、スタートセンサ29をオンし第2モータ24を駆動して繰出ローラ11a,12a及び繰出ベルト11,12を回転させる。これにより、フィルム4は繰出ローラ11a,12a及び繰出ベルト11,12により繰出ローラ11a,12aに巻き付くことなく繰り出されると共に、該フィルム4は自重により下方に垂下してフィルム受体13,13とフィルム押え板14,14間を通過したのち水平コンベア2上に達する。また第2モータ24の駆動により繰出ベルト11,12の回転と同時に水平コンベア2の送りベルト2cも回転しているので、水平コンベア2上に達したフィルム4は、水平コンベア2の送りベルト2cに載って前方へ送り出される。そして、ロータリエンコーダ28が駆動側繰出ローラ11aの回転数を計数して予め設定したフィルム切断長さの設定値に達すると、第2モータ24が停止される。その後、第1モータ21が1回転だけ回って停止する。これにより、カッタークランク18及びコンロッド19を介してカッターホルダ16が前進し、フィルム押え板14,14とフィルム受体13,13とでフィルム4を押え付ける。その後、その状態でカッター15がフィルム受け体13,13の隙間に突入してフィルム4を切断する。然る後、カッターホルダ16が後退してカッター15及びフィルム押え板14,14が図2に示す退避位置に移動しその位置で停止する。
【0023】
そして、切断されたフィルム4は、その後端部が水平コンベア2上に落下し、フィルム4が包装テーブル上3に拡げられた状態になる。この状態で作業者はフィルム4上に肉塊等を置き手でまるめて包むのである。
【0024】
また、上記第2モータ24のスタートは、スタートセンサ29を手で遮る方法で肉塊を取りに行く一連の動作の中で行われ、スイッチボタンなどに直接手で触れることもなく衛生的に行える。さらに、作業者が肉塊を取りに行って持ってくれば、その間にフィルム4が包装テーブル3上に拡げた状態で送り出されてくるので、肉塊を載せて包み込む作業が待時間や無駄な動作を行うことなくスムースに行うことができる。
【0025】
また、包装テーブル3の上方に切断部7や垂直コンベア6が設けられているので、作業途中や作業終了後、部屋を清掃する時に、周囲よりもらう水分によりフィルム4の先端部などが濡れることがあっても切断部7や垂直コンベア6に該フィルム4が付着するようなことがなく、垂直コンベア6へのフィルムの巻き込みなどのトラブルを防止できる。さらに、繰出手段として、相対向して上下方向に延びる前後一対の繰出ベルト11,12を備えた垂直コンベア6を用い、上部側の繰出ローラ11a,12aを接触させ下部側の従動ローラ11b,12bを離反させるよう構成しているので、該ベルト11,12によりフィルム4の繰出ローラ11a,12aや従動ローラ11b,12bへの巻き付きを積極的に防止でき、フィルム4を所定の位置に垂下させることが可能となる。
【0026】
図3は別の実施の形態を示すもので、二人の作業者が一つの包装機に向い合って作業できる構成としたものである。この包装機は、包装テーブル3の中央部上方にフィルム載置部5と垂直コンベア6と切断部7が配置される一方、包装テーブル3にその中央部から前後両側に延び、フィルム4を包装テーブル3の中央から前後逆方向に搬送する前後一対の水平コンベア2A,2Bが設けられ、かつ、切断部7と包装テーブル3との間に、繰り出されてくるフィルムの先端部を前後一対の水平コンベア2A,2Bのうち、所望する側の水平コンベアに選択的に載せ換える載換手段31が設けられた構成となっている。なお、水平コンベア2A,2Bにはそれぞれ駆動用のモータ(図示せず)が設けられている。
【0027】
載換手段31としては、繰り出されるフィルム4の前後両側位置に配設され、それぞれフィルム4に向かってエアーを吹き出す左右一対の載換用のエアー吹出管32A,32Bと、これら吹出管32A,32Bからのエアーの吹き出しを電気信号で切換弁(図示せず)の切換えによりいずれか一方のみに選択するスタートセンサ33A,33Bとを備えている。なお、エアー吹出管32A,32Bの前後方向外側には、下方にエアーを吹き出す押え用のエアー吹出管34A,34Bが配設され、これらの吹出管34A,34Bも上記スタートセンサ33A,33Bの操作に関連して、エアーが吹き出される載換用のエアー吹出管とは反対側に位置する押え用のエアー吹出管、たとえば載換用のエアー吹出管32Bからエアーが吹き出される場合には押え用のエアー吹出管34Aからエアーが吹き出されるようになされている。なお、フィルム載置部5と垂直コンベア6と切断部7の構成は上記した実施の形態と同じものであるので、その構成及び作用については省略する。
【0028】
このように構成した場合、たとえば、前方側の作業者が先にスタート用のセンサ33Aを作動させると、水平コンベア2Aと垂直コンベア6とが同時に回転される。そして、フィルム4が繰り出されて包装テーブル3に達する直前に、図3に示すように、まず、載換用のエアー吹出管32Bと押え用のエアー吹出管34Aとからエアーが吹き出すように電気的に制御されて、エアー吹出管32Bから吹き出される横風によりフィルム4が水平コンベア2A上に載るように押し込まれる。そして、フィルム4が水平コンベア2A上に載り移ったタイミングで、該エアー吹出管32Bからのエアーの吹き出しが停止される。次に、フィルム4が水平コンベア2A上に載り移ったタイミングで、押え用のエアー吹出管34Aからエアーが吹き出され、その下方への風によりフィルム4を水平コンベア2Aに押し付けながら、該フィルム4を水平コンベア2Aにより前方側に送り出す。そして、フィルム4が所定長さ繰り出されるとロータリエンコーダ28からの計数信号で水平コンベア2Aと垂直コンベア6とが同時に停止され、カッター15の移動によりフィルム4を切断する動作が行われる。カッター15によるフィルムの切断後、前方側の作業者が包装テーブル上3に拡げられたフィルム4上に肉塊等を置き手でまるめて包むのである。なお、押え用のエアー吹出管34Aはフィルム4が水平コンベア2A上に載り移ってから、次のスタート信号が入るまでエアーが吹き出すようになされている。
【0029】
一方、後方側の作業者が前方側の作業者に遅れて又は上記カッター15の切断動作終了後にスタートセンサ33Bを作動させると、上記カッター15の切断動作が終了した時点で、水平コンベア2Aと垂直コンベア6とが回転される。そして、フィルム4が繰り出されて包装テーブル3に達する直前に、載換用のエアー吹出管32Aが水平コンベア2Bにエアーを吹き出し、その後、押え用のエアー吹出管34Bからエアーが吹き出すように電気的に制御される。エアー吹出管32Aから吹き出される横風によりフィルム4は水平コンベア2B上に載るように押し込まれる。さらに、フィルム4は押え用のエアー吹出管34Bから吹き出される下方への風により水平コンベア2Bに押し付けられながら、水平コンベア2Bにより前方側に送り出される。そして、フィルム4が所定長さ繰り出されるとロータリエンコーダ28からの計数信号で水平コンベア2Bと垂直コンベア6とが同時に停止される。その後、カッター15の移動によりフィルム4を切断する動作が行われ、カッター15によるフィルムの切断後、前方側の作業者は包装テーブル上3に拡げられたフィルム4上に肉塊等を置き手でまるめて包むのである。
【0030】
このように、1台の包装機で二人が作業でき、交互に包装作業をロスなく行えると共に垂直コンベア6や切断部7を共用できるのでコストをより安くできる。また、フィルム4の水平コンベア2A又は2Bへの載せ換え作業がスタートセンサ33A,33Bの簡単な操作だけで楽に行うことができる。
【0031】
また、載換手段31としては、図4に示すように切断部7と包装テーブル3との間で繰り出されるフィルム4の前後両側位置に揺動可能に配置される前後一対の切換板35A,35Bを用い、これらの切換板35A,35Bを回動軸36A,36Bを支点としてその傾きを前後に同時に切り換えることにより、繰り出されてくるフィルム4の先端部を所望する側の水平コンベア2A又は2Bに案内して載せ換えるように構成してもよい。このように構成した場合にも、フィルム4の水平コンベア2A又は2Bへの載せ換え作業が適宜切換機構(図示せず)を用いてスイッチのワンタッチ操作だけで楽に行うことができ、その上、載換手段31の構造を簡単にでき、安価に取付けることができる。
【0032】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、水平コンベアを備えた包装テーブルの上方に、ロールフィルムを載置するフィルム載置部とフィルムを包装テーブル上に繰り出す繰出手段と繰り出されたフィルムを水平方向から切断する切断手段とが設けられている一方、繰出手段が水平方向で相対向して当接する一対の繰出ローラでなり、両ローラが弾性部材により構成され、かつ、両繰出ローラの下方にこれらのローラと対応する従動ローラがそれぞれ設けられていると共に、これら両従動ローラが両繰出ローラの当接する垂直平面を対称面として互いに前後方向に離反して設けられ、かつ、各繰出ローラとこれに対応する従動ローラとの間にフィルムの巻き付きを防止する繰出ベルトがそれぞれ張設されているから、安価なロールフィルムを用いて効率よく包装作業を行うことができながら、部屋の清掃を行う際に、周囲よりもらう水分によりフィルムの先端部などが濡れることがあっても該フィルムが切断手段や繰出手段に付着することがなく、繰出手段へのフィルムの巻き込みなどのトラブルを防止できる。しかも、繰出手段として、相対向して上下方向に延びる前後に対の繰出ベルトを備えた垂直コンベアタイプの繰出部を用い、上部側繰出ローラを接触させ下部側の従動ローラを離反させるように構成したから、両繰出ベルトによりフィルムの繰出ローラや従動ローラへの巻き付きを積極的に防止でき、フィルムを所定の位置に垂下させることができる。
【0034】
また、包装テーブルの中央部上方にフィルム載置部と繰出手段と切断手段が配置されている一方、包装テーブルにその中央部から前後両側に延び、フィルムを包装テーブルの中央から前後逆方向に搬送する前後一対の水平コンベアを設ける一方、切断手段と包装テーブルの間に、繰り出されくるフィルムの先端部を前後一対の水平コンベアのうち、所望する側の水平コンベアに選択的に載せ換える載換手段を設けるように構成すれば、1台の包装機で二人が作業でき、交互に包装作業をロスなく行えると共に、繰出手段と切断手段とが共用できるのでコストをより安くでき、しかも、載せ換え手段によりフィルムの水平コンベアへの載せ換え作業が簡単容易にかつ迅速に行うことができる。
【0036】
また、載換手段として、切断手段と包装テーブルとの間に繰り出されるフィルムの前後両位置に配設される前後一対のエアー吹出管と、これら吹出管からのエアーの吹き出しを電気信号でいすれか一方のみに選択する操作部とを備え、該操作部の操作によるエアー吹出管の選択により、フィルムの先端部を所望する側の水平コンベアにエアーの吹き付け力で載せ換えるようすれば、フィルムの水平コンベアへの載せ換え作業がスイッチのワンタッチ操作だけで楽に行うことができる。
【0037】
さらに、載換手段として、切断手段と包装テーブルとの間に繰り出されるフィルムの前後両位置に揺動可能に配置される前後一対の切換板を備え、これらの切換板の傾きを前後に切り換えることにより、繰り出されてくるフィルムの先端部を所望する側の水平コンベアに案内して載せ換えるようにすれば、載換手段を簡単な構造で安価に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る包装機の一部省略左側面図である。
【図2】 同右側面図である。
【図3】 別の実施の形態を示す一部省略左側面図である。
【図4】 さらに別の実施の形態を示す一部省略左側面図である。
【符号の説明】
1 包装機
2 水平コンベア
3 包装テーブル
4 ロールフィルム
5 フィルム載置部
6 繰出部(垂直コンベア)
7 切断部
11 繰出ベルト
11a 繰出ローラ
11b 従動ローラ
12 繰出ベルト
12a 繰出ローラ
12b 従動ローラ
31 載換手段
32A エアー吹出管
32B エアー吹出管
35A 切換板
35B 切換板

Claims (4)

  1. 水平コンベアを備えた包装テーブルの上方にロールフィルムを載置するフィルム載置部が設けられていると共に、該フィルム載置部と包装テーブルとの間に、フィルム載置部からフィルムを包装テーブル上に繰り出す繰出手段と、繰り出されたフィルムを水平方向から切断する切断手段とが設けられている一方、繰出手段が水平方向で相対向して当接する一対の繰出ローラでなり、両ローラが弾性部材により構成され、かつ、両繰出ローラの下方にこれらのローラと対応する従動ローラがそれぞれ設けられていると共に、これら両従動ローラが両繰出ローラの当接する垂直平面を対称面として互いに前後方向に離反して設けられ、かつ、各繰出ローラとこれに対応する従動ローラとの間にフィルムの巻き付きを防止する繰出ベルトがそれぞれ張設されていることを特徴とする包装機。
  2. 包装テーブルの中央部上方にフィルム載置部と繰出手段と切断手段が配置されている一方、包装テーブルにその中央部から前後両側に延び、フィルムを包装テーブルの中央から前後逆方向に搬送する前後一対の水平コンベアが設けられている一方、切断手段と包装テーブルの間に、繰り出されくるフィルムの先端部を前後一対の水平コンベアのうち、所望する側の水平コンベアに選択的に載せ換える載換手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装機。
  3. 載換手段が、切断手段と包装テーブルとの間に繰り出されるフィルムの前後両位置に配設される前後一対のエアー吹出管と、これら吹出管からのエアーの吹き出しを電気信号でいすれか一方のみに選択する操作部とを備え、該操作部の操作によるエアー吹出管の選択により、フィルムの先端部を所望する側の水平コンベアにエアーの吹き付け力で載せ換えるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の包装機。
  4. 載換手段が、切断手段と包装テーブルとの間に繰り出されるフィルムの前後両位置に揺動可能に配置される前後一対の切換板を備え、これらの切換板の傾きを前後に切り換えることにより、繰り出されてくるフィルムの先端部を所望する側の水平コンベアに案内して載せ換えるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の包装機。
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