JPH08174396A - ガラス板の加工機械 - Google Patents

ガラス板の加工機械

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JPH08174396A
JPH08174396A JP33576794A JP33576794A JPH08174396A JP H08174396 A JPH08174396 A JP H08174396A JP 33576794 A JP33576794 A JP 33576794A JP 33576794 A JP33576794 A JP 33576794A JP H08174396 A JPH08174396 A JP H08174396A
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JP
Japan
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glass plate
processing
electric motor
grinding wheel
glass sheet
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Application number
JP33576794A
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English (en)
Inventor
Shigeru Bando
茂 坂東
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Bando Kiko Co Ltd
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Bando Kiko Co Ltd
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テーブル又はガラス板に加わる負荷変動等の
機械的外乱によるガラス板の不正回転をなくし得、その
結果、加工工具の直動とガラス板の回転との位相をプロ
グラムされた通りにすることができて正確な位置決めを
達成し得、而して正確に加工されたガラス製品を得るこ
とができるガラス板の加工機械を提供することにある。 【構成】 ガラス板の加工機械1は、ガラス板2が載置
されるテーブル3と、ガラス板2に水平面内であってテ
ーブル3の周りの位置で加工を施す研削ホイール4と、
ガラス板2の加工点Aに対して研削ホイール4の加工部
Cを相対的に位置決めする位置決め装置8と、ガラス板
2をテーブル3に固定する固定装置10とを具備してお
り、位置決め装置8は、X方向に研削ホイール4を移動
させる直線移動装置18と、テーブル3を回転させる回
転装置20と、回転装置20によるテーブル3の回転に
対する変動を防止する慣性体21とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラス板の加工機械に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のガラス板の加工機械においては、
加工工具を一の平面内の互いに直交する二方向に夫々直
線移動させて、加工されるべきガラス板の加工点に加工
工具の加工部を位置決めするか、又は加工工具を一の平
面内の一の直線方向に移動させる一方、加工されるべき
ガラス板を、一の平面内であって加工工具の移動方向に
直交する他の直線方向に移動させて、加工されるべきガ
ラス板の加工点に対して加工工具の加工部を相対的に位
置決めし、これにより例えばガラス板の全周縁にエッジ
ング、面取り又は研磨等を施すようにしている。ところ
で上述のような従来のガラス板の加工機械では、加工工
具を、ガラス板の一つの周縁位置からこの周縁位置に対
向する反対側の周縁位置まで移動させることができるよ
うに形成されていないと、ガラス板の全周囲についての
例えば面取りを行うことができず、そのため加工工具が
移動する領域上には、例えば固定配置されたガラス板固
定装置等を設けることが困難であって、従来のこの種ガ
ラス板の加工機械では、ガラス板が載置されるテーブル
側に吸盤装置を設け、この吸盤装置でもってガラス板を
吸引してガラス板をテーブル側から固定し、このように
して片面側のみで固定されたガラス板に対して例えば面
取りなどが施されている。しかしながら、片面固定であ
るとしっかりと確実にガラス板を固定することが困難で
あって、例えば面取りのためにガラス板の周縁を切削す
べく加工工具をガラス板の周縁へ押圧しようとするとガ
ラス板が正規の位置からずれてしまう虞がある。また従
来のガラス板の加工機械では、複数個の加工工具を設け
て各加工工具に加工領域を分担させて加工を施し、これ
により加工時間を短縮することも困難であって、短い時
間で大量の加工されたガラス板を得ることができない。
加えて加工工具の一つである面取り用の研削ホイールを
旋回させて加工点でのガラス板の加工されるべき輪郭に
対して法線方向に研削ホイールの回転中心を配置する旋
回装置を更に具備しているガラス板の加工機械では、ガ
ラス板の全周囲の面取りで旋回装置により研削ホイール
が一旋回される場合、研削ホイールを回転させる例えば
電動モータへの配線又は研磨剤溶液を供給する可撓性パ
イプが不必要に捩じられたり、電動モータ又はこれを支
持するブラケット等に巻き付いたりしてしまい、次の作
業に移る場合にこの捩じれ巻き付きを除いて元に戻さな
ければならない等の不都合がある。
【0003】そこで、一方では、研削ホイールが装着さ
れる加工ヘッドを直動させ、他方では、加工されるべき
ガラス板を回転させて、研削ホイールの加工部をガラス
板の加工点に対して相対的に位置決めし、これにより例
えばガラス板の全周縁にエッジング、面取り又は研磨等
を施すようにしたガラス板の加工機械が提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記の提案に
係る加工機械において、例えば加工されるべきガラス板
が載置されるテーブルとパルス駆動される電動モータの
回転子とを直結し、電動モータの作動でテーブルを回転
させ、これによりガラス板を回転させる場合、テーブル
又はガラス板に加わる負荷変動等の機械的外乱によりガ
ラス板が所定に回転されなくなり、その結果、加工ヘッ
ドの直動とガラス板の回転との位相がずれて、プログラ
ムされた通りの位置決めが行えなくなり、正確に加工さ
れたガラス製品が得られなくなる。この問題は、パルス
駆動される電動モータの回転子をテーブルに直結する場
合に特に顕著に生じる。
【0005】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、テーブル又はガラ
ス板に加わる負荷変動等の機械的外乱によるガラス板の
不正回転をなくし得、その結果、加工工具の直動とガラ
ス板の回転との位相をプログラムされた通りにすること
ができて正確な位置決めを達成し得、而して正確に加工
されたガラス製品を得ることができるガラス板の加工機
械を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、加工されるべきガラス板が載置されるテーブルと、
このテーブルに載置されたガラス板に加工を施す加工工
具と、ガラス板の加工点に対して加工工具の加工部を相
対的に位置決めする位置決め装置と、ガラス板をテーブ
ルに固定する固定装置とを具備しており、位置決め装置
は、加工工具の加工部を一の平面内の一の直線方向に関
してガラス板の加工点に対して位置決めすべく、一の直
線方向に加工工具を直線移動させる直線移動装置と、ガ
ラス板の加工点を一の平面内の回転方向に関して加工工
具の加工部に対して位置決めすべく、ガラス板が載置さ
れたテーブルを回転させる回転装置と、この回転装置に
よるテーブルの回転に対する変動を防止する慣性体とを
具備するガラス板の加工機械によって達成される。
【0007】好ましい例では、加工工具が研削ホイール
であって、一の平面に直交し且つ加工点を通る軸の回り
で研削ホイールを旋回させて加工点でのガラス板の加工
されるべき輪郭に対して法線方向に研削ホイールの回転
中心を配置する旋回装置を更に具備している。また、回
転装置の好ましい例では、電動モータを具備し、この電
動モータが一対の固定子と、この一対の固定子の間に配
置された回転子とを具備しており、ここで、電動モータ
の回転子にテーブルが直結されているのが好ましい。慣
性体としては、電動モータの回転軸心と同心に配された
円筒部と、この円筒部の一端に配されて、電動モータの
回転子に取り付けられた端面部とを具備しているものを
一例として挙げることができる。
【0008】固定装置は、一つの例では,テーブル自体
に吸盤装置を内蔵させて具体化されるが、他の好ましい
例では、テーブルと協同してガラス板を押圧挟持する押
圧装置を具備している。この押圧装置は、好ましくは空
気弾性的にガラス板を押圧し得る空気圧シリンダ装置か
ら構成する。
【0009】
【作用】本発明のガラス板の加工機械では、テーブルに
加工されるべきガラス板が載置され、この載置されたガ
ラス板は固定装置によりテーブルに固定される。テーブ
ルに固定されたガラス板に対して加工工具により加工が
施される。この加工において、加工工具は、直線移動装
置により一の平面内の一の直線方向に直線移動されてガ
ラス板の加工点に対してその加工部が一の平面内の直線
方向に関して位置決めされ、ガラス板は、電動モータに
より回転されてその加工点が一の平面内の回転方向に関
して加工工具の加工部に対して位置決めされ、その結
果、加工工具の加工部は、ガラス板の加工点に順次相対
的に位置決めされることとなる。そして回転装置による
テーブルの回転に対する外乱等による回転変動は慣性体
によって防止される。
【0010】以下本発明を、図面に示す好ましい具体例
に基づいて説明する。これにより前記発明及び更に他の
発明が明瞭となるであろう。尚、本発明はこれら具体例
に何等限定されないのである。
【0011】
【具体例】図1から図3において、本例のガラス板の加
工機械1は、加工されるべきガラス板2が載置されるテ
ーブル3と、テーブル3に載置されたガラス板2に、一
の平面内、本例では水平面内であってテーブル3の周り
の位置で加工を施す加工工具である周縁溝付き研削ホイ
ール4と、研削ホイール4を回転駆動する駆動装置であ
る電動モータ6と、ガラス板2の加工点Aに対して研削
ホイール4の加工部Cを相対的に位置決めする位置決め
装置8と、ガラス板2をテーブル3に固定する固定装置
10と、水平面に直交し且つ加工点Aを通る軸心11の
回りで研削ホイール4を旋回させて加工点Aでのガラス
板2の加工されるべき輪郭13に対して法線方向、即ち
E方向に研削ホイール4の回転中心14を配置する旋回
装置16とを具備しており、位置決め装置8は、研削ホ
イール4の加工部Cを水平面内の一の直線方向であるX
方向に関してガラス板2の加工点Aに対して位置決めす
べく、X方向に研削ホイール4を移動させる直線移動装
置18と、ガラス板2の加工点Aを水平面内の回転方
向、即ちR方向に関して研削ホイール4の加工部Cに対
して位置決めすべく、ガラス板2が載置されたテーブル
3を回転させる回転装置20と、回転装置20によるテ
ーブル3の回転に対する変動を防止する慣性体21とを
具備している。
【0012】直線移動装置18は、機枠31に取付けら
れた電動モータ32と、X方向に沿って伸び互いに平行
に機枠31に取付けられた一対のレール33と、スライ
ダ34を介してレール33にX方向に移動自在に取付け
られた移動台35と、軸受36及び37を介して機枠3
1に回転自在に支持されたねじ軸38とを具備してお
り、電動モータ32の出力回転軸に取付けられたプーリ
39とねじ軸38の一端に取付けられたプーリ40との
間にはベルト41が掛け渡されており、ねじ軸38は移
動台35に取付けられたナット42に螺合されている。
電動モータ32の作動でその出力回転軸が回転される
と、プーリ39、ベルト41、プーリ40を介してその
回転がねじ軸38に伝達され、ナット42に螺合したね
じ軸38の回転で移動台35はX方向に移動される。
【0013】回転装置20は電動モータ65を具備し、
電動モータ65は、基台100に固定された内側円筒状
固定子66及び外側円筒状固定子67と、一対の内側及
び外側固定子66及び67の間に配置された円筒状回転
子68とを具備し、回転子68は軸受69を介して固定
子66に回転自在に支持されている。
【0014】テーブル3は、円盤状のテーブル本体71
と、テーブル本体71の上面に固着された円板状の弾性
パッド72とを具備し、ガラス板2は弾性パッド72上
に載置される。
【0015】所定の大きい重量を有する慣性体21は、
電動モータ65の回転軸心73と同心に配された円筒部
75と、円筒部75の一端に一体的に配されて、電動モ
ータ65の回転子68に固着されて取り付けられた環状
の端面部76とを具備しており、端面部76には、テー
ブル本体71が固着されており、こうして電動モータ6
5の回転子68がテーブル3に直結されており、電動モ
ータ65が作動されて回転子68が回転されると、テー
ブル本体71、延いてはガラス板2が軸心73を中心と
してR方向に回転される。
【0016】旋回装置16は、移動台35に取付けられ
た電動モータ80と、電動モータ80の出力回転軸に連
結されて軸受81を介して軸心11を中心としてF方向
に回転自在となるように移動台35に取付けられた回転
軸82とを具備しており、電動モータ80の作動でその
出力軸が回転されると、回転軸82も軸心11を中心と
して回転され、これにより研削ホイール4は軸心11を
中心として水平面内でF方向に旋回される。
【0017】本例のガラス板の加工機械1では、電動モ
ータ6は、研削ホイール4の加工部Cの位置を、水平面
内のP方向及びこのP方向に直交するQ方向と、水平面
に直交する鉛直方向、即ちZ方向とに関して調節する調
節機構85を介して回転軸82に連結されている。調節
機構85は、スライダ86に対してP方向に移動自在に
スライダ86に取付けられたスライダ87とスライダ8
6に対するスライダ87のP方向の位置を調節する調節
ノブ88とを具備するP方向調節機構と、回転軸82に
連結固着されたブラケット89に対してQ方向に移動自
在にブラケット89に取付けられたスライダ86とブラ
ケット89に対するスライダ86のQ方向の位置を調節
する調節ノブ90とを具備するQ方向調節機構と、電動
モータ6が取付けられ且つスライダ87に対してZ方向
に移動自在にスライダ87に取付けられたスライダ91
とスライダ87に対するスライダ91のZ方向の位置を
調節する調節ノブ92とを具備するZ方向調節機構とか
らなり、ノブ88、90及び92の夫々を回転させるこ
とによりスライダ86に対するスライダ87のP方向の
位置、ブラケット89に対するスライダ86のQ方向の
位置及びスライダ87に対するスライダ91のZ方向の
位置が夫々調節されるようになっている。
【0018】固定装置10は、本例では機枠31に取り
付けられた空気圧シリンダ装置95と、空気シリンダ装
置95のピストンロッド96の先端にR方向に回転自在
に設けられた押圧パッド97とを具備しており、テーブ
ル3の弾性パッド72と協同してガラス板2を空気弾性
的に押圧挟持してガラス板2をテーブル3に固定するよ
うにしている。
【0019】尚、ガラス板の加工機械1では、加工部C
に研磨剤溶液を供給すべく、一端が加工部Cに近接して
配される図示しない可撓性の研磨剤供給パイプがブラケ
ット89に取付けられる。この研磨剤供給パイプは図示
しない供給ポンプから研磨剤溶液の供給を受けるように
なっており、ガラス板2に対する加工中、加工部Cに研
磨剤溶液を供給する。また本例のガラス板の加工機械1
では、装置外部への研磨剤溶液の飛散を阻止する研磨剤
溶液受け99が基台100に支持されて慣性体21の周
りに設けられている。機枠31は基台100に取付けら
れている。
【0020】なお、ガラス板の加工機械1の電動モータ
6、32、65及び80並びに空気圧シリンダ装置95
は、図示しない数値制御装置の予めプログラムされた数
値制御命令で作動されるようになっている。
【0021】ガラス板の加工機械1は次のようにガラス
板2に対して面取り作業を行う。まず、ノブ88、90
及び92を回転させて研削ホイール4をP、Q及びZ方
向に移動させて研削ホイール4の周縁をガラス板2の周
縁13に接触させる。尚、研削ホイール4とガラス板2
との接触位置、即ち加工部Cでもある加工点Aが軸心1
1上に位置し、加工点Aでのガラス板2の研削すべき周
縁13の接線に直交する方向、換言すれば加工点Aでの
法線方向(E方向)に研削ホイール4の回転中心14が
位置するように、軸心11を中心としてブラケット89
を回転させて、初期設定を行う。このような初期設定状
態では、P方向とE方向とが同方向となる結果、ノブ8
8を回転することは、ガラス板2に対する研削切込量を
調節することとなる。
【0022】次に数値制御装置を作動させることによ
り、これに制御されて電動モータ6、32、65及び8
0並びに空気圧シリンダ装置95は作動され、移動台3
5のX方向の移動とガラス板2のR方向の回転とで研削
ホイール4の加工部Cは、ガラス板2の研削すべき周縁
13に沿って位置決めされると共に、研削ホイール4自
体の回転により加工点Aでガラス板2に面取りが施され
る。面取り中、研削ホイール4の回転中心14が加工点
Aでのガラス板2の面取りすべき周縁13に対する法線
方向、即ちE方向に位置するように、電動モータ80の
作動でブラケット89が軸心11を中心としてF方向に
旋回される。
【0023】ところでガラス板の加工機械1では、ガラ
ス板2をR方向に回転させて面取りされるべき加工点A
を研削ホイール4に対して位置決めしているため、研削
ホイール4、延いては電動モータ6の軸心11を中心と
するF方向の旋回は360度を越えてなされることはな
く、多くの場合180度以内となり、従って電動モータ
6への配線、研磨剤供給パイプ等がブラケット89等に
絡み付いたり巻き付いたりすることがなく、その結果一
つのガラス板に対する面取り完了後、次のガラス板に対
して面取りを行う場合、ブラケット89等に絡み付き巻
き付いた電動モータ6への配線、研磨剤供給パイプ等を
元に戻すべく、ブラケット89を逆転するなどの作業を
必要としないで、直ぐに作業にとりかかることができ
る。
【0024】また、ガラス板の加工機械1では、回転子
68がテーブル3に直結された電動モータ65の当該回
転子68に慣性体21が固着されているため、ガラス板
2への研削ホイール4の押圧力の微小変動又はガラス板
2若しくはテーブル3への微小振動の付加等の外乱等が
生じても、回転子68は、これら外乱等によってその回
転が変動されることなくプログラムされた通りに回転さ
れ、したがって、研削ホイール4のX方向の直動と、ガ
ラス板2のR方向の回転との位相をプログラムされた通
りにすることができて、正確な位置決めを達成し得、正
確に加工されたガラス製品を得ることができる。
【0025】ところで固定装置10に代えて、例えば、
テーブル3に内蔵された真空吸盤装置によって固定装置
を具体化してもよく、この吸盤装置はテーブル3に載置
されたガラス板2を真空吸引してこれをテーブル3に固
定する。なお、固定装置10では、テーブル3と協同し
てガラス板2を押圧挟持する固定装置とし得るため、ガ
ラス板2を加工中しっかりと固定し得、それにより正確
な加工をガラス板2に施し得ると共に、かなり強く研削
ホイール4をガラス板2に押圧して多量の研削を一度に
なし得る。
【0026】また、本発明の加工機械は面取り用に限ら
ないのであって、研磨、切断、折割等のガラス板の加工
にも適用し得、これらの場合には、研磨ホイール、カッ
タホイール、折割用プッシュロッド等のそれに適合する
加工工具を用いればよい。また、例えば、軸心73に関
して対称的に複数の加工工具を配置してガラス板の加工
機械を構成してもよい。このように複数の加工工具を設
けると、加工作業時間を短縮し得る。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、テーブル
又はガラス板に加わる負荷変動等の機械的外乱によるガ
ラス板の不正回転をなくし得、その結果、加工工具の直
動とガラス板の回転との位相をプログラムされた通りに
することができて正確な位置決めを達成し得、正確に加
工されたガラス製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一具体例の正面図である。
【図2】図1に示す具体例の平面図である。
【図3】図1に示す具体例の側面図である。
【符号の説明】
1 ガラス板の加工機械 2 ガラス板 3 テーブル 4 研削ホイール 6 電動モータ 8 位置決め装置 10 固定装置 18 直線移動装置 20 回転装置 21 慣性体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工されるべきガラス板が載置されるテ
    ーブルと、このテーブルに載置されたガラス板に加工を
    施す加工工具と、ガラス板の加工点に対して加工工具の
    加工部を相対的に位置決めする位置決め装置と、ガラス
    板をテーブルに固定する固定装置とを具備しており、位
    置決め装置は、加工工具の加工部を一の平面内の一の直
    線方向に関してガラス板の加工点に対して位置決めすべ
    く、一の直線方向に加工工具を直線移動させる直線移動
    装置と、ガラス板の加工点を一の平面内の回転方向に関
    して加工工具の加工部に対して位置決めすべく、ガラス
    板が載置されたテーブルを回転させる回転装置と、この
    回転装置によるテーブルの回転に対する変動を防止する
    慣性体とを具備するガラス板の加工機械。
  2. 【請求項2】 加工工具が研削ホイールであって、一の
    平面に直交し且つ加工点を通る軸の回りで研削ホイール
    を旋回させて加工点でのガラス板の加工されるべき輪郭
    に対して法線方向に研削ホイールの回転中心を配置する
    旋回装置を更に具備している請求項1に記載のガラス板
    の加工機械。
  3. 【請求項3】 回転装置は、電動モータを具備している
    請求項1又は2に記載のガラス板の加工機械。
  4. 【請求項4】 電動モータは、一対の固定子と、この一
    対の固定子の間に配置された回転子とを具備している請
    求項3に記載のガラス板の加工機械。
  5. 【請求項5】 慣性体は、電動モータの回転軸心と同心
    に配された円筒部と、この円筒部の一端に配されて、電
    動モータの回転子に取り付けられた端面部とを具備して
    いる請求項3又は4に記載のガラス板の加工機械。
  6. 【請求項6】 電動モータの回転子とテーブルとは直結
    されている請求項3から5のいずれか一項に記載のガラ
    ス板の加工機械。
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