JPH07237101A - ばり取り装置 - Google Patents

ばり取り装置

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Publication number
JPH07237101A
JPH07237101A JP2848394A JP2848394A JPH07237101A JP H07237101 A JPH07237101 A JP H07237101A JP 2848394 A JP2848394 A JP 2848394A JP 2848394 A JP2848394 A JP 2848394A JP H07237101 A JPH07237101 A JP H07237101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
quill
deburring
deburring device
motor
rotating
Prior art date
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Pending
Application number
JP2848394A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Sato
正和 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP2848394A priority Critical patent/JPH07237101A/ja
Publication of JPH07237101A publication Critical patent/JPH07237101A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 廉価な費用でコンパクトに構成することがで
き、殊にインデックステーブル付きの多工程・多機能加
工自動工作機にも容易に適用することが可能であり、操
作が便利な製品のばり取り装置およびそのばり取り方法
を提供する。 【構成】 回転ブラシ(3,102)を正逆回転自在な
回転軸(12)およびその駆動モータ(14)と、基台
(10)に回転自在に支承され、回転中心から偏心した
位置に回転軸(12)を回転自在に支承すると共に前記
駆動モータ(14)を支持する回転軸旋回用クイル(1
1)と、回転軸旋回用クイルを正逆回転可能なクイル駆
動モータ(8)とを具備した製品のばり取り装置
(2)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ばり取り装置に関し、
特に棒状被加工製品の周面や端面あるいはその端縁部等
に残存するばりのばり取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のばり取り装置としては、
例えば、特開平2−155599号公報に開示されてい
るものや特開平2−172662号公報に開示されてい
るものなどが知られている。特開平2−155599号
公報に開示されている例は、円筒状ブラシをその軸を中
心として回転させると共に、その回転させた状態で円筒
ブラシをその回転中心軸と直交する軸の周りに旋回さ
せ、円筒ブラシのブラシ面に粉末プレス成形品のばり除
去の対象面を接触させた状態で成形品を移動させるよう
にしたもので、なおその移動中に成形品から除去された
粉末は吸引されるように構成されている。
【0003】また、特開平2−17266号公報に開示
されている例は、図4に示すように柱状の被加工製品1
00を取付台101に位置決め固定し、被加工製品10
0をその軸心の周りに回転させると共に、被加工製品1
00のばり取りの対象面形状に対応した複合形回転ブラ
シ102を上記の軸進と平行する回転軸103を有する
チャック部材104に把持させ、回転ブラシ102を回
転させながら、被加工製品100のばり取り対象面に押
し当ててばりを除去するようにしている。あるいは、本
例の場合図5の(A),(B)に示すように異なる形態
の例えば2種類の回転ブラシ102A,102Bを2工
程に分けて使い分けし、ばり取りの対象面別にばりを除
去することも可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のような被加工製品のばり取り装置のうち、特開平2
−155599号に開示のものは、そのばり取り領域が
平板ないしその端縁部周りに限られることにより棒状の
被加工製品のばり取りには好適でない。また、特開平2
−17266号に開示のものは、被加工製品を取付台に
固定把持させた状態でその軸心の周りに回転させるよう
に構成されるため、例えばインデックステーブルと組合
せて使用される多工程加工自動工作機などに組込んでば
り取りまで行わせようとすると、被加工製品を把持させ
る取付台まで回転させるようにすることが難しく、設備
費用が嵩む上、その回転機構の防水対策や取付具自体を
インデックステーブル上に位置決めするための手段が必
要であり、メンテナンス上からも問題がある。
【0005】本発明の目的は、上述したような従来の問
題の解決を図り、廉価なコストでコンパクトに構成する
ことができ、インデックステーブル付きの多工程・多機
構加工自動工作機にも適用することが可能であり、操作
が容易な製品のばり取り装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明のばり取り装置は、モータ8によって回転
駆動されるクイル11と、該クイルの軸心と平行に、該
クイルを貫通して形成された偏心軸孔11Bに回転自在
に支承され、クイルに固設された駆動モータ14に一端
が連結されると共に前記偏心軸孔から突出する他端に回
転ブラシ3を装着した回転軸12とを備えたことを特徴
とするものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、被加工製品をばり取り位置に
固定した上、回転軸に取付けた回転ブラシを被加工製品
のばり取り面に圧接させ、さらに回転軸駆動モータによ
り回転ブラシを回転させると共に回転軸旋回用クイルを
クイル駆動モータにより駆動して回転軸旋回用クイルの
偏心位置に支承される回転軸をばり取り面の周りに旋回
させ、ばり取り面からばりを除去することができる。
【0008】また、請求項2に記載のばり取り装置を使
用すると、クイルおよび回転軸に取り付けられた回転ブ
ラシが正逆回転するために、更にきめ細かくばり取りを
実施することができる。
【0009】
【実施例】以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳
細かつ具体的に説明する。
【0010】図1は本発明にかかるばり取り装置の構成
例を示す。なお、ここでは本発明にかかるばり装置をイ
ンデックステーブルに保持される被加工製品に適用した
例を示す。すなわち、200は複数の割出し位置に工作
物を位置決め可能なインデックステーブルであり、その
回動中心200Aの周りに回動可能に保たれる。1はそ
の1つの割出し位置に固定された取付具であり、100
はその取付具1に位置決め固定された被加工製品であ
る。このようにばり取り位置に取付具1を介して固定さ
れた被加工製品100に対し、ばり取り装置2によって
被加工製品100の周囲あるいは端面に残存するばりを
除去するもので、3はばり取り装置2のブラシ把持用チ
ャック4に把持された回転ブラシである。
【0011】なお、本例の場合、ばり取り装置2は空圧
シリンダ5によってこの図に示す原位置OPから前進位
置APにまで移動可能に構成されている。6はその空圧
式フィードユニット、7Aはその変位動作を制御するた
めに空気通路を切換えるソレノイドバルブ、7Bは空圧
で回転するモータ(その機能については後述するが以下
でクイル駆動モータという)8の回転方向の切替えを行
うソレノイドバルブである。
【0012】ついで、図2に従い、ばり取り装置2の詳
細な構成について説明する。
【0013】図2の(A)において、9はクイル駆動用
モータ8が固定されているカバー部材、10はカバー部
材9を介して装置全体を支持している基台である。11
は基台10に軸受131 を介して回転自在に支承される
回転軸保持筒(以下でスピンドルクイルという)、12
はスピンドルクイル11の回転中心11Aに対し偏心し
た位置に回転中心12Aを有する回転軸(スピンド
ル)、132 はスピンドル12とスピンドルクイル11
との間に設けた軸受、14はスピンドルクイル11の上
面に固定され、スピンドル12を回転させる電動モータ
であり、15は電動モータ14の回転力をスピンドル1
2に伝達するためのカップリングである。一方、クイル
駆動用モータ8にはスピンドル駆動用歯車16が設けら
れていて、この歯車16がアイドル歯車17を介してク
イル歯車18と噛合することによりクイル駆動用モータ
8によってスピンドルクイル11を回転させ、図2の
(B)に示すようにスピンドルクイル11の回転中心1
1Aの周りにスピンドル12の軸心12Aを旋回半径R
Tを保って旋回動作させることができる。
【0014】なお、上記の旋回動作にあたってその旋回
方向はクイル駆動用モータ8の回転方向をソレノイドバ
ルブ7B(図1参照)を介して切換えることにより自在
に変えることができる。また、チャック4に保持されて
スピンドル12により回転させられる回転ブラシ3の回
転方向も電動モータ14の回転方向の切換えによって自
在に変えられるものである。
【0015】図3はこのように構成したばり取り装置2
のチャック4に複合型回転ブラシ102を装着し、取付
具1に固定された被加工製品100の端面100Aおよ
びその周縁部100Bに残存するばりを除去する動作を
一例として示したものである。本例のように被加工製品
100を取付具1に固定したまま、まず、図1の示すよ
うにばり取り装置2を原位置OPから前進位置APにま
で移動させることにより、複合型回転ブラシ102の毛
先を製品100の面に接触させた状態となし、その製品
の中心(この中心とスピンドルクイル11の回転中心と
は一致する)の周りにスピンドル12に取付けられて回
転する複合型回転ブラシ102を旋回することで、被加
工製品100からばりを除去することができる。
【0016】なお、図示はしないがばり取り装置2を空
気圧フィードユニット6上に直接固定する代りに例えば
調整ねじ等により、ばり取り装置2自体の高さを調整す
ることで回転ブラシ3の被加工製品100に対する相対
高さを自在に調整可能としてもよい。また、上述の実施
例ではばり取り装置2を退避位置(原位置OP)からば
り取り位置(前進位置AP)に移動させるのに空圧式フ
ィードユニット6を用いたが、かかる移動手段は空圧式
フィードユニットに限られるものではなく、また、その
モータも空圧式ローラに限られるものでないことはいう
までもない。
【0017】さらにまた、回転ブラシの形態も複合型回
転ブラシに限られるものでないことは勿論である。
【0018】また、ばり取り装置2を以上述べてきたよ
うにほぼ水平方向に移動させるのではなく、これを上下
方向あるいは上から下に斜め方向に移動させたり、ばり
取り装置2全体を水平面内で旋回させることにより回転
ブラシ102の位置を原位置OPから被加工製品のばり
取り対象の面に接する前進位置APへの移動の切換えを
行うように構成してもよく、さらには上述の組合せによ
って移動を行わせるようにすることも可能である。
【0019】また、図2の(B)に示したようにクイル
駆動用モータ8の回転を角度αの回動範囲に規制し、そ
の回動のたびに回動方向を切換えてスピンドル旋回用ク
イル11の旋回方向を切換えることができるので、スピ
ンドル12の回転方向の切換えとの組合せにより、ばり
の形成される方向にかかわらず、回転ブラシ102によ
って、ばりが取れ易い方向に力をかけることができると
共に、両方向からばりに対して力をかけることができる
ので取れにくいばりを効果的に取ることができる。よっ
てきめ細かくばり取りを実施することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、モータ8によって回転駆動されるクイル11と、該
クイルの軸心と平行に、該クイルを貫通して形成された
偏心軸孔11Bに回転自在に支承され、クイルに固設さ
れた駆動モータ14に一端が連結されると共に前記偏心
軸孔から突出する他端に回転ブラシ3を装着した回転軸
12とを備えたので、被加工製品を回転させるための機
構を要せず、簡単な構成で操作およびメンテナンスが容
易であり、廉価でかつ多工程加工工作機と組合せて使用
するに好適なばり取り装置を提供することができ、製品
の仕上り価格の低減にも貢献する。また、クイルを駆動
するためのモータと、前記回転軸を駆動させるためのモ
ータとを正逆回転可能としたために、更にきめ細かいば
り取りを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるばり取り装置の概要を模式的に
示す説明図である。
【図2】本発明にかかるばり取り装置の構成例を断面図
(A)およびその歯車列の平面図(B)によって示す説
明図である。
【図3】本発明による被加工製品のばり取り動作の一例
を示す説明図である。
【図4】従来のばり取り装置により複合型回転ブラシを
装着して行う場合のばり取り動作の説明図である。
【図5】従来のばり取り装置により複数の回転ブラシを
用いて行われる多工程ばり取り動作の説明図である。
【符号の説明】
1 取付具 2 ばり取り装置 3,102,102A,102B 回転ブラシ 4 (ブラシ把持用)チャック 5 空圧シリンダ 6 空圧式フィードユニット 7A,7B ソレノイドバルブ 8 旋回用モータ 11 クイル 11A 回転中心 12 回転軸(スピンドル) 12A 軸心 14 電動モータ 16,17,18 歯車

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ8によって回転駆動されるクイル
    11と、該クイルの軸心と平行に、該クイルを貫通して
    形成された偏心軸孔11Bに回転自在に支承され、クイ
    ルに固設された駆動モータ14に一端が連結されると共
    に前記偏心軸孔から突出する他端に回転ブラシ3を装着
    した回転軸12とを備えたことを特徴とするばり取り装
    置。
  2. 【請求項2】 前記クイルを駆動させるためのモータ
    と、前記回転軸を駆動させるためのモータとは、正逆回
    転が可能となっていることを特徴とする請求項1に記載
    のばり取り装置。
JP2848394A 1994-02-25 1994-02-25 ばり取り装置 Pending JPH07237101A (ja)

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JP2848394A JPH07237101A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 ばり取り装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102601716A (zh) * 2012-03-23 2012-07-25 常熟市平冶机械有限公司 可上下移动的抛光设备
KR101298187B1 (ko) * 2011-03-25 2013-08-20 (주) 한창엔프라 피스톤 디버링 장치
WO2014013626A1 (ja) * 2012-07-19 2014-01-23 新東工業株式会社 金属製機械部品用ブラシ研磨装置およびブラシ研磨方法

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JPWO2014013626A1 (ja) * 2012-07-19 2016-06-30 新東工業株式会社 金属製機械部品用ブラシ研磨装置およびブラシ研磨方法

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