JP6135288B2 - 研削盤 - Google Patents

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この発明はツルーイング装置を備えた研削盤に関する。
従来、砥石(円盤状の回転砥石)をX方向及びZ方向へ移動制御してワークを研削する研削盤において、砥石の加工面をツルーイングするために、例えば、特許文献1に開示されているように、ツルーイング装置を備えた研削盤が知られている。
特許文献1に開示された研削盤においては、砥石とツルアとはそれぞれ独立した駆動装置によって回転駆動される。すなわち、砥石は砥石駆動モータによって回転駆動され、ツルアはツルア駆動モータによって回転駆動される。
そして、ツルーイングにおける砥石の表面粗さ(切込量)を調整するために、砥石とツルアとの回転速度をそれぞれ独立して制御し、これら砥石とツルアとの周速度比を変更している。
特開2010−253623号公報
ところで、前記した従来の研削盤においては、砥石とツルアとをそれぞれ独立して回転制御するために、砥石駆動モータとツルア駆動モータとが必要となると共に、これら砥石駆動モータとツルア駆動モータとを駆動制御しなければならず、構造や制御が複雑化する。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、ツルーイング装置の構造を簡単化することができる研削盤を提供することである。
前記課題を解決するために、この発明の第1の発明に係る研削盤は、X方向及びZ方向へ移動制御されワークを研削する砥石と、所定位置に配設されて前記砥石の加工面をツルーイングするツルーイング装置とを備え、前記ツルーイング装置は、支持体に対し、X方向押付け機構によってX方向へ押し付けられた状態でX方向へ移動可能に配設された可動台と、前記可動台に対し、Z方向の軸線を中心として回転可能に配設され、前記X方向押付け機構の押付け力で前記砥石に接触して追従回転されることで前記砥石の加工面をツルーイングするツルアと、前記X方向押付け機構の押付け力を制御する制御手段とを備え、前記ツルアは、前記砥石の加工面をツルーイングする際、前記X方向押付け機構により設定された押付け力で前記砥石に押し付けられる。
また、前記ツルアは、前記可動台に対し、Z方向へ移動可能に配設されており、前記可動台には、Z方向ガイドバーが架設されており、前記Z方向ガイドバーには、Z方向スライド体が回り止めされた状態でZ方向へスライド移動可能に配設されており、前記Z方向スライド体には、前記ツルアと一体でZ方向の軸線を中心に回転されるツルア軸を軸線回りに回転可能に支持するツルア軸ホルダが一体に設けられており、前記砥石がX方向に移動して前記砥石の加工面が前記ツルアに接触する際、前記ツルアのZ方向中心が前記砥石の加工面のZ方向中心と一致するように、前記ツルア、前記ツルア軸ホルダ、及び前記Z方向スライド体が、前記可動台の前記Z方向ガイドバーに対してZ軸方向に移動可能であることを特徴とする。
第1の発明によると、砥石をツルーイングする際、砥石がツルアの前方のツルーイング開始位置まで移動されたところで、砥石がツルアに接触するツルーイング位置までX方向へ前進(移動)される。
この際、ツルアは、X方向押付け機構によって設定された押付力で砥石に押し付けられ、砥石の回転に追従してツルアが回転される。これによって、砥石をツルーイングすることができる。このため、ツルアを回転駆動する専用のモータ等の駆動機構が不要となり、ツルーイング装置の構造を簡単化することができる。
また、第1の発明によると、砥石がツルアに接触するツルーイング位置までX方向へ前進(移動)される際、砥石軸の熱変位の分だけ砥石がZ方向へ変位している場合には、砥石のツルーイング位置への前進動作に伴って、砥石に接触しながらツルアが、可動台に対し、Z方向へ変位(移動)する。このため、ツルーイングする前に、砥石の熱変位を検出する手間を省くことができ、この分だけ砥石のツルーイング時間を短縮することができる。
この発明の第2の発明に係る研削盤は、第1の発明に係る研削盤であって、前記X方向押付け機構は、前記砥石に対する前記ツルアの押付力が調整可能に構成されていることを特徴とする。
第2の発明によると、X方向押付け機構によるツルアの砥石に対する押付力が調整可能であり、押付力を大きく調整したり、小さく調整することで、ツルアの回転速度が変化する。
これによって、砥石とツルアとの周速度比を変更することで、砥石の表面粗さを調整することができる。
例えば、ツルアの砥石に対する押付力を大きく調整すると、砥石の周速度とほぼ同速度でツルアが追従回転し、砥石とツルアとの周速度比が大きくなる。これによって、砥石の表面粗さを大きくツルーイングすることができる。
これとは逆に、ツルアの砥石に対する押付力を小さく調整すると、砥石とツルアとの間の滑り量が大きくなり、砥石とツルアとの周速度比が小さくなる。これによって、砥石の表面粗さを小さくツルーイングすることができる。
この発明の第3の発明に係る研削盤は、第1の発明、又は第2の発明に係る研削盤であって、前記ツルアは、前記可動台に対し、Z方向戻しばねによってZ方向中立位置に戻される構成にしてあることを特徴とする。
第3の発明によると、可動台に対しツルアがZ方向戻しばねによってZ方向中立位置に戻されるため、ツルアがZ方向片側寄りに配置されることがない。
これによって、砥石がツルアに接触するツルーイング位置までX方向へ前進(移動)される際、砥石軸の熱変位の分だけ砥石がZ方向へ変位している場合には、砥石のツルーイング位置への前進動作に伴って、砥石に接触不良なくツルアが接触してZ方向へ変位(移動)する。
この結果、砥石の加工面(砥石面)をツルーイング不良なく良好にツルーイングすることができる。
すなわち、ツルアがZ方向中立位置に配設されることなく、Z方向片側寄りに配置されると、砥石がツルアから外れることが想定され、ツルーイング不良となる可能性があるが、このような不具合を抑制することができる。
この発明の実施例1に係る研削盤を示す平面図である。 同じく研削盤を示す側面図である。 同じく研削盤のツルーイング装置を示す平面図である。 同じくツルーイング装置のツルアの前方位置まで砥石がZ方向へ移動された状態を示す説明図である。 同じくツルアに砥石が接触するツルーイング位置までX方向へ前進された状態を示す説明図である。 ツルーイングの処理手順を示すフローチャートである。
この発明を実施するための形態について実施例にしたがって説明する。
この発明の実施例1に係る研削盤を図面にしたがって説明する。
図1と図2に示すように、砥石32をX方向及びZ方向へ移動制御してワークWを研削する研削盤において、平面形状で矩形に形成された基台10上の略中央部には、Z方向に延びる一対のZ方向ガイドレール11にスライド案内されるZ方向スライドテーブル12が配設されている。
Z方向スライドテーブル12は、制御手段(NC制御装置等)によって作動制御されるZ方向駆動モータ14を駆動源とするZ方向送りねじ13の回転動作によってZ方向へスライドされる。
また、Z方向駆動モータ14には、Z方向スライドテーブル12のZ方向位置を確認するために、Z方向駆動モータ14の出力軸の回転角度を検出してその検出信号を制御手段に送るエンコーダ等のZ方向位置検出手段15が設けられている。
Z方向スライドテーブル12上には、X方向に延びる一対のX方向ガイドレール21にスライド案内されるX方向スライドテーブル(砥石スライドテーブル)22が配設されている。
X方向スライドテーブル22は、制御手段(図示しない)によって作動制御されるX方向駆動モータ24を駆動源とするX方向送りねじ23の回転動作によってX方向へスライドされる。
また、X方向駆動モータ24には、X方向スライドテーブル22のX方向位置を確認するために、X方向駆動モータ24の出力軸の回転角度を検出してその検出信号を制御手段に送るエンコーダ等のX方向位置検出手段25が設けられている。
X方向スライドテーブル22上には、砥石駆動モータ26と砥石軸ホルダ30とがそれぞれ配設されており、砥石駆動モータ26の出力軸には駆動プーリ27が設けられる。
一方、砥石軸ホルダ30に回転可能に支持されかつ一端部に円盤状の砥石32が設けられる砥石軸(Z方向の軸線と平行するZ方向軸線L1上に配設される)31の他端には、従動プーリ28が設けられている。そして、駆動プーリ27と従動プーリ28との間にはベルト29が張設され、これによって、砥石駆動モータ26の出力軸のトルクがベルト29を介して砥石軸31に伝達される。
基台10上には、軸状のワークWをZ方向の中心軸線回りに回転させながら設定位置に保持する第1主軸装置40と第2主軸装置50とがZ方向の軸線に平行するZ方向軸線L2上に配設されている。
第1主軸装置40は、基台10上に固定された主軸台41と、主軸台41に対しZ方向軸線L2上に往復動可能な主軸ハウジング42と、この主軸ハウジング42内でZ方向軸線L2回りに回転可能に支持された主軸43とを備え、主軸43の先端にはワークWの一方の端面の中心部を支持するセンタ部材44が設けられている。
また、主軸43は、制御手段によって作動制御される主軸モータ(図示しない)を駆動源として任意の角速度で任意の角度まで回転制御される。
また、第2主軸装置50においても、第1主軸装置40と同様にして、主軸台51、主軸ハウジング52、主軸53及びセンタ部材54を備えて構成されている。
ツルーイング装置60は、図3に示すように、第1主軸装置40の主軸ハウジング42(この発明の支持体に相当する)に対し、X方向押付け機構62によってX方向へ押し付けられた状態でX方向へ移動可能に配設された可動台70と、この可動台70に対し、Z方向の軸線に平行するZ方向軸線L3を中心として回転可能に配設されて砥石32の加工面をツルーイングする円盤状のツルア77と、を備えている。
この実施例1において、図3に示すように、可動台70は、Z方向の基部71と、この基部71の両側部から直角状をなして突出された対向する両側壁部72とを有してほぼU字状に形成されている。そして、可動台70の両側壁部72から張り出された張出部72aと、支持体としての主軸ハウジング42との間には、X方向押付け機構62としての単数又は複数のエアーシリンダ、油圧シリンダ等のX方向押付けシリンダ63が配設されている。
X方向押付けシリンダ63は、図示しない圧力調整弁(電磁弁)を介して流体供給源に接続されている。また、圧力調整弁(電磁弁)は、制御手段によって制御される。そして、可動台70は、X方向押付けシリンダ63によって所望とする押付力でX方向へ押し付けられる。
図3に示すように、可動台70の両側壁部72の間には、複数(又は単数でもよい)のZ方向ガイドバー73が架設されており、これらZ方向ガイドバー73には、Z方向スライド体74が、回り止めされた状態でZ方向へスライド移動可能に配設されている。
また、可動台70の両側壁部72と、Z方向スライド体74との間には、Z方向戻しばね90がそれぞれ介在されており、これらZ方向戻しばね90によって、Z方向スライド体74がZ方向中立位置に配設される。
Z方向スライド体74には、ツルア軸ホルダ75が一体に設けられている。このツルア軸ホルダ75には、Z方向の軸線に平行するZ方向軸線L3上に中心軸線を有するツルア軸76が回転可能に支持されており、このツルア軸76の軸端部には、ツルア軸76と一体をなして回転されるツルア77が配設されている。
ツルア77は、軸方向断面の外周面が凹湾曲面(又は凹円弧面)77aに形成されている。
また、ツルア77の側方にはツルア回転検出手段78が配設されている。
また、可動台70と、支持体としての主軸ハウジング42との間には、可動台70のX方向の変位量を検出するX方向変位検出手段95が配設されている。
次に、図6に示すフローチャートを用いて、制御手段による処理手順の例を説明する。制御手段は、ツルーイングの実行が指示された場合や、予め設定されたツルーイングタイミングとなった場合等に、図6に示す処理を実行する。
ステップS10にて制御手段は、砥石32の回転駆動を開始してステップS20に進む。なお、ツルア77は回転自在に支持されており、駆動源となるモータ等を有していないおらず、回転する砥石32が接触することで追従回転する。
ステップS20にて制御手段は、砥石32に対するツルア77の位置がツルーイング開始位置となるように、ツルア77に対する砥石32の位置を、Z方向駆動モータ14及びX方向駆動モータ24を作動制御し、これによって、ツルア77に対する砥石32の位置を設定位置(ツルーイング開始位置)まで移動させる。そして、ツルア77と砥石32を対向させ、ステップS30に進む。
ステップS30にて制御手段は、ツルア77の押付力を制御し、ステップS40に進む。この実施例1において、ツルア77の押付力の制御用としてX方向押付けシリンダ63を用いている。この場合、所望する押付力となるように、X方向押付けシリンダ63に対する圧力調整弁を制御してX方向押付けシリンダ63による押付力を調整する。
なお、押付力を大きくするほど、スリップ量が減り、ツルア77の追従回転の回転速度が大きくなる。すなわち、ツルア77の押付力を調整することで、ツルア77の追従回転の回転速度を調整することが可能であり、砥石32とツルア77との周速度比が変わり、ツルーイング後の砥石32の表面粗さを調整することができる。
ステップS40にて制御手段は、砥石32をツルア77に向けてX方向へ前進させ、可動台70に回転可能(回転自在)に支持されたツルア77の回転が停止していた状態から回転し始めた際の砥石32の座標と、ツルア77側に設けられたX方向変位検出手段95からの検出信号を取り込み、ステップS50に進む。
なお、ツルア77にはツルア回転検出手段78が設けられており、制御手段は、ツルア回転検出手段78からの検出信号を取り込んで、ツルア77の回転が停止していた状態から回転し始めたタイミングを検出することができる。このタイミングが、砥石32とツルア77が接触したタイミングである。そして当該タイミングにて、制御手段は、X方向スライドテーブル22の位置を検出するX方向位置検出手段25からの検出信号に基づいて砥石32の座標(この場合、X座標)を検出することが可能であり、X方向変位検出手段95からの検出信号に基づいて、ツルア77のX方向の位置を検出することが可能である。
ステップS50にて制御手段は、ツルア77が回転し始めたときの砥石32の位置(座標)から、所定切込量だけ砥石32を切込ませる(この場合、X方向に移動させる)ツルーイングを実行(開始)して、ステップS60に進む。
ステップS60にて制御手段は、ツルーイング開始時(ツルアが回転し始めたとき)のツルア77のX方向の位置(ステップS40にて記憶)と、X方向変位検出手段95を用いて検出した現在のツルア77のX方向の位置と、ツルーイング開始時(ツルア77が回転し始めたとき)の砥石32のX方向の座標(ステップS50にて記憶)と、X方向位置検出手段25にて検出した現在の砥石32のX方向の座標と、に基づいて、所定切込量分、ツルーイングしたか否かを判定する。所定切込量に達していると判定した場合(Yes)はツルーイングが終了したと判定してステップS70に進み、所定切込量に達していないと判定した場合(No)はツルーイングがまだ終了していないと判定してステップS50に戻る。
ステップS70に進んだ場合、制御手段は、ツルア77に対して砥石32を移動させ、砥石32を原位置に移動するとともに、ツルア77の押付力の制御を停止し、ツルーイング処理を終了する。
前記したように、この実施例1においては、砥石32をツルーイングする際、砥石32がツルア77の前方のツルーイング開始位置まで移動されたところで、砥石32がツルア77に接触するツルーイング位置までX方向へ前進(移動)される。
この際、ツルア77は、X方向押付け機構62としてのX方向押付けシリンダ63によって設定された押付力で砥石32に押し付けられる。このため、砥石32の回転に追従してツルア77が回転される。これによって、砥石32をツルーイングすることができるため、ツルア77を回転駆動する専用のモータ等の駆動機構が不要となり、構造を簡単化することができる。
また、この実施例1において、X方向押付け機構62としてのX方向押付けシリンダ63は、砥石32に対するツルア77の押付力が調整可能に構成されている。すなわち、X方向押付けシリンダ63は、流体供給源に接続される圧力調整弁(電磁弁)が制御手段によって制御されることで、砥石32に対するツルア77の押付力が調整できる。
そして、押付力を大きく調整したり、小さく調整することで、砥石32に追従回転するツルア77の回転速度が変化する。
これによって、砥石32とツルア77との周速度比を変更することで、砥石32の表面粗さを調整することができる。
例えば、ツルア77の砥石32に対する押付力を大きく調整すると、砥石32の周速度とほぼ同速度でツルア77が追従回転し、砥石32とツルア77との周速度比が大きくなる。これによって、砥石32の表面粗さを大きくツルーイングすることができる。
これとは逆に、ツルア77の砥石32に対する押付力を小さく調整すると、砥石32とツルア77との間の滑り量が大きくなり、砥石32とツルア77との周速度比が小さくなる。これによって、砥石32の表面粗さを小さくツルーイングすることができる。
また、この実施例1において、砥石32がツルア77に接触するツルーイング位置までX方向へ前進(移動)される際、砥石軸31の熱変位の分だけ砥石32がZ方向へ変位している場合(ツルア77の外周の凹湾曲面77aの中心が砥石32の中心からZ方向へ若干ずれている場合)には、砥石32のツルーイング位置への前進動作に伴って、砥石32に接触しながらツルア77の外周の凹湾曲面77aの中心が砥石32の中心と一致するように、可動台70に対し、ツルア77、ツルア軸ホルダ75及びZ方向スライド体74が、Z方向ガイドバー73に沿ってZ軸方向へ移動する。このため、ツルーイングする前に、砥石32に熱変位がある場合においても砥石32を良好にツルーイングすることができる。
また、この実施例1において、可動台70に対し、ツルア77がZ方向戻しばね90によってZ方向中立位置に戻されるため、ツルア77がZ方向の片側寄りに配置されることがない。
これによって、砥石32がツルア77に接触するツルーイング位置までX方向へ前進(移動)される際、砥石軸31の熱変位の分だけ砥石32がZ方向へ変位している場合には、砥石32のツルーイング位置への前進動作に伴って、砥石32に接触不良なくツルア77が接触してZ方向へ変位(移動)する。
この結果、砥石32の加工面(砥石面)をツルーイング不良なく良好にツルーイングすることができる。
すなわち、ツルア77がZ方向中立位置に配設されることなく、Z方向の片側寄りに配置されると、砥石32がツルア77の外周の凹湾曲面77aから外れることが想定され、ツルーイング不良となる可能性があるが、このような不具合を抑制することができる。
なお、この発明は前記実施例1に限定するものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の形態で実施することができる。
例えば、前記実施例1においては、可動台70の両側壁部72と、Z方向スライド体74との間に、Z方向戻しばね90がそれぞれ介在される場合を例示したが、Z方向戻しばね90は必ずしも設けなくてもこの発明を実施することができる。
12 Z方向スライドテーブル
22 X方向スライドテーブル
25 X方向位置検出手段
30 砥石軸ホルダ
31 砥石軸
32 砥石
42 主軸ハウジング(支持体)
60 ツルーイング装置
62 X方向押付け機構
63 X方向押付けシリンダ
70 可動台
74 Z方向スライド体
75 ツルア軸ホルダ
77 ツルア
95 X方向変位検出手段

Claims (3)

  1. X方向及びZ方向へ移動制御されワークを研削する砥石と、所定位置に配設されて前記砥石の加工面をツルーイングするツルーイング装置とを備え、
    前記ツルーイング装置は、支持体に対し、X方向押付け機構によってX方向へ押し付けられた状態でX方向へ移動可能に配設された可動台と、
    前記可動台に対し、Z方向の軸線を中心として回転可能に配設され、前記X方向押付け機構の押付け力で前記砥石に接触して追従回転されることで前記砥石の加工面をツルーイングするツルアと、
    前記X方向押付け機構の押付け力を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記ツルアは、前記砥石の加工面をツルーイングする際、前記X方向押付け機構により設定された押付け力で前記砥石に押し付けられ、
    前記ツルアは、前記可動台に対し、Z方向へ移動可能に配設されており、
    前記可動台には、Z方向ガイドバーが架設されており、
    前記Z方向ガイドバーには、Z方向スライド体が回り止めされた状態でZ方向へスライド移動可能に配設されており、
    前記Z方向スライド体には、前記ツルアと一体でZ方向の軸線を中心に回転されるツルア軸を軸線回りに回転可能に支持するツルア軸ホルダが一体に設けられており、
    前記砥石がX方向に移動して前記砥石の加工面が前記ツルアに接触する際、前記ツルアのZ方向中心が前記砥石の加工面のZ方向中心と一致するように、前記ツルア、前記ツルア軸ホルダ、及び前記Z方向スライド体が、前記可動台の前記Z方向ガイドバーに対してZ軸方向に移動可能であることを特徴とする研削盤。
  2. 請求項1に記載の研削盤であって、
    前記X方向押付け機構は、前記砥石に対する前記ツルアの押付け力が調整可能に構成されていることを特徴とする研削盤。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載の研削盤であって、
    前記ツルアは、前記可動台に対し、Z方向戻しばねによってZ方向中立位置に戻される構成にしてあることを特徴とする研削盤。
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