JPH08174332A - ブローチ盤 - Google Patents

ブローチ盤

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Publication number
JPH08174332A
JPH08174332A JP33725094A JP33725094A JPH08174332A JP H08174332 A JPH08174332 A JP H08174332A JP 33725094 A JP33725094 A JP 33725094A JP 33725094 A JP33725094 A JP 33725094A JP H08174332 A JPH08174332 A JP H08174332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
hole
axis
diameter
broaching
Prior art date
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Pending
Application number
JP33725094A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuteru Namisaki
勝照 浪崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
Original Assignee
Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Musashi Seimitsu Industry Co Ltd filed Critical Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
Priority to JP33725094A priority Critical patent/JPH08174332A/ja
Publication of JPH08174332A publication Critical patent/JPH08174332A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 孔を有する工作物を配置する支持台と、支持
台と対向する案内部を有し案内部に連続して工作物の孔
の仕上げ内径と同径のブローチ部を有する加工具とを備
えたブローチ盤において、案内部の外周に、径方向に出
入自在な調心部材を複数設ける。 【効果】 工作物の軸心と加工具の軸心とが一致してい
なくとも、案内部の調心部材が工作物を水平方向へ移動
させて軸心を一致させることができるので、ブローチ加
工を高い精度で実施することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として孔を有する工
作物の内周面を加工するブローチ盤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、孔を有する工作物の内周面を加工
するブローチ盤は、図5に示す如く、工作物Wの内周面
41aを加工するブローチ部114と、ブローチ部11
4より工作物側先端に、ブローチ部114を工作物Wの
孔41に案内する案内部112とを有する加工具111
を備えていた。この加工具111のブローチ部114
は、その外径が工作物Wの孔41の仕上げ内径と同径に
形成され、また、案内部112の外径は工作物Wの孔4
1の内径より若干小径に形成されていた。
【0003】上記ブローチ盤101による工作物Wの孔
41の加工方法について説明すると、まず工作物Wを支
持台102上面の所定の位置に、水平方向の移動可能に
配置し、続いて加工具111を下降させて工作物Wの孔
41に案内部112を進入させる。このとき、加工具1
11の軸心に対して工作物Wの軸心が一致するように、
案内部112が工作物Wを水平方向に移動させ、連続的
にブローチ部114が工作物Wの孔41に進入してブロ
ーチ加工を施していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように加工具11
1の工作物側先端に、加工具111の軸心と工作物Wの
軸心を一致させる案内部112を備えていると、ブロー
チ加工を精度よく実施できるということがある。しか
し、このように案内部112で加工具111の軸心と工
作物Wの軸心を一致させてブローチ加工するときにおい
ても、案内部112は工作物Wの孔41内を摺動するた
め、図6に示す如く、案内部112外周と工作物W内周
との間に隙間Sを発生させなくてはならなかった。この
隙間Sにより加工具111の軸心と工作物Wの軸心がず
れて、ブローチ加工の精度が低下するということがあっ
た。
【0005】そこで、ブローチ加工の精度を高めるため
隙間Sを小さくすることも考えられるが、隙間Sを小さ
くすると案内部112が工作物Wの孔41内を摺動でき
なくなるということがある。特に工作物Wの孔41の加
工精度により内径は許容範囲内で若干変わるため、隙間
Sを小さくするには限界がある。
【0006】従って、本発明は上述の如き課題を解決
し、ブローチ加工の精度の高いブローチ盤を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は以下のと
おりである。
【0008】孔を有する工作物を配置する支持台と、支
持台と対向する案内部を有し案内部に連続して工作物の
孔の仕上げ内径と同径のブローチ部を有する加工具とを
備えたブローチ盤において、案内部の外周に、径方向に
出入自在な調心部材を複数設ける。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図1乃至図4に基づい
て説明する。
【0010】図1は本発明の実施例によるブローチ盤1
を表し、27は工作物Wを支持する支持台2を備えた取
付台である。支持台2は工作物Wの孔41より若干大径
なる支持孔3を有し、取付台27には支持孔3に連続す
る取付孔28が形成される。また取付台27は上方に延
びる中空のケース25を備え、ケース25には上下方向
に延びる摺動面26が形成される。この摺動面26に
は、上下方向移動自在に駆動具20が装着される。駆動
具20の下面は、加工具11を垂直に握持するホルダ1
8を固定する凹部21を備えている。ホルダ18は、そ
の内周孔19に加工具11を挿嵌し、加工具11のくび
れ部16を中心とした図示せぬ一対の固定具により着脱
自在に加工具11を固定する。また、駆動具20のケー
ス25内に位置するケース側端部29には、シリンダ2
2と一体のピストン23がナット24により締着されて
いる。
【0011】続いて、加工具11の構造を詳細に説明す
る。
【0012】加工具11は、工作物側先端に案内部12
を有し、案内部12に連続して工作物Wの内周面41a
を加工するブローチ部14、円柱状の棒部15、棒部1
5に比して小径なるくびれ部16、及び棒部15と同径
なるストッパ部17とからなる。案内部12は、図2に
示す如く、工作物Wの孔41より小径なる円柱端部12
aと、円柱端部12aの外周に周方向に均等な間隔で設
けられたバネ材製の調心部材13とからなり、調心部材
13は円柱端部12a外周に接触する固定部13cと、
その固定部13cに連続し工作物側端部で折曲して反工
作物側に向かって漸次拡径するテーパ部13aと、更に
テーパ部13aに連続して減径するかえり部13bとか
らなる。この調心部材13の自由状態の最大外径は、工
作物Wの孔41の内径より大径に設定されるが、径方向
の外力により押圧されたときは均等に縮径し、外力から
開放されると自由状態の径に復帰する。続いてブローチ
部14は、工作物Wの内周面41aを加工する複数の刃
部14aと、刃部14aの間に介在するスペーサ14b
とが交互一体に構成され、刃部14aの最大外径が工作
物Wの孔41の仕上げ内径と同径に設定されている。
【0013】次に、上記ブローチ盤1により工作物Wの
内周面41aをブローチ加工する加工方法を説明する。
【0014】まず、図1に示す如く、工作物Wの軸心が
駆動具20に固定された加工具11の軸心に対してほぼ
一致するように取付台27に固定された支持台2の上面
に工作物Wを配置し、図示せぬ取付具により水平方向の
移動可能に支持台2に取付ける。続いて、予め上限位置
で待機する駆動具20を、シリンダ22を作動させて下
降させる。
【0015】このときの加工具11の加工状態を図2乃
至図4に基づいて説明する。
【0016】図2に示す如く、下降する加工具11の軸
心に対して工作物Wの軸心は若干ずれが、この軸心のず
れた状態で加工具11の案内部12は工作物Wの孔41
に進入する。このとき調心部材13は、その外周が先細
りのテーパ部13aであるため、進入初期状態では調心
部材13は工作物Wの内周面41aに接触していない
が、案内部12の進入が進むにつれ、軸心側にずれた箇
所から調心部材13に順次接触すると共に加工具11の
軸心に工作物Wの軸心が一致するように工作物Wが水平
方向に移動し、調心部材13が工作物Wの孔41に均等
に当接した状態で各々の軸心は一致する。そして軸心が
一致した状態で連続的に案内部12は工作物Wの孔41
内に進入するため、調心部材13は全体的に軸心側へ縮
径し、図3に示す如く、調心部材13全体が工作物Wの
孔41内へ圧入される。その後、更に案内部12が工作
物Wの孔41内を進入すると共に、図4に示す如く連続
的にブローチ部14が工作物Wの孔41内へ進入してブ
ローチ加工が行なわれる。案内部12は工作物Wの孔4
1を通過後、工作物Wの孔41より若干大径なる支持台
2の支持孔3内で、一旦拡径する。そしてブローチ部1
4が工作物Wの孔41内を通過後、駆動具20の下降は
停止すると共に、加工具11を退避させるため駆動具2
0は上昇する。ここで、調心部材13が支持台2の支持
孔3から工作物Wの孔41へ移るとき穴が縮径する段差
があるが、調心部材13がその段差に引っ掛からないよ
うに反工作物側に向かって減径するかえり部13bが調
心部材13に形成されている。そして最後に加工具11
が工作物Wの孔41を抜け上限位置に復帰して工作物W
のブローチ加工が終了する。
【0017】従って、工作物Wの軸心と加工具11の軸
心とが一致していなくとも、案内部12の調心部材13
が工作物Wを水平方向へ移動させて軸心を一致させるこ
とができる。
【0018】尚、上記実施例では調心部材13としてバ
ネ材を使用したが、調心部材13はバネ材に限定される
ものではなく、径方向へ圧力を付勢できるものであれば
良い。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、孔を有す
る工作物を配置する支持台と、支持台と対向する案内部
を有し案内部に連続して工作物の孔の仕上げ内径と同径
のブローチ部を有する加工具とを備えたブローチ盤にお
いて、案内部の外周に、径方向に出入自在な調心部材を
複数設けたため、工作物の軸心と加工具の軸心とが一致
していなくとも、案内部の調心部材が工作物を水平方向
へ移動させて軸心を一致させることができるので、ブロ
ーチ加工を高い精度で実施することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるブローチ盤を表す部分断
面平面図である。
【図2】本発明の実施例によるブローチ盤の加工具にお
ける加工前の状態を表す部分断面平面図である。
【図3】本発明の実施例によるブローチ盤の加工具にお
ける加工後の第一段階の状態を表す部分断面平面図であ
る。
【図4】本発明の実施例によるブローチ盤の加工具にお
ける加工後の第二段階の状態を表す部分断面平面図であ
る。
【図5】従来のブローチ盤を表す部分断面平面図であ
る。
【図6】図5のA部拡大図である。
【符号の説明】
2 支持台 11 加工具 12 案内部 13 調心部材 14 ブローチ部 41 孔 W 工作物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 孔(41)を有する工作物(W)を配置
    する支持台(2)と、該支持台(2)と対向する案内部
    (12)を有し該案内部(12)に連続して前記工作物
    (W)の孔(41)の仕上げ内径と同径のブローチ部
    (14)を有する加工具(11)とを備えたブローチ盤
    において、前記案内部(12)の外周に、径方向に出入
    自在な調心部材(13)を複数設けたことを特徴とする
    ブローチ盤。
JP33725094A 1994-12-26 1994-12-26 ブローチ盤 Pending JPH08174332A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33725094A JPH08174332A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 ブローチ盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33725094A JPH08174332A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 ブローチ盤

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JPH08174332A true JPH08174332A (ja) 1996-07-09

Family

ID=18306858

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JP33725094A Pending JPH08174332A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 ブローチ盤

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JP (1) JPH08174332A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103862100A (zh) * 2012-12-11 2014-06-18 东明机电(深圳)有限公司 串励电机之后支架的专用加工装置
KR102613735B1 (ko) * 2023-09-08 2023-12-13 김승우 머시닝센터를 이용한 유도무기 구동장치 덮개 가공용 브로치 공구모듈

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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