JPH08173010A - パン菓子類の緩衝落下装置 - Google Patents

パン菓子類の緩衝落下装置

Info

Publication number
JPH08173010A
JPH08173010A JP31981894A JP31981894A JPH08173010A JP H08173010 A JPH08173010 A JP H08173010A JP 31981894 A JP31981894 A JP 31981894A JP 31981894 A JP31981894 A JP 31981894A JP H08173010 A JPH08173010 A JP H08173010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bread
confectionery
receiving member
conveyor
bread confectionery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31981894A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2821999B2 (ja
Inventor
Yukio Hosokawa
幸雄 細川
Masanobu Takahashi
政信 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUJISAWA T CO Ltd
Fujisawa Co Ltd
Original Assignee
FUJISAWA T CO Ltd
Fujisawa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUJISAWA T CO Ltd, Fujisawa Co Ltd filed Critical FUJISAWA T CO Ltd
Priority to JP6319818A priority Critical patent/JP2821999B2/ja
Publication of JPH08173010A publication Critical patent/JPH08173010A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2821999B2 publication Critical patent/JP2821999B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Confectionery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 搬送コンベヤ11の上方に搬送コンベヤ11
との間に所定の上下間隔を置いて配置され、焼成型1a
から分離されて裏返し状態で上方から落下するパン菓子
類10を裏返し状態で受けて保持する水平位置と、この
パン菓子類10を上記裏返し状態から所定角度回転させ
ながら搬送コンベヤ11上に落下させる下向きの傾斜位
置との間で回動自在に支持された受け部材28と、この
受け部材28を上記水平位置と、上記傾斜位置との間で
回動させる回動駆動手段39とを備えたもの。係る装置
は、パン菓子類10の上面10aにジャム等の粘着性食
品14が付着されている場合に好適である。 【効果】 パン菓子類10を一旦受け部材28で受け
て、緩やかに搬送コンベヤ11上に落下させるのでパン
菓子類10の損傷が生じにくく、上面10aに粘着性食
品14を有する場合も上面10a以外の面から落下させ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼成済のパン菓子類を
焼成型と共に裏返し状態とすることにより、パン菓子類
を焼成型から取り出す装置であるデパンナ等に付設さ
れ、焼成型から分離された裏返し状態のパン菓子類を受
けて上記裏返し状態から所定角度回転させながら搬送コ
ンベヤ上に落下させるようにしたパン菓子類の緩衝落下
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、焼成済の食パン等のパン菓子類が
入った焼成型を回転リングの下端位置で保持した後、上
記回転リングを180°回転させ、上記焼成型が回転リ
ングの上端位置に達して裏返し状態となった時点でパン
菓子類が重力の作用により焼成型から分離し、上記回転
リングの中央の空洞部を通過する搬送コンベヤ上に落下
するように構成したデパンナが提案されている(実公平
1ー11020号公報参照)。
【0003】
【発明が解決すべき課題】ところが、パン菓子類が焼成
型から分離して重力による落下を開始する上記回転リン
グの上端位置と、その下方の上記搬送コンベヤとの間に
は、上下方向にかなり大きな落差があるので、落下に伴
ってパン菓子類に損傷が生じやすい問題点があった。特
に、パン菓子類がその上側の表面にジャム等の粘着性食
品を付着させた菓子パン等である場合、この菓子パン等
が裏返し状態のまま、上記ジャム等が付着した側の表面
から搬送コンベヤ上に落下するので、落下の衝撃によっ
て上記ジャム等が潰れたり、飛散しやすいものであり、
その結果、不良品が増加すると共に、搬送コンベヤの表
面にジャム等が付着して汚染される問題点を有してい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決して、搬送コンベヤ上への落下に伴うパン菓子類の
損傷の生じにくい緩衝落下装置を提供すること、更に、
ジャム等の粘着性食品が付着したパン菓子類であって
も、落下に伴う上記粘着性食品の潰れや飛散を抑制する
ことのできる緩衝落下装置を提供することを目的とす
る。
【0005】そのため、請求項1に係るパン菓子類の緩
衝落下装置は、搬送コンベヤの上方に搬送コンベヤとの
間に所定の上下間隔を置いて配置され、焼成型から分離
されて裏返し状態で上方から落下するパン菓子類を受け
て上記裏返し状態で保持する水平位置と、このパン菓子
類を上記裏返し状態から所定角度回転させながら上記搬
送コンベヤ上に落下させる下向きの傾斜位置との間で回
動自在に支持された受け部材と、この受け部材を上記水
平位置と、上記傾斜位置との間で回動させる回動駆動手
段とを備えたことを特徴とするものである。なお、上記
水平位置は水平方向に対する傾斜角度が必ずしも0°で
なくても、上記パン菓子類が下方へ落下しないように確
実に支持できる程度に大略水平方向を向いていれば良
い。
【0006】請求項2に係るパン菓子類の緩衝落下装置
は、上記請求項1の構成において、上記受け部材は平板
状部材からなると共に、この受け部材の上記水平位置か
ら上記傾斜位置への回動により上記パン菓子類が上記裏
返し状態から大略90°回転しながらその側面から上記
搬送コンベヤ上に落下するように上記傾斜位置での上記
受け部材の傾斜角度が設定されていることを特徴とする
ものである。
【0007】請求項3に係るパン菓子類の緩衝落下装置
は、上記請求項1の構成において、上記受け部材は平板
状の底部と、この底部の周縁から上向きに立ち上がり、
上記傾斜位置において上記パン菓子類の傾斜方向の下端
部が当接する周壁とからなり、この受け部材の上記水平
位置から上記傾斜位置へ回動により上記周壁に当接した
上記パン菓子類の傾斜方向の下端部を支点として上記パ
ン菓子類が上記裏返し状態から大略180°回転しなが
らその底面から上記搬送コンベヤ上に落下するように上
記傾斜位置での上記受け部材の傾斜角度が設定されてい
ることを特徴とするものである。
【0008】請求項4に係るパン菓子類の緩衝落下装置
は、上記請求項1乃至3のいずれかの構成において、上
記緩衝落下装置は上記搬送コンベヤの搬送方向に所定の
間隔を置いて配置された複数の受け部材を有し、且つ上
記回動駆動手段は上記搬送方向に伸び当該搬送方向への
往復移動可能なロッドと、このロッドと各受け部材とを
連結し、ロッドの上記往復移動に伴って各受け部材を相
互に連動して上記水平位置と上記傾斜位置との間で回動
させる複数の回動レバーとからなることを特徴とするも
のである。
【0009】
【作用】上記請求項1のパン菓子類の緩衝落下装置によ
れば、デパンナ等の取出装置により焼成型から分離さ
れ、上方から落下する裏返し状態のパン菓子類は、水平
位置にある受け部材で受けられ、当該受け部材により、
パン菓子類が裏返し状態のまま保持される。その後、回
動駆動手段により上記受け部材が下向きに回動され、こ
の回動に伴って、上記パン菓子類が上記裏返し状態から
所定角度回転しながら、上面、つまり上側の表面以外の
表面から上記搬送コンベヤ上に落下し、上面以外の表面
で搬送コンベヤと接触した状態で搬送コンベヤにより、
包装等を行う次工程へと搬送される。
【0010】このように、デパンナ等の取出装置からパ
ン菓子類を直接搬送コンベヤ上に落下させる従来法とは
異なり、本発明では、パン菓子類をデパンナ等の取出装
置と搬送コンベヤとの間で一旦受け部材で受け止めた
後、受け部材の下向きの回動により緩やかに搬送コンベ
ヤ上に落下させるものであるから、搬送コンベヤ上への
落下に伴う衝撃は大幅に緩和され、パン菓子類に損傷が
生じにくくなる。
【0011】また、パン菓子類が上面(上側の表面)に
ジャム、ペースト、軟質のチーズまたはバター等の粘着
性食品を付着させたものである場合、上記取出装置から
落下するパン菓子類は、上記粘着性食品の付着した上面
から水平位置にある受け部材上に落下し、裏返し状態の
まま受け部材により受けられる。しかしながら、この場
合、デパンナ等の取出装置からのパン菓子類の落下開始
位置と受け部材間の上下方向の落差は、上記パン菓子類
の落下開始位置と搬送コンベヤ間の上下方向の落差より
小さいものであるから、パン菓子類が粘着性食品の付着
した上面から受け部材に落下するにもかかわらず、受け
部材上への落下の衝撃に伴って粘着性食品が潰れたり、
飛散する不具合は生じにくい。
【0012】粘着性食品が付着したパン菓子類を受け部
材で受けた後、受け部材が下向きに回動することによ
り、パン菓子類は上記裏返し状態から所定角度回転しな
がら、粘着性食品の付着した上面以外の表面から搬送コ
ンベヤ上に落下する。このように、パン菓子類が搬送コ
ンベヤ上に落下した際、パン菓子類は上記粘着性食品が
付着した上面以外の表面で搬送コンベヤと接触するの
で、搬送コンベヤ上への落下に伴う粘着性食品の潰れや
飛散等の不具合は生じにくいものである。搬送コンベヤ
上に落下したパン菓子類は、引き続き、上面以外の表面
で搬送コンベヤと接触しながら搬送コンベヤにより次工
程へと搬送される。
【0013】請求項2の構成によれば、上記受け部材を
平板状部材とすると共に、この受け部材の下向きの回動
に伴ってパン菓子類を大略90°回転させながらその側
面から搬送コンベヤ上に落下させるようにしたので、パ
ン菓子類は落下時及び落下後の搬送時にその側面で搬送
コンベヤと接触することとなり、パン菓子類の上面に粘
着性食品が付着している場合でも、当該粘着性食品が潰
れる等の不具合は生じにくくなる。なお、請求項2の構
成は、パン菓子類の側面が大略平坦面をなすと共に充分
大きな表面積を有していて、パン菓子類が側面から搬送
コンベヤ上に落下した際に、搬送コンベヤ上で転動する
ことなく、側面で搬送コンベヤと接触した姿勢を安定的
に維持できる場合に好適である。
【0014】請求項3の構成によれば、上記受け部材が
平板状の底部と、この底部の周縁から上向きに立ち上が
る周壁と有しているので、この受け部材が上記水平位置
から傾斜位置側への回動を開始すると、パン菓子類が受
け部材の底部に沿って傾斜方向の下方へ滑動して、パン
菓子類の傾斜方向の下端部が上記周壁に当接する。その
後、受け部材が更に下方へ回動すると、パン菓子類が、
周壁に当接した上記下端部を支点として大略180°回
転しながら受け部材から離れて搬送コンベヤ上に当該パ
ン菓子類の底面側から落下する。従って、パン菓子類の
上面に粘着性食品が付着している場合でも、パン菓子類
は粘着性食品の付着していない底面で搬送コンベヤと接
触するので、粘着性食品の潰れ、飛散等の不具合は生じ
にくくなる。この請求項3の構成は、パン菓子類の側面
が充分な表面積を有していない場合、またはパン菓子類
の側面が曲面形状をなしていて、パン菓子類を側面から
搬送コンベヤ上に落下させるのが不適切な場合に用いら
れる。
【0015】請求項4の構成によれば、上記ロッドを搬
送コンベヤの搬送方向へ往復移動させると、上記複数の
回動レバーが所定角度範囲内で往復回動し、これに伴っ
て上記複数の受け部材が互いに連動して上記水平位置と
上記傾斜位置との間で往復回動する。これにより、上記
複数の受け部材で受けられた複数のパン菓子類が、上記
ロッドの往復移動に伴って、同時に搬送コンベヤ上に落
下する。このように、搬送コンベヤの搬送方向に複数の
受け部材を並設することにより、デパンナ等の取出装置
からのパン菓子類の取出効率が向上すると共に、複数の
受け部材を単一のロッドの往復移動により回動駆動する
ことができるので、回動駆動手段の構成も簡単なものと
なる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図面に基づいて
説明する。図1及び図2において、パン菓子類の焼成型
1aを複数個一体化してなる焼成型集合体1から焼成済
の複数個のパン菓子類を取り出す装置であるデパンナ2
は、以下で詳述するように、前後1対の回転リング3の
保持凹部4(図4参照)内で上記焼成型集合体1を保持
して、回転リング3の下端位置Bと上端位置Cとの間で
180°間隔で回転させ、図示のように、焼成型集合体
1が回転リング3の上端位置Cに到達して裏返し状態と
なった際に、各焼成型1a内のパン菓子類を重力の作用
により、緩衝落下装置5上に落下させて焼成型1aから
分離するように構成されている。
【0017】図3及び図4に示すように、床F上に枠体
6が設置され、デパンナ2の下部はこの枠体6内に収容
されている。また、枠体6上にアーチ状の上枠7が取り
付けられ、デパンナ2の上部は上枠7により被覆されて
いる。焼成済のパン菓子類を収容した焼成型集合体1は
第1搬送コンベヤ8により回転リング3の下端位置Bに
搬送され、この焼成型集合体1は下端位置Bで1対の回
転リング3の保持凹部4により保持される。
【0018】その後、回転リング3が矢印A方向へ18
0°回転させられ、下端位置Bで保持された上記焼成型
集合体1が上端位置Cに到達して、焼成型集合体1が裏
返し状態となった時点で、焼成型集合体1内の複数個の
パン菓子類10が、図4に仮想線で示すように、裏返し
状態で緩衝落下装置5上にその上面10aから落下す
る。そして、落下したパン菓子類10は緩衝落下装置5
により一旦裏返し状態で保持された後、緩衝落下装置5
により上記裏返し状態から大略90°回転させられた上
で、図3に示すように、第2搬送コンベヤ11上にその
側面10bから落下させられるようになっている。
【0019】第2搬送コンベヤ11は回転リング3内の
中央の空洞部を貫通するように枠体6上に設けられてお
り、緩衝落下装置5から落下したパン菓子類10はその
側面10bを第2搬送コンベヤ11により支持されなが
ら第3搬送コンベヤ12側へ搬送される。第3搬送コン
ベヤ12は、第2搬送コンベヤ11より若干低くなるよ
うに、第2搬送コンベヤ11との間に所定の段差Dを有
して枠体6上に設けられている。第2搬送コンベヤ11
の下流端に到達したパン菓子類10は、上記段差Dを落
下して第3搬送コンベヤ12上に移載される間に、更に
大略90°回転して、その底面10cから第3搬送コン
ベヤ12上に落下する。
【0020】その後、パン菓子類10は第3搬送コンベ
ヤ12によりその底面10cを支持されながら搬送さ
れ、更に、第3搬送コンベヤ12の下流側に設けられた
不図示の搬送コンベヤにより、後段の包装等の工程へ搬
送されるようになっている。なお、第3搬送コンベヤ1
2は、例えば、15mm程度の所定範囲内で上下動可能
に設けられており、搬送するパン菓子類の種類やサイズ
に応じて、上記の段差Dの大きさが調整可能とされてい
る。
【0021】パン菓子類10が落下して取り出された後
の空の焼成型集合体1は、デパンナ2の回転リング3が
A方向へ更に180°回転することにより下端位置Bに
運搬される。枠体6内には、デパンナ2を挟んで第1搬
送コンベヤ8と相対する側に第1搬送コンベヤ8と大略
同一高さに第4搬送コンベヤ13が設けられており、下
端位置Bに到達した空の焼成型集合体1は、第4搬送コ
ンベヤ13によって枠体6外に搬出される。搬出された
焼成型集合体1は、洗浄等の工程を経て再度パン菓子類
10の焼成に用いられるものである。
【0022】図5に示すように、パン菓子類10は、そ
の上面10aに膨らみを有する大略台形状の垂直断面形
状を有しており、便宜上ハッチングで示すように、上記
上面10aにジャム、ペースト、軟質のチーズもしくは
バター等の粘着性食品14を付着させたものである。ま
た、パン菓子類10の側面10bは大略平坦面をなすと
共に上面10a及び底面10cに劣らぬ程度の比較的大
きな表面積を有していて、上述のように、パン菓子類1
0が第2搬送コンベヤ11上に側面10bから落下した
時に、側面10bで第2搬送コンベヤ11により安定的
に支持されうるような形状を有している。なお、上記パ
ン菓子類10は図示しない包装紙で側面10b及び底面
10cを被覆したものとしても良い。一方、図6及び図
7に示すように、焼成型集合体1は、左右方向に各3
個、前後方向に4列に配列された合計12個の焼成型1
aを、それらの周囲を取り囲むフレーム1bにより一体
化したものであり、各焼成型1aは上記パン菓子類10
の外形に対応した断面台形状の型形状を有している。
【0023】以下、デパンナ2及びこのデパンナ2に付
設された緩衝落下装置5につき詳述する。図3及び図4
において、デパンナ2は、それぞれ鉛直面内に互いに平
行に配置された前後1対の回転リング3を有し、これら
の回転リング3は、前後方向に伸びる複数の連結バー1
5により相互に連結されている。各回転リング3は、そ
の外周側で左右1対の支持ローラ16により回転自在に
支持され、不図示のモータにより、矢印A方向へ180
°間隔で回転可能とされている。なお、上記モータによ
る回転リング3の回転は、矢印A方向と、逆A方向へ1
80°ずつ交互に回転させるようにしても良い。
【0024】各回転リング3には、内周側から径方向外
方へ切り込まれた切欠きからなる1対の保持凹部4が1
80°の間隔を置いてこれら回転リング3の直径上の対
向位置に設けられ、且つ1対の回転リング3の各保持凹
部4同士は前後方向に対向している。図1及び図2に示
すように、1対の回転リング3の前後方向に対向する保
持凹部4の底部間には、焼成型集合体1の底部を支持す
る左右1対の比較的狭幅の底板17が互いに平行に架設
され、各底板17の前後端部は断面L形の当て板18を
介して回転リング3に固定されている。
【0025】また、1対の回転リング3の前後方向に対
向する保持凹部4の間には、焼成型集合体1の両側面を
両側から挟持する1対の平板状の側板20が互いに平行
に、且つ底板17と直角をなすように架設され、各側板
20の前後端部は1対の回転リング3に固定されてい
る。各側板20の前後端部には、焼成型集合体1に設け
た凹部1cに係合する係合ピン21が側板20と直角な
方向への出没自在に設けられている。なお、図2には係
合ピン21の中心線のみを一点鎖線で示す。上記係合ピ
ン21に代えて、例えば、図2の左右方向へ出没自在な
ローラを側板20に設けると共に、焼成型集合体1に上
記ローラが係合する凹部を形成し、上記ローラと凹部の
係合により、保持凹部4内で焼成型集合体1を保持する
ようにしても良い。また、各側板20の外側表面には、
前後1対の掛止ピン25が横方向外方へ突設されてい
る。
【0026】回転リング3の径方向に見て、保持凹部4
より径方向内方の位置に、保持凹部4と対向させて緩衝
落下装置5が配置されている。図8にも示すように、緩
衝落下装置5は、互いに平行に前後方向へ伸びる左右1
対の縦バー22と、両縦バー22を連結する複数の横バ
ー23とからなるフレーム24を備えている。各縦バー
22には、フレーム24を前記掛止ピン25に掛止する
ための前後1対の掛止部材26が固定されている。掛止
部材26によりフレーム24を掛止ピン25に掛止し
て、不図示の固定具で固定することにより、緩衝落下装
置5が1対の側板20、つまり、前後1対の回転リング
3に分離可能に取り付けられるようになっている。
【0027】緩衝落下装置5の1対の縦バー22間に
は、前後方向に所定の間隔、つまり、図6の焼成型集合
体1おける、前後方向に隣接する焼成型1a間の間隔と
等しい間隔を置いて4個の角柱状の回動軸27が横設さ
れ、各回動軸27の両端部は、1対の縦バー22により
回動自在に支持されている。各回動軸27の図2中上側
の表面には、ステンレス鋼等からなり、両縦バー22間
で横方向に延びる薄い平板状の受け部材28がその後端
部で取り付けられている。これら4個の受け部材28は
各回動軸27と共に図1の水平位置と、下方へ傾斜した
傾斜位置(図10参照)との間で互いに連動して回動自
在とされている。
【0028】各受け部材28におけるパン菓子類10を
支持する側の表面には、必要により、4フッ化エチレン
樹脂(商品名テフロン)等のコーティング層を設けてお
いても良い。また、各受け部材28の前端部には、図1
の斜め下方、つまり、回転リング3の径方向内方に屈曲
する屈曲部30が形成されている。
【0029】一方の縦バー22の図1中下方に沿って、
ロッド31が縦バー22と平行に前後方向に配置されて
いる。上記一方の縦バー22には、掛止部材26に隣接
して支持部材32が固定され、更に支持部材32に支持
部材33が固定されている(図2参照)。上記ロッド3
1は支持部材32、33により両側から包み込まれ、こ
れら支持部材32、33により前後方向への移動自在に
支持されている。ロッド31は当該ロッド31と縦バー
22間に張設したコイルばね34(図1には一点鎖線で
示す)により前方へ付勢されている。
【0030】図1に示すように、上記各回動軸27の一
端部には回動レバー35の一端部が固定され、これら4
個の回動レバー35は互いに平行にロッド31側に延び
ている。回動レバー35の他端部から長さ方向中間部に
かけて長孔35aが形成され、ロッド31に所定間隔で
設けた4個のピン36がそれぞれ各回動レバー35の長
孔35a内に摺動自在に係合している。
【0031】回転リング3の上端位置Cの前方には、押
圧部材37を前後方向へ駆動するシリンダ38が配置さ
れて、シリンダ38は支持部材40により支持されてい
る。この支持部材40は上記枠体6(図3参照)等の固
定構造物に接続されている。そして、焼成型集合体1が
回転リング3の上端位置Cにある時に、該焼成型集合体
1に対向させて配設されている緩衝落下装置5のロッド
31が押圧部材37の延長線上に位置し、押圧部材37
がロッド31を後方へ押圧できるように構成されてい
る。押圧部材37がロッド31を後方へ押圧することに
より、各回動レバー35が回動軸27を回動中心として
矢印E方向へ回動し、これに伴って各回動軸27と共に
各受け部材28が矢印E方向へ回動するようになってい
る。上記ロッド31、複数の回動レバー35、押圧部材
37及びシリンダ38は、4個の受け部材28を連動し
て回動させる回動駆動手段39を構成する。
【0032】上記の構成を有するデパンナ2は、図4の
ように、回転リング3の一方の保持凹部4が下端位置B
にある時に前記第1搬送コンベヤ8から供給される焼成
型集合体1を当該保持凹部4内に収容して、係合ピン2
1を焼成型集合体1の凹部1c(図1)に係合させるこ
とにより、凹部4内で焼成型集合体1を保持する。そし
て、前記モータによって回転リング3を矢印A方向に1
80°回転させることにより、図1及び図2に示すよう
に、焼成型集合体1が回転リング3の上端位置Cに到達
し、緩衝落下装置5のロッド31が押圧部材37と同一
直線上に位置する。この状態で、緩衝落下装置5の各受
け部材28は水平位置にあり、また、前後方向に4列に
配列された焼成型1aの各列の下方に4個の受け部材2
8がそれぞれ対向している。
【0033】その後、焼成型集合体1内の12個のパン
菓子類10は、図2中の仮想線及び図9に示すように、
重力の作用により裏返し状態で、つまり、粘着性食品1
4の付着した上面10a側から受け部材28上に落下す
る。ここでは、4個の受け部材28上に、それぞれ左右
に並んだ3個ずつのパン菓子類10が落下する。ところ
で、パン菓子類10の落下開始位置である焼成型集合体
1と受け部材28との間の上下間隔は、焼成型集合体1
と第2搬送コンベヤ11間の上下間隔より大幅に小さい
ので、パン菓子類10が粘着性食品14の付着した上面
10a側から受け部材28上に落下するにもかかわら
ず、落下に伴う粘着性食品14の潰れや飛散等の不具合
は生じにくい。
【0034】水平位置にある各受け部材28がパン菓子
類10を一旦裏返し状態で保持した後、押圧部材37が
シリンダ38により後方へ駆動され、図10に示すよう
に、押圧部材37によりロッド31が後方へ押圧され
る。これにより、各回動レバー35が矢印E方向へ回動
し、各受け部材28が回動レバー35と共に各後端部を
支点として矢印E方向へ下向きに回動し、各受け部材2
8が傾斜位置に至る。これに伴って、受け部材28上の
パン菓子類10は、斜めに傾斜した姿勢で受け部材28
から滑り落ち、大略90°回転しながら、図10に仮想
線で示すように、側面10bから第2搬送コンベヤ11
上に落下する。このように、パン菓子類10は流動性食
品14の付着していない側面10bから第2搬送コンベ
ヤ11上に落下するので、第2搬送コンベヤ11上への
落下の衝撃に伴う流動性食品14の潰れ、飛散等の不具
合も生じにくい。
【0035】一方、押圧部材37が前方へ復帰した後、
ロッド31はコイルばね34の付勢力により前方へ復帰
し、これに伴って、各回動レバー35と共に各受け部材
28が逆E方向へ回動し、水平位置に復帰する。それと
共に、回転リング3は保持凹部4内に空の焼成型集合体
1を保持した状態で図4の矢印A方向へ180°回転
し、当該保持凹部4が回転リング3の下端位置Bに到達
する。その後、係合ピン21が凹部1cから離脱し、空
の焼成型集合体1が第4搬送コンベヤ13により搬出さ
れると共に、焼成済のパン菓子類10を収容した新たな
焼成型集合体1が第1搬送コンベヤ8により当該保持凹
部4に供給される。以下、デパンナ2は上記と同様の処
理を繰り返す。
【0036】次に、第2実施例を説明する。この第2実
施例は、図11に示すような、上方から見て大略円形
で、且つ直径に比べて高さが比較的小さい大型のパン菓
子類41を、図12、図13に示すデパンナ2により、
その焼成型集合体42から取り出す場合に使用する緩衝
落下装置43に関するものである。上記パン菓子類41
は上面41aに粘着性食品14を付着させたものである
が、側面41bの表面積が小さく、且つ側面41bが曲
面をなしているため、パン菓子類41を側面41bから
第2搬送コンベヤ11上に落下させることは不適当であ
る。そこで、第2実施例では、緩衝落下装置43により
パン菓子類41を裏返し状態で受けた後、上記裏返し状
態から大略180°回転させて底面41cから第2搬送
コンベヤ11上に落下させるようにしている。
【0037】上記焼成型集合体42は、パン菓子類41
の外形に対応した型形状を有する焼成型42aを横方向
に各2個、前後2列に配列し、これら4個の焼成型42
aの周囲をフレーム42bにより取り囲んで一体化した
ものである。フレーム42bの前後方向サイズ及び左右
方向サイズは、それぞれ第1実施例のフレーム1bと等
しくされると共に、このフレーム42bにも、前記係合
ピン21を離脱可能に係合させるための凹部42cが形
成されている。
【0038】図14にも示すように、緩衝落下装置43
は、第1実施例の緩衝落下装置5と異なり、回動軸27
及び回動レバー35の個数がそれぞれ2個とされ、上記
2個の回動軸27間の前後方向の間隔は、上記焼成型集
合体42における、前後2列の焼成型42a間の前後間
隔と等しくされている。各回動軸27にはそれぞれ左右
2個のステンレス鋼等からなる受け部材44が各後端部
で取り付けられ、焼成型集合体42からの分離時に、焼
成型集合体42内の4個のパン菓子類41が、4個の受
け部材44により、それぞれ受けられるようになってい
る。そして、回動軸27の回動に伴って受け部材44が
図12の水平位置と、下向きに傾斜した傾斜位置(図1
6参照)との間で回動するようになっている。
【0039】受け部材44は、上方から見て、前部が半
円形状、後部が上記半円の直径と等しい幅寸法を有する
矩形状に形成され、受け部材44の後端縁を除く周縁部
には、図14の上向きに立ち上がる周壁44aが設けら
れている。すなわち、周壁44aは、受け部材44の前
部の半円状縁部に沿う半円状周壁44bと、受け部材4
4の後部の両側縁部に沿う1対の直線状周壁44cから
なり、半円状周壁44bの両端部が各直線状周壁44c
に滑らかに連続している。なお、緩衝落下装置43にお
ける、第1実施例の緩衝落下装置5と同様の構成を有す
る部位には、各図上に同一の参照番号を付して、重複し
た説明を省略する。
【0040】デパンナ2により図11のパン菓子類41
を焼成型集合体42から取り出す場合、第1実施例の1
対の緩衝落下装置5をデパンナ2の回転リング3から取
り外し、図12及び図13に示すように、第2実施例の
1対の緩衝落下装置43を掛止部材26で回転リング3
の側板20の掛止ピン25に掛止して不図示の固定具で
固定する。そして、4個の焼成済のパン菓子類41を保
持した焼成型集合体42が回転リング3の下端位置Bに
到達すると、前記と同様にして、保持凹部4内で係合ピ
ン21により焼成型集合体42が保持され、回転リング
3がA方向に180°回転することにより、当該焼成型
集合体42が回転リング3の上端位置Cに到達する。
【0041】これにより、裏返し状態となった焼成型集
合体42から4個のパン菓子類41が裏返し状態で落下
し、図12の点線及び図14の仮想線に示すように、4
個の受け部材44により、それぞれ受けられる。その
後、不図示の押圧部材がロッド31を後方へ押圧する
と、各回動レバー35が矢印E方向へ回動し、それと共
に各回動軸27及び各受け部材44が矢印E方向へ回動
し始めるので、図15に示すように、パン菓子類41は
両側の直線状周壁44cにより横方向へのはみ出しを阻
止されながら下向きに傾斜した受け部材44上を前方へ
滑動して、半円状周壁44bの内面に当接する。
【0042】その後、受け部材44が更に矢印E方向へ
回動すると、図16に示すように、パン菓子類41は、
その上面41aが受け部材44の底面44dから離れ、
半円状周壁44bに当接した下端部を支点として大略1
80°回転しながら、図16に仮想線で示すように、第
2搬送コンベヤ11上に底面41cから落下する。この
ように、第2実施例では、受け部材44に周壁44aを
設けることにより、パン菓子類41を、受け部材28上
での裏返し状態から大略180°回転させた上で第2搬
送コンベヤ11上に落下させるようにしているので、第
2搬送コンベヤ11上への落下時の衝撃に伴う流動性食
品14の潰れや飛散等は生じにくい。
【0043】第2搬送コンベヤ11上に落下したパン菓
子類41は、第2搬送コンベヤ11により底面41cを
支持されながら、前記第3搬送コンベヤ12(図3参
照)側へ搬送される。第2搬送コンベヤ11と第3搬送
コンベヤ12間には段差Dが存在するが、パン菓子類4
1は大型であるので、この段差Dによりパン菓子類41
の上下が反転することはない。但し、第2搬送コンベヤ
11から第3搬送コンベヤ12上への移載に伴う衝撃を
できるだけ緩和するために、前述のように上下動可能と
した第3搬送コンベヤ12を上方へ移動させ、上記段差
Dを第1実施例における段差Dより小さくするか、段差
Dをなくすことが好適である。
【0044】上記各実施例では、回転リング3の1対の
保持凹部4に対応させて2個の緩衝落下装置5または4
3を設けて回転リング3に分離自在に固定するようにし
たが、1個のみの緩衝落下装置5または43を回転リン
グ3の上端位置Cに回転リング3とは独立に取外し自在
に設けることもでき、その場合、緩衝落下装置5、43
の個数を削減できる利点が生じる。
【0045】なお、1つの焼成型集合体1、42に含ま
れる焼成型1a、42aの個数及びそれに対応する受け
部材28、44の個数は適宜変更でき、焼成型集合体
1、42を構成せずに個々の焼成型1a、42a毎にデ
パンナ2によるパン菓子類10、41の取出を行うよう
にしても良い。また、パン菓子類10、41はジャム等
の粘着性食品14の他に、更に果実やハム、ソーセージ
等の食品を添えたものであっても良く、その場合も本発
明の緩衝落下装置5、43を用いることにより、上記果
実等の損傷を減少させることができる。
【0046】また、上記実施例では、緩衝落下装置5、
43をデパンナ2に付設したが、緩衝落下装置5、43
は、パン菓子類を焼成型から取り出す各種の取出装置に
付設することができる。例えば、図17に示すように、
第1搬送コンベヤ50から供給される焼成型集合体51
を、アーム52上で保持した後、アーム52を回転軸5
3の廻りで180°回転させて仮想線で示すように上下
を反転させ、各焼成型51a内のパン菓子類56を第2
搬送コンベヤ54上に落下させる取出装置において、裏
返し状態となった各焼成型51aの下方に近接させて、
本発明の緩衝落下装置55を配置し、各焼成型51aか
ら分離して落下した裏返し状態のパン菓子類56を緩衝
落下装置55で受けた後、大略90°または大略180
°回転させながらその側面または底面から第2搬送コン
ベヤ54上に落下させるようにすることができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明のパン菓子類の緩
衝落下装置は、デパンナ等の取出装置により焼成型から
分離され、上方から落下する裏返し状態のパン菓子類
を、一旦、水平位置にある受け部材で受けた後、この受
け部材を下方へ回動させることにより、上記パン菓子類
を所定角度回転させながら緩やかに搬送コンベヤ上に落
下させるものであるから、搬送コンベヤ上への落下に伴
う衝撃を緩和して、パン菓子類の損傷を減少させること
が可能になる。
【0048】上記緩衝落下装置を、その上面にジャム等
の粘着性食品を付着させたパン菓子類を取り出す取出装
置に適用すれば、上記取出装置により焼成型から分離さ
れたパン菓子類は、裏返し状態、つまり、上記粘着性食
品の付着した上面側から受け部材上に落下するが、上記
取出装置と受け部材間の上下方向の落差は、上記取出装
置と搬送コンベヤ間の上下方向の落差より小さいので、
受け部材上への落下に伴う粘着性食品の潰れ、飛散等は
生じにくい。受け部材により裏返し状態で受けられたパ
ン菓子類は、その後、受け部材の下方への回動により、
上記裏返し状態から所定角度回転しながら搬送コンベヤ
上に落下するが、搬送コンベヤ上への落下時にパン菓子
類は上記粘着性食品の付着した上面以外の表面で搬送コ
ンベヤに衝突するので、搬送コンベヤ上への落下に伴う
上記粘着性食品の潰れ、飛散等も生じにくいものであ
る。
【0049】また、上記受け部材を平板状部材とすると
共に、この受け部材の下向きの回動に伴ってパン菓子類
が裏返し状態から大略90°回転しながらその側面から
搬送コンベヤ上に落下するように上記傾斜位置での傾斜
角度を設定すれば、パン菓子類は落下時及び落下後の搬
送時にその側面で搬送コンベヤと接触するので、パン菓
子類の上面に粘着性食品が付着している場合でも、当該
粘着性食品が潰れる等の不具合は生じにくくなる。
【0050】上記受け部材を平板状の底部と、この底部
の周縁から上向きに立ち上がり、上記傾斜位置において
上記パン菓子類の傾斜方向の下端部が当接する周壁とか
ら構成し、この受け部材の上記水平位置から上記傾斜位
置へ回動により上記周壁に当接した上記パン菓子類の傾
斜方向の下端部を支点として上記パン菓子類が上記裏返
し状態から大略180°回転しながらその底面から上記
搬送コンベヤ上に落下するように上記傾斜位置での上記
受け部材の傾斜角度を設定すれば、受け部材で受けられ
たパン菓子類がその底面から搬送コンベヤ上に落下する
ようになるので、パン菓子類の上面に粘着性食品が付着
している場合でも、当該粘着性食品が潰れる等の不具合
は生じにくくなる。
【0051】上記緩衝落下装置に上記搬送コンベヤの搬
送方向に所定の間隔を置いて配置された複数の受け部材
を設け、且つ上記回動駆動手段を上記搬送方向に伸び当
該搬送方向への往復移動可能なロッドと、このロッドと
各受け部材とを連結し、ロッドの上記往復移動に伴って
各受け部材を相互に連動して上記水平位置と上記傾斜位
置との間で回動させる複数の回動レバーとから構成すれ
ば、デパンナ等の取出装置からのパン菓子類の取出効率
が向上すると共に、複数の受け部材を単一のロッドの往
復移動により回動駆動することができるので、回動駆動
手段の構成も簡素化できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るデパンナの図2中G
ーG線に沿う側面図。
【図2】図1のHーH線に沿う断面図。
【図3】上記デパンナを含むパン菓子類の搬送処理装置
を示す側面図。
【図4】上記搬送処理装置の正面図。
【図5】上記デパンナで取り出されるパン菓子類を示す
斜視図。
【図6】上記パン菓子類を複数個収容した焼成型集合体
を上部後方から見た斜視図。
【図7】図6のJーJ線に沿う断面図。
【図8】上記デパンナに付設される緩衝落下装置を示す
斜視図。
【図9】上記デパンナによるパン菓子類の取出手順を示
す側面図。
【図10】上記デパンナによるパン菓子類の後続の取出
手順を示す側面図。
【図11】本発明の第2実施例のデパンナで取り出され
るパン菓子類を示す斜視図。
【図12】上記第2実施例のデパンナを図13のLーL
線に沿って示す側面図。
【図13】図12のKーK線に沿う断面図。
【図14】上記第2実施例のデパンナに付設される緩衝
落下装置を示す斜視図。
【図15】上記第2実施例のデパンナによるパン菓子類
の取出手順を示す側面図。
【図16】第2実施例のデパンナによるパン菓子類の後
続の取出手順を示す側面図。
【図17】本発明の変形実施例を示す概略側面図。
【符号の説明】
1a 焼成型 5、43 緩衝落下装置 28 受け部材 31 ロッド 35 回動レバー 39 回動駆動手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送コンベヤの上方に搬送コンベヤとの
    間に所定の上下間隔を置いて配置され、焼成型から分離
    されて裏返し状態で上方から落下するパン菓子類を受け
    て上記裏返し状態で保持する水平位置と、このパン菓子
    類を上記裏返し状態から所定角度回転させながら上記搬
    送コンベヤ上に落下させる下向きの傾斜位置との間で回
    動自在に支持された受け部材と、この受け部材を上記水
    平位置と、上記傾斜位置との間で回動させる回動駆動手
    段とを備えたことを特徴とするパン菓子類の緩衝落下装
    置。
  2. 【請求項2】 上記受け部材は平板状部材からなると共
    に、この受け部材の上記水平位置から上記傾斜位置への
    回動により上記パン菓子類が上記裏返し状態から大略9
    0°回転しながらその側面から上記搬送コンベヤ上に落
    下するように上記傾斜位置での上記受け部材の傾斜角度
    が設定されていることを特徴とする請求項1記載のパン
    菓子類の緩衝落下装置。
  3. 【請求項3】 上記受け部材は平板状の底部と、この底
    部の周縁から上向きに立ち上がり、上記傾斜位置におい
    て上記パン菓子類の傾斜方向の下端部が当接する周壁と
    からなり、この受け部材の上記水平位置から上記傾斜位
    置へ回動により上記周壁に当接した上記パン菓子類の傾
    斜方向の下端部を支点として上記パン菓子類が上記裏返
    し状態から大略180°回転しながらその底面から上記
    搬送コンベヤ上に落下するように上記傾斜位置での上記
    受け部材の傾斜角度が設定されていることを特徴とする
    請求項1記載のパン菓子類の緩衝落下装置。
  4. 【請求項4】 上記緩衝落下装置は上記搬送コンベヤの
    搬送方向に所定の間隔を置いて配置された複数の受け部
    材を有し、且つ上記回動駆動手段は上記搬送方向に伸び
    当該搬送方向への往復移動可能なロッドと、このロッド
    と各受け部材とを連結し、ロッドの上記往復移動に伴っ
    て各受け部材を相互に連動して上記水平位置と上記傾斜
    位置との間で回動させる複数の回動レバーとからなるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のパン菓
    子類の緩衝落下装置。
JP6319818A 1994-12-22 1994-12-22 デパンナ Expired - Fee Related JP2821999B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6319818A JP2821999B2 (ja) 1994-12-22 1994-12-22 デパンナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6319818A JP2821999B2 (ja) 1994-12-22 1994-12-22 デパンナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08173010A true JPH08173010A (ja) 1996-07-09
JP2821999B2 JP2821999B2 (ja) 1998-11-05

Family

ID=18114550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6319818A Expired - Fee Related JP2821999B2 (ja) 1994-12-22 1994-12-22 デパンナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2821999B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6265636A (ja) * 1985-09-18 1987-03-24 株式会社オシキリ デパンナーで食型からパンを取出す装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6265636A (ja) * 1985-09-18 1987-03-24 株式会社オシキリ デパンナーで食型からパンを取出す装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2821999B2 (ja) 1998-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8181767B2 (en) Product inverting mechanism
KR101196110B1 (ko) 샌드위치 구이 제품 연속 생산 방법 및 그 장치
KR101163405B1 (ko) 파이 분리 이송장치
JPH05338774A (ja) フリップ−スライド装置
EP0411174A2 (en) Distribution device for coating foodstuffs
JPH08173010A (ja) パン菓子類の緩衝落下装置
JP5052934B2 (ja) スライス食パン分割搬出装置
EP1923311A1 (en) Apparatus and method for packing pills in blister cavities
JPS5917764Y2 (ja) 食品などの供給装置
JPH0710140A (ja) 包装材除去装置
JPS5830206B2 (ja) 複数個の物品を搬送するための装置
FR3062383A1 (fr) Appareil pour separer ou aligner des produits alimentaires
JP2003235457A (ja) 食品の成形方法及び成形装置
KR101266765B1 (ko) 어묵 냉각장치용 가이더
JP7011436B2 (ja) 棒状食材の供給方法及び棒状食材の供給装置
CN114401911B (zh) 输送装置、输送方法及食品制造方法
JPH0686626A (ja) リングドーナツ成形装置及び方法
JPH07313041A (ja) 菓子パン生地の成形方法
US20230380473A1 (en) Crumble pieces comprising plant-sourced lipid and inulin
JP2006069649A (ja) スライス食パン分割供給装置及び方法
JP4119589B2 (ja) 平板状食品の山型成型装置
JP3507064B1 (ja) パンの製造方法及び装置
JP2958887B1 (ja) 食品の切断装置
JP7337451B2 (ja) 成型食品の積層方法
US3295657A (en) Cookie aligning apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080904

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090904

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100904

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110904

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904

Year of fee payment: 15

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees