JP5052934B2 - スライス食パン分割搬出装置 - Google Patents

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本発明は、スライスされた食パンを所定の枚数毎に高速で分割搬出するためのスライス食パン分割搬出装置に関する。
2斤若しくは3斤分のローブとして焼成される食パンは、通常、スライスされて所定枚数毎に分割され包装されて製品とされる。
スライス食パンを所定枚数毎に分割する技術は種々開発されてきているが、例えば、特開2000−219316(特許文献1)は、スライスされ前後に並んだ状態のスライス食パンを搬送する水平に延びるコンベアを備え、該コンベアの前端部分に下方への傾斜部を形成し、コンベアによって搬送されてきたスライス食パンの先頭部分が該傾斜部に入ることにより、それよりも後続のスライス食パンとの間に楔形の隙間が形成され、分割されるようにした装置を開示している。
この装置は、上記の如き隙間が形成されるので、分割された先頭部分のスライス食パンと、コンベア上に残されるスライス食パンとの間のスライス面間の摩擦を生じることなく、円滑に排出することを可能とする。
しかし、この装置では、スライス食パンが、コンベアの水平な部分から傾斜部分に移るときに、各スライス食パンはその前後にあるスライス食パンから離されて単独で起立した状態となる。このため、特に、柔らかなスライス食パンは、コンベア上で起立した状態を維持することが困難であり、腰折れなどを生じる虞がある。また、水平なコンベアによって搬送されてきたスライス食パンを、円滑に傾斜部に入るようにするためには、搬送速度を余り早くすることができない、といった問題があった。
特開2000−219316
本発明は、このような点を解消したスライス食パン分割搬出装置を提供することを目的としている。
すなわち、本発明は
搬送方向に直線的に延びる搬送面(以下に説明する本発明の実施形態では参照番号12で示す)を有し、スライス食パンをそのスライス面が該搬送面に対して直立した状態で且つスライス面相互が接するようにして該搬送方向で並べ該搬送面上に載せて前進・停止の間欠搬送作用を行う搬送手段と、
停止された該スライス食パンの該搬送面(12)の前端部分(25)上にある所定枚数を掬い上げて搬出する搬出手段であって、該搬送方向に対して直交する方向に延びる回転中心軸線(26)を有する回転搬出部材(16)を有し、該回転搬出部材が、該回転搬出部材の回転にともなって、該搬送面の前端部分を上方に通過して該前端部分上の該所定枚数のスライス食パンを載せて上方へ搬出する搬出面(28)を有するようにした搬出手段と、
該搬出面によって掬いあげられて搬出されるスライス食パンの円弧状の搬出経路の半径方向外側で、該搬出経路に隣接し、該搬出経路に沿って設定され、該搬出面によって掬いあげられて該搬出経路に沿って進められるスライス食パンが、該搬出面上で搬出経路の半径方向外側に倒れるようになった場合、該スライス食パンが接触して半径方向外側に倒れるのを阻止され、該搬出経路に沿って案内されるようにするガイド手段と、
を有することを特徴とするスライス食パン分割搬出装置を提供する。
すなわち、この装置においては、分割搬出されるスライス食パンは、直線状の搬送面(12)上を搬送されるものであり、前述した分割搬出されるスライス食パンの搬送方向を変えて傾斜部に送るようにした従来装置に比べて搬送速度を大幅に速くすることが可能となる。実際の試作機においては、毎分60〜70回の分割搬出を可能とすることができた。
具体的には、
該ガイド手段は、該回転搬出部材の該回転中心軸線に平行にされた中心軸線を中心に回転可能とされているガイドローラを有する。好ましくは、複数のガイドローラが、搬出経路に沿って相互に隣接して並べられるようにする。
ガイド手段を、回転可能なガイドローラとすることにより、当該ガイド手段と、これに接触するスライス食パンとの間の摩擦を少なくすることができ、ガイド機能を円滑に行うことを可能としている。
更に具体的には、
ガイドローラが、駆動手段によって該中心軸線の周りで、該回転搬出部材の回転方向と逆方向に回転駆動されるようにされる。
また、
この場合、該ガイドローラの周面速度が、該ガイドローラに接触する場合のスライス食パンの接触面における該スライス食パンの搬出速度以上とすることが好ましい。
更にこの場合、
該ガイドローラが、該中心軸線に直交する断面において多角形、具体的には六角形とすることが好ましい。
このようにすることにより、搬出面上で半径方向外側に倒れようとしたスライス食パンは、ガイドローラの外周面で叩かれるようにして、搬出面上での適切な位置に戻される。
本発明に係るスライス食パン分割搬出装置においては、直線的に搬送されてきたスライス食パンの前端部分の所定枚数ごとのスライス食パンを、回転搬出部材により次々に搬出し、且つ、その搬出されたスライス食パンを、ガイド手段によって適正にガイドすることにより、当該スライス食パンの分割排出を円滑で且つ高速に行うことが可能となる。
以下、本発明に係るスライス食パン分割搬出装置の実施形態を添付図面に基づき説明する。
図1及び図2は、本発明に係るスライス食パン分割搬出装置10を示している。
該スライス食パン分割搬送装置10は、スライス食パンSを搬送するための水平な搬送面12を備える搬送プレート14と、該搬送プレートからスライス食パンを所定枚数づつ搬出するための回転搬出部材16とを有している。
搬送プレート14は、主プレート18と該主プレートの前端に、該主プレートに対して段差をもった下の位置で平行に取り付けられた前端プレート20とから構成され、それらの上面が搬送面12を構成している。前端プレート20は、図1に示すように、幅方向中央にある幅広部分22と、該幅広部分の両側に隙間23、23を介して設けられた両側部分24とを有する。
回転搬出部材16は、前端プレート20の上面(搬送面12の前端部分)25から搬送方向に延びる仮想延長面27上で、又は、(図示のように)該仮想延長面27より下の位置において該仮想延長面に平行で、該搬送方向に対して直交する方向に延びる回転中心軸線26の周りで(図で見て)時計方向に回動されるようになっている。
回転搬出部材16は、その外周面に周方向で所定間隔をあけて設けられた複数の搬出面28を有している。図1に示すように、該回転搬出部材16は、回転中心軸線26の方向で間隔をあけて設けられた2枚の板状部材30,30から構成されており、該板状部材30,30の外周縁は、前端プレート20の隙間23,23を通るようになっており、搬出面28が該隙間23,23を下から上に通過することにより、該前端プレート14上に載せられているスライス食パンを掬い上げるようになっている。
搬出面28は、前端プレート20上のスライス食パンを掬い上げるときに、前端プレートの上面(搬送面12の前端部分)25から前方に延びる仮想延長27面に沿って延び、又は、該仮想延長面27に対して傾斜して当該回転搬出部材の半径方向内側に向うに従い該仮想延長面27から離れるようにする。これは、搬出面28が逆向きに傾斜しているとすると、掬い上げられるスライス食パンが、主プレート18側に倒れる傾向になり、該主プレート上に残されるスライス食パンとの間に摩擦が生じて当該スライス食パンの円滑な救い上げ(搬出)の支障になることを防ぐためである。
回転搬出部材16は、各搬出面28に沿って変位可能とされたパン支持部材32を備えている。回転搬出部材16は回転中心軸線26の周りで回動・停止の間欠的回動を行なうようにされており、各停止のときに、1つの搬出面28が、前端プレートの上面25に沿って延びるか、又は、(図示のように)該上面25の下で該上面に隣接した状態とされるとともに、パン支持部材32は、前端プレート20上に押し出されてくるスライス食パンの所定枚数分(図示の例では2枚分)だけ、主プレート18の前端縁31から離れた位置となるようにされている。図示の例では、回転搬出部材16の板状部材30の外側に、2つのパン支持部材32が設定されており、それぞれ、一対のピン34,34が設けられて、該ピンが板状部材30に形成された一対のスロット36,36によってガイドされて搬出面28に沿って変位できるようになっており、図示しないバネによって当該回転搬出部材の半径方向内向きに付勢されている。回転搬出部材の板状部材30の外側には、カム部材38,38が設定されており、該カム部材は、各パン支持部材が前端プレート20に隣接する位置で停止されるときに、該パン支持部材をバネに抗して半径方向外側に押し出して、前端プレート上に押し出されるスライス食パンの所定枚数分だけ主プレートの前端縁31から離れた位置とするようにすると共に、搬出面28がスライス食パンを掬い上げて上方へ変位していくに従って、パン支持部材32がバネによって半径方向内側に引き込まれるのを許容するようなカム輪郭曲線41を有している。該カム部材は、図2で見て、左右の方向で変位可能とされており、当該装置において分割搬出するスライス食パンの枚数に応じて、その位置を調節できるようになっている。図中、43はパン支持部材32に回転自在に取り付けられてカム部材に係合されるローラを示す。
図示の例では、主プレート18の前端上方位置にパン押え部材42が上下方向で変位可能に設定されており、スライス食パンが搬送面12上で動かされて停止される瞬間に図2の位置とされ、主プレート18上のスライス食パンの先頭部分を押さえるようになっている。
該パン押え部材42に隣接した位置には、円弧状に配置された一連のガイドローラ44が設けられており、搬出面28に載せられて搬出されるスライス食パンが、搬出面28上で半径方向外側に倒れないようにしている。好ましくは、該ガイドローラは、搬出面28上で半径方向外側に倒れようとするスライス食パンに対して、それを単に抑えるのではなく、積極的に元の状態に戻すようにする。具体的には、ガイドローラ44は、搬出面28に載せられて搬出されるスライス食パンの円弧状の搬出経路に沿う半径方向外側に、それぞれの中心軸線が、回転搬出部材16の回転中心軸線26に平行になるようにして設定され、回転搬出部材の回転方向とは逆周りに回転するようにする。また、各ガイドローラは、その横断面が多角形(図示の例では六角形)とされる。更に、各ガイドローラ44の周面速度は、ガイドローラに接触するスライス食パンの進行方向速度よりも速くされる。すなわち、このようにすることにより、搬出面28上で半径方向外側に倒れようとし、ガイドローラに接触するようになるスライス食パンに対して、回転するガイドローラが、その多角形とされた外周面で、該スライス食パンを叩くように作用し、それにより、スライス食パンを搬出面28上の所定の位置に戻すようにする。
該回転搬出部材16によって搬出され、ほぼ90度回動されたスライス食パンは水平にして重ねられた状態となり、搬出用ベルトコンベア46上によって受け取られて、図示しない包装機に向けて搬出されるようになっている。
本装置におけるスライス食パンの分割搬出動作は、次の通りである。先ず、回転搬出部材16が、その1つの搬出面28が図2に示す位置となった状態で停止される。次に、図示しないプッシャーによって、スライス食パンSが搬送面12上を押し進められて、その先頭の2枚が主プレートの前端縁31を越えて前端プレート20上に落下し載置されるようにして停止される。この状態で、それまでスライス食パンから離れていたパン押え部材42が主プレートの前端にあるスライス食パンの頂部に係合して保持する。次に、回転搬出部材16が時計方向に回動されて、前端プレート上のスライス食パンが搬出面28により掬い上げられ、次の搬出面28が図2の位置になるまで回動された時点で停止され、続いて、上記と同じ動作が繰り返される。前端プレート20から掬い上げられたスライス食パンは、回転搬出部材の2回目の間欠的回動がなされた時点で、搬出ベルトコンベア46上に移され、包装機に向けて搬出される。
図3には、この装置において、回転中心軸線26が前端プレート20の上面から延びる仮想面27上にあるようにした場合の、スライス食パン掬い上げ状態が示されており、前端プレート20上に押し出されたスライス食パンが、搬出面28によって掬い上げられるときの軌跡を示している。図示のように、前端プレート20上に載せられたスライス食パンの2枚目S2と、主プレート18上に残されたスライス食パンの1枚目S1とは、そのスライス面が相互に接する状態となっているが、前端プレート20上のスライス食パンが搬出面28によって掬い上げられる瞬間から、該スライス食パンは、上記スライス面を接線とする円弧に沿って主プレート18上に残されるスライス食パンから離れる方向に動かされ、従って、残されるスライス食パンと搬出されるスライス食パンとの間には実質的な摩擦は生じない。
このことは、図4に示すように、主プレート18と前端プレート20との間に段差を設けない場合であって、回転中心軸線26が主プレート18の上面(搬送面12)から延びる仮想面27上にある場合も同様であるが、図3の場合は、前端プレート20上のスライス食パンが、段差のために、主プレート18上のスライス食パンから予めずり落ちた状態となるため、更に、掬い上げられるスライス食パンは、主プレート上に残されるスライス食パンの前面のスライス面からより早く離れるように円弧運動するので、上述の摩擦の問題をより確実に回避することができる。
しかし、特に、分割搬出するスライス食パンが、例えば、レーズンパンのようなもので、スライス食パンのスライス面に付着性がある場合、掬い上げられるスライス食パンが、主プレート上に残されるスライス食パンとの付着によって、上方へ動く搬出面28上で外側に倒れるようになる場合が生じる。本発明に係る装置では、前述の如くガイドローラ44があるために、このようになったスライス食パンは、該ガイドローラに近づくことにより、回転している当該ガイドローラ44の六角形をなす外周面によって叩かれて、搬出面28上の適正な位置に戻されるようになっている。
図5には、本発明に係るスライス食パン分割搬出装置の他の実施形態が示されている。
この装置は、その基本的構成は図1及び図2に示したものと同じであるが、パン支持部材32が、その自重によって、搬出面28に沿って可動なるようにされている。すなわち、該パン支持部材32は、回転搬出部材16が回転中心軸線26を中心に回動するに従って変位可能とされており、搬出面28が回転中心軸線26の垂直方向下方の位置に来たときのパン支持部材32は、当該回転搬出部材16の半径方向で最も外側の位置となり、該回転搬出部材16が回動され、同搬出面28が前端プレート20に隣接した位置で停止されたときに、半径方向での同じ位置に維持されるようになっている。そして、この状態で搬送プレート14上のスライス食パンが、プッシャーによって押され、先頭のスライス食パンが前端プレート20上に押し出されてくると、該スライス食パンの前端面が該パン支持部材に係合して、半径方向内側に押し込むようになっている。
パン支持部材32は、その半径方向での動きを生じさせるのに、上述の実施形態とは異なり、該回転部材と共に回転するときの全周にわたり該パン支持部材と係合してその半径方向位置を規定するカム部材を用いるようにすることもできる。この場合、そのカム部材の輪郭曲線は、受け入れるスライス食パンの枚数に応じ適宜変更できるようにしたものとされる。
この装置では、このように、前端プレート20上に押し出されるスライス食パンが、パン支持部材32と主プレート18上のスライス食パンとの間に挟まれた状態で動かされるので、腰折れなどの虞がまったくなく安定した操作が可能となる。
図6は、本発明に係るスライス食パン分割搬出装置の更に別の実施形態が示されている。
すなわち、図1及び図2に示した装置と構成、動作ともに類似するものであるが、前端プレート20に相当する補助プレート48が、主プレート18の前端部下面に搬送方向で変位可能に取り付けられている。この補助プレート48は、実線で示した前進位置と破線で示した後退位置との間で変位可能とされており、前進位置では、分割搬出されるスライス食パンを載せ、後退位置では、該スライス食パンをその下方位置で停止されている(回転搬出部材16の)搬出面28上に落とすようになっている。
図7は、本発明に係るスライス食パン分割搬出装置の更に別の実施形態を示している。
すなわち、このスライス食パン分割搬出装置においては、図6に示した実施形態のものと同様に主プレート18、補助プレート48を有し、スライス食パンを該補助プレート48上に押し出した後、該補助プレート48を後方に引いて、その上に載置されていたスライス食パンを搬出手段に落とすようにしたものであるが、該搬出手段が、図6における板状部材30により構成した回転搬出部材16と異なり、無端チェーンを用いるようにした点で異なっている。
すなわち、該搬出手段50は、多数のL形のパン搬出用部材52を有し、該搬出用部材52は、図示のように、図6の実施形態における搬出面28に相当する搬出面53が、補助プレート48からスライス食パンを受け取る位置にあるときに水平となり、その後、90度回動して、スライス食パンを上下に積み上げた状態で搬送し、次の搬出用コンベア46に移すようにしてある。パン搬出用部材52にこのような動きをさせるために、2対の無端チェーン54、56が取り付けられている。各対の無端チェーン54,56は、それぞれ、水平方向で間隔をあけられ平行に設定された無端チェーン(図7においては、一方のみを示す)からなり、無端チェーン54は、パン搬出用部材52の端部58を枢着し、無端チェーン56は、中間部60を枢着している。無端チェーン54はスプロケット61,63に掛けられ、無端チェーン56がスプロケット62,64,66,68に掛けられている。スプロケット60とスプロケット62とは、垂直方向で整合されており、搬出用部材52の端部58及び中間部60がそれぞれスプロケット60,62の最下点を通り90°を越える所定の角度だけ回動するときには、相互に並行移動し、搬出面53が水平を維持したまま移動し、該所定の角度を越えて回動するときには、端部58が中間部60よりも(図で見て)右方へ先行して、それにより該パン搬出用部材52が傾き、搬出面53が上述の水平位置から垂直位置へ回動する。このとき搬出面53は、スライス食パンを受ける水平位置から所定の角度の間は、その水平位置を保ちつつ、スプロケット62の周りを回り、主プレート18から離れるように移動する。
1つのパン搬出用部材52が、主プレート18から押し出されたスライス食パンを支持している補助プレートの真下の位置に来たときに、該補助プレート48は図示のように後退され、その上にあったスライス食パンは、該パン搬出用部材52の上に落とされる。このパン搬出用部材52は、上述のように、搬出面53を水平にした姿勢を維持したまま上方且つ主プレート18からは離れる方向に動かされる。
各パン搬出用部材52には、図6の実施形態におけるパン支持部材32に相当する部材70が枢着されている。該部材70は、スプロケット62とほぼ同心状にして固定された半円形状をしたカム部材72によって動かされるようになっており、パン搬出用部材52が補助プレート48からスライス食パンを受け取る位置にあるときには、該パン搬出用部材52上に所定枚数(図示の例では3枚)のスライス食パンを受け入れるだけ主プレート18の前端縁から離れた位置とされて、補助プレート48から該パン搬出用部材52上に移されるスライス食パンの前端面を支持するとともに、パン搬出用部材52が該位置から上方へ動かされるにつれて該スライス食パンの前端面から離れ、スライス食パンが図示のようにパン搬出用部材52に水平に載せられた状態になるのを許容するようにされる。
この搬出手段50のパン搬出部材52は、スプロケット66の周りを上方から下方へ動かされるときに、スライス食パンを次の搬出用コンベア46に移すようになっており、このときのパン搬出用部材52は、搬出用コンベア46が食パンを搬送する方向(図における右方)での速度が減速されるようになるので、搬出用コンベア46の搬出速度をそれ程大きくしなくても、スライス食パンの移しかえ作業を円滑に行うことができる。
図8は、図7のものとほぼ同じ構成を有するスライス食パン分割搬出装置を示しており、図7のものと同じ構成エレメントには、同じ参照番号を付して示してある。
このスライス食パン分割搬送装置の図7のものと異なる点は、パン支持部材70にある。すなわち、この装置においては、無端チェーン54,56は間欠的に動かされるようになっており、L型のパン搬出用部材52が順次、搬送プレート18の前端位置で停止され、該搬出用部材52の搬出面53が補助プレート48の面とほぼ同じレベルとなるようにされる。このときの搬出用部材52のパン支持部材70は、搬送プレート18の前端縁からほぼスライス食パン1枚分だけ離れた状態とされ、搬送プレート18からスライス食パンが押し出されてくると、該スライス食パンによって押されて後退されるようになっている。すなわち、この装置では、図5に示した装置と同様に、搬送プレート18から押し出されてくるスライス食パンを、該パン支持部材70と搬送プレート18上のスライス食パンとの間で挟んだ状態で、補助プレート48上に受け入れるようになっている。パン支持部材70がこのような動作を行うようにするために、該パン支持部材70は、搬出用部材52の搬出面53に沿って摺動可能とされている。そして、搬出用部材70が搬送プレート18からスライス食パンを受け取って、無端チェーンによって、図で見て右端まで動き、スライス食パンを搬出用コンベア46に移してから下方に移動するときに、該パン支持部材70が、その搬出用部材70の移動経路に配置されたカム部材のカム面72と摺動係合して、該搬出用部材70における搬出面53の前方に押し出されるようになっている。そして、パン支持部材70は、その状態を維持したまま、前述のように搬送プレートの前端位置に運ばれるようになっている。図8において、参照番号74はパン支持部材70にもうけられた一対のピンをガイドするガイドスロット76を有するガイド部材を示す。
以上、本発明に係るスライス食パン分割搬出装置の実施形態につき述べてきたが、本発明に係る装置はこれら形態に限定されるものではない。例えば、以上で説明した実施形態では、分割搬出するスライス食パンを、前端プレート20又は補助プレート48によって一旦受け止めてから、これを回転搬出部材の搬出面に載せて搬出するようにされているが、回転搬出部材は上述のように間欠的に回動されるようにされているので、前端プレートを設けずに、主プレート18から押し出されるスライス食パンを直接搬出面で受け止めるようにすることもできる。また、図1及び図2で示した実施形態では、パン支持部材を主プレートの前端縁から、前端プレート上に押し出されるスライス食パンの枚数分だけ離すようにしたものを示したが、それよりも大きな間隔をあけるようにして、主プレート上に残されるスライス食パンと前端プレート上に押し出されたスライス食パンとの間に隙間ができるようにすることもできる。更に、図示の例では、パン支持部材がスライス食パンと接する面は、搬送面に対して直角になるようにされているが、ある程度傾斜したものとして、前端プレート上に押し出されたスライス食パンが該傾斜面に倒れるようにすることにより、該スライス食パンと主プレート上に残されたスライス食パンとの間に間隔があくようにすることもできる。図示の実施形態では、回転搬出部材の搬出面により掬い上げられて円弧状の搬出経路を進められるスライス食パンが、該搬出経路の半径方向外側に倒れようとした場合、これを防いで、搬出経路に戻すための手段として、複数のガイドローラを用いたものを示したが、必ずしもこれに限らず、例えば、搬出経路に沿って円弧状に設けられるガイドプレートとすることも可能である。
本発明に係るスライス食パン分割搬出装置の概略平面図である。 同スライス食パン分割搬出装置の概略側面図である。 同スライス食パン分割搬出装置において分割搬出されるスライス食パンの動作説明図である。 パンの搬送面の前端部分に段差を設けない場合において分割搬出されるスライス食パンの動作説明図である。 本発明に係るスライス食パン分割搬出装置の他の実施形態を示す概略側面図である。 本発明に係るスライス食パン分割搬出装置の更に他の実施形態の要部を示す概略側面図である。 本発明の更に別の実施形態に係るスライス食パン分割搬出装置の概略側面図である。 図7の変形例としてのスライス食パン分割搬出装置の概略側面図である。
符号の説明
S スライス食パン;10 スライス食パン分割搬出装置;12 搬送面;14 搬送プレート;16 回転搬出部材;18 主プレート;20 前端プレート;22 幅広部分;23、23 隙間;24 両側部分;25 搬送面の前端部分;27 仮想延長面;26 回転中心軸線;28 搬出面;30,30 板状部材;31 主プレート前端縁;32 パン支持部材;34 ピン;36 スロット;38 カム部材;41 カム輪郭曲線;42 パン押え部材;43 ローラ;44 ガイドローラ;46 搬出用ベルトコンベア;48 補助プレート;50 搬出手段;52 パン搬出用部材;53 搬出面;54、56 無端チェーン;58 端部;60 中間部;62,64,66,68 スプロケット;70 パン支持部材32に相当する部材

Claims (7)

  1. 搬送方向に直線的に延びる搬送面を有し、スライス食パンをそのスライス面が該搬送面に対して直立した状態で且つスライス面相互が接するようにして該搬送方向で並べ該搬送面上に載せて前進・停止の間欠搬送作用を行う搬送手段と、
    停止された該スライス食パンの該搬送面の前端部分上にある所定枚数を掬い上げて搬出する搬出手段であって、該搬送方向に対して直交する方向に延びる回転中心軸線を有する回転搬出部材を有し、該回転搬出部材が、該回転搬出部材の回転にともなって、該搬送面の前端部分を上方に通過して該前端部分上の該所定枚数のスライス食パンを載せて上方へ搬出する搬出面を有するようにした搬出手段と、
    該搬出面によって掬いあげられて搬出されるスライス食パンの円弧状の搬出経路の半径方向外側で、該搬出経路に隣接して設定され、該搬出面によって掬いあげられて該搬出経路に沿って進められるスライス食パンが、該搬出面上で搬出経路の半径方向外側に倒れるようになった場合、該スライス食パンが接触して半径方向外側に倒れるのを阻止され、該搬出経路に沿って案内されるようにするガイド手段と、
    を有し、
    該ガイド手段が、該回転搬出部材の該回転中心軸線に平行にされた中心軸線を中心に回転可能とされているガイドローラを有することを特徴とするスライス食パン分割搬出装置。
  2. 該ガイドローラが、該搬出経路に沿って相互に隣接して複数並べられている請求項に記載のスライス食パン分割搬出装置。
  3. 該ガイドローラが、駆動手段によって該中心軸線の周りで、該回転搬出部材の回転方向と逆方向に回転駆動されるようになされている請求項1又は2に記載のスライス食パン分割搬出装置。
  4. 該ガイドローラの周面速度が、該ガイドローラに接触する場合のスライス食パンの接触面における該スライス食パンの搬出速度以上とされている請求項に記載のスライス食パン分割搬出装置。
  5. 該ガイドローラが、該中心軸線に直交する断面において多角形とされている請求項乃至のいずれかに記載のスライス食パン搬出装置。
  6. 該ガイドローラの該断面が多角形とされている請求項に記載のスライス食パン搬出装置。
  7. 該ガイドローラの該断面が六角形とされている請求項に記載のスライス食パン搬出装置。
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