JPH0817273A - 長尺体への帯状補強材巻き付け方法 - Google Patents

長尺体への帯状補強材巻き付け方法

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Publication number
JPH0817273A
JPH0817273A JP16585094A JP16585094A JPH0817273A JP H0817273 A JPH0817273 A JP H0817273A JP 16585094 A JP16585094 A JP 16585094A JP 16585094 A JP16585094 A JP 16585094A JP H0817273 A JPH0817273 A JP H0817273A
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JP
Japan
Prior art keywords
winding
strip
shaped reinforcing
band
reinforcing material
Prior art date
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Pending
Application number
JP16585094A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiko Kimura
信彦 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 長尺体11への帯状補強材13の巻き付けを開始
する前に、クレードル31をケージ29の回転方向に回転さ
せてボビン33とダイス19の間で帯状補強材13に捻じりを
与え、その捻じりを保持したままケージ29を回転させて
帯状補強材11の巻き付けを行う。クレードル31とダイス
19の間にピンチロール37を設け、帯状補強材13の捻じり
状態を安定させる。 【効果】 帯状補強材が巻き付け方向の捻じりを与えら
れ、くせ付けされた状態で巻き付けられる。帯状補強材
をプレフォーマーで無理に屈曲する場合より帯状補強材
の巻き付け張力を小さくできる。長尺体に帯状補強材を
安定した張力で巻き付けられると共に、長尺体に損傷を
与えることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気ケーブルや流体輸
送管などの長尺体に鋼帯などの帯状補強材を巻き付ける
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の長尺体への帯状補強材巻き付け方
法を図2ないし図4に示す。図において、11は電気ケー
ブルまたは流体輸送管のような長尺体、13はその外周に
巻き付ける鋼帯などの帯状補強材である。図1に示すよ
うに、長尺体11はサプライドラム15から引き出され、巻
き付け機17の中心を通り、ダイス19を通って、引き取り
機21に引き取られるようになっている。巻き付け機17と
引き取り機21はモーター23と動力伝達機構25、27により
連動する。
【0003】図2および図3に示すように、巻き付け機
17は長尺体11のまわりに回転するケージ29と、このケー
ジ29に支持された複数のクレードル31を備えている。ク
レードル31には帯状補強材13を巻いたボビン33が装着さ
れる。ボビン33から引き出された帯状補強材13は3点ロ
ーラー式のプレフォーマー35で曲げくせを付けられた
後、ダイス19に集合され、長尺体11のまわりに巻き付け
られる。
【0004】鋼帯などの帯状補強材13は機械的強度が大
きく、かつ断面円形の線材のように撚り返しを付けて撚
り合わせることができないため、単に巻き付けただけで
は巻き付け後にほぐれてしまう。これを防止するためプ
レフォーマー35により曲げくせを付けることが行われて
いる。
【0005】図5は以上のようにして製造された、帯状
補強材13で補強された長尺体11を示す。帯状補強材13は
2層以上に巻き付けられることもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、高強
度の帯状補強材13をプレフォーマー35に通して曲げくせ
を付けるときに、帯状補強材13に大きな張力がかかる。
このため帯状補強材の巻き付け張力を安定させることが
難しいだけでなく、帯状補強材が長尺体に巻き付くとき
の張力が過大になり、長尺体を締め付け過ぎて傷をつけ
てしまうことがある。
【0007】本発明の目的は、上記のような従来技術の
問題点に鑑み、帯状補強材の巻き付け張力を低減でき、
長尺体に損傷を与えることのない、長尺体への帯状補強
材巻き付け方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、巻き付け機のケージに支持されている複数の
クレードルに帯状補強材を巻いたボビンを装着し、ケー
ジの中心に長尺体を通し、ケージを回転させて、ボビン
から引き出された複数本の帯状補強材をダイスに集合し
てダイスの中を通過する長尺体の外周に巻き付ける方法
において、巻き付けを開始する前に、クレードルをケー
ジの回転方向に回転させてクレードルとダイスの間で帯
状補強材に捻じりを与え、その捻じりを保持したままケ
ージを回転させて帯状補強材の巻き付けを行うことを特
徴とするものである。
【0009】
【作用】このようにすると、ボビンから引き出された帯
状補強材は、クレードルを出てダイスに到達するまでの
間に巻き付け方向に捻じりを加えられるので、これによ
って巻き付けに適する曲げくせを付けられる。このため
従来のようにプレフォーマーで帯状補強材を無理に屈曲
する場合より、帯状補強材の巻き付け張力を小さくする
ことが可能となる。
【0010】なおクレードルとダイスの間で帯状補強材
の捻じり状態を安定させるためには、クレードルとダイ
スの間に帯状補強材を把持するピンチロールを設け、そ
のピンチロールによって帯状補強材を回転しないように
保持しておくことが望ましい。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例を示す。この巻き
付け方法は、巻き付け機17のケージ29に支持されている
複数のクレードル31に、帯状補強材13を巻いたボビン33
を装着し、ケージ29の中心に長尺体11を通し、ケージ29
を回転させて、ボビン33から引き出された複数本の帯状
補強材13をダイス19に集合してダイス19の中を通過する
長尺体11の外周に巻き付けるという点では従来の方法と
同様である。図1ではクレードル31およびボビン33を1
個だけ示し、他のクレードルおよびボビンは図示を省略
してある。
【0012】この実施例の巻き付け方法の特徴は、帯状
補強材13の巻き付けを開始する前に(ケージ29を回転さ
せる前に)、クレードル31をケージ29の回転方向に回転
させてボビン33とダイス19の間で帯状補強材13に捻じり
を与え、その捻じりを保持したまま(すなわちクレード
ル31が回転しないようにストッパー35でケージ29に固定
した状態で)ケージ29を回転させ、帯状補強材13の巻き
付けを行うようにしたことである。
【0013】帯状補強材13は、断面円形の線材と異な
り、長尺体11に巻き付く状態が一定であるため(巻き付
くときに長尺体11に向く面が一定であるため)、巻き付
け開始前に捻じりを与えておけば、クレードル31がケー
ジ29に対して相対的に回転しない限り、巻き付け開始後
もその捻じりが保持される。
【0014】この実施例では、帯状補強材13の捻じり状
態(捻じりピッチ等)を安定させるため、クレードル31
とダイス19の間に帯状補強材13を把持するピンチロール
37を設け、そのピンチロール37によって帯状補強材13の
捻じり状態が途中で変動しないように保持している。ピ
ンチロール37はその位置での帯状補強材13の捻じり角に
合わせられるようにするため、ピンチロールホルダー39
がロックピン41により任意の回転角でケージ29に固定で
きるようになっている。
【0015】この方法によると、ボビン33から引き出さ
れた帯状補強材13は、巻き付け方向に捻じりを加えられ
ながらダイス19に到達するため、この捻じりによって巻
き付けに適する曲げくせを付けられる。このため従来の
ように帯状補強材をプレフォーマーで無理に屈曲して引
っ張る必要がなくなり、巻き付け時の帯状補強材の張力
を従来より小さくすることができる。したがって帯状補
強材13の巻き付け張力が安定すると共に、長尺体11を締
め付け過ぎることがないため長尺体11に傷をつけること
もなくなる。
【0016】なおクレードル31が図3に示すようにケー
ジ29の軸線方向に複数段ある場合は、ダイス19からの距
離が長いクレードルほど帯状補強材13の捻じり回数を多
くすることは勿論である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ボ
ビンから引き出された帯状補強材に巻き付け方向の捻じ
りを与えた状態で巻き付けを行うので、プレフォーマー
で帯状補強材に屈曲を与える場合より、帯状補強材の巻
き付け張力を小さくすることができる。このため長尺体
に帯状補強材を安定した張力で巻き付けることができる
と共に、長尺体に損傷を与えることがなく、品質の良好
な製品を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の巻き付け方法の一実施例を示す要部
の断面図。
【図2】 従来の巻き付け方法を示す全体構成図。
【図3】 図2における巻き付け機の平面図。
【図4】 図3の巻き付け機のA−A線断面図。
【図5】 帯状補強材を巻き付けた長尺体を示す横断面
図。
【符号の説明】
11:長尺体 13:帯状補強材 17:巻き付け機 19:ダイス 21:引き取り機 29:ケージ 31:クレードル 33:ボビン 37:ピンチロール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻き付け機のケージに支持されている複数
    のクレードルに帯状補強材を巻いたボビンを装着し、ケ
    ージの中心に長尺体を通し、ケージを回転させて、ボビ
    ンから引き出された複数本の帯状補強材をダイスに集合
    してダイスの中を通過する長尺体の外周に巻き付ける方
    法において、巻き付けを開始する前に、クレードルをケ
    ージの回転方向に回転させてクレードルとダイスの間で
    帯状補強材に捻じりを与え、その捻じりを保持したまま
    ケージを回転させて帯状補強材の巻き付けを行うことを
    特徴とする長尺体への帯状補強材巻き付け方法。
  2. 【請求項2】クレードルとダイスの間に帯状補強材を把
    持するピンチロールを設け、そのピンチロールによって
    帯状補強材の捻じり状態を安定に保持することを特徴と
    する請求項1記載の長尺体への帯状補強材巻き付け方
    法。
JP16585094A 1994-06-27 1994-06-27 長尺体への帯状補強材巻き付け方法 Pending JPH0817273A (ja)

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JP16585094A JPH0817273A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 長尺体への帯状補強材巻き付け方法

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JPH0817273A true JPH0817273A (ja) 1996-01-19

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ID=15820189

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JP16585094A Pending JPH0817273A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 長尺体への帯状補強材巻き付け方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110993325A (zh) * 2019-11-26 2020-04-10 耒阳市亚湘电子科技有限公司 一种网络变压器的绕线输送机构

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CN110993325A (zh) * 2019-11-26 2020-04-10 耒阳市亚湘电子科技有限公司 一种网络变压器的绕线输送机构

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