JPH05120935A - 光フアイバ複合架空地線の製造方法 - Google Patents

光フアイバ複合架空地線の製造方法

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JPH05120935A
JPH05120935A JP3310016A JP31001691A JPH05120935A JP H05120935 A JPH05120935 A JP H05120935A JP 3310016 A JP3310016 A JP 3310016A JP 31001691 A JP31001691 A JP 31001691A JP H05120935 A JPH05120935 A JP H05120935A
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為蔵 鈴木
Takashi Sukegawa
隆志 助川
Keisuke Kise
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 中心にダミー線を供給してその外周にアルミ
被覆鋼線を撚り合わせ、得られたダミー線入り撚線を外
周から締め付けてアルミ被覆鋼線がバラケないようにク
セ付け加工し、次にクセ付け後のダミー線入り撚線27B
を走行させながらその途中でアルミ被覆鋼線17をいった
ん撚りほぐして中心のダミー線21を取り出し、代わりに
光ファイバユニット入りアルミ管15を中心に供給し、そ
のアルミ管15の外周に撚りほぐしたアルミ被覆鋼線17を
再び撚り合わせる。 【効果】 アルミ管の中に収納された光ファイバユニッ
トの損傷がない、アルミ被覆鋼線のバラケが発生しない
健全な光ファイバ複合架空地線を製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ複合架空地
線の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3および図4はそれぞれ光ファイバ複
合架空地線の基本的な構造を示す。図3の光ファイバ複
合架空地線11は、光ファイバユニット13を収納したアル
ミ管(他の金属管でもよい)15の外周に断面セグメント
形のアルミ被覆鋼線17を撚り合わせたものであり、図4
の光ファイバ複合架空地線11は、光ファイバユニット13
を収納したアルミ管15の外周に断面円形のアルミ被覆鋼
線17を撚り合わせたものである。
【0003】図3および図4の光ファイバ複合架空地線
はアルミ被覆鋼線の撚り合わせ層が1層であるが、この
外周にさらにアルミ被覆鋼線あるいはアルミ線が撚り合
わされる場合もある。
【0004】このような光ファイバ複合架空地線は従
来、次のようにして製造されていた。すなわち、光ファ
イバユニットの入ったアルミ管の外周にアルミ被覆鋼線
を撚り合わせた後、ポストフォーマーと称するローラー
で撚線の外周を締め付けてアルミ被覆鋼線にらせん状の
クセを付ける加工を行っていた。このクセ付け加工は、
アルミ被覆鋼線は剛性が大きいため単に撚り合わせただ
けでは撚線の端部が開放された時にアルミ被覆鋼線がバ
ラケてしまうので、このバラケを防止するために行うも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の製
造方法では、ポストフォーマーの締付け力を強くする
と、中心に配置したアルミ管がつぶれ、内部の光ファイ
バユニットが損傷してしまうという問題があった。また
これを防止するためポストフォーマーの締付け力を弱く
すると、製造された光ファイバ複合架空地線の端部が開
放された時にアルミ被覆鋼線の反発によりバラケが発生
しやすくなるという問題が出る。このため、アルミ管の
つぶれが発生せず、しかも撚り合わされたアルミ被覆鋼
線のバラケが発生しないという条件を設定することが極
めて困難であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決した光ファイバ複合架空地線の製造方法を提
供するもので、その構成は、中心にアルミ線などのダミ
ー線を供給してその外周に複数本のアルミ被覆鋼線を撚
り合わせ、これにより得られたダミー線入り撚線を外周
から締め付けてアルミ被覆鋼線がバラケないようにクセ
付け加工し、次にクセ付け後のダミー線入り撚線を走行
させながらその途中でアルミ被覆鋼線をいったん撚りほ
ぐして中心のダミー線を取り出すと共に、その代わりに
光ファイバユニット入り金属管を中心に供給し、その金
属管の外周に撚りほぐしたアルミ被覆鋼線を再び撚り合
わせることを特徴とする。
【0007】
【作用】このようにアルミ被覆鋼線をダミー線の外周に
撚り合わせた状態でクセ付け加工を行うと、光ファイバ
ユニットを損傷するおそれがないから、アルミ被覆鋼線
のバラケを防止するのに必要なだけの強い締付け力でク
セ付け加工を行うことができ、その後、らせん状にクセ
付けされたアルミ被覆鋼線をいったんほぐして光ファイ
バユニット入り金属管の外周に再び撚り合わせるときは
クセ付け加工を行う必要がないため、光ファイバユニッ
ト入り金属管がつぶれることがなくなり、しかもアルミ
被覆鋼線は予めらせん状にクセ付けされているため撚り
合わせ後にバラケが発生することがなくなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。まず図1に示すように、中心にアルミ線な
どのダミー線21を供給してその外周に複数本のアルミ被
覆鋼線17を撚り合わせる。23は目板、25は撚り口であ
る。なおダミー線21は後述するアルミ管と同じ外径であ
る。
【0009】これにより得られたダミー線入り撚線27A
を複数個のローラーを有するポストフォーマー29に通
し、外周から締め付けてアルミ被覆鋼線がバラケないよ
うにクセ付け加工する。このときはダミー線21に傷がつ
いても差し支えないので十分な締付け力を加える。この
ようにして得られたクセ付け後のダミー線入り撚線27B
は通常の場合いったんドラム(図示せず)に巻き取られ
る。
【0010】次に図2に示すように、クセ付け後のダミ
ー線入り撚線撚線27Bをドラムから引き出して走行さ
せ、その途中でアルミ被覆鋼線17をいったん撚りほぐし
て回転する目板31に通す。これによりアルミ被覆鋼線17
の間隔が開くから、ここで中心のダミー線21をガイドロ
ーラー33を経て外部に取り出し、ボビン35に巻き取ると
共に、他のボビン37からガイドローラー39を経て中心に
光ファイバユニット入りアルミ管15を供給し、このアル
ミ管15の外周に撚りほぐしたアルミ被覆鋼線17を再び撚
り合わせる。41は撚り口である。なお二つのボビン35、
37は目板31と共に回転している。
【0011】アルミ被覆鋼線17は前工程でらせん状にク
セ付けされているため、アルミ管15の外周に撚り合わせ
た後はクセ付け加工する必要がない。このためアルミ管
15がつぶれることがなく、したがってその中の光ファイ
バユニットが損傷することがなく、しかもアルミ被覆鋼
線17がバラケることのない光ファイバ複合架空地線11を
製造することができる。
【0012】なお、ダミー線入り撚線27Aをポストフォ
ーマー29により外周から締め付けるときの締付け力は、
ダミー線入り撚線のアルミ被覆鋼線の撚りピッチP1
例えばP1 =100 mmとすると、クセ付け後のダミー線入
り撚線を所定長切り出して、そこからアルミ被覆鋼線を
撚りほぐして両端を開放したときのアルミ被覆鋼線のら
せんピッチP2 が 100〜120 mmとなるように、すなわち
1.0≦(P2 /P1 )≦1.2 となるように選定すること
が、アルミ被覆鋼線のバラケを防止する上で望ましい。
【0013】また、上記の撚りピッチでクセ付けされた
ダミー線入り撚線から撚りほぐしたアルミ被覆鋼線を光
ファイバユニット入り金属管の外周に再び撚り合わせた
ときの撚りピッチP3 は100 〜120 mmとなった。そして
このようにして製造された光ファイバ複合架空地線は両
端を開放してもバラケは見られず、この光ファイバ複合
架空地線からアルミ被覆鋼線を撚りほぐして両端を開放
したときのアルミ被覆鋼線のらせんピッチP4 は100 〜
138 mmとなった。
【0014】すなわち、クセ付け後のダミー線入り撚線
からアルミ被覆鋼線を撚りほぐして両端を開放したとき
のアルミ被覆鋼線のらせんピッチP2 と、クセ付け後の
ダミー線入り撚線からいったん撚りほぐしたアルミ被覆
鋼線を光ファイバユニット入り金属管の外周に再び撚り
合わせたときの撚りピッチP3 と、製造された光ファイ
バ複合架空地線からアルミ被覆鋼線を撚りほぐして両端
を開放したときのアルミ被覆鋼線のらせんピッチP
4 が、(1.0/1.2)≦(P3 /P2 )≦1.0 で、かつ 1.0
≦(P4 /P3 )≦1.15 なる関係にあるようにする
と、健全な光ファイバ複合架空地線を製造できることが
確認された。
【0015】なお以上の実施例では図1の工程と図2の
工程を別工程で行ったが、図1の工程と図2の工程は連
続工程で行うこともできる。またアルミ管の代わりに他
の金属管を使用することも可能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、金
属管の中に収納された光ファイバユニットの損傷がな
い、しかも金属管の外周に撚り合わされたアルミ被覆鋼
線のバラケが発生しない健全な光ファイバ複合架空地線
を容易に、かつ確実に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る光ファイバ複合架空
地線の製造方法の前半の工程を示す説明図。
【図2】 同じく後半の工程を示す説明図。
【図3】 光ファイバ複合架空地線の一例を示す断面
図。
【図4】 光ファイバ複合架空地線の他の例を示す断面
図。
【符号の説明】
11:光ファイバ複合架空地線 13:光ファ
イバユニット 15:アルミ管 17:アルミ
被覆鋼線 21:ダミー線 23:目板 25:撚り口 27A:ダミ
ー線入り撚線 27B:クセ付け後のダミー線入り撚線 29:ポスト
フォーマー 31:目板 41:撚り口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心にアルミ線などのダミー線を供給して
    その外周に複数本のアルミ被覆鋼線を撚り合わせ、これ
    により得られたダミー線入り撚線を外周から締め付けて
    アルミ被覆鋼線がバラケないようにクセ付け加工し、次
    にクセ付け後のダミー線入り撚線を走行させながらその
    途中でアルミ被覆鋼線をいったん撚りほぐして中心のダ
    ミー線を取り出すと共に、その代わりに光ファイバユニ
    ット入り金属管を中心に供給し、その金属管の外周に撚
    りほぐしたアルミ被覆鋼線を再び撚り合わせることを特
    徴とする光ファイバ複合架空地線の製造方法。
  2. 【請求項2】ダミー線入り撚線のアルミ被覆鋼線の撚り
    ピッチP1 と、クセ付け後のダミー線入り撚線からアル
    ミ被覆鋼線を撚りほぐして両端を開放したときのアルミ
    被覆鋼線のらせんピッチP2 が、 1.0≦(P2 /P1
    ≦1.2 なる関係にあるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の光ファイバ複合架空地線の製造方法。
  3. 【請求項3】クセ付け後のダミー線入り撚線からアルミ
    被覆鋼線を撚りほぐして両端を開放したときのアルミ被
    覆鋼線のらせんピッチP2 と、クセ付け後のダミー線入
    り撚線からいったん撚りほぐしたアルミ被覆鋼線を光フ
    ァイバユニット入り金属管の外周に再び撚り合わせたと
    きの撚りピッチP3 と、製造された光ファイバ複合架空
    地線からアルミ被覆鋼線を撚りほぐして両端を開放した
    ときのアルミ被覆鋼線のらせんピッチP4 が、(1.0/1.
    2)≦(P3 /P2 )≦1.0 で、かつ 1.0≦(P4
    3 )≦1.15 なる関係にあるようにしたことを特徴と
    する請求項1または2記載の光ファイバ複合架空地線の
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001291429A (ja) * 2000-04-07 2001-10-19 Furukawa Electric Co Ltd:The 架空送電線及び光ファイバ複合架空地線
CN115021161A (zh) * 2022-08-01 2022-09-06 长飞光纤光缆股份有限公司 用于光电复合架空线缆开剥及复绞的装置及其使用方法

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