JP2631462B2 - 異形鋼撚線用素線のプレフオーム装置 - Google Patents

異形鋼撚線用素線のプレフオーム装置

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JP2631462B2 JP20467586A JP20467586A JP2631462B2 JP 2631462 B2 JP2631462 B2 JP 2631462B2 JP 20467586 A JP20467586 A JP 20467586A JP 20467586 A JP20467586 A JP 20467586A JP 2631462 B2 JP2631462 B2 JP 2631462B2
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憲夫 白幡
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は異形断面を有する異形鋼撚線用素線のプレフ
ォーム装置に関する。
(従来の技術) 近年、光ファイバーと架空地線を複合化した光ファイ
バ複合架空地線が開発され実用化が進められいる。
この光ファイバ複合架空地線は、たとえば第2図に示
すように光ファイバ1を収納したアルミパイプ2の周囲
にアルミ被覆3aの施された断面扇形の異形鋼素線3を所
定本数、たとえば6本撚合せて構成されている。
この異形鋼素線3を撚合せる方法としては、従来から
撚合せ後の線のばらけを防止し、かつアルミパイプ2の
損傷を防ぐため異形鋼素線3を一旦撚りぐせが付与され
るようにプレフォームしておき、別工程で撚合せる方法
が一般に行われている。
第3図は従来のプレフォーム工程を示した図であり、
矢印方向に回転する回転型サプライ4の送出しボビンか
ら引き出された異形鋼素線3は、回転型サプライ4の回
転軸に共軸的に固定されて同一方向に回転するプレフォ
ーマー5により撚ぐせがつけられ、ガイドパイプ6、引
取キャプスタン7を通って巻取機8に巻取られる。
(発明が解決しようとする問題点) ところでこのような異形鋼素線3をプレフォームする
と、異形鋼素線3に反発力が残留して取扱い上危険であ
るという問題があった。また撚合せ後も異形鋼素線に残
留する反発力のため線がばらけてピッチが大きくなる傾
向が生じ、このため最終撚合せの条件設定が難しいとい
う問題もあった。
この対策として、最終撚合せピッチより短いピッチで
一旦プレフォームし、その後別工程で撚戻しを行って反
発力を除去するとともに所定の撚合せピッチとする方法
が提案されているが、プレフォーム工程が2工程となる
ため非効率的であり、撚戻しを行う前の段階では線の反
発力はそのまま残留しているため取扱いに危険がともな
うという問題もあった。
さらに他の対策として、最終撚合せピッチと同一ピッ
チでプレフォームし、巻取る前に誘導加熱装置等で異形
鋼素線3を加熱焼鈍して反発力を除去する方法も考えら
れているが、加熱を均一に行うことが難しくピッチむら
を生じて品質低下を招くおそれがあった。
本発明はこのような問題を解消すべくなされたもの
で、プレフォームされた異形鋼素線の反発力をプレフォ
ーム工程時に除去して、異形鋼素線の取扱いや撚合せを
容易にした異形鋼撚線用素線のプレフォーム装置を提供
することを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明の異形鋼撚線用素線のプレフォーム装置は、断
面扇形に成形された異形鋼素線を、一定に回転しつつそ
の回転軸に沿って供給する回転型サプライと、この回転
型サプライに共軸的に固着され回転型サプライから供給
される異形鋼素線に撚りぐせを付与するプレフォーマー
と、このプレフォーマーにより撚りぐせの付与された異
形鋼素線を引取る引取機と、この引取機により引き取ら
れた鋼素線を、前記回転型サプライと同方向に、かつ異
形鋼素線に残留する反発成分を除去するのに必要な回転
数で回転しつつその回転軸に沿って巻取る回転型巻取機
とを有することを特徴としている。
(作 用) 本発明においては、異形鋼素線は一旦プレフオームさ
れた後その撚り方向と同一方向に、かつ異形鋼素線に残
留する反発成分を除去するのに必要な回転数で回転する
回転型巻取機で巻取られて撚戻されるため、反発力のな
いプレフオームされた異形鋼撚線用素線を得ることがで
き、異形鋼素線の取扱いやその撚合せが容易になる。
(実施例) 次に本発明の一実施例を、図面を用いて説明する。
第1図は本発明のプレフオーム装置を説明するための
図である。
この実施例のプレーフオーム装置は、回転型サプライ
11と、この回転型サプライ11に共軸的に固着された円筒
状支持体上のリング外周にそれぞれ表線形付用のロール
が回転自在に支持された三点式のプレフォーマー12(実
公昭60−28717号公報)と、引取機13と、回転型サプラ
イ11と同方向に所定の回転数で回転する回転型巻取機14
とを有している。
このプレフォーム装置では、回転型サプライ11は原動
機15により駆動される駆動シャフト16に、例えばベルト
C1のような伝達機構により連結されて駆動される。また
引取機13と巻取機14とは、それぞれ駆動シャフト16の回
転を減速機17、18により所定の回転数にまで落し、これ
らの減速機17、18と連結したベルトC2、C3により回転さ
れるように構成されている。
この実施例のプレフオーム装置においては、回転型サ
プライ11の送出しボビン11aに巻回された異形鋼素線19
は、プレフォーマー12で撚りぐせが付与され、ガイドパ
イプ20を経て引取機13で引取られる。
次いでこの異形鋼素線19は回転型巻取機14の巻取ドラ
ム14aに巻取られるが、この回転型巻取機14は回転型サ
プライ11と同方向に、かつ異形鋼素線19に残留する反発
成分を除去するのに必要な回転数で回転されており、こ
こで異形鋼素線19に残留している反発力が除去されて巻
取られる。
ここで異形鋼素線19に付与されるプレフオームピッチ
P(mm)は次式で与えられる。
P=1000V/(R1−R2) V:回転型サプライ(m/min) R1:送出しボビン回転数(r.p.m) R2:巻取機回転数(r.p.m) なお巻取機14における巻取ボビン14aの回転速度は、
素線の撚戻し率によりきめられ、この撚戻し率は、素線
の強度、形状等に応じて実験的に求められる。回転型サ
プライ11の回転数R1に対する巻取機14の回転数R2の比は
5〜30%程度とされる。
このようにしてプレフオームされた異形鋼素線19は、
プレフオームにともなう素線の反発力が除去されてお
り、取扱いが容易で撚合せを良好に行うことができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明方法によれば、1工程のプ
レフオーム作業により最終プレフオームピッチが得ら
れ、しかも異形鋼素線の反発が除去されるので、素線の
取扱いや撚合せが容易となり品質の良い鋼撚線を安定し
て製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のプレフオーム装置を概略的
に示す図、第2図は光ファイバ複合架空地線の構造を示
す斜視図、第3図は従来の異形鋼素線のプレフオーム装
置を概略的に示す図である。 11……回転型サプライ 12……三点式プレフォーマー 13……引取機 14……回転型巻取機 19……異形鋼素線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 佳則 川崎市川崎区小田栄2丁目1番1号 昭 和電線電纜株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−62112(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面扇形に成形された異形鋼素線を、一定
    方向に回転しつつその回転軸に沿って供給する回転型サ
    プライと、この回転型サプライに共軸的に固着され回転
    型サプライから供給される異形鋼素線に撚りぐせを付与
    するプレフォーマーと、このプレフォーマーにより撚り
    ぐせの付与された異形鋼素線を引取る引取機と、この引
    取機により引き取られた鋼素線を、前記回転型サプライ
    と同方向に、かつ異形鋼素線に残留する反発成分を除去
    するのに必要な回転数で回転しつつその回転軸に沿って
    巻取る回転型巻取機とを有することを特徴とする異形鋼
    撚線用素線のプレフォーム装置。
JP20467586A 1986-08-30 1986-08-30 異形鋼撚線用素線のプレフオーム装置 Expired - Fee Related JP2631462B2 (ja)

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