JPH0817256A - 紫外線硬化発泡絶縁電線及びその製造方法 - Google Patents
紫外線硬化発泡絶縁電線及びその製造方法Info
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- JPH0817256A JPH0817256A JP15223494A JP15223494A JPH0817256A JP H0817256 A JPH0817256 A JP H0817256A JP 15223494 A JP15223494 A JP 15223494A JP 15223494 A JP15223494 A JP 15223494A JP H0817256 A JPH0817256 A JP H0817256A
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- ultraviolet
- resin composition
- composition
- curable resin
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 容易かつ高速に製造でき、良好な外観を有す
る紫外線硬化発泡絶縁電線を提供する。 【構成】 導体上に絶縁層を有する絶縁電線において、
前記絶縁層を、紫外線硬化樹脂組成物と該樹脂組成物に
溶解すると共に紫外線によって分解しガスを発生する光
分解化合物とからなる紫外線硬化樹脂発泡組成物で形成
したことを特徴としている。
る紫外線硬化発泡絶縁電線を提供する。 【構成】 導体上に絶縁層を有する絶縁電線において、
前記絶縁層を、紫外線硬化樹脂組成物と該樹脂組成物に
溶解すると共に紫外線によって分解しガスを発生する光
分解化合物とからなる紫外線硬化樹脂発泡組成物で形成
したことを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紫外線硬化発泡絶縁電線
及びその製造方法に関するものである。
及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、通信機器類や精密電子機器類は小
型化あるいは高密度実装化の傾向が著しく、その要請に
対応するために、ケーブル心線もますます細径化される
傾向にあり、外径が 0.5mm以下といった細径の絶縁電線
も使用されるようになった。
型化あるいは高密度実装化の傾向が著しく、その要請に
対応するために、ケーブル心線もますます細径化される
傾向にあり、外径が 0.5mm以下といった細径の絶縁電線
も使用されるようになった。
【0003】一方、コンピュータなどにおいては、伝送
信号の一層の高速化を求める傾向が顕著であり、これに
使用される上記細径絶縁電線の絶縁体層を薄くかつ高発
泡化し、可能な限り低誘電率化することにより伝送信号
の高速化を図ったいわゆるハイスピードワイヤーへの要
望が高まっている。
信号の一層の高速化を求める傾向が顕著であり、これに
使用される上記細径絶縁電線の絶縁体層を薄くかつ高発
泡化し、可能な限り低誘電率化することにより伝送信号
の高速化を図ったいわゆるハイスピードワイヤーへの要
望が高まっている。
【0004】コンピュータ等の信号伝送用電線・ケーブ
ルに発泡絶縁体を被覆する方法として、予め発泡させた
フィルムを導体上に巻き付ける方法もとられているが、
発泡絶縁体被覆の形成には押出方式が用いられる場合が
多い。
ルに発泡絶縁体を被覆する方法として、予め発泡させた
フィルムを導体上に巻き付ける方法もとられているが、
発泡絶縁体被覆の形成には押出方式が用いられる場合が
多い。
【0005】このような絶縁体の発泡手段としては、ガ
スにより発泡させる物理的なガス発泡法と化学反応を利
用した化学発泡法が知られている。
スにより発泡させる物理的なガス発泡法と化学反応を利
用した化学発泡法が知られている。
【0006】前者のガス発泡法には、液体フロンのよう
な揮発性発泡用液体を溶融樹脂中に強制注入させ、その
気化圧により発泡させる方法、あるいは押出機中の溶融
樹脂中に直接気泡形成用ガスを圧入させることにより一
様に分布した細胞状の微細な独立気泡体を樹脂中に発生
させる方法などがある。
な揮発性発泡用液体を溶融樹脂中に強制注入させ、その
気化圧により発泡させる方法、あるいは押出機中の溶融
樹脂中に直接気泡形成用ガスを圧入させることにより一
様に分布した細胞状の微細な独立気泡体を樹脂中に発生
させる方法などがある。
【0007】後者の化学発泡法は、樹脂中に発泡剤を分
散混合した状態で成形し、その後熱を加えることにより
発泡剤を化学的に反応分解させることによりガスを発生
させ、発泡させるものである。
散混合した状態で成形し、その後熱を加えることにより
発泡剤を化学的に反応分解させることによりガスを発生
させ、発泡させるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したガス発泡の前
者の方法は、樹脂を一旦溶融させその中に揮発性発泡用
液体を強制注入するものであり、強い圧力を必要とする
場合が多い。また、このような液化ガスは気化圧が強
く、微細な発泡構造体を得ることが難しい上、良好な製
品外観を得ることも困難である。さらに、液化ガスの注
入速度が遅いために高速化が難しく、生産性に劣るとい
う問題もある。
者の方法は、樹脂を一旦溶融させその中に揮発性発泡用
液体を強制注入するものであり、強い圧力を必要とする
場合が多い。また、このような液化ガスは気化圧が強
く、微細な発泡構造体を得ることが難しい上、良好な製
品外観を得ることも困難である。さらに、液化ガスの注
入速度が遅いために高速化が難しく、生産性に劣るとい
う問題もある。
【0009】また、押出機中で直接ガスを圧入する方法
は、安全面などで特別な設備や技術を必要とする。
は、安全面などで特別な設備や技術を必要とする。
【0010】一方、化学発泡の場合には、前述したよう
に予め樹脂中に発泡剤を混練し分散混合しておく必要が
あり、この発泡剤を成形加工後に熱により反応分解させ
て生じたガスにより発泡を行わせるものである。従っ
て、この際の樹脂の成形加工温度は、発泡剤が成形加工
中に分解しないようにするために当該発泡剤の分解温度
より低く保持させねばならないという問題があり、使用
する発泡剤そのものが大幅に制約されるという問題があ
る。
に予め樹脂中に発泡剤を混練し分散混合しておく必要が
あり、この発泡剤を成形加工後に熱により反応分解させ
て生じたガスにより発泡を行わせるものである。従っ
て、この際の樹脂の成形加工温度は、発泡剤が成形加工
中に分解しないようにするために当該発泡剤の分解温度
より低く保持させねばならないという問題があり、使用
する発泡剤そのものが大幅に制約されるという問題があ
る。
【0011】さらに、押出被覆方式の場合には、素線の
径が細くなると、プレッシャーにより断線が起こりやす
く高速化が難しくなるという別の問題もあり、先に説明
した導体の細径化という今日的要請に対応しにくいとい
う問題もある。
径が細くなると、プレッシャーにより断線が起こりやす
く高速化が難しくなるという別の問題もあり、先に説明
した導体の細径化という今日的要請に対応しにくいとい
う問題もある。
【0012】本発明の目的は、前記した従来技術の課題
を解消し、容易かつ高速に製造でき、良好な外観を有す
る紫外線硬化発泡絶縁電線及びその製造方法を提供しよ
うとするものである。
を解消し、容易かつ高速に製造でき、良好な外観を有す
る紫外線硬化発泡絶縁電線及びその製造方法を提供しよ
うとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の紫外線硬化発泡絶縁電線は、導体上に絶縁
層を有する絶縁電線において、前記絶縁層を、紫外線硬
化樹脂組成物とその樹脂組成物に溶解すると共に紫外線
によって分解しガスを発生する光分解化合物とからなる
紫外線硬化樹脂発泡組成物で形成したものである(請求
項1)。また、導体上に絶縁層を有する絶縁電線におい
て、前記絶縁層を、紫外線硬化樹脂組成物とその樹脂組
成物に溶解すると共に熱によって分解しガスを発生する
熱分解化合物とからなる紫外線硬化樹脂発泡組成物で形
成したものである(請求項2)。さらに、導体上に絶縁
層を有する絶縁電線において、前記絶縁層を、紫外線硬
化樹脂組成物と、紫外線によって分解しガスを発生する
光分解化合物と、熱によって分解しガスを発生する熱分
解化合物とからなる紫外線硬化樹脂発泡組成物で形成し
たものである(請求項3)。
に、本発明の紫外線硬化発泡絶縁電線は、導体上に絶縁
層を有する絶縁電線において、前記絶縁層を、紫外線硬
化樹脂組成物とその樹脂組成物に溶解すると共に紫外線
によって分解しガスを発生する光分解化合物とからなる
紫外線硬化樹脂発泡組成物で形成したものである(請求
項1)。また、導体上に絶縁層を有する絶縁電線におい
て、前記絶縁層を、紫外線硬化樹脂組成物とその樹脂組
成物に溶解すると共に熱によって分解しガスを発生する
熱分解化合物とからなる紫外線硬化樹脂発泡組成物で形
成したものである(請求項2)。さらに、導体上に絶縁
層を有する絶縁電線において、前記絶縁層を、紫外線硬
化樹脂組成物と、紫外線によって分解しガスを発生する
光分解化合物と、熱によって分解しガスを発生する熱分
解化合物とからなる紫外線硬化樹脂発泡組成物で形成し
たものである(請求項3)。
【0014】また、本発明の紫外線硬化発泡絶縁電線の
製造方法は、導体上に、光重合性オリゴマ,光重合性モ
ノマ,光開始剤よりなる紫外線硬化樹脂組成物と、その
樹脂組成物に溶解すると共に熱によって分解しガスを発
生する熱分解化合物とからなる紫外線硬化樹脂発泡組成
物を被覆し、これを紫外線照射炉を通した後、加熱炉を
通して発泡させるものである(請求項4)。また、導体
上に、光重合性オリゴマ,光重合性モノマ,光開始剤よ
りなる紫外線硬化樹脂組成物と、その樹脂組成物に溶解
すると共に熱によって分解しガスを発生する熱分解化合
物とからなる紫外線硬化樹脂発泡組成物を被覆し、これ
を紫外線照射炉を通して硬化反応を開始させた後、加熱
炉を通して発泡させ、さらに紫外線照射炉を通して硬化
させるものである(請求項5)。さらに、導体上に、光
重合性オリゴマ,光重合性モノマ,光開始剤よりなる紫
外線硬化樹脂組成物と、その樹脂組成物に溶解すると共
に紫外線によって分解しガスを発生する光分解化合物
と、前記樹脂組成物に溶解すると共に熱によって分解し
ガスを発生する熱分解化合物とからなる紫外線硬化樹脂
発泡組成物を被覆し、これを紫外線照射炉を通した後、
加熱炉を通して発泡させるものである(請求項6)。さ
らにまた、導体上に、光重合性オリゴマ,光重合性モノ
マ,光開始剤よりなる紫外線硬化樹脂組成物と、その樹
脂組成物に溶解すると共に紫外線によって分解しガスを
発生する光分解化合物と、前記樹脂組成物に溶解すると
共に熱によって分解しガスを発生する熱分解化合物とか
らなる紫外線硬化樹脂発泡組成物を被覆し、これを紫外
線照射炉を通して硬化反応を開始させた後、加熱炉を通
して発泡させ、さらに紫外線照射炉を通して硬化させる
ものである(請求項7)。
製造方法は、導体上に、光重合性オリゴマ,光重合性モ
ノマ,光開始剤よりなる紫外線硬化樹脂組成物と、その
樹脂組成物に溶解すると共に熱によって分解しガスを発
生する熱分解化合物とからなる紫外線硬化樹脂発泡組成
物を被覆し、これを紫外線照射炉を通した後、加熱炉を
通して発泡させるものである(請求項4)。また、導体
上に、光重合性オリゴマ,光重合性モノマ,光開始剤よ
りなる紫外線硬化樹脂組成物と、その樹脂組成物に溶解
すると共に熱によって分解しガスを発生する熱分解化合
物とからなる紫外線硬化樹脂発泡組成物を被覆し、これ
を紫外線照射炉を通して硬化反応を開始させた後、加熱
炉を通して発泡させ、さらに紫外線照射炉を通して硬化
させるものである(請求項5)。さらに、導体上に、光
重合性オリゴマ,光重合性モノマ,光開始剤よりなる紫
外線硬化樹脂組成物と、その樹脂組成物に溶解すると共
に紫外線によって分解しガスを発生する光分解化合物
と、前記樹脂組成物に溶解すると共に熱によって分解し
ガスを発生する熱分解化合物とからなる紫外線硬化樹脂
発泡組成物を被覆し、これを紫外線照射炉を通した後、
加熱炉を通して発泡させるものである(請求項6)。さ
らにまた、導体上に、光重合性オリゴマ,光重合性モノ
マ,光開始剤よりなる紫外線硬化樹脂組成物と、その樹
脂組成物に溶解すると共に紫外線によって分解しガスを
発生する光分解化合物と、前記樹脂組成物に溶解すると
共に熱によって分解しガスを発生する熱分解化合物とか
らなる紫外線硬化樹脂発泡組成物を被覆し、これを紫外
線照射炉を通して硬化反応を開始させた後、加熱炉を通
して発泡させ、さらに紫外線照射炉を通して硬化させる
ものである(請求項7)。
【0015】本発明に使用する紫外線硬化樹脂組成物
は、薄肉被覆が容易な液状で、基本的には光重合性オリ
ゴマ,光重合性モノマ,光開始剤などからなる。光重合
性オリゴマ(プレポリマ)とは、例えば、エポキシアク
リレート系,エポキシ化油アクリレート系,ウレタンア
クリレート系,ポリエステルウレタンアクリレート系,
ポリエーテルウレタンアクリレート系,ポリエステルア
クリレート系,ポリエーテルアクリレート系,ビニルア
クリレート系,シリコーンアクリレート系,ポリブタジ
エンアクリレート系,ポリスチレンエチルメタクリレー
ト系,ポリカーボネートジカルボネート系,不飽和ポリ
エステル系,ポリエン/チオール系など各種オリゴマで
あって、不飽和二重結合を有する官能基、例えばアクリ
ロイル基,メタクリロイル基,アリル基,ビニル基を2
個以上有するものである。オリゴマはフッ素置換された
ものでもよく、2種以上のオリゴマを組み合わせてもよ
い。
は、薄肉被覆が容易な液状で、基本的には光重合性オリ
ゴマ,光重合性モノマ,光開始剤などからなる。光重合
性オリゴマ(プレポリマ)とは、例えば、エポキシアク
リレート系,エポキシ化油アクリレート系,ウレタンア
クリレート系,ポリエステルウレタンアクリレート系,
ポリエーテルウレタンアクリレート系,ポリエステルア
クリレート系,ポリエーテルアクリレート系,ビニルア
クリレート系,シリコーンアクリレート系,ポリブタジ
エンアクリレート系,ポリスチレンエチルメタクリレー
ト系,ポリカーボネートジカルボネート系,不飽和ポリ
エステル系,ポリエン/チオール系など各種オリゴマで
あって、不飽和二重結合を有する官能基、例えばアクリ
ロイル基,メタクリロイル基,アリル基,ビニル基を2
個以上有するものである。オリゴマはフッ素置換された
ものでもよく、2種以上のオリゴマを組み合わせてもよ
い。
【0016】光重合性モノマとは、分子中にアクリロイ
ル基,メタクリロイル基,ビニル基,アリル基などの官
能基を1個または2個以上有する公知の化合物を用いる
ことができる。
ル基,メタクリロイル基,ビニル基,アリル基などの官
能基を1個または2個以上有する公知の化合物を用いる
ことができる。
【0017】光重合開始剤とは、光重合性オリゴマやモ
ノマの重合反応を開始させる働きをもつもので、紫外線
を受けフリーラジカルを生成する役割を持つ。紫外線架
橋のためにはこのフリーラジカルが必要で、光重合開始
剤は紫外線照射により特定波長を吸収して電子的励起状
態となりラジカルを発生し易い物質である。例えば、ベ
ンゾインエーテル系,ケタール系,アセトフェノン系,
ベンゾフェノン系,チオキサントン系などがあり目的に
応じて種々の光重合開始剤を用いることができる。
ノマの重合反応を開始させる働きをもつもので、紫外線
を受けフリーラジカルを生成する役割を持つ。紫外線架
橋のためにはこのフリーラジカルが必要で、光重合開始
剤は紫外線照射により特定波長を吸収して電子的励起状
態となりラジカルを発生し易い物質である。例えば、ベ
ンゾインエーテル系,ケタール系,アセトフェノン系,
ベンゾフェノン系,チオキサントン系などがあり目的に
応じて種々の光重合開始剤を用いることができる。
【0018】紫外線により分解しガスを発生する光分解
化合物とは、紫外線により分解し気体を生ずるもので、
紫外線硬化樹脂組成物に溶解するものが好ましく、特に
限定するものではない。紫外線硬化樹脂組成物に溶解し
ないと、微細な均一発泡が得られないことや局部的にガ
スが多く発生し、部分的な膨れや外観あれなどの問題が
起こるからである。
化合物とは、紫外線により分解し気体を生ずるもので、
紫外線硬化樹脂組成物に溶解するものが好ましく、特に
限定するものではない。紫外線硬化樹脂組成物に溶解し
ないと、微細な均一発泡が得られないことや局部的にガ
スが多く発生し、部分的な膨れや外観あれなどの問題が
起こるからである。
【0019】光分解化合物としてはたとえば、アジド基
またはジアゾ基をもつ化合物などが挙げられる。
またはジアゾ基をもつ化合物などが挙げられる。
【0020】アジド基をもつ化合物としては、p-アジド
ベンズアルデヒド,p-アジドアセトフェノン,p-アジド
安息香酸,p-アジドベンズアルデヒド-2- スルホン酸ナ
トリウム,p-アジドベンザルアセトフェノン,4,4-ジア
ジドカルコン,2,6-ビス(4'-アジドベンザル)シクロヘ
キサノン,2,6-ビス(4'-アジドベンザル)4-メチルシク
ロヘキサノン,1,3-ビス(4'-アジドベンザル)-2-プロパ
ノン,p-アジドベンザルアセトン,p-アジドベンザルア
セトン-2- スルホン酸ナトリウム,1,3-ビス(4'-アジド
シンナミリデン)-2-プロパノン,1,3-ビス(4'-アジドベ
ンザル)-2-プロパノン2'- スルホン酸,4,4'- ジアジド
スチルベン-2,2'-ジスルホン酸,4,4'- ジアジドスチル
ベン-2,2'-ジスルホン酸ナトリウム,1,3-ビス(4'-アジ
ドベンザル)-2-プロパノン2;2'- ジスルホン酸,1,3-ビ
ス(4'-アジドベンザル)-2-プロパノン2;2'- ジスルホン酸ナ
トリウム,2,6-ビス(4'-アジドベンザル)シクロヘキサ
ノン-2;2'-ジスルホン酸,2,6-ビス(4'-アジドベンザ
ル)シクロヘキサノン-2;2- ジスルホン酸ナトリウム,
2,6-ビス(4'-アジドベンザル)メチルシクロヘキサノン
-2;2- ジスルホン酸,2,6-ビス(4'-アジドベンザル)メ
チルシクロヘキサノン-2;2- ジスルホン酸ナトリウム,
1-アジドピレン,3-スルホニルアジド安息香酸,4-スル
ホニルアジド安息香酸,2,6-ジクロル-4- ニトロアジド
ベンゼン,アジドジフェニルアミンなどが挙げられる。
ベンズアルデヒド,p-アジドアセトフェノン,p-アジド
安息香酸,p-アジドベンズアルデヒド-2- スルホン酸ナ
トリウム,p-アジドベンザルアセトフェノン,4,4-ジア
ジドカルコン,2,6-ビス(4'-アジドベンザル)シクロヘ
キサノン,2,6-ビス(4'-アジドベンザル)4-メチルシク
ロヘキサノン,1,3-ビス(4'-アジドベンザル)-2-プロパ
ノン,p-アジドベンザルアセトン,p-アジドベンザルア
セトン-2- スルホン酸ナトリウム,1,3-ビス(4'-アジド
シンナミリデン)-2-プロパノン,1,3-ビス(4'-アジドベ
ンザル)-2-プロパノン2'- スルホン酸,4,4'- ジアジド
スチルベン-2,2'-ジスルホン酸,4,4'- ジアジドスチル
ベン-2,2'-ジスルホン酸ナトリウム,1,3-ビス(4'-アジ
ドベンザル)-2-プロパノン2;2'- ジスルホン酸,1,3-ビ
ス(4'-アジドベンザル)-2-プロパノン2;2'- ジスルホン酸ナ
トリウム,2,6-ビス(4'-アジドベンザル)シクロヘキサ
ノン-2;2'-ジスルホン酸,2,6-ビス(4'-アジドベンザ
ル)シクロヘキサノン-2;2- ジスルホン酸ナトリウム,
2,6-ビス(4'-アジドベンザル)メチルシクロヘキサノン
-2;2- ジスルホン酸,2,6-ビス(4'-アジドベンザル)メ
チルシクロヘキサノン-2;2- ジスルホン酸ナトリウム,
1-アジドピレン,3-スルホニルアジド安息香酸,4-スル
ホニルアジド安息香酸,2,6-ジクロル-4- ニトロアジド
ベンゼン,アジドジフェニルアミンなどが挙げられる。
【0021】ジアゾ基をもつ化合物としては、p-ジアゾ
ジフェニルアミン,1,2-ナフトキノン-2- ジアジド-5-
スルホン酸イソブチルエステル,2,3,4-トリオキシベン
ゾフェノン3,4-ビス(ナフトキノン-1,2- ジアジド-5-
スルホン酸)エステル,2-(ナフトキノン-1,2- ジアジ
ド-5- スルホニルオキシ)-7-オキシナフタリン,ナフト
キノン1,2-ジアジド-5- スルファニリド,ナフトキノン
-1,2- ジアジド-5- スルホン酸ノボラックエステルなど
が挙げられる。
ジフェニルアミン,1,2-ナフトキノン-2- ジアジド-5-
スルホン酸イソブチルエステル,2,3,4-トリオキシベン
ゾフェノン3,4-ビス(ナフトキノン-1,2- ジアジド-5-
スルホン酸)エステル,2-(ナフトキノン-1,2- ジアジ
ド-5- スルホニルオキシ)-7-オキシナフタリン,ナフト
キノン1,2-ジアジド-5- スルファニリド,ナフトキノン
-1,2- ジアジド-5- スルホン酸ノボラックエステルなど
が挙げられる。
【0022】これらを1種または2種以上組み合わせて
用いることができる。ただし、これらは紫外線硬化樹脂
組成物の種類によって溶解性が異なり、紫外線硬化樹脂
組成物にあわせて選択することが望ましい。
用いることができる。ただし、これらは紫外線硬化樹脂
組成物の種類によって溶解性が異なり、紫外線硬化樹脂
組成物にあわせて選択することが望ましい。
【0023】熱により分解しガスを発生する熱分解化合
物とは、熱により分解し気体を生ずるもので、紫外線硬
化樹脂組成物に溶解するものが好ましく、特に限定する
ものではない。紫外線硬化樹脂組成物に溶解しないと、
微細な均一発泡が得られないことや局部的にガスが多く
発生し、部分的な膨れや外観あれなどの問題が起こるか
らである。
物とは、熱により分解し気体を生ずるもので、紫外線硬
化樹脂組成物に溶解するものが好ましく、特に限定する
ものではない。紫外線硬化樹脂組成物に溶解しないと、
微細な均一発泡が得られないことや局部的にガスが多く
発生し、部分的な膨れや外観あれなどの問題が起こるか
らである。
【0024】熱分解化合物としては、たとえば、アゾニ
トリル系の 2,2'-アゾビス(4-メトキシ-2,4- ジメチル
バレロニトリル), 2,2'-アゾビス(2,4-ジメチルバレ
ロニトリル), 2,2'-アゾビス(2-メチルプロピオニリ
ル), 2,2'-アゾビス(2-メチルブチロニトリル),
1,1'-アゾビス(シクロヘキサノン-1- カルボニトリ
ル),1-[(1-シアノ-1- メチルエチル)アゾ]ホルムア
ミド,2-フェニルアゾ-4-メトキシ-2,4- ジメチルバレ
ロニトリルなど、アゾアミジン系の 2,2'-アゾビス(2-
メチル-N- フェニルプロピオン−アミジン)ジヒドロク
ロライド, 2,2'-アゾビス[N-(4-クロロフェニル)-2-メ
チルプロピオンアミジン), 2,2'-アゾビス[N-(4-ヒド
ロキシフェニル)-2-メチルプロピオンアミジン]ジヒド
ロクロライド, 2,2'-アゾビス[2-メチル-N-(フェニル
メチル)-プロピオンアミジン]ジヒドロクロライド,
2,2'-アゾビス[2-メチル-N-(2-プロペニル)プロピオ
ンアミジン]ジヒドロクロライド, 2,2'-アゾビス(2-
メチルプロピオンアミジン)ジヒドロクロライド, 2,
2'-アゾビス[N-(2-ヒドキシエチル)-2-メチルプロピオ
ンアミジンなど、シクロアゾアミジン系の 2,2'-アゾビ
ス[2-(5-メチル-2- イミダゾリン-2- イル)プロパン]
ジハイドロクロライド, 2,2'-アゾビス[2-(2-イミダゾ
リン-2- イル)プロパン]ジハイドロクロライド, 2,
2'-アゾビス[2-(4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-1,3-ジアゼ
ピン-2- イル)プロパン]ヒドロクロライド, 2,2 '-
アゾビス[2-(3,4,5,6-テトラヒドロピリミジン-2- イ
ル)プロパン]ジハイドロクロライド, 2,2'-アゾビス
[2-(5-ヒドロキシ-3,4,5,6- テトラヒドロピリミジン-2
- イル)プロパン]ジハイドロクロライド, 2,2'-アゾ
ビス{2-[1-(2-ヒドロオキシエチル)-2-イミダゾリン-2
- イル]プロパン}ジハイドロクロライド, 2,2'-アゾ
ビス[2-(2-イミダゾリン-2- イル)プロパン]など、ア
ゾアミド系の 2,2'-アゾビス{2-メチル-N-[1,1-ビス
(ヒドロキシメチル)-2-ヒドロキシエチル]ピロピオン
アミド}, 2,2'-アゾビス{2-メチル-N-[1,1-ビス(ヒ
ドロキシメチル)エチル]ピロピオンアミド}, 2,2'-
アゾビス[2- メチル-N-(2-ヒドロキシエチル)-プロピオ
ンアミド], 2,2'-アゾビス(2- メチルプロピオンアミ
ド)ジハイドレイトなど、アルキルアゾ系の 2,2'-アゾ
ビス(2,4,4- トリメチルペンテン), 2,2'-アゾビス(2
- メチルプロパン)など,その他ジメチル 2,2'-アゾビ
ス(2- メチルプロピオネート), 4,4'-アゾビス(4- シ
アメバレリックアシド), 2,2'-アゾビス[2-(ヒドロキ
シメチル)プロピオンニトリル,ジニトロソペンタメチ
レンテトラミン,アゾジカルボンアミド,パラトルエン
スルフロォニルヒドラジッド,パラトルエンスルホニル
アセトンヒドラゾーン, 4,4'-オキシビス(ベンゼンス
ルホニルヒドラジッド)などが挙げられる。
トリル系の 2,2'-アゾビス(4-メトキシ-2,4- ジメチル
バレロニトリル), 2,2'-アゾビス(2,4-ジメチルバレ
ロニトリル), 2,2'-アゾビス(2-メチルプロピオニリ
ル), 2,2'-アゾビス(2-メチルブチロニトリル),
1,1'-アゾビス(シクロヘキサノン-1- カルボニトリ
ル),1-[(1-シアノ-1- メチルエチル)アゾ]ホルムア
ミド,2-フェニルアゾ-4-メトキシ-2,4- ジメチルバレ
ロニトリルなど、アゾアミジン系の 2,2'-アゾビス(2-
メチル-N- フェニルプロピオン−アミジン)ジヒドロク
ロライド, 2,2'-アゾビス[N-(4-クロロフェニル)-2-メ
チルプロピオンアミジン), 2,2'-アゾビス[N-(4-ヒド
ロキシフェニル)-2-メチルプロピオンアミジン]ジヒド
ロクロライド, 2,2'-アゾビス[2-メチル-N-(フェニル
メチル)-プロピオンアミジン]ジヒドロクロライド,
2,2'-アゾビス[2-メチル-N-(2-プロペニル)プロピオ
ンアミジン]ジヒドロクロライド, 2,2'-アゾビス(2-
メチルプロピオンアミジン)ジヒドロクロライド, 2,
2'-アゾビス[N-(2-ヒドキシエチル)-2-メチルプロピオ
ンアミジンなど、シクロアゾアミジン系の 2,2'-アゾビ
ス[2-(5-メチル-2- イミダゾリン-2- イル)プロパン]
ジハイドロクロライド, 2,2'-アゾビス[2-(2-イミダゾ
リン-2- イル)プロパン]ジハイドロクロライド, 2,
2'-アゾビス[2-(4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-1,3-ジアゼ
ピン-2- イル)プロパン]ヒドロクロライド, 2,2 '-
アゾビス[2-(3,4,5,6-テトラヒドロピリミジン-2- イ
ル)プロパン]ジハイドロクロライド, 2,2'-アゾビス
[2-(5-ヒドロキシ-3,4,5,6- テトラヒドロピリミジン-2
- イル)プロパン]ジハイドロクロライド, 2,2'-アゾ
ビス{2-[1-(2-ヒドロオキシエチル)-2-イミダゾリン-2
- イル]プロパン}ジハイドロクロライド, 2,2'-アゾ
ビス[2-(2-イミダゾリン-2- イル)プロパン]など、ア
ゾアミド系の 2,2'-アゾビス{2-メチル-N-[1,1-ビス
(ヒドロキシメチル)-2-ヒドロキシエチル]ピロピオン
アミド}, 2,2'-アゾビス{2-メチル-N-[1,1-ビス(ヒ
ドロキシメチル)エチル]ピロピオンアミド}, 2,2'-
アゾビス[2- メチル-N-(2-ヒドロキシエチル)-プロピオ
ンアミド], 2,2'-アゾビス(2- メチルプロピオンアミ
ド)ジハイドレイトなど、アルキルアゾ系の 2,2'-アゾ
ビス(2,4,4- トリメチルペンテン), 2,2'-アゾビス(2
- メチルプロパン)など,その他ジメチル 2,2'-アゾビ
ス(2- メチルプロピオネート), 4,4'-アゾビス(4- シ
アメバレリックアシド), 2,2'-アゾビス[2-(ヒドロキ
シメチル)プロピオンニトリル,ジニトロソペンタメチ
レンテトラミン,アゾジカルボンアミド,パラトルエン
スルフロォニルヒドラジッド,パラトルエンスルホニル
アセトンヒドラゾーン, 4,4'-オキシビス(ベンゼンス
ルホニルヒドラジッド)などが挙げられる。
【0025】これらを1種または2種以上組み合わせて
用いることができる。ただし、これらは紫外線硬化樹脂
組成物の種類によって溶解性が異なり、紫外線硬化樹脂
組成物にあわせて選択することが望ましい。また、この
熱分解化合物は、分解温度が200℃以下で、融点が 200
℃以下であるものが好ましく、特に好ましくは分解温度
が 150℃以下で、融点が 100℃以下のものが望ましい。
用いることができる。ただし、これらは紫外線硬化樹脂
組成物の種類によって溶解性が異なり、紫外線硬化樹脂
組成物にあわせて選択することが望ましい。また、この
熱分解化合物は、分解温度が200℃以下で、融点が 200
℃以下であるものが好ましく、特に好ましくは分解温度
が 150℃以下で、融点が 100℃以下のものが望ましい。
【0026】また、これら熱分解化合物と熱分解を促進
する助剤を併用して、分解温度を低くしてもよい。
する助剤を併用して、分解温度を低くしてもよい。
【0027】本発明の導体を構成する金属は、銅,アル
ミニウム,鉄,銀,白金等のいずれでもよく、これらの
合金、更に、これらに錫,亜鉛等を加えた合金であって
もよい。また、金属導体は、単線でも、撚線でもよく、
撚線を一括メッキしたものでもよい。
ミニウム,鉄,銀,白金等のいずれでもよく、これらの
合金、更に、これらに錫,亜鉛等を加えた合金であって
もよい。また、金属導体は、単線でも、撚線でもよく、
撚線を一括メッキしたものでもよい。
【0028】また、前記本発明の実施に際しては、樹脂
組成物に所望により以下のものを1種または2種以上組
み合わせて含有させるようにしてもよい。
組成物に所望により以下のものを1種または2種以上組
み合わせて含有させるようにしてもよい。
【0029】すなわち、光開始助剤,接着防止剤,チク
ソ付与剤,充填剤,可塑剤,非反応性ポリマー,着色
剤,難燃剤,難燃助剤,軟化防止剤,離型剤,乾燥剤,
分散剤,湿潤剤,沈澱防止剤,増粘剤,帯電防止剤,静
電防止剤,防かび剤,防鼠剤,防蟻剤,艶消し剤,ブロ
ッキング防止剤,皮張り防止剤等を組み合わせて用いる
ことができる。
ソ付与剤,充填剤,可塑剤,非反応性ポリマー,着色
剤,難燃剤,難燃助剤,軟化防止剤,離型剤,乾燥剤,
分散剤,湿潤剤,沈澱防止剤,増粘剤,帯電防止剤,静
電防止剤,防かび剤,防鼠剤,防蟻剤,艶消し剤,ブロ
ッキング防止剤,皮張り防止剤等を組み合わせて用いる
ことができる。
【0030】従って、紫外線硬化樹脂組成物に光分解化
合物及び/又は熱分解化合物を添加することで、薄肉被
覆が容易な液状の紫外線硬化樹脂組成物を有効に発泡す
ることができる紫外線硬化樹脂発泡組成物が得られる。
すなわち、容易に高発泡を形成する樹脂組成物が得ら
れ、この樹脂組成物は液状であるので、薄肉発泡細径電
線を容易にしかも高速に製造することが可能となる。よ
って、容易かつ高速に製造でき、良好な外観を有する薄
肉の細径発泡絶縁電線が得られる(請求項1,2)。ま
た、光分解化合物と熱分解化合物を併用することで、発
泡体の機械的強度が向上し、容易かつ高速に製造でき、
良好な外観を有し、かつ機械的強度に優れた薄肉の細径
発泡絶縁電線が得られる(請求項3)。
合物及び/又は熱分解化合物を添加することで、薄肉被
覆が容易な液状の紫外線硬化樹脂組成物を有効に発泡す
ることができる紫外線硬化樹脂発泡組成物が得られる。
すなわち、容易に高発泡を形成する樹脂組成物が得ら
れ、この樹脂組成物は液状であるので、薄肉発泡細径電
線を容易にしかも高速に製造することが可能となる。よ
って、容易かつ高速に製造でき、良好な外観を有する薄
肉の細径発泡絶縁電線が得られる(請求項1,2)。ま
た、光分解化合物と熱分解化合物を併用することで、発
泡体の機械的強度が向上し、容易かつ高速に製造でき、
良好な外観を有し、かつ機械的強度に優れた薄肉の細径
発泡絶縁電線が得られる(請求項3)。
【0031】さらに、導体上に紫外線硬化樹脂発泡組成
物を被覆し、これを紫外線照射炉を通した後、加熱炉を
通して発泡硬化させることで、均一な発泡体を形成する
ことができ、薄肉発泡細径電線を容易にしかも高速に製
造することが可能となる(請求項4,6)。すなわち、
紫外線照射による硬化反応を施さないと熱による液だれ
や発生したガスが抜けやすく均一な発泡体を形成しない
等の問題があるからである。
物を被覆し、これを紫外線照射炉を通した後、加熱炉を
通して発泡硬化させることで、均一な発泡体を形成する
ことができ、薄肉発泡細径電線を容易にしかも高速に製
造することが可能となる(請求項4,6)。すなわち、
紫外線照射による硬化反応を施さないと熱による液だれ
や発生したガスが抜けやすく均一な発泡体を形成しない
等の問題があるからである。
【0032】また、導体上に紫外線硬化樹脂発泡組成物
を被覆し、これを紫外線照射炉を通して硬化反応を開始
させた後、加熱炉を通して発泡させ、さらに紫外線照射
炉を通して硬化させることで、発泡後の硬化反応を促進
し、微細な高発泡体の形成と高速生産することが可能と
なる(請求項5,7)。
を被覆し、これを紫外線照射炉を通して硬化反応を開始
させた後、加熱炉を通して発泡させ、さらに紫外線照射
炉を通して硬化させることで、発泡後の硬化反応を促進
し、微細な高発泡体の形成と高速生産することが可能と
なる(請求項5,7)。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0034】下記それぞれの実施例1〜12,比較例1
〜5における電線は図1〜図4に示す電線製造装置によ
り製造される。図1及び図2に示す電線製造装置は、送
出機1からの導体2を、先ず塗布槽3に導き、そこで導
体2上に紫外線硬化樹脂発泡組成物などを被覆する。次
に、紫外線照射炉4及び加熱炉5を介して、紫外線及び
加熱により組成物を発泡硬化させてから、引取、巻取機
7に巻き取らせるもので、例えば、図5に示すような発
泡層(絶縁層)8を有する絶縁電線などが製造されるよ
うになっている。図3及び図4に示す電線製造装置は、
前記加熱炉5の下流側に紫外線照射炉6が設けられてい
る以外は前記装置と同じ構成で、図5に示すような発泡
層8を有する絶縁電線などが製造されるようになってい
る。
〜5における電線は図1〜図4に示す電線製造装置によ
り製造される。図1及び図2に示す電線製造装置は、送
出機1からの導体2を、先ず塗布槽3に導き、そこで導
体2上に紫外線硬化樹脂発泡組成物などを被覆する。次
に、紫外線照射炉4及び加熱炉5を介して、紫外線及び
加熱により組成物を発泡硬化させてから、引取、巻取機
7に巻き取らせるもので、例えば、図5に示すような発
泡層(絶縁層)8を有する絶縁電線などが製造されるよ
うになっている。図3及び図4に示す電線製造装置は、
前記加熱炉5の下流側に紫外線照射炉6が設けられてい
る以外は前記装置と同じ構成で、図5に示すような発泡
層8を有する絶縁電線などが製造されるようになってい
る。
【0035】また、発泡度は、次式によって計算した数
値である。
値である。
【0036】
【数1】
【0037】ここで、φ1 は光分解化合物を添加しない
で硬化させたときの絶縁体外径、φ2 は光分解化合物を
添加して発泡硬化させた絶縁体外径を示す。
で硬化させたときの絶縁体外径、φ2 は光分解化合物を
添加して発泡硬化させた絶縁体外径を示す。
【0038】尚、φ1 の外径は 135μm(被覆厚30μ
m)となるように調整した。
m)となるように調整した。
【0039】さらに、耐つぶれ性については、図6に示
す装置を用い任意の荷重を加えたときの変形を評価の指
標とした。荷重は 150gを用いた。図6中、9は荷重、
10はダイヤルゲージ、11は軸、12は発泡電線、1
3は台座、14は恒温槽を示す。
す装置を用い任意の荷重を加えたときの変形を評価の指
標とした。荷重は 150gを用いた。図6中、9は荷重、
10はダイヤルゲージ、11は軸、12は発泡電線、1
3は台座、14は恒温槽を示す。
【0040】[実施例1]ウレタンアクリレートオリゴ
マU−122M(新中村化学工業(株)製) 100重量
部、ジシクロペンタニルメタクリレート(日立化成工業
(株)製)50重量部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フ
ェニルアセトフェノン 7.5重量部からなる紫外線硬化樹
脂組成物に光分解化合物の2,6-ビス(4'-アジドベンザ
ル)4-メチルシクロヘキサノン 2重量部を添加した紫外
線硬化樹脂発泡組成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅よ
り線導体0.075(7/0.025)上に被覆した後、これを紫外線
照射炉を通して発泡硬化させ、被覆厚60μmの電線を
得、この発泡度を測定したところ、60± 5%を得た。
マU−122M(新中村化学工業(株)製) 100重量
部、ジシクロペンタニルメタクリレート(日立化成工業
(株)製)50重量部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フ
ェニルアセトフェノン 7.5重量部からなる紫外線硬化樹
脂組成物に光分解化合物の2,6-ビス(4'-アジドベンザ
ル)4-メチルシクロヘキサノン 2重量部を添加した紫外
線硬化樹脂発泡組成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅よ
り線導体0.075(7/0.025)上に被覆した後、これを紫外線
照射炉を通して発泡硬化させ、被覆厚60μmの電線を
得、この発泡度を測定したところ、60± 5%を得た。
【0041】[実施例2]ウレタンアクリレートオリゴ
マU−122M 100重量部、ジシクロペンタニルメタク
リレート50重量部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェ
ニルアセトフェノン 7.5重量部からなる紫外線硬化樹脂
組成物に光分解化合物の2,6-ビス(4'-アジドベンザル)
2-プロパノン 2重量部を添加した紫外線硬化樹脂発泡組
成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅より線導体0.075(7/
0.025)上に被覆した後、これを紫外線照射炉を通して発
泡硬化させ、被覆厚55μmの電線を得、この発泡度を測
定したところ、55± 5%を得た。
マU−122M 100重量部、ジシクロペンタニルメタク
リレート50重量部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェ
ニルアセトフェノン 7.5重量部からなる紫外線硬化樹脂
組成物に光分解化合物の2,6-ビス(4'-アジドベンザル)
2-プロパノン 2重量部を添加した紫外線硬化樹脂発泡組
成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅より線導体0.075(7/
0.025)上に被覆した後、これを紫外線照射炉を通して発
泡硬化させ、被覆厚55μmの電線を得、この発泡度を測
定したところ、55± 5%を得た。
【0042】[実施例3]エン・チオール系紫外線硬化
樹脂組成物(BY−300B;旭電気化学工業(株)
製) 100重量部に光分解化合物の1,3-ビス(4'-アジドベ
ンザル)-2- プロパノン 1.5重量部を添加した紫外線硬
化樹脂発泡組成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅より線
導体0.075(7/0.025)上に被覆した後、これを紫外線照射
炉を通して発泡硬化させ、被覆厚55μmの電線を得、こ
の発泡度を測定したところ、55± 5%を得た。
樹脂組成物(BY−300B;旭電気化学工業(株)
製) 100重量部に光分解化合物の1,3-ビス(4'-アジドベ
ンザル)-2- プロパノン 1.5重量部を添加した紫外線硬
化樹脂発泡組成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅より線
導体0.075(7/0.025)上に被覆した後、これを紫外線照射
炉を通して発泡硬化させ、被覆厚55μmの電線を得、こ
の発泡度を測定したところ、55± 5%を得た。
【0043】[実施例4]ポリブタジエンアクリレート
オリゴマ(日本曹達(株)製TEAI−1000) 100
重量部、ジシクロペンタニルメタクリレート50重量部、
光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェニルアセトフェノン
7.5重量部からなる紫外線硬化樹脂組成物に光分解化合
物のp-アジドベンザルジハイド 3重量部を添加した紫外
線硬化樹脂発泡組成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅よ
り線導体0.075(7/0.025)上に被覆した後、これを紫外線
照射炉を通して発泡硬化させ、被覆厚50μmの電線を
得、この発泡度を測定したところ、50± 5%を得た。
オリゴマ(日本曹達(株)製TEAI−1000) 100
重量部、ジシクロペンタニルメタクリレート50重量部、
光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェニルアセトフェノン
7.5重量部からなる紫外線硬化樹脂組成物に光分解化合
物のp-アジドベンザルジハイド 3重量部を添加した紫外
線硬化樹脂発泡組成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅よ
り線導体0.075(7/0.025)上に被覆した後、これを紫外線
照射炉を通して発泡硬化させ、被覆厚50μmの電線を
得、この発泡度を測定したところ、50± 5%を得た。
【0044】[実施例5]ウレタンアクリレートオリゴ
マM−1100(東亜合成化学工業(株)製) 100重量
部、ジシクロペンタニルメタクリレート(日立化成工業
(株)製)50重量部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フ
ェニルアセトフェノン 7.5重量部からなる紫外線硬化樹
脂組成物に熱分解化合物のアゾビスイソーブチロニトリ
ル(理論発生ガス量124ml/g) 3重量部を添加した紫外線
硬化樹脂発泡組成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅より
線導体0.075(7/0.025)上に被覆した後、これを紫外線照
射炉と加熱炉を通して発泡硬化させ、被覆厚47± 3μm
の発泡電線を得、この発泡度を測定したところ、45± 5
%を得た。
マM−1100(東亜合成化学工業(株)製) 100重量
部、ジシクロペンタニルメタクリレート(日立化成工業
(株)製)50重量部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フ
ェニルアセトフェノン 7.5重量部からなる紫外線硬化樹
脂組成物に熱分解化合物のアゾビスイソーブチロニトリ
ル(理論発生ガス量124ml/g) 3重量部を添加した紫外線
硬化樹脂発泡組成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅より
線導体0.075(7/0.025)上に被覆した後、これを紫外線照
射炉と加熱炉を通して発泡硬化させ、被覆厚47± 3μm
の発泡電線を得、この発泡度を測定したところ、45± 5
%を得た。
【0045】[実施例6]ウレタンアクリレートオリゴ
マU−122M 100重量部、ジシクロペンタニルメタク
リレート50重量部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェ
ニルアセトフェノン 7.5重量部からなる紫外線硬化樹脂
組成物に熱分解化合物の 2,2'-アゾビス(2- メチルブチ
ロニトリル)(理論発生ガス量116ml/g) 3重量部を添加
した紫外線硬化樹脂発泡組成物を加圧塗布槽でスズメッ
キ軟銅より線導体0.075(7/0.025)上に被覆した後、これ
を紫外線照射炉と加熱炉を通して発泡硬化させ、被覆厚
54±4μmの発泡電線を得、この発泡度を測定したとこ
ろ、55± 5%を得た。
マU−122M 100重量部、ジシクロペンタニルメタク
リレート50重量部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェ
ニルアセトフェノン 7.5重量部からなる紫外線硬化樹脂
組成物に熱分解化合物の 2,2'-アゾビス(2- メチルブチ
ロニトリル)(理論発生ガス量116ml/g) 3重量部を添加
した紫外線硬化樹脂発泡組成物を加圧塗布槽でスズメッ
キ軟銅より線導体0.075(7/0.025)上に被覆した後、これ
を紫外線照射炉と加熱炉を通して発泡硬化させ、被覆厚
54±4μmの発泡電線を得、この発泡度を測定したとこ
ろ、55± 5%を得た。
【0046】[実施例7]ウレタンアクリレートオリゴ
マU−122M 100重量部、ジシクロペンタニルメタク
リレート50重量部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェ
ニルアセトフェノン 7.5重量部からなる紫外線硬化樹脂
組成物に熱分解化合物の 2,2'-アゾビス(2- メチルブチ
ロニトリル) 5重量部を添加した紫外線硬化樹脂発泡組
成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅より線導体0.075(7/
0.025)上に被覆した後、これを紫外線照射炉を通して硬
化開始後、加熱炉を通して発泡させ、さらに紫外線照射
炉を通して硬化させ、被覆厚70± 5μmの発泡電線を
得、この発泡度を測定したところ、70± 5%を得た。
マU−122M 100重量部、ジシクロペンタニルメタク
リレート50重量部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェ
ニルアセトフェノン 7.5重量部からなる紫外線硬化樹脂
組成物に熱分解化合物の 2,2'-アゾビス(2- メチルブチ
ロニトリル) 5重量部を添加した紫外線硬化樹脂発泡組
成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅より線導体0.075(7/
0.025)上に被覆した後、これを紫外線照射炉を通して硬
化開始後、加熱炉を通して発泡させ、さらに紫外線照射
炉を通して硬化させ、被覆厚70± 5μmの発泡電線を
得、この発泡度を測定したところ、70± 5%を得た。
【0047】[実施例8]ポリブタジエンアクリレート
オリゴマ(日本曹達(株)製TEAI−1000) 100
重量部、ジシクロペンタニルメタクリレート50重量部、
光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェニルアセトフェノン
7.5重量部からなる紫外線硬化樹脂組成物に熱分解化合
物のp-トルエンスルフォニルハイドライズド(理論発生
ガス量120ml/g) 5重量部を添加した紫外線硬化樹脂発泡
組成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅より線導体0.075
(7/0.025)上に被覆した後、これを紫外線照射炉を通し
て硬化開始後、加熱炉を通して発泡させ、さらに紫外線
照射炉を通して硬化させ、被覆厚50± 3μmの発泡電線
を得、この発泡度を測定したところ、50± 5%を得た。
オリゴマ(日本曹達(株)製TEAI−1000) 100
重量部、ジシクロペンタニルメタクリレート50重量部、
光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェニルアセトフェノン
7.5重量部からなる紫外線硬化樹脂組成物に熱分解化合
物のp-トルエンスルフォニルハイドライズド(理論発生
ガス量120ml/g) 5重量部を添加した紫外線硬化樹脂発泡
組成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅より線導体0.075
(7/0.025)上に被覆した後、これを紫外線照射炉を通し
て硬化開始後、加熱炉を通して発泡させ、さらに紫外線
照射炉を通して硬化させ、被覆厚50± 3μmの発泡電線
を得、この発泡度を測定したところ、50± 5%を得た。
【0048】[実施例9]ウレタンアクリレートオリゴ
マM−1100(東亜合成化学工業(株)製) 100重量
部、ジシクロペンタニルメタクリレート(日立化成工業
(株)製)50重量部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フ
ェニルアセトフェノン 7.5重量部からなる紫外線硬化樹
脂組成物に熱分解化合物のアゾビスイソ−ブチロニトリ
ル 2重量部と光分解化合物の2,6-ビス(4'-アジドベンザ
ル)4-メチルシクロヘキサノン 1重量部とを添加した紫
外線硬化樹脂発泡組成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅
より線導体0.075(7/0.025)上に被覆した後、これを紫外
線照射炉と加熱炉を通して発泡硬化させ、被覆厚54± 4
μmの発泡電線を得、この発泡度を測定したところ、55
± 5%得た。また、この発泡電線の耐つぶれ性変形率は
20%であった。
マM−1100(東亜合成化学工業(株)製) 100重量
部、ジシクロペンタニルメタクリレート(日立化成工業
(株)製)50重量部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フ
ェニルアセトフェノン 7.5重量部からなる紫外線硬化樹
脂組成物に熱分解化合物のアゾビスイソ−ブチロニトリ
ル 2重量部と光分解化合物の2,6-ビス(4'-アジドベンザ
ル)4-メチルシクロヘキサノン 1重量部とを添加した紫
外線硬化樹脂発泡組成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅
より線導体0.075(7/0.025)上に被覆した後、これを紫外
線照射炉と加熱炉を通して発泡硬化させ、被覆厚54± 4
μmの発泡電線を得、この発泡度を測定したところ、55
± 5%得た。また、この発泡電線の耐つぶれ性変形率は
20%であった。
【0049】[実施例10]ウレタンアクリレートオリ
ゴマU−122M(新中村化学工業(株)製) 100重量
部、ジシクロペンタニルメタクリレート50重量部、光開
始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェニルアセトフェノン 7.5
重量部からなる紫外線硬化樹脂組成物に熱分解化合物の
2,2'-アゾビス(2- メチルブチロニトリル) 2重量部と
光分解化合物の2,6-ビス(4'-アジドベンザル)4-メチル
シクロヘキサノン 1重量部とを添加した紫外線硬化樹脂
発泡組成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅より線導体0.
075(7/0.025)上に被覆した後、これを紫外線照射炉と加
熱炉を通して発泡硬化させ、被覆厚60± 5μmの発泡電
線を得、この発泡度を測定したところ、60± 5%を得
た。また、この発泡電線の耐つぶれ性変形率は25%であ
った。
ゴマU−122M(新中村化学工業(株)製) 100重量
部、ジシクロペンタニルメタクリレート50重量部、光開
始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェニルアセトフェノン 7.5
重量部からなる紫外線硬化樹脂組成物に熱分解化合物の
2,2'-アゾビス(2- メチルブチロニトリル) 2重量部と
光分解化合物の2,6-ビス(4'-アジドベンザル)4-メチル
シクロヘキサノン 1重量部とを添加した紫外線硬化樹脂
発泡組成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅より線導体0.
075(7/0.025)上に被覆した後、これを紫外線照射炉と加
熱炉を通して発泡硬化させ、被覆厚60± 5μmの発泡電
線を得、この発泡度を測定したところ、60± 5%を得
た。また、この発泡電線の耐つぶれ性変形率は25%であ
った。
【0050】[実施例11]エン・チオール系紫外線硬
化樹脂組成物(BY−300B;旭電気化学工業(株)
製) 100重量部に熱分解化合物の 2,2'-アゾビス(2- メ
チルブチロニトリル) 2重量部と光分解化合物の1,3-ビ
ス(4'-アジドベンザル -2-プロパノン 1.5重量部とを添
加した紫外線硬化樹脂発泡組成物を加圧塗布槽でスズメ
ッキ軟銅より線導体0.075(7/0.025)上に被覆した後、こ
れを紫外線照射炉を通して発泡硬化させ、被覆厚60± 5
μmの電線を得、この発泡度を測定したところ、60± 5
%を得た。また、この発泡電線の耐つぶれ性変形率は25
%であった。
化樹脂組成物(BY−300B;旭電気化学工業(株)
製) 100重量部に熱分解化合物の 2,2'-アゾビス(2- メ
チルブチロニトリル) 2重量部と光分解化合物の1,3-ビ
ス(4'-アジドベンザル -2-プロパノン 1.5重量部とを添
加した紫外線硬化樹脂発泡組成物を加圧塗布槽でスズメ
ッキ軟銅より線導体0.075(7/0.025)上に被覆した後、こ
れを紫外線照射炉を通して発泡硬化させ、被覆厚60± 5
μmの電線を得、この発泡度を測定したところ、60± 5
%を得た。また、この発泡電線の耐つぶれ性変形率は25
%であった。
【0051】[実施例12]ポリブタジエンアクリレー
トオリゴマ(日本曹達(株)製TEAI−1000) 1
00重量部、ジシクロペンタニルメタクリレート50重量
部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェニルアセトフェ
ノン 7.5重量部からなる紫外線硬化樹脂組成物に熱分解
化合物のp-トルエンスルフォニルハイドライズド 2重量
部と光分解化合物の2,6-ビス(4'-アジドベンザル)4- メ
チルシクロヘキサノン 2重量部とを添加した紫外線硬化
樹脂発泡組成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅より線導
体0.075(7/0.025)上に被覆した後、これを紫外線照射炉
を通して硬化開始後、加熱炉を通して発泡させ、さらに
紫外線照射炉を通して硬化させ、被覆厚55± 4μmの発
泡電線を得、この発泡度を測定したところ、55± 5%を
得た。また、この発泡電線の耐つぶれ性変形率は30%で
あった。
トオリゴマ(日本曹達(株)製TEAI−1000) 1
00重量部、ジシクロペンタニルメタクリレート50重量
部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェニルアセトフェ
ノン 7.5重量部からなる紫外線硬化樹脂組成物に熱分解
化合物のp-トルエンスルフォニルハイドライズド 2重量
部と光分解化合物の2,6-ビス(4'-アジドベンザル)4- メ
チルシクロヘキサノン 2重量部とを添加した紫外線硬化
樹脂発泡組成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅より線導
体0.075(7/0.025)上に被覆した後、これを紫外線照射炉
を通して硬化開始後、加熱炉を通して発泡させ、さらに
紫外線照射炉を通して硬化させ、被覆厚55± 4μmの発
泡電線を得、この発泡度を測定したところ、55± 5%を
得た。また、この発泡電線の耐つぶれ性変形率は30%で
あった。
【0052】[比較例1]ウレタンアクリレートオリゴ
マU−122M 100重量部、ジシクロペンタニルメタク
リレート50重量部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェ
ニルアセトフェノン 7.5重量部からなる紫外線硬化樹脂
組成物に、紫外線によって分解しガスを発生するが該樹
脂組成物に溶解しにくい水溶性の化合物の2,6-ビス(4'-
アジドベンザル)シクロヘキサノン-2;2- ジサルフォニ
ックソジウム塩を 3重量部添加した組成物を加圧塗布槽
でスズメッキ軟銅より線導体0.075(7/0.025)上に被覆し
た後、これを紫外線照射炉を通して発泡硬化させ、被覆
厚33μmの電線を得、この発泡度を測定したところ、10
± 5%を得た。
マU−122M 100重量部、ジシクロペンタニルメタク
リレート50重量部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェ
ニルアセトフェノン 7.5重量部からなる紫外線硬化樹脂
組成物に、紫外線によって分解しガスを発生するが該樹
脂組成物に溶解しにくい水溶性の化合物の2,6-ビス(4'-
アジドベンザル)シクロヘキサノン-2;2- ジサルフォニ
ックソジウム塩を 3重量部添加した組成物を加圧塗布槽
でスズメッキ軟銅より線導体0.075(7/0.025)上に被覆し
た後、これを紫外線照射炉を通して発泡硬化させ、被覆
厚33μmの電線を得、この発泡度を測定したところ、10
± 5%を得た。
【0053】[比較例2]ウレタンアクリレートオリゴ
マU−122M 100重量部、ジシクロペンタニルメタク
リレート50重量部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェ
ニルアセトフェノン 7.5重量部からなる紫外線硬化樹脂
組成物に、紫外線によって分解しガスを発生するが該樹
脂組成物に溶解しない化合物のナフトキノン(1,2) ジア
ジド(2)-5-スルホン酸ナトリウム塩 3重量部添加した組
成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅より線導体0.075(7/
0.025)上に被覆した後、これを紫外線照射炉を通して発
泡硬化させたところ、得られた電線の外径は発泡前電線
の外径と変わらず、発泡度は5%以下であった。
マU−122M 100重量部、ジシクロペンタニルメタク
リレート50重量部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェ
ニルアセトフェノン 7.5重量部からなる紫外線硬化樹脂
組成物に、紫外線によって分解しガスを発生するが該樹
脂組成物に溶解しない化合物のナフトキノン(1,2) ジア
ジド(2)-5-スルホン酸ナトリウム塩 3重量部添加した組
成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅より線導体0.075(7/
0.025)上に被覆した後、これを紫外線照射炉を通して発
泡硬化させたところ、得られた電線の外径は発泡前電線
の外径と変わらず、発泡度は5%以下であった。
【0054】[比較例3]ウレタンアクリレートオリゴ
マU−122M 100重量部、ジシクロペンタニルメタク
リレート50重量部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェ
ニルアセトフェノン7.5 重量部からなる紫外線硬化樹脂
組成物に、熱によって分解しガスを発生するが該樹脂組
成物に溶解しにくい化合物のベンゾスルフォニルハイド
ライド(理論発生ガス量130ml/g) 5重量部添加した組成
物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅より線導体0.075(7/0.
025)上に被覆した後、これを紫外線照射炉と加熱炉を通
して発泡硬化させたところ、得られた電線の外径は発泡
前電線の外径と変わらず、発泡度は 5%以下であった。
マU−122M 100重量部、ジシクロペンタニルメタク
リレート50重量部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェ
ニルアセトフェノン7.5 重量部からなる紫外線硬化樹脂
組成物に、熱によって分解しガスを発生するが該樹脂組
成物に溶解しにくい化合物のベンゾスルフォニルハイド
ライド(理論発生ガス量130ml/g) 5重量部添加した組成
物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅より線導体0.075(7/0.
025)上に被覆した後、これを紫外線照射炉と加熱炉を通
して発泡硬化させたところ、得られた電線の外径は発泡
前電線の外径と変わらず、発泡度は 5%以下であった。
【0055】[比較例4]ウレタンアクリレートオリゴ
マU−122M 100重量部、ジシクロペンタニルメタク
リレート50重量部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェ
ニルアセトフェノン 7.5重量部からなる紫外線硬化樹脂
組成物に、熱によって分解しガスを発生するが該樹脂組
成物に溶解しない化合物のジニトロソペンタメチレンテ
トラミン(理論発生ガス量240ml/g) 3重量部添加した組
成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅より線導体0.075(7/
0.025)上に被覆した後、これを紫外線照射炉と加熱炉を
通して発泡硬化させたところ、得られた電線の外径は発
泡前電線の外径と同じで、発泡は得られなかった。
マU−122M 100重量部、ジシクロペンタニルメタク
リレート50重量部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェ
ニルアセトフェノン 7.5重量部からなる紫外線硬化樹脂
組成物に、熱によって分解しガスを発生するが該樹脂組
成物に溶解しない化合物のジニトロソペンタメチレンテ
トラミン(理論発生ガス量240ml/g) 3重量部添加した組
成物を加圧塗布槽でスズメッキ軟銅より線導体0.075(7/
0.025)上に被覆した後、これを紫外線照射炉と加熱炉を
通して発泡硬化させたところ、得られた電線の外径は発
泡前電線の外径と同じで、発泡は得られなかった。
【0056】[比較例5]ウレタンアクリレートオリゴ
マU−122M 100重量部、ジシクロペンタニルメタク
リレート50重量部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェ
ニルアセトフェノン 7.5重量部からなる紫外線硬化樹脂
組成物に、該樹脂組成物に溶解しない熱分解化合物のジ
ニトロソペンタメチレンテトラミン 2重量部と光分解化
合物のナフトキノン(1,2) ジアジド(2)-5-スルホン酸ナ
トリウム 1重量部とを添加した組成物を加圧塗布槽でス
ズメッキ軟銅より線導体0.075(7/0.025)上に被覆した
後、これを紫外線照射炉と加熱炉を通して発泡硬化させ
たが発泡はほとんど得られなかった。
マU−122M 100重量部、ジシクロペンタニルメタク
リレート50重量部、光開始剤の2,2-ジメトキシ-2- フェ
ニルアセトフェノン 7.5重量部からなる紫外線硬化樹脂
組成物に、該樹脂組成物に溶解しない熱分解化合物のジ
ニトロソペンタメチレンテトラミン 2重量部と光分解化
合物のナフトキノン(1,2) ジアジド(2)-5-スルホン酸ナ
トリウム 1重量部とを添加した組成物を加圧塗布槽でス
ズメッキ軟銅より線導体0.075(7/0.025)上に被覆した
後、これを紫外線照射炉と加熱炉を通して発泡硬化させ
たが発泡はほとんど得られなかった。
【0057】尚、前記実施例1及び5の発泡電線の耐つ
ぶれ性変形率は40%及び35%であった。
ぶれ性変形率は40%及び35%であった。
【0058】これらの実施例及び比較例から分る通り、
紫外線硬化樹脂組成物に光分解化合物又は熱分解化合物
を添加することで、薄肉被覆が容易な液状の紫外線硬化
樹脂組成物を有効に発泡することができる紫外線硬化樹
脂発泡組成物が得られる。すなわち、容易に高発泡を形
成する樹脂組成物が得られ、この樹脂組成物は液状であ
るので、薄肉発泡細径電線を容易にしかも高速に製造す
ることができ、今日的要請に応え得る意義は大きなもの
がある。
紫外線硬化樹脂組成物に光分解化合物又は熱分解化合物
を添加することで、薄肉被覆が容易な液状の紫外線硬化
樹脂組成物を有効に発泡することができる紫外線硬化樹
脂発泡組成物が得られる。すなわち、容易に高発泡を形
成する樹脂組成物が得られ、この樹脂組成物は液状であ
るので、薄肉発泡細径電線を容易にしかも高速に製造す
ることができ、今日的要請に応え得る意義は大きなもの
がある。
【0059】また、紫外線硬化樹脂組成物に熱分解化合
物と光分解化合物を併用することにより、容易かつ高速
に製造でき、良好な外観を有する薄肉の細径発泡絶縁電
線であって、さらに発泡度が高くかつ耐つぶれ性に優れ
た発泡電線を得ることができ、今日的要請に応え得る意
義は大きなものがある。
物と光分解化合物を併用することにより、容易かつ高速
に製造でき、良好な外観を有する薄肉の細径発泡絶縁電
線であって、さらに発泡度が高くかつ耐つぶれ性に優れ
た発泡電線を得ることができ、今日的要請に応え得る意
義は大きなものがある。
【0060】尚、この紫外線硬化樹脂発泡組成物は発泡
電線に限らず、基材上の発泡層の形成や発泡フィルムな
どにも用いることができる。
電線に限らず、基材上の発泡層の形成や発泡フィルムな
どにも用いることができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明してきた通り本発明によれば次
のような優れた効果を奏する。
のような優れた効果を奏する。
【0062】(1) 請求項1,2の構成によれば、容易か
つ高速に製造でき、良好な外観を有する薄肉の細径発泡
絶縁電線が得られる。
つ高速に製造でき、良好な外観を有する薄肉の細径発泡
絶縁電線が得られる。
【0063】(2) 請求項3の構成によれば、発泡体の機
械的強度が向上し、容易かつ高速に製造でき、良好な外
観を有し、かつ機械的強度に優れた薄肉の細径発泡絶縁
電線が得られる。
械的強度が向上し、容易かつ高速に製造でき、良好な外
観を有し、かつ機械的強度に優れた薄肉の細径発泡絶縁
電線が得られる。
【0064】(3) 請求項4,6の構成によれば、均一な
発泡体を形成でき、良好な外観を有する薄肉発泡細径電
線を容易にしかも高速に製造できる。
発泡体を形成でき、良好な外観を有する薄肉発泡細径電
線を容易にしかも高速に製造できる。
【0065】(4) 請求項5,7の構成によれば、微細な
高発泡体の形成と高速生産とを行え、良好な外観を有す
る薄肉発泡細径電線を容易にしかも高速に製造できる。
高発泡体の形成と高速生産とを行え、良好な外観を有す
る薄肉発泡細径電線を容易にしかも高速に製造できる。
【図1】発泡電線を製造する縦型製造装置の一例を示す
構成図である。
構成図である。
【図2】発泡電線を製造する横型製造装置の一例を示す
構成図である。
構成図である。
【図3】発泡電線を製造する縦型製造装置の他の例を示
す構成図である。
す構成図である。
【図4】発泡電線を製造する横型製造装置の他の例を示
す構成図である。
す構成図である。
【図5】発泡電線の一例を示す図で、その(a)は導体
が単線の場合を示す横断面図、(b)は導体が撚線の場
合を示す横断面図である。
が単線の場合を示す横断面図、(b)は導体が撚線の場
合を示す横断面図である。
【図6】発泡電線の耐つぶれ性変形率を測定する装置の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
1 送出機 2 導体 3 塗布槽 4 紫外線照射炉 5 加熱炉 6 紫外線照射炉 7 引取・巻取機 8 発泡層
Claims (7)
- 【請求項1】 導体上に絶縁層を有する絶縁電線におい
て、前記絶縁層を、紫外線硬化樹脂組成物と該樹脂組成
物に溶解すると共に紫外線によって分解しガスを発生す
る光分解化合物とからなる紫外線硬化樹脂発泡組成物で
形成したことを特徴とする紫外線硬化発泡絶縁電線。 - 【請求項2】 導体上に絶縁層を有する絶縁電線におい
て、前記絶縁層を、紫外線硬化樹脂組成物と該樹脂組成
物に溶解すると共に熱によって分解しガスを発生する熱
分解化合物とからなる紫外線硬化樹脂発泡組成物で形成
したことを特徴とする紫外線硬化発泡絶縁電線。 - 【請求項3】 導体上に絶縁層を有する絶縁電線におい
て、前記絶縁層を、紫外線硬化樹脂組成物と、紫外線に
よって分解しガスを発生する光分解化合物と、熱によっ
て分解しガスを発生する熱分解化合物とからなる紫外線
硬化樹脂発泡組成物で形成したことを特徴とする紫外線
硬化発泡絶縁電線。 - 【請求項4】 導体上に、光重合性オリゴマ,光重合性
モノマ,光開始剤よりなる紫外線硬化樹脂組成物と、該
樹脂組成物に溶解すると共に熱によって分解しガスを発
生する熱分解化合物とからなる紫外線硬化樹脂発泡組成
物を被覆し、これを紫外線照射炉を通した後、加熱炉を
通して発泡させることを特徴とする紫外線硬化発泡絶縁
電線の製造方法。 - 【請求項5】 導体上に、光重合性オリゴマ,光重合性
モノマ,光開始剤よりなる紫外線硬化樹脂組成物と、該
樹脂組成物に溶解すると共に熱によって分解しガスを発
生する熱分解化合物とからなる紫外線硬化樹脂発泡組成
物を被覆し、これを紫外線照射炉を通して硬化反応を開
始させた後、加熱炉を通して発泡させ、さらに紫外線照
射炉を通して硬化させることを特徴とする紫外線硬化発
泡絶縁電線の製造方法。 - 【請求項6】 導体上に、光重合性オリゴマ,光重合性
モノマ,光開始剤よりなる紫外線硬化樹脂組成物と、該
樹脂組成物に溶解すると共に紫外線によって分解しガス
を発生する光分解化合物と、前記樹脂組成物に溶解する
と共に熱によって分解しガスを発生する熱分解化合物と
からなる紫外線硬化樹脂発泡組成物を被覆し、これを紫
外線照射炉を通した後、加熱炉を通して発泡させること
を特徴とする紫外線硬化発泡絶縁電線の製造方法。 - 【請求項7】 導体上に、光重合性オリゴマ,光重合性
モノマ,光開始剤よりなる紫外線硬化樹脂組成物と、該
樹脂組成物に溶解すると共に紫外線によって分解しガス
を発生する光分解化合物と、前記樹脂組成物に溶解する
と共に熱によって分解しガスを発生する熱分解化合物と
からなる紫外線硬化樹脂発泡組成物を被覆し、これを紫
外線照射炉を通して硬化反応を開始させた後、加熱炉を
通して発泡させ、さらに紫外線照射炉を通して硬化させ
ることを特徴とする紫外線硬化発泡絶縁電線の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15223494A JPH0817256A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | 紫外線硬化発泡絶縁電線及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15223494A JPH0817256A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | 紫外線硬化発泡絶縁電線及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0817256A true JPH0817256A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15536023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15223494A Pending JPH0817256A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | 紫外線硬化発泡絶縁電線及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0817256A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0874027A2 (en) * | 1997-04-25 | 1998-10-28 | Oji Paper Company Limited | Electron beam curable resin composition and composite sheet material produced therefrom |
EP1912433A2 (en) | 2004-10-26 | 2008-04-16 | Fujifilm Corporation | Camera system and camera main body |
US8309851B2 (en) | 2009-02-24 | 2012-11-13 | Hitachi Cable, Ltd. | Insulated wire and manufacturing method of the same |
-
1994
- 1994-07-04 JP JP15223494A patent/JPH0817256A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0874027A2 (en) * | 1997-04-25 | 1998-10-28 | Oji Paper Company Limited | Electron beam curable resin composition and composite sheet material produced therefrom |
EP0874027A3 (en) * | 1997-04-25 | 1999-11-24 | Oji Paper Company Limited | Electron beam curable resin composition and composite sheet material produced therefrom |
EP1912433A2 (en) | 2004-10-26 | 2008-04-16 | Fujifilm Corporation | Camera system and camera main body |
US7796184B2 (en) | 2004-10-26 | 2010-09-14 | Fujifilm Corporation | Camera system and camera main body |
US8309851B2 (en) | 2009-02-24 | 2012-11-13 | Hitachi Cable, Ltd. | Insulated wire and manufacturing method of the same |
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