JPH08172059A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH08172059A
JPH08172059A JP1477795A JP1477795A JPH08172059A JP H08172059 A JPH08172059 A JP H08172059A JP 1477795 A JP1477795 A JP 1477795A JP 1477795 A JP1477795 A JP 1477795A JP H08172059 A JPH08172059 A JP H08172059A
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JP
Japan
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film
refractory metal
layer
thin film
semiconductor device
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Withdrawn
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JP1477795A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Hoshino
和弘 星野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 枚葉式スパッタリング装置の成膜チャンバ内
で共通の高融点金属よりなるターゲットを用いて3層構
造のバリヤメタルを連続成膜するに際し、1層目の薄膜
15と3層目の薄膜17を高融点金属膜、2層目の薄膜
16を高融点金属化合物膜として成膜する。即ち、2層
目の薄膜16の成膜時に化合物化したターゲットを、3
層目の薄膜17の成膜時に清浄化してから、次のウェハ
に対する1層目の薄膜15の成膜を行う。高融点金属化
合物膜としては、各種高融点金属の窒化物、炭化物、硼
化物、酸窒化物が使用できる。 【効果】 1層目の薄膜15が常に清浄なターゲットに
て成膜されるため、ウェハ間で膜質が均一化され、Si
基板とバリヤメタルの界面におけるコンタクト抵抗を低
減できる。また、同一チャンバ内で連続成膜するため、
スループットの向上、クリーンルームの省スペース化を
達成でき、コストも削減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、枚葉式スパッタリング
装置を用いて複数の薄膜を連続成膜する半導体装置の製
造方法に関し、特に、高融点金属膜および高融点金属化
合物膜よりなる下地層を膜質安定性よく、低コスト、高
スループットにて成膜する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置において最も広く用いられて
いる配線材料はアルミニウム(Al)系材料である。し
かし、Alはシリコン(Si)基板上に直接形成される
と、Si基板との合金化反応で接合の破壊及び劣化を招
いてしまうため、Si基板とAl系材料層との間には、
バリアメタルとして機能する下地層を挿入することが一
般的に行われている。
【0003】また、半導体装置の微細化に伴い、接続孔
のアスペクト比が上昇し、デザインルールが0.25μ
mのデバイスにおいては、アスペクト比が2を越えるま
でになってきている。アスペクト比の上昇は、接続孔内
にAl系材料を十分に埋め込むことを困難なものとする
ため、上記の下地層は、接続孔へのAl系材料の埋め込
みを良好にする反応層や密着層としての役割も担うよう
になってきている。このため、Si基板とのコンタクト
をとるための接続孔(コンタクト・ホール)のみなら
ず、Al系材料等よりなる下層配線とのコンタクトをと
るための接続孔(ビア・ホール)にAl系材料を埋め込
むに際しても、予め下地層を形成しておくことが行われ
ている。
【0004】微細な接続孔への配線材料の埋め込み方法
としては、タングステンの選択成長や、ブランケットタ
ングステン法等によりタングステンプラグを形成する方
法が適用されるようになってきている。しかしながら、
下地層上にAl系材料を埋め込む方法は、低コストで、
工程も簡便であることから、製造するデバイスの品種や
プロセスによっては、今後もこの方法が選択されてゆく
と思われる。
【0005】Al系材料の下地層としては、チタン(T
i)膜上に窒化チタン(TiN)膜を積層した2層構造
のものが代表的である。このような構造とすると、Si
基板や下層配線層との低抵抗のオーミック・コンタクト
を達成しつつ、バリアメタルとして、あるいは反応層や
密着層として機能させることができるからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、下地層の2
層目を構成するTiN膜は、N2 を含むガスでTiター
ゲットをスパッタする、いわゆる反応性スパッタリング
によって成膜するのが一般的である。このため、下地層
の1層目を構成するTi膜をスパッタリング法によって
成膜後、導入するガスを切り替えることによって、同一
のチャンバ内で連続的に下地層の2層目を構成するTi
N膜を成膜することも可能である。また、近年では、T
iN膜が反射防止膜としても用いられていることから、
下地層上にAl系材料層を形成後、下地層を成膜したと
同一のチャンバ内で、反射防止膜用のTiN膜を成膜す
ることも可能である。
【0007】しかしながら、枚葉式スパッタ装置の成膜
チャンバ内で、あるウェハに対してTi膜とTiN膜と
を成膜すると、TiN膜の成膜後にはTiターゲットの
表面が窒化してしまうため、次のウェハに対してTi膜
を成膜する際、このTi膜に窒素が混入してしまうこと
となる。また、Tiターゲットの窒化の度合によって、
該Ti膜の膜質が不均一化するため、コンタクト抵抗等
の特性もウェハ間でばらつくことになる。
【0008】このように、Ti膜とTiN膜とを同一の
チャンバ内で成膜することは実際には困難であるため、
一般的には、マルチチャンバ装置における別チャンバで
Ti膜とTiN膜とをそれぞれ成膜している。しかし、
このように別チャンバで成膜すれば、チャンバを2つ必
要とする分、装置のコストが上昇し、クリーンルームに
おける占有面積も増大する。また、チャンバ間のウェハ
の搬送が必要となる分、スループットを低下させること
にもなる。
【0009】そこで本発明は、かかる従来の実情に鑑み
て提案されたものであり、膜質が安定化された下地層を
同一チャンバ内にて成膜可能とする半導体装置の製造方
法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
の製造方法は、上述の目的を達成するために提案された
ものである。即ち、枚葉式スパッタリング装置の成膜チ
ャンバ内で共通のターゲットを用いてスパッタリングお
よび反応性スパッタリングを行うことにより、基体上に
複数の薄膜を連続成膜する半導体装置の製造方法におい
て、前記複数の薄膜のうち、最下層の薄膜と最上層の薄
膜との種類を同一とするものである。
【0011】なお、ここで前記最下層の薄膜とは、ある
基体に対して共通チャンバ内で連続成膜される複数の薄
膜のうち最初に成膜される薄膜のことであり、前記最上
層の薄膜とは、同様に上記複数の薄膜のうち最後に成膜
される薄膜のことである。
【0012】前記基体は、Si基板上の絶縁膜に接続孔
(コンタクト・ホール)が開口されてなるものであって
好適であり、少なくとも該コンタクト・ホールの底部に
前記複数の薄膜を下地層として成膜して好適である。即
ち、前記複数の薄膜をバリアメタルとして用いて好適で
ある。
【0013】または、前記基体は、下層配線上の絶縁膜
に接続孔(ビア・ホール)が開口されてなるものであっ
てもよい。即ち、前記複数の薄膜を反応層あるいは密着
層といった下地層として成膜してもよい。なお、該ビア
・ホールの底部には、下層配線が露出していてもよい
が、該下層配線の表面にそのパターニングに用いた反射
防止膜が残存している場合には、この反射防止膜が露出
していてもよい。
【0014】ところで、上述のような下地層を、最下層
の薄膜と最上層の薄膜との種類が同一となるように形成
するには、高融点金属膜上に高融点金属化合物膜が積層
された従来の下地膜の上に、最上層の薄膜として最下層
の薄膜と同じ高融点金属膜を積層すればよい。これに
は、共通のターゲットを高融点金属より構成し、最下層
の薄膜と最上層の薄膜として高融点金属膜をスパッタリ
ングにより成膜し、他の薄膜として高融点金属化合物膜
を反応性スパッタリングにより成膜すればよい。
【0015】例えば、3層構造の下地層を形成する場
合、所望の高融点金属よりなるターゲットを用い、先
ず、最下層(1層目)の薄膜となる高融点金属膜をスパ
ッタリングによって成膜した後、スパッタガスを所望の
導入元素を含むガスに切り替えて反応性スパッタリング
を行い、2層目の薄膜となる高融点金属化合物膜を成膜
し、その後、スパッタガスを再び1層目の薄膜の成膜時
と同様なものに切り替えて、スパッタリングを行って最
上層(3層目)の薄膜となる高融点金属膜を成膜すれば
よい。なお、下地層は3層構造に限られず、最下層の薄
膜と最上層の薄膜が高融点金属膜であれば、その間に成
膜される薄膜は、2層以上の高融点金属化合物膜より構
成されてもよいし、高融点金属化合物膜間に高融点金属
膜が挟み込まれた構成となされてもよい。
【0016】このように最下層に高融点金属膜が形成さ
れた下地層は、Si基板あるいはAl系材料よりなる下
層配線との優れたオーミック・コンタクトが達成できる
ものとなる。
【0017】下地層を最下層の薄膜と最上層の薄膜との
種類が同一となるように形成するために、高融点金属膜
上に高融点金属化合物膜が積層された従来の下地膜のさ
らに下層側に、最下層の薄膜として最上層の薄膜と同じ
高融点金属化合物膜を設けてもよい。これには、共通の
ターゲットを高融点金属より構成し、最下層の薄膜と最
上層の薄膜として高融点金属化合物膜を反応性スパッタ
リングにより成膜し、他の薄膜として高融点金属膜をス
パッタリングにより成膜すればよい。
【0018】例えば、3層構造の下地層を形成する場
合、所望の高融点金属よりなるターゲットを用い、1層
目の薄膜および3層目の薄膜の成膜時には、スパッタガ
スとして所望の導入元素を含むガスを用いて反応性スパ
ッタリングを行い、2層目の薄膜の成膜時には、前記の
導入元素を含まないスパッタガスを用いてスパッタリン
グを行えばよい。但し、下地層は3層構造に限られず、
最下層の薄膜と最上層の薄膜が高融点金属化合物膜であ
れば、その間に成膜される薄膜は、2層以上の高融点金
属膜より構成されてもよいし、高融点金属膜間に高融点
金属化合物膜が挟み込まれた構成となされてもよい。
【0019】なお、上述の下地層上に配線材料層を被着
形成し、この上に反射防止膜を設ける場合には、下地層
の成膜を行ったと同一のチャンバ内で、反射防止膜とし
て上述の下地層における最下層および最上層の薄膜と同
様にして高融点金属化合物膜を成膜してもよい。
【0020】2枚目以降の基体に対する最下層の薄膜の
成膜は、前の基体に対する高融点金属化合物膜の成膜に
よって所定の比率で化合物化したターゲットを用いるこ
ととなるが、チャンバ内で最初に処理する基体に対して
は、予めダミーの基体に対して所定の成膜条件にて高融
点金属化合物膜を成膜し、ターゲット表面を化合物化し
ておいてから、1層目の薄膜の成膜を行うことが好まし
い。
【0021】上述のように最下層に高融点金属化合物膜
が形成された下地層は、下層配線上に残存した反射防止
膜等、高融点金属化合物膜よりなる下地とのオーミック
・コンタクトに優れたものとなる。なお、所望の導入元
素を含むガスの流量比等の条件を適正化することによっ
て、最下層の高融点金属化合物膜を、Si基板あるいは
Al系材料よりなる下層配線に対するオーミック・コン
タクトが確保された薄膜とすることも可能である。
【0022】ここで、前述したいずれの構造の下地層に
おいても、高融点金属化合物膜は、高融点金属の窒化物
膜、酸窒化物膜、炭化物膜、硼化物膜のいずれかであっ
て好適である。また、高融点金属としては、Tiの他、
タングステン(W)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウ
ム(Hf)、モリブデン(Mo)が使用できる。
【0023】なお、高融点金属窒化物膜は、スパッタガ
スにN2 ガス等N原子を含むガスを混入して成膜すれば
よく、同じく酸窒化膜は、N2 ガスとO2 ガスとの混合
ガスや、NOガス、NO2 ガス等、N原子とO原子の両
者を含むガスを混入して成膜すればよい。また、炭化物
膜は、スパッタガスにCH4 ガス等、C原子を含むガス
を混入して成膜し、硼化物膜は、スパッタガスにBH4
ガス等、B原子を含むガスを混入して成膜すればよい。
【0024】ところで、上述のような下地層上には、典
型的にはAl系材料等よりなる配線材料層が被着形成さ
れる。なお、接続孔が微細化され、アスペクト比が高い
場合には、高温スパッタリング、高圧リフロー等のプロ
セスによって、接続孔を埋め込みながらAl系材料層を
形成すればよい。
【0025】
【作用】本発明を半導体装置の製造プロセスに適用し
て、例えば高融点金属膜/高融点金属化合物膜/高融点
金属膜なる3層構造の下地層を連続成膜すると、枚葉式
スパッタリング装置の成膜チャンバに搬入されるいずれ
の基体に対しても、1層目の薄膜の膜質を安定化させる
ことができる。
【0026】これは、2層目の薄膜として高融点金属化
合物膜を成膜した際に高融点金属よりなるターゲットの
表面が化合物化されても、3層目の薄膜の成膜時に、こ
のターゲット表面に生成された化合物が除去され、該3
層目の薄膜の成膜後期にはターゲット表面に清浄な高融
点金属が露出した状態となるためである。即ち、次の基
体に対する1層目の薄膜は、成膜初期から清浄なターゲ
ットにて成膜でき、高融点金属の単体より構成できるか
らである。
【0027】これにより、高融点金属膜と高融点金属化
合物膜との2層構造であった従来の下地膜を成膜するに
は2つの成膜チャンバが必要であったのに対し、この上
にさらに高融点金属膜を積層して3層構造とすることに
よって、同一チャンバ内での連続成膜が可能となる。
【0028】しかも、このように1層目の薄膜が高融点
金属の単体にて構成された下地層は、Si基板やAl系
材料よりなる下層配線とのコンタクト抵抗が低いものと
なる。
【0029】また、本発明を半導体装置の製造プロセス
に適用して、高融点金属化合物膜/高融点金属膜/高融
点金属化合物膜なる3層構造の下地層を成膜する場合
も、枚葉式スパッタリング装置の成膜チャンバに搬入さ
れるいずれの基体にも1層目の薄膜を安定した膜質で成
膜することができる。
【0030】これは、1層目の薄膜として高融点金属化
合物膜を成膜することによって化合物化されたターゲッ
ト表面が、2層目の薄膜として高融点金属膜を成膜する
ことによって清浄化されても、3層目の薄膜として高融
点金属化合物膜を成膜時には、このターゲット表面が再
び所定の比率で化合物化されるためである。即ち、次の
基体に対する1層目の薄膜は、成膜初期から高融点金属
と化合物との比率が安定したものとなるからである。
【0031】これにより、高融点金属膜と高融点金属化
合物膜との2層構造であった従来の下地膜を成膜するに
は2つの成膜チャンバが必要であったのに対し、この下
にさらに高融点金属化合物膜が積層された構造とするこ
とによって、同一チャンバ内での連続成膜が可能とな
る。
【0032】そして、このように1層目の薄膜が高融点
金属化合物膜である下地層は、下層配線表面に反射防止
膜等として用いられた高融点金属化合物膜が残存してい
る場合、この高融点金属化合物膜とのコンタクト抵抗が
低いものとなる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について図面
を参照しながら説明する。
【0034】実施例1 本実施例では、Si基板上の層間絶縁膜に開口されたコ
ンタクト・ホールの少なくとも底部および側壁部に、高
融点金属膜/高融点金属化合物膜/高融点金属膜なる3
層構造の下地膜をバリアメタルとして形成する例につい
て説明する。
【0035】ここでは、バリアメタルの成膜プロセスに
ついて説明するに先んじて、本実施例に用いた枚葉式の
マルチチャンバ装置について説明する。この装置は、図
1に示されるように、バリアメタル成膜用チャンバ1、
Al系材料層成膜用チャンバ2、前処理を行うプリベー
クチャンバ3、エッチングチャンバ4といった4つの処
理チャンバが組み合わされたものであり、前処理から、
バリアメタル成膜後のAl系材料層の成膜、エッチバッ
クまでの工程を連続して行うものである。
【0036】バリアメタル成膜用チャンバ1とAl系材
料層成膜用チャンバ2は、ウェハ搬送室5に共通に接続
され、プリベークチャンバ3とエッチングチャンバ4
は、ウェハ搬送室6に共通に接続されている。該ウェハ
搬送室6は、ウェハカセットを有するローダ7、アンロ
ーダ8に接続すると共に、連結部9を介して上記ウェハ
搬送室5とも接続している。
【0037】なお、上記バリアメタル成膜用チャンバ1
においては、この中に導入されるスパッタガスの切り替
えができるようになされているため、スパッタリングに
よる高融点金属膜の成膜も、反応性スパッタリングによ
る高融点金属化合物膜の成膜も、スパッタガスを切り替
えるのみで共通の高融点金属よりなるターゲットを用い
て連続的に成膜することができる。
【0038】したがって、以上のようなマルチチャンバ
装置におけるプリベークチャンバ3、バリアメタル成膜
用チャンバ1、Al系材料層成膜用チャンバ2、エッチ
ングチャンバ4内へウェハを順次搬送すると、該ウェハ
を大気から遮断したまま、前処理から、複数の薄膜より
なるバリアメタルの成膜、Al系材料層の成膜、エッチ
バックまで処理を連続的に施すことができる。
【0039】本実施例においては、上述のようなマルチ
チャンバ装置を用いて、Tiよりなる1層目の薄膜、T
iNよりなる2層目の薄膜、Tiよりなる3層目の薄膜
からなる3層構造のバリアメタルを同一チャンバ内で連
続成膜した。このプロセスを図2、図3を用いて説明す
る。
【0040】先ず、図2に示されるように、予め不純物
拡散領域12が形成されたSi基板11上に酸化シリコ
ン等からなる層間絶縁膜13が積層され、該層間絶縁膜
13に上記不純物拡散領域12に臨むコンタクト・ホー
ル14が開口されてなるウェハを用意し、上述したマル
チチャンバ装置のローダ7内のウェハカセットに25枚
収納した。そして、上記マルチチャンバ装置内を予備排
気した後、該ウェハを1枚ずつプリベークチャンバ3へ
搬送し、150℃で60秒間のプリベークを行った。
【0041】その後、ターゲットとしてTiを用いたバ
リアメタル成膜用チャンバ1に上記ウェハを搬送し、下
記の条件にて、Ti膜よりなる1層目の薄膜15、Ti
N膜よりなる2層目の薄膜16、Ti膜よりなる3層目
の薄膜17をこの順にウェハ全面に亘って連続成膜し、
3層構造のバリアメタル18を形成した。
【0042】 なお、1層目の薄膜15は30nmなる膜厚、2層目の
薄膜16は70nmなる膜厚、3層目の薄膜17は30
nmなる膜厚にそれぞれ成膜した。
【0043】さらに、上述のようにしてバリアメタル1
8を形成したら、ウェハをAl系材料層成膜用チャンバ
2に搬送して、下記の条件でAl系材料層19を形成し
た。
【0044】Al系材料層19の成膜条件 ターゲット : Al−2%Cu スパッタガス : Arガス 流量50sccm 圧力 : 0.67Pa 温度 : 150℃ DC電力 : 13kW なお、該Al系材料層19は500nmなる膜厚とし
た。
【0045】これにより、図3に示されるように、バリ
アメタル18上にAl系材料層18がウェハ全面に亘っ
て形成された。
【0046】その後、上述のウェハをエッチングチャン
バ4へ搬送して、例えば層間絶縁膜13の上面が露出す
るまでエッチバックを行うことにより、コンタクト・ホ
ール14内のみにAl系材料層18を残存させ、埋め込
み配線(プラグ)を形成した。そして、ウェハに対して
これらの処理を施した後、このウェハをアンローダ8の
ウェハカセットに順次収納した。
【0047】本実施例においては、25枚のウェハに対
して1枚ずつバリアメタル18の形成を行ったが、バリ
アメタル成膜用チャンバ1に新たにウェハを搬入すると
きには、Tiターゲットが窒化されていない状態となっ
ているので、Tiよりなる1層目の薄膜15の膜質がウ
ェハ間でばらつくことはなかった。また、1層目の薄膜
15を窒素の混入のないTi単体より構成できるため、
Si基板11における不純物拡散領域12と1層目の薄
膜15とのコンタクト抵抗を低減させることができた。
【0048】なお、バリヤメアル18の最上層にはTi
よりなる3層目の薄膜17が成膜されたため、Al系材
料層18のマイグレーションが向上し、コンタクト・ホ
ール14に鬆(す)を発生することなく均一にAl系材
料層18を埋め込むことができた。
【0049】実施例2 本実施例は、Wよりなる1層目の薄膜15、WNよりな
る2層目の薄膜16、Wよりなる3層目の薄膜17から
なる3層構造のバリアメタル18を同一チャンバ内で連
続成膜した例である。
【0050】具体的には、図1のマルチチャンバ装置を
用い、バリアメタル成膜用チャンバ1内で用いられるタ
ーゲットをTiからWに変更した以外は、実施例1と同
様にして配線形成を行った。
【0051】本実施例においても、バリアメタル成膜用
チャンバ1に新たにウェハを搬入するときには、Wター
ゲットが窒化されていない状態となっているので、Wよ
りなる1層目の薄膜15の膜質がウェハ間でばらつくこ
とはなかった。また、1層目の薄膜15を窒素の混入の
ないW単体より構成できるため、Si基板11における
不純物拡散領域12と1層目の薄膜15とのコンタクト
抵抗を低減させることができた。
【0052】実施例3 本実施例は、Zrよりなる1層目の薄膜15、ZrON
よりなる2層目の薄膜16、Zrよりなる3層目の薄膜
17といった3層構造のバリアメタル18を同一チャン
バ内で連続成膜した例である。
【0053】具体的には、図1のマルチチャンバ装置を
用い、バリアメタル成膜用チャンバ1内で用いられるタ
ーゲットをTiからZrに変更し、2層目の薄膜16の
成膜に用いたスパッタガスを、Arガス:流量32sc
cm、N2 ガス:流量70sccm、O2 ガス:流量8
sccmのように変更した以外は実施例1と同様にして
配線形成を行った。
【0054】本実施例においても、バリアメタル成膜用
チャンバ1に新たにウェハを搬入するときには、Zrタ
ーゲットが酸窒化されていない状態となっているので、
Zrよりなる1層目の薄膜15の膜質がウェハ間でばら
つくことはなかった。また、1層目の薄膜15を窒素お
よび酸素の混入のないZr単体より構成できるため、S
i基板11における不純物拡散領域12と1層目の薄膜
15とのコンタクト抵抗を低減させることができた。
【0055】実施例4 本実施例は、Tiよりなる1層目の薄膜15、TiCよ
りなる2層目の薄膜16、Tiよりなる3層目の薄膜1
7からなる3層構造のバリアメタル18を同一チャンバ
内で連続成膜した例である。
【0056】具体的には、図1のマルチチャンバ装置を
用い、バリアメタル成膜用チャンバ1でバリアメタル1
8を成膜する際、2層目の薄膜16の成膜に用いたスパ
ッタガスを、Arガス:流量40sccm、CH4
ス:流量70sccmのように変更した以外は実施例1
と同様にして配線形成を行った。
【0057】本実施例においても、バリアメタル成膜用
チャンバ1に新たにウェハを搬入するときには、Tiタ
ーゲットが炭化されていない状態となっているので、T
iよりなる1層目の薄膜15の膜質がウェハ間でばらつ
くことはなかった。また、1層目の薄膜15を炭素の混
入のないTi単体より構成できるため、Si基板11に
おける不純物拡散領域12と1層目の薄膜15とのコン
タクト抵抗を低減させることができた。
【0058】なお、バリヤメアル18の最上層にはTi
よりなる3層目の薄膜17が成膜されているため、コン
タクト・ホール14を均一にAl系材料層18にて埋め
込むことができた。
【0059】実施例5 本実施例は、Tiよりなる1層目の薄膜15、TiBよ
りなる2層目の薄膜16、Tiよりなる3層目の薄膜1
7からなる3層構造のバリアメタル18を同一チャンバ
内で連続成膜した例である。
【0060】具体的には、図1のマルチチャンバ装置を
用い、バリアメタル成膜用チャンバ1でバリアメタル1
8を成膜する際、2層目の薄膜16の成膜に用いたスパ
ッタガスを、Arガス:流量40sccm、BH4
ス:流量70sccmのように変更した以外は実施例1
と同様にして配線形成を行った。
【0061】本実施例においても、バリアメタル成膜用
チャンバ1に新たにウェハを搬入するときには、Tiタ
ーゲットが硼化されていない状態となっているので、T
iよりなる1層目の薄膜15の膜質がウェハ間でばらつ
くことはなかった。また、1層目の薄膜15を硼素の混
入のないTi単体より構成できるため、Si基板11に
おける不純物拡散領域12と1層目の薄膜15とのコン
タクト抵抗を低減させることができた。
【0062】なお、バリヤメアル18の最上層がTiよ
りなる3層目の薄膜17より構成されるため、コンタク
ト・ホール14を均一にAl系材料層18にて埋め込む
ことができた。
【0063】実施例6 本実施例では、下層配線に臨むビア・ホールの少なくと
も底部および側壁部に、高融点金属化合物膜/高融点金
属膜/高融点金属化合物膜なる3層構造の下地層を密着
層として形成する例について説明する。
【0064】ここで用いられた枚葉式のマルチチャンバ
装置は、図4に示されるように、密着層成膜用チャンバ
21、Al系材料層成膜用チャンバ22、前処理を行う
プリベークチャンバ23および逆スパッタチャンバ24
といった4つの処理チャンバが組み合わされたものであ
り、前処理から、バリアメタル成膜後のAl系材料層の
成膜までの工程を連続して行うものである。
【0065】各チャンバ21,22,23,24は、ウ
ェハ搬送室25に共通に接続され、該ウェハ搬送室25
は、ウェハカセットを有するローダ27、アンローダ2
8に接続している。
【0066】なお、密着層成膜用チャンバ21、Al系
材料層成膜用チャンバ22、プリベークチャンバ23
は、図1のマルチチャンバ装置における各チャンバ1,
2,3と同様の構成を有するものであり、逆スパッタチ
ャンバ24は、バリアメタルの成膜前にウェハ表面を清
浄化するためのものである。
【0067】したがって、以上のようなマルチチャンバ
装置におけるプリベークチャンバ23、逆スパッタチャ
ンバ24、密着層成膜用チャンバ21、Al系材料層成
膜用チャンバ22内へウェハを順次搬送すると、該ウェ
ハを大気から遮断したまま、前処理から、複数の薄膜よ
りなるバリアメタルの成膜、Al系材料層の成膜までを
連続的に施すことができる。
【0068】本実施例においては、上述のようなマルチ
チャンバ装置を用いて、TiNよりなる1層目の薄膜、
Tiよりなる2層目の薄膜、TiNよりなる3層目の薄
膜からなる3層構造の密着層を同一チャンバ内で連続成
膜した。このプロセスを図5〜図7を用いて説明する。
【0069】先ず、図5に示されるような、予め基板3
1上にTiよりなる下層膜32およびTiNよりなる上
層膜33から構成されるバリアメタル、Al−2%Cu
よりなる下層配線34、該下層配線34表面にそのパタ
ーニングに用いられたTiNよりなる反射防止膜35が
残存し、さらに酸化シリコン等からなる層間絶縁膜36
が積層され、該層間絶縁膜36に上記反射防止膜35に
臨むビア・ホール37が開口されてなるウェハを用意し
た。なお、バリアメタルにおける下層膜32および上層
膜33の膜厚はそれぞれ30nmおよび70nm、下層
配線34の膜厚は500nm、反射防止膜35の膜厚は
100nm、層間絶縁膜36の膜厚は600nmとし
た。
【0070】そして、このウェハを上述したマルチチャ
ンバ装置のローダ27内のウェハカセットに25枚収納
した。そして、上記マルチチャンバ装置内を予備排気し
た後、該ウェハを1枚ずつプリベークチャンバ23へ搬
送し、150℃で60秒間のプリベークを行った。続い
て、このウェハを逆スパッタチャンバ24に搬送し、下
記の条件にて、ウェハ表面の清浄化を行った。
【0071】逆スパッタ条件 スパッタガス : Arガス 流量30sccm 圧力 : 0.2Pa RF電力 : 500W(13.56MHz) その後、ターゲットとしてTiを用いた密着層成膜用チ
ャンバ21に上記ウェハを搬送し、下記の条件にて、T
iN膜よりなる1層目の薄膜38、Ti膜よりなる2層
目の薄膜39、TiN膜よりなる3層目の薄膜40をこ
の順にウェハ全面に亘って連続成膜し、3層構造の密着
層41を形成した。
【0072】 なお、1層目の薄膜38は20nmなる膜厚、2層目の
薄膜39は30nmなる膜厚、3層目の薄膜40は5n
mなる膜厚にそれぞれ成膜した。
【0073】これにより、図6に示されるように、ビア
・ホール37の底部および側壁部を被覆する3層構造の
密着層41が形成された。
【0074】さらに、上述のようにして密着層41を形
成したら、ウェハをAl系材料層成膜用チャンバ22に
搬送して、下記の条件でAl系材料層42を形成した。
【0075】Al系材料層42の成膜条件 ターゲット : Al−2%Cu スパッタガス : Arガス 流量50sccm 圧力 : 0.67Pa 温度 : 150℃ DC電力 : 13kW なお、該Al系材料層42は500nmなる膜厚とし
た。
【0076】その後、ウェハを再び密着層成膜用チャン
バ21へ搬送し、上述のAl系材料層42上に、下記の
条件にてTiN膜よりなる反射防止膜43を成膜した。
【0077】 なお、該反射防止膜の膜厚は30nmとした。
【0078】これにより、図7に示されるように、密着
層41上にAl系材料層42および反射防止膜43がウ
ェハ全面に亘って形成された。
【0079】そして、ウェハに対してこれらの処理が施
されたら、このウェハをアンローダ8のウェハカセット
に順次収納した。
【0080】本実施例においては、25枚のウェハに対
して1枚ずつ密着層41の形成を行ったが、密着層成膜
用チャンバ21に新たにウェハを搬入するときには常
に、Tiターゲットが所定の比率で窒化されている状態
となされているので、TiNよりなる1層目の薄膜38
の膜質がウェハ間でばらつくことはなかった。また、密
着層41を形成後、Al系材料層42上のTiNよりな
る反射防止膜43を密着層成膜用チャンバ21にて連続
的に成膜することが可能であり、これによって、密着層
41における1層目の薄膜38の膜質を劣化させること
もない。
【0081】さらに、1層目の薄膜38をTiNより構
成できるため、ビア・ホール37の底部に露出するTi
Nよりなる反射防止膜35とのコンタクト抵抗を低減さ
せることができた。
【0082】実施例7 本実施例は、TiONよりなる1層目の薄膜38、Ti
よりなる2層目の薄膜39、TiONよりなる3層目の
薄膜40からなる3層構造の密着層41を同一チャンバ
内で連続成膜した例である。
【0083】具体的には、基板31上のバリアメタルの
上層膜33、下層配線34上に設けられた反射防止膜3
5が、TiNの代わりにTiONよりなる以外は、実施
例6で用いられたと同様のウェハを用意した。そして、
密着層成膜用チャンバ21内にArガスとN2 ガス以外
にO2 ガスをも導入可能となされた以外は、実施例6に
て用いられたと同様の構成を有するマルチチャンバ装置
を用いて、密着層41、Al系材料層42、反射防止膜
43の成膜を行った。即ち、密着層41における1層目
の薄膜38、3層目の薄膜40、および反射防止膜43
の成膜時のスパッタガスを、Arガス:流量40scc
m、N2 ガス:流量70sccm、O2ガス:流量6s
ccmのように変更した以外は、実施例6と同様にし
て、所定の配線形成を行った。
【0084】本実施例においても、密着層成膜用チャン
バ21に新たにウェハを搬入するときには、Tiターゲ
ットが所定の比率で酸窒化されているので、TiONよ
りなる1層目の薄膜38の膜質がウェハ間でばらつくこ
とはなかった。また、密着層41を形成後、Al系材料
層42上のTiONよりなる反射防止膜43を密着層成
膜用チャンバ21にて連続的に成膜することが可能であ
る。
【0085】さらに、1層目の薄膜38をTiONより
構成できるため、ビア・ホール37の底部に露出するT
iONよりなる反射防止膜35とのコンタクト抵抗を低
減させることができた。
【0086】実施例8 本実施例は、WNよりなる1層目の薄膜38、Wよりな
る2層目の薄膜39、WNよりなる3層目の薄膜40か
らなる3層構造の密着層41を同一チャンバ内で連続成
膜した例である。
【0087】具体的には、実施例7で用いられたと同様
のウェハを用意し、密着層成膜用チャンバ21内のター
ゲットをTiからWに変更した以外は、実施例6にて用
いられたと同様の構成を有するマルチチャンバ装置を用
いて密着層41を成膜した。なお、密着層41の成膜
後、Al系材料層42は実施例6と同様にして成膜し、
TiNよりなる反射防止膜43はウェハをマルチチャン
バ装置から搬出してから、別のスパッタ装置にて成膜し
た。
【0088】本実施例においても、密着層成膜用チャン
バ21に新たにウェハを搬入するときには、Wターゲッ
トが所定の比率で窒化されているので、WNよりなる1
層目の薄膜38の膜質がウェハ間でばらつくことはなか
った。
【0089】以上、本発明を適用した実施例について説
明したが、本発明は上述した実施例に限定されるもので
はない。例えば、実施例1〜実施例5にて示したよう
な、最下層と最上層が高融点金属膜よりなるバリアメタ
ルを、下層配線あるいは下層配線上に残存する反射防止
膜に臨むビア・ホールの少なくとも底部および側壁部に
密着層として成膜してもよい。
【0090】また、実施例6〜実施例8にて示したよう
な、最下層と最上層が高融点金属化合物膜よりなる密着
層を、反射防止膜の代わりにAl系材料が露出したビア
・ホールの少なくとも底部および側壁部に成膜してもよ
いし、Si基板に臨むコンタクト・ホールの少なくとも
底部および側壁部にバリアメタルとして成膜してもよ
い。但し、コンタクト抵抗を低減するためには、高融点
金属化合物膜を成膜するための反応性スパッタリングを
行うに際して、所定の導入元素を含むガスの流量比を低
減する等、成膜条件を適宜適正化する必要がある。
【0091】その他、ウェハの構成や、製造装置の構
成、高融点金属およびこれを化合物化するための導入元
素等も適宜変更が可能である。
【0092】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明を適用すると、枚葉式スパッタリング装置の同一チャ
ンバ内で複数の薄膜を成膜しても、1層目の薄膜の膜質
を安定化させることができる。このため、本発明をバリ
アメタルあるいは反応層や密着層の成膜に適用すると、
最下層の薄膜の膜質のバラツキが抑えられる。
【0093】また、最下層の薄膜を高融点金属の単体よ
り構成すれば、Si基板やAl系材料よりなる下層配線
との界面におけるコンタクト抵抗を低減でき、最下層の
薄膜を高融点金属化合物より構成すれば、その表面に反
射防止膜が残存している下層配線とのコンタクト抵抗を
低減できる。
【0094】したがって、本発明により、信頼性の高い
半導体装置を歩留まりよく製造することが可能となる。
【0095】さらに、異なるチャンバ間で基板を搬送さ
せる必要がない分、スループットが向上し、成膜に必要
なチャンバの数が低減する分、クリーンルームの省スペ
ース化も達成できる。このため、スパッタリング装置の
費用やクリーンルームの維持費を削減でき、コストを低
減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マルチチャンバ装置の一例を示す模式図であ
る。
【図2】Si基板上の層間絶縁膜にコンタクト・ホール
が形成された状態のウェハを示す模式的断面図である。
【図3】図2のウェハに対して、高融点金属膜/高融点
金属化合物膜/高融点金属膜なる3層構造のバリアメタ
ルが成膜された上に、Al系材料層が形成された状態を
示す模式的断面図である。
【図4】マルチチャンバ装置の他の例を示す模式図であ
る。
【図5】反射防止膜が残存する下層配線上の層間絶縁膜
にビア・ホールが形成された状態のウェハを示す模式的
断面図である。
【図6】図5のウェハに対して、高融点金属化合物膜/
高融点金属膜/高融点金属化合物膜なる3層構造の密着
層が成膜された状態を示す模式的断面図である。
【図7】図6のウェハに対して、Al系材料層および反
射防止膜が形成された状態を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1 バリアメタル成膜用チャンバ 2 Al系材料層成膜用チャンバ 5,6 ウェハ搬送室 7 ローダ 8 アンローダ 11 Si基板 12 不純物拡散領域 13 層間絶縁膜 14 コンタクト・ホール 15 1層目の薄膜 16 2層目の薄膜 17 3層目の薄膜 18 バリアメタル 19 Al系材料層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/31 D 21/3205

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枚葉式スパッタリング装置の成膜チャン
    バ内で共通のターゲットを用いてスパッタリングおよび
    反応性スパッタリングを行うことにより、基体上に複数
    の薄膜を連続成膜する半導体装置の製造方法において、 前記複数の薄膜のうち、最下層の薄膜と最上層の薄膜と
    の種類を同一とすることを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記基体は、シリコン基板上の絶縁膜に
    接続孔が開口されてなるものであり、少なくとも該接続
    孔の底部に、前記複数の薄膜を下地層として成膜するこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記基体は、下層配線上の絶縁膜に接続
    孔が開口されてなるものであり、少なくとも該接続孔の
    底部に、前記複数の薄膜を下地層として成膜することを
    特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記下層配線の表面には、そのパターニ
    ングに用いられた反射防止膜が残存していることを特徴
    とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記共通のターゲットを高融点金属より
    構成し、前記最下層の薄膜と前記最上層の薄膜として高
    融点金属膜をスパッタリングにより成膜し、他の薄膜と
    して高融点金属化合物膜を反応性スパッタリングにより
    成膜することを特徴とする請求項1ないし請求項4のい
    ずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記高融点金属化合物膜として、高融点
    金属窒化物膜、高融点金属炭化物膜、高融点金属硼化物
    膜のいずれかを成膜することを特徴とする請求項5記載
    の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記高融点金属化合物膜として、高融点
    金属酸窒化物膜を成膜することを特徴とする請求項5記
    載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記高融点金属として、チタンを用いる
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の半導
    体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記高融点金属として、タングステン、
    ジルコニウム、ハフニウム、モリブデンより選ばれるい
    ずれか1種を用いることを特徴とする請求項5ないし請
    求項7のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記共通のターゲットを高融点金属よ
    り構成し、前記最下層の薄膜と前記最上層の薄膜として
    高融点金属化合物膜を反応性スパッタリングにより成膜
    し、他の薄膜として高融点金属膜をスパッタリングによ
    り成膜することを特徴とする請求項1ないし請求項4の
    いずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記高融点金属化合物膜として、高融
    点金属窒化物膜、高融点金属酸窒化物膜、高融点金属炭
    化物膜、高融点金属硼化物膜のいずれかを成膜すること
    を特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記高融点金属として、チタン、タン
    グステン、ジルコニウム、ハフニウム、モリブデンより
    選ばれるいずれか1種を用いることを特徴とする請求項
    10または請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009194009A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Fujitsu Microelectronics Ltd 半導体装置及びその製造方法
KR100914975B1 (ko) * 2006-12-29 2009-09-02 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 금속배선 형성방법
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