JPH08171813A - 白熱ランプ点灯装置 - Google Patents

白熱ランプ点灯装置

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Publication number
JPH08171813A
JPH08171813A JP6313219A JP31321994A JPH08171813A JP H08171813 A JPH08171813 A JP H08171813A JP 6313219 A JP6313219 A JP 6313219A JP 31321994 A JP31321994 A JP 31321994A JP H08171813 A JPH08171813 A JP H08171813A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
incandescent lamp
filament
limiting element
current limiting
lighting device
Prior art date
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Pending
Application number
JP6313219A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoatsu Nagae
清享 長江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6313219A priority Critical patent/JPH08171813A/ja
Publication of JPH08171813A publication Critical patent/JPH08171813A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源スイッチの投入時に白熱ランプのフィラ
メントへ加わる熱ストレスを抑えて電源スイッチの投入
時のフィラメントの溶断を防止することにより白熱ラン
プの寿命を延ばす。 【構成】 交流電源1から白熱ランプ2への給電経路中
に電源スイッチ3の投入時の白熱ランプ2のフィラメン
ト2aへの突入電流を抑える電流制限素子5を、電源ス
イッチ3と直列に挿入する。電流制限素子5は負の温度
係数をもったサーミスタからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般照明に広く用い
られている白熱ランプを点灯させる白熱ランプ点灯装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の白熱ランプ点灯装置は、図3に示
すように、AC100Vの商用電源などの交流電源1に
白熱ランプ2を、壁などに設けられた電源スイッチ3を
介して接続してあり、電源スイッチ3により白熱ランプ
2の点灯・消灯が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような白熱ランプ
点灯装置を使用する際によく経験することであるが、白
熱ランプ2のフィラメント2aは低温時にはその抵抗値
はきわめて低く、電源スイッチ3を投入した瞬間に白熱
ランプ2に突入電流が流れて大きな熱ストレスがフィラ
メント2aに加わる。そのため、白熱ランプ2は一瞬光
るが、管球内のフィラメント2aから、「パチッ」とい
う音がするとともに、フィラメント2aが溶断して早い
時期に寿命となることが多かった。
【0004】これは、電源スイッチ3の投入時の交流電
源1の電圧波形の位相が制御されておらず投入のタイミ
ングによっては、電圧波形のピーク付近の瞬時値が急に
白熱ランプ2のフィラメント2aの両端に印加されるこ
とと、白熱ランプ2のフィラメント2aの抵抗値が当初
低い状態(コールドスタート)となっていることによっ
て、フィラメント2aに突入電流による急激な熱ストレ
スがかかることがあるためである。つまり、電源スイッ
チ3の投入時に白熱ランプ2に印加される交流電源1の
電圧振幅を制限していないことが、白熱ランプ2のフィ
ラメント2aの寿命を短くしている原因の一つである。
【0005】したがって、この発明の目的は、電源スイ
ッチ投入時におけるフィラメントへの熱ストレスを軽減
して白熱ランプの寿命を延ばすことができる白熱ランプ
点灯装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の白熱ラン
プ点灯装置は、交流電源から白熱ランプへの給電路に、
電源投入時の白熱ランプのフィラメントへの突入電流を
抑える電流制限素子を挿入している。請求項2記載の白
熱ランプ点灯装置は、請求項1の電流制限素子が負の温
度係数をもったサーミスタである。
【0007】
【作用】請求項1記載の構成によれば、電流制限素子を
使用することで、電源スイッチの投入時における白熱ラ
ンプのフィラメントへの突入電流を少なく抑えることが
可能となり、したがって白熱ランプのフィラメントの両
端での急激な電圧増加を抑えることが可能となる。この
ことにより、電源スイッチの投入時に白熱ランプのフィ
ラメントへの大きな熱ストレスが加わることがなくな
り、フィラメントの溶断を防止でき、結果として白熱ラ
ンプの寿命を延ばすことができる。
【0008】請求項2記載の構成によれば、電流制限素
子が負の温度係数をもったサーミスタであるので、白熱
ランプの点灯後サーミスタが温度上昇することで、サー
ミスタの抵抗値が減少し、安定点灯時の電流を多くする
ことができ、電流制限素子の介在で白熱ランプの光量が
低下するのを最小限に抑えることができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1にこの発明の一実施例の白熱ランプ点
灯装置の回路図を示す。この白熱ランプ点灯装置は、図
1に示すように、交流電源1から白熱ランプ2への給電
路に、電源投入時の白熱ランプ2のフィラメント2aへ
の突入電流を抑える抵抗などの電流制限素子4を電源ス
イッチ3と直列に挿入している。
【0010】この白熱ランプ点灯装置では、電源スイッ
チ3を投入したときに、交流電源1から白熱ランプ2の
フィラメント2aへ流れ込もうとする突入電流が電流制
限素子4で抑制されることになり、フィラメント2aの
両端に加わる電圧が急激に増大することはない。この実
施例の白熱ランプ点灯装置によれば、電流制限素子4を
使用することで、電源スイッチ3の投入時における突入
電流を少なく抑えることが可能となり、したがって白熱
ランプ2のフィラメント2aの両端での急激な電圧増加
を抑えることが可能となる。この結果、白熱ランプ2の
フィラメント2aへ大きな熱ストレスが加わらなくな
り、フィラメント2aの溶断が防止され、結果として白
熱ランプ2の寿命を延ばすことができる。
【0011】図2にこの発明の他の実施例の白熱ランプ
点灯装置の回路図を示す。この白熱ランプ点灯装置は、
図2に示すように、電流制限素子5として、負の温度係
数をもつサーミスタを使用したもので、その他の構成は
図1の白熱ランプ点灯装置と同様である。この白熱ラン
プ点灯装置では、電源スイッチ3の投入時は、電流制限
素子5であるサーミスタの温度が低く、その抵抗値が高
い状態にある(高抵抗状態)。したがって、電流は流れ
にくい状態にある。このとき、交流電源1から白熱ラン
プ2のフィラメント2aへ流れ込もうとする突入電流が
電流制限素子5で抑制されることになり、フィラメント
2aの両端に加わる電圧が急激に増大することはない。
【0012】その後、白熱ランプ2を通して電流制限素
子5であるサーミスタに電流が流れることにより、徐々
に電流制限素子5の温度が上昇し、その抵抗値が低下し
ていき、逆に電流がよく流れるようになり、ある温度で
平衡状態に達する。この状態では、温度は高く、抵抗値
は低い状態にある(低抵抗状態)。この実施例の白熱ラ
ンプ点灯装置によれば、電流制限素子5が負の温度係数
をもったサーミスタであるので、白熱ランプ2の点灯後
電流制限素子5が温度上昇することで、電流制限素子5
の抵抗値が減少し、安定点灯時の電流を多くすることが
でき、電流制限素子5の介在で白熱ランプ2の光量が低
下するのを最小限に抑えることができる。その他の効果
は前記実施例と同様である。
【0013】なお、電流制限素子4,5は、白熱ランプ
2の外部に配置するだけでなく、管球内部に製造時に予
め入れ込んでおくことも可能であり、このような構成の
場合には、電流制限素子5を設けるための配線が不要で
あり、ランプ交換と同じ作業で、実施例のような白熱ラ
ンプ点灯装置を実現できる。
【0014】
【発明の効果】この発明の白熱ランプ点灯装置によれ
ば、電源スイッチの投入時における白熱ランプのフィラ
メントへの突入電流を少なく抑えることができ、白熱ラ
ンプのフィラメントの両端での急激な電圧増加を生じさ
せないことが可能となり、フィラメントへ大きな熱スト
レスを加えることがなくなり、フィラメントの溶断を防
止でき、結果として寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の白熱ランプ点灯装置の構
成を示す回路図である。
【図2】この発明の他の実施例の白熱ランプ点灯装置の
構成を示す回路図である。
【図3】従来の白熱ランプ点灯装置の一例の構成を示す
回路図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2 白熱ランプ 3 電源スイッチ 4 電流制限素子 5 電流制限素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源から白熱ランプへの給電路に、
    電源投入時の前記白熱ランプのフィラメントへの突入電
    流を抑える電流制限素子を挿入したことを特徴とする白
    熱ランプ点灯装置。
  2. 【請求項2】 電流制限素子が負の温度係数をもったサ
    ーミスタである請求項1記載の白熱ランプ点灯装置。
JP6313219A 1994-12-16 1994-12-16 白熱ランプ点灯装置 Pending JPH08171813A (ja)

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JP6313219A JPH08171813A (ja) 1994-12-16 1994-12-16 白熱ランプ点灯装置

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JP (1) JPH08171813A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6518713B2 (en) 2001-01-16 2003-02-11 Autonetworks Technologies, Ltd. Method of illuminating incandescent lamp, and circuit for illuminating the same
JP2006202078A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 低温時電子回路保護装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6518713B2 (en) 2001-01-16 2003-02-11 Autonetworks Technologies, Ltd. Method of illuminating incandescent lamp, and circuit for illuminating the same
JP2006202078A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 低温時電子回路保護装置
JP4639815B2 (ja) * 2005-01-21 2011-02-23 パナソニック株式会社 低温時電子回路保護装置

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