JPH08171139A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JPH08171139A
JPH08171139A JP6314540A JP31454094A JPH08171139A JP H08171139 A JPH08171139 A JP H08171139A JP 6314540 A JP6314540 A JP 6314540A JP 31454094 A JP31454094 A JP 31454094A JP H08171139 A JPH08171139 A JP H08171139A
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JP
Japan
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image
image pickup
pickup tube
horizontal
display
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Application number
JP6314540A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Arakawa
裕明 荒川
Kenzo Nakanishi
中西  研三
Toyoaki Sugaya
豊明 菅谷
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】水平方向と垂直方向の輝度差を考慮して画像表
示の原稿に対する再現性を高め、微細部分をより鮮明に
再現し、露光画像の画質の向上を実現できる露光装置を
提供することを目的とする。 【構成】CRTドライバ10が、所定径をもって水平方向
に走査されるCRT20上の発光点の発光強度に対する半
値幅に対して0.5〜1.0倍となるような垂直方向の
間隔でもって走査制御を行なうために、ライン間の輝度
ムラが生じないとともに微細な原稿画像に対しても輝度
低下がおこらず、ダイナミックレンジを落とさずに種々
の画像に対してもコントラストをはっきりさせ、画像表
示の原稿に対する再現性を高め、露光画像の画質を向上
させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は撮像管面の表示画像を光
学系を介して感材に露光を行なう露光装置に関し、特
に、感材への露光画像の画質の改善を行なう技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、CRTに代表されるような撮
像管を用いて白黒画像を表示し、この表示画像を三色
(青色、緑色、赤色)の露光用色フィルタで色分解する
とともに、レンズ等の光学系によって適性サイズに縮小
或いは拡大して、印画紙等の感材に露光する露光装置が
知られており、こうした装置に用いられるCRTでは所
定径の発光点を管面の水平方向及び垂直方向に走査させ
て画像を表示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のCR
Tの発光点の径とライン間隔の比較において、ライン間
隔が大き過ぎる場合には、例えば、全画素を100 %輝度
で発光させると、画素の中心位置では最大輝度を示すも
のの、画素周辺では輝度が低下するので露光された印画
紙上ではうす暗いラインが生じて見苦しくなるばかりで
なく、全体としても面積的に暗い部分が入るためにダイ
ナミックレンジを落としたのと同様な状態となってしま
う。
【0004】一方、発光点の径に比してライン間隔が小
さ過ぎる場合には、例えば、全画素を100 %輝度で発光
させると、隣接画素の輝度の重畳が多く、画素と画素間
との輝度差はなく輝度ムラはほとんど生じないが、例え
ば、1ラインおきに画素を発光させた時にはライン間が
つぶれてしまい判別不能となってしまう。加えて、全画
素を100 %輝度で発光させた際に適性露光量となるよう
に全体の輝度値を下げる方向で調整するために、特に、
1ラインや1ドットを発光させた場合には隣接画素の輝
度の重畳がなく、輝度値が極端に低下してしまい、その
結果、微細な映像が薄くなって画像がボケてしまうこと
になる。
【0005】また、上述した露光装置の水平方向の走査
について見れば、表示すべき複数の発光点が連続するよ
うなビデオ信号が入力した場合、ビデオ信号の各画素間
を連続的に発光させて表示走査する、所謂ノンリターン
ゼロ(以後、NRZと略称する)表示方式が採用されて
おり、一方、垂直方向の走査について見れば、必要とさ
れる走査線数に応じて決定されるライン間隔をもって一
水平ライン毎に次なる水平ラインに帰線走査する、所謂
リターンゼロ(以後、RZと略称する)表示方式が採用
されているため、水平方向と垂直方向では輝度差が生じ
てしまい、特に、自然画や明朝体文字のように太いとこ
ろと細いところがあるような画像表示においては著しい
画質の劣化が生じてしまう。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、水平方向と垂直方向の輝度差を考慮して画像表示
の原稿に対する再現性を高め、微細部分をより鮮明に再
現し、露光画像の画質の向上を実現できる露光装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明は上記従
来の問題点を解決するものであって、請求項1記載の発
明は、撮像管面に、水平方向及び垂直方向の走査により
所定径の発光点を水平方向及び垂直方向に発光させて画
像を表示し、該表示された画像を光学系を介して感材に
露光する露光装置において、前記撮像管上の発光点の垂
直方向走査間隔を最大発光強度の半値幅に対して0.5
〜1.0倍の値に設定した構成としたものである。
【0008】ここで、前記撮像管上の発光点の垂直方向
走査間隔を最大発光強度に対する半値幅に対して0.6
〜0.8倍の値に設定した構成としてもよい。また、前
記撮像管上の発光輝度が高く設定した時は、低く設定し
た場合より垂直方向走査間隔の半値幅に対する倍率を大
きい値に設定する構成としてもよい。さらに、水平方向
に連続する発光点を前記撮像管面に断続的に発光走査す
る構成としてもよい。
【0009】また、請求項5記載の発明は、撮像管面に
表示された画像を光学系を介して感材に露光する露光装
置において、走査されたビデオ信号に基づいて出力され
た電子ビームによって管面を水平方向及び垂直方向に発
光させて画像を表示する撮像管と、前記ビデオ信号を水
平方向における一画素毎のゲートクロックの立ち上がり
或いは立ち下がりに同期させて連続画素を断続表示する
ように制御する水平走査制御部と、該ビデオ信号を一水
平ライン毎に垂直方向に帰線させて断続表示するように
制御する垂直走査制御部を有して前記撮像管を表示駆動
する撮像管駆動手段と、を具備する構成としたものであ
る。
【0010】また、前記撮像管駆動手段の水平走査制御
部は、水平方向におけるビデオ信号の各画素を連続表示
させる第1の制御部と、該ビデオ信号を一画素毎のゲー
トクロックの立ち上がり或いは立ち下がりに同期させて
連続画素を断続表示するように制御する第2の制御部を
有し、画像種別に応じて該第1の制御部と第2の制御部
とを切り換える切換手段を設ける構成としてもよい。
【0011】
【作用】このため、請求項1記載の発明に係わる露光装
置によれば、垂直方向の走査間隔を、所定径をもって水
平方向に走査される撮像管上の発光点の最大発光強度の
半値幅に対して0.5〜1.0倍の値に設定したため
に、ライン間の輝度低下が生じないとともに微細な原稿
画像に対しても輝度低下がおこらず、ダイナミックレン
ジを落とさずに種々の画像に対してもコントラストをは
っきりさせ、画像表示の原稿に対する再現性を高め、露
光画像の画質を向上させることができる。
【0012】ここで、前記撮像管上の発光点の垂直方向
走査間隔を最大発光強度に対する半値幅に対して0.6
〜0.8倍の値に設定すれば、再現性の点でさらに顕著
な効果を得ることができる。また、前記撮像管上の最大
発光輝度が高く設定した時は、低く設定した場合より垂
直方向走査間隔の半値幅に対する倍率を大きい値に設定
すれば、発光輝度に応じた倍率選定を適性に行ないうる
ので、効果的に画質劣化を防止することができる。
【0013】さらに、水平方向に連続する発光点を前記
撮像管面に断続的に発光走査する所謂リターンゼロ表示
方式を、水平方向走査に採用する撮像管を用いた露光装
置にも適用できる。また、請求項5記載の発明に係わる
露光装置によれば、撮像管を表示駆動する撮像管駆動手
段の水平走査制御部が、ビデオ信号を水平方向における
一画素毎のゲートクロックに同期させて連続画素を断続
表示するように制御し、一方、垂直走査制御部が、ビデ
オ信号を一水平ライン毎に垂直方向に帰線させて断続表
示するように制御するために、撮像管の水平方向と垂直
方向の輝度差を小さくし、原稿画像を忠実に再現するこ
とができる。
【0014】また、前記撮像管駆動手段の水平走査制御
部は、水平方向におけるビデオ信号の各画素を連続表示
させる第1の制御部と、該ビデオ信号を一画素毎のゲー
トクロックに同期させて連続画素を断続表示するように
制御する第2の制御部を有し、画像種別に応じて該第1
の制御部と第2の制御部とを切り換える切換手段を設け
た構成のものでは、必要とされる解像度の違いによって
ノンリターンゼロ表示方式とリターンゼロ表示方式を選
択することで、露光時間を短時間としたり、忠実性の高
い画像を再生したりすることが可能となる。
【0015】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図1は、
本実施例にかかる露光装置の概略ブロック図である。ま
ず、露光装置の概略動作としては図示しないカラー原稿
の画像をスキャナ1が光学走査して読み取ると、これを
色毎に光電変換して8ビットで階調を表したデジタル画
像信号として出力する。ここで、原稿には印刷物、銀塩
写真プリント等の反射原稿と、銀塩写真ネガフィルム等
の透過原稿があり、原稿の種別に応じてモードを切り替
えるなどして読み取りを行なっている。
【0016】すなわち、原稿が透過原稿である場合には
原稿を境にして相対するように、図示しない光源と読取
センサがスキャナ1内部で配置されて、該読取センサは
透過光を光電変換して3色分解したデジタル画像信号と
して出力するし、一方、反射原稿である場合には、上記
読取センサが原稿からの反射光を受光するように上記光
源と読取センサがスキャナ1内部で配置されて、同様に
3色分解したデジタル画像信号を得るものである。
【0017】そして、デジタル画像信号が一旦画像メモ
リ2に書き込まれると、画像補正処理部3が該デジタル
画像信号を読み出して、スキャナ1、フィルタ21や印画
紙23の分光特性等を考慮した色補正並びに階調補正処理
を行なって、該画像メモリ2に再び書き込む。上記補正
処理が行なわれたデジタル画像信号は水平走査及び垂直
走査を行なうCRTドライバ10に出力され、後述するよ
うに、デジタル画像信号を露光モードに合わせてNRZ
表示方式或いはRZ表示方式のアナログのビデオ信号に
D/A変換され、撮像管としての白黒のCRT20の管面
上に3色分解毎の該ビデオ信号を順に表示し、これに同
期するように赤色,緑色,青色の露光用色フィルタ21を
順次切り換え配置する。そして、各色露光用色フィルタ
21によって変換された単色画像は、その都度CRT20の
表示をオンオフするような発光時間制御によってその露
光量を制御されつつ、レンズ22を介して所望倍率に拡大
或いは縮小されて印画紙23上に加色法により重ね露光さ
れる。
【0018】次に、CRT20の管面上に表示される画素
の輝度について以下説明する図2(a)はCRT20に1
画素分の点を発光させた場合の輝度分布をシュミレーシ
ョン画像で3次元表示させたものであり、同図(b)は
これを2次元表示で示したもので、両図とも横軸には半
値幅が1となるような幅に設定し、縦軸には256段階
(0〜255)の輝度値を表示できるように設定してい
る。ここで、半値幅とは、最大発光輝度に対して半分の
輝度値になる発光点の直径のことであり、CRTの構成
により数十μから数百μの幅があるが、図においては1
として表示している。
【0019】今、半値幅に対して水平ラインどうしの間
隔(以下、ライン間隔と称する)が大き過ぎる場合につ
いて述べる。図3(a),(b)はCRT20の管面上の
全画素を100 %輝度で発光させた場合の輝度分布をシュ
ミレーション画像で示したものである。これによれば、
発光点中心位置は最大輝度を示すものの発光点間は相対
的に暗くなるため、これで露光を行なえば印画紙23上で
はうす暗いラインが水平、垂直方向に生じて見苦しくな
るばかりでなく、この暗い部分によって印画紙全体のダ
イナミックレンジが低下することになる。こうした傾向
はライン間隔が大きくなるほど顕著になってくる。
【0020】図4(a),(b)には水平方向1ライン
おきに100 %輝度で発光させた場合の輝度分布をシュミ
レーション画像で示しており、この場合だと最大輝度値
と最低輝度値の差が明確に表現されており、コントラス
トに関しては良好である。次に、半値幅に対してライン
間隔が小さ過ぎる場合について述べる。図5(a),
(b)はCRT20の管面上の全画素を100 %輝度で発光
させた場合の輝度分布をシュミレーション画像で示した
ものである。この場合には、隣接する発光点の関連性が
高いため、発光点間も補間されて発光点中心位置との輝
度差が生じず輝度ムラの発生はない。しかしながら、図
6(a),(b)に示すように、水平方向1ラインおき
に100 %輝度で発光させた場合の輝度分布を見てみる
と、本来、発光していないラインも隣接する発光点の相
乗効果によって発光点と同様な輝度を生じ、ライン間隔
がつぶれてラインの判別が不可能となってしまう。
【0021】さらに、この場合輝度値を比較してみると
図5に対して半分程度の輝度しか得られていない。これ
は全画素を発光させた時に得られた輝度値を最大輝度値
である255に正規化したため、1ラインおきに発光さ
せた際に垂直方向の発光点の相乗効果がなくなった分、
輝度値のレベル低下が生じたのである。こうした輝度値
のレベル低下は図7(a),(b)に示すように水平1
ラインのみを発光させて、垂直方向の相乗効果を全く取
り除いた場合とか、図示しないが1画素のみを発光させ
て水平方向並びに垂直方向の一切の相乗効果を除去した
場合に顕著になってくる。このことは、微細な映像につ
いては薄くなるとともに、ボケた画像になることを意味
する。
【0022】このように、発光点の輝度の半値幅に対
し、ライン間隔は大き過ぎても小さ過ぎても、印画紙23
上の画質に悪影響を与えることになる。本実施例におい
ては、従来行なわれていなかった該半値幅とライン間隔
の関係に着目し、半値幅に対する種々のライン間隔を持
った画像を記録する実験を行ない、視認上、高画質な画
像を得られる適性値を得ている。
【0023】すなわち、実験によれば発光点の発光強度
に対する半値幅に対して0.5〜1.0倍の範囲、好ま
しくは0.6〜0.8倍に範囲になるようなライン間隔
に設定することが再現性の点で最も適性であることがわ
かった。これによって、ライン間の輝度ムラが生じず、
結果、微細な原稿画像に対しても輝度低下がおこらず、
ダイナミックレンジを落とさずに種々の画像に対しても
コントラストをはっきりさせ、画像表示の原稿に対する
再現性を高め、露光画像の画質を向上させることができ
る。
【0024】図8(a),(b)には半値幅に対してラ
イン間隔を0.7倍に設定した時に、水平方向1ライン
おきに100 %輝度で発光させた場合の輝度分布をシュミ
レーション画像で示し、図9(a),(b)は同様に水
平1ラインを100 %輝度で発光させた場合の輝度分布を
シュミレーション画像で示している。上記図8乃至図9
の両図から明らかなように、印画紙23上のコントラスト
の低下を招くことなく、且つ微細な映像についてもボケ
等の画質劣化を防止することができるのである。なお、
上記範囲は使用される輝度レベルに応じて一義的に決定
するものであから、例えば、CRT20の使用輝度を100
%輝度に対してかなり低い輝度で設定した場合には、上
記範囲より下げる方向へ設定し、また、高い輝度で設定
した場合には、逆に上げる方向で設定することになる。
こうした設定により、発光輝度に応じた倍率選定を適性
に行ないうるので、効果的に画質劣化を防止することが
可能となる。
【0025】また、本実施例においては、ライン間隔を
設定するために半値幅を基準としたが、半値幅に限定さ
れるものではなく、比較上の基準になればよく例えば発
光点の最大幅であってもかまわない。さらに、印画紙23
上の再現性の理由によってCRT20の仕様は必要な走査
線数が最初に決定されるため、走査線数から半値幅を割
り出す必要が生じる。
【0026】図10は7インチのCRT20における発光点
の半値幅に対する走査線数を示した図であり、この中で
半値幅に対するライン間隔の倍率をパラメータとしてい
る。このように走査線数、ライン間隔の倍率及び半値幅
の3者の関係を求めることで、走査線数が決定しさえす
れば適性範囲となる発光点径がわかるため、効率的な露
光装置の設計を行なうことが可能となる。
【0027】なお、本実施例においては画像信号をRZ
表示方式した場合について説明したが、NRZ表示方式
にも適用できるものである。図11はCRTドライバ10の
詳細ブロック図を示し、図12は同ブロック図の入出力信
号を示した図であり、これらの図を用いてCRTドライ
バ10の動作について説明する。
【0028】CRTドライバ10には画像メモリ2から出
力された8ビットのデジタル画像信号(D0〜D7)、
該デジタル画像信号の同期クロックとしてのドットクロ
ック及び、D/A変換するための同期クロックとしての
D/Aクロックが入力している。なお、D/Aクロック
はドットクロックの2倍の周波数となっている。SW13
がa接点側に接続されている場合にはRZ表示モードが
選択される。デジタル画像信号の8ビット分がドットク
ロックに同期してパラレルに入力すると、ラッチ回路11
はデジタル画像信号をドットクロックの立ち上がりに同
期して記憶する。一方、ドットクロックはナンドゲート
14によって反転されてゲート回路12に出力されるため
に、ラッチ回路11から出力されたデジタル画像信号は、
ドットクロックのLowレベル期間中のみD/Aコンバ
ータ15に出力される。
【0029】そして、デジタル画像信号はD/Aコンバ
ータ15によってD/Aクロックの立ち下がりに同期して
アナログ画像信号に変換された後、アンプ16で増幅さ
れ、走査制御部17内の水平走査制御部と垂直走査制御部
で1ライン毎にCRT20の水平方向及び垂直方向に走査
制御され、ビデオ信号として出力される。この時のビデ
オ信号は図12中のビデオ信号(RZ)で示される。
【0030】このように、CRT20を表示駆動する撮像
管駆動手段としての走査制御部17が、水平方向における
ビデオ信号を垂直方向と同様なRZ表示方式で表示させ
るために、CRT20の水平方向と垂直方向の輝度差を小
さくし、原稿画像を忠実に再現することができる。次
に、SW13をb接点側に接続した場合にはNRZ表示モ
ードが選択される。前述同様に、8ビットのデジタル画
像信号がドットクロックに同期して入力すると、ドット
クロックの立ち上がりに同期してラッチ回路11に記憶さ
れる。しかし、ナンドゲート14のSW13側入力はGND
レベルに設定されているため、ゲート回路12へはドット
クロックに関係なくHighレベル信号が出力されるた
めに、ラッチ回路11から出力されたデジタル画像信号
は、そのままD/Aコンバータ15に出力されることにな
る。
【0031】そして、デジタル画像信号はD/Aコンバ
ータ15によってD/Aクロックの立ち下がりに同期して
アナログ画像信号に変換された後、アンプ16で増幅さ
れ、走査制御部17内の水平走査制御部と垂直走査制御部
で1ライン毎にCRT20の水平方向及び垂直方向に走査
制御され、ビデオ信号として出力される。この時のビデ
オ信号は図12中のビデオ信号(NRZ)で示される。
【0032】このように、本実施例においては水平方向
におけるビデオ信号の各画素を連続表示させる第1の制
御部と、連続画素を断続表示するように制御する第2の
制御部としてのD/Aコンバータ15を有し、第1の制御
部と第2の制御部とを切り換える切換手段としてのSW
13を設けたために、必要とされる解像度の違いによって
表示方式を適宜選択することが可能である。すなわち、
NRZ表示方式を選択すればCRT20の管面エネルギが
比較的大きいので、装置としての露光時間を短時間とす
ることが可能であり、また、RZ表示方式を選択すれば
忠実性の高い画像を再生することが可能となる。
【0033】なお、本実施例においては、SW13の切り
換えを手動で行なうものとして説明したが、デジタル画
像信号の入力時に画像種別を表す信号を別途入力するよ
うにして、CRTドライバ10が画像種別に応じて自動的
にSW13を切り換えるようにしてもよい。また、SW13
を設けずともCPU等の制御部からゲート回路12をソフ
ト制御してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係わる露光装置によれば、垂直方向の走査間隔を、
所定径をもって水平方向に走査される撮像管上の発光点
の最大発光強度の半値幅に対して0.5〜1.0倍の値
に設定したために、ライン間の輝度ムラが生じないとと
もに微細な原稿画像に対しても輝度低下がおこらず、ダ
イナミックレンジを落とさずに種々の画像に対してもコ
ントラストをはっきりさせ、画像表示の原稿に対する再
現性を高め、露光画像の画質を向上させることができ
る。
【0035】ここで、前記撮像管上の発光点の垂直方向
走査間隔を最大発光強度に対する半値幅に対して0.6
〜0.8倍の値に設定すれば、再現性の点で顕著な効果
を得ることができる。また、前記撮像管上の発光輝度が
高く設定した時は、低く設定した場合より垂直方向走査
間隔の半値幅に対する倍率を大きい値に設定すれば、効
果的に画質劣化を防止することができる。
【0036】さらに、水平方向に連続する発光点を前記
撮像管面に断続的に発光走査する所謂リターンゼロ表示
方式を、水平方向走査に採用する撮像管を用いた露光装
置にも適用できる。また、請求項5記載の発明に係わる
露光装置によれば、撮像管を表示駆動する撮像管駆動手
段の水平走査制御部が、ビデオ信号を水平方向における
一画素毎のゲートクロックに同期させて連続画素を断続
表示するように制御し、一方、垂直走査制御部が、ビデ
オ信号を一水平ライン毎に垂直方向に帰線させて断続表
示するように制御するために、原稿画像を忠実に再現す
ることができる。
【0037】また、前記撮像管駆動手段の水平走査制御
部は、水平方向におけるビデオ信号の各画素を連続表示
させる第1の制御部と、該ビデオ信号を一画素毎のゲー
トクロックに同期させて連続画素を断続表示するように
制御する第2の制御部を有し、画像種別に応じて該第1
の制御部と第2の制御部とを切り換える切換手段を設け
た構成のものでは、露光時間を短時間としたり、忠実性
の高い画像を再生したりすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における露光装置の概略ブロッ
ク図
【図2】本発明の実施例における1画素輝度のシュミレ
ーション画像の3次元表示と2次元表示で示した図
【図3】本発明の実施例における管面上全画素の100 %
輝度の輝度分布をシュミレーション画像で示した図
【図4】本発明の実施例における水平方向1ラインおき
の100 %輝度の輝度分布をシュミレーション画像で示し
た図
【図5】本発明の実施例における管面上全画素の100 %
輝度の輝度分布をシュミレーション画像で示した図
【図6】本発明の実施例における水平方向1ラインおき
の100 %輝度の輝度分布をシュミレーション画像で示し
た図
【図7】本発明の実施例における垂直方向相乗効果を消
去した場合の水平1ラインのみの100 %輝度の輝度分布
をシュミレーション画像で示した図
【図8】本発明の実施例における0.7倍ライン間隔に
設定した時の、水平方向1ラインおきの100 %輝度の輝
度分布をシュミレーション画像で示した図
【図9】本発明の実施例における0.7倍ライン間隔に
設定した時の、水平1ラインの100 %輝度の輝度分布を
シュミレーション画像で示した図
【図10】本発明の実施例における7インチCRTにおけ
る発光点の半値幅に対する走査線数を示した図
【図11】本発明の実施例におけるCRTドライバの詳細
ブロック図
【図12】本発明の実施例における図11の入出力信号を示
した図
【符号の説明】
1 スキャナ 2 画像メモリ 3 画像補正処理部 10 CRTドライバ 11 ラッチ回路 15 D/Aコンバータ 17 走査制御部 20 CRT

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像管面に、水平方向及び垂直方向の走査
    により所定径の発光点を水平方向及び垂直方向に発光さ
    せて画像を表示し、該表示された画像を光学系を介して
    感材に露光する露光装置において、 前記撮像管上の発光点の垂直方向走査間隔を最大発光強
    度の半値幅に対して0.5〜1.0倍の値に設定したこ
    とを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】前記撮像管上の発光点の垂直方向走査間隔
    を最大発光強度に対する半値幅に対して 0.6〜0.
    8倍の値に設定したことを特徴とする請求項1記載の露
    光装置。
  3. 【請求項3】前記撮像管上の発光輝度が高く設定した時
    は、低く設定した場合より垂直方向走査間隔の半値幅に
    対する倍率を大きい値に設定することを特徴とする請求
    項1〜2に記載の露光装置。
  4. 【請求項4】水平方向に連続する発光点を前記撮像管面
    に断続的に発光走査することを特徴とする請求項1〜3
    記載の露光装置。
  5. 【請求項5】撮像管面に表示された画像を光学系を介し
    て感材に露光する露光装置において、 走査されたビデオ信号に基づいて出力された電子ビーム
    によって管面を水平方向及び垂直方向に発光させて画像
    を表示する撮像管と、 前記ビデオ信号を水平方向における一画素毎のゲートク
    ロックの立ち上がり或いは立ち下がりに同期させて連続
    画素を断続表示するように制御する水平走査制御部と、
    該ビデオ信号を一水平ライン毎に垂直方向に帰線させて
    断続表示するように制御する垂直走査制御部を有して前
    記撮像管を表示駆動する撮像管駆動手段と、 を具備することを特徴とする露光装置。
  6. 【請求項6】前記撮像管駆動手段の水平走査制御部は、
    水平方向におけるビデオ信号の各画素を連続表示させる
    第1の制御部と、該ビデオ信号を一画素毎のゲートクロ
    ックの立ち上がり或いは立ち下がりに同期させて連続画
    素を断続表示するように制御する第2の制御部を有し、
    画像種別に応じて該第1の制御部と第2の制御部とを切
    り換える切換手段を設けたことを特徴とする請求項5記
    載の露光装置。
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