JPH1013667A - 画像再生方法および装置 - Google Patents

画像再生方法および装置

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JPH1013667A
JPH1013667A JP8156920A JP15692096A JPH1013667A JP H1013667 A JPH1013667 A JP H1013667A JP 8156920 A JP8156920 A JP 8156920A JP 15692096 A JP15692096 A JP 15692096A JP H1013667 A JPH1013667 A JP H1013667A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラレンズによる周辺減光を画像再生時に
自動的に除去あるいは補正する。 【解決手段】 写真フイルム6上の写真画像から可視像
を再生する画像再生方法において、撮影時に写真フイル
ム6に周辺減光の強さに対応する情報を記憶しておき、
再生時に磁気ヘッド25によりその情報を読み取り、画像
再生システムの処理の中で、周辺減光の強さに対応する
周辺減光補正を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラで撮影した写
真フイルムから写真プリント等の可視像を再生する画像
再生方法および装置、特にカラープリント等の再生写真
画像における周辺減光を補正する手段を備えた画像再生
方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラで撮影した写真フイルムからプリ
ント等の可視像を再生すると、画像の周辺が暗くなって
いることがある。特に小形化が進んだ最近のコンパクト
カメラで撮影した写真にはその傾向が見られる。これは
カメラレンズにはcos4 則という、光軸から離れて周
辺になるほど暗くなる現象があることによるもので、高
級1眼レフカメラの広角レンズでは前玉によって周辺減
光を修正しているため、このような現象は見られない
が、特に小形化を追及した最近のカメラではレンズを広
角気味にしているため、周辺減光が目立つようになって
いる。また安価なレンズを採用しているレンズ付きフイ
ルム(使い捨てカメラともいう。以下「レンズ付きフイ
ルム」という)においても、この周辺減光は顕著で、避
けられない現象となっている。具体的には、一様である
筈の背景の青空が、画面の周辺に至るにしたがって暗く
なるように写っていたり、一様に緑の芝生が画面の周辺
に至るにしたがって影があるように写っていたりする。
【0003】また、照明不足を補うためにストロボを使
用した場合にも、小形化を追及したストロボの場合には
周辺減光が目立つ。特に廉価なストロボを採用している
ストロボ付きレンズ付きフイルムや、ストロボ内蔵型の
カメラにおいて、この周辺減光の傾向が強い。
【0004】このような周辺減光は、前述の青空や芝生
のように均一な背景が大きく入った写真や、均一な明度
の無模様の壁の前でストロボを発光させて撮影した写真
などでは特に目立ち、気になるため、何らかの対策が望
まれる。
【0005】この周辺減光の問題を解決する一つの方法
として、特に周辺減光の傾向が強いレンズ付きフイルム
については、プリント処理の際にレンズ付きフイルムで
あることが前もって分かるので、プリントに使用する光
源の分布を周辺減光を補正するように調整してプリント
することが考えられる。しかし、一般のカメラで撮影し
たフイルムはどのようなカメラ(周辺減光の程度)で撮
影したもの区別がつかないためこの方法は採用できな
い。
【0006】このような場合にも対処できる周辺減光の
問題を解決するものとして、CRTを照明光源として使
用したプリンタにおいて、周辺減光を補正するようなC
RTの発光パターンを複数用意しておき、モニタを見な
がら周辺減光を補正するのに最適なパターンを選択する
装置(特開昭64-35538号)が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの装置では周
辺減光の程度の判定は人手に頼っており、オペレータが
モニタを見て判定するようになっているため、高い生産
性が確保できないという難点がある。特に大量に写真フ
イルムを処理する工業用のプリントシステムにおいて
は、このような人手に頼る方法は現実的ではない。
【0008】本発明はこのような従来技術の状況に鑑
み、カメラの周辺減光を自動的に除去あるいは補正し、
安価なカメラで撮影したフイルムからでも、周辺減光に
関し、高級カメラで撮影したものと大差ない写真プリン
ト、CRT表示等の再生画像を得ることを可能にする画
像再生方法および装置を提供することを目的とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による画像再生方
法および装置は、写真フイルム上の写真画像から可視像
を再生する画像再生方法において、撮影時に写真フイル
ムに周辺減光の強さに対応する情報を記憶しておき、再
生時にその情報を読み取り、周辺減光の強さに対応する
周辺減光補正を行なうことを特徴とするものである。
【0010】画像再生の方法としては、写真フイルムか
ら画像を読み取って写真画像を表すデジタル画像信号を
得た後そのデジタル画像信号から可視像を再生するもの
でもよいし、写真フイルムをCRTで照明し、その写真
フイルムを透過した光を感光材料に露光することにより
感光材料に可視像を再生する方法でもよい。前者の場合
は、周辺減光補正としてデジタル画像信号に周辺減光の
強さに対応する補正を施す処理を採用し、後者の場合
は、周辺減光補正としてCRTの発光パターンを周辺減
光の強さに対応して補正するものを採用する。
【0011】さらに前者の場合、可視像を再生する画像
再生方法は、デジタル画像信号により変調された光を感
光材料に露光することによりその感光材料に可視像を再
生するデジタルフォトプリント方法のほか、デジタル画
像信号により変調された映像信号をCRT上に表示する
ことによりそのCRT上に可視像を再生する方法、すな
わちモニタのための再生も含むものである。
【0012】また、前記周辺減光を補正する処理として
は、デジタル画像信号から可視像を再生する処理工程に
おいて、予め用意された複数種類の周辺減光補正用の信
号の中から、周辺減光の強さに対応する信号をデジタル
画像信号に加算する処理が可能である。その方法として
は、例えば、周辺減光を補正する数種類のパターンを記
憶したメモリを用意し、その中から周辺減光の強さに対
応するものを選択する方法、前記複数種類の周辺減光補
正用の信号を、前記デジタル画像信号から可視像を再生
する処理工程において使用されるルックアップテーブル
として予め用意し、その中から最適のものを選択する方
法等がある。
【0013】そのルックアップテーブルとしては、自動
覆い焼き方法(特願平7-165965号)により周辺減光を補
正し、補正の程度はLPFの後ろのルックアップテーブ
ルでコントロールする方法、あるいはメディアンフィル
タを使用した自動覆い焼き方法(特願平8-16646号)に
より周辺減光を補正し、補正の程度はメディアンフィル
タの後ろのルックアップテーブルでコントロールする方
法等がある。
【0014】また、前記後者のタイプの画像再生方法に
あっては、前記周辺減光補正は、予め用意された複数種
類の前記CRTの発光パターンの中から、周辺減光の強
さに対応する発光パターンを選択するものとすることが
できる。
【0015】また、前記周辺減光の強さに対応する情報
としては、撮影に使用されたカメラレンズの周辺減光の
強さに対応する情報のほか、撮影に使用されたストロボ
の周辺減光の強さに対応する情報あるいはさらに、撮影
時にストロボが使用されたか否かに対応する情報を採用
することができる。
【0016】さらに、周辺減光の強さに対応する情報が
フイルムに記録されていない場合でも、レンズ付きフイ
ルムのようにフイルムの形態から受付工程で確認ができ
るものはその旨をプリンタが確認できる形で入力してお
けば、それを前記「周辺減光の強さに対応する情報」と
見なして、再生時にその情報を読み取り、周辺減光の強
さに対応する周辺減光補正を行うことができる。
【0017】覆い焼き処理には低周波の濃淡を打ち消す
性質があるので、周辺減光によるシェーディングをかな
り弱める効果がある。しかし、一般には絵柄の濃淡とカ
メラレンズやストロボの周辺減光は掛け合わさっている
ため、この効果だけでは十分でない。周辺減光の強さが
予め分かっていれば、覆い焼きによる低周波の階調圧縮
の程度を強くすることが可能になり、これにより周辺減
光の影響を効果的に目立たなくすることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明による画像再生方法および装置
は、撮影時に使用されたカメラレンズの周辺減光の強さ
や使用されたストロボの周辺減光の強さ等に対応する情
報を写真フイルムに記憶しておき、その情報を再生時に
読み取って周辺減光の強さに対応する周辺減光補正を行
なうものであるから、自動的に周辺減光補正を行なうこ
とができる。
【0019】したがって、安価なカメラで撮影したフイ
ルムからでも、周辺減光の除去あるいは修正された写真
プリント、CRT表示等の再生画像を得ることができ
る。
【0020】レンズ付きフイルムのようにフイルムの形
態から受付工程で確認ができるものは、それを周辺減光
の強さに対応する情報として、再生時にそれにしたがっ
て周辺減光の強さに対応する周辺減光補正を行うことが
できる。
【0021】また、自動覆い焼き方法においては覆い焼
きの処理に使用されるルックアップテーブルを周辺減光
の強さに対応して変えることにより容易に周辺減光を補
正することができる。
【0022】
【発明の実施の形態の背景】本発明の実施の形態につい
て説明する前に、以下、本発明を適用する対象の例とし
てのデジタルフォトプリントシステム、CRTを照明光
源としたプリンタ、およびそれらに適用される覆い焼き
処理、マスキングプリント方法、シェーディング補正等
の例について詳細に説明する。
【0023】近年、ネガフイルム、リバーサルフイルム
等の写真フイルムや写真プリント、印刷物等に記録され
た画像情報を、光電的に読み取って、読み取った画像を
デジタル信号とした後、種々の画像処理を施して記録用
の画像情報とし、この画像情報に応じて変調した記録光
によって印画紙等の感光材料を走査露光してプリントす
るデジタルフォトプリンタの開発が進んでいる。
【0024】デジタルフォトプリンタは、複数画像の合
成や画像の分割等の編集や、文字と画像との編集等のプ
リント画像のレイアウトや、色/濃度調整、変倍率、輪
郭強調等の各種の画像処理も自由に行うことができ、用
途に応じて自由に編集および画像処理したプリントを出
力することができる。また、従来の面露光によるプリン
トでは、感光材料の再現可能濃度域の制約のため、フイ
ルム等に記録されている画像濃度情報をすべて再生する
ことはできないが、デジタルフォトプリンタによればフ
イルムに記録されている画像濃度情報をほぼ100 %再生
したプリントが出力可能である。
【0025】このようなデジタルフォトプリンタは基本
的に、フイルム等の原稿に記録された画像を読み取る読
取手段、読み取った画像を画像処理して後の露光条件を
決定し、決定された露光条件に従って感光材料を走査露
光して現像処理を施したり、モニターに表示したりする
画像再生手段より構成される。
【0026】フイルム等に記録された画像の読取装置に
おいては、例えばスリット走査による読み取りでは、1
次元方向に延在するスリット状の読取光をフイルムに照
射するとともに、フイルムをこの1次元方向と略直交す
る方向に移動(あるいは読取光と光電変換素子とを移
動)することにより、フイルムを2次元的に走査する。
フイルムを透過したフイルム画像を担持する透過光は、
CCDラインセンサ等の光電変換素子の受光面上に結像
して、光電変換されて読み取られる。読み取られた光量
データは増幅され、A/D変換によりデジタル信号とさ
れ、各CCD素子による特性のバラツキの補正、濃度変
換、倍率変換等の各種の画像処理が施されて、再生手段
に転送される。
【0027】再生手段においては、転送された画像情報
を、例えばCRT等のディスプレイに可視像として再生
する。オぺレータは、再生画像を見て、必要であればこ
の再生画像に階調補正や色/濃度補正等の補正をさらに
加え(セットアップ条件の設定)、再生画像が仕上りプ
リントとして合格(検定OK)であれば、記録用の画像
情報として現像手段やモニターに転送する。
【0028】画像再生装置においては、ラスタースキャ
ン(光ビーム走査)による画像記録を利用するものの場
合は、感光材料に形成される3原色の感光層、例えば
R、GおよびBの3色の露光に対応する3種の光ビーム
を、記録用の画像情報に応じて変調して主走査方向(前
記1次元方向に対応)に偏向すると共に、この主走査方
向と略直交する方向に、感光材料を副走査搬送する(偏
向された光ビームと感光材料とを相対的に副走査する)
ことにより、記録画像に応じて変調された光ビームによ
って感光材料を2次元的に走査露光して、読み取ったフ
イルムの画像を感光材料に記録する。露光済の感光材料
は、次いで感光材料に応じた現像処理、例えば銀塩写真
感光材料であれば、発色・現像→漂白・定着→水洗→乾
燥等の現像処理が施され、仕上りプリントとして出力さ
れる。
【0029】このような感光材料が記録できる被写体の
輝度レンジは比較的広いが、感光材料は最大濃度が制限
されているため、通常のプリント方法では輝度差が大き
いシーンのプリントは明るい部分(明部)あるいは暗い
部分(暗部)のどちらかがつぶれてしまう傾向がある。
例えば、人物を逆光で撮影したような場合、人物が明瞭
となるようにプリントすると、空のような明るい部分は
白くとんでしまい、空のような明るい部分が明瞭となる
ようにすると人物が黒くなってつぶれてしまう。この問
題を解決するために、覆い焼きやマスキングプリントと
いうような方法が用いられている。
【0030】覆い焼きは、シーン中の中間的な濃度の領
域には通常の露光を与え、プリント上で白くとびそうな
領域(例えば人物の背景としての遠くの山などを含む遠
景の部分)に孔あき遮蔽板を使って選択的に長時間露光
を与えたり、プリント上で黒くつぶれそうな領域(例え
ば逆光の中の人物の部分)には遮蔽板を用いて選択的に
露光時間を短くすることにより、個々の被写体のコント
ラストは維持し、かつ明部・暗部のつぶれのないプリン
ト、例えば遠景も人物も適度なコントラストで見えるプ
リントを得るというものである。このように局部的に露
光時間を制御する遮蔽板として、原画フイルムのネガポ
ジを反転したボケ像を写真的に作成したものを用いて、
原画フイルムとボケ画像フイルムとを重ねてプリントを
行う方法が提案されている。
【0031】また、写真原画の照明光源の明るさを部分
的に変化させることにより、覆い焼きと同様の効果を得
ることができるマスキングプリント方法も提案されてい
る。(例えば、特開昭58-66929号、特開昭64-35542号、
特公昭64-10819号)。
【0032】特開昭58-66929号には、CRTを照明光源
にして、メモリスキャンにより原画を測光してカラー原
画のボケマスクデータを作成し、露光モードにおいては
このボケマスクデータによりCRTの発光を制御して、
原画が確実に感光材料のコントラスト再現限界に記録さ
れるようにコントラストの制御を行う装置が記載されて
いる。
【0033】また、特開昭64-35542号には、CRTを照
明光源とし、原画を測光する光路と感光材料に露光する
光路とを切り換え可能にしておき、再生される画像の階
調補正と彩度補正を行うための露光時のCRTの輝度制
御信号を原画の測光データに基づいて作成するととも
に、再生画像をモニタに表示するための信号を生成し、
これを観察してCRTからの光量を制御して所望とする
再生画像が得られるようにした装置が記載されている。
【0034】さらに、特公昭64-10819号には、均一な面
光源と原画との間に液晶のような光の透過率を部分的に
変化させることができるマトリクスデバイスを配置し、
原画の測光データに基づいてこの液晶の透過率を制御し
て再生画像のコントラストを調整することができるよう
にした装置が記載されている。
【0035】一方、再生時のグレーバランスを補正する
ために、原画上の各色毎に濃度値の最大、最小値が再生
画像上でそれぞれ予め設定された一定の値になるように
変換する方法が提案されている(特開平6-242521号)。
この方法は階調の制御をフイルムのコマごとに行うこと
ができるため、輝度差が大きいシーンでは画像全体の階
調を軟調化してシーンの輝度レンジが感光材料のダイナ
ミックレンジ内に収まるようにして明部および暗部のつ
ぶれをなくすようにしたものである。
【0036】上述した覆い焼きやマスキングプリント法
においては、再生される画像に関係なく用意される遮蔽
板を操作するために極めて高度な技術を必要とし、また
ボケ画像フイルムを作成するためには非常に手間がかか
り、プリント効率が極めて低くなってしまうという難点
がある。
【0037】また、上述した特開昭58-66929号、特開昭
64-35542号、特公昭64-10819号においては、ある程度大
きな構造物のコントラストは照明光源の輝度分布により
調整することにより再生することはできる。しかしなが
ら、再生画像の局所的な構造は原画フイルムの投影像に
対応しているため、エッジ部も含めた色再現を自由にコ
ントロールすることができない、エッジの鮮鋭度を自由
にコントロールできない、あるいは原画のオーバー、ア
ンダー部などの階調を自由にコントロールできないなど
の欠点がある。
【0038】さらに、特開昭58-66929号、特開昭64-355
42号、特公昭64-10819号に記載された装置においては、
測光および露光のための処理がシーケンシャルに行われ
るため処理能力が遅くなったり、または測光時と露光時
とで原画の移動量がずれた場合にプリント像が乱れると
いう問題がある。また、特開昭64-35542号においてはモ
ニタを用いるため補正の程度の判断はモニタを見て判断
する人手に頼らなくてはならず、処理が自動的にできな
いという問題がある。また、液晶を用いる特公昭64-108
19号においては、液晶の透過率は最大30%程度である
ため露光時間が長くなってしまう。さらに、CRTの管
面はガラスで覆われておりガラスの内側が光るようにな
っているものである。このためCRTの管面にフイルム
を密着させてもCRTの光っている面とフイルムとの間
には実質的に隙間ができることとなる。このため測光デ
ータを表示する特開昭64-35542号においては、測光時に
CRT発光面とフイルム面との間の隙間により、測光結
像系にボケが生じて鮮明なまた、CRTを照明光源とし
たプリンタにおいて周辺減光のシェーディング補正を行
なう方法も提案されている。(例えば特開昭64-35538
号) 特開昭64-35538号には、CRTを照明光源として写真フ
イルムの画像を感光材料に焼き付けるプリンタにおい
て、強さのことなる周辺減光を補正するための数種類の
CRTの発光パターンを記憶しておき、写真フイルムの
画像を撮像してモニタに表示し、これを観察して最適な
補正用発光パターンを選択することにより周辺減光を補
正するようにした装置が記載されている。ここに記載さ
れた装置においては、補正の程度の判断はモニタを見て
作業する人手に頼らなくてはならず、処理が自動的にで
きないという問題がある。
【0039】また、特開平6-242521号においては、明部
および暗部のつぶれをなくすことはできるものの、個々
の被写体のコントラストが弱くなり、めりはりのないプ
リント像になってしまうという問題がある。
【0040】そこで、コントラストが大きい画像であっ
ても画像のめりはりを失うことなく、明部および暗部の
つぶれをなくし、さらにはエッジ付近に違和感を生ずる
ことなく色再現性も向上させることにより高画質のプリ
ント像を得るための画像再生方法および装置が提案され
ている。(本出願人による特願平7-169565号) 特願平7-169565号の画像再生方法および装置は、上述し
たようなカラー画像を表すデジタル画像信号を可視像と
して再生する画像再生方法および装置においてカラー画
像のボケ画像を表すボケ画像信号を作成し、このボケ画
像信号をデジタル画像信号、および作成されたボケ画像
信号に対して相対応する画素についての信号間で減算を
行なって差信号を得、この差信号に対して所定の画像処
理を施して処理済画像信号を得、それを可視像として再
生するようにしたものである。
【0041】このようにして得られる差信号は画像全体
のコントラストは弱められているものの、高周波数成分
により表される局所的なコントラストは原画像であるカ
ラー画像と略同様なものとなっている。したがって、差
信号に画像処理を施した処理済画像信号を再生すること
により得られる再生画像は、原画像全体のコントラスト
が強いものであっても、画像全体のコントラストが弱め
られ、かつこの明部および暗部内の細かなコントラスト
は残っているため、明部および暗部の双方の画像がつぶ
れることがないものとなり、従来の覆い焼きと同等の効
果を得ることができる。
【0042】また、デジタル画像信号を明暗信号に変換
し、この明暗信号をフィルタリング処理するなどしてボ
ケ画像信号を作成することにより、処理済画像信号を再
生した画像は、特に画像内の被写体のエッジ部分におい
てカラー画像と比較して明るさは変化しているものの、
色の再現性は担保される。したがって、元のカラー画像
と比較して不自然さのない画像を得ることができる。
【0043】さらに、得られるカラー画像信号を予め測
定するプレスキャンを行うものにおいては、デジタル信
号を所定間隔で間引いてフイルム透過光の検出を行うプ
レスキャンにより得られる間引き信号のボケ信号を作成
し、このボケ信号の間引かれた間隔を補間してボケ画像
信号を作成することにより、カラー画像を表すデジタル
画像信号を可視像として再生するために必要な処理にお
いて得られる信号を用いてボケ画像信号を作成すること
となるため、効率のよい画像の再生を行うこともでき
る。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0045】図1は本発明による画像再生装置の第1の
実施の形態を表す図である。これはデジタルフォトプリ
ントの覆い焼き処理において周辺減光補正をするもの
で、補正の強さはローパスフィルタの後ろのルックアッ
プテーブルでコントロールするものである。図1に示す
ように本発明の第1の実施の形態による画像再生装置1
は、画像読取部1Aと画像処理部1Bとからなる。画像
読取部1Aは、光源2と、光源2からの光量を調整する
ための調光部3と、光源2からの光をRGBの3色に変
換するためのRGBフィルタ4と、RGBフィルタ4を
透過した光を拡散させてフイルム6に照射するためのミ
ラーボックス5と、フイルム6を透過した光をエリアタ
イプのCCD8に結像させるためのレンズ7とからなる
ものである。フイルム6はモータ23により回転駆動され
るフイルム送りローラ24によりコマ送りされる。なお、
画像読取方式はエリアタイプのCCDの代りに、ライン
センサを相対的に移動する方式でも、ドラムスキャナの
ようにスポット測光する方式でもよい。
【0046】フイルム6は、撮影画像の記録される画像
記録領域の外の側縁に沿った位置に種々のデータを記録
する磁気ストライプを備え、画像再生装置には、そこに
記録された情報を読み取る磁気ヘッド25が設けられてい
る。磁気ヘッド25の出力は、CPU26に入力され、CP
U26の出力が後述のルックアップテーブル(LUT)17
に入力される。フイルム6の磁気ストライプには、撮影
時にカメラによりそのカメラの種類(例えば周辺減光の
強いレンズ使用のカメラであること)や、ストロボを使
用したことが記録され、磁気ヘッド25はその情報を読み
取り、CPU26に入力する。
【0047】一方、画像処理部1Bは、CCD8におい
て検出されたRGB3色の画像信号を増幅するためのア
ンプ10と、増幅された画像信号をデジタル画像信号にA
/D変換するためのA/D変換手段11と、デジタル画像
信号を濃度信号に変換するためのルックアップテーブル
(LUT)12と、濃度変換されたデジタル画像信号をR
GBの色ごとに記憶するフレームメモリ13R,13G,13
Bと、デジタル画像信号を後述する感光材料上で適切な
色に再現されるような色の信号となるように補正して信
号SA を得るマトリクス(MTX)14と、信号SA を明
暗信号に変換するためのMTX15と、明暗信号をボケ信
号とするためのローパスフィルタ(LPF)16と、ボケ
信号のコントラストを調整してボケ画像信号SB を得る
LUT17と、信号SA から信号SB の減算を行なって差
信号Ssub を得る減算手段18と、差信号Ssub のコント
ラストを補正するためのLUT19と、コントラストが補
正された信号SをD/A変換するためのD/A変換手段
20,21とからなるものである。
【0048】ここで、LUT17は、図2に示すような階
調曲線を与えるテーブルデータを記憶するものであり、
入力される信号値が大きい程出力される信号値が若干大
きくなる非線形となるようなγ特性となっている。ここ
でこのテーブルデータには、周辺減光の強い画像を補正
するテーブルデータ、周辺減光の弱い画像を補正するテ
ーブルデータが選択自在に用意されており、これら各種
の補正データを記憶するLUT17のうち、いずれのLU
T17を使用するかについて、前記CPU26が、周辺減光
の強さについての情報を読み取った磁気ヘッド25からの
信号を受けて指示し、その指示にしたがって最適なLU
T17が選択されて使用される。
【0049】また、LUT19は、図3に示すような階調
曲線を与えるテーブルデータを記憶するものであり、入
力される信号値が大きい程出力される信号値が小さくな
る非線形となるようなγ特性となっている。ここで、L
UT17,19による一連の画像処理の結果得られる画像信
号のコントラストは、画面全体の大面積コントラストに
関しては、1−(LUT17のγ)の値により決定され、
局所的なコントラストは(1−(LUT17のγ))×
(LUT19のγ)により決定される。LUT17のγは画
面全体の大面積コントラスト(例えば、逆光シーンであ
れば背景と主要被写体の明るさの差)に応じて変化させ
ればよいが、各種のシーンに対する本出願人の実験の結
果、局所的なコントラストは画面全体のコントラストに
関係なく略一定にすることが好ましいことが分かった。
したがって、LUT19はLUT17に連動して(1−(L
UT17のγ))×(LUT19のγ)の値が略一定となる
ように設定することが好ましい。したがって、本実施の
形態においてはLUT17は図2に、LUT19は図3に示
すようなγ特性を有するものとして上記(1−(LUT
17のγ))×(LUT19のγ)の値が略一定となるよう
にしているものである。
【0050】一方、MTX14は読み取られた画像信号を
適切な色に仕上げるためのマトリクスであり、フイルム
6が有する分光特性と最終的に画像が再生される感光材
料の分光特性との組合わせで適切な色に再現されるよう
に画像信号を補正するものである。また、MTX15は、
RGBのカラー画像信号を明暗信号に変換するものであ
り、RGBの各画像信号の平均値の3分の1、あるいは
YIQ規定などを用いてカラー画像信号を明暗信号に変
換するものである。
【0051】また、LPF16は、画像信号を2次元的に
ぼかすためのボケマスクフィルタであり、図4に示すよ
うな特性を有する。ここで、ボケマスクの直径が小さ過
ぎると鮮鋭度が不自然に強調されたり、エッジ部分のオ
ーバーシュートが目立つようになってしまう。一方、ボ
ケマスクの直径が大き過ぎると主要被写体が小さいとき
にボケマスクの効果があまり現れなかったり、演算量が
多くなって装置の規模が大きくなってしまうという欠点
が生じる。本出願人による各種シーンに対する実験の結
果、135フイルムの場合のマスクサイズの半値幅の直
径はフイルム上で0.3 から3mm程度(さらに望ましく
は0.5 から2mm程度が好ましい。なお、フイルムサイ
ズが135フイルムよりも大きい場合は、ボケマスクサ
イズも大きくした方が好ましい。
【0052】さらに、一連の画像処理の結果得られる画
像信号の彩度の強弱は、 (MTX14)×(1-(LUT17のγ)×(MTX15))×(LUT19のγ) により決定される。したがって上記式のMTXやLUT
の係数を適切に定めることにより自由に色再現性をコン
トロールすることができる。また、MTX15をカラー信
号を明暗信号に変換するマトリクスとすることにより被
写体のエッジ部分の色再現性を維持しつつ、ボケマスク
を作用させることができると同時に、上記演算を行う回
路の構成を簡易なものとすることができる。
【0053】また、画像によってボケマスクの効果の強
弱をコントロールするためのLUT17のγの値を変化さ
せたときにプリントの色再現性が一定となるようにする
ためには、上記式の値が略一定となるようにMTX12お
よび/またはMTX15の値を互いに連動させて変更すれ
ばよい。
【0054】次いで上記実施の形態の作用を図1および
図5を参照して説明する。
【0055】まず画像読取部1Aの光源2から光が発せ
られ、調光部3により所定光量の光とされる。この光量
は例えば予め測定されたフイルム6に記録された画像の
最低濃度点の透過光量が、CCD8の飽和レベルの僅か
に下のレベルとなるように設定される。そしてこの光は
RGBフィルタ4を透過し、ミラーボックス5により拡
散されてフイルム6に照射される。フイルム6に記録さ
れている画像に応じて変調されたフイルム6の透過光は
レンズ7を通じてCCD8に照射され、フイルム6に記
録された画像を表す画像信号に光電的に変換される。本
実施の形態においては図5(a) に示すような逆光の画像
であって、太陽光が反射するキャッチライト31を含むシ
ーンがフイルム6に記録されているものとする。ここ
で、RGBフィルタ4をR、G、Bと切り換えることに
よりカラー画像を表す3色の画像信号が得られ、画像処
理部1Bに送られる。画像処理部1Bにおいては以下の
処理がなされる。
【0056】画像読取部1Aにおいて得られた画像信号
は微弱であるため、アンプ10により増幅された後にA/
D変換器11においてデジタル画像信号に変換される。デ
ジタル画像信号はLUT12により濃度信号に変換されて
フレームメモリ13R,13G,13Bにそれぞれ記憶され
る。
【0057】次いで、フレームメモリ13R,13G,13B
に記憶された画像信号が読み出されてMTX14により色
の補正がなされる。ここでMTX14は上述したようにフ
イルム6が有する分光特性と、最終的に画像が再生され
る感光材料の分光特性とを合わせて色が再現されるよう
にデジタル画像信号を補正するものである。MTX14に
より色補正がなされたデジタル画像信号SA は後述する
減算手段18に入力される。
【0058】ここで、減算手段18に入力されるデジタル
画像信号SA としては図5(b) に示す画像30のI-I 断面
におけるようなプロフィールの信号32となる。このデジ
タル画像信号SA と最終的なプリント濃度との関係は以
下のようになる。すなわち、信号値とプリント濃度との
関係を表す階調曲線35において、被写体がつぶれること
なく再現できる領域は図5(b) の破線で示す領域Gであ
る。したがって、デジタル画像信号SA においては、画
像30のキャッチライトの部分および人間の部分がこの領
域Gから外れてしまっているため、このまま信号を感光
材料にプリントすると、キャッチライトの部分が白く飽
和し、人間の部分が黒くつぶれてしまい、像の一部の濃
淡が再現されなくなってしまう。そこで本発明は以下の
処理を行うことによりこのような明る過ぎる部分および
暗過ぎる部分がつぶれることなく感光材料にプリントで
きるようにするものである。
【0059】まず、デジタル画像信号SA が減算手段18
に入力される一方で、信号SA が複製されてMTX15に
より明暗信号に変換される。ここでMTX15は前述した
ようにRGBの各画像信号の平均値の3分の1、あるい
はYIQ規定などを用いてカラー画像信号を明暗信号に
変換するものである。
【0060】このようにして得られた明暗信号は次いで
LPF16によりボケマスク信号に変換される。そしてこ
のボケマスク信号は周辺減光の強さに対応して明暗信号
を補正する成分を含んだLUT17により階調変換され、
これによりボケ画像信号SBに変換される。このボケ画
像信号SB を図5(c) に示す。デジタル画像信号SA
ボケ画像信号SB とを比較すると、デジタル画像信号S
A のキャッチライトの部分あるいは人間の部分がボケ画
像信号SD においてはボカされたようになっている。す
なわち、デジタル画像信号SA 中の高周波数成分が消
え、低周波数成分のみにより表されるものとなってい
る。
【0061】次いで、減算手段18においてデジタル画像
信号SA からボケ画像信号SB の減算が行われて差信号
Ssub が得られる。この差信号を図5(d) に示す。図5
(d)に示すように差信号Ssub は図5(a) に示すデジタ
ル画像信号SA と比較してデジタル画像信号SA のキャ
ッチライトの部分あるいは人間の部分が除去されて、信
号のレンジも領域G内に収まるものとなっている。
【0062】このようにして得られた差信号Ssub は、
LUT19により階調変換、濃度変換等されてD/A変換
器20あるいはD/A変換器21に入力されてアナログ信号
に変換される。D/A変換器20により変換されたアナロ
グ信号はモニタ22に入力されて可視像として再生され
る。
【0063】一方、D/A変換器21により変換されたア
ナログ画像信号は、図6に示す現像部100 に入力され
る。現像部100 においては以下の処理がなされる。
【0064】画像処理部1Bより出力された画像信号
は、図示しないAOMドライバに転送される。AOMド
ライバは、転送された画像情報に応じて光ビームを変調
するように、画像露光部98の音響光学変調器(AOM)
104 を駆動する。
【0065】一方、画像露光部98は、光ビーム走査(ラ
スタースキャン)によって感光材料Aを走査露光して、
画像情報の画像を感光材料Aに記録するものであり、図
7にに示すように、感光材料Aに形成されるR感光層の
露光に対応する狭帯波長域の光ビームを射出する光源10
2 R、以下同様にG感光層の露光に対応する光源102
G、およびB感光層の露光に対応する光源102 Bの各光
ビームの光源、各光源より射出された光ビームを、それ
ぞれ記録画像に応じて変調するAOM104 R,104 Gお
よび104 B、光偏向器としてのポリゴンミラー96、fθ
レンズ106 と、感光材料Aの副走査搬送手段108 を有す
る。
【0066】光源102 (102 R,102 G,102 B)より
射出され、互いに相異なる角度で進行する各光ビーム
は、それぞれに対応するAOM104 (104 R,104 G,
104 B)に入射する。なお、光源102 としては、感光材
料Aの感光層に対応する所定波長の光ビームを射出可能
な各種の光ビーム光源が利用可能であり、各種の半導体
レーザ、SHGレーザ、He−Neレーザ等のガスレー
ザ等が例示される。また各光ビームを合波する合波光学
系であってもよい。各AOM104 には、AOMドライバ
より記録画像に応じたR,GおよびBそれぞれの駆動信
号r,gおよびbが転送されており、入射した光ビーム
を記録画像に応じて強調変調する。
【0067】AOM104 によって変調された各光ビーム
は、光偏向器としてのポリゴンミラー96に入射して反射
され、主走査方向(図中矢印x方向)に偏向され、次い
でfθレンズ106 によって所定の走査位置zに所定のビ
ーム形状で結像するように調整され、感光材料Aに入射
する。なお、光偏向器は、ポリゴンミラーのみならず、
レゾナントスキャナ、ガルバノメータミラー等であって
もよい。また、このような画像露光部98には、必要に応
じて光ビームの整形手段や面倒れ補正光学系が配備され
ていてもよいのはもちろんである。
【0068】一方、感光材料Aはロール状に巻回されて
遮光された状態で所定位置に装填されている。このよう
な感光材料Aは引き出しローラ等の引き出し手段に引き
出され、カッタによって所定長に切断された後(図示省
略)、副走査手段108 を構成する走査位置zを挟んで配
置されるローラ対108 aおよび108 bによって、走査位
置zに保持されつつ主走査方向と略直交する副走査方向
(図中矢印y方向)に副走査搬送される。ここで、光ビ
ームは前述のように主走査方向に偏向されているので、
副走査方向に搬送される感光材料Aは光ビームによって
全面を2次元的に走査され、LUT19により処理がなさ
れた画像信号により表される画像情報の画像が記録され
る。
【0069】露光を終了した感光材料Aは、次いで搬送
ローラ対110 によって現像部100 に搬入され、現像処理
を施され仕上りプリントPとされる。ここで、例えば感
光材料Aが銀塩写真感光材料であれば、現像部100 は発
色・現像槽112 、漂白・定着槽114 、水洗槽116 a,11
6 bおよび116 c、乾燥部118 等より構成され、感光材
料Aはそれぞれの処理槽において所定の処理を施され、
仕上りプリントPとして出力される。
【0070】図6に示す実施の形態においては、光ビー
ムをAOM104 によって変調した構成であったが、これ
以外にも、光源がLD等の直接変調が可能なものであれ
ば、これによって光ビームを記録画像に応じて変調して
もよい。また、副走査搬送手段も走査位置を挟んで配置
される2組のローラ対以外に、走査位置に感光材料を保
持する露光ドラムと走査位置を挟んで配置される2本の
ニップローラ等であってもよい。
【0071】さらに、上述した光ビーム走査以外にも、
ドラムに感光材料を巻き付けて、光ビームを一点に入射
して、ドラムを回転すると共に軸線方向に移動する、い
わゆるドラムスキャナであってもよい。また、光ビーム
走査以外にも、面光源と液晶シャッタとによる面露光で
あってもよく、LEDアレイ等の線状光源を用いた露光
であってもよい。また図6では、感光材料は露光前にシ
ート状にカットされるようになっているが、ロールのま
ま露光して現像部100 の前または後でカットするように
してもよい。
【0072】このようにして、モニタ22あるいは現像部
100 において可視像として再生される画像は、図5(a)
に示す逆光のシーンであっても被写体である人間が黒く
つぶれてしまうこともなく、また明るい背景の部分の像
がとんでしまうこともなくなる。さらに、ストロボを用
いた撮影により得られた画像であっても、近くに写る人
物や背景などがつぶれることなく画像を再生することが
できる。また、周辺減光の強さに応じて、補正がなされ
ているから、カメラレンズの性能が不十分で周辺の明る
さが低くなるように撮影されていても、それを補正した
画像を得ることができる。
【0073】ところで、照明光源の輝度分布を制御する
ことにより覆い焼きを行う場合は、MTX15の係数の選
択により色再現性のコントロールを行うしか方法がない
ため、色再現性を調整しようとするとエッジ部分は明る
さと色再現性とが同時に変化してしまい不自然なプリン
トになってしまう。しかしながら、MTX15をカラー信
号を明暗信号に変換するものとしたため、被写体のエッ
ジ部分の明るさは変化するものの、色再現性は変化しな
いため、自然な仕上がりのプリントを得ることができ
る。さらに、LUT17,19を非線形なものとしたため、
原画フイルムの特性の非線形な部分(例えばオーバー部
分、アンダー部分など)の階調補正も可能なものとな
る。また、鮮鋭度強調のための処理ブロックを加えるこ
とにより画像の局部的なコントラストを強調することが
できる。
【0074】さらに、コマごとにLUTの形状を変更し
なくても、ほとんどのコマで濃度的に美しく仕上げるこ
とができることが本出願人の実験により確認されてい
る。すなわち、コントラストが強いシーンを基準に定め
たLUTのγ設定において、コントラストが通常ないし
弱いシーンを処理しても、LPFのサイズが大きければ
ボケ画像信号がフラットな形状になるため、不自然さが
発生しにくくなるという性質がある。この結果、面露光
系では主要な被写体を適切な仕上がり濃度にするため
に、例えば平均濃度から決定される露光時間を平均濃度
と主要被写体濃度との差に対応して大きく補正する必要
があるケースが多いのに対して、本発明による方法では
僅かな補正により十分良好な再生画像を得ることができ
る。
【0075】さらに、本発明の第1の実施の形態におい
ては、プレスキャンを行うことなくフィルム6からの画
像の読取りを1回行うのみで画像信号の処理を行うこと
ができるため、画像の処理を高速に行うことができる。
また、読取りを1回だけ行えばよいため、上述した特開
昭58-66929号、特開昭64-35542号、特公昭64-10819号な
どの記載された装置のように、スキャン時と露光時との
間でフイルムを移動させる必要がなく、これにより画像
信号とマスク信号との間で移動量誤差によるずれがなく
なり、常に良好な再生画像を得ることができる。
【0076】次いで、本発明による画像再生装置の第2
実施の形態について説明する。
【0077】図7は本発明による画像再生装置の第2の
実施の形態を表す図である。図7に示すように本発明の
第2の実施の形態による画像再生装置は、第1の実施の
形態による画像再生装置と同様に、画像読取部1Aと画
像処理部1Bとからなるもので、画像読取部1Aは第1
の実施の形態における画像読取部1Aと同じである。同
一の要素には、同一の参照符号を付してある。
【0078】一方、画像処理部1Bは、CCD8におい
て検出されたRGB3色の画像信号を増幅するためのア
ンプ10と、増幅された画像信号をデジタル画像信号にA
/D変換するためのA/D変換手段11と、デジタル画像
信号を濃度信号に変換するためのルックアップテーブル
(LUT)12と、濃度変換されたデジタル画像信号をR
GBの3色の間で切り替える切替器41と、RGBの色ご
とに濃度変換されたデジタル画像信号を被写体輝度に変
換するLUT42R,42G,42Bと、記憶するフレームメ
モリ43R,43G,43Bと、このフレームメモリ43R,43
G,43Bからの出力に周辺減光補正信号を加えるための
加算器44R,44G,44Bと、加算された信号のコントラ
ストを補正するためのLUT45R,45G,45Bと、コン
トラストが補正された信号をD/A変換するためのD/
A変換器46R,46G,46Bと、LUT45R,45G,45B
とD/A変換器46R,46G,46Bの間にあってコントラ
ストが補正された信号をD/A変換するためのもう一組
のD/A変換器47と、そのD/A変換器47の出力を表示
するためのモニタ用ディスプレイ48と、画像読取部1A
のCPU26の出力に応じて選択される複数の異なる周辺
減光補正用データを記憶した周辺減光補正用メモリ49
a,49b,49cと、それら周辺減光補正用メモリ49a,
49b,49cをCPU26の出力に応じて選択するように切
り替える切替器50からなるものである。
【0079】ここで、濃度変換されたデジタル画像信号
を被写体輝度に変換するLUT42R,42G,42Bは、図
8に示すような階調曲線を与えるテーブルデータを記憶
するものであり、入力される信号値(濃度)が大きい程
出力される信号値(被写体輝度)が大きくなる非線形と
なるような特性となっており、フイルム特性曲線の非直
線性を補正するLUTである。そしてこれにより露光の
オーバー/アンダーに拘らず周辺減光補正をすることが
できる。
【0080】また、前記周辺減光補正用メモリ49a,49
b,49cは、異なる周辺減光の強さを補正する異なる補
正データをもったメモリであって、周辺減光の強さにつ
いての情報をフイルム6から読み取った磁気ヘッド25か
らの信号を受けたCPU26の指示にしたがって切り替え
られる切替器50によって、最適なメモリ49a,49b,49
が選択され、そのデータが加算器44R,44G,44Bに入
力される。
【0081】そのようにして補正データが加算された信
号はコントラストを補正するためのLUT45R,45G,
45Bを通して、D/A変換器46R,46G,46BとD/A
変換器47を介して一つにモニタ用ディスプレイ48に表示
され、もう一つはプリンタに出力される。モニタ48によ
って周辺減光の補正が適性であると確認されれば、プリ
ンタによって周辺減光の補正された写真プリントを得る
ことができる。
【0082】このようにして、周辺減光補正用メモリ49
a,49b,49cまたはデジタル画像信号を被写体輝度に
変換するLUT42R,42G,42Bにいずれによっても、
周辺減光の補正を行ない、周辺減光のない、あるいは修
正され低減された再生画像を得ることかできる。
【0083】周辺減光補正用メモリ49a,49b,49cと
LUT42R,42G,42Bは、いずれか一方によって周辺
減光の補正を行なうことができる。
【0084】次いで、本発明の第3の実施の形態につい
て説明する。
【0085】図9は本発明による画像再生装置の第3の
実施の形態を表す図である。図9に示すように本発明の
第3の実施の形態による画像再生装置は、CRTを照明
光源として写真フイルムの画像を感光材料に焼き付ける
プリンタにおいて、強さのことなる周辺減光を補正する
ための数種類のCRTの発光パターンを予め記憶してお
き、周辺減光の強さについての情報を写真フイルムから
読み取って、その読み取った信号によって最適な補正用
の発光パターンを選択し、これにより自動的に周辺減光
の補正を行なうようにしたものである。
【0086】図9に示す画像再生装置の第3の実施の形
態においては、CRT60のフェースプレートにネガキャ
リア62に挟持されたネガフイルム61が密接して支持さ
れ、ネガフイルム61上の画像がCRT60を照明光源とし
て結像レンズ63によりプリント用のカラー印画紙65上に
結像され、カラー印画紙65にフイルム61の画像が焼き付
けられる。図では、簡単のため、カラーフィルタ等の補
正手段は省略して示してある。露光されたカラー印画紙
65は現像処理機70に送られ、通常の方法で現像、定着、
水洗がなされた後、切断されて最終プリント66として排
出される。
【0087】前述の各実施の形態と同様に、フイルム61
には撮影条件に起因する周辺減光の強さについての情報
が記録されており、そのフイルム61から磁気ヘッド67に
よって周辺減光の強さに対応する信号を読み取り、それ
をCPU68に入力するようになっている。CRT60は、
フイルム61から磁気ヘッド67によって読み取った周辺減
光の強さに対応する信号を受けたCPU68により制御さ
れるドライバ69により、最適の補正パターンで発光する
ように駆動される。
【0088】したがって、CRT60は、周辺減光を補正
する最適の補正パターンで発光し、カラー印画紙65には
周辺減光の補正された画像が露光、記録され、周辺減光
の補正されたカラープリント66を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像再生装置の第1の実施の形態
を表す図
【図2】LUT17のγ特性を表す図
【図3】LUT19のγ特性を表す図
【図4】ローパスフィルタを表す図
【図5】本発明による画像再生装置において行われる処
理を説明するための図
【図6】現像部の実施の形態を表す図
【図7】本発明による画像再生装置の第2実施の形態を
表す図
【図8】階調曲線の例を表す図
【図9】本発明による画像再生装置の第3実施の形態を
表す図
【符号の説明】
2 光源 3 調光部 4 RGBフィルタ 5 ミラーボックス 6 フイルム 7 レンズ 8,8A,8B CCD 10,10A,10B アンプ 11,11A,11B A/D変換器 12,12A,12B,17,19 LUT 13R,13G,13B,40R,40G,40B,45R,45G,45
Bフレームメモリ 14,15 MTX 16 ローパスフィルタ(LPF) 18 減算手段 20,21 D/A変換器 22 モニタ 41 切替器 42R,42G,42B 被字体輝度変換LUT 43R,43G,43B フレームメモリ 44R,44G,44B 加算器 49a,49b,49n 周辺減光補正用メモリ 50 切替器 60 CRT 61 ネガフイルム 65 カラー印画紙 100 現像部

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フイルム上の写真画像から可視像を
    再生する画像再生方法において、 撮影時に前記写真フイルムに周辺減光の強さに対応する
    情報を記憶し、 再生時に前記情報を読み取り、前記周辺減光の強さに対
    応する周辺減光補正を行なって可視像を再生することを
    特徴とする画像再生方法。
  2. 【請求項2】 前記画像再生方法が、前記写真フイルム
    から画像を読み取って写真画像を表すデジタル画像信号
    を得た後、該デジタル画像信号から可視像を再生する画
    像再生方法であって、 前記周辺減光補正が、前記デジタル画像信号に前記周辺
    減光の強さに対応する補正を施す周辺減光補正処理であ
    ることを特徴とする請求項1記載の画像再生方法。
  3. 【請求項3】 前記デジタル画像信号から可視像を再生
    する画像再生方法が、該デジタル画像信号により変調さ
    れた光を感光材料に露光することにより、該感光材料に
    可視像を再生する方法であることを特徴とする請求項2
    記載の画像再生方法。
  4. 【請求項4】 前記デジタル画像信号から可視像を再生
    する画像再生方法が、該デジタル画像信号により変調さ
    れた映像信号をCRT上に表示することにより、該CR
    T上に可視像を再生する方法であることを特徴とする請
    求項2記載の画像再生方法。
  5. 【請求項5】 前記周辺減光補正処理が、前記デジタル
    画像信号から可視像を再生する処理工程において、予め
    用意された複数種類の周辺減光補正用の信号の中から、
    前記周辺減光の強さに対応する周辺減光補正用の信号を
    前記デジタル画像信号に加算するものであることを特徴
    とする請求項2,3または4記載の画像再生方法。
  6. 【請求項6】 前記周辺減光補正用の信号を加算される
    前記デジタル画像信号が、濃度信号であることを特徴と
    する請求項5記載の画像再生方法。
  7. 【請求項7】 前記周辺減光補正用の信号を加算される
    前記デジタル画像信号が、濃度信号を被写体輝度信号に
    変換した信号であることを特徴とする請求項5記載の画
    像再生方法。
  8. 【請求項8】 前記複数種類の周辺減光補正用の信号
    が、前記デジタル画像信号から可視像を再生する処理工
    程において使用されるルックアップテーブルとして予め
    用意されたものであることを特徴とする請求項5記載の
    画像再生方法。
  9. 【請求項9】 前記画像再生方法が、前記写真フイルム
    をCRTで照明し、該写真フイルムを透過した光を感光
    材料に露光することにより、該感光材料に可視像を再生
    する方法であって、 前記周辺減光補正が、前記CRTの発光パターンを前記
    周辺減光の強さに対応して補正するものであることを特
    徴とする請求項1記載の画像再生方法。
  10. 【請求項10】 前記周辺減光補正が、予め用意された
    複数種類の前記CRTの発光パターンの中から、前記周
    辺減光の強さに対応する発光パターンを選択するもので
    あることを特徴とする請求項9記載の画像再生方法。
  11. 【請求項11】 前記周辺減光の強さに対応する情報
    が、撮影に使用されたカメラレンズの周辺減光の強さに
    対応する情報であることを特徴とする請求項1から10
    いずれか1項に記載の画像再生方法。
  12. 【請求項12】 前記周辺減光の強さに対応する情報
    が、撮影に使用されたストロボの周辺減光の強さに対応
    する情報であることを特徴とする請求項1から10いず
    れか1項に記載の画像再生方法。
  13. 【請求項13】 前記周辺減光の強さに対応する情報
    が、撮影時にストロボが使用されたか否かに対応する情
    報であることを特徴とする請求項1から10いずれか1
    項に記載の画像再生方法。
  14. 【請求項14】 写真フイルム上の写真画像から可視像
    を再生する画像再生装置において、 前記写真フイルムに撮影時に記録された周辺減光の強さ
    に対応する情報を読み取って、再生時に前記周辺減光の
    強さに対応する周辺減光補正を行なう周辺減光補正手段
    を備えたことを特徴とする画像再生装置。
  15. 【請求項15】 前記画像再生装置が、前記写真フイル
    ムから画像を読み取って写真画像を表すデジタル画像信
    号を得た後、該デジタル画像信号から可視像を再生する
    画像再生装置であって、 前記周辺減光補正手段が、前記デジタル画像信号に前記
    周辺減光の強さに対応する補正を施すものであることを
    特徴とする請求項14記載の画像再生装置。
  16. 【請求項16】 前記デジタル画像信号から可視像を再
    生する画像再生装置が、該デジタル画像信号により変調
    された光を感光材料に露光することにより、該感光材料
    に可視像を再生する装置であることを特徴とする請求項
    15記載の画像再生装置。
  17. 【請求項17】 前記デジタル画像信号から可視像を再
    生する画像再生装置が、該デジタル画像信号により変調
    された映像信号をCRT上に表示することにより、該C
    RT上に可視像を再生する装置であることを特徴とする
    請求項15記載の画像再生装置。
  18. 【請求項18】 前記周辺減光補正手段が、前記デジタ
    ル画像信号から可視像を再生する処理工程において、予
    め用意された複数種類の周辺減光補正用の信号の中か
    ら、前記周辺減光の強さに対応する周辺減光補正用の信
    号を前記デジタル画像信号に加算するものであることを
    特徴とする請求項15,16または17記載の画像再生
    装置。
  19. 【請求項19】 前記周辺減光補正用の信号を加算され
    る前記デジタル画像信号が、濃度信号であることを特徴
    とする請求項18記載の画像再生装置。
  20. 【請求項20】 前記周辺減光補正用の信号を加算され
    る前記デジタル画像信号が、濃度信号を被写体輝度信号
    に変換した信号であることを特徴とする請求項18記載
    の画像再生装置。
  21. 【請求項21】 前記複数種類の周辺減光補正用の信号
    が、前記デジタル画像信号から可視像を再生する処理工
    程において使用されるルックアップテーブルとして予め
    用意されたものであることを特徴とする請求項18記載
    の画像再生装置。
  22. 【請求項22】 前記画像再生装置が、前記写真フイル
    ムをCRTで照明し、該写真フイルムを透過した光を感
    光材料に露光することにより、該感光材料に可視像を再
    生する装置であって、 前記周辺減光補正手段が、前記CRTの発光パターンを
    前記周辺減光の強さに対応して補正するものであること
    を特徴とする請求項14記載の画像再生装置。
  23. 【請求項23】 前記周辺減光補正手段が、予め用意さ
    れた複数種類の前記CRTの発光パターンの中から、前
    記周辺減光の強さに対応する発光パターンを選択するも
    のであることを特徴とする請求項22記載の画像再生装
    置。
  24. 【請求項24】 前記周辺減光の強さに対応する情報
    が、撮影に使用されたカメラレンズの周辺減光の強さに
    対応する情報であることを特徴とする請求項14から2
    3いずれか1項に記載の画像再生装置。
  25. 【請求項25】 前記周辺減光の強さに対応する情報
    が、撮影に使用されたストロボの周辺減光の強さに対応
    する情報であることを特徴とする請求項14から23い
    ずれか1項に記載の画像再生装置。
  26. 【請求項26】 前記周辺減光の強さに対応する情報
    が、撮影時にストロボが使用されたか否かに対応する情
    報であることを特徴とする請求項14から23いずれか
    1項に記載の画像再生装置。
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