JPH0817108B2 - フラットケーブルとコネクタの接続方法 - Google Patents

フラットケーブルとコネクタの接続方法

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JPH0817108B2
JPH0817108B2 JP1262572A JP26257289A JPH0817108B2 JP H0817108 B2 JPH0817108 B2 JP H0817108B2 JP 1262572 A JP1262572 A JP 1262572A JP 26257289 A JP26257289 A JP 26257289A JP H0817108 B2 JPH0817108 B2 JP H0817108B2
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紅三 河野
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、フラットケーブルとコネクタを接続する方
法に関する。
【従来の技術】
従来におけるフラットケーブルと、このフラットケー
ブルが電気的に接続されるコネクタの構成が第15図から
第24図に示されている。このうち第15図から第17図はそ
れぞれフラットケーブルを示しており、第15図は平面
図、第16図は正面図、第17図は右側面図である。また、
第18図から第20図はそれぞれコネクタを示しており、第
18図は平面図、第19図は正面図、第20図は第19図のXX−
XX線断面図である。 図示するように、このフラットケーブル50は、薄い帯
状に形成された3本の芯線51(一般的に銅または銅合金
からなる)と、その周囲に接着された樹脂製の被覆材52
とから構成されている。このフラットケーブル50の端部
は、コネクタとの接合前にカッター等の工具で被覆材52
が機械的に除去されて図示のように形成される。一方、
コネクタ53は、樹脂成形された保持体55と、これも銅ま
たは銅合金の端子54とから構成されている。これは、イ
ンサート成形を行なうか、または、保持体55を単体で成
形した後にその内部に端子54を圧入して製造される。こ
の端子54は、フラットケーブル50の芯線51と同数のもの
がこれと同一ピッチで配置されている。図に示すよう
に、一般的にその板幅は芯線51と略同一で板厚は芯線51
よりも厚く形成されている。 第21図から第24図はフラットケーブル50とコネクタ53
の接合状態を示しており、第21図は平面図、第22図は正
面図、第23図は第22図のXXIII−XXIII線断面図、第24図
は第22図のXXIV−XXIV線断面図である。以上のような構
成の場合、芯線51と端子54の接合部56は、スポット溶
接、超音波溶接、またははんだ付けなどで構成されてい
る。
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述のように、芯線を露出させるためにカ
ッター等の工具を用いていたのでは、その工具を定期的
に交換しなければならない。また、芯線の回りの被覆材
を除去する際に、芯線上に被覆材が一部残存したり、芯
線に傷が付いたりすることがあり、そのような場合、フ
ラットケーブルとコネクタの接合性が低下し、ひいては
接合部の信頼性が低下する。また、フラットケーブル50
は長くて柔軟性を有しており、動き易いため、接合部56
付近に無理な力が加わって、コネクタ端子54に比較して
板厚の薄いフラットケーブル50の芯線51が破断すること
がある。 したがって、本発明の解決すべき技術的課題は、被覆
材の除去状態を良好にしてフラットケーブルとコネクタ
の接合性を向上させるとともに、ケーブルが動いても芯
線が破断するのを防止して接合部の信頼性を向上させる
ことにある。
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するため、本発明によれば、フ
ラットケーブルの芯線の端部を覆う被覆材の一方の表面
を、レーザー光の照射によって除去してコネクタの端子
に沿う形状の端子装着溝を形成する一方、芯線の端部を
覆う被覆材の他方の表面をレーザー光の照射によって除
去して芯線の露出部を形成し、さらに、端子装着溝にコ
ネクタの端子を挿入して上記芯線と当接させた状態で、
露出部側からレーザー光を照射してフラットケーブルの
芯線とコネクタの端子を接合することを特徴とするフラ
ットケーブルとコネクタの接続方法が提供される。
【作用・効果】
上記構成においては、フラットケーブルの端部の一方
の表面にはレーザー光の照射によって端子装着溝が形成
され、他方の表面には芯線の露出部が形成される。レー
ザー加工では、その焦点の位置や出力を任意に設定する
ことができるから、芯線を完全に残した状態で被覆材の
みを除去することは容易である。したがって、フラット
ケーブルに形成された端子装着溝のコネクタの端子を挿
入することにより、芯線と端子とは完全に面接触する。 次に、フラットケーブルと端子をこのように組み合わ
せた状態で露出部側からレーザー光が照射され、芯線と
端子が接合される。被覆材から芯線が露出しているため
レーザー光の照射が容易であり、接合を確実に行なうこ
とができる。 また、この方法で接合を行なえば、フラットケーブル
の被覆材を除去するのがカッター等の工具を使用する場
合よりも効率よく行なえるのに加え、被覆材の除去と、
芯線と端子の接合とを同じ種類の加工方法で行なえるか
ら、作業効率が大幅に向上する。その上、コネクタの端
子がフラットケーブルの端子装着溝にはまり込んで位置
決めが容易に行なえるから、接合を自動化するのも容易
である。そして、フラットケーブルが端子に対して位置
決めされている関係で、接合後にフラットケーブルが動
いたとしても接合部に加わる負荷が減少し、破断や損傷
が防止されて接合の信頼性が向上する。
【実施例】
以下に、第1図から第14図に示した本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。 まず、第1図から第9図に示した第1実施例について
説明する。第1図はフラットケーブル1の被覆材3の端
部の除去状態を示す断面図である。4はレーザー光を示
しており、図示するように、その焦点6が集光レンズ5
の位置設定により被覆材3から一定の距離の所に置か
れ、且つ、その出力が弱められた状態に調整されること
で、レーザー光照射部7が受けるエネルギが制限されて
いる。レーザー光4の状態をこのように調整すれば、芯
線2には何等の損傷も与えられることなく、被覆材3の
みが溶融して蒸発する。このレーザー光4の照射状態に
おいて、レーザー光4とフラットケーブル1とを、芯線
2に沿った方向へ相対的に移動させることにより、フラ
ットケーブル1は、被覆材3が第2図から第4図に示す
ような状態で除去される。第2図は被覆材3が除去され
た状態のフラットケーブル1の平面図、第3図は第2図
のIII−III線断面図、第4図は右側面図である。図示す
るように、このフラットケーブル1は3本の芯線2を有
しており、被覆材3は、その両面共が芯線2に沿って除
去されていて、露出部8と端子装置溝9が形成されてい
る。なお、ここで用いられるレーザー光4には、樹脂に
吸収され易く、金属に対しては反射し易いものが好まし
く、一般的には、炭酸ガスレーザーが適する。 次に、フラットケーブルとコネクタの組み合わせ状態
について説明する。この状態は第5図と第6図に示され
ているが、図示するように、コネクタ10は、上記フラッ
トケーブル1の芯線2と略同一の幅を有し且つ芯線2と
同一ピッチで配置された端子11と、この端子11を突出さ
せた状態で保持する保持対12とから構成されている。し
たがってフラットケーブル1は、被覆材3が除去された
部分のどちら側でも端子装着溝9としてコネクタ10の端
子にはめ込むことができる。 フラットケーブル1の芯線2とコネクタ10の端子11を
重ね合わせた上で、芯線2の露出部8にレーザー光14を
照射した接合中の状態が第7図に示されている。図示す
るように、レーザー光14の焦点13は、集光レンズ15によ
り芯線2の表面付近またはその内部に設定されており、
同時に出力も強めに調整されることによって、レーザー
光14が照射される部分が受けるエネルギは被覆材3の除
去時よりも高められている。したがって、フラットケー
ブル1の芯線3とコネクタ10の端子11とは強力に接合さ
れる。なお、ここで用いられるレーザー光14としては、
上述の炭酸ガスレーザーでもよいし、YAG(イットリウ
ム・アルミニウム・ガーネット)レーザー等、他の種類
のものであってもよい。 このようにして接合されたフラットケーブルとコネク
タの平面図が第8図である。接合された芯線2と端子11
の1本につき、スポット状の溶接部16が2箇所設けられ
ている。なお、この溶接部16は、第9図に17で示すよう
に、レーザー光14を連続的に移動させるか、またはレー
ザー光14を固定してフラットケーブル1とコネクタ10を
同時に連続的に移動させることによって、直線状とする
こともできる。 上記構成によれば、まず、フラットケーブル1におけ
る被覆材3の除去が簡単且つ確実に行なえるとともに、
同じレーザー加工で除去と接合を行なえるため、これを
連続的に行なうように作業を自動化することも容易であ
る。そして、接合が確実であることに加え、フラットケ
ーブル1の被覆材3が芯線2をコネクタ10の端子11に対
して位置決めするようにも作用するから、仮に接合後に
フラットケーブル1が動いたとしても接合部へかかる負
荷は少なく、損傷や破断を防止することができる。すな
わち、フラットケーブル1とコネクタ10における接合の
信頼性が向上する。 次に、第10図から第14図に示した第2実施例について
説明する。第10図から第12図は第2実施例に係るフラッ
トケーブル20を示しており、第10図は平面図、第11図は
第10図のXI−XI線断面図、第12図は底面図である。図示
するように、このフラットケーブル20では、コネクタの
端子がはめ込まれる端子装着溝24は第1実施例と同様に
直線状に形成されているが、芯線21の露出部23が部分的
に形成された点が第1実施例のフラットケーブル1とは
異なる。このように形成されたフラットケーブル20の場
合、端子装着溝24にコネクタ26の端子28がはめ込まれ、
部分的に形成された円形の露出部23側から第7図で示し
たレーザー光14が照射される。フラットケーブルとコネ
クタの接続状態を示す第13図及びそのXIV−XIV線断面図
を示す第14図に示すように、溶接部25は露出部23内の位
置に形成されることになるが、この場合にも、第1実施
例と同じく接合を容易且つ確実に行なって、その信頼性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第9図は本発明の第1実施例に係るフラット
ケーブルとコネクタの接合方法による接合過程を示して
おり、第1図はフラットケーブルの被覆材除去時の要部
断面図、第2図は被覆材を除去後のフラットケーブルの
平面図、第3図は第2図のIII−III線断面図、第4図は
その右側面図、第5図はフラットケーブルとコネクタの
接合状態を示す平面図、第6図は第5図のVI−VI線断面
図、第7図は溶接時のフラットケーブルとコネクタの要
部断面図、第8図は溶接後の平面図、第9図は第8図の
変形例を示す平面図、第10図から第14図は本発明の第2
実施例を示し、第10図は被覆材を除去後のフラットケー
ブルの平面図、第11図は第10図のXI−XI線断面図、第12
図は底面図、第13図はフラットケーブルとコネクタの溶
接後状態を示す平面図、第14図は第13図のXIV−XIV線断
面図、第15図から第24図は従来例を示し、第15図はフラ
ットケーブルの平面図、第16図はその正面図、第17図は
右側面図、第18図はコネクタの平面図、第19図はその正
面図、第20図は第19図のXX−XX線断面図、第21図はフラ
ットケーブルとコネクタの溶接後状態を示す平面図、第
22図はその正面図、第23図は第22図のXXIII−XXIII線断
面図、第24図は第22図のXXIV−XXIV線断面図である。 1……フラットケーブル、2……芯線、3……被覆材、
4……レーザー光、5……集光レンズ、6……焦点、7
……レーザー光照射部、8……露出部、9……端子装着
溝、10……コネクタ、11……端子、12……保持体、13…
…焦点、14……レーザー光、15……集光レンズ、16,17
……溶接部、20……フラットケーブル、21……芯線、22
……被覆材、23……露出部、24……端子装着溝、25……
溶接部、26……コネクタ、27……保持体、28……端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被覆材(3)で芯線(2)を被覆してなる
    フラットケーブル(1)と、上記芯線(2)に重ねて接
    合される端子(11)を有するコネクタ(10)との接続方
    法において、 上記フラットケーブル(1)の芯線(2)の端部を覆う
    被覆材(3)の一方の表面を、レーザー光(4)の照射
    によって除去して上記コネクタ(10)の端子(11)に沿
    う形状の端子装着溝(9)を形成する一方、上記芯線
    (2)の端部を覆う被覆材(3)の他方の表面を上記レ
    ーザー光(4)の照射によって除去して芯線(2)の露
    出部(8)を形成し、 上記端子装着溝(9)に上記コネクタ(10)の端子(1
    1)を挿入して該端子(11)を上記芯線(2)に当接さ
    せた状態で、上記露出部(8)側からレーザー光(14)
    を照射して上記フラットケーブル(1)の芯線(2)と
    コネクタ(10)の端子(11)を接合することを特徴とす
    るフラットケーブルとコネクタの接続方法。
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