JPH08170855A - 消音分岐チャンバー - Google Patents

消音分岐チャンバー

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JPH08170855A
JPH08170855A JP6311717A JP31171794A JPH08170855A JP H08170855 A JPH08170855 A JP H08170855A JP 6311717 A JP6311717 A JP 6311717A JP 31171794 A JP31171794 A JP 31171794A JP H08170855 A JPH08170855 A JP H08170855A
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JP
Japan
Prior art keywords
box body
silencing
chamber
plate
duct
Prior art date
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Pending
Application number
JP6311717A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Sato
勉 佐藤
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Hazama Corp
Original Assignee
Hazama Gumi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部屋のレイアウトを変更する場合に、吹出口
の移動や増設が容易に行えて、また、吹出口毎に消音チ
ャンバーを取り付けなくても、吹出口の騒音を防止する
ことが可能で、さらに、1箇所で複数の吹出口の風量調
整が可能な消音分岐チャンバーを提供すること。 【構成】 本発明の消音分岐チャンバーは、多角柱形状
あるいは多面体形状に形成した函体と、この函体の内面
に設けた消音部材と、前記函体の所望の面板に突設し、
函体内に連通した突出部と、この突出部のなかに開閉自
在に設けたダンパーとからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和設備のチャンバ
ーに関し、詳細には、消音、風量調整および風量分岐の
機能を有する消音分岐チャンバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和設備では、例えば図5乃
至図7に示すように、空調機50に消音のためのプレナ
ムチャンバー51を接続し、このプレナムチャンバー5
1からメインダクト52を延長し、このメインダクト5
2にスパイラルダクト54を接続し、さらに、このスパ
イラルダクト54に分岐チャンバー56を介して分岐し
て、その先端で、消音チャンバー57を介して吹出口5
8を天井59に設ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の空気調和
設備では、同一フロアで部屋のレイアウトを変更する場
合に、吹出口の移動や増設が不便であるという問題があ
る。すなわち、図5の点線で囲ったA領域において吹出
口55aを移動する場合、吹出口55aはスパイラルダ
クト54aや54cを他の吹出口と共有しているため、
他の吹出口の配置に影響を及ぼさない範囲で移動する
か、あるいは、これら共有のスパイラルダクト54a,
54cも移動して配置し直さなければならない。また、
吹出口の増設を行う場合には、メインダクト52やスパ
イラルダクト54の途中を切断したり、または開口部を
設けたりして、分岐を行わなければならず、手間が掛か
り不便である。
【0004】また従来の空気調和設備では、吹出口の騒
音を防止するためには、各吹出口に消音チャンバーを設
けなければならず、これらの消音チャンバーの取付けに
手間が掛かると共に、消音チャンバー自体の費用が設備
工事のコストを上昇させるという問題がある。
【0005】さらに、各吹出口からの風量の調整は、フ
ロアの全領域の多数の箇所に配置された吹出口毎に、ダ
ンパーを調整して行っているため、その調整作業が煩雑
であるという問題もあった。
【0006】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであり、その目的は、部屋のレイアウトを変更
する場合に、吹出口の移動や増設が容易に行えて、ま
た、吹出口毎に消音チャンバーを取り付けなくても、吹
出口の騒音を防止することが可能で、さらに、1箇所で
複数の吹出口の風量調整が可能な消音分岐チャンバーを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的に鑑
みてなされたものであって、その要旨は、多角柱形状あ
るいは多面体形状に形成した函体と、この函体の内面に
設けた消音部材と、前記函体の所望の面板に突設し、函
体内に連通した突出部と、この突出部のなかに開閉自在
に設けたダンパーとからなる消音分岐チャンバーにあ
る。
【0008】ここで、多角柱形状あるいは多面体形状に
形成した函体とは、4面体以上の多面体としても良く、
あるいは天板と底板とを3角形以上の多角形に形成し、
この多角形の各辺を矩形の側板で接合して形成しても良
い。また、函体の内面に設けた消音部材とは、グラスウ
ールあるいはポリスチレンフォーム等の多孔質体と、こ
の多孔質体の表全面に固定された布等の薄層体と、必要
に応じて、この薄層体の上に固定された金網、銅網ある
いはカラー金網(被覆金網)等の網状体とから形成して
も良い。これら多孔質体、薄層体および網状体の固定
は、天板1b、底板1cおよび側板1aの内側全面に突
設したビス、針金、くぎ、あるいは、その他の金物等
を、これら全ての材料に貫通して先端を曲げることによ
って行うことができる。
【0009】また、突出部は、函体の所望個数の面板に
突設することができる。
【0010】
【作用】本発明の消音分岐チャンバーは、多角柱形状あ
るいは多面体形状に形成した函体の所望個数の面板に、
開閉自在なダンパーを備えた突出部を突設し、この突出
部に空調機から連通するメインダクトを接続したり、ま
た、分岐ダクト(フレキシブルダクト)を介して複数の
吹出口に連通する。この複数の吹出口の風量調整や消音
は、この消音分岐チャンバーにおいて行われ、部屋のレ
イアウトを変更する場合には、突出部に分岐ダクトを新
たに設けて延長したり、突出部に設けられた既存の分岐
ダクトを取り除いたりする。
【0011】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。
【0012】図1は、本発明の消音分岐チャンバーの平
面図であり、図2は、図1の消音分岐チャンバーを一点
鎖線の方向から見た側面図であり、図3は、図1におけ
る一部の突出部を示す斜視図である。図1の消音分岐チ
ャンバーは、八角柱形状に形成した函体1と、この函体
1の内面に貼着した消音部材2と、函体側壁1aに突設
し、函体1の内部に連通した突出部3,4と、この突出
部3,4のなかに開閉自在に設けたダンパー6とからな
る。
【0013】ここで、函体1は、八角形の天板1bおよ
び底板1cが相互に平行に離隔して設けられ、それぞれ
相互に連結した八枚の側板1aが、天板1bおよび底板
1cの各辺を連結して、八角柱形状に形成してなる。な
お、この側板1aには後述する突出部3,4を連通させ
るための開口(図示せず)が形成されている。
【0014】また、消音部材2は、前記した天板1b、
底板1cおよび側板1aの内側全面に固定された厚さ2
5〜50mm程度のグラスウール(図示せず)と、このグ
ラスウールの表全面に固定された布(図示せず)と、必
要に応じて、この布の上に固定された金網(図示せず)
とからなる。これらグラスウール、布および金網の固定
は、天板1b、底板1cおよび側板1aの内側全面に突
設したビスを、これら全ての材料に貫通して先端を曲げ
ることによって行う。この消音部材2によって、後述す
る吹出口、すなわち複数方向に延長したフレキシブルダ
クト先端に設けられた吹出口に、それぞれ個別に消音チ
ャンバーを設けなくても、吹出口の騒音を防止すること
が可能になる。
【0015】更に、突出部3は、8つの側板1aのうち
一つ置きに、4つの側板1aの開口に角ダクト3aを連
通するように固定し、この角ダクト3aの端部に、閉鎖
用プレート3d、あるいは吹出口11(図4参照)に連
通するダクト孔3cが形成されたダクト連通用プレート
3bを設ける。また、残りの4つの側板1aの開口に
は、突出部4として丸ダクトを連通するように固定す
る。
【0016】ダンパー6は、突出部3,4の内側に、複
数の軸6bによってそれぞれ回動自在に固定された複数
の翼6aからなり、これら翼6aを回動することによっ
て突出部3,4の内側を開放したり、あるいは閉鎖す
る。この翼6aの回動手段としては、例えば、図2に示
したように、底板1cに固定したウォームギア7bと、
このウォームギア7bを手動で回転するためのハンドル
7aと、翼6aを回転するために軸6bに設けたウォー
ムギア7dと、このウォームギア7dと7bとの間で回
転動を伝達するための曲折自在な伝達手段7c、例え
ば、フレキシブル管またはシャフト等からなる。かよう
に、それぞれの突出部3,4に設けられたダンパー6
と、翼6aの回動手段7とにおいて、ハンドル7aを回
転すると、その回転力はウォームギア7bによって伝達
手段7cを介してウォームギア7dに伝達され、このウ
ォームギア7dによって翼6aを軸6bまわりに回動し
て、突出部3,4の内側のダンパーを開閉することがで
きる。
【0017】したがって、本発明の消音分岐チャンバー
10に、フレキシブルダクト12を介して連通した複数
の吹出口11の風量調整は、従来のように複数箇所の吹
出口のチャンバー毎に行う必要が無く、消音分岐チャン
バー10の設けられた一箇所で行うことができる。
【0018】次に、本発明の消音分岐チャンバー10を
用いた空気調和システムを図4の概略配置図を参照して
説明する。図4に示した空気調和システムでは、二台の
空調機20a,20bを備え、それぞれからメインダク
ト21を延長し、それぞれ消音分岐チャンバー10a,
10eを介して、消音分岐チャンバー10b,10fま
で連通する。さらに消音分岐チャンバー10aと10e
とは、消音分岐チャンバー10cを介してメインダクト
22で連通し、同様に消音分岐チャンバー10bと10
fとも、消音分岐チャンバー10dを介してメインダク
ト22で連通する。かようにメインダクト21,22が
連通した六個の消音分岐チャンバー10a〜10fのそ
れぞれ四個の突出部4には、それぞれフレキシブルダク
ト12を連通し、その先端に吹出口11を設ける。
【0019】上記の消音分岐チャンバー10dにはメイ
ンダクト22も、フレキシブルダクト12も接続してい
ない二個の突出部3があり、これらの突出部3には閉鎖
用プレート3dが固定されている。したがって、消音分
岐チャンバー10dに、吹出口を増設する場合には、こ
の閉鎖用プレート3dを外して、ダクト連通用プレート
3bを固定すれば、ここにフレキシブルダクト23を容
易に取り付けることができ、その先端に吹出口24を設
けることができる。また、消音分岐チャンバー10b,
10c,10fの残りの二個の突出部3や、消音分岐チ
ャンバー10a,10eの残りの一個の突出部3にも、
同様に閉鎖用プレート3dが固定されており、吹出口の
増設時には、同様にすれば、フレキシブルダクト12を
連通して吹出口を容易に増設することができる。さら
に、吹出口を移動する場合、図4の消音分岐チャンバー
10bの吹出口11のように、それぞれ既設のフレキシ
ブルダクト12のみを取り替えるか、あるいは延長する
だけで、吹出口11から吹出口13へ移動することがで
きる。更にまた、吹出口を削減する場合には、突出部3
または4に閉鎖用プレートを固定すれば良い。
【0020】なお、図4に示したように、一系統の空気
調和システムに二台の空調機20a,20bを備え、そ
れぞれから延長しているメインダクト21間を、メイン
ダクト22によって連通すると、一方の空調機が故障し
ても、他方の空調機によって、その系統全領域の空気調
和を行うことが可能になる。この場合、空調機20a,
20bのそれぞれの負荷値を、この空気調和システムが
設置されている全領域の必要負荷値と同じ値に設定(す
なわち空調機20aと20bとの負荷値の和を必要負荷
値の2倍に設定)すると、一方の空調機によって、その
系統全領域の必要負荷値を満たす空気調和を行うことが
可能になる。
【0021】
【発明の効果】本発明の消音分岐チャンバーにおいて、
函体を多角柱形状あるいは多面体形状に形成し、所望の
面板に、開閉自在なダンパーを備えた突出部を突設し、
この突出部に分岐ダクト(フレキシブルダクト)を介し
て吹出口を設けるので、従来のように吹出口毎に複数箇
所で風量調整を行なう必要が無く、消音分岐チャンバー
から分岐している吹出口の風量調整は、この消音分岐チ
ャンバーの設置箇所において一度に行うことができる。
【0022】また、本発明の消音分岐チャンバーによれ
ば、内面に消音部材が設けられている函体に、分岐ダク
トを介して複数の吹出口を連通したので、従来のように
複数の吹出口にそれぞれ個別に消音チャンバーを設けな
くとも、複数の吹出口の騒音を防止することが可能にな
る。
【0023】さらに、本発明の消音分岐チャンバーは、
函体を多角柱形状あるいは多面体形状に形成し、所望の
面板に分岐ダクトを接続可能にしたので、吹出口の増設
が容易に行える。また、吹出口毎に、専用の分岐ダクト
で連通、すなわち、従来のように複数の吹出口で分岐ダ
クトを共通に使用せず、さらに、分岐ダクトに、ただ単
なる吹出口(消音チャンバーや風量調節手段を備えてい
ない吹出口)を直接に接続するので、部屋のレイアウト
を変更する場合には、分岐ダクトを延長・短縮するだけ
で吹出口の移動ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の消音分岐チャンバーの平面図である。
【図2】図1の消音分岐チャンバーを一点鎖線の方向か
ら見た側面図である。
【図3】図1において一部の突出部を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の消音分岐チャンバーを用いた空気調和
システムの概略配置図である。
【図5】従来の空気調和システムの概略配置図である。
【図6】図5の空気調和システムの天井吹出部分の側面
図である。
【図7】図5の空気調和システムの空調機近傍の斜視図
である。
【符号の説明】
1 函体 2 消音部材 3 突出部 4 突出部 6 ダンパー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多角柱形状あるいは多面体形状に形成し
    た函体と、この函体の内面に設けた消音部材と、前記函
    体の所望の面板に突設し、函体内に連通した突出部と、
    この突出部のなかに開閉自在に設けたダンパーとからな
    る消音分岐チャンバー。
JP6311717A 1994-12-15 1994-12-15 消音分岐チャンバー Pending JPH08170855A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6311717A JPH08170855A (ja) 1994-12-15 1994-12-15 消音分岐チャンバー

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JP6311717A JPH08170855A (ja) 1994-12-15 1994-12-15 消音分岐チャンバー

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JPH08170855A true JPH08170855A (ja) 1996-07-02

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JP (1) JPH08170855A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003035447A (ja) * 2001-07-23 2003-02-07 Sanki Eng Co Ltd 空気調和機の省エネルギシステム
JP2009092332A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Toyota Motor Corp 建物の空調設備
JP2014043955A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Azbil Corp ループダクトシステム

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